JP2008511294A - 非病害性アグロバクテリウム株、Riプラスミド、およびそれらに基づく形質転換方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1C
Description
本発明は、アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)の「非病害性(disarmed)」変異株、RiプラスミドpRi2659の「非病害性」プラスミド変異体、およびそれらの誘導体、ならびに植物形質転換におけるこれらの菌株およびプラスミドの利用方法に関する。
本発明では、植物細胞中へのT−DNA送達のためにアグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)の「非病害性」変異株を使用する。これ以降では、「A.リゾゲネス」株としてこれまでの分類を利用しない。なぜなら、毛状根誘発性表現型(これは、細菌ゲノムに起因するのではなくRiプラスミドに起因する)のほかに、リボソームrDNA配列の比較分析に基づいて、菌株は、他のA.リゾゲネス株にごくわずかに関連付けられるにすぎないと思われるからである。したがって、該菌株はユニークであると考えられ、一義的にA.ツメファシエンス型またはA.リゾゲネス型の菌株であるとみなされるものではない。
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物細胞を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物細胞を単離または選択するステップ
を含む、トランスジェニック植物細胞の作製方法に関する。
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物体、植物細胞または植物組織を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物を単離または選択し、かつ任意により再生するステップ
を含む、トランスジェニック植物の作製方法に関する。
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなる配列、を含む配列、および
b) 配列番号24により示される配列、または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチドからなる配列、に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列、および
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなるプローブにハイブリダイズする配列、
により示される配列の群より選択される少なくとも1つの配列を含んでいる。
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなる配列、を含む配列、および
b) 配列番号24により示される配列、または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチドからなる配列、に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列、および
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなるプローブにハイブリダイズする配列、
により示される配列の群より選択される、単離されたヌクレオチド配列に関する。
a) 配列番号112により示される配列またはそのうちの少なくとも200個の連続したアミノ酸からなる配列、
b) 配列番号112により示される配列に対して少なくとも85%(好ましくは少なくとも90%もしくは92%、より好ましくは少なくとも95%もしくは98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関する。
a) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、もしくは187のいずれか1つにより示される配列またはそのうちの少なくとも200個の連続したアミノ酸(好ましくは少なくとも300個の連続したアミノ酸、より好ましくは少なくとも400個の連続したアミノ酸、好ましくはすべての連続したアミノ酸)からなる配列、
b) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、または187のいずれか1つにより示される配列に対して少なくとも85%(好ましくは少なくとも90%もしくは92%、より好ましくは少なくとも95%もしくは98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関する。
a) 生来型のpRi2659プラスミド(アグロバクテリウム株K599(NCPPB2659)に含まれるものと同様)をコードするDNAに対して少なくとも90%の配列同一性を有すること、または
b) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の高ストリンジェンシーの条件下で、生来型のpRi2659プラスミドとハイブリダイズすること、
によりさらに特徴付けられるプラスミドである。
図1A:RAPD(ランダム増幅多型DNA)により決定したときのアグロバクテリウム株の関係を示す樹状図(Llob 2003の図2)。種々の菌株の説明については、以下の表1を参照されたい。アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)は、この条件下では、C58やAch5のような伝統的な「アグロバクテリウム・ツメファシエンス」株と区別されるだけでなくNCPPB 8196やATCC 15834のような他の「アグロバクテリウム・リゾゲネス」株とも区別される異なるグループの変種に分類される。
図1C:virD2アミノ酸配列比較により決定したときのアグロバクテリウム株の関係を示す樹状図。配列は、Clustal Wプログラム(Saitou 1987)を用いて編集されている。菌株は、それらのそれぞれのvirD2タンパク質のGenBank登録番号により示されている。以下の菌株が評価対象となっている:
図2:アグロバクテリウムプラスミドpRi2659のT−DNA領域の物理的制限地図。矢印は、右境界領域および左境界領域を示している(出典:Combard 1987)。
RB=左隣接部プローブを用いたハイブリダイゼーション
WT=野生型
S=野生型T−DNAおよび欠失型T−DNAの両方を含む挿入をもたらすシングルクロスオーバー組換えの結果として生じたクローン
CS=シングルであることが確認されたもの;シングルクロスオーバーの結果として生じたクローンとバンドパターンマッチングで計算されたバンドサイズ(中間産物)
D=目標のT−DNA欠失をもたらすダブルクロスオーバー組換えの結果として生じたクローン(目標の最終産物)
図7:ダイズ子葉を用いた毛状根アッセイ
[a] 非病害性K599による感染は毛状根を誘発しない。
B:ベクターpBPSEW008のプラスミド地図。
AE008980: アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58
AE009348: アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58
AE008265: アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58
AE007948: アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58
AE009201: アグロバクテリウム・ツメファシエンスC58
U45329: アグロバクテリウム・ビティスNCPPB3554
AE102735: アグロバクテリウム・ツメファシエンス(リゾビウム・ラジオバクター)MAFF301001
アグロバクテリウム株C58は、4つのrRNAオペロンを有する。これらは、K599の16S−23S rRNA遺伝子間配列に最も近い既知の類縁体である。他のアグロバクテリウム株に由来する他の16S−23S rRNA遺伝子間配列は、低い相同性を有し、十分に蓄積されていなかった。このことから、この領域は、アグロバクテリウム株K599と他の近縁種とを区別するシグネチャー配列として使用するのに十分な多様性を呈することがわかる。16S−23S rRNA遺伝子間配列とは、16S rRNAと23S rRNAとの間の領域のことであり、通常、tRNA(たとえば、Ile、Ala、Asp、Trp)をコードする。
TiA6: アグロバクテリウム・ツメファシエンス
Ti−SUKURA: アグロバクテリウム・ツメファシエンス
RiA4: アグロバクテリウム・リゾゲネス
Ri1724: アグロバクテリウム・リゾゲネス
Ri2659: アグロバクテリウム株K599
一般的定義
略号: BAP:6−ベンジルアミノプリン; 2,4−D:2,4−ジクロロフェノキシ酢酸; MS:ムラシゲ・スク−グ培地; NAA:1−ナフタレン酢酸; MES:2−(N−モルホリノ)−エタンスルホン酸; IAA:インドール酢酸; Kan:硫酸カナマイシン; GA3:ジベレリン酸; チメンチン(Timentin)TM:チカルシリンジナトリウム/クラブラン酸カリウム。
ギャップ加重: 12 長さ加重: 4
平均マッチ: 2.912 平均ミスマッチ: 2.003。
a)該核酸配列、または
b)該核酸配列a)に機能しうる形で連結された遺伝子制御配列、たとえばプロモーター、または
c)(a)および(b)、
はいずれも、その天然の遺伝子環境で配置されていないか、または実験操作により改変されている。改変の例は、1つ以上のヌクレオチド残基の置換、付加、欠失、逆位、または挿入である。天然の遺伝子環境とは、起源の生物における天然の染色体座またはゲノムライブラリーにおける存在を意味する。ゲノムライブラリーの場合、核酸配列の天然の遺伝子環境は、好ましくは、少なくとも部分的に保持される。該環境は、核酸配列の少なくとも一方の側につなげられ、少なくとも50bp、好ましくは少なくとも500bp、とくに好ましくは少なくとも1、000bp、なかでもとくに好ましくは少なくとも5,000bpの長さを有する。天然に存在する発現構築物(たとえば、プロモーターと対応する遺伝子との天然に存在する組合せ)は、たとえば突然変異誘発のような非自然的合成的「人工的」方法により改変された場合、トランスジェニック発現構築物になる。そのような方法は報告されている(US5,565,350;WO 00/15815)。
本発明では、植物細胞中へのT−DNA送達のためにアグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)の「非病害性」変異株を使用する。これ以降では、「A.リゾゲネス」株として菌株K599のこれまでの分類を利用しない。なぜなら、毛状根誘導性表現型(これは、細菌ゲノムに起因するのではなくRiプラスミドに起因する)のほかに、リボソームrDNA配列の比較分析に基づいて、菌株は、他のA.リゾゲネス株にごくわずかに関連付けられるにすぎないと思われるからである。したがって、菌株は、ユニークであるとみなされ、一義的にA.ツメファシエンス型またはA.リゾゲネス型の菌株であるとみなされるものではない。
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物細胞を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物細胞を単離または選択するステップ
を含む、トランスジェニック植物細胞の作製方法に関する。
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物体、植物細胞または植物組織を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物を単離または選択し、かつ任意により再生するステップ
を含む、トランスジェニック植物の作製方法に関する。
a) 当技術分野で公知のアグロバクテリウム・ツメファシエンス株により媒介される形質転換に対して抵抗性のある植物種、特定的には、ダイズおよびポプラやクリのような高木の形質転換に非常に有効である。驚くべきことに、本明細書に提供されるアグロバクテリウム・リゾゲネスK599の非病害性誘導体(それぞれpRi2659ΔおよびpRi2659Δtet)は、ダイズに対して高い感染率を示し、植物形質転換に関してアグロバクテリウムの従来の菌株よりも優れた改良を提供する。
本発明の他の実施形態は、アグロバクテリウム株K599(NCPPB 659)または該菌株の誘導体の非病原性変異株(これ以降では「非病害性」変異株)に関し、ただし、該変異株は、植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損している。
1. 5’−AATCGTCGATGCGAATTGTTG−3’ (モチーフM1、配列番号5)
2. 5’−GTTTTGTCCTGACGCTGTCGCGA−3’ (モチーフM2、配列番号6)
3. 5’−TCTAACGATCGCTGCGCTCCGGA−3’ (モチーフM3、配列番号7)
4. 5’−CGCCACGAGGCGCGACGGA−3’ (モチーフM4、配列番号8)
5. 5’−TTATGGGCGAATTGATCTGA−3’ (モチーフM5、配列番号9)
6. 5’−GTCCTGCTAAGGATTGATGCCT−3’ (モチーフM6、配列番号10)
7. 5’−AGACCAGTCCTTGTGAAACC−3’ (モチーフM7、配列番号11)
8. 5’−CCTGGGCATTTTTGTTGTTGG−3’ (モチーフM8、配列番号12)
9. 5’−AATGGTATGGCTTCGAGGTG−3’ (モチーフM9、配列番号13)
10. 5’−CTCAAAGAAGACCGTACCGACA−3’ (モチーフM10、配列番号14)
からなる群より選択される少なくとも1つの配列モチーフを含む16S−23S rRNA遺伝子間配列により特徴付けられる土壌の植物病原性細菌を意味するものとする。
プラスミドpRi2659の非病害性変種の単離された配列は、本明細書に提供されている。この配列および配列情報は、その全体が有用であるだけでなく、部分的にも有用である。多数のタンパク質の発現を行うプラスミドが示されており(表4参照)、これらのタンパク質のうちのいくつかは、当技術分野のものよりも新規であり、ほとんどは、pRi2659プラスミドの優れた形質転換性能に関与する可能性が高い。配列および配列情報はまた、
a) プラスミドの優れた性能についての理解の向上、
b) 他の植物形質転換法(たとえば、標準的アグロバクテリウム・ツメファシエンス利用形質転換に基づくもの)の性能を促進するためのプラスミド由来の単離された構成要素(たとえば、タンパク質)の利用、および
c) 前記プラスミドの限定的変化および最適化
をはじめとする種々の使用に供することが可能であるが、これらに限定されるものではない。
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも250または500個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも1000または2500個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなる配列、を含む配列、および
b) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも2000または4000個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも20000または50000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなる配列、に対して少なくとも90%(好ましくは少なくとも92%または95%、より好ましくは少なくとも97%または98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列、および
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも250または500個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも1000または2500個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなるプローブにハイブリダイズする配列、
により示される配列からなる群より選択される単離されたヌクレオチド配列に関する。
1. T−DNAの境界領域を非機能的にすること(たとえば、突然変異誘発により)、または
2. Riプラスミドから全T−DNAを欠失させること、または
3. 天然の欠失または非病原性突然変異体に関してスクリーニングすること、または
4. DNAニックの誘導による欠失突然変異誘発を引き起こして(たとえば、アセトシリンゴンを利用して)T−DNAを切除すること、または
5. トランスポゾン突然変異誘発を行って非病原性突然変異体に関してスクリーニングすること、または
6. たとえば遺伝子置換ストラテジーを用いて、関連する遺伝子を限定的かつ特異的に欠失させること;RBとLBとの間の遺伝子の野生型コピーを欠失代替物で置き換えることにより、欠失させる必要のある遺伝子だけを正確に切除することが可能である;
により実現可能である。
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも250または500個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも1000または2500個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなる配列、を含む配列、および
b) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも2000または4000個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも20000または50000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなる配列、に対して少なくとも90%(好ましくは少なくとも92%または95%、より好ましくは少なくとも97%または98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列、および
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチド(好ましくは少なくとも250または500個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも1000または2500個の連続したヌクレオチド、さらにより好ましくは少なくとも5000または10000個の連続したヌクレオチド、最も好ましくはすべての連続したヌクレオチド)からなるプローブにハイブリダイズする配列、
により示される配列からなる群より選択される少なくとも1つの配列を含んでいる。
a) 配列番号112により示される配列、またはそのうち少なくとも200個の連続したアミノ酸(好ましくは少なくとも300個の連続したアミノ酸、より好ましくは少なくとも400個の連続したアミノ酸、好ましくはすべて連続したアミノ酸)からなる配列、
b) 配列番号112により示される配列に対して少なくとも85%(好ましくは少なくとも90%または92%、より好ましくは少なくとも95%または98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関する。
a) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、もしくは187のいずれか1つにより示される配列またはそのうちの少なくとも200個の連続したアミノ酸(好ましくは少なくとも300個の連続したアミノ酸、より好ましくは少なくとも400個の連続したアミノ酸、好ましくはすべての連続したアミノ酸)からなる配列、
b) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、または187のいずれか1つにより示される配列に対して少なくとも85%(好ましくは少なくとも90%もしくは92%、より好ましくは少なくとも95%もしくは98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有する配列、
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドに関する。
a) 生来型のpRi2659プラスミド(アグロバクテリウム株K599(NCPPB2659)に含まれるものと同様)をコードするDNAに対して少なくとも90%(好ましくは少なくとも91%もしくは92%、より好ましくは少なくとも95%もしくは98%、最も好ましくは少なくとも99%)の配列同一性を有すること、または
b) 高ストリンジェンシーの条件下(たとえば、5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と、等価の条件下)で、生来型のpRi2659プラスミド(配列番号111により示されるのと同様)とハイブリダイズすること、
によりさらに特徴付けられるプラスミドである。
a) 生来型のpRi2659プラスミド(アグロバクテリウム株K599(NCPPB2659)に含まれるものと同様)をコードするDNAに対して少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは少なくとも98%の配列同一性を有すること、または
b) 高ストリンジェンシーの条件下(以上に定義したとおり)で生来型のpRi2659プラスミドとハイブリダイズすること、
によりさらに特徴付けられるプラスミドを意味するものとする。
好ましくは、アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)またはその誘導体の前記トランスジェニック非病原性変異株中のT−DNAは、植物感染に必要とされる特徴を提供するプラスミドとは分離してバイナリーベクタープラスミド(たとえば、新生物誘発性もしくは毛状根誘発性を欠損しているTiプラスミドまたはRiプラスミド)に含まれる。したがって、本発明の他の実施形態は、アグロバクテリウム・リゾゲネスpRi2659プラスミドに由来する少なくとも1つのT−DNA境界領域がつなげられたトランスジェニックT−DNAに関し、ただし、該トランスジェニックT−DNAは、毛状根表現型を誘発する配列を含まない。
5’−tggcaggata tattgtggtg taaa−3’ (配列番号18)
により示される配列を含む左境界配列である。
5’−tgacaggata tatccccttg tcta−3’ (配列番号19)
により示される配列を含む右境界配列である。
a) T−DNAが、非病原性変異株の染色体DNA中に組み込まれる;
b) T−DNAが、非病原性変異株に含まれる非病害性RiプラスミドDNA中に組み込まれる;
c) T−DNAが、非病害性Riプラスミドとは分離してプラスミドの形態で非病原性変異株中に含まれる。
1. 選択マーカー遺伝子
選択マーカー遺伝子は、形質転換細胞または相同的組換え細胞をうまく選択し分離するのに有用である。好ましくは、本発明に係る方法の範囲内で、原核宿主における選択のために1種のマーカーを利用することが可能であり、真核宿主、とくに植物種宿主における選択のために、他のマーカーを利用することが可能である。マーカーは、抗生物質、トキシン、重金属などのような殺生物剤に対する保護でありうるか、または相補性により栄養要求性宿主に原栄養性を付与するように機能しうる。植物に好ましい選択性マーカー遺伝子としては、以下のものが挙げられる:
ネガティブ選択マーカーは、代謝阻害剤(たとえば、2−デオキシグルコース−6−ホスフェート、WO98/45456)、抗生物質(たとえば、カナマイシン、G418、ブレオマイシン、もしくはハイグロマイシン)、または除草剤(たとえば、ホスフィノトリシンもしくはグリホセート)のような殺生物性化合物に対する耐性を付与する。とくに好ましいネガティブ選択マーカーは、除草剤に対する耐性を付与するものである。例として挙げられるのは、以下のとおりである:
・ ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ(PAT;ビアラホス(Bialophos)耐性;barとも呼ばれる;De Block 1987;EP 0 333 033;US4,975,374)
・ 5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS;US5,633,435)またはグリホセート(N−ホスホノメチルグリシン)(Shah 1986)に対する耐性を付与するグリホセートオキシドレダクターゼ遺伝子(US5,463,175)
・ グリホセート分解酵素(グリホセートオキシドレダクターゼ;gox)、
・ ダラポン不活性化デハロゲナーゼ(deh)
・ スルホニルウレア不活性化アセト乳酸シンターゼおよびイミダゾリノン不活性化アセト乳酸シンターゼ(たとえば、S4および/またはHra突然変異などを有する突然変異型ALS変異体)
・ ブロモキシニル分解ニトリラーゼ(bxn)
・ ネオマイシンホスホトランスフェラーゼ(Fraley 1983)などをコードし、抗生物質カナマイシンならびに関連抗生物質ネオマイシン、パロモマイシン、ゲンタマイシン、およびG418に対する耐性を付与する酵素を発現する、カナマイシン耐性遺伝子またはG418耐性遺伝子(NPTII;NPTI)
・ 2−デスオキシグルコース(Randez-Gil 1995)に対する耐性を付与する2−デオキシグルコース−6−リン酸ホスファターゼ(DOGR1遺伝子産物;WO 98/45456;EP 0 807 836)
・ ハイグロマイシン耐性を媒介するハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ(HPT)(Vanden Elzen 1985)
・ ジヒドロ葉酸レダクターゼ(Eichholtz 1987)
抗生物質耐性を付与する細菌起源のさらなるネガティブ選択マーカー遺伝子としては、抗生物質スペクチノマイシンに対する耐性を付与するaadA遺伝子、ゲンタマイシンアセチルトランスフェラーゼ、ストレプトマイシンホスホトランスフェラーゼ(SPT)、アミノグリコシド−3−アデニルトランスフェラーゼ、およびブレオマイシン耐性デターミナントが挙げられる(Hayford 1988; Jones 1987; Svab 1990; HiIIe 1986)。
ポジティブ選択マーカーは、非形質転換植物と比較して形質転換植物に増殖優位性を付与する。アグロバクテリウム・ツメファシエンス(菌株:PO22;Genbank登録番号:AB025109)に由来するイソペンテニルトランスフェラーゼのような遺伝子は、サイトカイニン生合成の主要な酵素として形質転換植物(たとえば、サイトカイニン非含有培地に基づく選択による)の再生を促進しうる。対応する選択方法は、報告されている(Ebinuma 2000a, b)。非形質転換植物と比較して形質転換植物に増殖優位性を付与するさらなるポジティブ選択マーカーは、たとえば、EP−A 0 601 092に記載されている。増殖刺激選択マーカーとしては、β−グルクロニダーゼ(たとえばサイトカイニングルクロニドとの組合せで)、マンノース−6−リン酸イソメラーゼ(マンノースとの組合せで)、UDP−ガラクトース−4−エピメラーゼ(たとえばガラクトースとの組合せで)が挙げられうるが(ただし、これらに限定されるものではない)、マンノースと組み合わされるマンノース−6−リン酸イソメラーゼは、とくに好ましい。
カウンター選択マーカーは、前記マーカーを含み所定の欠失配列を有する生物を選択するのにとくに好適である(Koprek 1999)。ネガティブ選択マーカーの例としては、チミジンキナーゼ(TK)、シトシンデアミナーゼ(Gleave 1999; Perera 1993; Stougaard 1993)、シトクロムP450タンパク質(Koprek 1999)、ハロアルカンデハロゲナーゼ(Naested 1999)、iaaH遺伝子産物(Sundaresan 1995)、シトシンデアミナーゼcodA(Schlaman & Hooykaas 1997)、またはtms2遺伝子産物(Fedoroff & Smith 1993)が挙げられる。
レポーター遺伝子は、容易に定量可能なタンパク質をコードし、それらの色または酵素活性を介して、形質転換効率、発現部位、または発現時期の評価を可能にする。これに関連してなかでもとくに好ましいのは、レポータータンパク質をコードする遺伝子(Schenborn 1999)、たとえば、緑色蛍光タンパク質遺伝子(Sheen 1995; Haseloff 1997; Reichel 1996; Tian 1997; WO 97/41228; Chui 1996; Leffel 1997)、クロラムフェニコールトランスフェラーゼ遺伝子、ルシフェラーゼ遺伝子(Ow 1986; Millar 1992)、エクオリン遺伝子(Prasher 1985)、β−ガラクトシダーゼ遺伝子、R座遺伝子(植物組織においてアントシアニン色素(赤色着色)の産生を調節するタンパク質をコードし、したがって、さらなる補助物質または色素原性物質を添加することなくプロモーター活性の直接分析を可能にする)(Dellaporta 1988; Ludwig 1990)であるが、β−グルクロニダーゼ(GUS)遺伝子がなかでもとくに好ましい(Jefferson 1987a,b)。β−グルクロニダーゼ(GUS)発現は、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−グルクロン酸と共に組織をインキュベートしたときの青色により検出され、細菌ルシフェラーゼ(LUX)発現は、発光により検出され;ホタルルシフェラーゼ(LUC)発現は、ルシフェリンと共にインキュベートした後の発光により検出され;そしてガラクトシダーゼ発現は、組織を5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドで染色した後の鮮青色により検出される。レポーター遺伝子はまた、抗生物質耐性マーカーの代わりにスコア付け可能なマーカーとして使用することも可能である。そのようなマーカーは、移入された遺伝子の存在を検出したりまたはその発現レベルを測定したりするために使用される。遺伝子改変細胞の特定またはタグ付けのための植物におけるスコア付け可能なマーカーの使用は、細胞の改変効率が高い場合にかぎり良好に機能する。
本発明に係る方法は、トランスジェニック植物、またはそれに由来する細胞、一部分、組織、収穫物質を取得するのに有用である。
アグロバクテリウムによる形質転換の効率は、たとえば、創傷形成、真空浸潤(WO00/58484)、熱ショックおよび/または遠心分離、硝酸銀添加、超音波処理などのような当技術分野で公知の多数の他の方法により、向上させることが可能である。本発明の好ましい実施形態では、外植片材料は、アグロバクテリウムの接種(共培養)前に創傷が形成される。たとえば、切断、研磨、穿刺、ポーキング、微粉粒子もしくは加圧流体の貫通、プラズマ創傷形成、高圧適用、または超音波処理をはじめとする多くの創傷形成方法を使用することが可能である。創傷形成は、たとえば、メス、ハサミ、針、研磨材、エアブラシ、粒子、電気遺伝子銃、または音波のような手段を用いて実施可能であるが、これらに限定されるものではない。このほかの選択肢は、真空浸潤である(EP−A1 1,141,356;EP−A1 1,171,618)。当技術分野で公知の他のアグロバクテリウム形質転換効率増大法は、超音波処理(EP−A1 904,362)または標的組織の減量(EP−A1 1,137,790)と組み合わせることが可能であるが、これらに限定されるものではない。
1. 配列番号1:pRi2659の右隣接配列をコードする核酸配列
2. 配列番号2:pRi2659の左隣接配列をコードする核酸配列
3. 配列番号3:クローニングベクターpRL278(GenBank登録番号:L05083)の核酸配列
4. 配列番号4:pRi2659(GenBank登録番号:AJ271050)のT−DNA領域をコードする核酸配列
5. 配列番号5:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM1:5’−AATCGTCGATGCGAATTGTTG−3’
6. 配列番号6:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM2:5’−GTTTTGTCCTGACGCTGTCGCGA−3’
7. 配列番号7:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM3:5’−TCTAACGATCGCTGCGCTCCGGA−3’
8. 配列番号8:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM4:5’−CGCCACGAGGCGCGACGGA−3’
9. 配列番号9:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM5:5’−TTATGGGCGAATTGATCTGA−3’
10. 配列番号10:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM6:5’−GTCCTGCTAAGGATTGATGCCT−3’
12. 配列番号12:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM8:5’−CCTGGGCATTTTTGTTGTTGG−3’
13. 配列番号13:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM9:5’−AATGGTATGGCTTCGAGGTG−3’
14. 配列番号14:アグロバクテリウム株K599 16S−23S rRNA遺伝子間配列モチーフM10:5’−CTCAAAGAAGACCGTACCGACA−3’
15. 配列番号15:バイナリーベクターpBPSEW008 [p−NOS::c−bar::t−NOS p−PcUBI::c−gusINT::t−NOS]
16. 配列番号16:バイナリーベクターpBPSMM192b [p−AtAhas::c−csr1−2::t−AtAHAS t−NOS::c−gusINT::p−SUPER]
17. 配列番号17:JTバイナリーベクターpBPSMM232 [p−ZmUbi1::c−ZmAHASL/Xi12::t−ZmAHAS t−NOS::c−gusINT::p−ZmUbi1] pBPSMM232は、そのままの状態ではアグロバクテリウム中で複製可能でないが大腸菌でのみ複製可能であるベクターである。スーパーバイナリープラスミドpSB1を含むアグロバクテリウム中への形質転換では、pBPSMM232とpSB1との間の選択媒介融合によりキメラプラスミド(pSB1/pBPSMM232)が得られる;Komari 1996。
18. 配列番号18:pRi2659の左境界配列 5’−TGGCAGGATA TATTGTGGTG TAAA−3’
19. 配列番号19:pRi2659の右境界配列 5’−TGACAGGATA TATCCCCTTG TCTA−3’
20. 配列番号20:アグロバクテリウム株K599の16S−23S rRNA遺伝子間配列
22. 配列番号22:欠失ベクターpBPSSH009
23. 配列番号23:欠失ベクターpRL278 LF/RF(pBPSSH009bとも呼ばれる)
24. 配列番号24:pRi2659Δをコードする核酸配列(テトラサイクリン選択マーカー(tet)を含まない)
25. 配列番号25:mll6374様遺伝子(インテグラーゼ/リコンビナーゼ[メソリゾビウム・ロティ(Mesorhizobium loti)MAFF303099])に類似したrcorf1によりコードされるアミノ酸配列
26. 配列番号26:pRi1724中のriorf22にやや類似したrcorf13によりコードされるアミノ酸配列(仮定的タンパク質Bcep02000337[バークホルデリア・フンゴルム(Burkholderia fungorum)LB400]に類似)
27. 配列番号27:pRi1724中のriorf37(推定的ミキモピントランスポーター)に類似した推定的ククモピントランスポーター遺伝子rcorf14によりコードされるアミノ酸配列
28. 配列番号28:rcorf16(SMa2205シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)1021(菌株:1021)のCOG1176[E]ABC型スペルミジン/プトレシン輸送系パーミアーゼ成分Iに類似)によりコードされるアミノ酸配列
29. 配列番号29:pRi1724中のriorf39(KEGG経路:ヒスチジン代謝00340)に少し類似したhutl(イミダゾロン−5−プロピオン酸ヒドロラーゼ[アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58])に類似したrcorf19によりコードされるアミノ酸配列
30. 配列番号30:pRi1724中のriorf41(仮定的タンパク質)に類似したrcorf20によりコードされるアミノ酸配列
32. 配列番号32:未知機能のタンパク質DUF886[メソリゾビウム(Mesorhizobium)sp.BNC1]に類似し、かつシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)のhutR遺伝子に隣接する不明な遺伝子に類似したpRi1724中のriorf43に少し類似したrcorf22によりコードされるアミノ酸配列
33. 配列番号33:rcorf23によりコードされるアミノ酸配列(IS30ファミリーのトランスポザーゼに類似した類似C末端)
34. 配列番号34:gatA−1遺伝子[グルタミル−tRNAアミドトランスフェラーゼ、サブユニットA(gatA−1) スルフォロブス・ソルファタリクス(Sulfolobus solfataricus)P2]に類似したpRi1724中のriorf60に類似したrcorf32によりコードされるアミノ酸配列
35. 配列番号35:agaB遺伝子(アグロピン酸パーミアーゼpfam00528:BPD_transp_1;結合タンパク質依存性輸送系内膜成分)に類似した仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるpRi1724中のriorf62に類似したrcorf34によりコードされるアミノ酸配列
36. 配列番号36:dppC遺伝子(pfam00528:BPD_transp_1;結合タンパク質依存性輸送系内膜成分)に類似した仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるpRi1724中のriorf63に類似したrcorf35によりコードされるアミノ酸配列
37. 配列番号37:moaD遺伝子(マンノピニン酸パーミアーゼCOG1123:種々のABC型輸送系のATPアーゼ成分)に類似した仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるpRi1724中のriorf64に類似したrcorf36によりコードされるアミノ酸配列
38. 配列番号38:amaB遺伝子(N−カルバモイル−β−アラニンアミドヒドロラーゼ)に類似したpRi1724中のriorf66に類似したrcorf37によりコードされるアミノ酸配列
39. 配列番号39:pck遺伝子(pfam01633:Choline_kinase;コリン/エタノールアミンキナーゼ)にやや類似したpRi1724中のriorf68に類似したrcorf39によりコードされるアミノ酸配列
40. 配列番号40:マイコバクテリウム・レプレ(Mycobacterium leprae)のMLCB1779.29(推定的モノホスファターゼ遺伝子)(cd01641:Bacterial_IMPase_like_1;イノシトールモノホスファターゼに関連付けられる主に細菌性ファミリーのMg++依存性ホスファターゼ)に類似したpRi1724中のriorf69に類似したrcorf40によりコードされるアミノ酸配列
42. 配列番号42:teuB(ペリプラズム糖結合タンパク質)遺伝子(COG1879:RbsB;ABC型糖輸送系ペリプラズム成分[炭水化物の輸送および代謝])に類似したriorf74に類似したrcorf44によりコードされるアミノ酸配列
43. 配列番号43:仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるteuA(ATP結合糖ABCトランスポーター)遺伝子(COG1129:MglA;ABC型糖輸送系ATPアーゼ成分[炭水化物の輸送および代謝])に類似したpRi1724中のriorf75に類似したrcorf45によりコードされるアミノ酸配列
44. 配列番号44:仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるteuC1(糖ABCトランスポーターパーミアーゼ)遺伝子(pfam02653:BPD_transp_2;分枝鎖状アミノ酸輸送系/パーミアーゼ成分)に類似したpRi1724中のriorf76に類似したrcorf46によりコードされるアミノ酸配列
45. 配列番号45:仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるteuC2(糖ABCトランスポーターパーミアーゼ)遺伝子(pfam02653:BPD_transp_2;分枝鎖状アミノ酸輸送系/パーミアーゼ成分)に類似したpRi1724中のriorf77に類似したrcorf47によりコードされるアミノ酸配列
46. 配列番号46:pRi1724中のriorf78(COG2755[E]リゾホスホリパーゼL1および関連エステラーゼ)に類似したrcorf48によりコードされるアミノ酸配列
47. 配列番号47:glpD遺伝子相同体であるpRi1724のriorf80(グリセロール−3−リン酸デヒドロゲナーゼ[アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58])に類似したrcorf50によりコードされるアミノ酸配列
48. 配列番号48:acs(アセチル−CoAシンテターゼ)(EC6.2.1.1)遺伝子相同体であるpRi1724中のriorf81に類似したrcorf51によりコードされるアミノ酸配列
49. 配列番号49:adk遺伝子相同体であるpRi1724のriorf82(pfam00406:ADK;アデニル酸キナーゼEC2.7.4.3)に類似したrcorf52によりコードされるアミノ酸配列
50. 配列番号50:pTi15955中のorf2遺伝子に類似した仮定的ケモレセプター遺伝子であるpRi1724中のriorf83に類似したrcorf53によりコードされるアミノ酸配列
52. 配列番号52:cbbA遺伝子相同体であるrcorf55(acd00947:TBP_aldolase_IIB;タガトース−1,6−ビスリン酸(TBP)アルドラーゼおよび関連タイプBクラスIIアルドラーゼ)によりコードされるアミノ酸配列
53. 配列番号53:pdbのA鎖(酵母トリオースリン酸イソメラーゼ(tri1))に類似したrcorf56によりコードされるアミノ酸配列
54. 配列番号54:pRi1724中のriorf88とphrR遺伝子(DNA結合タンパク質、ヘリックス・ターン・ヘリックスXREファミリー)とに類似したrcorf57によりコードされるアミノ酸配列
55. 配列番号55:pRi1724中のriorf89とthcR遺伝子(保存ドメインHTH−ARAC;ヘリックス・ターン・ヘリックスアラビノースオペロン制御タンパク質)とに類似したrcorf58によりコードされるアミノ酸配列
56. 配列番号56:pRi1724中のriorf90とpTiC58中のAtu6096(メソリゾビウム(Mesorhizobium)種およびアグロバクテリウム(Agrobacterium)種で保存されている)とに類似したrcorf59によりコードされるアミノ酸配列
57. 配列番号57:アグロバクテリウム(Agrobacterium)種、メソリゾビウム(Mesorhizobium)種、およびニトロバクター(Nitrobacter)種のいくつかの仮定的タンパク質にも類似したpRi1724中のriorf91に類似したrcorf60によりコードされるアミノ酸配列
58. 配列番号58:pRi1724中のriorf92(いくつかのアグロバクテリウム(Agrobacterium)株およびメソリゾビウム(Mesorhizobium)株で保存されている仮定的タンパク質)に類似したrcorf61によりコードされるアミノ酸配列
59. 配列番号59:ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)のjhp0928遺伝子(COG0827;アデニン特異的DNAメチラーゼ[DNAの複製、組換え、および修復])に類似したriorf93に類似したrcorf62によりコードされるアミノ酸配列
60. 配列番号60:AGR_pTi_191分配タンパク質(アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58、分配タンパク質、COG1475[K]予測される転写レギュレーター)に類似したrcorf63によりコードされるアミノ酸配列
62. 配列番号62:アグロバクテリウム(Agrobacterium)種、メソリゾビウム(Mesorhizobium)種、およびニトロバクター(Nitrobacter)種で保存されている仮定的タンパク質MesoDRAFT_1043[メソリゾビウム(Mesorhizobium)sp.BNC1]に類似したrcorf66によりコードされるアミノ酸配列
63. 配列番号63:チオカプサ・ロセオペルシシナ(Thiocapsa roseopersicina)のhydL遺伝子の下流領域にやや類似したpRi1724中のriorf96(仮定的タンパク質)に類似したrcorf67によりコードされるアミノ酸配列
64. 配列番号64:AGR_pTi_204[アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58]およびストレプトマイセス・クラブリゲルス(Streptomyces clavuligerus)由来のargG(アルギニノコハク酸シンターゼ)に類似したrcorf68によりコードされるアミノ酸配列
65. 配列番号65:pSa(lncWプラスミド)中のardC遺伝子(COG4227推定的接合移入タンパク質(抗制限タンパク質))に類似したpRi1724中のriorf100に類似したrcorf69によりコードされるアミノ酸配列
66. 配列番号66:mll9093(アスパラギン酸1−デカルボキシラーゼ[メソリゾビウム・ロティ(Mesorhizobium loti)MAFF303099])およびキサントモナス・シトリ(Xanthomonas citri)のpgi遺伝子(COG0853[H]アスパラギン酸1−デカルボキシラーゼ)に類似したpRi1724中のriorf101に類似したrcorf70によりコードされるアミノ酸配列
67. 配列番号67:pRtrCFN299a中のteuB遺伝子(COG1879:RbsB;ABC型糖輸送系ペリプラズム成分[炭水化物の輸送および代謝])に類似したpRi1724中のriorf106に類似したrcorf71によりコードされるアミノ酸配列
68. 配列番号68:リゾビウム・レグミノサルム(Rhizobium leguminosarum)のmcpC(リゾビウム(Rhizobium)のmcpC遺伝子)遺伝子(smart00283:MA;メチル受容化学走性様ドメイン(化学走性感覚トランスデューサー))に類似したpRi1724中のriorf107に類似したrcorf72によりコードされるアミノ酸配列
69. 配列番号69:pRi1724中のriorf112(COG0507:RecD;ATP依存性エキソDNアーゼ(エキソヌクレアーゼV)αサブユニット−ヘリカーゼスーパーファミリーIメンバー[DNAの複製、組換え、および修復])に類似した推定的traA遺伝子rcorf77によりコードされるアミノ酸配列
70. 配列番号70:pRi1724中のriorf114に類似した推定的traB遺伝子rcorf79によりコードされたアミノ酸配列
72. 配列番号72:pRi1724中のriorf118(TraRアンタゴニスト)に類似した推定的traM遺伝子rcorf82によりコードされるアミノ酸配列
73. 配列番号73:riorf132(アグロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogenes)(菌株:MAFF03−01724)、cd00550:ArsA_ATPase;オキシアニオン転位ATPアーゼ(ArsA)およびcd00592:HTH_MERR;ヘリックス・ターン・ヘリックス転写レギュレーターMERR、N末端ドメイン)に類似した推定的repA遺伝子rcorf96によりコードされるアミノ酸配列
74. 配列番号74:pRi1724中のriorf133(smart00470:ParB;ParB様ヌクレアーゼドメインタンパク質)に類似した推定的repB遺伝子rcorf97によりコードされるアミノ酸配列
75. 配列番号75:栄養複製に不可欠であるpRi1724中のriorf134に類似した推定的repC遺伝子rcorf98によりコードされるアミノ酸配列
76. 配列番号76:pNGR234a中のy4aO遺伝子にやや類似したpRi1724中のriorf135に類似したrcorf99によりコードされるアミノ酸配列
77. 配列番号77:pRi1724中のriorf137遺伝子およびpTiA6NC中のorf4遺伝子に類似したrcorf103によりコードされるアミノ酸配列
78. 配列番号78:pNGR234a中のy4jF遺伝子とy4jG遺伝子との間の特性付けされていない領域に類似したpRi1724中のriorf139に類似したrcorf105によりコードされるアミノ酸配列
79. 配列番号79:pRi1724中のriorf140と大腸菌のorf300遺伝子(pfam00004:AAA;種々の細胞活性に関連するATPアーゼファミリー(AAA))とに類似したrcorf106によりコードされるアミノ酸配列
80. 配列番号80:pRi1724中のriorf141(仮定的タンパク質)のN末端に類似したrcorf107によりコードされるアミノ酸配列
82. 配列番号82:シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)のルミナール結合タンパク質に対する遺伝子エキソン6に類似したpRi1724中のriorf142に類似したrcorf110によりコードされるアミノ酸配列
83. 配列番号83:pRi1724中のriorf143とpSG5中のspdB3遺伝子とに類似したrcorf111によりコードされるアミノ酸配列
84. 配列番号84:pRi1724中のriorf144に類似したrcorf112によりコードされるアミノ酸配列
85. 配列番号85:pRi1724中のriorf146とpTiSAKURA中のtiorf133とに類似したrcorf114(推定virF遺伝子)によりコードされるアミノ酸配列
86. 配列番号86:aatA(atu2196)(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼA[アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58])のN末端に類似したpRi1724中のriorf149に類似したrcorf117によりコードされるアミノ酸配列
87. 配列番号87:pRi1724中のriorf151(シトクロムP450型オキシダーゼ、おそらくvirB/D4を介するIV型分泌タンパク質)に類似したrcorf119(推定的virH)によりコードされるアミノ酸配列
88. 配列番号88:pRi1724中のriorf152(二成分virA/G調節系のレセプター)に類似したrcorf120(推定的virA)によりコードされるアミノ酸配列
89. 配列番号89:pRi1724中のriorf153(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf121(推定的virB1)によりコードされるアミノ酸配列
90. 配列番号90:pRi1724中のriorf155(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf123(推定的virB3)によりコードされるアミノ酸配列
92. 配列番号92:pRi1724中のriorf158(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf126(推定的virB6)によりコードされるアミノ酸配列
93. 配列番号93:pRi1724中のriorf159(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf127(推定的virB7)によりコードされるアミノ酸配列
94. 配列番号94:pRi1724中のriorf161(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf129(推定的virB9)によりコードされるアミノ酸配列
95. 配列番号95:pRi1724中のriorf163(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似したrcorf131(推定的virB11)によりコードされるアミノ酸配列
96. 配列番号96:pRi1724中のriorf164(二成分virA/G調節系のアクチベーター)に類似したrcorf132(推定的virG)によりコードされるアミノ酸配列
97. 配列番号97:ISBm1トランスポザーゼorfB[ブルセラ・スイス(Brucella suis)1330](NP 697552)のaa1−103に類似したrcorf133(仮定的タンパク質)によりコードされるアミノ酸配列
98. 配列番号98:pRi1724中のriorf167(virA/G調節T−DNA境界領域エンドヌクレアーゼアクセサリータンパク質)に類似したrcorf137(推定的virD1)によりコードされるアミノ酸配列
99. 配列番号99:pRi1724中のriorf168(virA/G調節T−DNA境界領域エンドヌクレアーゼ)に類似したrcorf138(推定的virD2)によりコードされるアミノ酸配列
100. 配列番号100:pRi1724中のriorf170(virB/D4 IV型分泌系のvirA/G調節成分)に類似したrcorf140(推定的virD4)によりコードされるアミノ酸配列
102. 配列番号102:A.ツメファシエンス(A. tumefaciens)のvirE2およびIMPA1(AtKAPα)(virB/D4 IV型分泌タンパク質)と相互作用するpRi1724中のriorf173およびpRiA6NC中のvirE3に類似したrcorf143(推定的virE3)によりコードされるアミノ酸配列
103. 配列番号103:メソリゾビウム・ロティ(Mesorhizobium loti)MAFF303099 mlr1626(予測マンノース−6−リン酸イソメラーゼ)に類似したrcorf144によりコードされるアミノ酸配列
104. 配列番号104:ファージインテグラーゼに類似したrcorf145によりコードされるアミノ酸配列
105. 配列番号105:pRi2659Δtet(テトラサイクリン選択マーカー(tet)を含む)のRF::tet::LF領域をコードする核酸配列
106. 配列番号106:pRi2659をコードする核酸配列
107. 配列番号107:virG CDS内のPCRプライマー 5’−TACTTCCTCC TCACGCACTC−3’
108. 配列番号108:virBオペロン内のPCRプライマー 5’−GCCAGCAATG ATCAAGAATT TGTTT−3’
109. 配列番号109:PCR G109フォワードプライマー 5’−TTGGTGCGAC AACTCCTCGG CG−3’
110. 配列番号110:PCR G112リバースプライマー 5’−GGTGAGCTCG ATCAGCTTCG GC−3’
112. 配列番号112:rcorf138としても知られるpRi2659のvirD2タンパク質に対するアミノ酸配列
113. 配列番号113:rcorf2〜rcorf12を含有するpRi2659の相補的核酸配列
114. 配列番号114:仮定的タンパク質Bcep02000338[バークホルデリア・フンゴルム(Burkholderia fungorum)LB400]に類似したpRi1724中のriorf20にやや類似したrcorf12によりコードされるアミノ酸配列
115. 配列番号115:hutH遺伝子相同体であるpRi1724中のriorf40(cd01441:HAL;ヒスチジンアンモニアリアーゼ(HAL)はヒスチジンからグルタミン酸への分解の第一段階を触媒する)に類似したrcorf11によりコードされるアミノ酸配列
116. 配列番号116:転写調節タンパク質[ブラディリゾビウム・ジャポニカム(Bradyrhizobium japonicum)USDA 110]ヘリックス・ターン・ヘリックスグルコネートオペロン転写リプレッサーに類似したrcorf10によりコードされるアミノ酸配列
117. 配列番号117:A.ツメファシエンス(A. tumefaciens)C58ヒダントイン利用タンパク質hyuAに類似したrcorf9によりコードされるアミノ酸配列
118. 配列番号118:A.ツメファシエンス(A. tumefaciens)C58ヒダントイン利用タンパク質hyuBに類似したrcorf8によりコードされるアミノ酸配列
119. 配列番号119:STH1060(グルタミンABCトランスポーター基質結合タンパク質[シンビオバクテリウム・サーモフィラム(Symbiobacterium thermophilum)IAM 14863])に類似したCOG0834(バークホルデリア・フンゴルム(Burkholderia fungorum)LB400 COG0834)に類似したrcorf7によりコードされるアミノ酸配列
120. 配列番号120:PSPTO5181(推定シスチンABCトランスポーターパーミアーゼタンパク質[シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)pv.トマト菌株DC3000])に類似したCOG0765[バークホルデリア・フンゴルム(Burkholderia fungorum)LB400]に類似したrcorf6によりコードされるアミノ酸配列
122. 配列番号122:グルタミンABCトランスポーターATP結合タンパク質[シンビオバクテリウム・サーモフィラム(Symbiobacterium thermophilum)IAM 14863]に類似したSTH1062にN末端が類似し;ブラディリゾビウム・ジャポニカム(Bradyrhizobium japonicum)USDA 110の仮定的タンパク質bll6362(プロピオン酸異化に関与する特性付けされていないタンパク質COG2079[R])にC末端が類似したrcorf4によりコードされるアミノ酸配列
123. 配列番号123:mlr6097(窒素同化制御タンパク質[メソリゾビウム・ロティ(Mesorhizobium loti)MAFF303099]、転写レギュレーターCOG0583[K])にやや類似したrcorf3によりコードされるアミノ酸配列
124. 配列番号124:IS66中のorf3遺伝子相同体であるpRi1724中のriorf1に類似したrcorf2によりコードされるアミノ酸配列
125. 配列番号125:rcorf18を含有するpRi2659の相補的核酸配列
126. 配列番号126:仮定的タンパク質AGR_L_1821[アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58](sdeB遺伝子相同体、cd01298:ATZ_TRZ_like;TRZ/ATZファミリーはアトラジン分解経路の酵素および関連ヒドロラーゼを含む)に類似したrcorf18によりコードされるアミノ酸配列
127. 配列番号127:rcorf24〜rcorf31を含有するpRi2659の相補的核酸配列
128. 配列番号128:メチロバクテリウム・エクストルクエンス(Methylobacterium extorquens)のorf3遺伝子(予測N−ホルミルグルタメートCOG3931[E])に類似したpRi1724中のriorf59に類似したrcorf31によりコードされるアミノ酸配列
129. 配列番号129:eutB相同体であるpRi1724中のriorf58(エタノールアミンアンモニアリアーゼ重鎖)に類似したrcorf30によりコードされるアミノ酸配列
130. 配列番号130:pRi1724中のriorf55(virE2を補完する。効率的な安定的植物形質転換に必要とされるが、機序不明)に類似したrcorf28(推定的GALLS遺伝子)によりコードされるアミノ酸配列
132. 配列番号132:idi(イソペンテニル二リン酸δ−イソメラーゼ[マイコバクテリウム・ツベルクロシス(Mycobacterium tuberculosis)CDC1551]EC 5.3.3.2)に類似したpRi1724中のriorf53に類似した推定的idi遺伝子であるrcorf26によりコードされるアミノ酸配列
133. 配列番号133:デカルボキシラーゼファミリータンパク質MCA2182[メチロコッカス・カプスラタス(Methylococcus capsulatus)株Bath]に類似したpRi1724中のriorf52に類似したrcorf25によりコードされるアミノ酸配列
134. 配列番号134:tetR細菌性調節ファミリーのmtrR遺伝子にやや類似したpRi1724中のriorf51に類似したrcorf24によりコードされるアミノ酸配列
135. 配列番号135:rcorf42〜rcorf43を含有するpRi2659の相補的核酸配列
136. 配列番号136:SMa2002[シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)1021](COG2755[E] リゾホスホリパーゼL1および関連エステラーゼ)に類似したpRi1724中のriorf73に類似したrcorf43によりコードされるアミノ酸配列
137. 配列番号137:SMa2004[シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)1021](推定ROKファミリー転写レギュレーター)に類似した仮定的リプレッサー遺伝子であるpRi1724中のriorf73に類似したrcorf42によりコードされるアミノ酸配列
138. 配列番号138:rcorf74〜rcorf76を含有するpRi2659の相補的核酸配列
139. 配列番号139:pRi1724中のriorf111に類似した推定的traC遺伝子(Tiプラスミド接合DNAプロセシング)であるrcorf76によりコードされるアミノ酸配列
140. 配列番号140:pRi1724中のriorf109(cd01126:TraG_VirD4;TraG/TraD/VirD4ファミリーは細菌接合タンパク質である)に類似した推定的traG遺伝子であるrcorf74によりコードされるアミノ酸配列
142. 配列番号142:pRi1724中のriorf131(LuxI型菌体数感知レギュレーター、3−オキソオクタノイルホモセリンラクトン合成、pfam00765:Autoind_synth;オートインデューサーシンテターゼ)に類似した推定的traI遺伝子rcorf95によりコードされるアミノ酸配列
143. 配列番号143:pRi1724中のriorf130(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbB遺伝子であるrcorf94によりコードされるアミノ酸配列
144. 配列番号144:pRi1724中のriorf129(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbC遺伝子であるrcorf93によりコードされるアミノ酸配列
145. 配列番号145:pRi1724中のriorf127(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbE遺伝子であるrcorf91によりコードされるアミノ酸配列
146. 配列番号146:pRi1724中のriorf125(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似したtrbK遺伝子相同体であるrcorf89によりコードされるアミノ酸配列
147. 配列番号147:pRi1724中のriorf123(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbF遺伝子であるrcorf88によりコードされるアミノ酸配列
148. 配列番号148:pRi1724中のriorf123(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbF遺伝子であるrcorf87によりコードされるアミノ酸配列
149. 配列番号149:pRi1724中のriorf122(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbG遺伝子であるrcorf86によりコードされるアミノ酸配列
150. 配列番号150:pRi1724中のriorf121(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbH遺伝子であるrcorf85によりコードされるアミノ酸配列
152. 配列番号152:pRi1724中のriorf119とpTiC58中のtraR/AGR pTi249とに類似した推定的traR遺伝子であるrcorf83によりコードされるアミノ酸配列
153. 配列番号153:rcorf100〜rcorf102を含有するpRi2659の相補的核酸配列
154. 配列番号154:pTiA6NC中の仮定的インテグラーゼ遺伝子orf2(シュードモナス(Pseudomonas)のインテグラーゼ様遺伝子に類似する)に類似したrcorf102によりコードされるアミノ酸配列
155. 配列番号155:pAT22(アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58(菌株:C58、単離株:Cereon)、COG0582[L]インテグラーゼタンパク質)のN末端断片に類似したrcorf101によりコードされるアミノ酸配列
156. 配列番号156:pAT22(アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58(菌株:C58、単離株:Cereon)、COG0582[L]インテグラーゼタンパク質)のC末端に類似したrcorf100によりコードされるアミノ酸配列
157. 配列番号157:rcorf115〜rcorf116を含有するpRi2659の相補的核酸配列
158. 配列番号158:Atu0711(アグロバクテリウム・ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)株C58)およびpRi1724中のriorf148と、kup遺伝子(pfam02705:K_Trans;K+カリウムトランスポータータンパク質)とに類似した推定的カリウム取込みタンパク質であるrcorf116によりコードされるアミノ酸配列
159. 配列番号159:pRi1724中のriorf147とpNGR234a中のy4mC遺伝子相同体(vir誘導遺伝子)とに類似したrcorf115によりコードされるアミノ酸配列
160. 配列番号160:rcorf134〜rcorf136を含有するpRi2659の相補的核酸配列
162. 配列番号162:pRi1724中のriorf165(T−DNAプロセシング毒性virA/G調節タンパク質)に類似した推定的virC2であるrcorf135によりコードされるアミノ酸配列
163. 配列番号163:ISBm1トランスポザーゼorfA[ブルセラ・スイス(Brucella suis)1330](NP 697551)のaa4−122/142に類似した仮定的タンパク質であるrcorf134によりコードされるアミノ酸配列
164. 配列番号164:SMa2207(推定ABCトランスポーター、ATP結合タンパク質[シノリゾビウム・メリロティ(Sinorhizobium meliloti)1021]、COG3842:PotA;ABC型スペルミジン/プトレシン輸送系ATPアーゼ成分[アミノ酸の輸送および代謝])に類似したrcorf15によりコードされるアミノ酸配列
165. 配列番号165:riorf34(仮定的タンパク質[アグロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogenes)]、推定的ミキモピントランスポーター遺伝子)に類似した推定的ククモピントランスポーターであるrcorf17によりコードされるアミノ酸配列
166. 配列番号166:pRi1724中のriorf57(eutC相同体、エタノールアミンアンモニアリアーゼ軽鎖)に類似したrcorf29によりコードされるアミノ酸配列
167. 配列番号167:PH0807(pfam00496:SBP_bac_5;細菌細胞外溶質結合タンパク質ファミリー5)に類似した仮定的ABCトランスポーター遺伝子であるpRi1724中のriorf61に類似したrcorf33によりコードされるアミノ酸配列
168. 配列番号168:pck遺伝子(smart00587:CHK;キナーゼドメインを含有するZnF_C4 abd HLHドメイン)にやや類似したpRi1724中のriorf67に類似したrcorf38によりコードされるアミノ酸配列
169. 配列番号169:glpK(グリセロールキナーゼ(EC 2.7.1.30))遺伝子相同体であるpRi1724中のriorf79に類似したrcorf49によりコードされるアミノ酸配列
170. 配列番号170:pOAD2中のnylA遺伝子の下流領域に類似したpRi1724中のriorf95に類似したrcorf65によりコードされるアミノ酸配列
172. 配列番号172:pRi1724中のriorf110に類似した推定的traD遺伝子であるrcorf75(接合移入タンパク質)によりコードされるアミノ酸配列
173. 配列番号173:pRi1724中のriorf113(COG4959:TraF;IV型分泌経路プロテアーゼTraF[翻訳後修飾、タンパク質代謝回転、シャペロン/細胞内輸送および分泌])に類似した推定的traF遺伝子であるrcorf78によりコードされるアミノ酸配列
174. 配列番号174:pRi1724中のriorf117(仮定的タンパク質)またはアグロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogenes)(菌株:MAFF03−01724)cd00093:HTH−XRE;ヘリックス・ターン・ヘリックスXREファミリー様タンパク質に類似したrcorf81によりコードされるアミノ酸配列
175. 配列番号175:pRi1724中のriorf126(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系、COG5314;接合移入/侵入排除タンパク質[細胞内輸送および分泌])に類似した推定的trbJ遺伝子であるrcorf90によりコードされるアミノ酸配列
176. 配列番号.176:pRi1724中のriorf128(Ri/Tiプラスミド接合に必要とされるIV型移入系)に類似した推定的trbD遺伝子であるrcorf92によりコードされるアミノ酸配列
177. 配列番号177:pRi1724中のriorf138とpHH1中のgvp1遺伝子(pfam04079:DUF387;推定転写レギュレーター(Ypuh様)タンパク質)とに類似したrcorf104によりコードされるアミノ酸配列
178. 配列番号178:pRi1724中のriorf141(仮定的タンパク質)のC末端に類似したrcorf108によりコードされるアミノ酸配列
179. 配列番号179:ブラディリゾビウム・ジャポニカム(Bradyrhizobium japonicum)USDA 110(菌株:USDA 110)のblr8180(COG1760[E]L−セリンデアミナーゼ)に79aaにわたりやや類似したrcorf113によりコードされるアミノ酸配列
180. 配列番号180:pRi1724(リゾビウム・レグミノサルム(Rhizobium leguminosarum)のaatA遺伝子相同体(フレームシフトにより生じる仮定的偽遺伝子)であるriorf150に類似したrcorf118によりコードされるアミノ酸配列
182. 配列番号182:pRi1724中のriorf156(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似した推定的virB4であるrcorf124によりコードされるアミノ酸配列
183. 配列番号183:pRi1724中のriorf160(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似した推定的virB8であるrcorf128によりコードされるアミノ酸配列
184. 配列番号184:pRi1724中のriorf162(T−複合体移入に必要とされるIV型分泌系)に類似した推定的virB10であるrcorf130によりコードされるアミノ酸配列
185. 配列番号185:pRi1724中のriorf169(virA/Gにより調節され、毒性に必要とされない、考えられる宿主域因子)に類似した推定的virD3であるrcorf139によりコードされるアミノ酸配列
186. 配列番号186:pRi1724中のriorf171(virB/D4 IV型分泌系のvirA/Gにより調節される成分)に類似した推定的virD5であるrcorf141によりコードされるアミノ酸配列
187. 配列番号187:Y4rB(リゾビウム(Rhizobium)sp.NGR234)に類似したrcorf146によりコードされるアミノ酸配列
188. 配列番号188:アグロバクテリウム株K599の左側T−DNA隣接配列をコードするヌクレオチド配列
とくに指示がないかぎり、実施例中の化学物質および試薬は、Sigma Chemical Company (St. Louis, MO)から入手したものであり、制限エンドヌクレアーゼは、New England Biolabs (Beverly, MA)またはRoche (Indianapolis, IN)から入手したものであり、オリゴヌクレオチドは、MWG Biotech Inc. (High Point, NC)により合成されたものであり、そして生化学物質および分子生物学的アッセイに関連する他の修飾酵素またはキットは、Clontech (Palo Alto, CA)、Pharmacia Biotech (Piscataway, NJ)、Promega Corporation (Madison, Wl)、またはStratagene (La JoIIa, CA)から入手したものである。細胞培養培地用の材料は、Gibco/BRL (Gaithersburg, MD)またはDIFCO (Detroit, Ml)から入手したものである。本発明の目的で実施されるクローニングステップ、たとえば、制限切断、アガロースゲル電気泳動、DNA断片の精製、ニトロセルロース膜およびナイロン膜への核酸の転写、DNA断片の連結、大腸菌(E. coli)細胞の形質転換、細菌増殖、ファージ増殖、組換えDNAの配列解析は、Sambrook (1989)に記載されているように行われる。組換えDNA分子の配列決定は、とくに記載がないかぎり、Sanger (Sanger 1977)の方法に従ってABIレーザー蛍光DNAシークエンサーを用いて行われる。実例として以下の実施例を提供するが、これらに限定されるものではない。
アグロバクテリウム株K599は、ダイズをはじめとする多くの双子葉植物で毛状根病を引き起こす土壌細菌である。菌株K599は、ダイズの根にきわめて感染し易いことが明らかにされている。アグロバクテリウム株K599(British NCPPB stock center; www.ncppb.com National Collection of Plant Pathogenic Bacteria Central Science Laboratory, Sand Hutton, York YO41 1LZ Englandに寄託番号NCPPB2659で寄託されている)を28℃で液体培養(LB培地)により増殖させ、pRiプラスミドを精製するように改変されたDNA抽出プロトコルをQiagen Large Construct kit(catalog No. 12462)を用いて実施し、pRi2659プラスミドのDNA調製物を富化した。
・ アグロバクテリウムK599[pRi2659Δtet]株:SHA001およびSHA016は、T−DNA領域を欠損しテトラサイクリン(tet)発現カセットを含む非病害性アグロバクテリウムK599株である(pBPSSH009を用いて取得した)。アグロバクテリウム株SHA001およびSHA016はいずれも、非病害性テトラサイクリン耐性型の(すなわちpRi2659Δtetプラスミドを含む)機能的に等価な菌株である。
・ アグロバクテリウムK599[pRi2659Δ]株:SHA017は、T−DNA領域が欠如している非病害性アグロバクテリウムK599株である(pBPSSH009bとしても知られるpRL278LF/RFを用いて取得した)。
ダイズ種子(栽培品種Williams 82)を以下のアッセイ1に使用した。接種の6日前、ダイズ種子を滅菌する。表面上に創傷/亀裂のない種子を滅菌ビーカーに入れる。評価対象の各アグロバクテリウム株に対して30個の種子を使用し、95%エタノールに1分間浸す。エタノールを除去し、0.0005% TritonX−100を含む新たに調製された10%漂白液で種子を10分間処理する。漂白液を3分間ごとに交換する。その後、漂白液を排出し、種子を滅菌水で4回洗浄する。それぞれ10個の種子を1%寒天プレート上に配置し、ParafilmTMで密閉し、25℃で16時間/日の照明下(70〜100μE/m2s)に配置する。
接種前、発芽したダイズを層状フード下に配置する。新たな一晩アグロバクテリウム培養物を振盪機から取り出し、OD650を測定する。1mLのアリコートを滅菌微量遠心管に入れ、12,000rpmで3分間、アグロバクテリウムを沈澱させる。上清を除去し、感染培地(1×MS塩、3.6%グルコース、6.9%スクロース、100mg/L myo−イノシトール、1.5mg/L 2,4−D、1mg/L カザミノ酸、1mg/L チアミンHCl、0.5mg/L ニコチン酸、0.5mg/L ピリドキシンHCl)でアグロバクテリウムを再懸濁する。
所望のバイナリーベクターを保有する細菌を固体YEP増殖培地上に塗ることによりアグロバクテリウム培養物を調製し、コロニーが出現するまで(約2日間)、25℃でインキュベートする。Riプラスミド、バイナリーベクター、および細菌染色体に存在する選択マーカー遺伝子に応じて、さまざまな選択剤をYEP固体培地およびYEP液体培地におけるA.ツメファシエンス(A. tumefaciens)およびA.リゾゲネス(A. rhizogenes)の選択のために使用することが可能である。約2日後、単一コロニーを単離し(滅菌楊枝を使用)、抗生物質を含む50mlの液体YEP中に接種して0.8〜1.0のOD650に達するまで(約2日間)、振盪下(175rpm、25℃)に置く。形質転換用のグリセロールストック液(15%)を調製し、−70℃で1.5mLのエッペンドルフ管中に1mlのアグロバクテリウムストック液として貯蔵する。
10g/L バクトペプトン、5g/L 酵母抽出物、5g/L NaCl、12g/L 寒天(Difco)、適切な抗生物質;pH7.0。
1/10 B5塩、1/10 MS鉄ストック液、3% スクロース、20mM MES、1×B5ビタミン、200μM アセトシリンゴン、0.7μM ジベレリン酸、7.5μM 6−ベンジル−アミノプリン;pH5.4。
実施例4a: ダイズ形質転換
苗およびアグロバクテリウムの調製
密閉蓋付きデシケーター中の100mLの漂白液(5.25%次亜塩素酸ナトリウム)に3.5mLのHClを添加することにより、種々の栽培品種のダイズ種子を塩素ガスで24〜48時間滅菌する。滅菌後、種子を取り出し、PlantCon容器中の発芽培地[1×B5主要塩、1×B5副次塩、1×MSIII鉄、2%スクロース、1×B5ビタミン、0〜5μM BAP、0.8% 精製寒天(Sigma);pH5.8]に約20粒の種子を蒔く。子葉が緑色になり、種皮が開裂し、そして葉外植片の場合は上胚軸が約0.5cmの長さに拡張するまで(約7日間)、苗外植片の場合は1〜4cmに拡張するまで、明所(150μm2s)で苗を成長させる。
葉外植片: 子葉節の2mm下の位置で胚軸から子葉および上胚軸を切り離した。上胚軸および単葉を露出させるために、子葉同士を分離させ、次に、上胚軸を子葉節の上で切り離した。腋成長点が外植片に含まれるように、托葉の基部で注意深く切断することにより、葉身、葉柄、および托葉からなる初生葉を初生節から切り離した。鋭利なメスで托葉間の領域を3〜5回カットすることにより、外植片に創傷を形成し、すでに形成されている苗条をすべて切り離した。
インキュベーション後、液体苗条誘導培地[1× B5主要塩、1× B5副次塩、1× MSIII鉄、1× B5ビタミン、3% スクロース、3mM MES、1.0μM BAP(苗外植片)または2.5μM BAP(葉外植片)、5μM カイネチン、250mg/l チカルシリン;pH 5.6]中で外植片を洗浄することにより、過剰のアグロバクテリウムを除去し、そして水による損傷(とくに葉身上)を防止するために、葉外植片を滅菌濾紙上で水分を吸収・乾燥させた。次に、グルホシネート選択を行うことなく約10個の葉外植片および5個の苗外植片を固体苗条誘導培地[0.8% 精製寒天(Sigma)]上に移して7日間置いた。葉柄が培地中に埋め込まれ、かつ葉身が培地外に置かれた状態で、葉が培地の表面に垂直に位置するように、葉外植片を培地中に配置し、そして上胚軸全体が培地に接触した状態で、苗外植片を配置した。プレートをScotch 394 venting tape(3M, St. Paul, Minnesota, USA)でラッピングし、平均温度25℃、明所18時間/暗所6時間のサイクル、70〜100μE/m2sの条件で、増殖チャンバー内に配置した。
GUS組織化学的染色液[80mM Na2HPO4(pH8.0)、8mM Na2EDTA、0.8%(v/v) Triton X、1.6%(v/v) ジメチルスルホキシド、20%(v/v) メタノール、0.38mM K4Fe(CN)6,1mM X−glucuro CHA塩(Inalco, Milan, Italy)]中に37℃で1日配置することにより、GUS活性に関して葉外植片を評価し、その後、葉組織を70%(v/v)エタノール中で洗浄し、そして95%エタノール中で透明化した(Jefferson 1987; Kosugi 1990)。
実験1では、バイナリーpBPSMM192b(配列番号16)を保有するAGL1またはSHA016を接種すべく40個の外植片を作製し、共培養の5日後、一過的GUS発現に関してアッセイした。第2の3回反復実験では、さまざまな濃度(OD650:0、0.125、0.25、0.5)のアグロバクテリウムAGL1またはSHA016(両方ともpBPSEW008(配列番号15)を保有する)が接種された合計120個の外植片を用いて、苗条再生を試験した。第3の実験では、SHA016またはAGL1(両方ともpBPSEW008(配列番号15)を保有する)を接種すべく120個の外植片を作製し、共培養の36日後、安定的GUS発現を調べるために一部を染色した。第4の実験では、アグロバクテリウム株SHA017(pSB1)またはAGL1(両方ともpBPSE008(配列番号15)を保有する)のいずれかで形質転換された苗外植片から伸長した苗条を用いてGUS組織学的染色をアッセイすることにより、推定形質転換頻度を決定した。この実験は、5つの異なる接種日から構成した。
シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)植物(生態型Col−0)を開花するまで土壌で成長させ、一次抽薹を除去して二次抽薹の花を増加させた。アグロバクテリウム株MP90(GV3101 (pMP90); Koncz and Schell 1986)、SHA001、および野生型K599を、対象の構築物pBPSEW008(配列番号15)およびpBPSMM192b(配列番号16)で形質転換し、1.2のOD650に達するまで、液体LB培地(10g/L トリプトン、5g/L 酵母抽出物、10g/L NaCl(EM Science))中、250mLで培養物を増殖させた。細菌細胞を遠心(15分間、4,000×g)により回収し、0.8〜0.9のOD650になるように浸潤溶液(5% スクロース、0.05% SILWET L−77[Lehle Seeds, Cat.No. VIS-02]、0.217% MS塩[Sigma M5524]])中に再懸濁した。
対象のプラスミド(たとえばpBPSMM192b)で形質転換された非病害性アグロバクテリウム株K599(pRi2659Δ)を50mL YEB培地(実施例4a参照)中、28℃で一晩増殖させる。0.5のOD650に達するまで、アグロバクテリウム溶液を液体共培養培地(2倍濃度 MSB5塩(Duchefa)、30g/L スクロース(Duchefa)、3.75mg/L BAP(6−ベンジルアミノプリン、Duchefa)、0.5g/L MES(Duchefa)、0.5mg/L GA3(ジベレリン酸、Duchefa);pH 5.2)と混合する。成長培地B(MSB5塩(Duchefa)、3% スクロース(Duchefa)、0.8% oxoidagar(Oxoid GmbH))の上で成長させたブラシカ・ナプス(Brassica napus)栽培品種Westarの4日齢の苗の葉柄を切り取った。葉柄をアグロバクテリウム溶液中に2〜3秒間浸漬し、その後、共培養のための固体培地(1.6% Oxoidagarが追加された共培養培地)中に入れた。共培養を3日間継続させる(24℃および約50μMol/m2sの光強度)。その後、適切な選択剤(nptIIマーカーを含む植物体用の18mg/L カナマイシン(Duchefa)(nptII耐性マーカーを保有する植物用のカナマイシン)、またはロドトルラ・グラシリス(Rhodotorula gracilis)由来のdao1遺伝子の発現カセットを含む植物用の0.3〜30mM D−アミノ酸(以下に記載されるとおり))および300mg/L Timentin(Duchefa)が追加された共培養培地に葉柄を移した。
in vitro種子発芽
0.1% Tween 20を含有する10% CloroxTM(5.25% 次亜塩素酸ナトリウム)中で、攪拌を行いながらトマト種子を15分間滅菌する。滅菌された種子を滅菌蒸留水で濯ぐ。滅菌後、25×100mmのペトリ皿中の発芽培地[0.25× MS、7.5g/L スクロース、0.7% 精製寒天(Sigma)、pH 5.8]に種子を移す。種子を含有するペトリ皿を暗所に2〜3日間配置して均一に発芽させ、そして培養室に移して培養室内の明所下に置く(25℃、16/8時間の光周期、70μE/m2sの光強度)。約8日齢の苗の子葉をアグロバクテリウム媒介形質転換に使用する。
バイナリーベクターpBPSEW008[p-NOS::c-bar::t-NOS p-PcUBI::c-gusINT::t-NOS](配列番号15)またはpBPSMM192b[p-AtAhas::c-csr1-2::t-AtAHASpA t-NOS::c-gusINT::p-SUPER](配列番号16)を保有する非病害性アグロバクテリウム株K599(SHA001)を固体YEP[10g/L バクトペプトン(Difco; Becton, Dickinson, and Co., Cockeysville, MD, USA)、5g/L 酵母抽出物(Difco)、5g/L NaCl、50mg/L カナマイシン、1.2% 顆粒化寒天(Difco)固体のみ;pH 7.0]上に塗り、そして25℃で2日間インキュベートした。単一コロニーを滅菌楊枝で採取し、抗生物質を含む50mLの液体YEP中に配置し、そして25℃で16時間振盪した(175rpm)。0.8〜1.0のOD650に達した後、15%のグリセロールストック液を作製し、−80℃で貯蔵した。外植片接種の1日前、アグロバクテリウム+50mg/L カナマイシンの処理用ストック液(アグロバクテリウムの増殖およびストック液濃度に応じて5μL〜50μLの間の任意の量)をエルレンマイヤーフラスコ中のYEP液体培地に添加した。OD650が0.8に達するまで、フラスコを25℃で一晩振盪した。トマト外植片を作製する前、20℃および5,500×gで10分間遠心することにより、アグロバクテリウムをペレット化し、所望の濃度(たとえば、OD650 0.5)になるように液体共培養培地[1/10× B5主要塩、1/10× B5副次塩、1/10× MSIII鉄、1×B5ビタミン、3% スクロース、20mM MES、200μM アセトシリンゴン、0.72μM GA3、7.5μM BAP;pH5.4]中に再懸濁し、そして室温で30分間インキュベートした。
約8日齢の苗から子葉を切り離し、滅菌ペトリ皿上に配置する。子葉の両端を除去し、横方向に半分に切断し、向軸面を下に向けて滅菌濾紙上に移し、そして22℃の暗所で前培養培地[MS塩およびビタミン、16g/L グルコース、0.1mg/L NAA、1mg/L BAP、0.7%精製寒天、pH5.8]上に2日間配置した。
外植片と共に濾紙を共培養培地[MS塩およびビタミン、16g/L グルコース、0.1mg/L NAA、1mg/L BAP、0.7% 精製寒天、150μM アセトシリンゴン、pH 5.8]上に配置し、そしてアグロバクテリウム懸濁液(0.3〜0.5のOD650)を接種して22℃の暗所に2〜3日間置いた。
3日目の終わり、背軸面を下に向けて外植片を回復培地(1× MS塩およびビタミン、16g/L グルコース、2mg/L ゼアチン、0.7% 精製寒天、200mg/L timentin)上に配置し、25℃の培養室内(70μE/m2s)に一週間入れた。回復後、外植片を選択/再生培地(1× MS塩およびビタミン、30g/L スクロース、2mg/L ゼアチン、0.7% 精製寒天、200mg/L timentin、50〜100nM Pursuit、pH 5.8)に移して2.5週間置く。カルスの苗条芽を子葉から切り出し、伸長培地(1× MS塩およびビタミン、20g/L スクロース、0.5mg/L ゼアチンまたは0.25mg/L IBA、0.7% 精製寒天、200mg/L timentin、および50〜100nM Pursuit)に移して2〜3週間置く。伸長苗条をカルスから切り出し、幼植物体が土壌に移植可能な状態になるまで、発根培地(1× MS塩およびビタミン、20g/L スクロース、0.25mg/L IBA、0.7% 精製寒天、100mg/L timentin、50nM Pursuit、pH 5.8)上に2〜3週間配置する。
GUS組織化学的染色液[80mM Na2HPO4(pH 8.0)、8mM Na2EDTA、0.8%(v/v) Triton−X、1.6%(v/v) ジメチルスルホキシド、20%(v/v) メタノール、0.38mM K4Fe(CN)6,1mM X−glucuro CHA塩(Inalco, Milan, Italy)]中に37℃で1日配置することにより、GUS活性に関して葉外植片を評価し、その後、葉組織を70%(v/v)エタノール中で洗浄し、そして95%エタノール中で透明化した(Jefferson et al. 1987, Kosugi et al. 1990)。
特定のトウモロコシ近交系またはトウモロコシ雑種系の種子を発芽させ、発根させ、そして温室内で成長させる。授粉の8〜14(平均10)日後(DAP)、トウモロコシ植物体の穂を採取し、それから未成熟胚を単離する。採取の時期は、成長状態およびトウモロコシ品種に依存して異なる。形質転換のための未成熟胚の最適長さは、胚盤の長さを含めて約1〜1.5mmである。胚は、不透明ではなく半透明でなければならない。切り出された胚をMS系液体培地(1.5mg/Lの2,4−Dを含む)中に収集する。アグロバクテリウムの接種と同時またはアグロバクテリウム感染への使用直前のいずれかで、アセトシリンゴン(50〜100μM)を培地に添加する。
5リットルのLBブロス中、28℃で、アグロバクテリウム株SHA017(非病害性アグロバクテリウムK599[pRi2659Δ])を一晩増殖させた。標準的アルカリ溶解プロトコルおよびそれに続くフェノール−クロロホルム抽出(Sambrook et al. 1989)に基づいて、全DNAを抽出した。CHEF−DRIIIシステム(Bio-Rad Cat.#: 170-3695)を用いてパルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)により、pRi2659ΔプラスミドDNAを全DNAから単離した。全DNAを0.5×TBE緩衝液(45mM Tris−ホウ酸、1mM EDTA)中の1%パルスフィールド用アガロース(Bio-Rad Cat #: 162-0137)ゲルにロードし、続いて、6V/cm、1秒間の初期スイッチ時間および25秒間の最終スイッチ時間、14℃、24時間の条件でPFGEにかけた。電気泳動後、分子マーカーレーンを含むゲルストリップおよびゲルの両側のサンプルレーン縁部を含むゲルストリップを切り出し、エチジウムブロミド(Sigma)で染色し、そして画像化した。1つの分解可視バンドがゲルストリップ中に存在し、DNAの残りの部分はウェル中に残存した。単一のバンドを切り出し、Fu and Dooner (2000)に基づいて電気泳動溶出により回収した。
virBリバースプライマー: 5’−GCCAGCAATG ATCAAGAATT TGTTT−3’ (配列番号28)。
PCR G109フォワードプライマー: 5’−TTGGTGCGAC AACTCCTCGG CG−3’ (配列番号29)
PCR G112リバースプライマー: 5’−GGTGAGCTCG ATCAGCTTCG GC−3’ (配列番号30)。
以下の表(表4)は、プラスミドpRi2659Δ(配列番号24)のオープンリーディングフレームによりコードされている可能性のあるタンパク質を列挙したものである。タンパク質の配列番号(SINo)およびコードされたアミノ酸の詳細事項が列挙されている。
Claims (35)
- 以下のステップ:
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物細胞を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物細胞を単離または選択するステップ
を含む、トランスジェニック植物細胞の作製方法。 - 以下のステップ:
a) アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)または該菌株の誘導体のトランスジェニック非病原性変異株の細菌を準備するステップ、ここで、該変異株は植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損し、かつ該変異株はさらにトランスジェニックT−DNAを含むものである、および
b) 植物体、植物細胞または植物組織を前記細菌と共培養するステップ、および
c) 安定的にゲノムに組み込まれた前記トランスジェニックT−DNAを含んでなる植物を単離または選択し、かつ任意により再生するステップ
を含む、トランスジェニック植物の作製方法。 - 前記非病原性変異株が、植物細胞に感染可能であり、植物細胞へのT−DNAの移入を媒介することが可能であり、かつ植物ゲノムへのT−DNAの挿入を媒介することが可能であるが、毛状根表現型誘発性は欠損している、請求項1または2に記載の方法。
- 前記アグロバクテリウム株K599(NCPPB2659)の誘導体が、土壌の植物病原性細菌であって、配列番号5、6、7、8、9、10、11、12、13、および14により示される配列モチーフからなる群より選択される少なくとも1つの配列モチーフを含む16S−23S rRNA遺伝子間配列により特徴付けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記非病原性変異株が、RiプラスミドpRi2659または該プラスミドの誘導体の非病原性プラスミド変異体を含んでなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記非病原性プラスミド変異体が、以下のもの:
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなる配列を含む配列
b) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチドからなる配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなるプローブにハイブリダイズする配列
により示される配列の群より選択される少なくとも1つの配列を含む、請求項5に記載の方法。 - 前記植物細胞、植物組織、または植物体が、単子葉植物、双子葉植物、および裸子植物からなる群より選択される植物に由来する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記植物が、ウマゴヤシ属(Medicago)、トマト属(Lycopersicon)、アブラナ属(Brassica)、キュウリ属(Cucumis)、ナス属(Solanum)、クルミ属(Juglans)、ワタ属(Gossypium)、リンゴ属(Malus)、ブドウ属(Vitis)、キンギョソウ属(Antirrhinum)、ハコヤナギ属(Populus)、イチゴ属(Fragaria)、シロイヌナズナ属(Arabidopsis)、トウヒ属(Picea)、トウガラシ属(Capsicum)、アカザ属(Chenopodium)、キク属(Dendranthema)、アサガオ属(Pharbitis)、マツ属(Pinus)、エンドウ属(Pisum)、イネ属(Oryza)、トウモロコシ属(Zea)、コムギ属(Triticum)、ライコムギ(Triticale)、ライムギ属(Secale)、ドクムギ属(Lolium)、オオムギ属(Hordeum)、ダイズ属(Glycine)、トガサワラ属(Pseudotsuga)、リュウキュウベンケイ属(Kalanchoe)、フダンソウ属(Beta)、ヒマワリ属(Helianthus)およびタバコ属(Nicotiana)からなる群より選択される属に由来する、請求項7に記載の方法。
- 前記トランスジェニックT−DNAが、植物で発現可能な選択マーカー遺伝子を少なくとも1つ含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 以下のもの:
a) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなる配列を含む配列
b) 配列番号24により示される配列または配列番号24により示される配列のうち少なくとも1000個の連続したヌクレオチドからなる配列に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列
c) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と等価の条件下で、配列番号24により示される配列もしくはその相補配列のうち少なくとも100個の連続したヌクレオチドからなるプローブにハイブリダイズする配列
により示される配列の群より選択される、単離されたヌクレオチド配列。 - 植物細胞感染および形質転換に必要な機能をもたらすが、毛状根表現型を引き起こす配列は欠損している、pRi2659または該Riプラスミドの誘導体の非病原性プラスミド変異体。
- 請求項10に記載のヌクレオチド配列により示される、請求項11に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 前記誘導体が、配列番号112により示される配列に対して少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を有するvirD2タンパク質をコードする、請求項11または12に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 植物細胞感染および形質転換に必要な生来型の病原性pRi2659またはその誘導体の配列を含むが、毛状根表現型を媒介するT−DNAの配列は欠損している、請求項11または13に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 境界領域を含むT−DNA全体が生来型のプラスミドから欠失している、請求項11〜14のいずれか1項に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 前記欠失したT−DNAが、配列番号4の塩基538付近から塩基15519付近までの配列または配列番号26の塩基3644付近から塩基18577付近までの配列により示される配列に対応する、請求項11〜15のいずれか1項に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と等価の高ストリンジェンシーの条件下で、病原性アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)の生来型の病原性RiプラスミドpRi2659の全体とハイブリダイズするが、該高ストリンジェンシーの条件下で、配列番号4により示される配列の塩基538付近から塩基15519付近までの配列または配列番号26により示される配列の塩基3644付近から塩基18577付近までの配列とはハイブリダイズしない、請求項11〜16のいずれか1項に記載の非病原性プラスミド変異体。
- 前記pRi2659の誘導体が、植物細胞への土壌細菌からのT−DNAの移入を媒介することができ、
a) 生来型pRi2659プラスミド(アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659に含まれるものと同様)をコードするDNAに対して少なくとも90%の配列同一性を有すること、または
b) 5×SSPE、1%SDS、5×デンハルト試薬および100μg/mLの変性サケ精子DNAからなる溶液中、68℃での結合またはハイブリダイゼーションと、それに続く、0.1×SSPEおよび0.1%SDSを含む溶液中、68℃での洗浄と等価の高ストリンジェンシーの条件下で、生来型pRi2659プラスミドとハイブリダイズすること
によりさらに特徴付けられるプラスミドである、請求項11〜17のいずれか1項に記載の非病原性プラスミド変異体。 - アグロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogenes)pRi2659プラスミド由来の少なくとも1つのT−DNA境界領域がつなげられ、毛状根表現型を引き起こす配列を含まない、トランスジェニックT−DNA。
- 前記境界配列が配列番号18または19により示されるものである、請求項19に記載のトランスジェニックT−DNA。
- 前記トランスジェニックT−DNAが、前記植物に、農学上有益な形質または少なくとも1つのマーカー遺伝子を付与するための少なくとも1つの発現カセットを含み、該マーカー遺伝子は、形質転換された植物体、植物細胞もしくは組織の選択および/または特定を可能にするものである、請求項19または20に記載のトランスジェニックT−DNA。
- 請求項19〜21のいずれか1項に記載のトランスジェニックT−DNAを含んでなるトランスジェニックベクター。
- 請求項10に記載のヌクレオチド配列、請求項11〜18のいずれか1項に記載の非病原性プラスミド変異体、請求項19〜21のいずれか1項に記載のトランスジェニックT−DNA、もしくは請求項22に記載のトランスジェニックベクターを含んでなる細胞または非ヒト生物。
- 細菌、酵母、植物、哺乳動物、および昆虫からなる群より選択される、請求項23に記載の細胞または非ヒト生物。
- リゾビウム科(genes Rhizobiaceae)の土壌細菌である、請求項23または24に記載の細胞または非ヒト生物。
- 植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損している、アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)またはその誘導体の非病原性変異株。
- 植物細胞に感染可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損しており、さらにトランスジェニックT−DNAを含んでなる、アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)またはその誘導体のトランスジェニック非病原性変異株。
- 植物細胞に感染可能であり、植物細胞へのT−DNAの移入を媒介することが可能であり、かつ植物ゲノムへのT−DNAの挿入を媒介することが可能であるが、毛状根表現型誘発性を欠損している、請求項26または27に記載の非病原性変異株。
- 前記アグロバクテリウム株K599(NCPPB 2659)の誘導体が、土壌の植物病原性細菌であって、配列番号5、6、7、8、9、10、11、12、13、および14により示される配列モチーフからなる群より選択される少なくとも1つの配列モチーフを含む16S−23S rRNA遺伝子間配列により特徴付けられる、請求項26〜28のいずれか1項に記載の非病原性変異株。
- RiプラスミドpRi2659またはその誘導体の非病原性プラスミド変異体を含んでなる、請求項26〜29のいずれか1項に記載の非病原性変異株。
- 前記非病原性プラスミド変異体が請求項11〜18のいずれか1項に記載のものである、請求項30に記載の非病原性変異株。
- 突然変異型もしくはキメラ型virAまたはvirG遺伝子の存在あるいは強毒性プラスミドの存在からなる群より選択される1以上の特徴をさらに含む、請求項25〜31のいずれか1項に記載の非病原性変異株。
- 以下のもの:
a) 配列番号112により示される配列またはそのうちの少なくとも200個の連続したアミノ酸からなる配列、
b) 配列番号112により示される配列に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチド。 - 以下のもの:
a) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、もしくは187のいずれか1つにより示される配列またはそのうちの少なくとも200個の連続したアミノ酸からなる配列、
b) 配列番号25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、126、128、129、130、131、132、133、134、136、137、139、140、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、154、155、156、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、または187のいずれか1つにより示される配列に対して少なくとも85%の配列同一性を有する配列
からなる群より選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチド。 - 請求項33または34に記載のポリペプチドをコードする配列を含むヌクレオチド配列。
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