JP2008501639A - タンパク質を安定化、保護及び可溶化させるための方法及びキット - Google Patents
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Abstract
Description
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n(I)
上式で、
Gが末端グルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよい単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aが0〜4の整数であり;
Fが、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R2)の1つ又は複数の基で置換されていてよいフルクトシル単位であり;
R2がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つフルクトシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R2)基が存在する場合、R2基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく、
bが末端フルクトシル単位に関して0〜3及び0〜4の整数であり;
nが2〜499、好ましくは2〜249、2〜99、2〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式F(O−CO−NH−R2)bのそれぞれの単位が式F(O−CO−NH−R2)bの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.01〜3.0である化合物である。
[G(O−CO−NH−R1)a]n(II)
上式で、
Gがグルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよいグルコシル単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つそれぞれのグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aは末端グルコシル単位に関して0〜4、非分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜3、及び分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜2の整数であり;
nは3〜499、好ましくは3〜249、3〜99、3〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式G(O−CO−NH−R1)aのそれぞれの単位が式G(O−CO−NH−R1)aの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位当たりの平均置換度が0.01〜2.0であるグルコシドヒドロカルビル誘導体であることが好ましい。
G’(O−CO−NH−R1)b(III)
上式で、
G’がデンプン加水分解生成物分子のグルコシル単位を表し、デンプン加水分解生成物が1〜47の範囲のデキストロース当量(D.E.)を有し、
R1が前に定義したヒドロカルビル基であり、且つ
bがグルコシル単位当たりのカルバミン酸ヒドロカルビル基の数を表し、基の数は置換度(DS)、即ち式(IIa)のグルコシドヒドロカルビルウレタンのグルコシル単位当たりのヒドロカルビル置換基の平均数として一般的に表し、前記DS値が0.01〜2.0の範囲である単位から構成される式(IIa)のグルコシドヒドロカルビル誘導体である。
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n(I)
上式で、
Gが末端グルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよい単位であり;
R1が1〜25個の炭素原子を有する線状又は分枝鎖状の飽和又は不飽和ヒドロカルビル基であり、且つグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aが0〜4の整数であり;
Fが、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R2)の1つ又は複数の基で置換されていてよいフルクトシル単位であり;
R2が1〜25個の炭素原子を有する線状又は分枝鎖状の飽和又は不飽和ヒドロカルビル基であり、且つフルクトシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R2)基が存在する場合、R2基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
bが末端フルクトシル単位に関して0〜3及び0〜4の整数であり;
nが2〜499、好ましくは2〜249、2〜99、2〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式F(O−CO−NH−R2)bのそれぞれの単位が式F(O−CO−NH−R2)bの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.01〜3.0であるイヌリン誘導体を含む組成物を提供する。
[G(O−CO−NH−R1)a]n(II)
上式で、
Gがグルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよいグルコシル単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つそれぞれのグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aは末端グルコシル単位に関して0〜4、非分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜3、及び分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜2の整数であり;
nは3〜499、好ましくは3〜249、3〜99、3〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式G(O−CO−NH−R1)aのそれぞれの単位が式G(O−CO−NH−R1)aの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位当たりの平均置換度が0.01〜2.0であるグルコシドヒドロカルビル誘導体を含むことができる。
変性リゾチームの希釈中の、タンパク質の安定化及び保護、凝集の抑制
試験タンパク質、メンドリ卵白リゾチーム(Fluka、#62971)を、変性バッファー、8Mの尿素、0.1Mのトリス−HCl、32mMのDTT、pH8.2中に15mg/mlの濃度で溶かした。タンパク質は一晩4℃で変性させた。次いで変性タンパク質を、さまざまな濃度のInutec(登録商標)SP1(アルキル−イヌリン)を含む0.1mMのトリス−HCl、5mMのGSSG、pH8.2の溶液中に20倍に希釈した。室温で15分のインキュベーション後に492nmでの光の吸収(A492)により、溶液の濁度を測定することによって凝集を調べた。これらの結果は図1及び2中に示す。
変性クエン酸シンターゼの希釈中の、タンパク質の安定化及び保護、凝集の抑制
試験タンパク質、ブタ心臓のクエン酸シンターゼ(Sigma、#C3260)を、変性バッファー、8Mの尿素、0.1Mのトリス−HCl、32mMのDTT、pH8.2中に溶かした。この溶液を調製して、限外濾過装置(Vivaspin500PES、10kDaのMWCO、Fisher、#FDP875010X)を使用して最終濃度5mg/mlのタンパク質を得て、変性バッファーへのバッファー交換を実施した。タンパク質は一晩4℃で変性させた。次いで変性タンパク質を、さまざまな濃度のアルキル−イヌリンを含む0.1mMのトリス−HCl、5mMのGSSG、pH8.2の溶液中に20倍に希釈した。室温で15分のインキュベーション後に492nmでの光の吸収(A492)により、溶液の濁度を測定することによって凝集を調べた。これらの結果は図3及び4中に示す。
Claims (128)
- タンパク質を安定化させる方法であって、タンパク質と糖ポリマー誘導体を接触させ、前記糖ポリマー誘導体がα−、β−又はγ−シクロデキストリンではないことを特徴とする方法。
- タンパク質と糖ポリマー誘導体を水溶液中で接触させることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 乾燥、脱水、蒸発又は凍結乾燥によって水溶液を乾燥させることをさらに含む、請求項2に記載の方法。
- タンパク質を立体配座の変化に対して安定化させる、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- タンパク質が変性タンパク質である、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- タンパク質が原型の立体配座である、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質を変性に対して安定化させる、請求項6に記載の方法。
- タンパク質を凝集に対して安定化させる、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- タンパク質を分解に対して保護する、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- タンパク質を可溶化させる方法であって、タンパク質と糖ポリマー誘導体を接触させ、前記糖ポリマー誘導体がα−β−又はγ−シクロデキストリンではないことを特徴とする方法。
- 前記請求項のいずれかに記載の方法を含む、タンパク質のプロセシング法。
- タンパク質をフォールディングする方法を含むか又はそれからなる、請求項11に記載の方法。
- 1つ又は複数のタンパク質精製工程を含む、請求項11又は請求項12に記載の方法。
- 前記タンパク質精製工程が透析、ダイアフィルトレーション、限外濾過及びクロマトグラフィーからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
- 糖ポリマー誘導体の使用であって、前記糖ポリマー誘導体がα−、β−又はγ−シクロデキストリンではなく、凝集、立体配座の変化及び/又は分解に対してタンパク質を安定化させるための使用。
- 水溶液中でタンパク質を安定化させるための、請求項15に記載の使用。
- 乾燥形でタンパク質を安定化させるための、請求項15に記載の使用。
- 糖ポリマー誘導体の使用であって、前記糖ポリマー誘導体がα−、β−又はγ−シクロデキストリンではない、タンパク質を可溶化させるための使用。
- 糖ポリマー誘導体がエリトロース、トレオース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タゴトース、キシルロース及びリブロースからなる群から選択される1つ又は複数の糖を含む、前記請求項のいずれかに記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体がデキストラン、セルロース、アミロース、デンプン、プルラン、マンナン、キチン、キトサン、イヌリン、レバン、キシラン、シクロデキストリン又はシクロアミロースである、請求項19に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体が3個以上の単糖単位を含む環状糖ポリマー誘導体である、前記請求項のいずれかに記載の方法又は使用。
- 環状糖ポリマー誘導体がグルコサンである、請求項21に記載の方法又は使用。
- 環状糖ポリマー誘導体がシクロデキストリン誘導体である、請求項21又は22に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体のモル濃度がタンパク質のモル濃度の約10〜約10,000倍の範囲にある、請求項21から23までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体が3個以上の単糖単位を含む線状又は分枝状糖ポリマー誘導体である、請求項1から20までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体がフルクトサン又はグルコサンである、請求項25に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体がイヌリン誘導体である、請求項26に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体がグルコシド誘導体である、請求項26に記載の方法又は使用。
- イヌリン誘導体又はグルコシド誘導体が約3〜約500、約3〜約250、約3〜約100、約3〜約50、約10〜約50、約15〜約40、又は約20〜約30の重合度を有する、請求項28に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体が1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、前記請求項のいずれかに記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体が、1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基及びアルキニル基、1〜25個の炭素原子を有するハロアルキル基、3〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、6〜14個の炭素原子を有するアリール基、6〜14個の炭素原子を有する1つ又は複数のアリール基で置換された1〜25個の炭素原子を有するアルキル基を含むアラルキル基、2〜25個の炭素原子を有する脂肪酸基並びに1〜25個の炭素原子を有するポリオールからなる群から選択される1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、前記請求項のいずれかに記載の方法又は使用。
- 1つ又は複数の無極性ヒドロカルビル基が、1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、並びに2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基及びアルキニル基から選択される、請求項30又は請求項31に記載の方法又は使用。
- 無極性ヒドロカルビル基が1〜25個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項30から32までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- 無極性ヒドロカルビル基が2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基又はアルキニル基である、請求項30から33までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- 糖ポリマー誘導体がイヌリン誘導体であるとき、糖単位当たりの平均置換度が0.01〜3.0である、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- イヌリン誘導体とタンパク質を接触させることを特徴とする、請求項1に記載のタンパク質を安定化させる方法。
- タンパク質とイヌリン誘導体を水溶液中で接触させることを特徴とする、請求項36に記載の方法。
- 乾燥、脱水、蒸発又は凍結乾燥によって溶液を乾燥させることをさらに含む、請求項37に記載の方法。
- タンパク質を立体配座の変化に対して安定化させる、請求項36から38までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質が変性タンパク質である、請求項36から39までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質が原型の立体配座である、請求項36から39までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質を変性に対して安定化させる、請求項41に記載の方法。
- タンパク質を凝集に対して安定化させる、請求項36から42までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質を分解に対して保護する、請求項36から43までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質とイヌリン誘導体を接触させることを特徴とする、タンパク質を可溶化させる方法。
- 非原型配置のタンパク質を安定化させるための方法であって、非原型立体配座のタンパク質を含む水溶液に、タンパク質のフォールディングを阻害するのに充分な濃度のイヌリン誘導体を提供することを含む方法。
- 原型立体配座のタンパク質を安定化させるための方法であって、原型立体配座のタンパク質を含む水溶液に、原型立体配座のタンパク質を維持するのに充分な濃度のイヌリン誘導体を提供することを含む方法。
- 乾燥、脱水、蒸発又は凍結乾燥によりこのようにして得られた溶液を乾燥させることをさらに含む、請求項47又は請求項48に記載の方法。
- イヌリン誘導体の濃度がタンパク質のモル濃度の約0.1〜約1000倍の範囲にある、請求項36から48までのいずれか一項に記載の方法。
- イヌリン誘導体が約0.002mg/ml〜100mg/mlの濃度で存在する、請求項36から49までのいずれか一項に記載の方法。
- 請求項36から50までのいずれか一項に記載の方法を含む、タンパク質のプロセシング法。
- タンパク質をフォールディングする方法を含む、請求項51に記載の方法。
- 1つ又は複数のタンパク質精製工程を含む、請求項51又は請求項52に記載の方法。
- 前記タンパク質精製工程が透析、ダイアフィルトレーション、限外濾過及びクロマトグラフィーからなる群から選択される、請求項53に記載の方法。
- 立体配座の変化及び/又は分解に対してタンパク質を安定化させるためのイヌリン誘導体の使用。
- 水溶液中でタンパク質を安定化させるための、請求項55に記載の使用。
- 乾燥形でタンパク質を安定化させるための、請求項55又は請求項56に記載の使用。
- イヌリン誘導体が約3〜500、3〜250又は3〜100、好ましくは3〜50、より好ましくは10〜50、さらにより好ましくは15〜40、さらに好ましくは20〜30の重合度を有する、請求項36から57までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- イヌリン誘導体が1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、請求項36から58までのいずれか一項に記載の方法。
- イヌリン誘導体が、線状アルキル誘導体、分枝状アルキル誘導体、芳香族基、ポリオール及び脂肪酸からなる群から選択される1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、請求項59に記載の方法。
- イヌリン誘導体が式(I)の化合物であって、
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n(I)
上式で、
Gが末端グルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよい単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択され、且つグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aが0〜4の整数であり;
Fが、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R2)の1つ又は複数の基で置換されていてよいフルクトシル単位であり;
R2がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基を含む群から選択され、且つフルクトシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R2)基が存在する場合、R2基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
bが末端フルクトシル単位に関して0〜3及び0〜4の整数であり、
nが2〜499、好ましくは2〜249、2〜99、2〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式F(O−CO−NH−R2)bのそれぞれの単位が式F(O−CO−NH−R2)bの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく、且つ
グルコシル単位又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.01〜3.0である化合物である、請求項36から60までのいずれか一項に記載の方法。 - 基R1及びR2がそれぞれ、1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、並びに2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基及びアルキニル基から選択される、請求項61に記載の方法。
- 1つ又は複数の基R1及びR2が1〜25個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項61又は請求項62に記載の方法。
- 1つ又は複数の基R1及びR2が2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基又はアルキニル基である、請求項61から63までのいずれか一項に記載の方法。
- アルキル基R1及びR2がそれぞれ、1〜25個の炭素原子を有する線状アルキル基又は3〜25個の炭素原子を有する分枝状アルキル基である、請求項61に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が1つ又は複数のハロゲン原子を有するハロアルキル基である、請求項61から65までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がシクロアルキル基である、請求項61から66までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアリール基である、請求項61から67までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアラルキル基である、請求項61から68までのいずれか一項に記載の方法。
- グルコシル単位又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.02〜1.0である、請求項61から69までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(I)の化合物が多分散系の線状又はわずかに分枝状のイヌリンN−アルキルウレタンである、請求項61から70までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(I)の化合物がイヌリンN−n−カルバミン酸オクチル、イヌリンN−n−カルバミン酸ドデシル、及びイヌリンN−n−カルバミン酸オクタデシルからなる群から選択される、請求項61から71までのいずれか一項に記載の方法。
- イヌリン誘導体がInutec(登録商標)SP1である、請求項58から60までのいずれか一項に記載の方法。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体とタンパク質を接触させることを特徴とする、請求項1に記載のタンパク質を安定化させるための方法。
- タンパク質とグルコシドヒドロカルビル誘導体を水溶液中で接触させることを特徴とする、請求項74に記載の方法。
- 乾燥、脱水、蒸発又は凍結乾燥によって溶液を乾燥させることをさらに含む、請求項75に記載の方法。
- タンパク質を立体配座の変化に対して安定化させる、請求項74から76までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質が変性タンパク質である、請求項74から77までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質が原型の立体配座である、請求項74から77までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質を変性に対して安定化させる、請求項79に記載の方法。
- タンパク質を凝集に対して安定化させる、請求項74から80までのいずれか一項に記載の方法。
- タンパク質を分解に対して保護する、請求項74から80までのいずれか一項に記載の方法。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体とタンパク質を接触させることを特徴とする、タンパク質を可溶化させる方法。
- 非原型配置のタンパク質を安定化させるための方法であって、非原型立体配座のタンパク質を含む水溶液に、タンパク質のフォールディングを阻害するのに充分な濃度のグルコシドヒドロカルビル誘導体を提供することを含む方法。
- 原型立体配座のタンパク質を安定化させるための方法であって、原型立体配座のタンパク質を含む水溶液に、原型立体配座のタンパク質を維持するのに充分な濃度のグルコシドヒドロカルビル誘導体を提供することを含む方法。
- 乾燥、脱水、蒸発又は凍結乾燥によりこのようにして得られた溶液を乾燥させることをさらに含む、請求項84又は請求項85に記載の方法。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体の濃度がタンパク質のモル濃度の約0.1〜約1000倍の範囲にある、請求項74から86までのいずれか一項に記載の方法。
- イヌリン誘導体が約0.002mg/ml〜100mg/mlの濃度で存在する、請求項74から87までのいずれか一項に記載の方法。
- 請求項74から88までのいずれか一項に記載の方法を含む、タンパク質のプロセシング法。
- タンパク質をフォールディングする方法を含む、請求項89に記載の方法。
- 1つ又は複数のタンパク質精製工程を含む、請求項89又は請求項90に記載の方法。
- 前記タンパク質精製工程が透析、ダイアフィルトレーション、限外濾過及びクロマトグラフィーからなる群から選択される、請求項91に記載の方法。
- 立体配座の変化及び/又は分解に対してタンパク質を安定化させるための、グルコシドヒドロカルビル誘導体の使用。
- 水溶液中でタンパク質を安定化させるための、請求項90に記載の使用。
- 乾燥形でタンパク質を安定化させるための、請求項93又は請求項94に記載の使用。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体が約3〜500、3〜250又は3〜100、好ましくは3〜50、より好ましくは10〜50、さらにより好ましくは15〜40、さらに好ましくは20〜30の重合度を有する、請求項74から95までのいずれか一項に記載の方法又は使用。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体が1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、請求項74から96までのいずれか一項に記載の方法。
- グルコシドヒドロカルビル誘導体が、1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、2〜25個の炭素原子を有するアルケニル基及びアルキニル基、1〜25個の炭素原子を有するハロアルキル基、3〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル基、6〜14個の炭素原子を有するアリール基、6〜14個の炭素原子を有する1つ又は複数のアリール基で置換された1〜25個の炭素原子を有するアルキル基を含むアラルキル基、2〜25個の炭素原子を有する脂肪酸基並びに1〜25個の炭素原子を有するポリオールからなる群から選択される1つ又は複数の型の無極性ヒドロカルビル基によって誘導体化される、請求項97に記載の方法。
- 糖ポリマー誘導体が式(II)のグルコシドヒドロカルビル誘導体であって、
[G(O−CO−NH−R1)a]n(II)
上式で、
Gがグルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよいグルコシル単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つそれぞれのグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aは末端グルコシル単位に関して0〜4、非分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜3、及び分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜2の整数であり;
nは3〜499、好ましくは3〜249、3〜99、3〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式G(O−CO−NH−R1)aのそれぞれの単位が式G(O−CO−NH−R1)aの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位当たりの平均置換度が0.01〜2.0であるグルコシドヒドロカルビル誘導体である、請求項74から98までのいずれか一項に記載の方法。 - 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が1〜25個の炭素原子を有する線状アルキル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルキル基から選択されるアルキル基である、請求項99に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が2〜25個の炭素原子を有する線状アルケニル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルケニル基から選択されるアルケニル基である、請求項99又は請求項100に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が2〜25個の炭素原子を有する線状アルキニル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルケニル基から選択されるアルキニル基である、請求項99から101までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が1つ又は複数のハロゲン原子を有するハロアルキル基である、請求項99から102までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がシクロアルキル基である、請求項99から103までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアリール基である、請求項99から104までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアラルキル基である、請求項99から105までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、グルコシル単位当たりの平均置換度が0.02〜1.0である、請求項99から106までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物が多分散系の線状又は分枝状のグルコシドN−ヒドロカルビルウレタンである、請求項99から107までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物がデンプン加水分解生成物のヒドロカルビルウレタンである、請求項108に記載の方法。
- 式(II)の化合物が式(III)の単位であって、
G’(O−CO−NH−R1)b(III)
上式で、
G’がデンプン加水分解生成物分子のグルコシル単位を表し、デンプン加水分解生成物が1〜47の範囲のデキストロース当量(D.E.)を有し、
R1が前に定義したヒドロカルビル基であり、且つ
bがグルコシル単位当たりのカルバミン酸ヒドロカルビル基の数を表し、基の数は置換度(DS)、即ち式(IIa)のグルコシドヒドロカルビルウレタンのグルコシル単位当たりのヒドロカルビル置換基の平均数として一般的に表し、前記DS値が0.01〜2.0の範囲である単位から構成されるグルコシドヒドロカルビル誘導体である、請求項109に記載の方法。 - 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が1〜25個の炭素原子を有する線状アルキル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルキル基から選択されるアルキル基である、請求項110に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が2〜25個の炭素原子を有する線状アルケニル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルケニル基から選択されるアルケニル基である、請求項110又は請求項111に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が2〜25個の炭素原子を有する線状アルキニル基、及び3〜25個の炭素原子を有する分枝鎖状アルケニル基から選択されるアルキニル基である、請求項110から112までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基が1つ又は複数のハロゲン原子を有するハロアルキル基である、請求項110から113までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数の前記R1基がシクロアルキル基である、請求項110から114までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアリール基である、請求項110から115までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、1つ又は複数のR1基がアラルキル基である、請求項110から116までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物中において、DS値が0.02〜1.0である、請求項110から117までのいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1から118までのいずれか一項に記載の方法又は使用を実施するためのキット。
- 1つ又は複数の式(I)のイヌリン誘導体及び/或いは1つ又は複数の式(II)のグルコシドヒドロカルビル誘導体を含む、請求項119に記載のキット。
- タンパク質、及び式(I)のイヌリン誘導体であって、
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n(I)
上式で、
Gが末端グルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよい単位であり;
R1が1〜25個の炭素原子を有する線状又は分枝鎖状の飽和又は不飽和ヒドロカルビル基であり、且つグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aが0〜4の整数であり;
Fが、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R2)の1つ又は複数の基で置換されていてよいフルクトシル単位であり;
R2が1〜25個の炭素原子を有する線状又は分枝鎖状の飽和又は不飽和ヒドロカルビル基であり、且つフルクトシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R2)基が存在する場合、R2基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
bが末端フルクトシル単位に関して0〜3及び0〜4の整数であり;
nが2〜499、好ましくは2〜249、2〜99、2〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式F(O−CO−NH−R2)bのそれぞれの単位が式F(O−CO−NH−R2)bの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.01〜3.0であるイヌリン誘導体を含む組成物。 - 式(I)の化合物が多分散系の線状又はわずかに分枝状のイヌリンN−アルキルウレタンである、請求項121に記載の組成物。
- 式(I)の化合物がイヌリンN−n−カルバミン酸オクチル、イヌリンN−n−カルバミン酸ドデシル、及びイヌリンN−n−カルバミン酸オクタデシルからなる群から選択される、請求項121又は請求項122に記載の組成物。
- タンパク質、及び式(II)のグルコシドヒドロカルビル誘導体であって、
[G(O−CO−NH−R1)a]n(II)
上式で、
Gがグルコシル単位であって、その1つ又は複数のヒドロキシル基が式(O−CO−NH−R1)の1つ又は複数の基で置換されていてよいグルコシル単位であり;
R1がアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であり、且つそれぞれのグルコシル単位上に2個以上の(O−CO−NH−R1)基が存在する場合、R1基はそれぞれ同じであるか又は異なってよく;
aは末端グルコシル単位に関して0〜4、非分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜3、及び分枝状、非末端グルコシル単位に関して0〜2の整数であり;
nは3〜499、好ましくは3〜249、3〜99、3〜49、9〜49、14〜39、19〜29、又は19〜24の整数であり、
式G(O−CO−NH−R1)aのそれぞれの単位が式G(O−CO−NH−R1)aの任意の他の単位と同じであるか又は異なってよく;且つ
グルコシル単位当たりの平均置換度が0.01〜2.0であるグルコシドヒドロカルビル誘導体を含む組成物。 - イヌリン誘導体又はグルコシドヒドロカルビル誘導体のモル濃度が、タンパク質のモル濃度の約0.1〜約1000倍の範囲にある、請求項120から124までのいずれか一項に記載の組成物。
- 水溶液である、請求項120から125までのいずれか一項に記載の組成物。
- 乾燥形である、請求項120から125までのいずれか一項に記載の組成物。
- 医薬組成物である、請求項120から127までのいずれか一項に記載の組成物。
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