JP2008518821A - 地上走行時の航空機のブレーキ性能を向上させるための方法および装置 - Google Patents

地上走行時の航空機のブレーキ性能を向上させるための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明によれば、昇降舵(8)および/または調節可能な水平安定板(6)が、負の揚力(DP2)が生成されることによって、ブレーキからもたらされる機首下げモーメント(CB)に対抗する機首上げモーメント(CDP)が生じるような方法で、操作される。負の揚力の値(DP2)は、地面によって前脚(12)へと加えられる垂直力であって基準値(Fav3)でなければならない垂直力に調和するようにされる。
【選択図】 図2A

Description

本発明は、地上を走行している航空機のブレーキ性能を向上させるための方法および装置に関する。
現在の航空機、とくには民間の航空機が、細長い胴体を当該胴体の中間部分に配置された主脚と操向可能な前脚(通常は、機首脚と呼ばれる)とによって地上に支持して有することは、公知である。さらに、主脚の車輪にブレーキが備えられる一方で、地上で航空機を横方向に案内するために使用される前記前脚は、ブレーキを持たない車輪を有している。
このような構成配置の結果として、地上を滑走中のこのような航空機にブレーキをかけたとき、主脚の車輪によって加えられるブレーキ力によって機首を下げようとするモーメントが発生し、前記主脚への荷重が減少し、前記前脚への荷重が増加する傾向になる。結果として、航空機の最適なブレーキ性能を可能にすべく主脚を充分な力で地面に押し付けることができなくなる。
本発明の目的は、この欠点を改善し、地上を滑走している航空機に常に最適なブレーキ性能を与えることにある。
この目的のため、本発明によれば、
細長い胴体を有し、
‐ 該胴体の中間位置に配置され、ブレーキを備える車輪を有している主脚、
‐ 該胴体の前部に配置され、ブレーキを持たない車輪を有しており、当該航空機を地上で横方向に案内するために使用される操向可能な前脚、および
‐ 該胴体の後部に配置され、可変の負の揚力を生成することができる制御可能な空気力学的表面
が設けられている航空機について、地面を滑走しているときのブレーキ性能を向上させるための方法が、
‐ 予備的段階において、地面から前記前脚へと加えられる垂直力について、当該航空機が地面を滑走しているときに当該航空機の横方向の案内を行うための前記前脚の充分な能力を確保できる基準値が決定され、
次いで、地面を走行している当該航空機がブレーキをかけているときに、
‐ 地面によって前記前脚へと実際に加えられている瞬時の垂直力が測定され、
‐ 前記後部の空気力学的表面が、前記瞬時の垂直力を前記基準値に少なくともほぼ等しい値に維持できる負の揚力値を生むように制御される
ことを特徴とする。
このように、本発明においては、前脚に航空機を横方向に案内するための充分な能力を維持しつつ、前脚に加わる垂直力を制御することで、機首上げのモーメントが前記ブレーキによる機首下げのモーメントに対抗して生成され、したがって航空機のブレーキ性能が向上し、その結果、航空機を停止させるために必要な滑走路の長さが短縮される。さらに、前記後部の空気力学的表面を偏向させることで、航空機の空気抵抗が大きくなり、これがブレーキに有利に働くことにも注目できる。
地面によって前記前脚へと加えられる垂直力の前記基準値は、計算によって決定することができ、あるいは実際に前記前脚についての直接の実験的測定によって決定することができる。これは、航空機を充分に横方向に制御でき、かつ制御ハンドルに力の余裕を維持するように選択される。
前記航空機が、制御可能な後部の空気力学的表面として、調節可能な水平安定板および該水平安定板にヒンジで取り付けられた昇降舵の両方を有している場合には、前記負の揚力値の生成は、前記調節可能な水平安定板の作用によって達成でき、あるいは前記昇降舵の作用によって達成でき、さらには前記調節可能な水平安定板および前記昇降舵の同時作用によって達成できる。
しかしながら、本発明による方法の実行は、昇降舵のみが使用される場合にとくに容易である。実際、その場合に必要とされることは、航空機がブレーキをかけつつ地上を滑走しているときに、偏向指令がゼロであるときに昇降舵の偏向角度がゼロでない値をとるように、偏向指令に従って昇降舵の偏向をもたらす航空機の特性を変化させることだけである。
さらに、本発明は、上述の方法を実行するための装置に関する。本発明による装置は、偏向指令に従って昇降舵の偏向角を与える特性であって、中立点を有している特性を生成する手段の他に、
‐ 当該航空機がブレーキをかけつつ地面を滑走しているときに、前記操向可能な前脚へと加わる垂直力を継続的に測定するための手段、
‐ 前記基準値が保存されるメモリ手段、
‐ 前記垂直力の前記継続的な測定値および前記基準値を受け取って、その差を計算する比較手段、
‐ 前記差および当該航空機の地上走行速度の測定値を受け取り、前記昇降舵の偏向角について、偏向指令がゼロであるときに、当該航空機の速度とともに減少するゼロでない機首上げ値をもたらす演算手段、
‐ 前記ゼロでない機首上げ値から、偏向指令に従って昇降舵の偏向角を与える変更された特性を決定する演算手段、および
‐ 主脚の車輪にブレーキがかけられているか否かに応じて、前記昇降舵へと、前記通常の特性または前記変更された特性を適用するためのスイッチ手段
を有することができる。
添付の図面の図が、いかに本発明を適用できるかについて、良好な理解をもたらすであろう。これらの図において、同一の参照符号は、同様の要素を指し示している。
幅の広い胴体の航空機1が、図1においては飛行中の状態で図式的に示されているが、長手軸L‐Lに沿って細長く延びる胴体2、ならびに後縁フラップ4および前縁スラット5が設けられた主翼3を有している。さらに航空機1は、双方向矢印7によって示されるとおりチルト調節を備える水平安定板6を有している。この調節可能な水平安定板6の後縁には、この水平安定板6に対して双方向矢印9によって示されるとおりに回動できる昇降舵8が、ヒンジで取り付けられている。
さらに、航空機1は、図2A、2B、および2Cに示されているように、胴体2に対して中間位置に配置され、ブレーキを(図示されていない公知の形式で)備える車輪11が設けられている主脚10と、胴体2の前部に配置され、地上走行時の航空機1を案内すべく使用される操向可能な前脚12(通常は、機首脚と呼ばれる)とを有している。この前脚12は、ブレーキを持たない車輪13を有している。
図2A、2B、および2Cにおいては、航空機1が、脚10および12に支えられ、脚10および12の車輪11および13を地面S上で転がしつつ、地面Sを速度Vで方向Aに移動しているときの3つの異なる状況について示されている。これらの状況のそれぞれにおいて、主翼3および関連のフラップおよびスラット4、5が、等しい揚力Pを生み出す一方で、水平安定板6および/または昇降舵8が、値がDP1またはDP2である負の揚力DPを生み出している。これら3つの状況において、航空機1は、自重M×gの作用にさらされており、ここでMは、この航空機の質量を表し、gは重力加速度を表している。
図2Aに示されている状況では、車輪11にブレーキが加えられておらず、揚力P、重量M×g、および弱い負の揚力DP1(水平安定を空気力学的延長するために水平安定板6に通常備えられてる昇降舵8の設定ゆえ)にさらされている航空機1が、地面Sを自由に滑走していると仮定する。結果として、脚10および12には、値がそれぞれFtp1およびFav1である垂直力FtpおよびFavがそれぞれ加わっており、前脚12に加わる垂直力Fav1は、この前脚12によって加えられなければならない航空機1の地上案内機能にとって適切である。当然ながら、Fav1およびFtp1の値は、負の揚力DP1、重量M×g、航空機1の重心の長手方向の位置、揚力P(すなわち、速度Vならびにフラップ4およびスラット5の状態)、および長手方向の空気力学的モーメントに依存して決まる。
図2Bにおいては、図2Aの状況にもとづき、着陸時または離陸の中止時に当該航空機を停止させることができるよう、ブレーキ力Bを生むべく主脚10の車輪11のブレーキを作動させたと仮定する。このブレーキ力が、機首下げのモーメントCBを生み、前脚12への荷重を増加させるとともに、主脚10への荷重を減少させ、結果として垂直力Ftpが、Ftp1よりも小さい値Ftp2をとる一方で、垂直力Favは、Fav1よりも大きい値Fav2をとる。主脚10への荷重が少なくなるため、主脚10の車輪11が地面Sへと最適には押し付けられず、ブレーキ力Bが、最適ではない値B1へと大幅に制限されてしまう。
ブレーキ力を値B1を超えて増加させることができるようにするため、本発明による方法(図2Cを参照)は、少なくとも車輪11にブレーキが加えられている間、負の揚力DPをDP1よりも大きな値DP2へと増加させるため、調節可能な水平安定板6および/または昇降舵8を関与させる。結果として、この負の揚力の増加が、ブレーキ・モーメントCBの作用に対抗する機首上げのモーメントCDPを生みだし、これが、主脚10の車輪11にブレーキが加えられているときに、前脚12への荷重を減らすとともに、主脚10へと荷重を加える。したがって、前脚12への垂直力Favが、Fav2よりも小さい値Fav3をとることができる一方で、主脚10への垂直力Ftpは、Ftp2よりも大きい値Ftp3をとることができる。
このように、負の揚力DPに、図2Aおよび2Bの状況において使用される通常の値DP1よりも大きな値DP2を与えることによって、力Ftpが値Ftp2を超えて増加し、結果として車輪11が地面Sへと正しく押し付けられ、ブレーキ力がB1よりも大きな値B2をとることができ、これがブレーキをより効果的なものとする。さらには、値DP2は、前脚12への垂直荷重Favがとる値Fav3が、ちょうどFav1のように当該前脚12を地上での航空機1の案内に使用できるような値であるように、選択される。
したがって、本発明による方法は、負の揚力DPを制御することによって、地面によって前脚12へと加えられる垂直力Favを、基準として使用される値Fav3へと制御することからなる。
上述のとおり、値DP1から値DP2へと負の揚力DPの増加は、調節可能な水平安定板6の作用によって、あるいは昇降舵8の作用によって、さらには調節可能な水平安定板6と昇降舵8との組み合わせの作用によって、達成することができる。しかしながら、実行がとくに容易な実施形態においては、昇降舵8のみを関与させることが好都合である。
実際、図3の曲線14によって示されているように、公知の方法では、直交軸の系において、操縦ハンドル上の偏向指令δmに従って昇降舵8に偏向角δqを与える航空機1の特性が、通常は線形である機首下げ部分PAPと、やはり通常は線形である機首上げ部分PACとを有しており、これら機首下げおよび機首上げの部分が、中立点Nにおいて互いに接続されていることが知られている。したがって、機首下げの偏向指令δmを、0と最大値+δmmaxとの間で(さらには、反対に最大値+δmmaxと0との間で)変化させると、昇降舵8の機首下げの偏向が、0と最大値+δqmaxとの間で(さらには、反対に最大値+δqmaxと0との間で)変化する。同様に、機首上げの偏向指令δmを、0と最大値−δmmaxとの間で(さらには、反対に最大値−δmmaxと0との間で)変化させると、昇降舵8の機首上げの偏向が、0と最大値−δqmaxとの間で(さらには、反対に最大値−δqmaxと0との間で)変化する。また、航空機1が図2Aおよび2Bに示した通常の公知の状況で地面Sを走行しているとき、偏向指令δmはゼロであり、結果として偏向角δqもゼロである(昇降舵8が、水平安定板6の空気力学的延長にある)ことが知られており、したがって、特性14の中立点Nにおいて、調節可能な水平安定板6の通常の設定ゆえの値DP1の弱い揚力が存在しうる。
本発明の大きな特徴によれば、値DP1よりも大きい負の揚力値DP2を得るために、操縦ハンドルが中立位置にあるときに、図3の特性14が、偏向指令δmがゼロであるときに偏向角δqが機首上げの値−δqo(負の揚力値DP2を生むことができる)をとるように変更される(図4および5を参照)。
図4に示した典型的な実施形態においては、特性14が、δm=0かつδq=−δqoである点をδm=−δmmaxかつδq=−δqmaxである点へと接続する例えば直線状の部位15Aと、δm=0かつδq=−δqoである点をδm=+δmmaxかつδq=+δqmaxである点へと接続する例えば直線状の部位15Bとを有する特性15へと変更されている。
一つの変型例として、図5によって示されている典型的な特性の変更においては、特性14が、例えば直線状であって、δm=0かつδq=−δqoである点を通過しており、両端が例えば直線状の端部16Aおよび16Cによってそれぞれδm=−δmmaxかつδq=−δqmaxである点およびδm=+δmmaxかつδq=+δqmaxである点へと接続されている中間部16Bを有する特性16へと変更されている。
図4および5の特性15および16があくまで例であり、他にも多数の可能性が存在することは、容易に理解できるであろう。
さらに、ブレーキ作用Bが加えられるとき、地面Sでの航空機1の前進速度Vが低下するため、揚力値Pが減少して、力FtpおよびFavの値が増加し、したがって前脚12への垂直力Favについて同じ値Fav3を得るために、負の揚力DPの値DP2も減少しなければならない。したがって、偏向指令δmがゼロであるときに負の揚力値DP2を生み出す偏向角−δqoの絶対値│δqo│値についても同じことが当てはまるよう、DP2を航空機1の前進速度Vとともに減少させなければならない。
図6は、本発明による方法を実行するためのシステムのブロック図を示している。このシステムは、
‐ δm=0かつδq=0である中立点Nを有している通常の特性14(あるいは、他の任意の類似の特性)を生成する公知の装置17、
‐ 前記装置17が傾き制限器(例えば、20°/s)を介して接続されている常時閉の接点aと、もう1つの常時開の接点bと、昇降舵8の制御システムへと接続された共通の接点cとを有するスイッチ装置18、
‐ 主脚10の車輪11へのブレーキ指令を生成するための装置20であって、カウンタ21を介して非動作位置から動作位置へのスイッチ装置18の切り替えを制御する装置20、
‐ 例えば力センサ式または圧力センサ式であって、航空機1が地面Sを走行しているときに操向可能な前脚12へと加わる実際の垂直力Favを測定するための手段22、
‐ 前記垂直力Favについての基準値Fav3が保存されるメモリ手段23、
‐ メモリ手段23からの基準値Fav3およびフィルタ25を介する測定手段22からの垂直力Favの測定値を、それぞれ自身の入力にて受け取る比較手段24、
‐ 比較手段24から導出された差分信号を、一定または速度Vに依存して決まり、前脚12へと加わる垂直力Favに対する昇降舵8の影響力を表している係数Kにて乗算するための乗算器26、
‐ 乗算器26から導出された信号および航空機1の瞬時の速度を表している信号を受け取り、速度Vとともに減少して、前脚12に所望の力の値を得るために必要とされる負の揚力DP2を各瞬間においてもたらすことができる絶対値│δqo│を生成するコンピュータ27、
‐ 前記絶対値│δqo│を受け取る傾き制限器28(例えば、5°/s)、および
‐ 傾き制限器28から受け取った前記絶対値│δqo│にもとづき、特性15または16(あるいは、他の任意の同様の特性)を決定してスイッチ装置18の常時開の接点bへと伝達する演算手段29
を有している。
したがって、航空機1が、ブレーキをかけることなく地面Sを走行しているとき、サブシステム17、19、a、およびcを介して昇降舵8の制御に利用できるのは、特性14(あるいは、中立点Nを有する任意の同種の特性)である。
対照的に、装置20によって生成されたブレーキ指令が、カウンタ21によってあらかじめ定められた時間にわたって主脚10の車輪11へと加えられたとき、カウンタ21がスイッチ装置18を切り替え、共通の接点cが接点bへと接続される。この場合に、昇降舵8を制御すべく共通の接点cに現れるのは、特性15(または特性16、あるいはδm=0かつδq=−δqoである点を有する他の任意の特性)である。
ブレーキ指令が終了すると、スイッチ装置18が、再び接点aおよびcを接続すべく切り替えられ、特性14が再び共通の接点cにおいて利用可能になる。傾き制限器19が、ブレーキ・モーメントCBの消失時の余分な機首上げモーメントを除くために使用される。
航空機のブレーキ性能を改善するための本発明によるシステムは、本発明をより明確に理解するための例として提示して、図6に図式的に示した実施形態には限られない。例えば、図6のシステムを、特性14を生成するための装置17および特性15または16を生成するためのコンピュータ27について、共通の部品を持つように変更することができる。
幅の広い胴体の民間の航空機を、上方からの斜視にて図式的に示している。 航空機の地上滑走状態での力バランスを説明する図である。 航空機のブレーキ操作時の地上滑走状態での力バランスを説明する図である。 本発明に係る方法でのブレーキ操作時の地上滑走状態での力バランスを説明する図である。 通常の航空機の特性を示しており、偏向指令δmに従う当該航空機の昇降舵の偏向角度δqの値を示している。 本発明に従って変更されたδq、δmの特性の1つの例を示している。 本発明に従って変更されたδq、δmの特性の1つの例を示している。 本発明による方法を実行するシステムの典型的な実施形態のブロック図である。
符号の説明
2…胴体、11…車輪、10…主脚、13…車輪、1…航空機、12…前脚、DP…負の揚力、6・8…空気力学的表面(6…水平安定板、8…昇降舵)、S…地面、 Fav…垂直力、Fav3…基準値、DP2…負の揚力値、δm…偏向指令、δq…偏向角、δm…偏向指令、−δqo…機首上げの値、14…特性、17・19…特性14を生成する手段、N…中立点、22…垂直力を継続的に測定するための手段、23…基準値が保存されるメモリ手段、24…差を計算する比較手段、V…航空機の地上走行速度、27・29…演算手段、15・16…変更された特性、18…スイッチ手段。

Claims (7)

  1. 細長い胴体(2)を有し、
    ‐ 該胴体(2)の中間位置に配置され、ブレーキを備える車輪(11)を有している主脚(10)、
    ‐ 該胴体(2)の前部に配置され、ブレーキを持たない車輪(13)を有しており、当該航空機(1)を地上で横方向に案内するために使用される操向可能な前脚(12)、および
    ‐ 該胴体(2)の後部に配置され、可変の負の揚力(DP)を生成することができる制御可能な空気力学的表面(6、8)
    が設けられている航空機(1)について、地面(S)を滑走しているときのブレーキ性能を向上させるための方法であって、
    予備的段階において、地面(S)によって前記前脚(12)へと加えられる垂直力(Fav)について、当該航空機(1)が地面(S)を滑走しているときに当該航空機(1)の横方向の案内を行うための前記前脚(12)の充分な効果を確保できる基準値(Fav3)が決定され、
    次いで、地面(S)を走行している当該航空機(1)がブレーキをかけているときに、
    ‐ 地面(S)によって前記前脚(12)へと実際に加えられている瞬時の垂直力(Fav)が測定され、
    ‐ 前記後部の空気力学的表面(6、8)が、前記瞬時の垂直力(Fav)を前記基準値(Fav3)に少なくともほぼ等しい値に維持できる負の揚力値(DP2)を生成するように制御されることを特徴とする方法。
  2. 前記負の揚力値(DP2)が、当該航空機(1)の速度とともに小さくなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 調節可能な水平安定板(6)および該調節可能な水平安定板(6)にヒンジで取り付けられた昇降舵(8)を有している航空機(1)に適用され、
    前記負の揚力値(DP2)が、前記調節可能な水平安定板(6)を制御することによって少なくとも部分的に得られることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 昇降舵(8)を備える後部の空気力学的表面を有している航空機(1)に適用され、
    前記負の揚力値(DP2)が、前記昇降舵(8)を制御することによって少なくとも部分的に得られることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記負の揚力値(DP2)が、昇降舵(8)のみを制御することによって得られ、
    偏向指令(δm)に従って前記昇降舵(8)の偏向角(δq)を与える特性が、該偏向指令(δm)がゼロであるときに偏向角(δq)が機首上げの値(−δqo)をとるように変更されていることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記機首上げの値(−δqo)の絶対値│δqo│が、当該航空機(1)の速度とともに小さくなることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 請求項6に記載の方法を実行するための装置であって、偏向指令(δm)に従って昇降舵(8)の偏向角(δq)を与える特性(14)を生成する手段(17、19)が設けられるとともに、該特性(14)が中立点(N)(δq=0かつδm=0である)を有しており、
    ‐ 当該航空機(1)がブレーキをかけつつ地面を走行しているときに、前記操向可能な前脚(12)へと加わる垂直力(Fav)を継続的に測定するための手段(22)、
    ‐ 前記基準値(Fav3)が保存されるメモリ手段(23)、
    ‐ 前記垂直力(Fav)の前記継続的な測定値および前記基準値(Fav3)を受け取って、その差を計算する比較手段(24)、
    ‐ 前記差および当該航空機の地上走行速度(V)の測定値を受け取り、前記昇降舵(8)の偏向角(δq)について、該偏向指令(δm)がゼロであるときに、当該航空機の速度(V)とともに減少するゼロでない機首上げ値(−δqo)をもたらす演算手段(27)、
    ‐ 前記ゼロでない機首上げ値から、偏向指令(δm)に従って昇降舵(8)の偏向角(δq)を与える変更された特性(15、16)を決定する演算手段(29)、および
    ‐ 主脚(10)の車輪(11)にブレーキがかけられているか否かに応じて、前記昇降舵(8)へと、前記通常の特性(14)または前記変更された特性(15、16)を適用するためのスイッチ手段(18)を有することを特徴とする装置。
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