JP2002323658A - 照明システムの分割形対物レンズ - Google Patents

照明システムの分割形対物レンズ

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JP2002323658A JP2002039626A JP2002039626A JP2002323658A JP 2002323658 A JP2002323658 A JP 2002323658A JP 2002039626 A JP2002039626 A JP 2002039626A JP 2002039626 A JP2002039626 A JP 2002039626A JP 2002323658 A JP2002323658 A JP 2002323658A
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objective lens
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イエルク・シュルツ
Alexander Epple
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Alexander Sohmer
アレクザンダー・ゾーマー
Johanness Wangler
ヨハンネス・ヴァングラー
Juergen Grunwald
ユルゲン・グルンヴァルト
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    • G03F7/70075Homogenization of illumination intensity in the mask plane by using an integrator, e.g. fly's eye lens, facet mirror or glass rod, by using a diffusing optical element or by beam deflection

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割形対物レンズの像平面内の主ビーム角の
作用を広い領域にわたって可能にすること。 【解決手段】 マイクロリソグラフィ投影露光装置の照
射装置において像視野を照射するための光軸(OA)を
有する分割形対物レンズ(1)が絞り面(APE)と像
平面(IM)との間に配置される。分割形対物レンズ
(1)は第1レンズ群(3)と、第1の非球面のレンズ
面(S111)を有するレンズ(L15)とを含んでい
る。第2レンズ群(5)は負の屈折力を有する少なくと
も1個の第1レンズ(L15)と正の屈折力を有する少
なくとも1個の第2レンズ(L14)とを備えている。
像視野内の最大視野高さYim maxは少なくとも40mm
であり、一方、像側の開口数は少なくとも0.15であ
る。主ビームは像視野内に視野高さYim、主ビーム角P
Fとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロリソグラ
フィ投影露光装置の照射装置の照射系内の分割形対物レ
ンズ、このような対物レンズを備えたREMA対物レン
ズ、および、このような対物レンズを有するマイクロリ
ソグラフィ投影露光装置の照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分割形対物レンズは絞り面と像平面との
間に配置された第1のレンズ群と第2のレンズ群とを含
んでおり、前記像平面内には照射されるべき像視野があ
る。その際に、構成部品は光軸を中心に軸対称に配置さ
れる。絞り面を通過してそれぞれ1つの主ビームを有す
る光束は分割形対物レンズに入射し、主ビームは絞り面
の領域で光軸と交差する。その際、主ビームと光軸との
交点の軸方向距離は絞りの直径の最大10%である。交
点の軸方向の分布は、分割形対物レンズの前に配置され
た光学系部品によって誘発されるひとみ結像の収差によ
って左右される。ここに、ひとみ結像とはひとみ面の間
の結像のことである。光軸に対して最大の角度で絞り面
を透過する最外部の主ビームは、像視野の周辺の像平面
に入射する。主ビームが光軸に沿って進行する光束はそ
の中心部に集まる。その際、第1レンズ群は、最外部の
主ビームのレンズ面での放射高さが光束の中心の周囲ビ
ームよりも低いレンズを含んでいる。第2レンズ群は、
最外部の主ビームのレンズ面での放射高さが光束の中心
の周囲ビームよりも高いレンズを含んでいる。その際、
第2レンズ群のレンズは非球面のレンズ面を備えてい
る。
【0003】DD292 727号から、照射装置内部
のくし形コンデンサと、構造部を担持するマスクとの間
に同類の分割形対物レンズを備えたマイクロリソグラフ
ィ投影露光装置が公知である。構造部を担持するマスク
の後の光路内には投影対物レンズが配置され、そのレン
ズが、構造部を担持するマスクを限定された回折を伴っ
て感光基板上に結像する。分割形対物レンズの第1レン
ズ群は東ドイツ特許明細書第292 727号のコリメ
ータに相当し、第2レンズ群は1個のレンズからなる視
野レンズに相当する。その際に、視野レンズは、分割形
対物レンズの像平面内の主ビームの角分布に作用を及ぼ
して、投影対物レンズの像平面がほぼテレセントリック
に照射されるようにするために非球面の補正面を備えて
いる。非球面の補正面によって分割形対物レンズの絞り
面と、投影対物レンズの絞り面との間のひとみ結像の収
差が低減する。DD292 727号の構成の欠点は、
視野レンズが正の屈折力を有する単一のレンズだけから
なっているので、ひとみ結像を補正する可能性が限定さ
れることにある。その上、この実施形態では像側の開口
数は僅か0.04であり、最大視野高さは71.75m
mである。
【0004】DE195 48 805 A1号(米国
特許明細書第5,982,558号)およびDE196
53 983 A1号(米国特許出願第09/125
621号)から、本件出願人にとっていわゆるREMA
−対物レンズが公知である。REMA−対物レンズはマ
イクロリソグラフィ投影露光装置で構造部を担持するマ
スク、いわゆるレチクルの直前に取り付けられる。この
レンズはレチクル上にマスキング装置、いわゆるREM
A(レチクルマスキング)−ブレードを周辺部分も鮮鋭
に結像する。REMA−ブレードは通常は調整可能な機
械的エッジを備え、それによって後続のREMA−対物
レンズの物体視野の大きさを変更することができる。D
E19548 805 A1号の実施形態は純球面レン
ズを有するREMA−対物レンズを記載している一方、
DE196 53 983 A1号ではREMA−対物
レンズ内部のレンズ数を縮減するために非球面レンズを
使用することを提案している。この場合は、REMA−
対物レンズの視野レンズ部は、前記REMA−対物レン
ズと投影対物レンズとの間で連続的なビーム進行が達成
されるように、REMA−対物レンズの主ビームの角分
布を後続の投影対物レンズの主ビームの角分布と適応さ
せる。
【0005】EP0 811 865 A1号は、絞り
面と像平面との間に配置された分割形対物レンズを開示
している。この場合は、分割形対物レンズの像平面には
レチクルではなく、後続の対物レンズによってレチクル
に結像されるマスキング装置が配置される。したがっ
て、分割形対物レンズは照射装置と後続の投影対物レン
ズとの間の交点で主ビーム角の分布に直接的な作用を及
ぼさない。
【0006】新型の投影対物レンズによって、構造部の
大きさが0.2μm未満の超小型構造の部品を製造する
ことができる。このように高度な分解能を達成するた
め、投影対物レンズは248nm、特に193nm、ま
たはそれどころか157nmの波長で作動し、像側の開
口数は0.65以上である。同時に、像視野の直径は部
分的に20mm以上である。したがって、このような投
影対物レンズの最適な設計に対する要求基準は相当なも
のである。感光性基板すなわち、いわゆるウェハ上にレ
チクルを視野結像することの他に、ひとみ結像をも補正
する必要がある。そこで、物体平面と絞り面との間に配
置された投影対物レンズの前部対物レンズは絞り面上で
の入射ひとみの結像に作用を及ぼし、一方、絞り面と像
平面との間に配置された後部対物レンズは射出ひとみ上
での絞り面の結像に作用を及ぼす。その際に、投影対物
レンズのひとみ結像の収差は、投影対物レンズの物体平
面内の主ビーム角の分布を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分割
形対物レンズの像平面内の主ビーム角の作用を広い領域
にわたって可能にする冒頭に述べた種類の分割形対物レ
ンズを提供することにある。特に、後続の投影対物レン
ズの前部対物レンズによって実施可能なひとみ結像の収
差を補正する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は特許請求の
範囲第1項に記載の分割形対物レンズによって達成され
る。本発明の特別の実施態様は従属クレーム第2項から
23項に記載されている。特許請求の範囲第1項から1
8項は本発明による分割形対物レンズに関し、特許請求
の範囲第19項から22項は前記分割形対物レンズを取
り付けたREMA−対物レンズに関する。本発明による
分割形対物レンズをマイクロリソグラフィ投影露光装置
で使用する実施態様は、特許請求の範囲第23項に記載
されている。
【0009】本発明による分割形対物レンズの像平面内
の視野高さYimにわたる主ビーム角PFの分布すなわ
ち、いわゆるひとみ関数は奇数のべきを有する級数展開
式として表すことができる。この多項式は以下のとおり
である。
【数1】
【0010】像平面の面法線とそれぞれの主ビームとが
なす角度である主ビーム角PFは時計回り方向で負であ
ると定義される。対称形であるので、光軸を中心に軸対
称の光学系のひとみ関数は偶数べきを伴う部分を有して
いない。本発明による分割形対物レンズの像平面内の照
射系にひとみ結像の収差がない場合は、それぞれの視野
高さYimごとに同一の射出ひとみの軸方向位置、すなわ
ち共心射出ひとみが生じるであろう。共心射出ひとみの
場合は全ての主ビームが光軸上の一点で交差するので、
視野高さYimと、各々の主ビームごとの角度の正接との
間には直線的な関係しか存在しない。以下の場合のよう
に、主ビーム角が小さいと、主ビーム角の正接は角度に
よって直接近似計算できる。ひとみ関数は共心ひとみの
場合、直線部分c1・Yimだけを有し、ここに係数c1
im=0mmの場合の勾配に相当する。しかし、それぞ
れの視野高さで、ひとみ結像の収差によって、射出ひと
みの軸方向位置は異なってくる。視野に左右される射出
ひとみの位置はひとみ関数の以下のような非直線部分に
よって表される。
【数2】
【0011】その際により高次の部分はひとみ結像の球
面角収差に対応し、したがって球面収差は角収差として
表わされる。正の屈折力を有する光学系は通常は特別の
補正手段なく球面で不足補正されるので、視野高さが正
である場合のひとみ関数の非直線部分PFNLは負であ
る。それとは対照的に、本発明の分割形対物レンズのひ
とみ関数は視野高さが正である場合に明確に正である非
直線部分PFNLを有する。視野高さが最高である場合の
主ビーム角に対する非直線部分PFNL(Yim max)は少
なくとも+15mradである。したがって分割形対物
レンズはひとみ結像の球面収差の強い過補正をもたら
す。したがってこのことは、それによって後続の分割形
対物レンズがひとみ結像に関して球面で不足補正される
ことができ、ひいては投影対物レンズ内の補正手段を省
くことができるので、有利である。この補正手段を照射
系内に格納すると更に好適であるが、その理由は投影対
物レンズ内の光学素子に要求される品質基準は明らかに
照射系内の光軸素子の基準よりも高いからである。本発
明の分割形対物レンズは、直径が少なくとも80mmで
あり、像側の開口数が少なくとも0.15である像視野
において上記の過補正を達成する。ここで像側の開口数
とは、分割形対物レンズの最大絞り直径により可能な像
平面内の開口数のことである。像視野の直径と像側の開
口数との積によって定義される光伝導値は少なくとも1
2mmである。本発明の分割形対物レンズの第2レンズ
群が少なくとも2個のレンズからなっている場合にひと
み結像の球面収差の過補正を達成でき、その際、第1レ
ンズは負の屈折力を有し、第2レンズは正の屈折力を有
している。
【0012】負の屈折力を有する第1レンズが像平面に
対して凹であるレンズ面を備えており、ひいてはこの平
面の曲率半径が正であると、ひとみ結像の球面収差の補
正には特に有利である。
【0013】凹面のレンズ面の曲率半径とレンズ直径と
の比率が1.0未満、好適には0.8未満であることが
好適である。この比率の下限は半球を生ずる0.5の値
である。強く湾曲した凹面のレンズ面によって、軸から
遠く離間した画素の主ビームの前記レンズ面への入射角
が大きくなり、ひいてはひとみ結像の球面収差の過補正
により大きく貢献する。
【0014】負の屈折力を有する第1レンズは好適には
メニスカスとして構成される。メニスカス・レンズの場
合、前面と裏面の頂点半径の符号は正である。
【0015】その際に負の屈折力を有する第1レンズは
できるだけ像平面の近傍に配置する必要があろう。自由
形状の修正面を備えることができる、例えばフィルタま
たは投影板のような平行平面板まで、第1レンズと像平
面との間の光路内にその他の光学素子が配置されないこ
とが有利である。
【0016】視野結像、すなわち像平面内の光束の結像
を補正するためには、第1レンズの凹面のレンズ面が像
平面に対してほぼ同心の平面であることが有利である。
この場合は、入射角が小さい中心光束は凹面のレンズ面
に入射する。これは、凹面のレンズ面の曲率半径の数値
に対する凹面のレンズ面の頂点からの像平面の間隔の比
率が0.7から1.3の間である場合に達成される。中
心光束のビームが像平面に対してほぼ同心のレンズ面に
よってほぼ屈折しないで入射している間、軸から遠く離
れた画素の光束の入射角は大きくなる。したがって前記
平面は視野によって左右される像の歪みを修正するのに
理想的に利用でき、一方、中心光束はほぼ影響を受けな
いで済む。
【0017】像平面に対して凹面のレンズ平面を有する
第1レンズと、像平面との間に光学的な屈折力を有する
その他のレンズが存在しない場合は、凹面のレンズ面の
曲率半径の半分の値が、凹面のレンズ面の頂点の像平面
からの距離よりも明確に大きいか小さいことが有利であ
る。通常は入射した光束がそこで分割形対物レンズ内に
再び反射するレチクルが像平面内にあれば、凹面のレン
ズ面の曲率半径に対する上記の要求基準は満たされる。
それぞれの光学系の平面自体が反射防止層で在留反射す
るので、マスクから反射する光線は像平面に対して凹面
のレンズ面でマスクの方向に再反射する。マスクの照射
がほぼテレセントリックである場合は、像平面がミラー
として作用する凹面のレンズ面の焦点距離と離間してい
れば妨害反射が生ずるであろう。凹面鏡の焦点距離は曲
率半径の半分の値で規定される。像平面からの凹面のレ
ンズ面の間隔と焦点距離との差が、焦点距離と係数0.
3を乗算した数値よりも大きい場合は、妨害反射は無視
できる。
【0018】妨害反射の最小化は、第2レンズ群の別の
平面の場合も考慮される。レチクルと第2レンズ群のレ
ンズ面との間に妨害反射が生じないようにするため、第
2レング群は、光軸に対する最大の角度で絞り面を透過
する最外部の主ビームが絞り面での反射、および第2レ
ンズ群のレンズ面での反射の後に像平面内で最大視野高
さYim maxの少なくとも30%の放射高さを有するよう
に構成される。このことは、分割形対物レンズの屈折力
が一定であれば、レンズ面の湾曲度の変化によって達成
可能である。したがって、最外部の主ビームと像平面と
の交点が妨害反射の50%をマークするので、前記最外
部の主ビームは妨害反射の評価に関連する。しかし、最
外部の主ビームが光軸の領域の像平面と交差する場合
は、主ビームのその他の全ての部分もこの領域で像平面
と交差し、2回反射した光束が光軸を中心として狭い領
域に入射するので、明確な妨害反射が発生するであろ
う。
【0019】第1の非球面のレンズ面の特徴は、エンベ
ロープ球面に対して少なくとも0.2mm、好適には
0.4mmである大きい垂直高偏差にある。このように
非球面性が高いことは、ひとみ結像の球面収差の過修正
を行うためのもう一つの補正手段である。垂直高の定義
は、非球面のレンズ面と光軸の方向でのエンベロープ球
面との距離である。エンベロープ球面の定義は、非球面
と同じ頂点を有し、かつ非球面のレンズ面とその照射領
域の周辺で交差する球面である。照射領域は最外部の主
ビームの光束の周辺ビームによって限定される。
【0020】更に、分割形対物レンズの設計には、分割
形対物レンズの像側の作動距離が少なくとも30mm、
好適には少なくとも40mmでなければならないという
困難が伴う。その際に、自由作動距離とは像平面と、分
割形対物レンズの最後の光学平面の頂点との距離のこと
であり、最後の光学平面が凹面である場合は、前記距離
は最後の光学平面の最高の垂直高だけ縮小される。自由
作動距離によって、通常はレチクルが存在する像平面へ
の自由なアクセスが可能になる。レチクルを位置決め
し、これを交換するための装置はこのスペース内に作用
することができなければならない。
【0021】本発明に基づく分割形対物レンズによっ
て、正の最高視野高さYim maxのための主ビーム角に対
する非直線部分PFNL(Yim max)が少なくとも+25
mradであるようにひとみ結像の球面収差を過補正す
ることが可能になる。
【0022】このことは特に、第2レンズ群が第2の非
球面のレンズ面を備えることによって達成される。
【0023】エンベロープ球面からの第2の非球面のレ
ンズ面の最大の垂直高偏差は0.2mmよりもできるだ
け大きくなければならず、好適には0.4mm以上であ
る。
【0024】最大視野高さYim maxに関して、前記直線
部分c1・Yim maxに対する前記非直線部分PFNL(Yim
max)の比率は−0.5から−2.0の範囲にあること
が好適である。その場合にはひとみ関数の直線部分によ
り、最高の視野高さの非直線部分の部分的な補償が可能
になるので、視野高さが正である場合はほぼ同じ大きさ
の最大と最小の主ビーム角が生じ、この視野高さにおけ
る主ビームは平均すると光軸に対して平行に進行する。
ひとみ関数の直線部分は射出ひとみの近軸位置を介して
調整される。
【0025】ひとみ結像の球面収差の影響の他に、分割
形対物レンズは像平面内の最小の直径を有するスポット
像上に入射する光束を集束する。そのためには視野結像
を補正することが必要である。全てのスポット像の最大
スポット直径は有利には最高視野高さYim maxの2%で
ある。スポット像およびスポット直径を測定するには絞
りを完全に開いた場合の光束が吟味されるので、光束は
像側の最大開口数を照射する。その場合、スポット層は
光束のビームと像平面との交点によって得られる。補正
手段としては主として、好適には正の屈折力を有するメ
ニスカスと、負の屈折力を有するメニスカスとからなる
第1レンズ群が利用される。補足的に、第1レンズ群が
非球面のレンズ面を備えていることが好適である。
【0026】正の屈折力を有する第2レンズがメニスカ
スであると、ひとみ結像と視野結像とを同時に補正する
上で好適である。
【0027】有利には第2レンズ群は、視野結像を補正
し、ひとみ結像の球面収差を過補正し、かつ像視野の均
一な照射を保証するために3個から5個のレンズから構
成される。
【0028】このことは特に、第2レンズ群内に補助的
に両凹レンズを配置することによって可能である。
【0029】本発明の分割形対物レンズは有利にはRE
MA−対物レンズ内に取り付けられ、このREMA−対
物レンズは3倍から8倍に拡大された物体視野を像視野
内に結像する。その場合、REMA−対物レンズは物体
平面および絞り面との間の第1の分割形対物レンズと、
本発明の分割形対物レンズとからなっている。双方の分
割形対物レンズは共通の光軸を有している。REMA−
対物レンズの倍率は第1の分割形対物レンズと第2の分
割形対物レンズとの焦点距離の比率を介して調整するこ
とができる。第1分割形対物レンズのひとみ結像、また
はREMA−対物レンズの前に配置された光学部品のひ
とみ結像に歪みがある場合は、物体平面から射出される
主ビームは必ずしも絞り面に一点で交差する必要はな
い。
【0030】REMA−対物レンズはその物体平面内に
配置されたマスキング装置を、レチクル内に配置された
像平面上にできるだけ鮮鋭に結像する必要があるので、
像平面内の物点のスポット像は最小の直径を有してい
る。スポット像の最大直径は最高の視野高さYim max
2%である。最大のスポット直径を測定するためには、
像側の最大開口数に対応する最大の絞り開口での光束が
使用される。
【0031】有利にはREMA−対物レンズの入射ひと
みは無限距離内に存在するので、光束の主ビームは物体
平面の後は光軸に対して平行に、ひいてはテレセントリ
ックに進行する。このような手段によって、REMA−
対物レンズの結像縮尺は、この場合はマスキング装置で
ある物体の集束ずれには左右されない。
【0032】ひとみ結像を介して形成される主ビームの
他に、REMA−対物レンズの像平面内では高エネルギ
の重ビームも重要である。光束の高エネルギの重ビーム
は、吟味される光束の全てのビームにわたる平均化から
生ずるビームを表し、その場合、入射ひとみの照射に基
づく各ビームは高エネルギの重みを有している。視野高
さYimについては、高エネルギの対応する重ビームの方
向はREAM−対物レンズの入射ひとみの照射と関連す
るREMA−対物レンズの収差によって左右される。高
エネルギの重ビームは例えば入射ひとみの完全な照射、
または入射ひとみの部分的な照明として定義することが
でき、その際に照明は光軸に対してほぼ点対称である。
そこでREMA−対物レンズは、全ての視野高さでの高
エネルギの重ビームと主ビームとの最大角偏差が2ma
rd未満、好適には1mrad未満であるように構成さ
れる。この要求基準は、視野結像およびひとみ結像への
要求基準と共に、最終的な焦点距離を有する8個から1
2個のレンズを含むREMA−対物レンズによって達成
され、その際、第1の分割形対物レンズは3個から5個
のレンズを備え、第2の分割形対物レンズは5個から7
個のレンズを備えている。補足的に3個から5個の非球
面を使用することが有利である。
【0033】本発明による分割形対物レンズは有利には
マイクロリソグラフィ投影露光装置に使用され、分割形
対物レンズの直後に投影対物レンズが続く。それによっ
て照明系と投影対物レンズとの間の交点は、分割形対物
レンズの像平面、あるいは投影対物レンズの物体平面を
表す。その際、分割形対物レンズと投影対物レンズは共
通の光軸を中心に軸対称に配置される。照明系と投影対
物レンズからの光束の継続的な進行を確実にするため
に、分割形対物レンズの主ビーム角の分布を交点での投
影対物レンズの主ビーム角の分布に適合させなければな
らない。その場合、分割形対物レンズのひとみ関数と、
物体側の対物レンズ−ひとみ関数との偏差は有利には、
分割形対物レンズの像視野内の全ての視野高さにおいて
2mrad未満、好適には1mrad未満である。この
条件が満たされると、分割形対物レンズと投影対物レン
ズとはひとみ結像に関して機能ユニットを形成する。分
割形対物レンズによって投影対物レンズの収差を補償す
ることができるので、本発明による分割形対物レンズが
適用された投影対物レンズは、ひとみ結像の球面収差の
明確な不足補正を正すことができる。それによって投影
対物レンズの光学的な補正が大幅に緩和される。
【0034】それに対応して、REMA−対物レンズを
マイクロリソグラフィ投影露光装置に使用することが有
利であり、その際、REMA−対物レンズは本発明によ
る分割形対物レンズを含んでいる。
【0035】次に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】図1には本発明による分割形対物
レンズ1のレンズ部を示す。レンズの他に中心光束の周
辺ビームRSと、最外部の主ビームHS、および最外部
の主ビームの光束の境界を形成するビームが示されてい
る。ここでは分割形対物レンズ1は光軸を中心に回転対
称に構成されている。システム・データは表1に記載さ
れている。この実施形態ではレンズ材料として、作動波
長λ=193.3nmの場合の屈折率が1.5603で
ある水晶(SiO2)が使用される。透過率を高める必要
があり、または波長が157nm、または126nmの
場合に分割形対物レンズを使用する必要がある場合は、
レンズ材料としてフッ化水晶を使用することもできる。
分割形対物レンズ1によって像平面IM内で直径が11
6.0mmである像視野が照射される。像側の開口数は
0.18である。そこで分割形対物レンズの光導電性は
20.7mmである。
【0037】直径が187.9mmの絞り面APEによ
って、平行な光束が分割形対物レンズに入射し、像平面
IMはそれぞれのスポットに集束される。像平面内では
全ての画素の最大スポット直径は160μmである。ス
ポット直径の大きさは視野結像の補正によって、また特
に像シェルおよび開口収差の補正によって規定される。
【0038】光束の主ビームは図1の分割形対物レンズ
1に入射する際に絞り面APEの中心の光軸OAと交差
する。絞り面APE内の主ビームの光軸に対する角度
は、像平面IM内の主ビームの視野高さYimに対応す
る。絞り面APE内の主ビームの最大角は6.3°であ
り、像平面IMでは58.0mmである視野高さYim
maxに対応する。分割形対物レンズ1の焦点距離は48
7.7mmである。像平面内の主ビームの角分布を示す
分割形対物レンズ1のひとみ関数PF(Yim)は図2に
実線27として示されている。視野高さが正である場合
の主ビーム角の値は−5.3mradないし+7.9m
radであるので、視野高さが正である場合の主ビーム
は平均して光軸とほぼ平行に進行する。ひとみ関数は方
程式(1)に記載の多項式として展開することができ、
その係数は表2に記載されている。その場合、第1次係
数c1はYim=0である場合のひとみ関数の勾配に対応
し、射出ひとみの近軸位置、あるいは収差がないひとみ
結像の場合の射出ひとみの位置を示す。第3次またはそ
れ以上の係数はひとみ結像の球面収差を示す。図2に
は、ひとみ関数への直線部分が正方形のマークを伴う破
線28として記載され、非直線部分が三角形のマークを
伴う破線29として記載されている。
【表1】
【0039】表2の第3列にはそれぞれの次数nにおけ
る正の最大視野高さYim max=+58.0mmの場合に
生ずる多項式部分cn・Yim maxが記載されている。正の
最大視野高さYim maxの場合のひとみ結像の球面収差の
最大部分は、+24.6mradの第3次部分である。
非直線部分の全体は+24.6mradである。正の視
野高さでの非直線部分は正符号を有しているので、球面
収差は明らかに過補正される。直線部分に対する非直線
部分の比率は、最大視野高さYim maxの場合は−1.4
8である。
【0040】分割形対物レンズ1は第1レンズ群3と、
第2レンズ群5とからなっている。第1レンズ群3は正
の屈折力を有するレンズL11と、負の屈折力を有する
レンズL12とからなっている。レンズ群3内で最外部
の主ビームHSは光軸OAと中心光束の周辺ビームRS
との間を進行する。レンズL11およびL12は非球面
のレンズ面S102とS104とを備えている。レンズ
L11もレンズL12もその凸面のレンズ面が絞り面A
PEの方向を向いたメニスカスである。第1レンズ群3
は主として、視野結像を補正し、ひいては画素のスポッ
ト直径を最小にするために貢献する。
【0041】第2レンズ群5のレンズの場合、中心光束
の周辺ビームRSは光軸OAと最外部の主ビームHSと
の間を進行する。第1レンズ群3と第2レンズ群5との
間には、偏光ミラーを取り付けるための充分な取り付け
スペースがある。偏光ミラーによって例えば照射光路を
90°偏向することができる。あるいは、測定目的のた
めに照射光線の一部を切り離すための分光器を取り付け
ることもできる。偏光用の立方体分光器を使用すると、
2つの光チャネルからの光線をほぼ損失なく重ねること
ができる。そのために立方体分光器が45°偏向した場
合の分光器層は、入射面に対して垂直に偏光される光線
はほぼ完全に反射し、一方、入射面に対して平行な光線
はほぼ完全に透過されるように設計されている。このよ
うな構成は図7の実施例でより詳細に説明する。
【0042】図1の第2レンズ群5は、主としてひとみ
結像に影響を及ぼす視野レンズとして機能する。その
上、視野結像における歪みを補正することができるの
で、像平面IM内の輝度分布を補正し、適応化させるこ
とができる。このような要求基準を満たすために、第2
レンズ群5は正の屈折力を有する両凸レンズL13と、
正の屈折力を有するメニスカスL14と、負の屈折力を
有するレンズL15とから構成されている。レンズ面S
111は非球面のレンズ面であり、その表面の説明は表
1に記載されている。照射される領域の頂点と周辺の8
0.4mmで非球面のレンズ面L111と交差するエン
ベロープ球面の半径は−2218.4mmであるので、
非球面のレンズ面S11とエンベロープ球面との空いた
の垂直高の偏差は0.28mmである。
【0043】負の屈折力を有するレンズL15は像平面
に対して凹のレンズ面S112を有しており、曲率半径
とレンズ直径との比率は0.75である。レンズL15
は光線の方向から見て像平面IMの前の屈折力を有する
最後のレンズであるので、凹面のレンズ面S112は像
平面IMの直前に配置される。最後のレンズL15とは
像平面IMとの間の自由作動距離は50.0mmであ
る。
【0044】自由作動距離とは、分割形対物レンズの光
学素子がない、光軸OAに沿った領域のことである。し
かし、レンズL15の後に平面平行の投影板または輝度
フィルタを取り付けることも可能であるが、それには分
割形対物レンズ1の像平面IMをずらすだけでよい。
【0045】分割形対物レンズ1は通常はマイクロリソ
グラフィ投影露光装置の照射装置内に、レチクルの直前
に設置される。レチクルは分割形対物レンズ1内への入
射光線の一部を再反射するので、第2レンズ群5のレン
ズは好適には、妨害反射が最小限になるように設計され
る。それによって、レチクルで反射する光線がレンズ面
で2回反射し、再びレチクルに到達することが達成され
る。妨害反射を最小限にすることは、最外部の主ビーム
HSがレチクルとレンズ面で2回反射した後、像平面I
Mと光軸OAの遠い外側で交差するように分割形対物レ
ンズ1を設計することによって達成される。レンズ面S
107およびS112では2回反射した主ビームHSは
再び像平面IMに到達し、一方、像平面とレンズ面S1
08、S109、S110、およびS111との間に妨
害反射が生じた場合は、最外部の主ビームは像平面には
もはや到達せず、分割形対物レンズ1のフレームに当た
る。像平面とレンズ面S107との間に妨害反射がある
場合は、最外部の主ビームは高さ37.3mmで像画面
と交差する。これは最大視野高さYim maxに対する6
4.3%の高さ比に対応する。像平面とレンズ面S11
2との間に妨害反射がある場合は、最外部の主ビームは
高さ107.7mmで像画面と交差する。これは最大視
野高さYim maxに対する185.7%の高さ比に対応す
るので、像視野の外側で2回反射する主ビームは像平面
IMに当たる。
【0046】レンズL15の後に屈折力を有するその他
のレンズが続いていない場合は、像平面IMに対して凹
面のレンズ面S112は妨害反射にとって極めて重要で
ある。レンズ面S112から像平面IMまでの距離がレ
ンズ面S112の曲率半径の半分に等しい場合は、像平
面IMが本実施形態の場合と同様にほぼテレセットリッ
クに照射されると、照射される物体から像平面IMに再
反射される光線は像平面IM内で集束されよう。これに
対して、凹面のレンズ面S112の曲率半径は100.
7mmであり、像平面IMからの距離は79.7mmで
あるので、妨害反射を算定するためにミラーとして機能
する凹面のレンズ面S112の絞り面と像平面IMとの
距離は29.4mmである。曲率半径の半分に対するこ
の距離の比率は0.6であるので、場合によって発生す
る妨害反射の影響はさしたるものではない。
【0047】入射角が小さい中心光束を凹面のレンズ面
S112に入射させるようにし、視野結像の収差を少な
くするために、凹面のレンズ面S112を像平面IMに
対してできるだけ同心に配置する。凹面のレンズ面S1
12の頂点から像平面IMまでの距離と、凹面のレンズ
面S112の曲率半径の数値との比率は0.79であ
る。
【0048】図3にはREMA−対物レンズ309の第
1実施形態のレンズ分割形対物レンズ部を示す。レンズ
の他に、中心光束の周辺ビームRS、並びに最外部の主
ビームHS、および最外部の主ビームHSの光束を形成
するビームが示されている。REMA−対物レンズ30
9は光軸OAを中心に回転対称に構成されている。シス
テムデータは表3に記載されている。この実施形態では
レンズ材料としてフッ化カルシウム水晶CaF2および
水晶(SiO2)が使用され、その屈折率は作動波長λ
=193.3nmの場合は1.5014、好適には1.
5603である。図1の素子に対応する図3の素子は図
1の参照番号に300を付した番号で示す。この素子の
説明については図1の説明を参照されたい。
【0049】図3のREMA−対物レンズ309は像平
面に倍率β=−3.74で物体視野を結像する。これは
第1分割形対物レンズ311と第3分割形対物レンズ3
01とから形成され、その構成は図1の分割形対物レン
ズの構成と同類である。REMA−対物レンズ309に
よって、直径が116.2mmの像視野が照射される。
像側の開口数は0.18である。そこでREMA−対物
レンズ309の光伝導性は20.9mmになる。REM
A−対物レンズ309の入射ひとみは無限距離内にある
ので、物体平面OBJ内の主ビームは光軸OAに対して
平行に進む。第1分割形対物レンズ311のひとみ結像
はできるだけ良好に補正される。それにも関わらず、第
1分割形対物レンズ311による球面収差およびひとみ
結像の像視野湾曲によって、主ビームは光軸OAと絞り
面APE内で直接交差するのではなく、絞り面に対する
軸方向位置に左右されて光軸と交差する。図3のREM
A−対物レンズ309の場合は、主ビームと光軸OAと
の交差点は5.4mmの軸方向領域内にある。これは1
88mmである絞り直径の2.9%に相当する。
【0050】物体平面OBJから射出する光束は像平面
IM内でそれぞれ1つのスポット上で集束される。像視
野内では全ての画素についてスポット像の最大直径は2
40μmである。
【0051】REMA−対物レンズ309のひとみ関数
は方程式(1)に基づく多項式として展開することがで
き、その係数は表4に記載されている。
【表2】
【0052】表4から、正の最大視野高さYim maxの場
合のひとみ結像の球面収差に対する最大部分は、+2
0.1mradである3次の部分であることが分かる。
非直線部分全体は+24.1mradであるので、球面
収差は明らかに過補正される。非直線部分の直線部分に
対する比率は最大視野高さYim maxの場合、−1.46
である。
【0053】第2の分割形対物レンズ301は第1レン
ズ群303と、第2レンズ群305とからなっている。
第1レンズ群303にはレンズL35とL36とが含ま
れ、レンズL35は正の屈折力を有するメニスカスであ
り、レンズL36は負の屈折力を有するメニスカスであ
る。メニスカスの凹面はそれぞれ絞り面APEの方向を
向いている。第1レンズ群303のレンズはそれぞれ非
球面のレンズ面S311とS313とを有している。
【0054】第2分割形対物レンズ301の第2レンズ
群305は、正の屈折力を有し、凹面のレンズ面が像平
面IMの方向を向いたメニスカスL37と、正の屈折力
を有し、その凹面のレンズ面が絞り面APEの方向を向
いたメニスカスL38と、負の屈折力を有し、その凹面
が絞り面APEの方向を向いたメニスカスL39とから
なっている。レンズ面S320は非球面のレンズ面であ
り、その表面の説明は表3に記載されている。非球面の
レンズ面S320を高さ81.1mmで非球面のレンズ
面S320の照射される領域の頂点と周辺で横切るエン
ベロープ球面の半径は317.1mmであるので、非球
面のレンズ面S320とエンベロープ球面との間の最大
垂直高偏差は0.87mmである。
【0055】負の屈折力を有するレンズL39は像平面
IMに対して凹面であるレンズ面S321を有し、レン
ズ直径に対する曲率半径の比率は0.74である。レン
ズL39は像平面IMの前の、屈折力を有する最後のレ
ンズであるので、凹面のレンズ面S321は像平面IM
の直前に配置されている。最後のレンズL39と像平面
IMとの間の自由作動距離は64.8mmである。
【0056】REMA−対物レンズ309の像平面IM
内にはレチクルが配置されているので、第2の分割形対
物レンズ301の第2レンズ群305のレンズは、部分
反射するレチクルと、残留反射が残るレンズ面との間に
発生することがある妨害反射を最小限にするように最適
化されなければならない。妨害反射にとって重要である
のは、レンズ面S316、S319、S320、および
S321であり、一方、レンズ面S317およびS31
8の場合は、レチクルと前記レンズ面で反射する最外部
の主ビームHSは像平面にはもはや到達せず、REMA
−対物レンズ309の内側で対物レンズのフレームに当
たる。像平面IMとレンズ面S316との間に妨害反射
がある場合は、2回反射した主ビームHSは高さ41.
9mmで像平面IMと交差する。これは最高視野高さY
im max に対する高さ比の72%に相当する。像平面IM
とレンズ面S319との間に妨害反射がある場合は、2
回反射した主ビームHSは高さ59.8mmで像平面I
Mと交差する。これは最高視野高さYim max に対する高
さ比の102.9%に相当する。像平面IMとレンズ面
S320との間に妨害反射がある場合は、2回反射した
主ビームHSは高さ83.3mmで像平面IMと交差す
る。これは最高視野高さYim max に対する高さ比の14
3.4%に相当する。像平面IMとレンズ面S321と
の間に妨害反射がある場合は、2回反射した主ビームH
Sは高さ158.8mmで像平面IMと交差する。これ
は最高視野高さYim maxに対する高さ比の273.3%
に相当する。
【0057】凹面のレンズ面S321の曲率半径は10
1.8mmであり、像平面IMとの距離は91.62m
mであるので、妨害反射を算定するためのミラーとして
機能する凹面のレンズ面S321の絞り面は、像平面I
Mに対して40.7mmの距離を有している。この距離
と曲率半径の半分の数値との比率は0.8であるので、
場合によって妨害反射が生じても影響は僅かである。
【0058】中心光束が僅かな入射角で凹面のレンズ面
S321に入射させ、ひいては像結像の収差を少なくす
るために、凹面のレンズ面S321は像平面IMに対し
てできるだけ同心に配置する。凹面のレンズ面S321
の頂点からの像平面IMの距離と、凹面のレンズ面S3
21の曲率半径の数値との比率は0.90である。
【0059】REMA−対物レンズ309の視野結像の
収差により、一つの画素にとって高エネルギの重ビーム
は対応する主ビームとはもはや一致しない。物体平面O
BJ内では高エネルギの重ビームと主ビームは各画素に
とって一致し、光軸OAに対して平行に進行するもの
の、光軸OAの外側の画素の場合のコマ収差および斜交
球面収差の結果、高エネルギの重ビームと主ビームとの
間に差が生ずる。その際に、高エネルギの重ビームの方
向は絞り面APE内の光束の膨脹によって左右される。
光束が絞り面APEを完全に照射すると、コマ収差が比
較的大きいために、絞り面APEを光軸OAの周囲領域
だけで照射する光束の場合に予期されるよりも、高エネ
ルギの重ビームの主ビームからの偏差はより大きくな
る。コマ収差は絞り面APEの環状照射した場合に極端
になるが、その理由は、この場合は光束は最外部の開口
ビームしか有していないからである。コマ収差および斜
交球面収差は図3のREMA−対物レンズ309の場
合、絞り面を完全に照射した場合の高エネルギの重ビー
ムの角度と、全ての視野高さでの主ビーム角度の偏差が
±0.5mradになるように補正される。図4には正
の視野高さの場合の角偏差が実線で示されている。
【0060】図5にはREMA−対物レンズ509の第
2の実施形態のレンズ分割形対物レンズ片を示す。レン
ズの他に、中心光束の周辺ビームRS、並びに最外部の
主ビーム、および最外部の主ビームHSの光束となるビ
ームが示されている。REMA−対物レンズ509は光
軸OAを中心に回転対称に構成されている。システムデ
ータは表5に記載されている。この実施形態ではレンズ
材料として水晶(SiO2)が使用され、その屈折率は
作動波長λ=248.3nmの場合は1.5084であ
る。図1および図3の素子に対応する図5の素子は図1
の参照番号と同じ参照番号を有し、あるいは図5では図
1の素子に500を加えた、もしくは図3の素子に20
0を加えた番号で示す。この素子の説明については図
1、もしくは図3の説明を参照されたい。
【0061】図5のREMA−対物レンズ509は像平
面に倍率β=−3.50で物体視野を結像する。これは
第1分割形対物レンズ511と第3分割形対物レンズ5
01とから形成されている。REMA−対物レンズ50
9によって、直径が113.3mmの像視野が照射され
る。像側の開口数は0.19である。そこでREMA−
対物レンズ509の光伝導性は21.5mmであり、そ
れは図3のREMA−対物レンズ309の光導電性より
も更に高い。REMA−対物レンズ509の入射ひとみ
は無限距離内にあるので、物体平面OBJ内の主ビーム
は光軸OAに対して平行に進む。第1分割形対物レンズ
511により誘発される球面収差およびひとみ結像の像
視野湾曲によって、主ビームは絞り面APEに対する軸
方向位置で光軸OAと交差する。図5のREMA−対物
レンズ509の場合、主ビームと光軸OAとの交差点は
互いに8.2mmの距離だけ離間している。この距離は
217.2mmである絞り直径の3.8%に相当する。
【0062】物体平面OBJから射出する光束は像平面
IM内でそれぞれ1つのスポット上で集束される。像視
野内では全ての画素についてスポット像の最大直径は2
60μmである。
【0063】REMA−対物レンズ509のひとみ関数
は方程式(1)に基づく多項式として展開することがで
き、その係数は表6に記載されている。
【表3】
【0064】表6から、正の最大視野高さYim max の場
合のひとみ結像の球面収差に対する最大部分は、+4
5.8mradである3次の部分であることが分かる。
非直線部分全体は+44.5mradであるので、球面
収差はREMA−対物レンズの第1の実施形態と比較し
て更に明らかに強く過補正される。非直線部分の直線部
分に対する比率は最大視野高さYim maxの場合、−1.
47である。
【0065】REMA−対物レンズの第2の分割形対物
レンズ501は第1レンズ群503と、第2レンズ群5
05とからなっている。第1レンズ群503にはレンズ
L56とL57とが含まれ、レンズL56は正の屈折力
を有するメニスカスであり、レンズL57は負の屈折力
を有するメニスカスである。メニスカスの凹面はそれぞ
れ絞り面APEの方向を向いている。レンズL56は非
球面のレンズ面S513を有している。
【0066】第2分割形対物レンズ501の第2レンズ
群505は、正の屈折力を有し、凸面のレンズ面が絞り
面APEの方向を向いたメニスカスL58と、正の屈折
力を有し、その凸面のレンズ面が像平面IMの方向を向
いたメニスカスL59と、正の屈折力を有する両凸レン
ズL510と、負の屈折力を有し、その凸面が絞り面A
PEの方向を向いたメニスカスL511とからなってい
る。レンズ面S523は非球面のレンズ面であり、その
表面の説明は表5に記載されている。非球面のレンズ面
S523を高さ99.6mmで非球面のレンズ面S52
3の照射される領域の頂点と周辺で横切るエンベロープ
球面の半径は−238.6mmであるので、非球面のレ
ンズ面S523とエンベロープ球面との間の最大垂直高
偏差は−1.61mmである。第2レンズ群505は、
ひとみ結像の球面収差を大幅に過補正できるように、別
の非球面のレンズ面S518を含んでいる。非球面のレ
ンズ面S518を高さ109.9mmで非球面のレンズ
面照射される領域の頂点と周辺で横切るエンベロープ球
面の半径は170.1mmであるので、非球面のレンズ
面S518とエンベロープ球面との間の最大垂直高偏差
は1.66mmである。
【0067】レンズL511は像平面IMに対して凹面
であるレンズ面S525を備え、レンズ直径に対する曲
率半径の比率は0.70である。負の屈折力を有するレ
ンズL511は像平面IMの前の、屈折力を有する最後
のレンズであるので、凹面のレンズ面S525は像平面
IMの直前に配置されている。最後のレンズと像平面I
Mとの間の自由作動距離は67.9mmである。
【0068】第2の分割形対物レンズ501の第2レン
ズ群505のレンズは、妨害反射を最小限にするように
最適化されなければならない。妨害反射にとって重要で
あるのは、図5のREMA−対物レンズ509の場合は
レンズ面S519、S522、S524、およびS52
5であり、これに対して、レンズ面S518、S52
0、S521、およびS523の場合は、レチクルと前
記レンズ面で反射する最外部の主ビームHSは像平面に
はもはや到達しない。像平面IMとレンズ面S519と
の間に妨害反射がある場合は、最外部の主ビームHSは
高さ40.1mmで像平面IMと交差する。これは最高
視野高さYim max 56.6mmに対する高さ比の70.
9%に相当する。像平面IMとレンズ面S522との間
に妨害反射がある場合は、最外部の主ビームHSは高さ
58.6mmで像平面IMと交差する。これは最高視野
高さYim max に対する高さ比の103.5%に相当す
る。像平面IMとレンズ面S524との間に妨害反射が
ある場合は、最外部の主ビームHSは高さ52.4mm
で像平面IMと交差する。これは最高視野高さYim max
に対する高さ比の92.6%に相当する。像平面IMと
レンズ面S525との間に妨害反射がある場合は、最外
部の主ビームHSは高さ180.7mmで像平面IMと
交差する。これは最高視野高さYim max に対する高さ比
の319.3%に相当する。
【0069】凹面のレンズ面S525の曲率半径は9
6.08mmであり、像平面IMとの距離は96.71
mmであるので、妨害反射を算定するためのミラーとし
て機能する凹面のレンズ面S525の絞り面は、像平面
IMに対して48.7mmの距離を有している。この距
離と曲率半径の半分の数値との比率は1.0であるの
で、場合によって妨害反射が生じても影響は僅かであ
る。
【0070】中心光束が僅かな入射角で凹面のレンズ面
S521に入射させ、像結像の収差を少なくするため
に、凹面のレンズ面S521は像平面IMに対してでき
るだけ同心に配置する。凹面のレンズ面S521の頂点
からの像平面IMの距離と、凹面のレンズ面S521の
曲率半径の数値との比率は1.01である。
【0071】高エネルギの重ビームと、図5のREMA
−対物レンズ509の主ビームとの角偏差は図6には正
の視野高さについて実線で示されている。これは全ての
視野高さで±0.5mrad未満である。
【0072】図7は、この例では2個の光源717と7
17’とを備えたマイクロリソグラフィ投影露光装置7
15の第1実施形態の概略図である。光源717とし
て、特にDUVレーザまたはVUVレーザを使用するこ
とができ、これは例えば波長193nm用のArF−レ
ーザ、157nm用のF2−レーザ、126nm用のA
2−レーザ、および109nm用のNeF−レーザで
ある。ビーム生成光学系719によって、平行な光束が
生成され、発散率を高める光学素子721に入射する。
発散率を高める光学素子721としては、例えば回折ま
たは屈折格子素子を使用することができる。各々の格子
素子は、角度分布が格子素子の膨脹率と焦点距離とによ
って規定される光束を生成する。格子板は後続の対物レ
ンズ723の物体平面、またはその近傍に位置する。対
物レンズ723の絞り面725内では格子素子から生成
される光束が重複される。対物レンズ723は、絞り面
725の照射の拡張率を変化させるためにズーム対物レ
ンズとして設計することができる。光軸に沿って移動可
能な2個のアキシコン・レンズを絞り面725の直前に
配置することにより、環状幅を可変である環状照射を達
成することもできる。このようなズーム・アキシコン対
物レンズはドイツ特許明細書第44 41 947 A
1号から公知である。開口を形成する素子721を交換
することによっても照明を変化させることができる。特
殊な開口を形成する素子721は離れた4つの領域を有
するいわゆる4極照明をも可能にする。対物レンズ72
3の絞り面725は櫛形コンデンサ727の入力面であ
る。櫛形コンデンサ727の出力面の近傍には照射系全
体の絞り面APEが位置している。絞り面APE内で
は、これに加えてマスク729、または透過フィルタを
介して照射を制御することができる。櫛形コンデンサ7
27の後には図1の分割形対物レンズ701が配列され
ている。図7の図1に対応する素子には、図1の参照番
号に700を加えた参照番号を付してある。これらの素
子の説明については図1の説明を参照されたい。第1レ
ンズ群703と第2レンズ群との間には、光源717お
よび717’から発する光路と重なる立方体の偏光−分
光器731が位置している。したがって、立方体の分光
器731まで、照射装置の全ての部品は2個ずつ存在す
る。立方体の分光器731までの第2の光学系分岐73
7の全ての部品には第1の光学系分岐735と比較して
ダッシュ付きの参照番号が付してある。できるだけ損失
なく重複がなされるように、分光器の平面733で透過
されるべき光線は、入射面内で偏光され、一方、分光器
の平面733で反射されるべき光線は入射面に対して垂
直に偏光されなければならない。このことは、絞り面A
PEに偏光フィルタ、またはλ/4板のような偏光を回
転させる手段、または偏光選択手段を配置することによ
って達成される。光源717が直線的な偏光光線を生成
すれば、光源717の向きを合わせることによって偏光
状態を適宜に調整できる。分割形対物レンズの像平面I
M内には、投影対物レンズ741によってウェハ743
に結像されるレチクル739が存在する。レチクル73
9もウェハ743も保持装置(図示せず)上に配置され
ている。この保持装置によってレチクル739とウェハ
743とを交換できる。いわゆるスキャナ・システム内
で、レチクル739とウェハ743とは投影対物レンズ
741の結像縮尺に応じて走査方向に移動される。
【0073】図7に概略的にのみ示した投影対物レンズ
用には、結像縮尺が−0.25であるドイツ特許明細書
第199 42 281.8号の、図2に示した投影対
物レンズを使用することができる。この投影対物レンズ
に関するシステムデータはドイツ特許明細書第199
42 281.8号の表1に記載されており、物体平面
とレンズL101の頂点との距離は49.2885mm
である。システムデータが本件出願の表1に記載されて
いる、図1の分割形対物レンズ710のひとみ関数は、
投影対物レンズ741の物体−主ビームの角度分布に厳
密に適応されている。図8は物体−主ビーム角と分割形
対物レンズ701のひとみ関数との偏差を実線845と
して示している。最大偏差は±0.4mradである。
分割形対物レンズ701を投影対物レンズ741に適応
させることによって、投影対物レンズ741におけるひ
とみ収差の球面収差を著しく不足補正することが可能で
ある。
【0074】図9はマイクロリソグラフィ投影露光装置
915の第2実施形態の概略図である。図7に対応する
素子は図9でも、図7の素子に200を加えた同じ参照
番号を有している。これらの素子の説明については図7
の説明を参照されたい。しかし、第2実施形態では、光
分布を均質化するためのガラス棒951が使用されてい
る。櫛形コンデンサおよび分割形対物レンズの代わり
に、マイクロリソグラフィ投影露光装置915は発散率
を高める別の光学素子947と、カップリング対物レン
ズ949と、ガラス棒951と、マスキング装置953
と、該マスキング装置953をレチクル939に結像す
るREMA−対物レンズ909とを備えている。このよ
うな照射系はドイツ特許明細書第195 20 563
A1号(米国出願番号第09/315267号)に記
載されている。この場合、REMA−対物レンズ909
は図5のREMA−対物レンズ309と同一であり、そ
のシステムデータは表3に記載されている。
【0075】ガラス棒951は、該ガラス棒951の入
射面955内にガラス棒951内の反射回数に応じて仮
想の二次光源を生成する。これがREMA−対物レンズ
909の第1分割形対物レンズ911によって結像され
る。この場合、仮想の二次光源の像は絞り面APE内に
はなく、像平面IMの方向に脱焦される。第1分割形対
物レンズ911が無限距離内にある入射ひとみを絞り面
APEへと結像する一方で、ガラス棒の長さ距離だけ離
間した仮想の二次光源はレンズL35とL36との間の
領域に結像される。REMA−対物レンズ909は有利
には、材料の損傷を防止するために、仮想の二次光源の
像、およびこれと関連して強い輝度変動を伴う平面がレ
ンズ上に重なることがないように設計される。このこと
は、レンズL35を絞り面APEの近傍に配置し、一
方、レンズL35とL36との間に充分に大きい空隙を
とることによって達成される。その他の可能性として
は、仮想の二次光源の像の位置のレンズ材料としてフッ
化水晶のようなビームに対する耐性がある材料を使用す
ることが考えられよう。
【0076】ガラス棒951によって、REMA対物レ
ンズ909内に輝度変動が2%未満である方形の視野が
照射される。REMA対物レンズ909はこの均質に照
射される視野をレチクル上に結像する。そのレチクル上
の照射分布は、以前には例えばズーム−アキシコン対物
レンズによって調整しなければならなかった絞り面AP
Eの照射にはほぼ影響されない。可変絞り照射によって
発生する輝度変動は有利には±1%未満である。REM
A対物レンズ909の場合は、輝度変動は僅か±0.2
%である。これは開口によって左右される像の歪みの補
正によって達成される。
【0077】図9に概略的にのみ示した投影対物レンズ
として、結像縮尺が−0.25であるドイツ特許明細書
第199 42 281.8号の図8の投影対物レンズ
を使用することができる。システムデータは本特許明細
書の表4に示されており、物体平面とレンズL401と
の間の距離は33.4557mmである。REMA対物
レンズ909のひとみ関数は投影対物レンズ934の対
物レンズ−主ビーム角の分布に厳密に適応されている。
図10は対物レンズ−主ビーム角の分布と分割形対物レ
ンズのひとみ関数との偏差を実線1045で示してい
る。最大偏差は0.34mradである。
【0078】上記の実施形態によって、後続の投影対物
レンズ内でのひとみ結像の球面収差を不足補正すること
ができる照射系を準備する可能性が示された。それによ
って、投影対物レンズ内の補正手段を省くことが可能で
ある。
【表4】
【表5】
【表6】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分割形対物レンズのレンズ部片を
示す図面である。
【図2】図1の分割形対物レンズのひとみ関数のグラフ
である。
【図3】REMA−対物レンズの第1実施形態のレンズ
部片を示す図面である。
【図4】視野高さにわたる重ビーム角の分布と、図3の
REMA−対物レンズのひとみ関数との偏差を示すグラ
フである。
【図5】REMA−対物レンズの第2実施形態のレンズ
部片を示す図面である。
【図6】視野高さにわたる重ビーム角の分布と、図6の
REMA−対物レンズのひとみ関数との偏差を示すグラ
フである。
【図7】本発明の分割形対物レンズを有するマイクログ
ラフィ投影露光装置の概略図である。
【図8】ドイツ特許明細書第19942291.8号に
よる、図2に記載の投影対物レンズの物体側の対物レン
ズ−ひとみ関数と、図3のREMA−対物レンズのひと
み関数との偏差を示すグラフである。
【図9】本発明のREMA−対物レンズを有するマイク
ログラフィ投影露光装置の概略図である。
【図10】ドイツ特許明細書第19942291.8号
による、図8に記載の投影対物レンズの物体側の対物レ
ンズ−ひとみ関数と、図6のREMA−対物レンズのひ
とみ関数との偏差を示すグラフである。
【符号の説明】
1 分割形対物レンズ 3 レンズ群 5 レンズ群 L11 レンズ L12 レンズ L13 両凸レンズ L14 メニスカス L15 レンズ S102 非球面のレンズ面 S104 非球面のレンズ面 S107 レンズ面 S108 レンズ面 S109 レンズ面 S110 レンズ面 S111 レンズ面 S112 レンズ面 S111 非球面のレンズ面 S112 凹面のレンズ面 APE 絞り面 OA 光軸 IM 絞り面 HS 主ビーム RS 周辺ビーム IM MA平面 OBJ 物体平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクザンダー・エップル ドイツ連邦共和国・73431・アーレン・ボ ーメルヴァルトシュトラーセ・33 (72)発明者 アレクザンダー・ゾーマー ドイツ連邦共和国・73447・オーベルコヒ ェン・イェナー ストリート・12 (72)発明者 ヨハンネス・ヴァングラー ドイツ連邦共和国・89551・ケーニヒスブ ロン・アン デア ロイテ・15 (72)発明者 ユルゲン・グルンヴァルト ドイツ連邦共和国・73642・ヴェルツハイ ム・レーマーウェク・80・ヤノシュ ミュ ーラー方 Fターム(参考) 2H052 BA02 BA06 BA12 5F046 CB12 CB13 CB17 CB23 DA12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロリソグラフィ投影露光装置の照
    射装置において像視野を照射するための光軸(OA)を
    有する分割形対物レンズ(1、301、501)であっ
    て、 前記分割形対物レンズ(1、301、501)は絞り面
    (APE)と像平面(IM)との間に配置され、 前記絞り面(APE)からそれぞれ1つの主ビームを有
    する光束が放射され、前記主ビームと前記光軸(OA)
    との交点は前記絞り面(APE)の直径の最大10%の
    距離だけ離間しており、かつ、 前記分割形対物レンズ(1、301、501)は第1レ
    ンズ群(3、303、503)と第2レンズ群(5、3
    05、505)とを含んでおり、 前記第1レンズ群(3、303、503)内では、前記
    光軸(0A)に対する最大角度をもって前記絞り面(A
    PE)を透過する最外部の主ビーム(HS)のレンズ面
    での放射高さは数値的に、主ビームが前記光軸(OA)
    に沿って進む光束の境界をなす周辺光線(RS)よりも
    低く、 一方、前記第2レンズ群(5、305、505)内で
    は、最外部の主ビーム(HS)のレンズ面での放射高さ
    は数値的には、前記周辺光線(RS)よりも高く、か
    つ、 前記第2レンズ群(5、305、505)は、非球面の
    第1レンズ面(S111、S320、S523)を有す
    るレンズ(L15、L39、L510)を備えていて、 前記第2レンズ群(5、305、505)は、負の屈折
    力を有する少なくとも1個の第1レンズ(L15、L3
    9、L511)と、正の屈折力を有する少なくとも1個
    の第2レンズ(L14、L38、L58)とを備え、 前記像視野内の最大視野高さYim max は少なくとも40
    mmであり、かつ像側の開口数は少なくとも0.15で
    あり、 前記像視野内の前記主ビームは視野高さYimを有し、か
    つ前記像平面(IM)の面法線とそれぞれの主ビームと
    の間で主ビーム角PFをなし、主ビーム角PFの前記視
    野高さYimにわたる分布は、直線部分と非直線部分から
    なるひとみ関数PF(Yim)によって下記のように示さ
    れ、 PF(Yim)=c1・Yim+PFNL(Yim)、 但し、c1は視野高さYim=0mmである場合のひとみ
    関数の勾配に相当し、正の最大視野高さYim maxの場合
    の非直線部分PFNL(Yim)は少なくとも+15mrd
    であることを特徴とする分割形対物レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズ(L15、L39、L5
    11)は前記像平面(IM)に対して凹面であるレンズ
    面(S112、S321、S525)を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の分割形対物レンズ。
  3. 【請求項3】 前記凹面であるレンズ面(S112、S
    321、S525)の曲率半径とレンズ直径とを有し、
    そのレンズ直径に対する前記曲率半径の比率は1.0未
    満、好適には0.8未満である請求項2に記載の分割形
    対物レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第1レンズ(L39、L511)は
    メニスカス・レンズであることを特徴とする請求項2な
    いし3のいずれか一項に記載の分割形対物レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第1レンズ(L15、L39、L5
    11)への照射方向には光学的な屈折力を有するその他
    のレンズは配置されないことを特徴とする請求項2ない
    し4のいずれか一項に記載の分割形対物レンズ。
  6. 【請求項6】 前記像平面(IM)から前記凹面のレン
    ズ面(S112、S321、S525)の頂点までの距
    離と、前記凹面のレンズ面(S112、S321、S5
    25)の曲率半径の数値とを有し、前記距離と前記数値
    との比率は0.7から1.3の間の値であることを特徴
    とする請求項5に記載の分割形対物レンズ。
  7. 【請求項7】 前記像平面(IM)から前記凹面のレン
    ズ面(S112、S321、S525)の頂点までの第
    1の距離と、その凹面のレンズ面(S112、S32
    1、S525)の曲率半径の半分で規定される第2の距
    離と、前記第1の距離と前記第2の距離との差とを有
    し、前記差と前記第2の距離との比率は0.3以上であ
    ることを特徴とする請求項5および6のいずれか一項に
    記載の分割形対物レンズ。
  8. 【請求項8】 前記像平面(IM)と、前記第2レンズ
    群(5、305、505)のレンズ面とは入射ビームを
    部分反射し、かつ前記最外部の主ビーム(HS)は前記
    像平面(IM)での反射後、および前記第2レンズ群
    (5、305、505)のレンズ面での反射後に、前記
    像平面(IM)内に前記最大視野高さY im max の少なく
    とも30%である放射高さを有することを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれか一項に記載の分割形対物レン
    ズ。
  9. 【請求項9】 前記非球面の第1レンズ面(S111、
    S320、S523)が、前記非球面のレンズ面(S1
    11、S320、S523)の照射される領域の前記頂
    点、および前記周辺で前記非球面のレンズ面(S11
    1、S320、S523)と交差するエンベロープ球面
    に対して垂直高さ偏差を有し、その垂直高さの最大偏差
    の数値は少なくとも0.2mm、好適には少なくとも
    0.4mmであることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか一項に記載の分割形対物レンズ。
  10. 【請求項10】 少なくとも30mm、好適には少なく
    とも40mmである像側の作動距離を有することを特徴
    とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の分割形
    対物レンズ。
  11. 【請求項11】 正の最大視野高さYim max の非直線部
    分PFNL(Yim)は少なくとも+25mradであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記
    載の分割形対物レンズ。
  12. 【請求項12】 前記第2レンズ群(505)の少なく
    とも1個の別のレンズ(L58)は非球面の第2レンズ
    面(S518)を備えることを特徴とする請求項1ない
    し11のいずれか一項に記載の分割形対物レンズ。
  13. 【請求項13】 前記非球面の第2レンズ面(S51
    8)が、該非球面の第2レンズ面(S518)の照射さ
    れる領域の前記頂点、および前記周辺で前記非球面の第
    2レンズ面(S518)と交差するエンベロープ球面に
    対して垂直高さ偏差を有し、該垂直高さの最大偏差の数
    値は少なくとも0.2mm、好適には少なくとも0.4
    mmであることを特徴とする請求項12に記載の分割形
    対物レンズ。
  14. 【請求項14】 最大視野高さYim maxに関して、前記
    直線部分c1・Yim ma xに対する前記非直線部分PF
    NL(Yim max)の比率は−0.5から−2.0の範囲に
    あることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一
    項に記載の分割形対物レンズ。
  15. 【請求項15】 前記像側の開口数を完全に満たす全て
    の光束は、前記像視野内の前記像平面(IM)に直径を
    有するそれぞれ1つのスポット画像を生成し、全てのス
    ポット画像の最大直径は前記最大視野高さYim max の2
    %であることを特徴とする請求項1ないし14のいずれ
    か一項に記載の分割形対物レンズ。
  16. 【請求項16】 正の屈折力を有する前記第2レンズ
    (L14、L38、L58)はメニスカス・レンズであ
    ることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一項
    に記載の分割形対物レンズ。
  17. 【請求項17】 前記第2レンズ群(5、305、50
    5)は最終的な焦点距離を有する3個ないし5個のレン
    ズを備えることを特徴とする請求項1ないし16のいず
    れか一項に記載の分割形対物レンズ。
  18. 【請求項18】 前記第2レンズ群(5、505)は両
    凸レンズ(L13、L510)を備えることを特徴とす
    る請求項1ないし17のいずれか一項に記載の分割形対
    物レンズ。
  19. 【請求項19】 像視野に物体視野を結像するためのR
    EMA−対物レンズ(309、509)であって、 物体平面(OBJ)と絞り面(APE)との間に配置さ
    れた第1分割形対物レンズ(311、511)と、 前記絞り面(APE)と前記像平面(IM)との間に配
    置された、前記請求項の少なくとも1項に記載の第2分
    割形対物レンズ(301、501)とを含み、 前記第1分割形対物レンズ(311、511)と、前記
    第2分割形対物レンズ(301、501)とは共通の光
    軸(OA)を有し、 前記物体視野から発する主ビームが前記絞り面(AP
    E)の領域で前記光軸(OA)と交差し、 かつ、前記REMA−対物レンズ(309、509)は
    前記物体視野を3倍ないし8倍に拡大して前記像平面
    (IM)内の前記像視野に結像することを特徴とするR
    EMA−対物レンズ。
  20. 【請求項20】 前記物体視野の内側の点から発し、前
    記像平面(IM)内で像側の開口数を完全に満たす各々
    の光束は前記照射面内にスポット画像を生成し、かつそ
    のスポット画像の最大直径は前記最大視野高さYim max
    の2%であることを特徴とする請求項19に記載のRE
    MA−対物レンズ。
  21. 【請求項21】 前記主ビームは前記物体平面(OB
    J)からテレセントリックに放射することを特徴とする
    請求項19および20のいずれか一項に記載のREMA
    −対物レンズ。
  22. 【請求項22】 前記像平面(IM)内のそれぞれの視
    野高さYimごとに、主ビームと高エネルギの重ビームと
    が、高エネルギの重ビームと前記主ビームとの間に角偏
    差を有して与えられ、かつ全ての視野高さの最大角偏差
    は2mrad未満、好適には1mrad未満であること
    を特徴とする請求項19ないし21のいずれか一項に記
    載のREMA−対物レンズ。
  23. 【請求項23】 マイクロリソグラフィ投影露光装置
    (715、915)であって、 前記請求項の少なくとも一項に記載の分割形対物レンズ
    (701、901)を有する照射装置と、 像平面内の像視野に物体平面内の物体視野を結像する投
    影対物レンズ(741、941)とを備え、該投影対物
    レンズ(741、941)はその物体視野内部の物体高
    さにわたる対物レンズ主ビーム角の分布として生ずる物
    体側の対物レンズひとみ関数を有しており、 前記分割形対物レンズ(701、901)と前記投影対
    物レンズ(741、941)とは共通の光軸(OA)を
    有し、 前記分割形対物レンズ(701、901)の前記像平面
    (IM)と前記投影対物レンズ(741、941)の前
    記物体視野とは共通の平面にあると共に、前記分割形対
    物レンズのひとみ関数と前記対物レンズ(701、90
    1)の前記像視野内部の全ての視野高さの物体側対物レ
    ンズ−ひとみ関数の偏差は2mrad未満、好適には1
    mrad未満であることを特徴とするマイクロリソグラ
    フィ投影露光装置。
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