JP2008501314A - 線状又は分枝状糖ポリマーの存在下でタンパク質を折り畳むための方法及びキット - Google Patents
線状又は分枝状糖ポリマーの存在下でタンパク質を折り畳むための方法及びキット Download PDFInfo
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Abstract
Description
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n (I)
(式中、Gは末端グルコシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R1)の1個又は複数の基で置換することができ;
R1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基を含む群から選択され、複数の(O−CO−NH−R1)基がグルコシル単位上にある場合、各R1基は同じでも異なってもよく;
aは、0から4の整数であり;
Fはフルクトシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R2)の1個又は複数の基で置換することができ;
R2は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基を含む群から選択され、複数の(O−CO−NH−R1)基がグルコシル単位上にある場合、各R1基は同じでも異なってもよく、複数の(O−CO−NH−R2)基がフルクトシル単位上にある場合、各R2基は同じでも異なってもよく;
bは、0から3の整数であり、末端フルクトシル単位の場合は0から4の整数であり;
nは、2から499の整数であり、好ましくは2から249であり、より好ましくは2から99であり、なおより好ましくは2から49であり、さらに好ましくは9から49であり、なおさらに好ましくは14から39であり、最も好ましくは19〜24であり;
式F(O−CO−NH−R2)bの各単位は同じでよく、又は任意のその他の式F(O−CO−NH−R2)bの単位と異なってもよく;
グルコシル又はフルクトシル単位当たりの平均置換度は0.01から3.0である。)
[G(O−CO−NH−R1)a]n (II)
(式中、Gは末端グルコシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R1)の1個又は複数の基で置換することができ;
R1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であって、複数の(O−CO−NH−R1)基が各グルコシル単位上にある場合、各R1基は同じでも異なってもよく;
aは、末端グルコシル単位の場合は0から4の整数であり、非分枝状の非末端グルコシル単位の場合は0から3の整数であり、分子状の非末端グルコシル単位の場合は0から2の整数であり;
nは、3から499の整数であり、好ましくは3から249、3から99、3から49、9から49、14から39、19から29、又は19から24の整数であり;
式G(O−CO−NH−R1)aの各単位は同じでよく、又は任意のその他の式G(O−CO−NH−R1)aの単位と異なってもよく;
グルコシル単位当たりの平均置換度は0.01から2.0である。)
G’(O−CO−NH−R1)b (III)
(式中、G’は、デンプン加水分解物分子のグルコシル単位であって、このデンプン加水分解物が1から47に及ぶデキストロース当量(D.E.)を有するものを表し、
R1は、上記にて定義されたヒドロカルビル基であり、
bは、グルコシル単位当たりのヒドロカルビルカルバメート基の数を表し、この数は、一般に置換度(DS)として表され、即ち式(IIa)のグルコシドヒドロカルビルウレタンのグルコシル単位当たりのヒドロカルビル置換基の平均数として表され、前記DS値は0.01から2.0に及ぶものである。)
イヌリン(Inutec N(登録商標)25)を使用したリゾチームの再折畳み
リゾチーム(Fluka 62971)を、1mM EDTAと、8M尿素と、32mM DTTとを含有するpH8.1の100mM トリス−HCl緩衝液中で、4℃で一晩変性させた。変性したタンパク質(5.0から20.0mg/ml)を、再折畳み緩衝液(67mMトリス、5mM酸化グルタチオン、pH6.5)中に20倍希釈した。サンプルの半分では、再折畳み緩衝液が10mg/mlのイヌリン(Inutec N25、Orafti)も含有していた。反応は、96ウェルマイクロプレートのウェルで行った。
アルキルイヌリン誘導体を使用した炭酸脱水酵素(CAB)の再折畳み
炭酸脱水酵素(Sigma C−3934)を、8M尿素及び32mM DTTを含有するpH7.8の50mMトリス−硫酸緩衝液中で、4℃で一晩変性させた。変性したタンパク質(2.5〜10.0mg/ml)を、再折畳み緩衝液(67mMリン酸ナトリウム、pH7.0、様々な濃度のアルキル−イヌリン誘導体(Inutec(登録商標)SP1、アルキル−イヌリン又はSP1とも呼ぶ)を含有する)中に20倍希釈することによって再び折り畳み、室温で2時間インキュベートした。炭酸脱水酵素活性を、パラ−ニトロフェノールアッセイを使用して決定し、既知の濃度の天然炭酸脱水酵素の標準物質を使用して作成した標準曲線と比較した。再折畳みがなされたタンパク質サンプル(又は標準物質)を、pH7.8のトリス−硫酸緩衝液で10倍希釈した。パラ−ニトロフェノールを、1:1の水とエタノールの溶液中に溶解して、10mMの濃度にした。次いでパラ−ニトロフェノール溶液5体積%を、希釈した各タンパク質サンプルに添加し、405nmでの吸光度の増加を測定した。凝集レベルを、再折畳みがなされたタンパク質溶液の濁度(492nmでの吸光度)を測定することによって評価した。
アルキルイヌリン誘導体を使用したリゾチームの再折畳み
リゾチーム(Fluka 62971)を、1mM EDTA、8M尿素、及び32mM DTTを含有するpH8.1の100mMトリス−HCl緩衝液中で、4℃で一晩変性させた。変性したタンパク質(5.0から20.0mg/ml)を、再折畳み緩衝液(100mMトリス、1mM EDTA、5mM酸化グルタチオン、pH8.1)中に20倍希釈することによって再び折り畳んだ。次いでサンプルを室温で24時間インキュベートして、再折畳みを可能にした。リゾチーム活性を、ミクロコッカスリソデイクティカス(Sigma M−3770)溶液の濁度低下の初期線形速度(492nmでの吸収)を測定することによって決定した。ミクロコッカス濃度は、pH6.25の67mMリン酸ナトリウム緩衝液中、0.75mg/mlであった。ミクロコッカス溶液を、再折畳みがなされたリゾチームを含有する溶液と10:1の割合で混合した(例えば、200μlのミクロコッカス溶液、20μlの再折畳みがなされたリゾチーム溶液)。天然リゾチームの標準物質を使用して、再折畳み収率を計算するための標準曲線を作成した。
アルキルイヌリン誘導体を使用したクエン酸シンターゼの再折畳み
クエン酸シンターゼ(Sigma C−3260)を、8M尿素及び13mM DTTを含有するpH7.0の67mMリン酸ナトリウム緩衝液中、4℃で一晩変性させた。変性したタンパク質(1.0mg/ml)を、再折畳み緩衝液(67mMリン酸ナトリウム、pH7.5、様々な濃度のアルキル−イヌリンを含有する)中に20倍希釈することによって再び折り畳み、様々な長さの時間にわたって4℃で、室温(約25℃)で、又は37℃でインキュベートし、任意選択で後にβ−シクロデキストリンを再折畳み混合物中に添加した。β−シクロデキストリンの添加は、2.5mg/mLの最終β−シクロデキストリン濃度が得られるように、12.5mg/mLの溶液を20体積%添加することによって行った。再折畳みがなされたクエン酸シンターゼの活性は、5,5’−ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)(DTNB)によってアセチル−CoAとオキサロアセテートとを縮合した後に遊離CoAの検出を決定するためのアッセイを使用して、405nmでの吸光度の増加によりモニタを行った。分析前に、各タンパク質サンプルを脱イオン水で20倍希釈した。次いで希釈したタンパク質サンプルを、活性アッセイ反応混合物と1:20の割合で接触させた(例えば、希釈したタンパク質溶液を5μl、反応混合物を100μl)。活性アッセイ反応混合物は、pH7.6の100mMトリス−HCl緩衝液、0.135mMアセチル−CoA、0.12mM DTNB、及び0.5mMオキサロアセテートからなるものであった。再折畳み収率を、天然のクエン酸シンターゼサンプルと比較することによって計算した。
Claims (88)
- 非天然構造のタンパク質と、3個以上の糖単位を含んだ1種又は複数の線状又は分枝状糖ポリマー或いはその誘導体との水溶液を提供することと、タンパク質の折畳みが可能になるように前記溶液をインキュベートすることを含む、タンパク質を折り畳むための方法。
- 前記1種又は複数の糖ポリマー及び/又は糖ポリマー誘導体が、0.005mg/mlから50mg/mlの濃度で存在する、請求項1に記載の方法。
- 前記1種又は複数の糖ポリマー及び/又は糖ポリマー誘導体が、0.002mg/mlから20mg/mlの濃度で存在する、請求項1に記載の方法。
- インキュベーションを、約0℃から約45℃の温度で実施する、請求項1から3までのいずれか一項に記載の方法。
- さらなるインキュベーションを、前記第1のインキュベーションの温度よりも高く且つ約20℃から約45℃である温度で実施する、請求項4に記載の方法。
- 希釈、透析による緩衝剤交換、ダイアフィルトレーション、濾過、沈殿、及び/又はクロマトグラフィ法によって、前記1種又は複数の糖ポリマー及び/又は糖ポリマー誘導体を除去することをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記1種又は複数の糖ポリマー及び/又は糖ポリマー誘導体を、タンパク質の再折畳み中及び/又は再折畳み後に除去する、請求項6に記載の方法。
- タンパク質の再折畳み後、分解によって、前記1種又は複数の糖ポリマー及び糖ポリマー誘導体を除去することをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 分解が酵素分解によるものである、請求項8に記載の方法。
- キチン、キトサン、シクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体、シクロアミロース、シクロアミロース誘導体、疎水性樹脂、及び/又は疎水性ゲルの1種又は複数が前記溶液中に含まれる、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- キチン、キトサン、シクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体、シクロアミロース、シクロアミロース誘導体、疎水性樹脂、及び/又は疎水性ゲルの1種又は複数を、タンパク質の再折畳み中及び/又は再折畳み後に前記溶液中から除去するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- シクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体、或いはシクロデキストリン及び/又はシクロデキストリン誘導体の混合物が前記溶液に含まれる、請求項1から9までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記シクロデキストリン及び/又はシクロデキストリン誘導体を、タンパク質の折畳み中及び/又は折畳み後に前記溶液から除去するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
- 前記シクロデキストリン及び/又はシクロデキストリン誘導体の除去が、分解によるものである、請求項13に記載の方法。
- 前記シクロデキストリン及び/又はシクロデキストリン誘導体の除去が、酵素分解によるものである、請求項14に記載の方法。
- 酵素分解が、シクロマルトデキストリナーゼ(Cdase、EC 3.2.1.54)、ネオプルラナーゼ(Npase、EC 3.2.1.135)、及び糖化アミラーゼ(Mase、EC 3.2.1.133)を含む群から選択された1種又は複数の酵素を使用して実施される、請求項15に記載の方法。
- 前記シクロデキストリン及び/又はその誘導体の除去が、沈殿、希釈、透析による緩衝剤交換、ダイアフィルトレーション、濾過、及び/又はクロマトグラフ法によるものである、請求項13から16までのいずれか一項に記載の方法。
- 1種又は複数のキチン、キチン誘導体、キトサン、キトサン誘導体が前記溶液中に含まれる、請求項1から9までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記キチン、キチン誘導体、キトサン、及び/又はキトサン誘導体を、タンパク質の折畳み中及び/又は折畳み後に前記溶液から除去することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
- 前記キチン、キチン誘導体、キトサン、及び/又はキトサン誘導体の1種又は複数の除去が、分解によるものである、請求項18に記載の方法。
- 除去が酵素分解によるものである、請求項20に記載の方法。
- 酵素分解が、キチナーゼ(EC 3.2.1.14)、リゾチーム(EC 3.2.1.17)、キトサナーゼ(EC 3.2.1.132)、及びβ−N−アセチルヘキソサミニダーゼ(EC 3.2.1.52)を含む群から選択された1種又は複数の酵素を使用して実施される、請求項21に記載の方法。
- キチン、キチン誘導体、キトサン、及び/又はキトサン誘導体の除去が、沈殿、希釈、透析による緩衝剤交換、ダイアフィルトレーション、濾過、及び/又はクロマトグラフ法によるものである、請求項19から22までのいずれか一項に記載の方法。
- 非天然構造のタンパク質の水溶液が得られるよう、タンパク質を変性させ且つ/又は凝集したタンパク質及び/又は封入体を溶解するために、前記方法の前にカオトロープ、界面活性剤、及び/又は還元剤を使用する、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記カオトロープが、塩酸グアニジン及び/又は尿素の1種又は複数である、請求項34に記載の方法。
- 前記還元剤が、ジチオトレイチオール、ジチオエリスリトール、β−メルカプトエタノール、及びトリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩(TCEP.HCl)の1種又は複数である、請求項34又は請求項35に記載の方法。
- 前記界面活性剤が、陰イオン界面活性剤(例えばラウロイルサルコシン、SDS)、陽イオン界面活性剤(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB))、非イオン性界面活性剤(例えばTriton X100、Tween60(ソルビタン)、ドデシルマルトシド)、及び/又は両性界面活性剤(例えばCHAPS)の1種又は複数である、請求項34から36までのいずれか一項に記載の方法。
- カオトロープ、界面活性剤、及び/又は還元剤の濃度を、希釈、又は透析による緩衝剤交換、ダイアフィルトレーション、濾過、沈殿、及び/又はクロマトグラフ法によって低下させる、請求項34から37までのいずれか一項に記載の方法。
- カオトロープ、界面活性剤、及び/又は還元剤の濃度を、タンパク質を折り畳むための方法の前に、開始時に、又はその方法の実施中に低下させる、請求項38に記載の方法。
- ジスルフィドシャッフリング剤が前記折畳み溶液中に含まれる、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記ジスルフィドシャッフリング剤が、還元又は酸化グルタチオン、システイン、システインイソメラーゼ、又はジスルフィドイソメラーゼを含む群から選択される、請求項40に記載の方法。
- 前記又は新たな糖ポリマー及び/又は糖ポリマー誘導体が、イヌリン又はイヌリン誘導体或いはイヌリン及び/又はイヌリン誘導体の混合物である、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記又は新たなイヌリン又はイヌリン誘導体が、約3から500の重合度を有する、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記糖ポリマー誘導体が、1種又は複数タイプの無極性ヒドロカルビル基により誘導体化されたイヌリン誘導体である、前記請求項のいずれかに記載の方法。
- 前記イヌリン誘導体が、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基を含む群から選択された1種又は複数タイプの無極性ヒドロカルビル基により誘導体化される、請求項42から44までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記又は新たなイヌリン又はイヌリン誘導体が式(I)の化合物である、請求項42から45までのいずれか一項に記載の方法
G(O−CO−NH−R1)a−[F(O−CO−NH−R2)b]n (I)
(式中、Gは末端グルコシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R1)の1個又は複数の基で置換することができ;
R1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基を含む群から選択され、複数の(O−CO−NH−R1)基がグルコシル単位上にある場合、各R1基は同じでも異なってもよく;
aは、0から4の整数であり;
Fはフルクトシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R2)の1個又は複数の基で置換することができ;
R2は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基を含む群から選択され、複数の(O−CO−NH−R2)基がフルクトシル単位上にある場合、各R2基は同じでも異なってもよく;
bは、0から3の整数であり、末端フルクトシル単位の場合は0から4の整数であり;
nは、2から499の整数であり、好ましくは2から249、2から99、2から49、9から49、14から39、又は19から24であり;
式F(O−CO−NH−R2)bの各単位は同じでよく、又は任意のその他の式F(O−CO−NH−R2)bの単位と異なってもよく;
グルコシル又はフルクトシル単位当たりの平均置換度は0.01から3.0である)。 - 基R1及びR2のそれぞれが、1から25個の炭素原子を有するアルキル基と、2から25個の炭素原子を有するアルケニル及びアルキニル基とから選択される、請求項46に記載の方法。
- 基R1及びR2の1種又は複数が、1から25個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項46又は請求項47に記載の方法。
- 基R1及びR2の1種又は複数が、2から25個の炭素原子を有するアルケニル又はアルキニル基である、請求項46から48までのいずれか一項に記載の方法。
- アルキル基R1及びR2のそれぞれが、1から25個炭素原子を有する線状アルキル基又は3から25個の炭素原子を有する分枝状アルキル基である、請求項46に記載の方法。
- グルコシル又はフルクトシル単位当たりの平均置換度が0.01から2.0である、請求項46から50までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(I)の化合物が、多分散系の線状又はわずかに分枝状のイヌリンN−アルキルウレタンである、請求項46から51までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(I)の化合物が、イヌリンN−n−オクチル−カルバメート、イヌリンN−n−ドデシルカルバメート、及びイヌリンN−n−オクタデシルカルバメートからなる群から選択される、請求項46から52までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記イヌリン誘導体がInutec(登録商標)SP1である、請求項42から45までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記又は新たな糖ポリマー又は糖ポリマー誘導体がグルコシドである、請求項1から41までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記又は新たな糖ポリマー誘導体が、式(II)のグルコシドヒドロカルビル誘導体である、請求項1から41までのいずれか一項に記載の方法
[G(O−CO−NH−R1)a]n (II)
(式中、Gはグルコシル単位であって、その1個又は複数のヒドロキシル基を式(O−CO−NH−R1)の1個又は複数の基で置換することができ;
R1は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、及びアラルキル基からなる群から選択されるヒドロカルビル基であって、複数の(O−CO−NH−R1)基が各グルコシル単位上にある場合、各R1基は同じでも異なってもよく;
aは、末端グルコシル単位の場合は0から4の整数であり、非分枝状の非末端グルコシル単位の場合は0から3の整数であり、分子状の非末端グルコシル単位の場合は0から2の整数であり;
nは、3から499の整数であり、好ましくは3から249、3から99、3から49、9から49、14から39、19から29、又は19から24の整数であり;
式G(O−CO−NH−R1)aの各単位は同じでよく、又は任意のその他の式G(O−CO−NH−R1)aの単位と異なってもよく;
グルコシル単位当たりの平均置換度は0.01から2.0である)。 - 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、1から25個の炭素原子を有する線状アルキル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルキル基とから選択されたアルキル基である、請求項56に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、2から25個の炭素原子を有する線状アルケニル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルケニル基とから選択されたアルケニル基である、請求項56又は請求項57に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、2から25個の炭素原子を有する線状アルキニル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルケニル基とから選択されたアルキニル基である、請求項56から58までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数が、1個又は複数のハロゲン原子を有するハロアルキル基である、請求項56から59までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数がシクロアルキル基である、請求項56から60までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数がアリール基である、請求項56から61までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数がアラルキル基である、請求項56から62までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、グルコシル単位当たりの平均置換度が0.02から1.0である、請求項56から63までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物は、多分散系の線状又は分枝状グルコシドN−ヒドロカルビルウレタンである、請求項56から64までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物は、デンプン加水分解物のヒドロカルビルウレタンである、請求項65に記載の方法。
- 式(II)の化合物が、式(III)の単位からなるグルコシドヒドロカルビル誘導体である、請求項65に記載の方法
G’(O−CO−NH−R1)b (III)
(式中、G’は、デンプン加水分解物分子のグルコシル単位であって、前記デンプン加水分解物が1から47に及ぶデキストロース当量(D.E.)を有するものを表し、
R1は、上記にて定義されたヒドロカルビル基であり、
bは、グルコシル単位当たりのヒドロカルビルカルバメート基の数を表し、前記数は、一般に置換度(DS)として表され、即ち式(IIa)のグルコシドヒドロカルビルウレタンのグルコシル単位当たりのヒドロカルビル置換基の平均数として表され、前記DS値は0.01から2.0に及ぶものである)。 - 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、1から25個の炭素原子を有する線状アルキル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルキル基とから選択されたアルキル基である、請求項67に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、2から25個の炭素原子を有する線状アルケニル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルケニル基とから選択されたアルケニル基である、請求項67又は請求項68に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、1個又は複数のR1基が、2から25個の炭素原子を有する線状アルキニル基と、3から25個の炭素原子を有する分枝鎖アルケニル基とから選択されたアルキニル基である、請求項67から69までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数が、1個又は複数のハロゲン原子を有するハロアルキル基である、請求項67から70までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、前記R1基の1個又は複数がシクロアルキル基である、請求項67から71までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数がアリール基である、請求項67から72までのいずれか一項に記載の方法。
- 式(II)の前記化合物では、R1基の1個又は複数がアラルキル基である、請求項67から73までのいずれか一項に記載の方法。
- DS値が0.03から0.3である、請求項56から74までのいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1から76までのいずれか一項に記載の方法を実施するために設計され又は前記方法を実施するのに適切なキットであって、任意選択で前記キットを使用するための取扱い説明書と共に在るキット。
- 1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体、及び/又は1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を含む、請求項76に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内に、1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体、及び/又は1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を含む、請求項76又は請求項77に記載のキット。
- 第1の1個又は複数の容器内に、1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体、及び/又は1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を、第2の1個又は複数の容器内に、シクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体、シクロアミロース、シクロアミロース誘導体、キチン、キチン誘導体、キトサン、キトサン誘導体、疎水性樹脂、及び/又は疎水性ゲルの1種又は複数を、任意選択で前記キットを使用するための取扱い説明書と一緒に含む、請求項1から54までのいずれか一項に記載の方法を実施するためのキット。
- イヌリン及び/又はイヌリン誘導体或いはグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合しているピペットチップ、遠心分離管、樹脂、ゲル、ビーズ、膜、又はカラムなどの支持体。
- イヌリン及び/又はイヌリン誘導体或いはグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合している支持体を含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- イヌリン及び/又はイヌリン誘導体或いはグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の酵素が結合している支持体を含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- 1種又は複数の固定化されたエキソイヌリナーゼ及び/又はエンドイヌリナーゼ、及び/又は1種又は複数のアミラーゼ、セルラーゼ、及び/又は脱分岐酵素を含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体と、前記1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合している樹脂、ゲル、ビーズ、又は膜などの支持体を含んだピペットチップ、遠心分離管、又はカラムなどの支持手段とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体と、前記1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合しているピペットチップ、遠心分離管、樹脂、ゲル、ビーズ、膜、又はカラムなどの支持体とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体と、イヌリン及び/又はイヌリン誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合している樹脂、ゲル、ビーズ、又は膜などの支持体を含んだピペットチップ、遠心分離管、又はカラムなどの支持手段とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体と、1種又は複数のエンドイヌリナーゼ及び/又はエキソイヌリナーゼが結合している樹脂、ゲル、ビーズ、又は膜などの支持体を含んだピペットチップ、遠心分離管、又はカラムなどの支持手段とを含む、請求項86に記載のキット。
- 1種又は複数の固定化されたエキソイヌリナーゼ及び/又はエンドイヌリナーゼを含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のイヌリン及び/又はイヌリン誘導体と、1種又は複数のエキソイヌリナーゼ及び/又はエンドイヌリナーゼが結合しているピペットチップ、遠心分離管、樹脂、ゲル、ビーズ、膜、又はカラムなどの支持体とを含むキット。
- 1種又は複数の固定化されたアミラーゼ、セルラーゼ、及び/又は脱分岐酵素を含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体と、前記1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合している樹脂、ゲル、ビーズ、又は膜などの支持体を含んだピペットチップ、遠心分離管、又はカラムなどの支持手段とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体と、前記1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質が結合しているピペットチップ、遠心分離管、樹脂、ゲル、ビーズ、膜、又はカラムなどの支持体とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体と、1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の酵素が結合している樹脂、ゲル、ビーズ、又は膜などの支持体を含んだピペットチップ、遠心分離管、又はカラムなどの支持手段とを含む、請求項79に記載のキット。
- 1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の固定化された酵素を含む、ピペットチップ又は遠心分離管又はカラムなどの支持手段。
- 1個又は複数の容器内の1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体と、1種又は複数のグルコシドヒドロカルビル誘導体を分解することが可能な1種又は複数の酵素が結合しているピペットチップ、遠心分離管、樹脂、ゲル、ビーズ、膜、又はカラムなどの支持体とを含むキット。
- キチン、キチン誘導体、キトサン、キトサン誘導体、疎水性樹脂、及び/又は疎水性ゲルの1種又は複数をさらに含む、請求項76から95までのいずれか一項に記載のキット。
- シクロデキストリン及び/又はシクロデキストリン誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質、好ましくは1種又は複数の酵素を含む、請求項76から96までのいずれか一項に記載のキット。
- キチン、キチン誘導体、キトサン、及び/又はキトサン誘導体を分解することが可能な1種又は複数の物質、好ましくは1種又は複数の酵素を含む、請求項76から97までのいずれか一項に記載のキット。
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