JP2008509301A - 扉の不定位置を維持する止め具 - Google Patents

扉の不定位置を維持する止め具 Download PDF

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Abstract

当発明は扉の不定位置を維持する止め具に関係し、特に自動車のドアに適用可能であり、一方で、固定部分(車体)あるいは動的部分(扉)と連係した連接ハンドル(1)を備え、他方で、もう一方の部分(扉か車体)と連係した機械装置(9)を備えており、この二点の要素間の相対移動によってハンドル(1)が機械装置(9)に挿入され、その維持機能は機械装置(9)によるハンドル(1)の相対ブロックによって保証される。(図1)
機械装置(9)は滑車一点(2)を含み、これはキャスター・ブレーキ二点(21)と(22)を備えており、このキャスター・ブレーキの双方ならびにハンドル(1)は互いに触れ合った状態に維持され、それにより全体のブロックが保証される。予め決定されたロック解除レベルよりも強い力が扉上に働いた際、キャスター(21)と(22)は以下の通りとなる:キャスターのうちの片方がハンドル(1)より僅かに離れ、それにより回転始動と全体のブロックが可能となるか、双方のキャスターが僅かに離れており、双方がハンドル(1)と接触することによって回転始動が可能となり、その結果として全体のブロックが可能となる。引っ張る力が止まった際、弾性部分全体(3)のおかげでブロックされた位置に自動的に戻る。

Description

当発明は、スイングドアとスライディングドアの、閉鎖から全開まで間の不定の位置における、停止ならびに維持を可能にするメカニズムに関係し、特に自動車のドアに適用可能である。このメカニズムは経済的という点で作られたのだが、その一部分は扉あるいは車体との連係滑車によって構成されており、その滑車は2点の並列した円柱状キャスターを備えており、ハンドルに対するブロックを保証するのだが、このハンドル自体はもう一方の部分(車体および扉)と連係している。全体としては、人が開閉操作に必要な力の働きを止めたと同時に、不定の停止位置におけるドアの維持を保証する。
現時点での技術として詳述される止め具には複数のタイプがあり、その中でも特に欧州特許出願第1249569号明細書による止め具が知られている。これは、一方に、他の部分の一部との連係している連接ハンドルを含み、先定停止位置に備え付けられた溝穴を持つのだが、他方に、もう一方の部分と連係しているキャスターを含み、これが融通のきく方法で溝穴の中に挿入され、ブロックが保証される仕組みになっている。
このような装置は不備な点があり、扉は前もって決められた位置でしか開いている状態にならないし、これらの先決位置はいくつかあるのだが、牽引力を使って各々の位置に近づけなければならない。また、周囲の環境(支柱、壁、他の車)との衝突の可能性がある場合、扉を持っていなければならない。人が車を出た際、扉が不便な位置にあるがために放してしまい、跳ね返りの効果で扉がその人にぶつかったり、更にはそれけがの原因になったりする可能性もあるので、このような操作はデリケートであることが分かる。
当発明は、いくつかの優先位置の保持を除外することなく、不定の位置での停止を可能にする機械装置を提供することで、この不備の改善を提案するものである。
添付の詳細図は、この発明によって提案される機械装置の実現と機能とを図解で説明するものである。
機械装置の構成物:(図1)
連接ハンドル一点(1)、金属(あるいは抵抗力のある他の材料)の棒で形成、両面に回転路を装備可能。このハンドルは車体あるいは扉と連係可能。
機械装置一点(9)、扉か車体と連係、これを通してハンドル(1)が挿入される。その機能は、ロック解除の力より強い力を人が扉に働きかけなくなった時点から、ハンドル(1)を不定の位置でロックされた状態に維持することである。この機械装置(9)に含まれるもの:
・滑車一点(2)、これはキャスター・ブレーキ二点(21)と(22)を含み、キャスター・ブレーキの一部分は弾性を帯びた材料(例えばエラストマーやタイヤ用ゴム)で製作。キャスター(21)と(22)には軸(23)と(24)が備え付けられており、これは、滑車本体(2)に対するキャスターの誘導と維持の役割を果たす。この滑車とキャスターの結合は、ハンドル(1)と滑車(2)の間に力が働きかけられた際、これらの要素間に相対運動が現れるように作成される。この結合は単に、滑車本体(2)に製作される楕円形の開口部(25)、(26)、(27)、(28)によって実現され、また、その開口部の中に軸(23)と(24)があるストロークで維持、先導される。(図2)。‘ロックされた’位置では、キャスターが互いに触れ合って圧縮された状態に維持されるように、軸(23)と(24)の間の距離はキャスターの直径より僅かに小さい。その上、キャスター(21)と(22)がハンドル(1)と接触すると、ハンドル(1)/キャスター(21)と(22)の全体は自動的にブロックする。簡素化版として、滑車(2)を、扉(あるいは車体)の一部として、折り返した金属板から直接製作できる。後に詳述するが、この場合、弾性部分全体(3)はキャスター(4)とその軸(41)と同様に、扉(あるいは車体)に直接接合される。
・弾性部分全体(3)は滑車(2)と連係しており、変形可能な金属あるいはプラスティック要素−例えば弾性のある薄板二枚構成(図16)、あるいは、ねじれた状態で機能するばね構成(図17)−などで製作され、軸(23)と(24)を‘ロックされた’位置に戻し、それを維持する役割を果たす。弾性部分全体(3)は、軸(23)と(24)に直接作用するか、あるいは、軸(23)と(24)を繋げる接合要素(5)に作用するが、これについては後に詳述する。(図18)。この場合、非限定例として、弾性部分全体(3)は螺旋状のばね要素(図21)、あるいは、変形可能なエラストマーの塊(図22)によって構成可能である。
・キャスター一点(4)はその軸(41)を自由回転できる状態で備え付けられ、機械装置(9)と連係する台(42)によって支えられ、滑車(2)のハンドル(1)によって受ける力と釣り合いを取る役割を果たす。(図1)。簡素化あるいは経済的な配慮により、台(42)は扉(あるいは車体)上に直接組み立てることも可能である。
簡素バージョンとしては、台(42)と滑車(2)を扉(あるいは車体)と連係した同一部品にすることができ、これは図23で詳述されている。この場合、台(42)の節約が可能である。
ハンドル(1)
ハンドル(1)、(図24)は、車体あるいは扉と連係し、連接部分があるおかげで、開閉操作の際、車体に対する扉の運動学に伴うのに十分な自由角度が可能である。連接部分はここでは詳述しないが、現在の技術を用い、あらゆる性質にもなりうる。ハンドル(1)は、扉の開閉運動学に適合するため、湾曲形になる可能性があり、優先位置の決定が希望されるのであれば、溝穴あるいは凸凹を備え付けることも可能である。ハンドル(1)には両面に運搬路二本(11)と(12)を付着可能であり、そのうちの片面はブロックゾーン(11)を構成する。これは、ハンドル(1)とキャスター・ブレーキ(21)と(22)間のブレーキ力を保証するためのものである。このため、ハンドルとキャスターの密着は、運搬路(11)表面のざらつき、あるいは、あらゆる性質の切り込みによって得ることが可能であり、歯車装置がキャスター(21)と(22)の回転帯と対応することになる。反対面に位置する運搬路(12)は、キャスター(4)の誘導を保証する機能を持つ。ハンドル部分(1)の形は何でもよいが、(円形、楕円形・・・)、長方形が最もシンプルで最も経済的なようなので、そのために説明図ではこの長方形が用いられている。しかしながら、この部分には、図25の例で示されているように、(U字、V字、逆V字、二重線路形・・・など)、キャスター(21)と(22)の維持、誘導、ブロックを助けるのであれば、いずれの性質の形も予想可能である。結果として、キャスター(21)と(22)部分は、そのいずれの場合でも、適切に対応した形を取る。もっとも、ハンドル(1)部分は希望される密着力あるいは回転への抵抗力の特性により変化可能であり、そのパラメーターは、仕様書に要求される技術調整、つまり、扉の開閉操作の際に感じられる抵抗力によって決定されるが、抵抗の少ないゾーンを予め決定することも可能である。特に、開け始め直後に対応するハンドルゾーンでは、当該ゾーンの全ロック機能を抑制するために、部分を縮小したり(図26)、ハンドル(1)との接触によりキャスター(21)と(22)の滑りを可能にする表面を考えたりすることも可能である。このためには、ハンドルの表面(11)のある部分は、摩擦係数の少ない材料(テフロン(登録商標)、加工済表面・・・)で覆われなければならない。
また、ハンドルは、図27で図式化されているように、キャスター(21)と(22)が運搬路(11)と接触しないゾーンを取り扱うために、脚二本(13)と(14)あるいは脚一本(13)を取り付けることも考えられる。この装置は特に開け始め(もしくは閉め終わり)に対応するゾーンのために準備される。図28で図式化されるように、この場合、機械装置(9)には、扉を操作する際、脚(13)と(14)を誘導し、キャスター(21)と(22)とハンドル間の滑らかな接合を確保するため、誘導装置スライダー(91)と(92)が備え付けられる。スライダー(91)と(92)についてはここでは詳述しないが、その一部が脚の部分(13)と(14)の輪郭に沿うような形で、また摩擦係数が減少するような仕方で製作される。別バージョンとしては、スライダー(91)と(92)を扉(あるいは車体)と同じ金属板で組み立てることも考慮可能である。
最後に、図24で図式化されているように、ハンドル(1)の自由な方の先端は、キャスター(4)あるいはキャスター(21)と(22)の止めとなるように曲げられることも可能である。これにより、扉の<全開>位置のストロークを制限することができる。
ハンドルの別バージョン:ハンドル(1)は車体(あるいは扉)と連係可能な板によって構成され、その上にはキャスター(21)と(22)が支えとして備え付けられる。(図29)。キャスター(4)はキャスター(21)と(22)によって生み出される力に対抗するために保持される。しかしながら、誘導装置板(1)が十分丈夫であれば、キャスター(4)は不必要である。扉の開閉操作をする際、キャスター(21)と(22)は、扉と車体との間に連接軸を中心としたほぼ円形の軌道を描く。開口部(15)あるいは凸凹(16)は、その移動範囲のある部分でのブロック機能を削除できるよう、キャスター(21)と(22)の軌道上に来るようになっている。(図30)。接合ゾーン(151)−(152)あるいは(161)−(162)の形は、キャスター(21)と(22)がその軌道上を順調に進めるように考えられている。
滑車(2)
滑車(2)の形はここでは図式化のみの詳述になるが、特定の適応の場合により、特にその周辺の寸法的拘束に対応するため、最適化されることが可能である。(図2)。
滑車(2)は金属、プラスティック材料、あるいは合成素材で製作され、その機能は、滑車が支える要素間の十分丈夫な接合を保証することである。そのため、滑車は、鋳造、注入、錬鉄、型付やその他の昔からの方法によって入手される。滑車(2)は、現時点で既知のあらゆる技術(ねじ締め、ボルト固定、はめ込み、溶接)を利用して、扉(あるいは車体)に固定される。
滑車(2)に含まれるもの(図1):
A/キャスター・ブレーキ(21)と(22)
キャスター・ブレーキ(21)と(22)は、それぞれ軸(23)と(24)上に組み立てられ、全体としては円柱形をしており、弾性のある変形可能な材料(エラストマー、ゴム、あるいはタイヤの製作に利用される材料)で製作される。キャスター・ブレーキ(21)と(22)には、双方ともハンドル(1)と接触した際、ハンドル(1)と機械装置(9)間の相対ロックを保証する役割がある。キャスター・ブレーキ(21)と(22)の直径は原則的に同一だが、扉の開閉力に僅かな不均斉を導入したい場合、微妙に相違する。キャスター(21)と(22)が製作される素材は多少なりとも柔らかく、開閉操作の際、弾性を利用した変形により、回転への軽い抵抗力を保証できるようなっている。キャスター(21)と(22)の回転帯(211)と(221)を構成している素材がキャスター本体を構成している材料と違う場合は、予測される適用仕様書に適合するような寿命を保証すると同様に、ハンドル(1)に対して十分な摩擦力をも保証するようなものが選択されるだろう。キャスター(21)と(22)の回転帯(211)と(221)は、運搬路(11)に対して最も強い密着力を保証できるよう、刻み目が施されているか、滑らかかどちらかである。回転帯(211)と(221)は、ハンドル(1)の運搬路(11)のの切り込みに適合するあらゆる形の切り込みを備える。その上、回転帯(211)と(221)の部分は運搬路(11)の形に適合する形となり(図25)、ハンドル(1)に対するキャスター(21)あるいは(22)の誘導が最適化するような合目的性を備えるものである。
キャスター(21)と(22)は、それぞれの軸周辺を自由に回転できるように、あるいはその反対に、キャスターが軸と連係するように組み立てられる。そのいずれの解決法を取るかは、経済的配慮ならびに/あるいは集合の機能的寿命によって決められる。滑車(2)に対する軸(23)と(24)の動きは、昔からのあらゆる方法を利用してブロックされることが可能である:ワッシャーとサークリップ、あるいは滑車の両側面開口部の止めピン、軸周辺部など、これらは添付図では提示されていない。軸(23)と(24)がキャスター(21)と(22)と連係している場合、キャスター自体が滑車(2)に<囚われ>の状態であり、軸レベルでのブロックを考慮する必要はない。この場合、キャスターと滑車(2)の側壁面との間の摩擦力を制限するために、双方のキャスター(21)と(22)に周辺部(212)−(213)と(222)−(223)を備え付けることが有用となるだろう。(図3)。
B/誘導装置の側面開口部(25)、(26)、(27)と(28):(図2)
誘導装置の側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)は、特に、扉の開閉操作途中の、滑車(21)と(22)の軸(23)と(24)の維持と誘導を目的として、滑車本体(2)内に設置される。これらの誘導装置開口部は、後に詳述する効果を生み出すために、凸凹と溝穴が現れるようになっている。(図4と11)。この発明によると、軸(23)と(24)は誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)内を移動する。そのためには、必要があれば、スライダー(233)−(234)と(243)−(244)がそれぞれ軸(23)と(24)上に設置する。これにより、より優れた誘導と全体の寿命の延長が可能となる。(図15)。これらのスライダーは、滑車本体(2)を構成する素材に対して摩擦が弱い性質を持った素材で製作される。誘導装置開口部(25)、(26)、(27)と(28)は、現時点で既知の全技術(例えば、金属部品の場合であれば裁断、あるいはプラスティック部品の場合は注入)を用いて得ることが可能である。同様に、軸(23)と(24)あるいはスライダー(233)−(234)と(243)−(244)と接触するゾーン表面の状態は、早期摩滅のないようにしなければならない。そのためには、誘導装置の側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)の輪郭を覆う素材は、滑りを助長して全体の寿命を保証できるようなものとなる。
次の三要素のブロック解除によりロック解除が可能である:ハンドル(1)とキャスター(21)/(22)。ブロック解除が行われるために可能な形態は二つある:
a)後に詳述する接合要素(5)のおかげで、キャスター(21)と(22)が常に互いに接触した状態に維持され(図18)、双方のキャスターのうち片方がハンドル(1)から離れていても、ハンドルと接触しているキャスターの回転始動が可能となり、よって、滑車(2)とハンドル(1)間の相対運動が可能となる。(図31)。
b)キャスター(21)と(22)は互いに独立しているが、双方がハンドル(1)と常に接触した状態に保たれる。ハンドルに沿って自由に回転できるように、キャスターは互いから僅かに離れており、ここでも、滑車(2)とハンドル(1)間の相対運度が可能である。(図34)。
a)の場合、軸(23)と(24)が接合要素(5)の介入によって常に離れた状態に維持される。キャスターが常にお互いを圧縮するような状態に維持され、双方がハンドル(1)と接触している際は回転ができないように、軸間の隔離は非常に僅かではあるが、キャスター(21)と(22)の半径の和より少ない。この装置によって滑車(2)とハンドル(1)間の相対ブロックが保証される。ハンドル(1)と滑車(2)の間に力が働く際、(扉の開閉操作)、軸(23)と(24)は誘導装置の側面開口部(25a)−(27a)と(26a)−(28a)内をそれぞれ力と反対方向に滑る。(図4)。側面開口部(25a)−(27a)と(26a)−(28a)には凸凹(251a)−(271a)と(261a)−(281a)があり、これは、扉の開閉操作の際、軸(23)と(24)の移動に軽い抵抗力を与えるのが目的であるが、これにより特に、ロックの位置とロック解除の位置の間で望まれる扉のストロークが決定されると同様に、ロック解除に必要な力の大きさの分類が可能となる。(図32)。注意するべき点は、キャスターを構成する素材の弾性が、ロック解除の力の大きさの分類に加わっていること、つまり、ハンドル(1)に対してキャスター(21)と(22)が軽く<押しつぶされること>は、軸(23)と(24)がそれぞれの凸凹(251a)−(271a)、あるいは(261a)−(281a)を越えるのに必要なのである。その上、誘導装置の側面開口部(25a)、(26a)、(27a)と(28a)には凸凹(252a)−(272a)と(262a)−(282a)があるが(図4)、これは、開閉操作の際、軸(23)か(24)のうちの片方がハンドル(1)と垂直の方向へ移動するように考えられたものであり、これにより、キャスター(21)か(22)のうちの片方がハンドルに対して軽く持ち上がり、こうして、ハンドル(1)と接触状態を保っていたもう片方のキャスターの回転始動が可能となるのである。注意するべき点は、このように持ち上げられたキャスターもまた、反対の方向へ回転を始動するが、ハンドルに対するブロック作用は全くなくなる。(図31)。凸凹(252a)、(262a)、(272a)と(282a)のそれぞれの勾配(2521a)−(2522a)、(2621a)−(2622a)、(2721a)−(2722a)と(2821a)−(2822a)は、元来左右対称ではない。(図4)。つまり、側面開口部(25a)−(27a)と(26a)−(28a)にもまた、溝穴(253a)−(273a)と(263a)−(283a)があるが、扉の開閉操作の際、その中に軸(23)と(24)がそれぞれ入り込む。こうして溝穴(253a)−(273a)か(263a)−(283a)のうちの二つの中へ軸(23)か(24)が入り込むのだが、その上に弾性要素(3)によって力が働き、その力の一部分はハンドル(1)上のキャスター(21)か(22)の回転に対する抵抗力によって釣り合いが保たれる。ハンドル(1)に対して滑車(2)の引っ張る力が止まった際、弾性部分全体(3)は、軸(23)か(24)を本来のロックされた位置に戻そうと、溝穴(253a)−(273a)か(263a)−(283a)のそれぞれから引き抜こうとする。その際、キャスター(21)と(22)は双方とも新たにハンドル(1)と接触し、滑車(2)とハンドル(1)との間の相関ブロックを保証することになる。この再ロック作業は、扉の開閉のための力の働きが止まった位置から始まり、扉と車体との間に限定された相対ストロークを伴う。このストロークは誘導装置開口部(25a)、(26a)、(27a)と(28a)のサイズによって決定される。このようにして、操作中に選んだ位置がどんな位置でも、簡単に扉の不動を得ることができるのである。扉の調整は、人が開閉の力を止めたと同時に、予め決定された切り込み位置を探すことなく、自動的に行われる。
誘導装置の側面開口部(25a)、(26a)、(27a)と(28a)の配置に関し、僅かに違う別バージョンが考えられる:つまり、キャスター(21)と(22)の軸(23)と(24)は接合要素(5)によって支えられているのだが、開口部(25a)、(26a)、(27a)と(28a)を軸(23)と(24)のレベルからずらし、接合要素(5)に、先に詳述したのと同じ機能を備えた開口部を移動するスライダーを備え付けることも可能である。(図5)。
その他にも、装備の少ない別バージョンも予測可能である:接合要素(5)を構成している材料に弾性があれば、扉(あるいは車体)へ直接、あるいは、弾性要素(図6で図式化されている変形可能固定脚(6)、あるいは図7で図式化されている弾性素材の塊(7))を媒介にして結合することも可能である。いずれの場合にしても、扉の上に力が働いた際、キャスター(21)−(22)と接合要素(5)で構成された全体が傾き始め、(図33)、開く方向か閉まる方向かによってキャスター(21)か(22)のうちの片方がハンドル(1)から離れ始め、ハンドル(1)に対するキャスター(21)−(22)と接合要素(5)全体の相対移動が可能となる。力が止まった際、固定脚(6)か弾性の塊(7)がキャスター全体(21)−(22)をハンドル(1)との接触へと自動的に導き、キャスター(21)−(22)とハンドル(1)間の相対ブロックが起きる。固定脚(6)、あるいは弾性の塊(7)は、ここでは詳述されない昔からのあらゆる方法(金属板へのねじ締め、ボルト固定、溶接、はめ込み・・・)を利用して直接に扉あるいは車体に結合される。固定脚(6)は弾性の変形可能な性質を持つ素材(金属、注入プラスティック、合成素材・・・)で製作される。固定脚(6)の幾何学形については、<ロック>位置と<ロック解除>位置との間にキャスター(21)と(22)が必要なストロークを保証するため、ハンドル(1)と平行な方向に主な変形が介入するように考慮される。このようにして得られる技術はよりシンプルであるが、操作中、ロック解除の力に対応する力を常に維持していなければならない。その代わりとして、滑車の本体(2)の節約ができる。
b)の場合、軸(23)と(24)は滑車(2)の誘導装置開口部(25b)、(26b)、(27b)と(28b)にのみによって支えられ、軸を互いに近づけようとする弾性要素(3)によって生み出される力を受ける。(図1)。それとは反対に、キャスター(21)と(22)が互いに接触しなくなるよう、そして、ハンドル(1)との接触による(同じ方向への)回転始動が可能となるよう、軸(23)と(24)は互いから離れることが可能である。これにより、滑車(2)とハンドル(1)間の相対移動ができるようになる。(図34)。誘導装置開口部(25b)、(26b)、(27b)と(28b)には凸凹(251b)、(261b)、(271b)と(281b)があり、(図11)、これは軸(23)と(24)の移動への抵抗となるのだが、これにより特に、ロックの位置とロック解除の位置の間で望まれる扉のストロークが決定されると同様に、ロック解除に必要な力の大きさの分類が可能となる。(図35)。注意するべき点は、キャスターを構成する素材の弾性が、ロック解除の力の大きさの分類に加わっていること、つまり、ハンドル(1)に対してキャスター(21)と(22)が軽く<押しつぶされること>は、軸(23)と(24)がそれぞれの凸凹(251b)−(271b)か(261b)−(281b)を越えるのに必要なのである。誘導装置の開口部(25b)、(26b)、(27b)と(28b)には溝穴(252b)−(272b)と(262b)−(282b)があるが、(図11)、扉を開ける操作か閉める操作かにより、その中に軸(23)か(24)のどちらかが入り込む。凸凹(251b)、(261b)、(271b)と(281b)のそれぞれの勾配(2511b)−(2512b)、(2611b)−(2612b)、(2711b)−(2712b)と(2811b)−(2812b)は、ロックとロック解除の力の相違を出すため、僅かに左右対称ではない可能性がある。誘導装置の開口部(25b)、(26b)、(27b)と(28b)の先端(253b)、(263b)、(273b)と(283b)(図11)は止めとなっており、これは、開ける操作か閉める操作かによって、軸(23)か(24)のコースを限定する役割を果たす。これにより、キャスター(21)と(22)の隔離の保証が可能となる。凹凸(251b)、(261b)、(271b)と(281b)に対する先端部(253b)、(263b)、(273b)と(283b)のそれぞれの位置づけは、軸(23)か(24)のうちの片方が先端部(253b)−(273b)か(263b)−(283b)のそれぞれに対して止め具となる際に、もう片方の軸(24)か(23)が凹凸(261b)−(281b)か(251b)−(271b)の頂点に達するようになっており、これにより、この軸は自然と溝穴(262b)−(282b)か(252b)−(272b)のそれぞれの中に入り込むことが可能となる。(図11と35)。こうして溝穴(252b)−(272b)か(262b)−(282b)の中へ軸(23)か(24)が入り込むのだが、その上に弾性要素(3)によって力が働き、その力の一部分はハンドル(1)上のキャスター(21)か(22)の回転に対する抵抗力によって釣り合いが保たれる。ハンドル(1)に対しいて滑車(2)の引っ張る力が止まった際、弾性部分全体(3)は、軸(23)か(24)を本来のロックされた位置へと自発的に戻そうとする。この際、キャスター(21)と(22)は新たに互いに触れ合い、弾性部分全体(3)によって軽く圧縮される。この再ロック作業は、扉の開閉のための力の働きが止まった位置から始まり、扉と車体との間に限定された相対ストロークを伴う。このストロークは誘導装置開口部(25b)、(26b)、(27b)と(28b)のサイズによって決定される。このようにして、操作中に選んだ位置がどんな位置でも、簡単に扉の不動を得ることができるのである。扉の調整は人が開閉の力止めたと同時に、予め決定された切り込み位置を探すことなく、自動的に行われる。
別バージョン:<ロック解除>の位置への滑車(21)か(22)の安定性を強化するために、永久磁石(あるいは磁性を帯びたあらゆる材料)、(254)、(264)、(274)、(284)をそれぞれの溝穴(253a)、(263a)、(273a)、(283a)か(252b)、(262b)、(272b)、(282b)レベルに設置することも考えられる。(図8と12)。磁石固定方法についてはここでは詳述しないが、現時点で既知の全技術(はめ込み、貼り付け、ねじ締め、その他)を用いて実現可能である。このように仮定した場合には、キャスター(21)と(22)の軸(23)と(24)は永久磁石効果があるような材料で製作されることが必要である:鉄、磁性を帯びた金属。補足オプションとしては、図9と13で示されているように、部品(231)、(232)、(241)と(242)がそれぞれ永久磁石(254)、(264)、(274)、(284)に相対するように、先に述べた性質を持つ部品(231)、(232)、(241)と(242)を軸(23)と(24)の先端に加えることも可能である。
その他に可能な別バージョンは、磁性を帯びた金属で部品(231)、(232)、(241)と(242)を製作し、溝穴(253a)、(263a)、(273a)と(283a)、あるいは(252b)、(262b)、(272b)と(282b)のそれぞれのレベルに歯止め(255)、(265)、(275)と(285)を備えることである。(図10と14)。歯止め(255)、(265)、(275)と(285)は、滑車本体(2)が磁化効果を活用できるような材料から製作されているのであれば、それと同じ材料での製作が考えられる。例えば、歯止め(255)、(265)、(275)と(285)は、滑車(2)の側面の一部分を切り抜き、折ることによっても製作可能である。
弾性部分全体(3)
弾性部分全体(3)は滑車(2)と連係しており、軸(23)と(24)の<休止>位置、つまり、ハンドル(1)との接触によってキャスター(21)と(22)互いにブロックし合った状態に移動させ、それを維持させる役割を果たす。この弾性部分全体(3)は金属か変形可能なプラスティックの薄片によって構成可能であり、図16と17で図式化されているように、軸(23)と(24)に直接作用する。弾性部分全体(3)はまた、軸(23)と(24)を繋ぐ接合要素(5)の媒介によっても作用する。(図18)。弾性部分全体(3)は、非限定例として、螺旋状ばねあるいは板ばね一点あるいは数点による製作、あるいは、エラストマーの塊などの弾性のある材料によっての製作も可能である。(図21と22)。軸(23)と(24)が接合要素(5)の媒介によって繋がれている場合、この接合要素は直接扉(あるいは車体)に直接接合、あるいは、弾性要素(図6で図式化されている変形可能固定脚(6)、あるいは、図7で図式化されており、装備の少ない別バージョンとして上記に明示されているような弾性のある材料の塊(7))の媒介によって接合されることが可能である。この場合、弾性要素(3)は変形可能な脚(6)あるいは弾性のある塊(7)によって代替可能である。
キャスター(4)
キャスター(4)の機能は、滑車(2)からハンドル(1)によって受ける力と釣り合いを保つことであり、こうして、キャスターが機械装置(9)を通って相対移動する際、ハンドル(1)の維持を保証することである。(図1)。キャスター(4)は軸(41)の周囲を自由回転する。軸(41)は滑車(2)と連係している台(42)上に組み立てられるか、扉(あるいは車体)の要素と直接連係させることも可能である。台(42)に対する軸(41)のブロックは、昔からのあらゆる方法を利用して実現可能である:サークリップ、止めピン、軸周辺部など、これらは添付図では提示されていない。
接合要素(5)
接合要素(5)(図18)は、滑車(21)と(22)の軸(23)と(24)が誘導装置(25)、(26)、(27)と(28)の側面開口部の中で相対動性を失うことなく、常に離れた状態にあるよう維持する役割を果たす。接合要素の形はここでは図式化のみの詳述になるが、特定の適応の場合により、特にその周辺の寸法的拘束に対応するため、最適化されることが可能である。この接合要素は一点の部品によって構成され(図18)、金属、プラスティック素材、合成素材、あるいは現時点で既知のあらゆる方法を利用して製作される。(鋳造、注入、錬鉄、型付やその他の昔からの方法)。接合要素(5)には二面の側面(51)と(52)があり、これは、軸(23)と(24)が入る穴(511)−(512)と(521)−(522)を備えている。要素(5)が簡素化されたバージョンは図19に図式化されており、軸(23)と(24)が入る穴(511)−(512)と(521)−(522)を備えた、互いに接合されていない二面の側面(51)と(52)のみが残っている。
接合要素(5)に対する軸(23)と(24)の動きのブロックは、昔からのあらゆる方法を利用して実現可能である:サークリップ、止めピン、軸周辺部など、これらは添付図では提示されていない。軸(23)と(24)のブロックの準備が必要不可欠とはならないように、接合要素(5)が滑車(2)の中心部で単に<閉じ込められた>状態で製作されることも可能である。(図20)。
発明品である機械装置の全体図解。 滑車本体(2)。 オプションのキャスター周辺部(21)と(22)。 誘導装置側面開口部の図解提示、キャスター(21)と(22)が互いに常に触れ合った状態に維持されているバージョン。 キャスター(21)と(22)の軸に対して誘導装置開口部がずれている別バージョンの提示。 扉か車体に直接接続されている変形可能な固定脚により、機能が保証されている別バージョンの提示。 扉か車体に直接接続されている弾性素材の塊により、機能が保証されている別バージョンの提示。 操作中、軸(23)と(24)の維持に加わる磁石設置の図式。 軸(23)と(24)の先端への磁性部品設置の図式。 軸(23)と(24)の先端への磁石設置の図式。 誘導装置側面開口部の図解の提示、キャスター(21)と(22)が互いに常に触れ合った状態が維持されていないバージョン。 操作中、軸(23)と(24)の維持に加わる磁石設置の図式、図11で示されている場合。 軸(23)と(24)の先端への磁性部品設置の図式、図11で示されている場合。 軸(23)と(24)の先端への磁石設置の図式、図11で示されている場合。 軸(23)と(24)の先端にある誘導装置のスライダーの図解の提示。 弾性部分全体(3)の図。 弾性部分全体(3)の別バージョン。 接合要素(5)の実例。 接合要素(5)の別バージョン。 滑車本体(2)に対する要素(5)の組み立て図。 滑車(2)と接合要素(5)の間に位置する螺旋状のばねによって構成される弾性部分全体(3)の図。 滑車(2)と接合要素(5)の間に位置する弾性材料の塊によって構成される全体(3)の別バージョン。 キャスター(4)が滑車(2)によって直接支えられている機械装置の別バージョン。 ハンドル(1)の図解。 ハンドル部分(1)とそれに対応するキャスター(21)と(22)の可能断面図の形の例。 接触部分の縮小されたハンドル(1)の別バージョン。 接触部分のないハンドル(1)の別バージョン。 誘導装置のスライダー(91)と(92)の図。 ハンドル(1)の別バージョン。 図29で示されているハンドル(1)の別バージョンの細部。 ロック解除の位置にある機械装置の機能原理図、キャスター(21)と(22)が接合要素(5)によって互いに接触している場合。 ロック解除以前の滑車のストローク(2)の図、キャスター(21)と(22)が接合要素(5)によって互いに接触している場合。 図6で示された別バージョンによる、ロック解除の位置にある機械装置の機能原理図。 ロック解除の位置にある機械装置の機能原理図、キャスター(21)と(22)が互いに接触していない場合。 ロック解除以前の滑車のストローク(2)の図、キャスター(21)と(22)が互いに接触していない場合。

Claims (8)

  1. 扉の閉鎖から全開の間の不定位置を維持する止め具であって、一方で、固定部分(車体)、あるいは動的部分(扉)と連係した連接ハンドル(1)を備え、他方で、もう一方の部分(扉あるいは車体)と連係した機械装置(9)を備えており、この二点の要素間の相対移動によってハンドル(1)が機械装置(9)に挿入され、その維持機能は機械装置(9)によるハンドル(1)の相対ブロックによって保証され、
    一方で、ハンドル(1)は上記のハンドルと機械装置(9)間の相対ブロック路と運搬路を提供するのに対し、もう一方で、運搬路(11)の表面はキャスター(21)と(22)との密着を保証するのに十分なざらつきを持ち、そのキャスターの目的はブロックを保証することであり、そのためには、キャスター(21)と(22)の回転帯上に必要があれば切り込みが施されるのだが、それに対応するあらゆる形の切り込みを運搬路の表面に備える可能性があり、上記のキャスターは、キャスター同士とハンドル(1)がよく密着するように、多少なりとも柔らかな材料で製作され、
    他方で、機械装置(9)は滑車(2)を含み、これは更に二点の並置キャスター・ブレーキ(21)と(22)含むのだが、これは双方ともハンドル(1)と接触し、誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)の内側を滑ることができる軸(23)と(24)を備えており、この開口部は滑車本体(2)に備えられているのに対し、弾性部分全体(3)は直接的あるいは間接的に軸(23)と(24)に作用し、キャスター(21)と(22)をロックの位置へ維持ならびに移動することを保証し、その位置とは、キャスター(21)と(22)がハンドル(1)と接触し、キャスターの双方が互いに僅かに圧縮し合う位置なのだが、これによってハンドル(1)に対するキャスター(21)と(22)のブロックが保証され、キャスター(21)と(22)からこのハンドルが受けた力は、キャスター(21)と(22)に対して半対面に取り付けられたキャスター(4)によって釣り合いを保たれ、こうしてハンドルが機械装置(9)を通って相対移動する際、ハンドル(1)の維持が保証されるのだが、上記の機械装置が保証する機能三点は以下の通り、すなわち
    a)ハンドル(1)に対するキャスター・ブレーキ(21)と(22)の不定位置での回転ブロックと、
    b)予め決定されたロック解除のレベルよりも強い開閉の力が扉の上に働いた際の、キャスター(21)と(22)の回転開放、このロック解除は機械装置(9)とハンドル(1)間の僅かなストロークを伴うものと、
    c)引っ張る力が止まった際、開いた扉の不定の位置での、<ロック>状況への自動復帰とであり、
    誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)には凸凹と溝穴が備えられており、これは軸(23)と(24)にとって滑りに対する抵抗点であり、同様に、それぞれの<ロック>段階に対応する安定点でもあり、開閉操作の段階において上記の凸凹と溝穴があるために、軸(23)と(24)が移動してキャスター(21)と(22)がロック解除を可能とする位置に来ることが可能となるのだが、その形態は以下の二通り、すなわち
    a)キャスター(21)と(22)が、接合要素(5)のおかげで常に互いに触れ合った状態に維持され、双方のキャスターのうちの片方がハンドル(1)から離れた際、ロック解除が起こるのだが、こうしてもう一方のキャスターがハンドルと接触して回転始動が可能となり、その結果として滑車(2)とハンドル(1)の間の相対運動も可能となること、または、
    b)キャスター(21)と(22)は互いに独立しているが、双方とも常にハンドル(1)と接触した状態にあり、双方のキャスターが互いから僅かに離れた際、誘導装置側面開口部の形と位置のおかげで、ロック解除が起こり、こうしてキャスターのハンドルに沿った自由回転が可能となり、滑車(2)とハンドル(1)の間の相対運動をも可能となることのいずれかであり、
    その一方で、弾性部分全体(3)は軸(23)と(24)上に圧縮の力を加え、その結果として、軸を互いに中央のロックされた状態の位置へと近づけ、軸(23)と(24)が誘導装置開口部(25)、(26)、(27)と(28)に沿って側面移動するのに対抗する傾向にあり、操作が止まった際、軸は自発的に休止位置へと戻るのだが、その位置とは、キャスター(21)と(22)がハンドル(1)と接触して互いにブロックされた状態であり、この再ロックの際、扉のストロークは誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28) の寸法によって制限され、接合要素(5)がキャスター(21)と(22)の維持のために備えられている場合、弾性部分全体(3)はこの接合要素(5)に直接作用し得ることを特徴とする、扉の不定位置を維持する止め具。
  2. 接合要素(5)が軸(23)と(24)の維持のために備えられており、接合要素が僅かに変形可能な弾性のある材料で製作されている場合、直接扉(あるいは車体)と接合されており、これに該当しない場合は、弾性の要素−変形可能な固定脚(6)あるいは弾性の素材の塊(7)を媒介として接合されており、これらは、扉の開閉に伴い、
    扉の上に力が働いた際、滑車(21)−(22)と接合要素(5)で構成される全体が傾き始め、キャスター(21)あるいは(22)がハンドル(1)に対して離れ始め、これにより、キャスター(21)−(22)全体のハンドル(1)に対する相対移動が可能となるのだが、その一方で、力が止まった際、固定脚(6)あるいは弾性の塊(7)が自動的にキャスター(21)−(22)全体をハンドル(1)への接触へと導き、このようにして、キャスター(21)−(22)とハンドル(1)間の相対ブロックが行われることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  3. 部品一点のみで構成するために、キャスター(4)の台(42)が滑車(2)に組み込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  4. 扉の開閉操作の際、軸(23)と(24)の溝穴への維持を強化するため、磁性を帯びた材料が誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)のレベル、あるいは軸(23)と(24)のレベルに設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  5. キャスター(21)と(22)の回転帯部分が様々な形(U字、V字、逆V字、二重線路形・・・など)をしており、誘導が改善されるように、ハンドル(1)の運搬路(11)がこの形態に適合されていることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  6. ハンドル(1)に二本の脚(13)と(14)あるいは一本の脚(13)が備え付けられており、これにより、キャスター(21)と(22)が運搬路(11)と接触していないゾーンの管理が可能となり、脚(13)と(14)がスライダー(91)と(92)によって誘導可能となることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  7. ハンドル(1)が車体(あるいは扉)と連係した板によって構成され、その上にはキャスター(21)と(22)が組み立てられるのだが、これは、開閉操作の際、全体として、扉と車体の間で連接軸を中心とした、およそ円形のコースを描くことを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
  8. 誘導装置側面開口部(25)、(26)、(27)と(28)が軸(23)と(24)のレベルとは別の位置にあり、キャスター(21)と(22)の維持が接合要素(5)によって保証されており、この要素は、誘導装置開口部内にスライダーを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の扉の止め具。
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