JP2008506969A - 光学顕微鏡で試料を分析するための機器および方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、生体試料を分析するための機器、システム、および方法に関するものである。特に、本発明は、光学顕微鏡による試料の分析のためのシステムと方法を提供する。本発明は微細な、位置検出および焦点合わせを可能にする。本発明は、少なくとも二つの連携した光線の使用を含む。そのうちの一つはもう一方の位置を決定するために機能する。望ましい実施様態においては、前記システムは全内部反射光学系が据え付けてある顕微鏡である。本発明はまた、全内部反射対物レンズが組み込まれている標準的な顕微鏡からも構成可能である。
Description
関連出願に対する引用
本願は、2004年7月19日に出願された、米国仮特許出願第60/589,170号に対する優先権を主張し、この出願の開示は、その全体が本明細書中に参考として援用される。本願はまた、本願と同日出願の代理人整理番号HLI−002Bによって同定される米国特許出願を本明細書中に参考として援用する。
本願は、2004年7月19日に出願された、米国仮特許出願第60/589,170号に対する優先権を主張し、この出願の開示は、その全体が本明細書中に参考として援用される。本願はまた、本願と同日出願の代理人整理番号HLI−002Bによって同定される米国特許出願を本明細書中に参考として援用する。
技術分野
本発明は、一般に、微量流体および関連した生体物質の取り扱いおよび分析のための、機器、方法、およびシステムに関連する。特に本発明は生体試料を分析するための、照明システムのような光学装置に関連する。
本発明は、一般に、微量流体および関連した生体物質の取り扱いおよび分析のための、機器、方法、およびシステムに関連する。特に本発明は生体試料を分析するための、照明システムのような光学装置に関連する。
背景
一般的に、フローセル中の試料を分析するシステムは、圧力ポンプを用いた圧力駆動流体システムである。前記圧力駆動流体システムはいくつかの不都合な点がある。一つの不都合な点は、前記圧力駆動システムは試料容器がフローセル組立部に密閉されて接合されていなければならないことである。これは、フローセルの取り外しを一層複雑にする。なぜなら、フローセルの取り外しは有害なエアロゾルの発生をもたらすからである。圧力システムはまた、圧力によりシステムにおける漏れが生じることが知られており、圧力システムは頻繁にラインおよびバルブの交換が必要となりがちである。加えて、圧力駆動システムは試料に汚染物質をもたらしてしまう。システムに液体を押し通すことのもう一つの不都合な点は、空気がシステム内に捕捉されるようになること、また、空気泡が試料にもたらされてしまうことである。ポンプ内への空気の混入はキャビテーションをもたらし、システムに衝撃を与える。さらに、圧力駆動システムでは、一つ一つの試料が検査されるごとにラインを適切にパージすることは難しい。これにより、次の検査が行われるときにシステムに残留物が残されているという状況が生じる。また、空気圧によるシステムのパージは、試料に泡や一層細かい泡をもたらし易く、これは分析に不正確さをもたらすことになる。
一般的に、フローセル中の試料を分析するシステムは、圧力ポンプを用いた圧力駆動流体システムである。前記圧力駆動流体システムはいくつかの不都合な点がある。一つの不都合な点は、前記圧力駆動システムは試料容器がフローセル組立部に密閉されて接合されていなければならないことである。これは、フローセルの取り外しを一層複雑にする。なぜなら、フローセルの取り外しは有害なエアロゾルの発生をもたらすからである。圧力システムはまた、圧力によりシステムにおける漏れが生じることが知られており、圧力システムは頻繁にラインおよびバルブの交換が必要となりがちである。加えて、圧力駆動システムは試料に汚染物質をもたらしてしまう。システムに液体を押し通すことのもう一つの不都合な点は、空気がシステム内に捕捉されるようになること、また、空気泡が試料にもたらされてしまうことである。ポンプ内への空気の混入はキャビテーションをもたらし、システムに衝撃を与える。さらに、圧力駆動システムでは、一つ一つの試料が検査されるごとにラインを適切にパージすることは難しい。これにより、次の検査が行われるときにシステムに残留物が残されているという状況が生じる。また、空気圧によるシステムのパージは、試料に泡や一層細かい泡をもたらし易く、これは分析に不正確さをもたらすことになる。
フローシステム中の試料を分析するために使用されてきた真空駆動の先行技術もまた、不都合な点をもつ。これらの前記先行技術では、真空ポンプがフローセルに直接接続されている。ここでも再び、ポンプの使用が試料に気泡をもたらすことになり、ポンプ内に捕捉された空気はシステムに衝撃をもたらす。加えて、継続的なポンプのオン・オフサイクルは、フローセルを通過する試料の経路が一様でなくなる状況をもたらす。真空システムの先行技術はまた、一般にマルチセル試料をフローセルに通すことに適している。ポンプをフローセルに直接接続することは、ひとつにはシステムに衝撃を与えてしまう理由から、単細胞試料に悪影響をあたえる。
微量流体および関連した生体物質を光源を用いて分析する場合、前記光源は、全内部反射蛍光(「TIRF」)をもたらすように試料を照射することが望ましい。TIRFは、ガラスのような密度の高い媒質中を進行している光が、水のようなより密度の低い媒質との境界にぶつかるときに起こる光学的現象である。光が小さな角度で境界にぶつかる場合、光のうちのいくらかは前記境界を通過し(回折され)、いくらかは密度の高い媒質中に反射されて戻ってくる。臨界角とよばれるある角度において、光のすべてが屈折される。しかし、光線のエネルギーのうちのいくらかは低密度媒質のなかを短距離だけ進行し、エバネセント波を生成する。エバネセント波は前記媒質中をわずか約100nmだけ進入する。このエネルギーが吸収されない場合、このエネルギーは高密度媒質に戻ってくる。しかし、蛍光物質分子がエバネセント波の中にある場合、前記蛍光物質は光子を吸収し、励起される。励起された蛍光物質は、例えば感度を増強したCCDカメラを使って観測できる。TIRFを得るために臨界角を正確に調節することは、動的システムでは困難である。
発明の開示
本発明は、光学顕微鏡で試料を分析するシステムと方法を提供する。本発明は微細な、位置検出および焦点合わせを可能にする。本発明は、少なくとも二つの連携した光線の使用を含む。そのうちの一つはもう一方の位置を決定するために機能する。望ましい実施様態においては、前記システムは全内部反射光学系が据え付けてある顕微鏡である。本発明はまた、全内部反射対物レンズが組み込まれている標準的な顕微鏡からも構成可能である。
本発明は、光学顕微鏡で試料を分析するシステムと方法を提供する。本発明は微細な、位置検出および焦点合わせを可能にする。本発明は、少なくとも二つの連携した光線の使用を含む。そのうちの一つはもう一方の位置を決定するために機能する。望ましい実施様態においては、前記システムは全内部反射光学系が据え付けてある顕微鏡である。本発明はまた、全内部反射対物レンズが組み込まれている標準的な顕微鏡からも構成可能である。
一態様において、本発明は対象試料を分析するための第一光源および第二光源を有するシステムに関連する。前記第一光源は対象試料と交差する第一光路を画定し、前記第二光源は前記第一光源と共に機能して前記第一光路の位置を決定する。
前記態様の様々な実施形態において、前記第一光源と前記第二光源は同時に機能する。前記第二光源は前記第一光路と少なくとも部分的に同軸であるような第二光路を画定する。一実施形態において、前記第二光源は、前記対象試料に対する前記第一光路の反射角を検出するための位置センサに向けられている。前記第一光路の位置は、前記位置センサからの信号に応じて、前記反射角を変化させるように調整可能である。前記第一光路の位置は、前記対象試料に対する前記第一光源の全内部反射が実質的に得られるように調節可能である。
また、前記第一光源の波長は約390nm〜約1550nmまでである。一実施形態において、前記第二光源は赤外光である。前記第一光源および/または前記第二光源は、レーザ、発光ダイオード、もしくはランプである。一実施形態において、前記システムは対象試料を画像化するための撮像装置を備える。さらに、前記システムは、対象試料を分析するための第三光源を備える。前記第三光源は前記第一光路と少なくとも部分的には同軸である第三光路を画定する。前記第一光源と前記第三光源は同時に機能する。前記第二光源は、前記第一光路の位置を継続的に監視するために使用される。一適用例として、前記光源システムは単一分子配列決定システムでの使用に適合され得る。
別の態様において、本発明は対象試料に対する全内部反射を実質的に保つ方法に関する。前記方法は、対象試料と交差するための第一光線を提供するステップと、前記第一光線の位置を決定するための第二光線を提供するステップと、前記第二光線を位置センサに向けるステップと、前記位置センサからの信号に応じて前記第一光線の位置を調整し、対象試料に対する前記第一光線の反射角を変化させ、実質的に全内部反射を保つステップと、を含む。
様々な実施形態において、前記第一光線は前記第二光線と少なくとも部分的には同軸である。前記第一光線は対象試料を分析するためにある。一実施形態において、前記第一光源の波長は約390nm〜約1550nmまでである。前記第二光源は赤外光でよい。前記方法はまた、継続的に前記第一光線の位置を監視するステップと、前記対象試料からの反射角を調整して実質的に全内部反射を保つステップと、を含むこともある。
別の態様において、本発明は試料を分析するためのシステムに関する。前記システムは、フローセルと、前記フローセルの中を通してある容積を吸引するパッシブ真空源と、前記フローセル内の前記試料を照射するための照明システムと、前記フローセル内の前記試料を観察するための光学機器とを含む。前記照明システムは、上で記述したタイプのものである。一実施形態において、前記容積は前記試料もしくは前記試料と反応する物質を含むが、この物質は前もってフローセル上もしくはフローセル内に存在する。あるいは、またはこれに加えて、前記試料は容積がフローセル中を通過していく間にフローセルに付着するか、もしくはフローセル内に留まり得る。一実施形態において、前記容積および/または試料は重力によってフローセル内を移動する。例えば、フローセルへの吸気口内での前記容積に対する上部圧力は、前記フローセル内を前記容積が移動するのに十分である。
前記態様の様々な実施形態において、前記システムは前記フローセルを支えるステージを含む。前記ステージは少なくとも一方向に移動可能である。一実施形態において、前記ステージは直交する二方向に移動可能である。前記システムは、前記試料の画像取得のための画像取得装置を備えることもある。前記画像取得装置は、電荷結合素子装置(CCD)もしくは相補型金属酸化膜半導体装置(CMOS)もしくは電荷注入装置(CID)もしくはビデオカメラであってもよい。加えて、前記システムは、前記システムによって作り出されたデータの収集および加工のための処理装置、前記データの保存のための記憶装置、および少なくとも前記データもしくは前記試料のどちらかを表示させるための手段、を備えることができる。
別の態様において、本発明は生体試料のような微量流体の分析のための機器に関係する。前記機器は前記パッシブ真空源およびフローセルを備え得る。前記微量流体は前記パッシブ真空源によってフローセルから吸引される。一実施形態において、前記パッシブ真空源は、ポンプ、電動モータのようなポンプドライバ、および容器、を備える。前記ポンプは前記容器に接続され、ついで前記容器内を吸引するように動作し得、それにより前記容器内部に真空をもたらす。一実施形態において、真空圧は約1”Hg〜約29”Hgである。前記真空圧は、前記フローセル中を微量流体が通過する速度を変化させるために調節される。
前記態様の様々な実施形態において、前記機器/前記システムは、単一分子検出に使用され得る。一実施形態において、前記フローセルはヌクレオチドを受けるための表面を有する。例えば、前記フローセルは、結合されたヌクレオチド、前記ヌクレオチドに結合されたプライマーおよび/または前記フローセルを有し得る。特に、前記フローセルはスライドとカバーガラスを備え得、前記ヌクレオチドおよび/または前記プライマーが、少なくとも前記スライドおよび前記カバーガラスのうちの少なくとも一方に結合される。加えて、前記フローセルは前記微量流体がそこを通過して吸引されるような導管を有する。
前記態様の様々な実施形態において、前記容器の容積と微量流体体積との比は、約1,000:1〜約2,000,000:1もしくは約50,000:1〜約1,000,000:1、または約200,000:1である。さらに、前記機器は前記の各種の構成部品の間に弁体を有し得る。例えば、前記機器は、例えば前記容器のような前記真空源と前記フローセルの間にバルブを備え得る。前記バルブは、前記フローセルと前記真空源をつなぐ開位置と、前記フローセルを前記真空源から分離させる閉位置を備える。前記機器は前記容器につながれた新空圧表示器をも備え得る。さらに、前記機器は、前記微量流体にさらした後の物質の分析を前記フローセル内で行うための光学装置を備え得る。
別の態様において、本発明は単一分子を検出する方法に関する。前記方法は、単一分子を含む試料を、特定の分子を同定するために扱われる前記フローセルの中に置くステップと、前記フローセルを真空にするステップと、前記フローセルによって画定された導管を通して前記試料を吸引するステップと、前記フローセルにさらされた前記分子を同定するために前記試料にさらした後に前記フローセルを観察するプロセスと、を含む。
別の態様において、本発明は単一分子を検出する方法に関する。前記方法は、特定の分子を同定するために扱われる導管を画定するフローセルを提供するステップと、前記導管を通して、単一分子を含む試料を吸引するために前記導管を真空にするステップと、前記単一分子を同定するために前記導管内の試料を観察するステップと、を含む。
前記方法の様々な実施形態は、前記導管から前記試料を吸引した後に前記フローセルから真空を解除するステップを含む。真空に引くステップは、前記フローセルをパッシブ真空源にさらすことを含む。様々な実施形態において、前記試料はヌクレオチドを含む微量流体を含む。加えて、前記フローセルは、特定のヌクレオチドを結合するよう処理された、スライドもしくはカバーガラスのうち少なくとも一つを含み得る。さらに、前記フローセルを観察する前記ステップは、前記したような照明システムによって前記フローセルを照射することを含み得る。前記フローセルを観察する前記ステップは、また、画像化装置の使用を含み得る。一実施形態において、前記方法の動作を制御するために処理装置が使用され得る。前記処理装置は、前記方法が行われている間に作成されたデータの収集および加工のために使用される。前記方法はさらに前記フローセルもしくは前記データのうちの少なくとも一方を表示するステップを含み得る。
別の実施形態において、単一ヌクレオチド検出は、テンプレート依存核酸合成のためのプライマーの存在下でフローセルにテンプレート核酸を加えることで、遂行される。本発明による装置の使用により、テンプレート依存核酸合成のための試薬の導入のため、前記フローセルにわたり真空が生成される。例えば、テンプレート/プライマーのペアが前記フローセルの表面に一旦結合すると、標識付または非標識のヌクレオチド、およびヌクレオチド付加に触媒作用を及ぼすポリメラーゼが導入ポートから加えられる。前記真空化が作動され、前記試薬は前記フローセルにさらされ、その後、前記容器への出口ポートから出ていく。洗浄ステップの後、プライマーに付加された相補的ヌクレオチドが検出される。なるべくなら、試薬ヌクレオチドは例えば蛍光染料によって標識されることが望ましい。このような染料は光学顕微鏡の使用で観測される。例えば、シアニン染料(シアニン−3もしくはシアニン−5)は結合ヌクレオチドの光学的検出に有用である。光学的検出可能な標識の使用により、核酸配列決定は単一分子レベルで行われる。これは、個々のテンプレート核酸それぞれが光学的に分離可能な仕方で前記フローセルに位置づけられることを意味する。前記テンプレートの位置は、例えば個々のテンプレートと混合した、染料標識されたプライマーの使用により決定される。標識付ヌクレオチドは、相補的ヌクレオチドが前記プライマーに付加されるという条件の下で、前記したメカニズムの使用により前記フロー導管にわたり流れていく。一旦混合されると、前記標識は、適当な波長での前記染料の励起および発光スペクトルの検出のための発光フィルタの使用により、検出される。テンプレートを含むことが知られている位置で起こる発光は、その位置において前記標識付塩基の取り込みが行われたことを示す。これらのステップを複数回実行することにより、配列決定は完成する。単一分子配列決定技術は、BraslavskyらのPNAS(USA),100:3960−3964(2003)および同時係属の米国特許出願第09/707,737号に記述されており、どちらも参照することにより本明細書に組み込まれる。
別の態様において、本発明はヌクレオチドのような単一分子を分析するフローセルに関する。前記フローセルは、スライド、カバーバラス、および前記スライドと前記カバーガラスの間に配置されるガスケット、を含む。前記スライド、前記カバーガラス、および前記ガスケットは、真空下で単一分子を受け渡すための微量流体導管を画定する。様々な実施形態において、前記フローセルは前記スライドおよび/または前記カバーガラスに結合されたヌクレオチドを含む。加えて、前記フローセルは、前記ヌクレオチド、前記スライド、およびカバーガラスのうちの少なくとも一つに結合されたプライマーを含む。一実施形態において、前記スライドは、前記スライドに結合されている多数のヌクレオチドをもつ。
別の態様において、本発明はフローセルと共に使用されるスライドに関する。前記スライドは、前記スライドの表面に結合されたヌクレオチドを少なくとも一つ含む。前記スライドは前記フローセルの内部に配置される。前記スライドはさらに、前記スライドもしくは前記ヌクレオチドの少なくともどちらか一つに結合されているプライマーを含む。加えて、前記スライドは、前記スライドに結合されている複数のヌクレオチドを含む。
別の態様において、本発明はフローセルと共に使用されるカバーガラスに関する。前記カバーガラスは、前記カバーガラスの表面に結合されたヌクレオチドを少なくとも一つ含む。前記カバーガラスは前記フローセルの内部に配置される。前記カバーガラスはさらに、前記カバーガラスもしくは前記ヌクレオチドの少なくともどちらか一つに結合されているプライマーを含む。一実施形態において、前記カバーガラスは、前記カバーガラスに結合されている複数のヌクレオチドを含む。
本明細書中で開示する本発明の優位性と特徴に加えて、前記した目的および他の目的は、以下の発明の説明、添付図面、および特許請求の範囲の参照を通して明らかになる。さらに、本明細書中で記述する様々な実施形態は互いに排他的ではなく、様々な組み合わせおよび置換で存在可能であることが理解されるべきである。
発明の説明
本発明の実施形態は以下で説明される。しかし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、当該技術に精通した者には明らかな変更も含まれることを意図していることが明らかである。例えば、以下の実施形態の多くはフローセルの中を通して微量流体を吸引することに関連して記述されるが、しかし、本発明はまた、例えばフローサイトメトリーやケミカルアナライザーのような他のタイプの分析装置を通した流体吸引に適用することもできる。さらに、機器は、例えば単一ヌクレオチドの光学的検出による単一分子検出のためのシステムの一部として使用されることも可能である。
本発明の実施形態は以下で説明される。しかし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、むしろ、当該技術に精通した者には明らかな変更も含まれることを意図していることが明らかである。例えば、以下の実施形態の多くはフローセルの中を通して微量流体を吸引することに関連して記述されるが、しかし、本発明はまた、例えばフローサイトメトリーやケミカルアナライザーのような他のタイプの分析装置を通した流体吸引に適用することもできる。さらに、機器は、例えば単一ヌクレオチドの光学的検出による単一分子検出のためのシステムの一部として使用されることも可能である。
一実施形態において、機器10は真空源12、分離バルブ20、およびフローセル30を含む。図1に描写された実施形態において、真空源12はパッシブであり、真空ポンプ14、駆動モータ16、および容器18を含む。代替的には、真空源12はノンパッシブであることも可能であるが、このときには真空ポンプ14はフローセルに直接接続される(例えば図3を参照)。一実施形態において、真空ポンプ14はコンパクトな回転翼タイプポンプである。しかし、ポンプのサイズおよびタイプは特定の用途に合わせて選択される。例えば、ポンプは、ピンストタイプ、ギアタイプ、もしくはダイアフラムタイプのポンプであることも可能である。さらに、ポンプのサイズは機器10の動作パラメータに依存する。例えば、ポンプの容量がより大きければ、ポンプ14は容器18を一層早く真空化する。一実施形態における駆動モータ16は12ボルト直流電流モータである。しかし、モータのサイズおよびタイプは、特定の用途に合わせて選択される。例えば、フローをより大きくするにはより大きなポンプが必要だが、このことは今度はより大きなモータを必要とする。さらに、ポンプ14は一方向のものでも双方向のものでも可能であり、さらにモータ14に、直接もしくはフレキシブルカップリングを使って、または当業者には既知の他の手段によって結合される。特定の実施形態において、ポンプ14およびモータ16は、例えばウィスコンシン州シェボイガンのThomas Pumps and Compressorsから入手可能な型式番号50200のような組立部品として供給される。
一実施形態における容器18は、例えばニューヨーク州ロチェスターのNalge Nunc Internationalから入手可能なNalgene(登録商標)型式番号2125−4000のような4リットルのボトルである。容器のサイズは特定の用途に合わせて選択され、また、以下で一層詳細に議論されるが、典型的には真空源12によって吸引される微量流体の量より実質的に大きい。加えて、容器の材質は金属でもポリマーでも、もしくはそれらの組み合わせでもよい。とくに、容器の材質は微量流体32と両立するものでなければならない。また容器18は、容器18がさらされる圧力に耐えうるものでなければならない。例えば、容器18は最小の真空漏れで、かつ潰れることなく真空を保つことが出来なければならない。
図1に示される機器10は、三つのバルブ、20A、20B、20C(まとめて20とする)を含む。バルブ20は、コネチカット州ウェストブルックのLee Co.から入手可能な型式番号LHDA1233115Hのような、2位置3結合方式ソレノイド弁である。バルブを作動させるソレノイドは12ボルト直流電圧により電圧を加えられる。しかし、他の電圧も使用可能であり、バルブは油圧または空気圧または手動で作動させることも出来る。加えて、バルブのタイプおよび構造は特定の用途に合わせて選択することが出来る。例えば、バルブは、2位置2結合タイプもしくは2位置4結合タイプであることも可能である。
第一バルブ20Aは容器18とポンプ14の間に配置される。作動していない状態では、バルブ20Aは容器18をポンプ14から分離する。ポンプの吸気口40は大気に繋がれ、一方容器の排気口42は閉じられる。代替としては、ポンプの吸気口40は閉じられることもあり得る。第一バルブ20Aが、例えばソレノイドに電圧を加えることにより作動すると、バルブ20Aは位置を変え、それによりポンプの吸気口40を容器の排気口42に接続し、(稼働している)ポンプ14が容器18の真空を引くことができるようにする。一実施形態において、真空圧は約1”Hg〜約29”Hgであるが、望ましくは約2”Hg〜15”Hgまで、さらに望ましくは約5”Hg〜約6”Hgがよい。しかし、真空圧は特定の用途に応じて変えることが可能である。一般的に、真空圧をよくするほど、フローセルを通して微量流体32はより速く吸引されることになる。ある場合には、微量流体32によるフローセル30内の残留物の量を減少させるために、速いフローが求められる事がある。
第二バルブ20Bは容器18とフローセル30の間に配置される。作動していない状態では、バルブ20Bは容器18をフローセル30から分離する。容器の吸気口44は閉じられているが、一方、フローセルの排気口46は大気に繋がれる。代替として、フローセルの排気口46は閉じられることもあり得る。第二バルブ20Bが作動すると、バルブ20Bは位置を変え、それによりフローセルの排気口46を容器の吸気口44に接続し、結果としてフローセル30を通して物質32を吸引することにより、容器18の内部を真空にする。
任意的なものとして、図1に示された第三バルブ20Cが容器18に接続され、容器18をベントすることに使用される。任意のバルブ20Cは、様々な機能を実行するために、機器10の上の様々な位置に配置されてもよい。代替として、または付加的に、複数のバルブ20は複数のフローセル30と併せて使用されることもある。例えば、機器10は10個のフローセル30または他の分析装置を含み、それぞれがバルブ20および容器18に直列的に接続される(例えば、図2を参照)。
フローセル30は、前記の通り真空源12に接続される。複数のフローセル30もしくは他の分析装置は、直列的もしくは並列的に真空源12に接続される(例えば、図2を参照)。一実施形態において、フローセル30は、ペンシルベニア州バトラーのBioptechsから入手可能なFocht Chamber System(型式番号FCS2)である。あるいは、特別注文によるフローセルの使用も可能である。図9〜図11に描かれているフローセル430は特別注文によるフローセルであり、図9〜図11に関して後ほど一層詳細に記述される。
図1には、微量流体32を機器10へ導入するためのピペット50がさらに描かれている。しかし、他のタイプの容器が微量流体32を機器10へ導入するために使用できる。例えば、キュベットもしくはビーカーを使うことも可能である。ピペット50はフローセルの吸気口48の上部に直接位置される。一実施形態において、微量流体32はデオキシリボ核酸(DNA)配列決定に使うための単一分子を含む。一実施形態において、ピペット50は、約2マイクロリットル(μl)〜約2ミリリットル(ml)の範囲の、望ましくは約10μl〜約100μlの範囲の、さらに望ましくは約20μlの、個々の微量流体を手動的もしくは自動的に分配する。さらに、ピペット50は、無人操作で取り扱われ、例えばフローセルの吸気口48に対してピペット50を適当な位置に置き、ピペット50の中で物質を受け取り混ぜ合わせ、および/または、時間および/または量に基づき微量流体32を正確に分配する。
機器10はさらに、コネチカット州スタンフォードのOmega Engineering,Inc.から入手可能な型式番号DPG1000B−30INHGVACのような圧力表示器60を備える。表示器60は、容器18の内部の真空圧を測定するために使用される。しかし、追加の表示器が機器10内の別の場所、例えばフローセルの排気口46、における圧力を測定するために使用されることも可能である。表示器60は、圧力ゲージ、圧力変換器および/または圧力スイッチでもよく、読み出しを備えていても備えなくてもよい。例えば、圧力変換器は、容器18の内部の実際の真空圧のデジタル読みだしを備えていることも可能であり、そして/もしくは圧力スイッチは、もし容器18の内部の圧力が閾値に達したら警報を作動させることも可能である。
図1に描かれている機器10は、任意のコントローラ70をも備える。コントローラ70は、例えばコンピュータ68および関連するソフトウェアにより、例えば真空源12およびバルブ20の動作を電気的に制御することを含む。機器10は、コンピュータ68へ直接もしくはコントローラ70を介して、データの送受信を行うことが出来る。コンピュータ68は、処理装置、ハードドライブ、RAM、ビデオモニター、およびキーボードを備えた、研究室環境に見られるような標準的なコンピュータシステムであり得る。コンピュータ68は、コントローラ70とやりとりをし、機器10を機能させるために必要に応じてデータの保存および加工を行う。代替的もしくは付加的に、コントローラ70は内部データ処理装置を備えることが出来る。あるいは、機器10は手動の制御も可能である。示されたコントローラ70は、マサチューセッツ州ミドルボロのMeasurement Computing Corporationから入手可能な、スイッチおよびセンスタイプである。正確なコントローラの形状は、例えば必要とされる入力および出力の数、および制御される装置のタイプを基にして選択されることになる。一実施形態において、コントローラ70は、ポンプ14およびモータ16のオン・オフを循環させること、およびあらかじめ設定された時間間隔に基づいて、および/またはセンサからの信号に応じてバルブ20を作動させるロジックを含む。コントローラは、機器10の様々な構成部品に、必要なパワーを供給する。
図2は、本発明に従う、機器110の代替実施形態を、図式化して描いたものである。機器110は、図1に関して上記で述べた機器10と同様である。しかし、図2に示された機器110は複数のフローセル130、130’、130”、および並列的に配置された、対応する第二バルブ120B、120B’、120B”を含む。上記の通り、機器110はポンプ114、モータ116、および容器118を含むパッシブ真空システム112;第一バルブ120A;圧力表示器は160;ならびにコントローラ170を含む。
前記の複数のフローセル130、130’、130”および対応する第二バルブ120B、120B’、120B”は並列的に配置され、同時もしくは連続的な多数の動作の実行を容易にする。例えば、使用者は三つのことなる動作を、動作の間にセットアップを変更することなく実行することができる。容器118と微量流体32、32’、32”の容積の差△Vが大きいことで、性能の低下を引き起こさずに多数の動作を行うことができる。代替もしくは付加的なこととして、フローセル130を連続的に配置することも可能ではある。しかし、連続的に配置されたフローセル130は同時に駆動されなければならず、また隣のフローセル130に影響を与えるかもしれない。
図3は、本発明に従う、機器210の代替実施形態を、図式化して描いたものである。機器210は、図1および2に関して上記で述べた機器10および110と同様である。しかし、図3に示された機器210は容器を含まない。機器210はポンプ214およびモータ216を有するノンパッシブ真空システム212を含む。ポンプ214は単一バルブ220を介してフローセル230に直接接続される。機器210はさらに、ポンプ240とフローセルの排気口246との間に配置される圧力表示器260、およびコントローラ270を有する。
図4Aは、図1で図式化して描かれた機器10の、ひとつの可能な構造の図的記述である。真空システム12、バルブ20、および表示器60は実験用回路板72上にマウントされ、容器18は実験用回路板72の隣で独立して立ち、フローセル30は実験用回路板72の隣の顕微鏡タイプステージ52の上に配置される。実験用回路板72は、スタンドオフ74および実験用回路板72の四隅に配置されたねじ76を介して、コントローラ70の上にマウントされる。バルブ20を動作させるためのプッシュボタン56、および様々な構成要素のための電気的および流体的接続もまた、実験用回路板72の上にマウントされる。
図4Aに示されるように、機器10は、例えばポンプ14および容器18などの様々な構成要素を接続するために配管54を使用する。一実施形態において、配管54は、例えばアリゾナ州フェニックスのPolymicro Technologies,LLCから入手可能な毛細管タイプの配管である。代替もしくは付加的なこととして、例えばペンシルベニア州サウサンプトンのNew Age Industries,Inc.から入手可能なNylotube(登録商標)のような、外径1/8”のナイロン製の標準的ポリマー配管が使用される。配管のサイズ、タイプおよび材質は特定の用途に応じて選択される。例えば、金属製の配管は生体物質には望ましくないかも知れず、さらに、配管54のサイズは微量流体のフローパラメータに基づいて選択されるべきである。例えば、配管54の内径は、そこを通過する微量流体の乱流を避けるのに十分な径でなければならない。
さらに、機器10は様々な光学部品を備える。例えば、顕微鏡対物レンズ、カメラ、微量流体32の中身を光学的に分析するための複数の光源、および/または機器10の操作である。加えて、フローセル30は、使用者が光学的に観察するために、顕微鏡タイプステージ52の上に配置される。一実施形態において前記ステージ52は、X、Y、および/またはZ方向に移動可能で、光学部品に対するフローセル30を適当な位置に置くように出来る。代替的実施形態において、フローセル30は固定された物の内部に固定される。代替的または付加的に、光学部品はX、Y、および/またはZ方向に移動可能である。機器10はまた、機器10の様々な動作を監視するための付加的なセンサを有することも可能である。例えば、機器10は、フローセルの吸気口48内の微量流体32の量のレベルを監視するための光学センサを備えることも可能である。
図4Bは、図4Aに示される機器10の一部分の図的記述である。具体的には、図4Bは、フローセル30の拡大した様子を図4Aとは反対側から見た図である。フローセル48がむき出しの遮る物がない状態で示されている。稼働の際は、フローセルの吸気口48の上部にピペットが置かれる。ピペットは、フローセル30を通って吸引される微量流体を含んだり分配したりする。フローセルの吸気口48の上部に示されるのは、フローセルの吸気口48の画像およびそこを通過する流体フローを使用者に表示するために使用されるカメラ80、例えば任意のビデオモニターである。代替的または付加的に、画像は、例えば第二バルブ20Bを閉めるための信号をコントローラ70に送るためのセンサとともに使用され得る。フローセルの排気口46は、フィッティングおよびそこで稼働している毛細管タイプ配管と共に示される。フィッティング74は、例えばナットおよびフェルールタイプ部品のような、配管をフローセルの排気口46に接続するために使用される標準タイプの部品である。配管は第二バルブ20Bに接続される(図4A参照)。フローセル30の隣に示されるのは、例えばフローセル30のような様々な構成部品を温めるために使用されるヒータ58であり、必要に応じて特定の動作を実行する。
機器10は、図4A、4B、5および6に関してさらに記述される。ポンプ14およびモータ16は、取り付け用金具74によって実験用回路板72の上にマウントされる。前記の3つのバルブ20もまた、実験用回路板72に固定される。ポンプ14は二つの連結部を持つ。吸気口40および排気口41である。排気口41は大気に向かって開いているが、排気口フィルタ24を備えること(図1)も、もしくは離れた場所へ配管されることもある。吸気口40は、配管54を介して第一バルブ20A上の排気口43へ配管される。第一バルブ20Aの吸気口45は容器18に配管される。ポンプ14、バルブ20、および容器18の連結部はプッシュタイプのフィッティングであり、配管54はフィッティングに押し込まれると摩擦および/または返しによって固定される。他のタイプのフィッティングもまた、本発明の範囲内で沈思および熟考される。
第二バルブ20B上の排気口47は、容器18に配管される。第二バルブ20B上の吸気口49はフローセル30に配管される。第三バルブ20Cは図式化された構造では任意であるため、従って、配管されて示されてはいない。圧力表示器60は、容器18内の真空圧を継続的に監視するため、容器18に配管された吸気口51を備える。
バルブ20のそれぞれ、およびモータ16は電気連結部53を備える。電気連結部53は、必要な電源および制御ロジックへの接続のために前記コントローラ70に配線される。プッシュボタン56A、56B、56C、56D(まとめて56とする)もまた、バルブ20、モータ16、およびコントローラ70と配線される電気連結部を備える。コントローラ70は、コントローラ70をコンピュータ68へ接続するための電気連結部78を備える(図1を参照)。コントローラ70は、外部電源に接続するための付加的連結部を備えることもある。一実施形態において、電気連結部78はUSBコネクションである。代替的または付加的に、コントローラ70は、Apple Computer,Incにより販売されているFIREWIRE(登録商標)商標のような、IEEE1394コネクションを備えることもあり得る。コントローラ70はさらに、電源スイッチおよび表示器を、単独もしくはユーザインターフェースの一部分として備える。
上記で示された一実施形態において、プッシュボタン56は、ポンプ14を駆動するモータ16を動作させ、また、ソレノイド弁バルブ21に電圧を加えることでバルブ20を作動させる。具体的には、第一プッシュボタン56Aは、押されると、モータ16に電圧を加え、それによりポンプ14が真空を引く。第二ボタン56Bは、押されると、第一電磁バルブ21Aに電圧を加え、それによりポンプ14を容器18に接続する。56Aおよび56B両方のプッシュボタンが押されると、ポンプ14は容器18から空気を吸引し、それにより容器18内に真空を作り出す。第三プッシュボタン56Cは、押されると、第二ソレノイド弁21Bに電圧を加え、それにより容器18をフローセル30に接続する。第四プッシュボタンは、押されると、第三電磁バルブ21Cに電圧を加え、それにより第三バルブ20Cを作動させる。機器10は特定の構造による要求次第では、付加的なバルブおよびプッシュボタンを備えることも可能である。加えて、ここに示されたプッシュボタンと対照的に、他のタイプのスイッチも前記の様々な構成部品を作動させるために使用が可能である。例えば、トグルタイプのスイッチが使用可能である。
図7Aは、本発明に従う機器310および補助的な部品を備える本発明、に従う、システム300の一実施形態を図式的に描いたものである。図7Bは、前記システムの様々な構成部品の一つの可能な配置を描いたものである。前記補助的部品は、照明/光学モジュール320、顕微鏡モジュール330、およびコンピュータモジュール340を備える。一般的に、一実施形態において、照明/光学モジュール320は、複数の光源、および顕微鏡に光を供給して観察および分析するためのフィルタを備える。光は、例えば顕微鏡モジュール330の上に置かれているフローセル312上で反射する(図7B参照)。光は、例えば一つの波長は観察のためで別の波長は分析のためのような、複数の波長を含むものであってよい。特定の照明/光学モジュール600が図12Aおよび12Bに関して記述される。
顕微鏡モジュール330は、フローセル312を支えるための、および顕微鏡ステージとカメラのような撮像装置を移動させるための、ハードウェアを備える。いくつかの実施形態において、顕微鏡モジュール330は機器310の一部分である。コンピュータモジュール340は、メモリ、様々なモジュールを動作させるために必要な処理装置、およびシステム300を稼働させるためのユーザインターフェースを有する。前記モジュールは、図7A内の矢印で示させるように、お互いと通信している。例えば、コンピュータモジュール340は、ユーザによる入力に基づき照明/光学モジュール320に信号を送り、例えばフローセルを照射するために顕微鏡モジュール330に赤色光を送る。コンピュータモジュール340はまた、顕微鏡モジュール330と信号の送受信をして、顕微鏡ステージの位置や他の動作パラメータを変えたり監視したりすることが出来る。加えて、コンピュータモジュール340は、バルブの開閉を行うための信号の送受信を顕微鏡モジュール330との間で行うことが出来る。
図7Bに示されるように、システム300の様々な構成部品が研究室作業台302の上に、互いに接近してマウントされている。しかし、前記の様々な構成部品の配置は、特定の用途および/もしくは環境に応じて変えることが出来る。顕微鏡モジュール330は、フローセル312もしくは他の分析されるべき品目の位置決めのためのステージ332、カメラ334、および光学系336を備える。一般的に、ニューヨーク州メルビルのNikon Instruments,Inc.製の型式番号TE2000のような顕微鏡がシステム300との使用に適している。しかし、使用される顕微鏡のタイプは、特定の用途および分析する試料の性質に基づき選択される。
コンピュータモジュール340は、処理装置342、ビデオモニター346、および、キーボードやマウスなど、システム300とやりとりをするべくユーザインターフェース344を有する。一実施形態において、カメラ334は、分析のためのコンピュータモジュール340へ画像をおくる、そして/もしくはビデオモニター346上に表示する。システム300の照明/光学モジュール320は、光源342、344、フィルタ346、および光源342および344によって放射された光の調整をするためのモニター348、を備える。前記構成部品の配置は、特定の用途および/または環境に応じて変わる。照明/光学モジュール320は、顕微鏡内に配置された試料の観察および分析のために、調整された光を顕微鏡モジュール330に提供する。
図8は、本発明の一実施形態に従って、機器の基本的な動作を表したものである。一般的に、ユーザは容器の内部の真空状況を監視する(ステップ510)。もし、例えば真空レベルが設定した限界値以内でない場合、ユーザは真空ポンプを動作させることで容器内部の真空圧を増加させることができる(ステップ520、530)。一旦真空圧が設定限界値以内になれば、ユーザは試料(例えば微量流体)をフローセルの吸気口に挿入する(ステップ540)。続いて、ユーザはフローセルの、容器への排気口を開け、それによりフローセルを通して試料を吸引する(ステップ550)。一旦、ユーザもしくはコントローラがフローセルの吸気口が空であると決定したら(ステップ560)、フローセルの排気口と容器の間の連結部は閉じられる(ステップ570)。後に続く行程を汚染するのを避けるためにフローセルを通して本質的に試料のすべてを吸引することが望ましい場合には、ユーザおよび/またはコントローラはフローセルの吸気口が空になるまでフローセルの排気口と容器の間の連結をそのままにしておくことになる。もしフローセルを通して吸引されるべきさらなる試料があるならば(ステップ580)、試料が無くなるまでこの基本的動作を繰り返し、試料が無くなったら動作を終了する(ステップ590)。代替的もしくは付加的なこととして、分析される試料はフローセルの中に含まれるが、その状況では試料はフローセルを通して吸引される物質にさらされることになり、それにより反応を引き起こしたり、もしくはさもなければフローセル内部の試料に影響を与えることになる。
さらに具体的には、稼働中であれば、ユーザは例えばポンプ14およびモータ16を動作させて容器18内に真空を作り、ついで第一バルブ20Aを作動させポンプ14を容器18から分離する。一旦、例えば約6”Hgのような望ましい真空に到達したら、第一バルブ20Aの作動は止められ、ポンプ14およびモータ16は停止される。次に、ピペット50はフローセルの吸気口48の中に微量流体32を挿入する、そして、ついで第二バルブ20Bが作動され、それにより真空容器18をフローセルの排気口46に接続し、フローセル30を通して微量流体32を吸引してそして容器18に入れ、結果として微量流体およびその内容物を、フローセル内に保持されている例えばヌクレオチドに、一時的にさらすことになる。さらに、試料もしくは微量流体は重力によりフローセルの中を通って動かされることも可能であり、具体的には流体の先端はフローセルの吸気口もしくはピペットの中に保たれている。一旦、微量流体32がフローセルの吸気口48から無くなると、第二バルブ20Bは閉じられ、それによりフローセル30から真空圧が取り除かれる。一般的に、第二バルブ20Bは、微量流体32がフローセル30の中を通って通過していくのに十分な長さの時間だけ開いているべきである。もしバルブ20Bが長く開きすぎていると、空気および気泡が前記フローセル30中に吸引される。もし、必要な時間の分だけ開いていない場合は流体32の一部がフローセル30の中に残り、これは後に続く行程を汚染する場合がある。続いて、試料が要望通りに観測および分析される。
稼働中は、微量流体の体積に比較した容器18の容積がとても大きいことが望まれる。例えば、前記比は約1000:1〜約2,000,000:1、望ましくは約50,000:1〜約1,000,000:1、さらに望ましくは約200,000:1である。一実施形態において、容器18の容積は約4リットル(l)であり、微量流体体積は約20μlであり、それにより結果として比は約200,000:1である。正確な比は、例えば容器のリークレート、微量流体のサイズ、および実行される動作の回数に依存する。特別に大きな比は、機器10の動作が、リークおよび/もしくはフローセル30の中を通って吸引される微量流体32のサイズに実質的に影響を受けないという結果をもたらす。なぜなら、真空下での容器の体積は容器によって吸収される量に対してとても大きく、体積変化は無視できるからである。例えば、
P1V1=P2V2
ここで、
P1=微量流体の体積(△V)を加える前の容器内の真空圧、
V1=△Vを加える前の容器内の体積、
P2=△Vを加えた後の容器内の真空圧、および
V2=△Vを加えた後の容器内の体積、
である。
V1は△Vに対してとても大きいので、V1は実質的にV2に等しい。従って、P1は実質的にP2に等しい。
P1V1=P2V2
ここで、
P1=微量流体の体積(△V)を加える前の容器内の真空圧、
V1=△Vを加える前の容器内の体積、
P2=△Vを加えた後の容器内の真空圧、および
V2=△Vを加えた後の容器内の体積、
である。
V1は△Vに対してとても大きいので、V1は実質的にV2に等しい。従って、P1は実質的にP2に等しい。
バルブ20、ピペット50、およびポンプ14は、手動でも自動でも作動可能である。例えば、第二バルブ20Bは、ピペット50が流体32をフローセルの吸気口48に挿入した後「x」秒間は作動(つまり、開)させ、設定した時間間隔の最後で作動を止める(つまり、閉)ようにプログラムすることが可能である。一実施形態において、前記時間間隔は、異なった容積32に対応して調節可能である。代替実施形態において、光学センサが第二バルブ20Bを作動および/また作動を止めるために使用される。例えば、第二バルブ20Bは、光学センサが適当な容積32がフローセルの吸気口48に注入されたことを検知したら作動し、前記センサが前記フローセルの吸気口48が空になったことを検知したら作動を止めることが出来る。一実施形態において、センサはコントローラ70に信号を送り、このことが今度は前記信号に対して適当な反応を出力する、すなわち、第二バルブ20Bの作動をとめる。加えて、圧力センサ60が第一バルブ20Aおよびポンプ14を制御するために使用される。例えば、もし圧力センサ60が容器18内の真空度がある閾値よりも下回ったら、コントローラ70はポンプ14およびモータ16をオンにし、さらに第一バルブ20Aを作動させて容器18内の真空度を増加させる。
図9、10、および11は、特別注文によるフローセル430を描いたものである。フローセル430は、Focht Chamber Systemと同様であり、連結リング436、上部ガスケット438、スライド440、下部ガスケット442、カバーガラス444、およびロッキングベース428を備える。同様に示されているのは、任意のヒータ458である。連結リング438は様々な構成部品の上に載り、そこに置かれベース428に固定された時には、構成部品を所定の位置にしっかりとふさぐ。フローセル430は、正圧力でボリュームを押すのと反対に、真空下でボリュームを引くことで作動させるのが望ましい。フローセル430に正圧力を加えることは、スライド440および/もしくはカバーガラス444が外向きに曲がるか、汚染物質がガスケット438、442、スライド440、および/またはカバーガラス444の間で捕獲されるか、もしくはさもなければ前記フローセルの構造の整合性を危うくするものである。真空を使うことで、ガスケット438、442、スライド440、およびカバーガラス444の間の接触領域は保持され、それによりそれらの接触領域での汚染物収集の可能性をなくすことが出来る。
連結リング436は、フローセル吸気口448およびフローセル排気口446を内蔵する。示された実施形態において、吸気口448および排気口446はリング436を通して機械加工される。吸気口448は円錐型凹部であり、排気口446はフィッティングを受け入れるためにねじ込みタイプ連結部である。円錐型吸気口448は、挿入されたあらゆる微量流体のフローの観察が容易になるように出来るだけ大きくなっている。連結リング436はまた、スライド440およびカバーガラス444が見えるようなビューイングエリア432を画定する。さらに、連結リング436は、寸法が不変であり、そこの中を通過する微量流体と両立できる、および前記微量流体内のいかなる物質もそこに付着しないような材質で作られるべきである。このような材質には、例えば、PEEK(登録商標)という登録商標でPLC Corporationから販売されているポリエーテルエーテルケトン、Delrin(登録商標)という登録商標でDuPontから販売されているポリオキシメチレン、Teflon(登録商標)という登録商標でDuPontから販売されているポリテトラフルオロエチレン、およびHalar(登録商標)という登録商標でAllied Chemical Corporationから販売されているエチレン−クロロトリフルオロエチレン、が含まれる。
上部ガスケット438はスライド440と連結リング436の間の密閉を提供する。示された実施形態において、上部ガスケット438は薄い環状形状をしている。しかし、上部ガスケット438のサイズおよび形状は、特定の用途に応じて変わる。下部ガスケット442はスライド440とカバーガラス444の間の密閉を提供する。示された実施形態において、下部ガスケット442はカバーガラス444の上表面のかなりの部分を覆う。特に、下部ガスケット442は、スライド440の下表面441およびカバーガラス444の上表面445と共に、微量流体が移動するフロー導管434を画定する。フロー導管434のサイズおよび形状は、特定の用途に応じて変わる。例えば、下部ガスケット442は約10ミクロン〜約3ミリメートル(mm)の厚みを持ち、約0.5mm〜約5mmの幅の開口部を画定し(フロー導管434)、前記開口部の長さは実質的に前記フローセル430の全幅と同じ長さに及ぶ。一実施形態において、下部ガスケット442は約50ミクロンの厚みを持ち、フロー導管434は約1mm幅で25mm長である。あるいは、微量流体フロー導管434はスライド440および/またはカバーガラス444にエッチングされることも可能である。
稼働中は、微量流体は、連結リング436の上のフローセルの吸気口448の中に挿入され、真空下でフローセル430の中を通って吸引される。微量流体は図10の矢印で示されたようにフローセル430の中を移動する。具体的には、微量流体は下向き方向に、連結リング436の中を通り、ついで上部ガスケット438内の開口部439B、443B、そしてスライド440を通り、その後下部ガスケット444の中のフロー導管434の中へ移動する。微量流体はその後、カバーガラス444で画定されるフロー導管434、ついでスライド440、そして下部ガスケット442の中を移動する。一旦、微量流体が、スライド440の中の相対する開口部443Aに到着すると、微量流体は上方向に進み、スライド440の中の開口部443A、439A、そして上部ガスケット438、そして例えば容器内の真空圧によって、フローセル排気口446の外へ引かれる。様々な実施形態において、スライド440および/またはカバーガラス444は、フローセル430の中を通って吸引される微量流体と反応するものとして扱われる。例えば、複数のDNA糸が、下部ガスケット442の中のフロー連結434に対応する領域で、カバーガラスに付着する。このような用途は以下でさらに詳しく記述される。
本発明に従う、機器の一つの用途は、単一分子配列決定の遂行を含む。この用途において、フローセルは、例えばフローセル430の中のカバーガラス444に結合されている、DNAもしくはRNA(テンプレート)の個々のらせん構造を含む(図9および10を参照)。前記DNAもしくはRNAは、例えばビオチン−アビジン相互作用もしくは他の適切な付着化学反応を使用してDNAもしくはRNAを表面に吸着させるためのあらゆる既知の手段により、カバーガラスに結合される。フローセルの中に結合されているDNAもしくはRNAの一部とハイブリダイズするプライマーが加えられる。
微量流体のフロー経路にさらされているカバーガラスもしくはフローセルの他の構成部品は、それらに結合される特定のオリゴヌクレオチドと共に製造され販売される。さらに、カバーガラスの材質は、ガラス、水晶、シリコン、もしくは他の一般に入手可能な核酸アレイチップのなかの現存する材質を含む。前記材質は、DNAもしくはRNAを表面に結合させやすくするための、エポキシド表面もしくは他の適当な反応性材質を内蔵する。
一実施形態において、配列決定されるDNAもしくはRNAは、ビオチン/ストレプトアビジン結合を使用して、スライドもしくはカバーガラスの上に固定される。あるいは、固定化は前記プライマーを介しても起こる。例えば、ビオチン化プライマーは、表面のビオチンへのストレプトアビジンの結合を介して、カバーガラス上に固定される。続けて、固定プライマーを、相補的DNAもしくはRNAへさらすことは、配列決定されるDNAもしくはRNAとの配列特異的ハイブリダイゼーションにつながる。
次に、ポリメラーゼおよびヌクレオチド溶液を含む微量流体は、フローセルの中を通って吸引され、前記の結合されたテンプレートにさらされる。相補的ヌクレオチドはプライマーの中に含まれることになる。検出可能な標識が検出性能を上げるために使用される。しかし、検出はヌクレオチド結合の兆候、例えば反応もしくは結合がもたらすピロリン酸塩生成により発生する熱を検知することで起こる。時間経過と共にヌクレオチド結合を監視することにより、スライドもしくはカバーガラス上の場所でさらされたヌクレオチドの配列を見つけ出すことが出来る。前記機器は、それぞれはカバーガラス上の別の場所に置かれた、非常に多くの、個々に分離可能な単一分子を平行して監視することができるため、それに対応した大量の配列情報を一時に集めることが出来る。こうして、コンピュータシステムは、前記過程中に観測された標識を監視したり、結果として得られた配列データを処理するために、有用である。配列決定されるDNAもしくはRNA分子の性質に応じて、前記機器は、例えば病気に関連した核酸配列変異を同定し、一連の治療の選択もしくはその過程を監視し、もしくは、個人内もしくは人口に占める遺伝子発現を監視するために使用される。
別の実施形態において、単一ヌクレオチド検出は、テンプレート核酸を、テンプレート依存核酸合成のためのプライマーの存在下でフローセルに付着させることで遂行される。本発明による装置の使用により、テンプレート依存核酸合成のための試薬の導入のため、真空がフローセルにわたって作り出される。例えば、テンプレート/プライマーのペアがフローセルの表面に一旦結合すると、標識付または非標識のヌクレオチド、およびヌクレオチド付加に触媒作用を及ぼすポリメラーゼが前記フローセルの吸気口を介して加えられる。真空化が作動され、試薬がフローセルにさらされ、その後フローセルの排気口から容器へ向けて出ていく。洗浄ステップの後、プライマーに付加された相補的ヌクレオチドが検出される。可能な場合は、試薬ヌクレオチドは例えば蛍光染料によって標識されることが望ましい。このような染料は光学顕微鏡の使用で観測される。例えば、シアニン染料(シアニン−3もしくはシアニン−5)は結合ヌクレオチドの光学的検出に有用である。光学的検出可能な標識の使用により、核酸配列決定は単一分子レベルで行われる。これは、個々のテンプレート核酸それぞれが光学的に分離可能な仕方で前記フローセルに位置づけられることを意味する。テンプレートの位置は、例えば個々のテンプレートと混合した、染料標識されたプライマーの使用により決定される。標識付ヌクレオチドは、相補的ヌクレオチドが前記プライマーに付加されるという条件の下で、前記したメカニズムの使用によりフロー導管にわたり流れていく。一旦混合されると、前記標識は、適当な波長での染料の励起および発光スペクトルの検出のための発光フィルタの使用により、検出される。テンプレートを含むことが知られている位置で起こる発光は、その位置において標識付塩基の取り込みが行われたことを示す。これらのステップを複数回実行することにより、配列決定は完成する。単一分子配列決定技術は、BraslavskyらのPNAS(USA)、100:3960−3964(2003)および同時係属の米国特許出願第09/707,737号に記述される。
本発明の一実施形態に従う、試料分析のためのシステムは、照明システム600を含む。図12Aおよび12Bに示される照明システム600は、光源602、第一フィルタ604、第二フィルタ606、シャッター608、コリメータレンズ609、集光レンズ610、および電源612、を備える。図12Aで示される、照明システム600の第一部分は、三つの光源602A、602B、602C(まとめて602とする)を備える。しかし照明システム600は、二つの光源のみ、もしくは必要に応じて光源を追加することもあり得る。光源602は、レーザ、発光ダイオード、もしくはランプのいずれかを備える。一実施形態において、第一光源602Aの波長は、約390nm〜約780nmまでである。一実施形態において、第一光源602Aは赤色レーザである。第二光源602Bの波長は、約936nm〜約1340nmまでである。一実施形態において、第二光源602Bは赤外光レーザである。第三光源602Cの波長は、約390nm〜約780nmである。一実施形態において、第三光源602Cはグリーンレーザである。
図12Aに示された照明システム600はまた、三つの主要なフィルタ、604A、604B、604C(まとめて604とする)を備える。前記主要フィルタ604はノッチ・フィルタを含むことができる。前記ノッチ・フィルタは、それぞれの光源602からの放射された波長のうち、所望の波長は透過させ、不要な波長をブロックするように、選択される。加えて、図12Aに示された前記照明システム600は、三つの補助的フィルタ、606A、606B、606C(まとめて606とする)を備える。前記補助的フィルタ606は干渉フィルタを含む。一実施形態において、前記干渉フィルタは、前記光源602に対して45°の角度をもって位置される。前記光源602に対して45°の角度をもって位置された干渉フィルタにより、前記フィルタによって透過することになっていた光源はそのまま透過するが、前記フィルタによってブロックされることになっていた光源は90°反射される。前記照明システム600はまた、前記光源602をブロックするためのシャッター608を備える。加えて、前記集光レンズ610は前記光源602から放射された光線を狭くするために使用され、また、コリメータレンズ609は前記光源602からの光線を再び拡大した後に平行にして所望の径にするために使用される。一実施形態において、前記三つの光源、602A、602B、602Cは実質的に同じ径にコリメートされる。前記光源602の光線は、それらが対象試料にあたる際には、前記試料620の照射の領域がどの光源602であるかにかかわらず同じであるように、実質的に同じ径および同じ強度であることが望まれる。また、前記照明システム600は前記光源602に電力を供給するための電源612を備える。前記照明システム600はまた、必要に応じて前記光源の光路を変更するためのミラーを一つ以上有する。
前記光源602は所望の地点に向けられる。図12Bに示したように、前記第一光源602Aは、対象試料620と公差するような第一光路630を画定する。前記第二光源602Bは、前記第一光路630の位置を決定するために使用される。図12Aに関して、前記第一光源602Aは、所望の光路630内に、所望の波長を持つ光線を放射する。前記光線は前記光線を狭くする前記集光レンズ610を通過し、それから所望の径にするために前記光線を再び拡大した後に平行にする前記コリメータレンズ609を通過する。前記第一光源602Aの光線は、要望通りに、シャッター608によりブロックされるか、もしくは通過を許される。前記光線は前記ノッチ・フィルタ604Aを通過するが、ここでは所望の波長を持つ光だけが通過を許される。その後、前記第一光源602Aからの光線は、第一干渉フィルタ606Aで入射角に対して90°の方向に反射される。前記第一光源602Aからの光線は、前記の所望光路630において、その後に続く、もしくは下流側の干渉フィルタ、606B、606Cを通過する。
第二光源602Bは、所望の波長の光線を放射する。前記光線はその後ノッチ・フィルタ604Bを通過するが、ここでは所望の波長をもった光だけが通過を許される。前記第二光源602Bからの光線は、その後、前記第二光源602Bの光線が少なくとも実質的に前記第一光源602Aの光線の光路630と同軸(すなわち、同じ軸に沿って進行する)であるように、干渉フィルタ606Bで、入射角に対して90°の方向に反射される。前記第一光源602Aおよび前記第二光源602Bからの光線は実質的に同じ径をもつ。前記第一光源602Aからの光線と、前記第二光源602Bからの光線、の両方は、前記第三干渉フィルタ606Cを通過する。
前記第一光源602Aに付加的に、もしくは代替的に使用される第三光源602Cは、所望の波長の光線を放射する。前記光線は前記光線を狭くする集光レンズ610を通り、それから所望の径にするために前記光線を再び拡大した後に平行にする前記コリメータレンズ609を通過する。前記光線はシャッター608によりブロックされるか、もしくは通過を許される。前記光はその後、前記第三ノッチ・フィルタ604Cを通過し、所望の波長を持つ光だけが通過を許される。前記第三光源602Cからの光線は、その後、前記第三光源602Cが少なくとも実質的に前記第一光源602Aおよび/もしくは前記第二光源602Bと同軸であるように、前記第三干渉フィルタ606Cで、入射角に対して90°の方向に反射される。前記第三光源602Cの光線は実質的に前記第一光源602Aおよび前記第二光源602Bと同じ径をもつ。
前記第一光源602Aおよび前記第三光源602Cは独立してブロックされるので、どの光線を所望の位置に向けるかというバリエーションが可能である。例えば、前記第一光源602Aおよび前記第二光源602Bのみを所望の場所に向けるために、前記第三光源602Cをブロックすることが可能である。代替案として、三つのすべての光源、602A、602B、602Cを同時に所望の位置に向けることが可能である。いくつかの実施形態において、前記照明システムはまた、前記試料620にあてることを許される光の密度を調節するために使用される減光フィルタ624を備える。例えば、前記試料620が光で飽和してしまうと、前記試料620に向けられる光の強さを減らすように前記減光フィルタ624を調節する。前記減光フィルタ624は前記光路630に沿って配置される。
図12Bに示すように、前記光源602の同軸光線の前記光路630は、ミラー614(もしくは代替的には干渉フィルタ)に向けられる。前記光路は、フィルタ616に向けて、入射角に対して90°に反射される。前記第一光源602Aおよび/または前記第三光源602Cからの光線は、フィルタ616で、対象試料620へ向けて、入射角に対して90°の方向に反射される。前記第二光源602Bの光線は、前記対象試料620に対しての前記光路630の反射角を検知するための位置センサ622に向けて、前記フィルタ616によって回折される。
前記位置センサ622により提供された情報は、前記光源602Aの前記光路630が前記試料620と交差する角度θを調節するために使用可能である。例えば、前記試料が存在する前記ステージは前記光路630に関して再配置することが可能であり、また/もしくは、前記ミラー614の方向が調節されることが可能である。代替案として、前記照明システム600は、前記ミラー614に向けた、前記光源602Aの前記光路630の角度を変更することができる平行移動装置618を備えることも可能ではある。前記平行移動装置618は、前記光路630の所望の角度θを設定するために使用されるマイクロメータを有する。
前記の所望光路630は、結果として、対象試料620に対する前記光源602Aの光線の全内部反射をもたらす。前記角度θは臨界角であり、その値は媒質の屈折率に依存する(θ=sin−1(高密度媒質の屈折率/低密度媒質の屈折率)。そのようなことから、前記角度θはガラス(つまり「高密度媒質」)の密度、前記ガラスの表面の質、および試料(つまり「低密度媒質」)の密度、に依存する。
前記位置センサ622はコンピュータと通信可能であり、前記コンピュータは、前記位置センサ622からの信号に応じて前記光路630の方向を自動的に調節するための信号を送る。代替案として、前記位置センサ622は、使用者に前記光路630の反射角θを知らせ、ついでこの光路を手動で調節するような、読み出しを備えていてもよい。前記光路630の前記反射角θは前記システムが稼働している間は継続的に監視され、前記臨界角θを保持するために必要に応じて調節される。
前記光源602が前記試料620を所望の角度θで照射した場合、前記光のすべてが反射される(すなわち、全内部反射が起こっている)。しかし、光線の持つエネルギーのうちのいくらかは、わずかな距離だけではあるが、そのまま低密度媒質に進入し、エバネセント波を生み出す。前記対象試料620に付けてある蛍光分子が前記エバネセント波の光子を吸収し、励起される。励起された蛍光物質は、例えば感度を増強したCCDカメラの使用により観測することが可能である。
図12Aおよび12Bで説明され、また上記で記述した、前記照明システムは、本発明に従う照明システムの構成部品の、一つの可能な配置である。フィルタやミラーなどの構成部品の異なる量およびタイプを含む、異なった構成部品の配置による、別の実施形態は、本発明の範囲内で沈思および熟考される。例えば、多様な構成部品が光源の調整や光路の調節のために使用でき、もしくは付加的光源を使用することも可能である。また、多様なセンサが前記光路630の反射角θを決定するために使用可能である。
本発明のある実施形態を記述してきたが、ここで開示した概念を含む別の実施形態が、本発明の精神と範囲から逸脱することなく使用可能であることは、当業者には明らかである。ここに記述された実施形態はあらゆる点において実例にすぎず、それに限定されるものではないことが考慮されるべきである。
図面においては、一般的に、同様の参照文字は異なる図においても同じ部分を指すものとする。また、前記図面は必ずしも原寸に比例しているとは限らず、代わって、一般に本発明の原理を説明することに強調がなされる。以下の説明において、本発明の様々な実施形態は以下の図面を参照して記述される。すなわち、
図1は、本発明に従い微量流体を取り扱うための機器の一実施形態の略図である。
図2は、本発明に従い微量流体を取り扱うための機器の代替実施形態の略図である。
図3は、本発明に従い微量流体を取り扱うための機器の別の代替実施形態の略図である。
図4Aは、図1の機器の一つの可能な形状を描画した図である。
図4Bは、図4Aの機器の一部分を描画した図である。
図5は、図4Aの機器の一部分の平面図である。
図6は、図4Aの機器の一部分の側面図である。
図7Aは、本発明の一実施形態に従うシステムのブロック図である。
図7Bは、図7Aのシステムを描画した図である。
図8は、本発明に従い微量流体を取り扱う方法の一実施例を描写したフローチャートである。
図9は、本発明の一実施形態に従うフローセルの平面図である。
図10は、図9の前記フローセルの、直線10−10での断面図である。
図11は、図9の前記フローセルの分解立体図である。
図12Aと12Bは、本発明の一実施形態に従う照明システムの略図である。
Claims (23)
- 対象試料を分析するための第一光源であって、前記対象試料に入射する第一光路を画定する第一光源と、
前記第一光源と共に機能し前記第一光路の位置を決定するための第二光源と、
を備える照明システム。 - 前記第一光路の入射角は、前記第一光源による光線の全内部反射を引き起こす、請求項1記載のシステム。
- 全内部反射対物レンズを有する顕微鏡をさらに備える、請求項2記載のシステム。
- 前記第一光源は蛍光光源である、請求項1記載のシステム。
- 前記第一光源と前記第二光源は同時に機能する、請求項1記載のシステム。
- 前記第二光源は、前記第一光路と少なくとも部分的には同軸であるような第二光路を画定する、請求項1記載のシステム。
- 前記第二光源が、前記対象試料に対する前記第一光路の反射角を検出するための位置センサに向けられている、請求項1記載のシステム。
- 前記位置センサからの信号に応じ、前記反射角を変化させるように前記第一光路の位置が調整される、請求項7記載のシステム。
- 前記対象試料に対する前記第一光源の全内部反射が実質的に得られるように前記第一光路の位置が調整される、請求項8記載のシステム。
- 前記第一光源は約390nm〜約1550nmまでの波長を含む、請求項1記載のシステム。
- 前記第二光源は赤外光を含む、請求項1記載のシステム。
- 前記第一光源と前記第二光源のうち少なくとも一方は、レーザ、発光ダイオード、ランプからなる群の中から選択される、請求項1記載のシステム。
- 前記対象試料を画像化するための撮像装置をさらに備える、請求項1記載のシステム。
- 前記対象試料を分析するための第三光源をさらに備え、前記第三光源は、前記第一光路と少なくとも部分的に同軸であるような第三光路を画定する、請求項1記載のシステム。
- 前記第一光源と前記第三光源は同時に機能する、請求項14記載のシステム。
- 前記第二光源は前記第一光源の位置を継続的に監視する、請求項1記載のシステム。
- 単一分子蛍光現象の検出のための使用に適合された、請求項1記載のシステム。
- 光に基づく顕微鏡において全内部反射を実質的に保つための方法であって、
対象試料と交差させるための第一光線を供給するためのステップと、
前記第一光線の位置を決定するための第二光源を供給するステップと、
前記第二光線を位置センサに向けるステップと、
前記位置センサからの信号に応じて前記第一光線の位置を調整し、前記対象試料に対する前記第一光線の反射角を変化させ、実質的に全内部反射を保つようにするステップと、
を含む方法。 - 前記第一光線は少なくとも部分的には前記第二光線と同軸である、請求項18記載の方法。
- さらに構成要素として、前記第一光線の位置を継続的に監視し、それに応じて、実質的に全内部反射を保つために前記反射角を調整するステップを含む、請求項18記載の方法。
- 前記第一光線は対象分子の位置を検出する、請求項18記載の方法。
- 前記第一光源は約390nm〜約1550nmまでの波長を含む、請求項18記載の方法。
- 前記第二光源は赤外光を含む、請求項18記載の方法。
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