JPH0666708U - 簡易マスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】マスクの顔面当接面若しくは顔面当接面と耳掛
けバンドの伸びを良好にして、顔面に圧迫感を又耳に負
担をかけず、特に顔面当接面と顔面との間にガーゼ等を
介装した場合にも息苦しくなく、発声にも障害を与えな
いところの安価な簡易マスクを提供することを目的とす
る。 【構成】ポリエステル８０％程度以上の繊維を含む一枚
の不織布若しくは織布を基材として、顔面当接面１とそ
の左右に耳掛けバンド２で囲まれた耳掛け穴３を開設す
べく打ち抜き形成するとともに、左右の耳掛けバンド２
と顔面当接面１の全面又は中央部に、縦方向に拡幅する
プリーツ４が加工形成されていることを特徴とする構成
であり、プリーツ４は断面形状を凹型としたもの、断面
形状を蟻溝型としたもの、断面形状を鋸歯型のものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、食品工場、給食室、病院、塗装工場等の場所で使用される使い捨て の簡易マスクに関するものである。

【０００２】

【従来の技術と解決すべき課題】

従来の簡易マスクは単に不織布を顔面上下方向に伸びるようにマスク形に打ち 抜き形成するものであるが、耳掛け部分で伸び難く、マスクを掛けた場合、顔面 に圧迫感を与えるだけでなく、長時間使用時には耳部に負担をかけて疼痛を与え 、特に顔面当接面にガーゼ等を介装した場合は、息苦しくなったり発声に障害を 与える等の欠点があり、その解決が課題であった。

【０００３】 本考案は、マスクの顔面当接面若しくは顔面当接面と耳掛けバンドの伸びを良 好にして、顔面に圧迫感を又耳に負担をかけず、特に顔面当接面と顔面との間に ガーゼ等を介装した場合でも息苦しくなく、発声にも障害を与えないところの安 価な簡易マスクを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するために為されたものであって、ポリエステル８０ ％程度以上を含む不織布若しくは織布を基材として用い、顔面当接面１とその左 右に耳掛けバンド２で囲まれた耳掛け穴３を開設すべく打ち抜き形成するととも に、左右の耳掛けバンド２を含む顔面当接面１に、縦方向に拡幅するプリーツ４ が加工形成されていることを特徴とする簡易マスクの構成を要旨とするものであ る。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した簡易マスクは、顔面当接面１及び耳掛けバンド２に顔面 縦方向に伸びるプリーツを形成したことにより、いずれも顔面にフィットすべく 伸びるようになり、顔面当接状態及び耳掛け状態に無理や圧迫感が解消され、ゆ とりのある装着を可能とするだけでなく、顔面当接面にガーゼ等を介装しても窮 屈さがなく息苦しさが解消でき、自由に且つ正確な発声を可能とする。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の簡易マスクの実施例を一部省略して示した正面図、図２は図１ のＡ−Ａ線における拡大断面図であって、三種類のプリーツを示すものであり、 図３は他の実施例の正面図である。

【０００７】 第一の実施例の簡易マスクは、ポリエステル８０％程度以上の繊維を含む一枚 の不織布若しくは織布を基材として、顔面当接面１とその左右に耳掛けバンド２ で囲まれた耳掛け穴３を開設すべく打ち抜き形成するとともに、左右の耳掛けバ ンド２と顔面当接面１の全面又は中央部に、縦方向に拡幅するプリーツ４が加工 形成されていることを特徴とする構成であり、プリーツ４は、図２のａに示すよ うに断面形状を凹型としたもの、図２のｂに示すように断面形状を蟻溝型とした もの、図２のｃに示すように、断面形状を波型のもの等があるが、これらに限定 されるものではない。

【０００８】 上記実施例の簡易マスクは、不織布若しくは織布を基材として、耳掛け穴３と マスク輪郭形状に打ち抜いた後又は同時に、所定位置にプリーツを４を形成する か、予めプリーツ４を加工形成した基材から、耳掛け部を含むマスク全体形状に 打ち抜き形成することにより製作される。

【０００９】 図２は他の実施例であって、耳掛けバンド２がゴムで形成され、顔面当接面１ の中央部のみがプリーツ４で縦方向に拡幅するように加工形成されたところの簡 易マスクである。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明した本考案の簡易マスクによれば、顔面当接面１及び耳掛けバンド２ に顔面縦方向に伸びるプリーツを形成したことにより、顔面にフィットすべく顔 面当接面及び耳掛けバンド部分においてプリーツ部分が伸びるようになり、顔面 当接状態及び耳掛け状態に無理がかからず圧迫感が解消され、ゆとりのある装着 を可能とするだけでなく、顔面当接面にガーゼ等を介装しても窮屈さがなく、息 苦しさが解消でき、自由に且つ正確な発声を可能として、聞き取りやすい声で会 話することができる。

【００１１】 また不織布又は織布からなる一枚の基材にプリーツ加工を行い、マスク形状に 打ち抜いて製作できるから、材料費も加工賃も安価であり、低価格で使い捨ての 簡易マスクを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係る簡易マスクの一部省略
して示した正面図である。

【図２】図２のＡ−Ａ線部分の断面であってプリーツの
三例である。

【図３】本考案の他の実施例に係る簡易マスクの正面図
である。

【符号の説明】

１ 顔面当接面 ２ 耳掛けバンド ３ 耳掛け穴 ４ プリーツ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ポリエステル８０％程度以上を含む不織
   布若しくは織布を基材として用い、顔面当接面１とその
   左右に耳掛けバンド２で囲まれた耳掛け穴３を開設すべ
   く打ち抜き形成するとともに、左右の耳掛けバンド２を
   含む顔面当接面１に、縦方向に拡幅するプリーツ４が加
   工形成されていることを特徴とする簡易マスク。
2. 【請求項２】 プリーツ４が中央部横方向若しくは全面
   に加工形成されている請求項１記載の簡易マスク。
3. 【請求項３】 耳掛けバンド２はゴムで形成し、顔面当
   接面１にのみプリーツ４が加工形成された請求項１に記
   載の簡易マスク。