JP2008514621A5

JP2008514621A5 -

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Publication number: JP2008514621A5
Application number: JP2007533665A
Authority: JP
Filing date: 2005-09-23
Publication date: 2008-12-18

Claims

次の式Ｉ：

（式中、
Ｂは、単結合、二重結合又は三重結合であり；
Ｘ_１及びＸ_２は、それぞれ独立してＨ_２又はＣＨ_２であり、この場合Ｘ_１及びＸ_２は、両方が共にＣＨ_２であることはない；
Ｒ_１は、ヒドロキシル又はハロゲンであり；
Ｒ_２及びＲ_３は、Ｃ_２０と共に、Ｃ_３−Ｃ_６シクロアルキルを形成し；
Ｒ_４及びＲ_５は、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルであり；
Ｒ_６は、水素、Ｃ_１−Ｃ_４アルキル、ヒドロキシアルキル又はハロアルキルであり、この場合、Ｂが三重結合であれば、Ｒ_６が存在しないのは理解される通りである）
で表されるビタミンＤ_３化合物、並びにその薬学的に許容されるエステル、塩及びそれらのプロドラッグ。
Ｒ_１が、Ｆである、請求項１に記載の化合物。
Ｘ_１がＣＨ_２であり、そしてＸ_２がＨ_２である、請求項１又は２に記載の化合物。
Ｘ_１及びＸ_２が、それぞれＨ_２である、請求項１又は２に記載の化合物。
Ｒ_４及びＲ_５が、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである、請求項１〜４の何れかに記載の化合物。
Ｒ_４及びＲ_５が、それぞれ独立して、アルキル又はトリハロアルキルである、請求項１〜５の何れかに記載の化合物。
Ｒ_４及びＲ_５が、それぞれ独立して、メチル又はトリフルオロメチルである、請求項１〜６の何れかに記載の化合物。
Ｒ_４及びＲ_５が、メチルである、請求項１〜７の何れかに記載の化合物。
Ｒ_４及びＲ_５が、トリフルオロメチルである、請求項１〜７の何れかに記載の化合物。
Ｒ_６が、水素である、請求項１〜９の何れかに記載の化合物。
Ｒ_２及びＲ_３が、Ｃ_２０の炭素原子と共に、シクロプロピルを形成する、請求項１〜１０の何れかに記載の化合物。
前記化合物が、次の式Ｉ−ａ：

（式中、
Ｂは、単結合、二重結合又は三重結合であり；
Ｘ_１及びＸ_２は、それぞれ独立して、Ｈ_２又はＣＨ_２であり、この場合、Ｘ_１及びＸ_２は、両方共ＣＨ_２ではなく；
Ｒ_４及びＲ_５は、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである）
で表される、請求項１に記載の化合物。
前記化合物が、１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２３−イン−２０−シクロプロピル−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２３−イン−２０−シクロプロピル−１９−ノル−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−２３−イン−２６，２７−ヘキサフルオロ−１９−ノル−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−２３−イン−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６，２３Ｅ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−１９−ノル−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６，２３Ｅ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６，２３Ｚ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−１９−ノル−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６，２３Ｚ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：

１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−１９−ノル−コレカルシフェロール：及び

１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−コレカルシフェロール：

からなる群より選択される、請求項１２に記載の化合物。
前記化合物が、次の式Ｉ−ｂ：

（式中、
Ｂは、単結合、二重結合又は三重結合であり；
Ｘ_１及びＸ_２は、それぞれ独立して、Ｈ_２又はＣＨ_２であり、この場合、Ｘ_１及びＸ_２は、両方が共にＣＨ_２であることはなく；そして
Ｒ_４及びＲ_５は、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである）
で表される、請求項１に記載の化合物。
前記化合物が、１α−フルオロ−２５−ヒドロキシ−１６−エン−２３−イン−２０−シクロピロピル−コレカルシフェロール：

１α−フルオロ−２５−ヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−２３−イン−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：

１α−フルオロ−２５−ヒドロキシ−１６，２３Ｅ−ジエン−２０−シクロピロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：及び

１α−フルオロ−２５−ヒドロキシ−１６，２３Ｚ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール：

からなる群より選択される、請求項１４に記載の化合物。
請求項１〜１５のいずれかに記載のビタミンＤ_３化合物、並びにその薬学的に許容されるエステル、塩及びそれらのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
医薬組成物が、ビタミンＤ_３に関連する症状を治療のためのものである請求項１６に記載の医薬組成物。
前記ビタミンＤ_３に関連する症状が、ＩＬＴ３に関連した疾患及びビタミンＤ３応答細胞の異常活性により特徴付けられる疾患から選択される、請求項１７に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、過剰増殖性の皮膚細胞の異常活性により特徴付けられる疾患、内分泌細胞の異常活性により特徴付けられる疾患、骨細胞の異常活性により特徴付けられる疾患、ビタミンＤ３応答の平滑筋細胞の異常活性により特徴付けられる疾患、肝硬変、慢性腎疾患、高血圧症、良性前立腺肥大症、腫瘍性疾患、ニューロンの欠損、ブドウ膜炎、及び間質性膀胱炎からなる群より選択されるビタミンＤ３応答細胞の異常活性により特徴付けられる疾患の治療のためのものである請求項１６に記載の医薬組成物。
前記疾患が、乾癬症である、請求項１９に記載の医薬組成物。
前記疾患が、骨粗鬆症、骨異栄養症、老人性骨粗鬆症、骨軟化症、くる病、嚢胞性線維性骨炎、及び腎性骨異栄養症から選択される疾患である、請求項１９に記載の医薬組成物。
前記疾患が、骨粗鬆症である、請求項２１に記載の医薬組成物。
前記疾患が、高血圧症である、請求項１９に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、カルシウム及びリン酸の代謝異常の改善のためのものである、請求項１６に記載の医薬組成物。
前記カルシウム及びリン酸の代謝異常が、骨粗鬆症を引き起こすものである、請求項２４に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、細胞における免疫グロブリン様転写物３（ＩＬＴ３）表面分子の発現を調節するためのものである、請求項１６に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、免疫耐性を誘導するためのものである請求項１６に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、移植拒絶反応の阻害のためのものである、請求項１６又は２７に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、抗原提示細胞による免疫抑制活性の調節のためのものである、請求項１６に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、膀胱機能不全の予防・治療のためのものである、請求項１６に記載の医薬組成物。
医薬組成物が、少なくとも４週間の間に渡って持続して投与されるものである、請求項１６〜３０のいずれかに記載の医薬組成物。
医薬組成物が、経口で、静脈内に、局所に又は非経口的に投与されるものである、請求項１６〜３１のいずれかに記載の医薬組成物。
前記ビタミンＤ_３化合物が、１，２５−ジヒドロキシ−１６−エン−２０−シクロプロピル−コレカルシフェロール：又は１，２５−ジヒドロキシ−１６，２３Ｚ−ジエン−２０−シクロプロピル−２６，２７−ヘキサフルオロ−１９−ノル−コレカルシフェロールである、請求項１６〜３２のいずれかに記載の医薬組成物。