JP2008509883A - 広いキラル選択性を有する新規のキラルカラム - Google Patents
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Abstract
複数のプロリンに基づくキラル固定相を有する一般的なキラルカラム。
Description
本発明は、国立衛生研究所からの助成番号NIH 1 R01 GM63812−01およびNIH 1 R01 GM60637−01A1と関連してなされた。合衆国政府は本発明に対する権利を有する。
本発明はキラル化学の分野に関する。さらに特に、本発明は鏡像異性体、すなわち、2つの分子が重ね合わせることができないように原子もしくは基の配置が存在する異性体の分離に関する。
本発明者は、多数のラセミ化合物を分割することができる新規のキラルカラム類を開発した。これらのカラムは安定であり、そして多数の移動相溶媒で用いることができる。
立体異性体は、それらの原子が空間において配向される方法においてのみ相互に異なる分子である。立体異性体は、ジアステレオマーもしくは鏡像異性体として一般に分類され;後者には相互の鏡像であるものが包含され、前者はそうでないものである。特定の立体異性体を特性化する原子の特定の配置は、例えば、+もしくは−のいずれか(また、DもしくはL)および/またはRもしくはSのような既知の順序付け規則により特定されるその光学立体配置として知られている。
配向性においてのみ異なるが、立体異性体の実際の効果は重要である。例えば、多数の化合物の生物学的および製薬学的活性は、関与する特定の立体配置により強く影響される。実際に、多数の化合物は、既定の立体異性体において用いられる場合にしか広く実用的でない。
生物は、一対の一方の鏡像異性体のみを通常は生成する。従って、(−)−2−メチル−1−ブタノールのみが澱粉の酵母発酵において形成され;(+)−乳酸のみが筋肉の収縮において形成され;果汁は(−)−リンゴ酸のみを含有し、そして(−)−キニーネのみがキナの木から得られる。生物系では、そのような系において非常に重要である触媒酵素は光学活性であるので、立体化学的特異性は例外よりむしろ標準である。例えば、糖(+)−グルコースは動物代謝において重要な役割を果たし、そして発酵産業における基本原料であるが;しかしながら、その光学対照体(optical counterpart)、すなわち対掌体、(−)−グルコースは動物により代謝されず、また酵母により発酵されない。この関連での他の例には、酒石酸の鏡像異性体混合物の(+)−鏡像異性体のみを消費し、(−)−鏡像異性体をそのままにするカビ、ペニシリウム・グラウカム(Penicillium glaucum)が包含される。また、クロロマイセチンの一方の立体異性体のみが抗生物質であり;そして(+)−エフェドリンは薬剤活性を有さないだけでなく、その対掌体の薬剤活性を妨げる。最後に、エキスの世界において、鏡像異性体(−)−カルボンはその独特なにおいを有するスペアミントの油を与え、一方、その光学対照体(+)−カルボンはキャラウェイのエキスを与える。
従って、酵素および他の生物学的受容体分子はキラル構造を有するので、ラセミ化合物の鏡像異性体は異なるようにそれによって吸収され、活性化され、そして分解され得る。この現象は、多くの場合において、ラセミ薬剤の2つの鏡像異性体が異なるかもしくは反対の薬理学的活性さえ有し得ることをもたらす。これらの異なる効果を認識するために、各鏡像異性体の生物学的活性は別個に研究される必要があることが多い。製薬産業内のこ
のおよび他の要因は、鏡像異性的に純粋な化合物の必要性、従って、キラルクロマトグラフィーの必要性に大いに寄与している。
のおよび他の要因は、鏡像異性的に純粋な化合物の必要性、従って、キラルクロマトグラフィーの必要性に大いに寄与している。
従って、光学活性である化合物の有用なバージョンを得るために立体異性体を分離することは望ましく、そして必須であることが多い。
この関連での分離は、ジアステレオマーが関与する場合には一般に問題ではなく:ジアステレオマーは、融点、沸点、既定溶媒における溶解性、密度、屈折率などのような異なる物理的性質を有する。従って、ジステレオマーは、通常、分別蒸留、分別結晶化もしくはクロマトグラフィーのような常法により相互から分離される。
一方、鏡像異性体は、それらの物理的性質が同一であるので特別な問題を提示する。従って、それらは原則として(そしてラセミ混合物の形態の場合に特にそうである)常法により分離することができず:それらの沸点は同一であるので分別蒸留により分離することができず;(溶媒が光学活性でない限り)それらの溶解性は同一であるので通常の結晶化により分離することができず;(吸着剤が光学活性でない限り)それらは吸着剤上に同等に保持されるので通常のクロマトグラフフィーにより分離することができない。鏡像異性体を分離する問題は、通常の合成技術がほとんどの場合に鏡像異性体の混合物を生成することによりさらに悪化する。混合物が反対の光学立体配置を有する等量の鏡像異性体を含んでなる場合、それはラセミ化合物と呼ばれ;そのそれぞれの鏡像異性体へのラセミ化合物の分離は一般に分割として知られており、そしてかなり重要なプロセスである。
多数のラセミ化合物を分割することができるキラルカラム(一般的なキラルカラム)は、大きな需要がある。それらは多数の研究所において、特に製薬産業において日常的に必要とされる。本発明以前に、Daicelカラム、大環状抗生物質カラムおよびWhelk−Oカラムは、おそらく、このタイプの一般的なキラルカラムにおける産業リーダーとして知られていた。本発明者は、プロリンおよびその類似体の使用に基づく新規の一般的なキラルカラム類を開発した。
さらに、そして重要なことに、本発明のカラムは、試験する化合物の少なくとも同様のもしくはより高いパーセンテージを分割する能力を有する。さらに、本発明のカラムは、試験する化合物のいくつかに対してより良い分離を与え、そして上記の一般に使用される市販のカラムで分割することができないある種の化合物を分割することができる。
本発明のカラムは安定であり、そして多数の移動相溶媒で使用することができる。従って、本発明のカラムは、一般的なキラルカラムとして重要な用途を見出すはずである。
これまでに多数のキラルカラムが製造されているが;しかしながら、ほんのわずかしか広いキラル選択性を示さなかった。上記のように、成功例には、よく知られているDaicelカラム、ChirobioticカラムおよびWhelk−O 1/2カラムが包含される。Daicelカラムは、シリカゲル上に糖誘導体をコーティングすることにより製造される。Chirobioticカラムは、シリカゲル上に大環状糖ペプチドを固定することにより製造される。Whelk−O 1/2カラムは、電子が豊富なおよび電子が不足する芳香族化合物の両方を含有する。これらのカラムは広いキラル選択性を有し、そしてかなりの数のラセミ化合物を分割するために成功裏に適用されている。それらは、異なる選択性および安定性プロフィールを有する。それらの選択性はある場合には相互に補完的であり、一方、それらはある場合には相互に重複する。カラムのあるものは逆相条件に、そしてあるものは順相条件にいっそう適している。各カラムは、それぞれの強みおよび弱みを有する。これらの進歩にもかかわらず、これらの市販されているカラムを用いて分割することができないもしくは十分に分割することができない多数の化合物がまだある。従って、比較的広いキラル選択性を有する新規のカラムを開発する大きな必要性がまだある。
[発明の要約]
本発明は、鏡像異性体分離の当該技術分野における改善を表すキラルセレクターに関する。従って、本発明の1つの態様は、複数のプロリンに基づくキラルセレクターを有する一般的なキラルカラムである。
本発明は、鏡像異性体分離の当該技術分野における改善を表すキラルセレクターに関する。従って、本発明の1つの態様は、複数のプロリンに基づくキラルセレクターを有する一般的なキラルカラムである。
本発明の別の態様は、2、3、4、5、6もしくは10個のプロリンを有するキラルセレクターを包含する、2個もしくはそれ以上のプロリンを有するペプチドでできているキラル固定相である。また、本発明の範囲内に包含されるのは、プロリンの類似体および異性体、ならびに本発明のキラルセレクター化合物の類似体および異性体である。
本発明の別の態様は、以下の式:
[式中、nは2以上の任意の整数である]
のキラル固定相(もしくはカラム)、ならびにその類似体および異性体である。本発明の別の態様は、nが2〜10の任意の整数である場合である。
のキラル固定相(もしくはカラム)、ならびにその類似体および異性体である。本発明の別の態様は、nが2〜10の任意の整数である場合である。
分析物(analyte)について得られる分離は、Daicel AD、Daicel ODおよびWhelk O2カラム上で得られるものに匹敵するかもしくはそれらより優れている。本発明の複数のプロリンに基づくキラルカラムは、優れた一般的なキラルカラムとして有望である。
[発明の記述]
本発明者は、業界基準もしくは業界モデルとして、DaicelカラムおよびWhelk O2カラムと比較した場合に、比較的広いキラル選択性を有する新規のキラルカラムを開発した。さらに、本発明のキラルカラムは多数の移動相条件において安定である。
本発明者は、業界基準もしくは業界モデルとして、DaicelカラムおよびWhelk O2カラムと比較した場合に、比較的広いキラル選択性を有する新規のキラルカラムを開発した。さらに、本発明のキラルカラムは多数の移動相条件において安定である。
本発明のキラルカラムの成功率は、過去数十年にわたって開発された最も良い市販されている一般的なキラルカラムに十分に匹敵する。それらの入手可能性に基づいて選択された22個のラセミ混合物(実施例4を参照)について、我々のPro4カラム(CSP3)は17個の化合物を分割し;我々のPro2カラム(CSP2)は16個の化合物を分割し;我々のPro6カラム(CSP4)は15個の化合物を分割した。比較して、Daicel ODカラムは18個を分割し、Daicel ADは16個を分割し、そしてWhelk−O2は15個の化合物を分割した。モノプロリンカラム(CSP1)は、試験した22個の化合物から6個だけを分割することができるように、それははるかに効果が低い。モノプロリンカラムで得られる分割はまた、非常に少量でもある。
プロリンは、多くの点において独特なアミノ酸である(図1)。他のα−アミノ酸におけるように第一級アミノ基を有する代わりに、それは第二級アミンを含有する。環状構造のために、窒素−α−炭素結合の周りの回転は制限される。また、環状構造のために、プロリンはα−ヘリックスもしくはβ−シート構造に理想的に適してはおらず;代わりに、
ポリプロリンはその独自の特有のらせん構造を形成する(ポリプロリンIおよびポリプロリンII)。ポリプロリンにおけるアミド結合は、他のオリゴペプチドと比較して立体的に妨げられる。ポリプロリンの際立って異なる立体構造および構造的特徴は、それらがキラルクロマトグラフィーにおいて研究されている他の短いオリゴペプチドと全く異なって機能し得ることを示唆する。
ポリプロリンはその独自の特有のらせん構造を形成する(ポリプロリンIおよびポリプロリンII)。ポリプロリンにおけるアミド結合は、他のオリゴペプチドと比較して立体的に妨げられる。ポリプロリンの際立って異なる立体構造および構造的特徴は、それらがキラルクロマトグラフィーにおいて研究されている他の短いオリゴペプチドと全く異なって機能し得ることを示唆する。
本発明者等は、テトラプロリンに基づくキラル固定相3(図1)、ジプロリンに基づくキラル固定相2、ヘキサプロリンに基づくキラル固定相4の態様を包含する、プロリンに基づくキラルセレクターが比較的広いキラル選択性を有し、一方、モノプロリン固定相1はおおむね効果がないことを見出した。
シリカゲルへの本発明のキラルセレクターの固定化は、リンカー基を介して成し遂げられる。本発明のリンカー基の一例は、N−アルキルアミノ基である。第二の例は、N−メチルアミノ基である。別の例は、6−N−メチルアミノヘキサン酸である。これらのリンカーとプロリン残基との間のアミド結合は、N−メチルもしくはN−アルキル基のためにいっそう立体的に妨げられる。特定のリンカー基は、試験する分析物により当業者によって選択されることができる。例えば、セレクターFmoc−Pro−Proが6−N−メチルアミノヘキサン酸を用いて固定される場合、それは試験した約22個の分析物から約16個を分割することができる。同じキラルセレクターについて、6−アミノヘキサン酸を用いて固定される場合、それは分析物の同じ群から4個のみを分割した。
さらに、本発明の固定相化合物は、当該技術分野において既知であるような様々な末端キャッピング基を含んでなることができる。
本発明に関してプロリンという用語の使用により、プロリンの類似体および異性体が包含されることが理解される。例えば、全ての立体異性体が包含される。さらに、類似体が包含される。本明細書に包含される類似体の例は、D−プロリン、ヒドロキシプロリンおよびピペコリン酸のような以下の骨格構造的特徴を有するものである:
ここで、nは整数(1、2、3、4、5などのような)であり、そしてXはO、S、Nのようなヘテロ原子であり;そして他の特定されない原子は炭素もしくはヘテロ原子であることができる。
本発明のこれらの共有結合カラムは、CH2Cl2およびCHCl3を包含する一般的な有機溶媒において安定である。従って、移動相条件の広い選択を方法開発において適用することができる。いくつかの分析物について、本発明者は移動相としてCH2Cl2/ヘキサンを用いて分割を試み、そして有効な分離も得られた(実施例6)。あるラセミ分析物はある種の溶媒のみに可溶性であり、そしてある化合物はある種の溶媒においてよりよく分割されることができる点において、より広い溶媒選択は利点を有する。
分析物との潜在的相互作用形態に関して、本発明のキラルセレクターの例は分析物と引
力水素結合を形成しており、そしてそれらはまた分析物と引力極性相互作用を有することもできる。さらに、分析物とキラルセレクターとの間の立体相互作用もまた、重要であり得る。
力水素結合を形成しており、そしてそれらはまた分析物と引力極性相互作用を有することもできる。さらに、分析物とキラルセレクターとの間の立体相互作用もまた、重要であり得る。
以下の実施例および実験の項は、事実上、単に例として役立つように設計される。従って、本項は本発明を限定すると見なされるべきではない。
[実施例]
本項の全体にわたって、以下のものを包含する様々な略語が用いられる:DIC、ジイイソプロピルカルボジイミド;HATU、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸;DIPEA、N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DMF、N,N−ジメチルホルムアミド;DCM、ジクロロメタン;DMAP、4−(ジメチルアミノピリジン);NMM:N−メチルモルホリン;Fmoc、9−フルオレニルメトキシカルボニル;(Me)Ahx:6−メチルアミノヘキサン酸;Fmoc−(Me)Ahx−OH、6−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]メチルアミノヘキサン酸;Fmoc−Ahx−OH、6−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノヘキサン酸;Fmoc−Pro−OH、N−α−Fmoc−L−プロリン。
本項の全体にわたって、以下のものを包含する様々な略語が用いられる:DIC、ジイイソプロピルカルボジイミド;HATU、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸;DIPEA、N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DMF、N,N−ジメチルホルムアミド;DCM、ジクロロメタン;DMAP、4−(ジメチルアミノピリジン);NMM:N−メチルモルホリン;Fmoc、9−フルオレニルメトキシカルボニル;(Me)Ahx:6−メチルアミノヘキサン酸;Fmoc−(Me)Ahx−OH、6−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]メチルアミノヘキサン酸;Fmoc−Ahx−OH、6−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノヘキサン酸;Fmoc−Pro−OH、N−α−Fmoc−L−プロリン。
一般的な供給品および装置:
アミノ酸誘導体は、NovaBiochem(San Diego、CA)から購入した。全ての他の化学薬品および溶媒は、Aldrich(Milwaukee,WI)、Fluka(Ronkonkoma,NY)もしくはFisher Scientific(Pittsburgh,PA)から購入した。HPLC等級KromasilRシリカゲル(粒径5μm、細孔径100Å、および表面積298m2/g)は、Akzo Nobel(EKA Chemicals,Bohus,Sweden)から購入した。Fisher ScientificからのSelectoシリカゲル(32〜63μm)は、標的化合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー精製に使用した。薄層クロマトグラフィーは、EMシリカゲル60F−254 TLCプレート(0.25mm;E.Merck,Merck KGaA,64271 Darmstadt,Germany)を用いて完了した。元素分析は、Atlantic Microlabs,Inc.(Norcross,GA)により行われた。HPLC分析は、Beckman分析勾配システム(System Gold)で完了した。UVスペクトルは、Shimadzu UV201分光計(セル容量3mL;セル通過長10mm)で得られた。
アミノ酸誘導体は、NovaBiochem(San Diego、CA)から購入した。全ての他の化学薬品および溶媒は、Aldrich(Milwaukee,WI)、Fluka(Ronkonkoma,NY)もしくはFisher Scientific(Pittsburgh,PA)から購入した。HPLC等級KromasilRシリカゲル(粒径5μm、細孔径100Å、および表面積298m2/g)は、Akzo Nobel(EKA Chemicals,Bohus,Sweden)から購入した。Fisher ScientificからのSelectoシリカゲル(32〜63μm)は、標的化合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー精製に使用した。薄層クロマトグラフィーは、EMシリカゲル60F−254 TLCプレート(0.25mm;E.Merck,Merck KGaA,64271 Darmstadt,Germany)を用いて完了した。元素分析は、Atlantic Microlabs,Inc.(Norcross,GA)により行われた。HPLC分析は、Beckman分析勾配システム(System Gold)で完了した。UVスペクトルは、Shimadzu UV201分光計(セル容量3mL;セル通過長10mm)で得られた。
キラル固定相Fmoc−Pro−(Me)Ahx−APS(CSP1)の製造
0.80gの(Me)Ahx−APSシリカ(表面(Me)Ahx濃度は、0.64mmol/gである)に8mLのDMF中のFmoc−Pro−OH(3当量、0.52g)、HATU(3当量、0.58g)およびDIPEA(3当量、0.20g)の混合物を加える。6h攪拌した後に、得られるシリカを濾過し、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄して所望のキラル固定相を生成せしめる。表面Pro濃度は、Fmoc切断法に基づき0.57mmol/gであると決定される。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填する。
0.80gの(Me)Ahx−APSシリカ(表面(Me)Ahx濃度は、0.64mmol/gである)に8mLのDMF中のFmoc−Pro−OH(3当量、0.52g)、HATU(3当量、0.58g)およびDIPEA(3当量、0.20g)の混合物を加える。6h攪拌した後に、得られるシリカを濾過し、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄して所望のキラル固定相を生成せしめる。表面Pro濃度は、Fmoc切断法に基づき0.57mmol/gであると決定される。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填する。
キラル固定相Fmoc−Pro 2 −(Me)Ahx−APS(CSP2)の製造
0.80gの(Me)Ahx−APSシリカ(表面(Me)Ahx濃度は、0.64mmol/gである)に8mLのDMF中のFmoc−Pro−OH(3当量、0.52g)、HATU(3当量、0.58g)およびDIPEA(3当量、0.20g)の混合物を加えた。6h攪拌した後に、得られるシリカを濾過し、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄した。表面Pro濃度は、Fmoc切断法に基づき0.55mmol/gであると決定された。次に、DMF中20%(V/V)のピペリジン10mLで1hのシリカの処理によりFmoc保護基を取り除いた。脱保護したシリカ、Pro−(Me)Ahx−APSを濾過により集め、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄した。次に、得られるシリカに別のモジュールFmoc−Pro−OHを同一の反応順序に従ってカップリングし、そしてシリカゲル上の所望のキラルセレクターを生成せしめた。表面Fmoc濃度は、Fmoc切断法に基づき0.52mmol/gであると決定された。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填した。
0.80gの(Me)Ahx−APSシリカ(表面(Me)Ahx濃度は、0.64mmol/gである)に8mLのDMF中のFmoc−Pro−OH(3当量、0.52g)、HATU(3当量、0.58g)およびDIPEA(3当量、0.20g)の混合物を加えた。6h攪拌した後に、得られるシリカを濾過し、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄した。表面Pro濃度は、Fmoc切断法に基づき0.55mmol/gであると決定された。次に、DMF中20%(V/V)のピペリジン10mLで1hのシリカの処理によりFmoc保護基を取り除いた。脱保護したシリカ、Pro−(Me)Ahx−APSを濾過により集め、そしてDMF、メタノールおよびDCMで洗浄した。次に、得られるシリカに別のモジュールFmoc−Pro−OHを同一の反応順序に従ってカップリングし、そしてシリカゲル上の所望のキラルセレクターを生成せしめた。表面Fmoc濃度は、Fmoc切断法に基づき0.52mmol/gであると決定された。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填した。
キラル固定相Fmoc−Pro 4 −(Me)Ahx−APS(CSP3)の製造
DCMであらかじめ膨潤させた(20mL、30分)Rink酸樹脂(100〜200メッシュ、3.0g、0.43mmol/g)にDCM−DMF(1:1 V/V、10mL)中のFmoc−(Me)Ahx−OH(1.42g、3.87mmol)、DMAP(0.16g、1.29mmol)、NMM(0.39g、3.87mmol)およびDIC(0.49g、3.87mmol)の混合物を加えた。6h攪拌した後に、樹脂を濾過により集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(20mLx3)で洗浄した。次に、DMF中20%(V/V)のピペリジン20mLで30分間の処理によりFmoc基を取り除いた。脱保護した(Me)Ahx−O−Rink樹脂を集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(20mLx3)で洗浄した。
DCMであらかじめ膨潤させた(20mL、30分)Rink酸樹脂(100〜200メッシュ、3.0g、0.43mmol/g)にDCM−DMF(1:1 V/V、10mL)中のFmoc−(Me)Ahx−OH(1.42g、3.87mmol)、DMAP(0.16g、1.29mmol)、NMM(0.39g、3.87mmol)およびDIC(0.49g、3.87mmol)の混合物を加えた。6h攪拌した後に、樹脂を濾過により集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(20mLx3)で洗浄した。次に、DMF中20%(V/V)のピペリジン20mLで30分間の処理によりFmoc基を取り除いた。脱保護した(Me)Ahx−O−Rink樹脂を集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(20mLx3)で洗浄した。
(Me)Ahx−O−Rink樹脂に20mLの無水DMF中のFmoc−Pro−OH(1.31g、3.87mmol)、HATU(1.47g、3.87mmol)およびDIPEA(0.50g,3.87mmol)の混合物を加えた。3h攪拌した後に、樹脂を濾過し、そしてDMF、DCMおよびメタノール(20mLx3)で洗浄した。次に、Fmoc基を取り除き、そして第二、第三および第四のモジュール、Fmoc−Pro−OHを上記と全く同じ方法に従うことによりカップリングして所望のFmoc−(Pro)4−(Me)Ahx−O−Rink樹脂を生成せしめた。
次に、樹脂をDCM中1%のTFAで処理して(20mL、10分)Fmoc−(Pro)4−(Me)Ahx−OHを樹脂から遊離させた。完全な反応を保証するためにこの切断反応をもう一回繰り返した。得られる粗生成物をシリカゲル(移動相:DCM中5%のメタノール)上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して所望のFmoc−(Pro)4−(Me)Ahx−OHを白色の固体(0.90g、92%)として生成せしめた。1H NMR(CD2Cl2):δ1.2−1.7(m,6H),1.9−2.4(m,18H),2.80(s,3H),3.2−3.6(m,10H),4.2−4.7(m,7H),7.1−7.6(m,8H),9.6(br,1H).ESI−MS:m/z 756.0(M+H+).
8mLの無水DMF中のFmoc−(Pro)4−(Me)Ahx−OH(0.90g、1.19mmol)、HATU(0.45g、1.19mmol)およびDIPEA(0.15g、1.19mmol)の混合物を0.7gの3−アミノプロピルシリカゲル(APS)に加えた。APSは、KromasilRシリカゲル(5μmの球状シリカ、100Å、298m2/g)および3−アミノプロピルトリエトキシシランから製造した。表面アミノ濃度は、窒素の元素分析データ(C,3.11;H,0.83;N,0.93)に基づき0.66mmol/gである。混合物を4h攪拌した後に、固定相を濾過により集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(10mLx3)で洗浄した。表面Fmoc濃度は、Fmoc切断法に基づき0.27mmol/gであると決定された。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填した。
8mLの無水DMF中のFmoc−(Pro)4−(Me)Ahx−OH(0.90g、1.19mmol)、HATU(0.45g、1.19mmol)およびDIPEA(0.15g、1.19mmol)の混合物を0.7gの3−アミノプロピルシリカゲル(APS)に加えた。APSは、KromasilRシリカゲル(5μmの球状シリカ、100Å、298m2/g)および3−アミノプロピルトリエトキシシランから製造した。表面アミノ濃度は、窒素の元素分析データ(C,3.11;H,0.83;N,0.93)に基づき0.66mmol/gである。混合物を4h攪拌した後に、固定相を濾過により集め、そしてDMF、DCMおよびメタノール(10mLx3)で洗浄した。表面Fmoc濃度は、Fmoc切断法に基づき0.27mmol/gであると決定された。得られるキラル固定相を標準的なスラリー充填法を用いて50x4.6mm HPLCカラムに充填した。
以下の実施例は、様々なクロマトグラフィー測定を記載する。その中で、保持係数(k)は(tr−t0)/t0に等しく、ここで、trは保持時間であり、そしてt0は不感時間である。分離係数(α)は、2つの鏡像異性体の保持係数の比、k2/k1に等しい。1の分離係数は、分離のないことを示す。分離係数が大きいほど、分離は優れている。不感時間t0は、空隙容量マーカーとして1,3,5−トリ−t−ブチルベンゼンを用いて測定した。1mL/分の流速。254nmでのUV検出。
本実施例は、本発明の態様(Pro2(CSP2)、Pro4(CSP3)、Pro6(CSP4))を包含するキラルカラムでのラセミ化合物のクロマトグラフィー分割を比較する。以下の表において、k1は最小保持鏡像異性体の保持係数であり、そして分離係数(α)は前に定義される。本実施例はまた、モノプロリンキラルカラムが十分に機能しないことも示す。
さらに、本実施例は、既知の市販のカラムと比較した本発明の態様の態様を示す。
本発明の固定相化合物およびシリカ担体の例示目的のための特定の態様
本実施例は、異なる末端キャッピング基を有する態様を包含する本発明のポリプロリン化合物を記載する。末端キャッピング基は、担体から一層遠く離れている窒素原子に結合している。実施例において記載されるように、ピバロイル(PIV)(CSP−6)のようなある末端キャッピング基は、いくつかの分析物についてTAPAのような他のものより有効である。全体的に、Piv、Fmoc、Boc、Cbz、Aca、Dmb、Tpaのような本発明で使用可能ないくつかの異なる末端キャッピング基は、全てうまく機能する。末端キャッピング基を有さないCSP−5は、いくつかの分析物に関して同様に機能しなかった。
本実施例は、異なる末端キャッピング基を有する態様を包含する本発明のポリプロリン化合物を記載する。末端キャッピング基は、担体から一層遠く離れている窒素原子に結合している。実施例において記載されるように、ピバロイル(PIV)(CSP−6)のようなある末端キャッピング基は、いくつかの分析物についてTAPAのような他のものより有効である。全体的に、Piv、Fmoc、Boc、Cbz、Aca、Dmb、Tpaのような本発明で使用可能ないくつかの異なる末端キャッピング基は、全てうまく機能する。末端キャッピング基を有さないCSP−5は、いくつかの分析物に関して同様に機能しなかった。
本実施例は、2つの移動相系における、本発明の態様であるFmoc−Pro−Pro−Pro−Pro−N(Me)Ahx−APS(CSP−3)でのラセミ化合物のクロマトグラフィー分割を比較する。従って、本実施例は異なる移動相系における本発明のキラル固定相の柔軟性を示すのに役立つ。
本発明は記述されるが、様々な改変およびバリエーションが本発明の範囲もしくは精神から逸脱することなしに本発明においてなし得ることは当業者に明らかであろう。本発明の他の態様は、本明細書に開示される本発明の明細および実施を考慮することにより当業者に明らかであろう。添付書類は例示としてのみ考えられるものとし、そして本発明の範囲および精神を限定するものではない。
他に示されない限り、明細書および添付書類において用いられる成分の量、分子量、反応条件、実験結果のような特性などを表す全ての数は、「約」という用語により修飾されると理解されるべきである。従って、そうでない旨が特に示されない限り、本発明によって得られることが求められる所望の特性により異なり得る近似値である。
参考文献
以下の参考文献は、それらの全部が引用することにより組み込まれる。
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Claims (16)
- nが2〜10の任意の整数である請求項1のキラル固定相化合物。
- 担体がシリカ担体である請求項1のキラル固定相化合物。
- リンカーがN−アルキルアミノ基である請求項1のキラル固定相化合物。
- リンカーがN−メチルアミノ基である請求項4のキラル固定相化合物。
- リンカーが6−メチルアミノヘキサン酸基である請求項4のキラル固定相化合物。
- 末端キャッピング基がPiv、Fmoc、Boc、Cbz、Aca、Tapa、DmbもしくはTpa基である請求項1の化合物のキラル固定相。
- 末端キャッピング基がPiv、Fmoc、Boc基である請求項1のキラル固定相化合物。
- ラセミ混合物を準備すること;
光学活性マルチ−プロリン(multi−proline)化合物またはその類似体もしくは異性体を含んでなるキラルカラムを準備すること;および
キラルカラムに混合物を導入すること
を含んでなる、液体クロマトグラフィーにより鏡像異性体混合物を分離する方法。
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