JP2008508560A - 深紫外スペクトル域拡張型カタジオプトリック結像系 - Google Patents

深紫外スペクトル域拡張型カタジオプトリック結像系 Download PDF

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Abstract

使用可能スペクトル域が広い標本イメージング用の対物系及び標本をイメージングする方法を提供する。本対物系は、光エネルギを捉えて中間像を形成する合焦レンズを少なくとも1個含むレンズ群、中間像を捉えて中間光エネルギを出射するようその向きが設定された少なくとも1個の像面レンズ、並びに中間光エネルギを捉え標本に光エネルギを供給するよう配置されたマンジャンミラー列を、備える。本対物系によれば、例えば、使用可能スペクトル域を最大で約193〜266nmまで拡げることができ、開口率を0.9超にすることができる。各素子の直径が100mm未満であるので標準的な顕微鏡に装着できる。像面レンズは1個でも複数個でもよく、例えば本対物系内のレンズのうち他の少なくとも1個を形成する素材と異なる素材によって形成する。

Description

本願は、「高性能カタジオプトリック結像系」(High Performance Catadioptric Imaging System)と題する2003年5月7日付け米国特許出願第10/434374号(発明者:David G. Shafer, et al.)の一部継続出願である。また、米国特許出願第10/434374号は、「高性能低コストカタジオプトリック結像系」(High Performance, Low Cost Catadioptric Imaging System)と題する2003年2月21日付けの米国暫定特許出願第60/449326号に基づく利益を享受する出願である。
本発明は、大まかには光学イメージングの分野に関し、より詳細には、顕微鏡イメージング、検査、リソグラフィ等の用途に使用されるカタジオプトリック(catadioptric)光学系に関する。
標本表面にある特徴物を検査できまたそれをイメージングできる光学系は数多くある。例えば、半導体ウエハやフォトマスクの欠陥を検査する際や、スライド上の生体標本を調べる際には、そうした能力を有する光学系が使用される。顕微鏡もまた、様々な場面でイメージングに使用される。顕微鏡が使用されるのは、例えば生物、計測、半導体検査等、仔細な検査が必要で微小領域乃至微小特徴物の高解像度画像が求められる分野である。
それらの結像系のうち今日入手できるものとしては、例えば本願出願人を特許権者とする各種特許に記載されているものや、本願出願人を出願人とする各種特許出願に記載されているものがある。後者に係る特許出願の一例である米国特許出願第10/434374号には、有益な光学的特性を備え、全体として概ね良好な性能を呈するた小型カタジオプトリック対物系が記載されている。特に、この対物系では、そのNA(numerical aperture;開口率/数値開口)を高くすることができ、深紫外(deep ultra violet;DUV)域で広い使用可能スペクトル域を得ることができる。ただ、深紫外域で性能を発揮させるには、際立って困難な色補正(color correction)が必要になる。
ここに、先に掲げた検査分野で使用するには、結像系の使用可能スペクトル域(spectral bandwidth)が広い方が有利である。ここでいう使用可能スペクトル域とは、大まかには、その装置で使用することができる光の波長域のことである。例えばある結像系にて成功裡且つ効率的に使用できる光の波長域が266〜800nmであれば、その結像系の使用可能スペクトル域は266〜800nmである。また、結像系の使用可能スペクトル域は、一般に、短い波長で使用される結像系程短い。例えば212nmで使用できる結像系の使用可能スペクトル域は、266〜800nmを使用可能スペクトル域とする結像系のそれに比べ狭くなることが多い。そのため、従来、先に掲げたハイエンドな用途で使用できるのは、使用可能スペクトル域が狭い装置だけであった。
この種の装置に対してどのような光学特性が望まれているかというと、紫外光域における使用可能スペクトル域が広く、従って標本に対する光学的検査能力が秀でていることである。例えば、この種の装置を193〜267nm或いはこれより広いスペクトル域で動作させることができれば、場合にもよるが性能上有益であるといえる。しかしながら、従来技術ではそうした性能を実現することができなかった。
従って、標準的な顕微鏡及び顕微鏡利用装置と併用でき、従来の結像系に内在していた前述の欠点が克服された結像系及び対物系を実現することや、本願記載の欠点を抱えた装置と比べ機能的に優れた光学検査用結像系を提供することが、有益であるといえよう。
本発明の一実施形態は使用可能スペクトル域が広い標本イメージング用の対物系であり、また他の実施形態は標本をイメージングする方法である。本発明の一実施形態に係る対物系は、合焦レンズ(focusing lens)を少なくとも1個含むレンズ群(lens group)と、少なくとも1個の像面レンズ(field lens)と、中間光エネルギを捉え標本に光エネルギを供給するよう配置されたマンジャンミラー列(Mangin mirror arrangement)乃至カタジオプトリック群(catadioptric group)と、を備える。本対物系によれば、例えば、約193〜266nmの範囲を占める広い使用可能スペクトル域や0.9超に達する高いNAを得ることができる。
以下、別紙図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。本件技術分野における習熟者(いわゆる当業者)であれば、以下の説明を参照することによって、上述のものもそれ以外のものも含め本発明の利点を理解できるであろう。また、図示した構成は本発明の実施形態を説明するための例に過ぎず、本発明の要旨を限定する趣旨のものではない。
本発明の各実施形態に係る対物系はカタジオプトリック群を用いた対物系即ちカタジオプトリック対物系であり、従来より広い使用可能スペクトル域が得られるものである。従って、本対物系は顕微鏡検査や半導体ウエハ検査等の先進分野でも好適に使用することができる。本対物系を構成する複数個のレンズは、一種類のガラス素材によって形成することもできるが、そのうちの像面レンズや場合によっては第1レンズ(フロントレンズ)を、他のレンズとは別のガラス素材によって形成することもできる。像面レンズの使用個数は1個でも複数個でもよいが、大まかにはカタジオプトリック群又はそのマンジャンレンズ/ミラー素子の方向を向くよう配置するとよく、特に中間像形成位置から離れた位置に配置するとよい。
従前の構成
図1に従来型対物系の一例構成を示す。この図に示すカタジオプトリック対物系は紫外(ultra violet;UV)域内広スペクトル域イメージング用に特化されたものであり、その使用可能スペクトル域は約0.285〜0.320μmという波長領域を占めている。この対物系のNAは比較的高くまた物体側像面も比較的広い。また、この図の装置は、シュップマン(Schupmann)原理をオフナ(Offner)型像面レンズと組み合わせることによって、軸方向色収差及び一次横方向色収差が補正されるよう構成されている。また、この図から読み取れるように、像面レンズ105が中間像106形成位置から僅かにずれた位置に配置されており、これによって性能向上が図られている。
図中のカタジオプトリック群101即ちマンジャンミラー列内には、何れも反射被覆付レンズ素子であるマンジャンレンズ/ミラー素子102及び凹球面反射器103が設けられている。これら、カタジオプトリック群101内のマンジャンレンズ/ミラー素子102及び凹球面反射器103の中央には、共通して、反射素材のない部位即ち光学的開口が形成されている。従って、図示しない物体乃至標本100から光が到来すると、その光は、マンジャンレンズ/ミラー素子102を通り抜けた後凹球面反射器103の第2面即ち内側の面120によって反射され、更にマンジャンレンズ/ミラー素子102の反射面によって反射され凹球面反射器103を通り抜けるに至る。この光は凹球面反射器103と像面レンズ群104の間に中間像106を形成する。像面レンズ群104を構成する像面レンズの個数は1個でも複数個でもよいが、この図の例では1個としている。
また、合焦レンズ群107は複数個のレンズ素子(この図の例では6個のレンズ素子108、109、110、111、112及び113)を含んでおり、それらは何れも同一種類の素材によって形成されている。これは、像面レンズ群104乃至中間像106から好適に集光するためである。
表1に、図1に示した構成用のレンズ処方を示す。
Figure 2008508560
いわゆる当業者であれば理解できるように、表1の最左列には、図1中の左側から数えた各面の順番、即ち面番号が記されている。例えば、同図中のレンズ113の左面は表1中で面3と、右面は面4と、それぞれ表されている。面3の曲率半径は53.51878mm、直径は9.376161mmであり、面4の曲率半径は−18.17343mm、直径は9.234857mmである。更に、レンズ113の厚みは2mm、右面と隣のレンズの表面との間隔は0.976177mm、そして使用されているガラス素材は熔融シリカ(fused silica)である。
こうした構成においては、NAは約0.90或いは更に高い値になり得、どのような場合でも最大NAは0.65超になろう。
機能的にいうと、図中の合焦レンズ群107は光エネルギを捉えて合焦光エネルギを送出し、像面レンズ群104は合焦光エネルギを捉え中間光エネルギを出射して中間像106を形成し、カタジオプトリック群たるマンジャンミラー列101は中間光エネルギを捉え標本に制御光エネルギを出射する。また、標本からの反射経路に沿っていえば、カタジオプトリック群たるマンジャンミラー列101は標本からの反射光を捉えて反射光エネルギを形成送出し、像面レンズ群104は反射光エネルギを捉えて最終光エネルギを送出し、合焦レンズ群107は最終光エネルギを捉えて合焦最終光エネルギを送出する。
また、図1中の各部材を構成するガラス素材としては、表1によれば熔融シリカだけが用いられている。勿論熔融シリカ以外のガラス素材によって図1の構成を実現することもできるが、熔融シリカであれ何であれ、この構成では、190nmから赤外波長に至る広い波長域に亘り光吸収率を低く抑えうる素材が必要であることに、注意が必要である。その点、熔融シリカならば、再調整(re-optimization)によって中心波長を変化させ、この波長域内のどの波長にもその中心波長を合わせることができる。なお、再調整は構成部材のチューニング或いは交換によって行う。
更に、図1及び表1に示した装置は、例えば193、198.5、213、244、248、257、266、308、325、351、355、364nm等の波長で発振するレーザ用の装置としても、また192〜194、210〜216、230〜254、285〜320、365〜546nm等のスペクトル域で発光するランプ用の装置としても、構成することができる。加えて、レンズ用ガラス素材として弗化カルシウム(calcium fluoride)を用いた場合は、157nmで発振するエキシマレーザや157nm或いは177nmで発光するエキシマランプと併用できるよう、装置を構成することができる。
表1に記されているように、この対物系の直径は25mmであり、同じ波長域で以前から用いられている対物系に比べかなり小さい。そのため、本対物系は、そのフランジ対物間隔が45mmである標準的な顕微鏡のタレットに、装着することができる。また、本対物系においては、約0.90のNA、約0.4mmの像面サイズ、約0.038波長の多色波面収差(polychromatic wavefront error)を実現できる。
とりわけ、図1に示した構成においては、使用可能スペクトル域(補正値)が約285〜313nm、即ちその全幅が約28nm程にも拡がる。使用可能スペクトル域を更に拡張することは結像系性能を向上させる上で有意義なことであり、それはある種の用途で有用なことである。
スペクトル域を拡げた構成
ここに、図1に示した装置においては、使用するガラス素材を一種類に限っていた。即ち、紫外−深紫外域における光透過率が高いことを理由に、熔融シリカを用いていた。熔融シリカには、熱的安定性が割合によい、研磨が割合に容易である等の利点もある。
しかしながら、紫外−深紫外域での使用可能スペクトル域拡張には、熔融シリカよりも光透過率が高く光分散率が低い弗化カルシウムを用いた方がよい。そして、弗化カルシウムと熔融シリカをうまく組み合わせて用いれば、単色収差(monochromatic aberration)及び色収差(chromatic aberration)を共に好適に制御し、それによって良好な性能が得られる使用可能スペクトル域を可能な限り拡げることができる。
また、色収差については、軸方向色収差(axial chromatic aberration)と横方向色収差(lateral chromatic aberration)をうまくバランスさせる必要がある。これは、カタジオプトリック対物系の性能を像面全体に亘り良好なものに保つためである。しかし、短波長領域で広い使用可能スペクトル域を得るには、軸方向色収差補正に多くの色補正資源を割り当て色収差補正量を増さねばならない。仮に多くの色補正資源を軸方向色収差補正に割り当てたとすると、バランスが崩れて最終的な像面サイズが狭くなってしまうであろうし、さりとて像面サイズを固定してしまうと、使用可能スペクトル域拡張及び収差補正可能限界の短波長化はおぼつかなくなる。
このスペクトル域拡張に際し注意すべきこととしては、軸方向色収差及び横方向色収差、特に近軸(paraxial)レベルでの収差をどのように補正するかという点がある。近軸レベル収差は像面や開口に対してはほとんど影響を及ぼさないが、波長に対しては大きな変動をもたらすことがある。同様に、球面収差(spherical aberration)、コマ収差(coma)、非点収差(astigmatism)、像面湾曲収差(field curvature)、歪曲収差(distortion)等の単色収差による低次色変化(low-order chromatic variation)により発生する収差もかなり重要であり、この収差は開口及び像面サイズに対して非線形な影響を及ぼすのが普通である。
これらの収差は、小型カタジオプトリック対物系ならば共に好適に制御できる。それには、ガラス素材としてシリカだけを用いればよい。例えば近軸レベルの軸方向色収差及び横方向色収差は、シュップマン原理を適用し且つオフナ型像面レンズを使用することによって、補正することができる。
この収差補正理論を理解するには、装置構成を非常に単純化して考えればよい。即ち、(1)単体の正曲率合焦レンズ、(2)中間像形成位置に配置された像面レンズ及び(3)マンジャンレンズ/ミラー素子からなる構成を、像面レンズを形成しているガラスの光分散率が0であると仮定して調べればよい。もし仮に、これらの光学素子の厚みが何れも0で、しかも像面レンズの位置が正確に中間像形成位置であるのなら、正曲率合焦レンズが像面レンズによってマンジャンレンズ/ミラー素子上に結像される際、その波長を問わず強力に、収差が補正されることとなる。オフナ型像面レンズによるレンズ収差補正は、このような収差補正理論に基づくものである。
しかしながら、実際の光学素子の厚みは有限且つ非ゼロである。合焦レンズ及びマンジャンレンズ/ミラー素子に厚みを与えても上述の収差補正理論は大した影響を受けないが、像面レンズに厚みを与えると結像系全体の性能にかなり重要な影響が生じることがある。即ち、像面レンズの厚みが有限且つ非ゼロであり像面レンズによって光分散が生じるとすると、像面レンズによる正曲率合焦レンズ及びマンジャンレンズ/ミラー素子の結像形態に影響が現れる。この作用、即ち像面レンズの厚みや像面レンズにおける光分散と結像機能との連関に対処するには、例えば、像面レンズを中間像形成位置からやや離して配置することによって、像面レンズにおける光分散が補償されるようにすればよい。或いは、その対物系を構成するガラスを、光分散率がやや低い素材にしてもよい。350nmより短い波長にて専ら使用されるガラス素材は弗化カルシウム及び熔融シリカであるが、それらのなかでは弗化カルシウムの方が光分散率が低いので、熔融シリカよりも弗化カルシウムを用いた方が好適に色補正できる可能性がある。これらの手法、即ち像面レンズを中間像形成位置から離して配置する手法と、光分散率が比較的低いガラス素材を用いる手法は、共に、採用に値する手法である。
中間像に対する像面レンズの動かし方には、色補正によい影響を及ぼす動かし方と、悪い影響を及ぼす動かし方とがある。即ち、観察により判明したところによれば、像面レンズをドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子から離れる方向に動かすのではなく同素子に近づく方向に動かした方が、収差が小さくなる。しかしながら、像面レンズをドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子の近くに配置した場合、中間像を挟んで逆側に配置した場合とはまた異なった高次軸方向色波長変動(higher-order axial color wavelength variation)及び高次横方向色波長変動(higher-order lateral color wavelength variation)が現れる傾向がある。また、光はマンジャンレンズ/ミラー素子を3回も過ぎるので同素子においても収差が発生しうる。即ち、中間像近傍から入来する小径ビーム光線はまず中央部を通ってマンジャンレンズ/ミラー素子を過ぎり(第1回通過)、次いでより広径のビーム即ち全開口ビームとなって同素子内を通過する(第2回及び第3回通過)のであるが、同素子表面の曲率半径は第2回通過時及び第3回通過時における収差発生を抑えることを狙って算定されていることが多く、従って第1回通過時発生収差についてはその曲率半径では好適に抑えられないのが普通である。このような曲率半径設定では、球面収差及びコマ収差による色変化を悪化させがちである。なお、マンジャンレンズ/ミラー素子が中間像形成位置に必然的に発生させる軸方向色収差はかなりの規模であり、合焦レンズ群の軸方向色収差がもとになっている軸方向色収差を打ち消す方向に作用することがある。
また、マンジャンレンズ/ミラー素子に入射するビームのサイズは、非常に広いスペクトル域で見ると波長によって幾分変化する傾向にある。波長によるビームサイズ変化は波長による球面収差の変化をもたらすので、対策する必要がある。その対策方法としては、第1に、マンジャンレンズ/ミラー素子の中央に孔を設け、同素子内第1回通過時に光が空気中を通るようにする、という方法がある。この策を採った場合、その光はマンジャンレンズ/ミラー素子の外側表面や内側表面にぶつかることも、またそれらの面の曲率半径の影響を受けることもなしに、同素子内を通り抜けることとなる。ただ、この策を採ると大きめの中央暗部(obscuration)が生じやすく、そのためこの策を採ることができない用途も多いであろう。第2の対策方法としては、マンジャンレンズ/ミラー素子の外側表面の頂点近傍に比較的小型のレンズを配置することによって同面の曲率半径の影響を部分的に補償し、それによって収差を大きく削減する、という策がある。第3の対策方法としては、光源から遠く且つ標本に近くなるよう、従ってマンジャンレンズ/ミラー素子により近くなるよう、中間像形成位置より後段に像面レンズを配置する、という策がある。像面レンズを中間像形成位置から離して配置した場合、前述の通り像面レンズ素子による光分散も補償されやすくなる。また、像面レンズ各面の曲率半径を適宜設定すれば、光の第1回通過時にマンジャンレンズ/ミラー素子にて生じる収差による色変化を部分的に補償することができる。また、仮に像面レンズを中間像を挟んで逆側に即ちよりドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子から遠くに配置したとすると、像面レンズが同素子から遠すぎて、うまく収差補正することができなくなる。
更に、小型カタジオプトリック対物系の像面サイズは像面の周縁部に現れる収差によって制限されるものである。即ち、像面の中央部に現れ補償の対象となる収差、例えば軸方向色収差、球面収差、球面収差による色変化等の他に、像面の周縁部にも対策が必要な収差が現れうる。但し、球面収差による色変化、コマ収差及び非点収差は、傾向として像面の周縁部の特性に支障をもたらすものではないので、前面側の2個のレンズの曲率半径、間隔及び厚みによって補正すればよい。
性能劣化をもたらすのはむしろ横方向色収差である。横方向色収差は像面レンズによって部分的に補正できるものの、像面レンズによる補正後に幾分かの軸方向色収差が残ると、その装置で実現できる像面サイズがその残留横方向色収差によって制限されてしまうこととなりうる。
この残留横方向色収差を減らすには、例えば、合焦レンズ群を構成するレンズのうち平行光領域近くに存する1個を熔融シリカではなく弗化カルシウムによって形成すればよい。また、最後段のレンズ即ちマンジャンレンズ/ミラー素子に最も近いレンズを弗化カルシウムによって形成することにより、収差による色変化を補正することができる。なお、この素材変更によって残留軸方向色収差が発生する可能性があるが発生したとしても僅かであり、残留横方向色収差を大きく減らせることからすれば、残留軸方向色収差が性能に及ぼす影響は無視して差し支えない。
こうして小型カタジオプトリック対物系の像面レンズ及び最後段レンズのガラス素材を光分散がより少ない素材に変えることによって、より広いスペクトル域に亘り良好な性能の対物系を得ることや、従前同様の使用可能スペクトル域を保ちながら像面をより広くすることが可能になる。
このように使用可能スペクトル域を拡げまた像面サイズを大きくした装置は、例えば7個の素子を用いて実現することができる。また、ドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子における収差補正への助力として、像面レンズと同素子の間にまた別のレンズ、例えば肉薄の負曲率素子を追加してもよい。像面レンズの曲率半径及び厚みは、例えば、前述したマンジャンレンズ/ミラー素子内第1回通過の効果如何によらず、横方向色収差が相対的に小さくなるよう設定することができる。像面レンズの曲率半径及び厚みの設定値次第では、その結像系における残留横方向色収差の総量を更に減らすことができる。また、そのマンジャンレンズ/ミラー素子付近に負曲率のレンズがない構成においては、像面レンズによって同素子の曲率半径の影響を補償しまた横方向色収差を制御するようにしてもよい。そして、更なるレンズを装置に付加することによって、横方向色収差問題をマンジャンレンズ/ミラー素子の曲率半径から切り離すことができる。
利用可能スペクトル域を拡張する実施形態群
図2に本発明の一実施形態に係る装置を示す。この図に示す装置は約212〜267nmの波長域で動作する装置であり、熔融シリカ製レンズによって構成されている。また、その像面レンズ205はドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子206側に偏った位置にある。更に、この図の構成における像面サイズは約0.13mmであり、その像面辺縁部における多色シュトレール(Strehl)比は約0.90超である。その構成要素のうち第1レンズ群210は第1レンズ201、第2レンズ202、第3レンズ203及び第4レンズ204を含んでおり、この第1レンズ群210によって中間像220が形成される。また、この装置は、更に、ドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子206、それと中間像220の間に配置された像面レンズ205、並びに標本(図示せず)に近づけることができる内側レンズ207を備えている。マンジャンレンズ/ミラー素子206及び内側レンズ207はカタジオプトリック群208を構成している。
表2に、図2に示した実施形態用のレンズ処方を示す。
Figure 2008508560
このように、図2に示した対物系はその使用可能スペクトル域が比較的広い対物系であり、第1レンズ群201等のレンズ群、像面レンズ205(或いは後述の例のような複数個の像面レンズ)、並びにマンジャンミラー列たるカタジオプトリック群208を備えている。そのうち第1レンズ群201は合焦レンズを(少なくとも1個)含んでおり、その合焦レンズは、光エネルギを捉えて合焦光エネルギをもたらすようまたその合焦光エネルギによって間像220が形成されるよう、構成されている。また、像面レンズ205の向きは、中間像220を捉え中間光エネルギを出射することができるよう、設定されている。カタジオプトリック群208の位置は、像面レンズ205からの中間光エネルギを捉えて制御光エネルギをもたらすことができるよう、設定されている。そして、像面レンズ205は、この対物系内の他のレンズと同一の素材、即ち熔融シリカによって形成されている。
図3にシュトレール比が僅かに大きい別の実施形態を示す。この図に示す装置は約212〜267nmの波長域で動作する装置であり、弗化カルシウム製の像面レンズ305を除き、熔融シリカ製のレンズによって構成されている。また、その像面レンズ305はドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子306側に偏った位置にある。更に、この図の構成における像面サイズは約0.13mmであり、その像面辺縁部における多色シュトレール比は約0.94超である。その構成要素のうち第1レンズ群310は第1レンズ301、第2レンズ302、第3レンズ303及び第4レンズ304を含んでおり、この第1レンズ群310によって中間像320が形成される。また、この装置は、更に、ドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子306、それと中間像320の間に配置された像面レンズ305、並びに標本(図示せず)に近づけることができる内側レンズ307を備えている。マンジャンレンズ/ミラー素子306及び内側レンズ307はカタジオプトリック群308を構成している。
表3に、図3に示した実施形態用のレンズ処方を示す。
Figure 2008508560
図4に、使用可能スペクトル域がより広く、約193〜266nmの波長域で動作する別の実施形態を示す。この図に示す装置は、共に弗化カルシウム製の像面レンズ305及び第1レンズ401を除き、熔融シリカ製のレンズによって構成されている。また、その像面レンズ405は中間像420とドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子406の間にある。更に、この図の構成における像面サイズは約0.13mmであり、その像面辺縁部における多色シュトレール比は約0.93超であって上述の通りその利用可能スペクトル域が広い。その構成要素のうち第1レンズ群410は第1レンズ401、第2レンズ402、第3レンズ403及び第4レンズ404を含んでおり、この第1レンズ群410によって中間像420が形成される。また、この装置は、更に、ドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子406、それと中間像420の間に配置された像面レンズ405、並びに標本(図示せず)に近づけることができる内側レンズ407を備えている。マンジャンレンズ/ミラー素子406及び内側レンズ407はカタジオプトリック群408を構成している。
表4に、図4に示した実施形態用のレンズ処方を示す。
Figure 2008508560
図5に、使用可能スペクトル域が比較的広く、約193〜266nmの波長域で動作する別の実施形態を示す。この図に示す装置は、共に弗化カルシウム製の像面レンズ505a及び第1レンズ501を除き、熔融シリカ製のレンズによって構成されている。また、その像面レンズ505a及び505bは中間像520とドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子506の間にある。更に、この図の構成における像面サイズは約0.13mmであり、その像面辺縁部における多色シュトレール比は約0.96超で且つ上述の通りその利用可能スペクトル域は広い。その構成要素のうち第1レンズ群510は第1レンズ501、第2レンズ502、第3レンズ503及び第4レンズ504を含んでおり、この第1レンズ群510によって中間像520が形成される。また、この装置は、更に、ドーム状マンジャンレンズ/ミラー素子506、それと中間像520の間に配置された第1像面レンズ505a及び第2像面レンズ505b、並びに標本(図示せず)に近づけることができる内側レンズ507を備えている。マンジャンレンズ/ミラー素子506及び内側レンズ507はカタジオプトリック群508を構成している。
表5に、図5に示した実施形態用のレンズ処方を示す。
Figure 2008508560
本発明に係る結像系は、様々な環境にて使用することができる。例えば、リソグラフィ、顕微鏡検査、生体検査、医事研究等を含め、使用できる環境は数多くある。
また、本願には、本発明又はその実施形態を幾つか記載したが、それらは要旨限定的な意味合いを有する記載ではない。むしろ、本発明と共通する思想に基づいており本発明と同様の効果例えば小型、広スペクトル域、別素材像面レンズ利用可能性、高NA等の効果を発揮する別の構成をも、本発明に含める趣旨の記載である。即ち、特定の実施形態に基づいて本発明をしたけれども、それを変形した形態で本発明を実施することも可能であるので、その点を了解頂きたい。更に、本願出願人のそもそもの意図は、本発明の原理に基づく構成やその変形物、利用形態、応用形態等を全てカバーすることにある。即ち、本件技術分野における常識或いは既知技術に基づき本願記載の構成を変形したものも、本発明の技術的範囲内に含めることとする。
そのNAが0.9で使用可能スペクトル域がやや狭く且つその像面サイズが約0.150mmである従来の9素子小型カタジオプトリック対物系の構成を示す図である。 一種類のガラス素材によって形成されておりその使用可能スペクトル域が約212〜267nmの実施形態を示す図である。 弗化カルシウム製像面レンズを備え他のレンズが熔融シリカによって形成されておりその使用可能スペクトル域が約212〜267nmの実施形態を示す図である。 弗化カルシウム製像面レンズ及び弗化カルシウム製第1レンズ(フロントレンズ)を備え他のレンズが熔融シリカによって形成されておりその使用可能スペクトル域が約193〜266nmの実施形態を示す図である。 弗化カルシウム製像面レンズ及び弗化カルシウム製第1レンズ(フロントレンズ)を備え他のレンズが熔融シリカによって形成されておりその使用可能スペクトル域が約193〜266nmの実施形態を示す図である。

Claims (22)

  1. 光エネルギを捉えて合焦光エネルギをもたらし中間像を形成する合焦レンズを少なくとも1個含むレンズ群と、
    中間像を捉えて中間光エネルギを出射するようその向きが設定された少なくとも1個の像面レンズと、
    像面レンズからの中間光エネルギを捉えて制御光エネルギをもたらすよう配置されたマンジャンミラー列と、
    を備え、
    像面レンズのうち少なくとも1個を形成する素材が本対物系内のレンズのうち他の少なくとも1個を形成する素材と異なり、
    使用可能スペクトル域が広い標本イメージング用の対物系。
  2. 請求項1記載の対物系であって、未補正使用可能スペクトル域が少なくとも212〜266nmの領域に亘る対物系。
  3. 請求項1記載の対物系であって、その像面位置における多色シュトレール比が約0.9超である対物系。
  4. 請求項1記載の対物系であって、そのマンジャンミラー列が、マンジャンレンズ/ミラー素子に更に他のレンズを随伴させた構成を有する対物系。
  5. 請求項1記載の対物系であって、その像面レンズのうち少なくとも1個が弗化カルシウムによって、他のレンズのうち少なくとも1個が熔融シリカによって、それぞれ形成された対物系。
  6. 請求項5記載の対物系であって、像面レンズのうち少なくとも1個に加え、他のレンズのうち少なくとも1個が弗化カルシウムによって形成された対物系。
  7. 請求項1記載の対物系であって、その像面レンズのうち少なくとも1個が中間像とマンジャンミラー列の間に配置された対物系。
  8. 請求項1記載の対物系であって、標本に射突した光エネルギのうち少なくとも一部が標本から戻り、マンジャンミラー列、像面レンズのうち少なくとも1個、並びにレンズ群のうち少なくとも一部を通り抜ける対物系。
  9. 請求項2記載の対物系であって、その使用可能スペクトル域が少なくとも193〜266nmの領域に亘る対物系。
  10. 光エネルギを捉えて中間像に変換する複数個のレンズと、
    中間像を捉えて像面結像光エネルギをもたらす少なくとも1個の像面レンズと、
    像面結像光エネルギを捉え標本にカタジオプトリックエネルギを供給するカタジオプトリック群と、
    を備え、使用可能スペクトル域が広い標本イメージング用の対物系。
  11. 請求項10記載の対物系であって、その使用可能スペクトル域が少なくとも193〜266nmの領域に亘る対物系。
  12. 請求項10記載の対物系であって、その像面位置における多色シュトレール比が約0.9超である対物系。
  13. 請求項10記載の対物系であって、そのカタジオプトリック群が、マンジャンレンズ/ミラー素子に更に他のレンズを随伴させた構成を有する対物系。
  14. 請求項10記載の対物系であって、その像面レンズのうち少なくとも1個が弗化カルシウムによって、他のレンズのうち少なくとも1個が熔融シリカによって、それぞれ形成された対物系。
  15. 請求項14記載の対物系であって、像面レンズのうち少なくとも1個に加え、他のレンズのうち少なくとも1個が弗化カルシウムによって形成された対物系。
  16. 請求項10記載の対物系であって、その像面レンズのうち少なくとも1個が中間像とカタジオプトリック群の間に配置された対物系。
  17. 請求項10記載の対物系であって、標本に射突した光エネルギのうち少なくとも一部が標本から戻り、カタジオプトリック群、並びに上記複数個のレンズのうち少なくとも1個を通り抜ける対物系。
  18. 請求項11記載の対物系であって、その使用可能スペクトル域が少なくとも193〜266nmの領域に亘る対物系。
  19. 標本をイメージングする方法であって、
    光エネルギを捉えるステップと、
    その光エネルギを中間像に変換するステップと、
    少なくとも1個の像面レンズを用いその中間像から像面結像光エネルギを生成するステップと、
    マンジャンレンズ/ミラー素子を用いてその像面結像光エネルギをカタジオプトリックエネルギに変換し更にそのカタジオプトリックエネルギを標本に供給するステップと、
    を有する方法。
  20. 請求項19記載の方法であって、上記各ステップの実行によって少なくとも193〜266nmの領域に亘る使用可能スペクトル域を得る方法。
  21. 請求項19記載の方法であって、上記各ステップの実行によって像面位置にて約0.9超の多色シュトレール比を得る方法。
  22. 請求項20記載の方法であって、上記各ステップの実行によって少なくとも193〜266nmの領域に亘る使用可能スペクトル域を得る方法。
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