JP2008507072A - 改善されたトラッキングエラー信号のキャリブレーション方法、及びかかる方法を実現するディスクドライブ - Google Patents

改善されたトラッキングエラー信号のキャリブレーション方法、及びかかる方法を実現するディスクドライブ Download PDF

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Abstract

光ディスクドライブにおけるトラッキングエラー信号のキャリブレーション値を生成する方法は、光ディスクドライブに挿入される光ディスクのそれぞれのターゲットトラックに向けて複数のNジャンプを実行し、それぞれのジャンプで、1ジャンプの正規化値を計算し、それぞれのジャンプから得られた複数のNの1ジャンプの正規化値に基づいてマルチジャンプのキャリブレーション値を計算することを含む。光ディスクドライブのラジアルアクチュエータを制御する制御信号は、トラッキングエラー信号及びマルチジャンプのキャリブレーション信号に基づいて計算された、正規化されたトラッキングエラー信号に基づいて発生される。

Description

本発明は、光記録ディスクへの情報の書込み、及び/又は光記録ディスクからの情報の読み取りのためのディスクドライブ装置全般に関し、以下では、かかるディスクドライブ装置は、「光ディスクドライブ」としても示される。
より詳細には、本発明は、トラッキング信号の較正及び正規化のための方法に関する。
一般に知られているように、光記憶ディスクは、情報がデータパターンの形式で記憶されるストレージスペースからなる連続的な螺旋の形式又は多数の同心円の形式のいずれかで、少なくとも1つのトラックを有する。光ディスクは、情報が製造の間に記録されるリードオンリタイプであり、この情報は、ユーザによってのみ読み取られる。また、光記憶ディスクは、情報がユーザにより記憶される書き換え可能なタイプである場合もある。光記憶ディスクのストレージスペースに情報を書き込むため、又はディスクから情報を読み取るため、光ディスクドライブは、一方で、光ディスクを受けて回転させるための回転手段を有し、他方で、光スキャニング手段を有する。一般に、情報を光ディスクに記憶することができ、光データを光ディスクから読み取ることができる光ディスクの技術が一般に知られているが、ここでは、この技術を更に詳細に説明する必要はない。
光ディスクを回転させるため、光ディスクドライブは、モータを典型的に有しており、このモータは、光ディスクの中心部分にかみ合うハブを駆動する。通常、モータは、スピンドルモータとして実現され、モータにより駆動されるハブは、モータのスピンドル軸に直接に配置される。
回転するディスクを光学的にスキャニングするため、光ディスクドライブは、光ビーム発生装置(典型的にはレーザダイオード)、(対物レンズのような)ディスクの焦点スポットに光ビームを焦点合わせするための手段、ディスクから反射された反射光を受け、電気的な検出器の出力信号を発生する光検出器を有する。通常、光検出器は、多数の検出器セグメントを有し、それぞれのセグメントは、個々のセグメントの出力信号を供給する。
動作の間、光ビームは、ディスクに焦点合わせされたままである。このため、対物レンズは、軸方向に移動可能に配置され、光ディスクドライブは、対物レンズの軸方向の位置を制御するためのフォーカルアクチュエータ手段を有する。さらに、焦点合わせされた光スポットは、トラックと揃えられたままであるか、現在のトラックから新たなトラックに移動可能であるべきである。このため、少なくとも対物レンズは、半径方向に配置可能にマウントされ、光ディスクドライブは、対物レンズの半径方向の位置を制御するためのラジアルアクチュエータを有する。
トラック追従のため、すなわちトラックと揃えられるビームフォーカスポイントを保持するため、光ディスクドライブは、トラッキングエラーとして示される、実際の焦点位置と所望の焦点位置との間のずれを決定可能なラジアルサーボシステムを有し、焦点の半径方向の位置を制御するため、かかるトラッキングエラーは、できるだけ小さく、好ましくはゼロである。制御回路は、電気的な検出器の出力信号を受信し、そこから、トラッキングエラーの実際の値を表すトラッキングエラー信号を導出する。このトラッキングエラー信号に基づいて、制御回路は、ラジアルアクチュエータの制御信号を発生する。トラッキングエラー信号、及びかかるトラッキングエラー信号を入力信号として使用するラジアルサーボシステムは知られているので、ここでは更に詳細に説明する必要はない。
理想的に、トラッキングエラー信号は、トラッキングエラーのみの実際の値、すなわち同じトラッキングエラーの値の関数であり、トラッキングエラー信号は、同じ信号値を常に有する。実際に、しかし、これは幾つかの理由のため、トラッキングエラーとトラッキングエラー信号との間の関係がストレージディスクの表面にわたり変動するというケースではない。予測可能なサーボシステムを得るため、同じトラッキングエラーが同じサーボアクションとなることが望まれ、したがって、制御回路が前記関係の変動に感度がないか、少なくとも該変動に感度が低いトラッキングエラー信号を受信するか、又はトラッキングエラー信号を計算することが望まれる。
このため、初期化ステージで、予め決定された数の予め定義されたディスクゾーン(ストレージスペースの半径方向の部分)に関して複数のキャリブレーション手順を実行することが知られている。それぞれのディスクゾーンでは、トラッキングエラー信号の振幅が測定され、測定された振幅がメモリに記憶される。後に、動作では、測定されたトラッキングエラー信号は、正規化されたトラッキングエラー信号を得るために対応するゾーンの記憶されたトラッキングエラー信号の振幅に比較され、ラジアルアクチュエータの半径方向の制御信号は、正規化されたトラッキングエラー信号に基づいて生成される。
正規化されたトラッキングエラー信号を使用するコンセプトは、かなり良好に作動する。しかし、ディスクのスタートアップフェーズの間に、ディスクを複数のゾーンに分割し、それらのゾーンのそれぞれでキャリブレーション手順(トラッキングエラー信号の振幅の測定)を実行するこの公知のプロセスの問題点は、時間がかかることであり、それぞれの測定は、約200msを要する場合があり、ゾーンの数は、約10のオーダである場合がある。これは、時間に加えて、ユーザはディスクを使用することができる前に待つ必要がある。
更なる問題は、初期化の間に低減された時間消費量の所望と改善された精度の所望との間で妥協が発見されることである。初期化プロセスの期間は、ゾーンの数を低減することで低減され、ペイオフは、ゾーンのサイズが増加し、測定されたトラッキングエラー信号の振幅は、全体のゾーンについて正確ではないことである。
これらの問題を解決する試みにおいて、US−A−5.504.726号は、トラックジャンプの間のトラッキングエラー信号の振幅を測定することが既に提案している。この刊行物によれば、トラッキングエラー信号の振幅は、複数のトラッククロス(track crossing)をもつ大きなジャンプの間に測定される最大振幅であるか、又は3つの連続する1トラックのジャンプの間に測定される最大振幅であるとして決定される。
US−A−5.504.726により提案される方法の問題点は、この方法がスクラッチのようなディスクの不完全さに非常に感度が高いことである。スクラッチは、トラッキングエラー信号の振幅が「ノーマル値」、すなわちトラッキングエラー信号の振幅がかかるスクラッチの存在なしに有する値に比較して減少又は増加する作用を有する。公知の方法では、正規化のために使用されるトラッキングエラー信号の振幅は、実際には1トラックのクロス、すなわち最も大きな振幅をもつ1トラッククロスに対応する振幅であるので、スクラッチのケースでは、「誤った」振幅が採用される可能性が非常に高い。
この問題は、ジャンプが終了したとき、従来のシステムは正規化のために前記最も大きな振幅を即座に使用するという事実により増加される。言い換えれば、正規化の値は、1ジャンプの間に得られるトラッククロスの結果に基づいてのみ計算される。したがって、ジャンプの間、「誤った」振幅が正規化のために振幅として採用される場合、更なる読み取り又は更なる書き込みプロセスが即座に影響を受ける。
本発明の重要な目的は、先の問題が除去されるか、又は少なくとも低減されるキャリブレーション方法を提供することにある。
より詳細には、本発明は、スクラッチに対して感度が低いキャリブレーション方法を提供することを狙いとする。
本発明の重要な態様によれば、複数のトラックにわたりジャンプが実行され、1ジャンプの正規化の値は、このジャンプの間の複数のトラッククロスに基づいて計算される。このプロセスは、複数のジャンプについて計算され、それぞれのジャンプは、対応する1ジャンプの正規化の値につながる。マルチジャンプのキャリブレーション値は、前記複数のジャンプについて計算された複数の1ジャンプの正規化の値に基づいて計算される。したがって、それぞれのジャンプの計算された1ジャンプの正規化の値は、マルチジャンプのキャリブレーションの値に寄与する。たとえばスクラッチにより引き起こされる個々の1ジャンプの正規化の値におけるエラーは、マルチジャンプのキャリブレーションの値に影響を及ぼさない。
可能性のある実施の形態では、マルチジャンプのキャリブレーション値は、多数の1ジャンプの正規化の値の平均として計算される。
別の可能性のある実施の形態では、新たなジャンプが基準値よりも大きい1ジャンプの正規化値を提供する場合にマルチジャンプのキャリブレーション値を増加し、新たなジャンプが基準値よりも小さい1ジャンプの正規化を提供する場合にマルチジャンプのキャリブレーションの値を減少させることで、マルチジャンプのキャリブレーションの値が計算される。増加の値及び減少の値は一定であるが、現在の1ジャンプの正規化値と基準値との差に比例する場合がある。
本発明のこれらの態様、特徴及び利点、並びに他の態様、特徴及び利点は、図面を参照して以下の説明により更に説明され、この図面では、同じ参照符号は、同一又は類似の部分を示す。
図1は、典型的にはDVD又はCDである、光ディスク2への情報の記憶、光ディスク2からの情報を読み取りに適した光ディスクドライブ装置1を概念的に例示している。ディスク2は、その厚さが誇張された方式で示されており、少なくとも1つのストレージレイヤ2Aを有する。ディスク2を回転させるため、ディスクドライブ装置1は、回転軸5を定義する、(明確さのために図示されない)フレームに固定されるモータ4を有する。
ディスクドライブ装置1は、光ビームによりディスク2のトラック(図示せず)をスキャニングするための光学系30を更に有する。更に詳細には、図1に例示される例示的な構成では、光学系30は、光ビーム32を生成するために構成される、典型的にはレーザダイオードのようなレーザである、光ビーム生成手段31を有する。以下では、光経路39に後続する光ビーム32の異なるセクションは、参照符号32に追加される、文字a,b,c等により示される。
光ビーム32は、ビームスプリッタ33、コリメータレンズ37及び対物レンズ34を通過し、ディスク2に(ビーム32b)を到達する。光ビーム32bは、ディスク2から反射し(反射された光ビーム32c)、対物レンズ34、コリメータレンズ37及びビームスプリッタ33を通過し(ビーム32d)、光検出器35に到達する。対物レンズ34は、ストレージレイヤ2Aの焦点スポットFに光ビーム32bを焦点合わせするために設計される。
ディスクドライブ装置1は、アクチュエータシステム50を更に有し、このアクチュエータシステムは、ディスク2に関して対物レンズ34を半径方向に移動させるためのラジアルアクチュエータ51を有する。ラジアルアクチュエータは公知であり、本発明はかかるラジアルアクチュエータの設計及び機能に関連するものではないので、ラジアルアクチュエータの設計及び機能をここでは更に詳細に説明する必要がない。
ディスク2の所望の位置で正確に、正しい焦点合わせを達成及び維持するため、前記対物レンズ34は、軸方向に移動可能に搭載され、さらに、アクチュエータシステム50は、ディスク2に関して対物レンズ34を軸方向に移動可能に配置されるフォーカスアクチュエータ52を有する。フォーカスアクチュエータは公知であるので、かかるフォーカスアクチュエータの設計及び動作は本発明の目的はないので、かかるフォーカスアクチュエータの設計及び動作を更に詳細に説明する必要はない。
対物レンズ34の正しいチルト位置を達成及び維持するため、対物レンズ34は、傾斜させてマウントされ、かかるケースでは、図示されるように、アクチュエータシステム50は、ディスク2に関して対物レンズ34をピッチするために配置されるチルトアクチュエータ53を有する。チルトアクチュエータは公知であるので、かかるチルトアクチュエータの設計及び動作は本発明の目的ではないので、かかるチルトアクチュエータの設計及び動作をここで更に詳細に説明する必要がない。
さらに、装置フレームに関する対物レンズをサポートする手段、対物レンズを軸方向及び半径方向に移動させる手段は、対物レンズを傾斜する手段と同様に、一般に公知である。かかるサポート及び移動手段の設計及び動作は本発明の主題ではないので、それら設計及び動作をここで更に詳細に説明する必要がない。
さらに、ラジアルアクチュエータ51、フォーカスアクチュエータ52及びチルトアクチュエータ53は、1つの統合されたアクチュエータとして実現される。
さらに、ディスクドライブ装置1は、ラジアルアクチュエータ51の制御入力に結合される第1の出力91を有し、フォーカスアクチュエータ52の制御入力に結合される第2の出力92を有し、チルトアクチュエータ53の制御入力に結合される第3の出力93を有し、モータ4の制御入力に結合される第4の出力94を有し、及び、レーザ装置31の制御入力に結合される第5の出力96を有する制御回路90を更に有する。制御回路90は、ラジアルアクチュエータ51を制御するために制御信号SCRをその第1の出力91で発生し、フォーカスアクチュエータ52を制御するために制御信号SCFをその第二の出力92で発生し、チルトアクチュエータ53を制御するために制御信号SCTをその第3の出力93で発生し、モータ4を制御するために制御信号SCMをその第4の出力94で発生し、レーザを制御するために制御信号SWをその第5の出力96で発生するために設計される。
さらに、制御回路90は、光検出器35から読み取り信号SRを受信する読み取り信号入力95を更に有する。光検出器35は、公知であるように、幾つかの個々の検出器要素を実際に有し、読み取り信号SRは、公知であるように、幾つかの個々の検出器要素の出力信号から実際に構成される場合がある。さらに、読み取り信号入力95は、幾つかの個々の入力信号端子を実際に有し、それぞれの端子は、公知である様に、検出器要素の出力信号の対応する1つを受信する。
制御回路90は、個々の検出器要素の出力信号を処理して1以上のエラー信号を導出するために設計される。ラジアルエラー信号又はトラッキングエラー信号は、TESとして以下にシンプルに示され、トラックと焦点スポットFとの間に半径方向の距離を示す。フォーカスエラー信号は、以下ではFESとしてシンプルに示され、ストレージレイヤと焦点スポットFとの間の軸方向の距離を示す。なお、光検出器の設計に依存して、エラー信号計算の異なる式が使用される場合がある。
読み取りモードでは、レーザビーム32の強度は実質的に一定に保持され、読み取り信号入力91で受信された個々の検出器要素の出力信号の強度における変動は、読み取られているトラックのデータコンテンツを反映する。制御回路90は、データ入力97を更に有する。書き込みモードでは、制御回路90は、レーザビーム強度が入力データに対応するパターンを書き込むために変動するように、そのデータ入力97で受信されたデータ信号SDATAに基づいてレーザ31のための制御信号SWを発生する。また、別個の強度レベルは、再書き換え可能なディスクを消去するために使用され、これは、既存のデータを上書きする間に行われるか、ディスクをブランクにするスタンドアロンプロセスとして行われる。
図2Aは、ディスクドライブ装置1がジャンプを実行するとき、すなわち焦点スポットFが所定のターゲットトラックに進むために半径方向に移動されるとき、TESの挙動を概念的に例示するグラフである。ターゲットトラックに向かうトラベルの間、フォーカススポットFはトラックをクロスし、図2AにおいてT1,T2,T3で示されるそれぞれのトラッククロスで、TESはゼロになる。トラックを通過した後、TESは、次のトラックをクロスする前に最大の正の値TESmax及び最小の負の値TESminに到達する。TESの挙動のグラフによる表現は、特徴的なTES曲線として示され、かかる特徴的なTES曲線の形状は、当業者により公知であり、更なる説明を必要としない。
制御回路90は、当業者にとって明らかであるように、エラー信号の機能としてそのアクチュエータ制御信号を発生し、対応するエラーを低減するために設計される。しかし、ディスクパラメータにおける変動のため、所定のトラッキングエラーのTESの値は、ディスクの異なる位置で異なり、結果として、TESの値は、トラッキングエラーの実際の値の良好な示唆ではない。式(1)にしたがって、TESNとして以下で示される、正規化されたトラッキングエラー信号を導出することが可能である。
Figure 2008507072
ここでTESAは式(2)に従ってTESの振幅を表す値である。
Figure 2008507072
局所的な変動は、TESNはかかる局所的な変動とは独立であるように、TES及びTESAの両者への類似の影響を有する。
図2Bは、従来技術の問題を説明する、異なるタイムスケールでの図2Aに類似のグラフである。図2Bは、多数のトラックのクロスに対応するTES曲線を示し、振幅は実際に一定である。しかし、スクラッチのような不完全性のため、曲線は、過度のピーク値TESmaxを有するポジティブピーク201を示し、過度のピーク値TESminを有するネガティブピーク202を示す。なお、ジャンプの終わりで、1ジャンプの正規化の値TESAは、式(2)に従って計算され、この1ジャンプの正規化の値TESAは、次のジャンプにまで読み取りプロセス及び書き込みプロセスの間にエラー信号を正規化するために使用される。この1ジャンプの正規化の値TESAは、Aで示される実際の値に対応せず、したがって、誤った読み取り又は書込み品質は、読み取り又は書き込みプロセスが行われる領域が完全にスクラッチがない場合でさえ、ジャンプの間に遭遇する1又は2のみのスクラッチの結果として、次のジャンプまで、全体の読み取り又は書込みプロセスの間に生じる場合があることは明らかである。
本発明によれば、この問題は、制御回路90が式(3)に従って正規化されたトラッキングエラー信号を使用するときに回避されるか、少なくとも低減される。
Figure 2008507072
ここでTESMは、複数の1ジャンプの正規化値に基づいて計算されたマルチジャンプのキャリブレーション値であり、すなわち、複数のジャンプは、マルチジャンプのキャリブレーション値TESMに寄与する。
本発明は、1ジャンプの正規化値に基づいて計算される、マルチジャンプのキャリブレーション値の使用に関し、1ジャンプの正規化値の性質が何であっても、すなわち、対応するジャンプの間に得られるトラッククロス信号に基づいてそれぞれ計算された1ジャンプの正規化値が従来の計算方法に従って計算されたときでさえ実現することができる。したがって、以下では、1ジャンプの正規化値を計算する方法を説明する必要はない。しかしながら、係属中の出願では、本出願人は、1ジャンプの正規化値を計算するための改善された方法を記載しており、本発明は、マルチジャンプのキャリブレーション値を計算するための基礎として、かかる改善された1ジャンプの正規化値を採用しつつ実現されることが好ましい。
以下では、マルチジャンプのキャリブレーション値はTESMとして示され、何れかのやり方で得られた1ジャンプの正規化値は、TESAとして示される。
以下では、値XがNの測定m{1},m{2},m{3},...m{N}の関数であり、これは、X=f(m{1},m{2},m{3},...m{N})として示されるが、X=f[i=1〜N](m{i})として簡単に示される。
したがって、本発明の重要な態様によれば、マルチジャンプのキャリブレーション値TESMは、式(4)に従って複数のN個の1ジャンプの正規化値TESA{i}に基づいて計算される。
Figure 2008507072
好ましくは、関数fは、式(5)に従う平均化関数であるが、fは平均の良好な近似となる関数である場合がある。
Figure 2008507072
Nの正確な値は厳密ではないが、Nは余りに大きく選択されるべきではない。Nの適切な値は10のオーダである。
図3は、第一の実施の形態の処理回路300、制御回路90の一部に関するブロック図である。
制御回路90のTES計算ブロック901は、検出器の出力SRを受け、予め定義された式に従ってトラッキングエラー信号TESを計算する。処理回路300は、トラッキングエラー信号TESを受ける第一の処理ブロック301を有する。第一の処理ブロック301は、ジャンプの間にTESの挙動に基づいて1ジャンプの正規化値TESAを計算するために設計される。
処理回路300は、シフトレジスタとして編成される、N個のメモリロケーション311,312,313,314,315,...,319を有するメモリアレイ310を更に有する。第一のメモリロケーション311は、第一の処理ブロック301の出力に結合される入力を有し、したがって、1ジャンプの正規化値TESAを受信する。それぞれのメモリロケーション311,312,313,314,...は、次のメモリロケーション312,313,314,315,...の入力に結合される出力を有する。
処理回路300は、メモリロケーション311,312,313,314,315,...319のそれぞれの出力に結合される、複数のN個の入力321,322,323,324,325,...329を有し、マルチジャンプのキャリブレーション値TESMを提供するための出力を有する第二の処理ブロック320を更に有する。第二の処理ブロック320は、そのN個の入力321,323,324,325,...,329で受信される入力信号に基づいてマルチジャンプのキャリブレーション値TESMを計算し、このマルチジャンプのキャリブレーション値TESMを出力339で提供するために設計される。
制御回路90の制御可能な利得増幅器902は、TESを入力信号として受け、処理回路300の第二の処理ブロック320からマルチジャンプのキャリブレーション値TESMを受ける。制御可能な利得増幅器902は、TES/TESMに等しいか又は比例する、正規化された出力信号TESNが生成されるように、そのゲインを設定するために設計される。制御信号SCRは、正規化されたトラッキングエラー信号TESNに基づいて更なる処理ブロック903により生成される。
動作の間、ジャンプが終了したときは何時でも、メモリロケーション311,312,313,314,...のメモリコンテンツは、次のメモリロケーション312,313,314,315のそれぞれにシフトされ、第一の処理ブロック301の出力信号TESAは、第一のメモリロケーション311に記憶される。最後のメモリロケーション319のコンテンツは無視される。したがって、第二の処理ブロック320は、好ましくは平均化により、N個前のジャンプ(N previous jump)の間に得られた最後のN個の1ジャンプ(last N one-jump)の正規化値TESAに基づいてマルチジャンプのキャリブレーション値TESMを常に計算する。マルチジャンプのキャリブレーション値TESM、従って全体としてシステムの挙動は、1つの強く離れる1ジャンプの正規化値TESAが得られる場合に突然に変化しないことは明らかである。したがって、システムは全体として完全にロバストである。
読み取り/書込みプロセスの開始で、メモリロケーション311,...319は、空であるか、無視されるべき無関係の情報を含む場合がある。これは、異なるやり方で達成される。
1つの例では、新たなディスクが導入された初期化手順の間、又は読み取り/書込み動作を実行する第一のステップの一部として、最初のジャンプが実行され、この最初のジャンプから得られる最初の1ジャンプの正規化値TESAは、全てのメモリロケーション311...319に記憶される。次いで、手順は、先に記載されたように継続する。
別の例では、第二の処理ブロック320は、1つの読み取り又は書き込み動作の間に実行されるジャンプの数をカウントするカウンタ(図示せず)を有する。この数N(ジャンプ)がメモリロケーションの数よりも小さい限り、第二の処理ブロック320は、最初のN(ジャンプ)のメモリロケーションの出力信号に基づいてTESMを計算するために設計される。
図3の実施の形態では、Nジャンプの結果は、マルチジャンプのキャリブレーション値を計算するため、実際に計算、記憶及び処理される。このアプローチは、N個のメモリロケーションの使用を必要とする。マルチジャンプのキャリブレーション値の現在の値を記憶するために1つのメモリロケーションをのみを基本的に必要とする代替的なアプローチでは、最後のジャンプから得られる1ジャンプの正規化値は、マルチジャンプのキャリブレーション値の現在の値と比較される。図4を参照して以下に説明されるように、マルチジャンプのキャリブレーション値の新たな値は、新たな1ジャンプの正規化値がマルチジャンプのキャリブレーション値の現在の値よりも大きい場合に、予め決定された値でマルチジャンプのキャリブレーション値を増加させるか、新たな1ジャンプの正規化値がマルチジャンプのキャリブレーション値の現在の値よりも小さい場合に、予め決定された値でマルチジャンプのキャリブレーション値を減少させることで計算される。
図4は、第二の実施の形態の処理回路400、制御回路90の一部に関するブロック図である。
制御回路90の制御可能な利得増幅器902は、検出器の出力SRを受け、後に記載されるように信号TESNを計算する。制御回路90のTES計算ブロック901は、この信号TESNを受け、予め定義された式に従ってトラッキングエラー信号TESを計算する。処理回路400は、トラッキングエラー信号TESを受ける第一の処理ブロック401を有する。第一の処理ブロック401は、ジャンプの間にTESの挙動に基づいて1ジャンプの正規化値TESAを計算するために設計される。
処理回路400は、マルチジャンプのキャリブレーション値TESMを供給するために出力442eを有する制御可能な加算器442を更に有する。
処理回路400は、コンパレータ441を更に有する。第一の入力端子で、コンパレータ441は、第一の処理ブロック401から1ジャンプの正規化値TESAを受け、第二の入力端子で、コンパレータ441は、基準値REFを受ける。
制御可能な加算器442は、予め決定された加算値Δaを受ける第一の入力442bを有し、予め決定された減算値を受ける第二の入力442cを有する。制御可能な加算器442は、コンパレータ441から出力信号を受ける制御入力442dを有する。
ディスクドライブ1のスタートアップで、制御可能な加算器442は、予め決定された初期値に設定され、この初期値は、制御可能な加算器442と関連付けされるメモリ443に記憶される固定された値である。
ディスクドライブ1の動作の間、ジャンプが実行されたとき、第一の処理ブロック401は、キャリブレーションプロセスを実行し、1ジャンプの正規化値TESAを計算する。
ジャンプの終了で、コンパレータ441は、1ジャンプの正規化値TESAを受け、TESAを基準値REFと比較する。比較の結果に依存して、制御可能な加算器442は、その出力信号TESMを予め決定された加算値Δaだけ増加するか、出力信号TESMを予め決定された減算値Δdだけ減少させる。より詳細には、入力信号TESAが基準値REFよりも大きいことをコンパレータ441からの出力信号が示す場合、加算器442は、その第一の入力442bで受けた値Δaをその出力端子442eでの値TESMに加算する。他方で、入力信号TESAが基準値REFよりも小さいことをコンパレータ441からの出力信号が示す場合、加算器442は、その第二の入力442cで受けた値Δdをその出力端子442eでの値TESMから減算する。入力信号TESAが基準値REFに等しい場合、TESMは変化しないままである。
制御回路90の制御可能な利得増幅器902は、検出器の出力信号SRを入力信号として受け、処理回路400の制御可能な加算器442からマルチジャンプのキャリブレーション値TESMを受ける。制御可能な利得増幅器902は、SR/TESMに等しいか又は比例する正規化された出力信号TESNが発生されるようにその利得を設定するために設計される。制御信号SCRは、正規化されたトラッキングエラー信号TESNに基づいて更なる処理ブロック903により発生される。
何れかの瞬間で、現在の出力値TESNは、複数のジャンプにわたるTESAの履歴の進展に依存し、TESAの平均に近づくことは明らかである。さらに、たとえばスクラッチにより生じるTESAの個々の異常は、最終的な出力信号TESMへの低減された影響を有することは明らかである。
Δa及びΔdの実際の値は、システムの全体の挙動に影響を及ぼし、期待されるTESの振幅への関係、及びサンプル周波数とトラックに対する関係において適切に設定される。
通常は、ΔaがΔdに等しいことが好ましい。
上記において、トラッキングエラー信号を正規化するため、キャリブレーション値は複数のNジャンプで得られたキャリブレーションの結果に基づいて計算されることが説明される。この複数とは、2つのジャンプに等しい場合があるが、ジャンプの数は、たとえば10以上のオーダといった大きい数であることが好ましく、この数が大きくなると、スクラッチの不利な影響が低減される。
原理的に、読み取り又は書き込みプロセスを継続する前に、ターゲットロケーションにジャンプし、開始のロケーションにN/2回戻ることで複数のNジャンプを達成することが可能である。ジャンプは、さらに任意の中間のロケーションになされる場合がある。しかし、この方法は好ましくない。ジャンプがターゲットロケーションに行われ、次のジャンプが必要となるまで、読み取り/書込みプロセスが継続することが意図される。
本発明は先に記載された例示的な実施の形態に限定されないが、特許請求の範囲で定義された本発明の保護の範囲で幾つかの変形及び変更が可能であることは、等業者にとって明らかであろう。
たとえばΔa及びΔdは調節可能とすることができる。
上記において、本発明は、本発明に係る装置の機能ブロックを例示しているブロック図を参照して説明された。これら機能ブロックの1以上がハードウェアで実現される場合があり、この場合、かかる機能ブロックの機能は、個々のハードウェアコンポーネントにより実行され、また、これら機能ブロックの1以上がソフトウェアで実現され、かかる機能ブロックの機能が、コンピュータプログラム、又は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ等のようなプログラマブル装置からなる1以上のプログラムラインにより実行される。
光ディスクドライブ装置の関連するコンポーネントを概念的に例示する図である。 連続するトラッククロスの間の特徴的なTES曲線を概念的に例示するグラフである。 可能性のある乱れの状況を例示する、大きなタイムスケールでの図2Aに類似したグラフである。 処理回路の第一の実施の形態を例示するブロック図である。 処理回路の第二の実施の形態を例示するブロック図である。

Claims (17)

  1. 光ディスクドライブでトラッキングエラー信号のキャリブレーション値を生成する方法であって、
    前記光ディスクドライブに挿入される光ディスクのそれぞれのターゲットトラックに対して複数のNジャンプを実行するステップと、
    それぞれのジャンプで、1ジャンプの正規化値を計算するステップと、
    それぞれのジャンプで得られた前記複数のNジャンプの正規化値に依存して、マルチジャンプのキャリブレーション値を計算するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記それぞれのジャンプの間で、ディスク読み取りステップ又はディスク書込みステップが実行される、
    請求項1記載の方法。
  3. トラック追従モードで、前記トラッキングエラー信号を計算するステップと、
    前記トラッキングエラー信号及び前記マルチジャンプのキャリブレーション値に基づいて正規化されたトラッキングエラー信号を計算するステップと、
    を更に含む請求項1記載の方法。
  4. 現在のトラックからターゲットトラックにジャンプを実行するステップと、
    前記ジャンプに対応する1ジャンプの正規化値を計算するステップと、
    前記1ジャンプの正規化値に基づいて前記マルチジャンプのキャリブレーション値を更新するステップと、
    前記トラック追従モードを再開するステップと、
    再開されたトラック追従モードで、トラッキングエラー信号を計算するステップと、
    前記トラッキングエラー信号及び更新されたマルチジャンプのキャリブレーション値に基づいて、正規化されたトラッキングエラー信号を計算するステップと、
    を更に含む請求項3記載の方法。
  5. 前記マルチジャンプのキャリブレーション値は、寄与している1ジャンプの正規化値の平均の近似として計算される、
    請求項1記載の方法。
  6. 前記1ジャンプの正規化値の実際の値は、メモリのそれぞれのメモリロケーションに記憶され、前記マルチジャンプキャリブレーション値は、前記メモリからの予め決定された数(N)の記憶された値に基づいて計算され、前記Nは1よりも大きく、好ましくは10以上の数のオーダである、
    請求項5記載の方法。
  7. 前記メモリは、最近の1ジャンプの正規化値を受けるその入力を有するシフトメモリとして実現され、それぞれのジャンプの後に、前記メモリの内容は1桁シフトされる、
    請求項6記載の方法。
  8. それぞれのジャンプの後、前記マルチジャンプのキャリブレーション値は、新たな1ジャンプの正規化値が予め決定された基準値よりも大きい場合に前記マルチジャンプのキャリブレーション値を増加し、前記新たな1ジャンプの正規化値が前記予め決定された基準値よりも小さい場合に前記マルチジャンプのキャリブレーション値を減少することで更新される、
    請求項1記載の方法。
  9. 前記マルチジャンプのキャリブレーション値は、新たなジャンプが予め決定された基準値よりも大きい1ジャンプの正規化値を提供する場合に、現在のマルチジャンプのキャリブレーション値を加算値だけ増加し、新たなジャンプが予め決定された基準値よりも小さい1ジャンプの正規化値を提供する場合に、前記現在のマルチジャンプのキャリブレーション値を減算値だけ減少することで計算される、
    請求項1記載の方法。
  10. 前記加算値及び前記減算値は、予め決定された定数値である、
    請求項9記載の方法。
  11. 前記加算値及び前記減算値は、現在の1ジャンプの正規化値と基準値との間の差に比例する、
    請求項9記載の方法。
  12. 前記加算値及び前記減算値は、互いに等しい、
    請求項9記載の方法。
  13. a)読み取り又は書き込み手順を開始するステップと、
    b)前記マルチジャンプのキャリブレーション値の初期値を提供するステップと、
    c)加算値及び減算値を提供するステップと、
    d)前記読み取り又は書き込み手順により必要とされる場合、ターゲットトラックへのジャンプを実行するステップと、
    e)前記ジャンプの間、キャリブレーションの測定を実行し、前記ジャンプの終わりで、1ジャンプの正規化値を提供するステップと、
    f)前記1ジャンプの正規化値が基準値よりも大きい場合、前記マルチジャンプのキャリブレーション値を加算値だけ増加し、前記1ジャンプの正規化値は前記基準値よりも小さい場合、前記マルチジャンプのキャリブレーション値を前記減算値だけ減少させるステップと、
    を含む請求項1記載の方法。
  14. 前記加算値は、前記減算値に近似的に等しい、
    請求項13記載の方法。
  15. それぞれのジャンプで、前記1ジャンプの正規化値は、前記ジャンプの間に複数のトラッククロスに基づいて計算される、
    請求項1記載の方法。
  16. 光ディスクドライブにおけるラジアルアクチュエータを制御する方法であって、
    当該方法は、
    光ディスクを回転するステップと、
    光ビームの焦点スポットにより、回転している光ディスクをスキャニングするステップと、
    前記光ディスクから反射された、反射光ビームを受けるステップと、
    前記反射光ビームを表す読み取り信号を発生するステップと、
    前記読み取り信号に基づいてトラキングエラー信号を計算するステップと、
    請求項1乃至15のいずれか記載の方法を使用してキャリブレーション値を計算するステップと、
    トラック追従モードに入るステップと、
    前記トラック追従モードで、前記トラッキングエラー信号及び前記キャリブレーション値に基づいて、正規化されたトラッキングエラー信号を計算するステップと、
    前記正規化されたトラッキングエラー信号に基づいて前記ラジアルアクチュエータを制御するために制御信号を発生するステップと、
    を含む方法。
  17. 請求項1乃至16のいずれか記載の方法を実行するために適合されるディスク駆動装置。
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