JP2008501533A - ガス状または液体状の処理媒体のためのノズルを有する、金属の圧延材、特に圧延ストリップを冷間圧延するための方法およびロールスタンド - Google Patents

ガス状または液体状の処理媒体のためのノズルを有する、金属の圧延材、特に圧延ストリップを冷間圧延するための方法およびロールスタンド Download PDF

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Abstract

【解決手段】 ガス状または液体状の処理媒体のためのノズルを有する、金属の圧延材1、特に圧延ストリップ1bの冷間圧延のための方法およびロールスタンドであって、この方法の場合、この圧延材1が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、ワークロール対2;3の圧延ロール間隙40を通って貫通案内され、これらワークロール2;3の側面2a;3a、及び/または圧延ロール間隙40、及び/または圧延材1に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙40及び/または圧延材1に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列6a〜22bから成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス41、常温のもとでの不活性ガス41a、潤滑剤エマルジョン42、または混ぜ合わされた圧延油43、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される、というやり方で、圧延材表面の改善と並んで、極低温冷却された媒体の供給の際に、圧延材および圧延ロールの潤滑、および表面保護を、圧延力の低下により可能にする。

Description

本発明は、ガス状または液体状の処理媒体のためのノズルを有する、金属の圧延材、特に圧延ストリップを冷間圧延するための方法およびロールスタンドに関し、この方法およびロールスタンドの場合、この圧延材が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、上側のワークロール2と下側のワークロール3とから成るワークロール対の圧延ロール間隙40を通って貫通案内される。
ヨーロッパ特許第1230045号明細書/ドイツ連邦共和国特許第19953230号明細書(特許文献1)から、金属の圧延材を冷間圧延するための方法が公知であり、この方法の場合、この圧延材が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、逆方向に鼓動されるロールの間の圧延ロール間隙を通って貫通走行される。その際、この圧延ロール間隙の領域内へと、摩擦熱の低下のための不活性ガスが吹き込まれ、この不活性ガスが、この圧延ロール間隙内における圧延材温度よりも低い温度を有している。この不活性ガス(N)は、極低温冷却された状態で吹き込まれ、且つこの不活性ガスの液化温度以下で供給される。この方法の利点は、ストリップ表面品質の改善にある。数学的なプロセスモデルに基づいての広範囲な研究が明らかにしたように、本来意図された潤滑作用は、しかしながら予想外にも生じない。結果として、即ち、極低温冷却された不活性ガスの供給によって、圧延材及び/または圧延ロールの冷却はこの圧延ロール間隙内において達成され、その際、これら圧延ロールの摩耗、および、圧延工程の運動学的状況が、顧慮されていない状態に留まる。
ヨーロッパ特許第1230045号明細書/ドイツ連邦共和国特許第19953230号明細書
従って、本発明の根底をなす課題は、圧延材表面の改善と並んで、極低温冷却された媒体の供給の際に、圧延材および圧延ロールの潤滑、および表面保護を、圧延力の低下により可能にすることである。
この提示された課題は、冒頭に記載された構成において、本発明により、
これらワークロールの側面、及び/または圧延ロール間隙、及び/または圧延材に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙及び/または圧延材に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列から成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス、常温のもとでの不活性ガス、潤滑剤エマルジョン、または混ぜ合わされた圧延油、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される、
ことによって解決される。
このことによって、圧延材表面は改善されるだけでなく、同時に、圧延工程のため、および圧延ロールの通常の摩耗のために必要な潤滑も保障され、その際、同時に、圧延された表面、および圧延ロール表面の維持のための構成が考慮されている。従って、付加的に水−油混合物に対して、例えば液体状の窒素が使用される。
実施形態において、ノズル列は、潤滑剤エマルジョン、圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流を、密に相並んで位置している状態で、極低温の不活性ガスのノズル列へと供給する(zufuehren)ことが提案される。その際、ただそれぞれの潤滑剤の温度、および不活性ガスの温度だけが、互いに調和されるべきである。
更に別の実施形態により、潤滑剤エマルジョン、圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素の最低限の量は、圧延材の表面粗さに相応する、被膜厚さでもって、いわゆる付加的な塗布として導入される。このような最低限の量の潤滑は、潤滑剤噴射流の収納の際に、調和された温度を有する不活性ガスによって行なわれる。圧延ロール間隙内における摩擦係数は、製品に関連付けられた状態で、且つパススケジュールに依存して(stichplanabhaengig)、塗布される潤滑剤量の変化によって変化され得る。潤滑剤の最低限の量は、同様に異なる潤滑剤仕様の使用の際にも、比較的に僅かの経費において可能である。
圧延領域の異なる区間に対する適合は、他の特徴により、圧延材の入側の、圧延ロール間隙の走入口の、圧延ロールの入側の、圧延ロールの出側の、くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の、および、圧延材の出側の、これら区間に関して、それぞれに、潤滑、冷却、不活性化、および洗浄が互いに調和されることによって行なわれる。実施例として、図3として図示されたマトリックス図が、引き合いに出されている。
この場合、効果的な構成は、圧延材の走入口において、圧延材表面の上に最低限の量の潤滑剤が塗布され、且つ、入側の圧延ロール間隙内へと、不活性ガス、(例えばN)が導入されることにある。この不活性媒体の温度は、相性良く、選択された潤滑剤と共に選択される。出側で、その際、例えば液体状の窒素のような低温の媒体、または他の低温の不活性ガスが、この圧延ロール間隙内へと導入される。
更に別の有利な実施形として、入側の圧延ロール間隙内へと塗布される、潤滑剤エマルジョンまたは圧延油から成る、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る、最低限の量の潤滑剤は、極低温の不活性ガスによって囲繞された状態で導入される。不活性媒体として、同様にこの選択的な窒素の場合も、潤滑物質に対して相性が良い温度領域内において導入される。
冷却、洗浄、および不活性化は、更に、くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の区間内へと、極低温の不活性ガスは導入されるという趣旨で利用される。
特別の別の実施形態は、約10%よりも小さな圧延材の厚さ減少を有する、タンデム型圧延ラインの最後のロールスタンドの内の1つのロールスタンド内における、上記の方法の使用によって与えられる。タンデム型圧延ライン内におけるこのような終端ロールスタンドが、広く分布して、ただ僅かの厚さ減少でもってだけ作動されるので、例えば巻上げ機のレベル上でのストリップのテンション(Bandzuges)のような、圧延材のテンションの取り払い、ワークロールの均質の表面傷、および、ストリップの乾燥性の保証が、上記の本発明に基づいて、更に改善された範囲において得られる。
最後のロールスタンドのための、僅かのエマルジョンでもっての、通常はタンデム型圧延ライン内において独立のエマルジョン設備は、完全に設けなくて良い。これらワークロールの耐用期間は増大され、且つ、所望の粗面性が比較的に長く維持された状態に留められる。走出するストリップの表面品質、即ちストリップ幅にわたっての所定の均質に分配された粗面性は改善される。このタンデム型圧延ラインの最後のロールスタンドの後ろの、このストリップの上での、およびストリップ吹払い領域の後ろでの、エマルジョン残留物でもっての従来の問題は無くなる。
このタンデム型圧延ライン内において、圧延材が、最後から2番目のロールスタンドの後ろで、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン、または圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素でもって冷却されることは有利であることが判明した。
更なる特徴は、圧延ストリップの更なる処理の準備に関し、それによって、圧延材の冷却の後、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン、または圧延油が、圧出及び/または吹払いによって除去される。
仕上げ圧延された圧延材は、潤滑剤エマルジョン、または圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素が、最低限の量において、場合によっては、圧出、及び/または、吹払いの後に、この圧延材、またはワークロールの上に再び塗布されることによって保護される。その際、圧延ロール間隙内における平均的な摩擦係数は、所望の厚さ低減が過度に高くない圧延力において達成され、ただし、未だ如何なる滑動も、強度なストリップのテンションの取り払いに基づいて生じない程度に低下される。
更に、冷却剤が、極低温の不活性ガスの様式において、最後のロールスタンドの手前の圧延ロール間隙内へと導入されることは有利である。
可変の更なる構成として、選択的に、潤滑剤エマルジョン、または圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素が、最後のロールスタンドの手前の圧延ロール間隙内へと霧化された状態で、極低温の不活性ガスから成るカーテンの内側で、またはこのカーテンによって囲繞されて導入されるようにも行なわれる。
このような可変の更なる構成は、圧延材およびワークロールが、極低温の不活性ガスの塗布によって、ワークロールと圧延材との間のくさび形部内へと、または、ワークロールの上、及び/または圧延材の上へと塗布されるように構成され得る。
更に、制御値の低減、及び/または点検のための、熱的なワークロール胴の平坦度制御に対する、金属の圧延材の冷間圧延のための方法の使用であって、
この方法の場合、
この圧延材が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、ワークロール対の圧延ロール間隙を通って貫通案内され、且つ、
これらワークロールの側面、及び/または圧延ロール間隙、及び/または圧延材に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙及び/または圧延材に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列から成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス、常温のもとでの不活性ガス、潤滑剤エマルジョン、または混ぜ合わされた圧延油、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される。
改善は、更に、付加的に、冷却された潤滑剤エマルジョン、または圧延油、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素の塗布によって、平坦度制御が重畳されることから与えられる。与えられた平坦度誤差は、その場合に、もはや、従来ほど激しくない。
以下に記載される本発明は、ガス状または液体状の処理媒体のための、ワークロールに所属して設けられたノズルを有する、金属の圧延材、特に圧延ストリップを冷間圧延するためのロールスタンドに関する。
提示された課題は、このようなロールスタンドにおいて、本発明により、上側のワークロール、および下側のワークロールの傍らで、それぞれに、ワークロール、及び/または圧延材に対して整向された洗浄、冷却、潤滑及び/または不活性化のための処理媒体のためのノズル列を有する、側方の周囲に沿って互いに上下に配設されたノズルセグメントが、ワークロールに相対して位置しているように設けられていることによって解決される。このことによって、これらワークロールの耐用期間は増大され、且つ、達成しようとされている粗面性が比較的に長く維持された状態に留められる。走出するストリップの表面品質(即ち、ストリップ幅にわたっての所定の均質に分配された粗面性)は改善される。(最後のロールスタンドの後ろの)このストリップの上での、および、吹払い領域の後ろでの、エマルジョン残留物でもっての問題は無くなる。圧延ロール間隙内における摩擦係数は、製品に関連付けられ、且つ、パススケジュールに依存して、塗布された潤滑剤量の交代によって適合され得る。異なる潤滑剤仕様の使用は、最低限の量の潤滑剤において、比較的に僅かの経費において有利である。
1つの実施形態において、半径方向に、上側のワークロールに向かって、および、下側のワークロールに向かって、整向されたノズル列が、入側において設けられている。
上記のことに類似して、半径方向に、上側のワークロールに向かって、および、下側のワークロールに向かって、整向されたノズル列が、鏡対称的に出側において設けられている。
これらノズル列は、従って、圧延材の走行方向に向かって整向されており、且つ、圧延ロール表面か、または圧延材が、冷却されるべきか、潤滑されるべきか、または酸化作用から保護されるべきかに応じて、圧延ロール間隙のくさび形部内において、重なり合いの状態の、空間を埋める、潤滑剤噴射流および異なる温度のガス噴射流から成る混合物を形成する。
このような、空間を埋める噴射流グループを形成するために、それぞれに、圧延ロール間隙、および同時に上側および下側のワークロールの側面に対して整向された、圧延材表面に対してほぼ45°のもとで指向するノズルブロックが設けられており、これらノズルブロックが、互いに並列して位置しているノズル列を収容していることは更に有利である。
異なる温度の冷却または保護用ガス、液体、潤滑剤エマルジョン、または圧延油を準備するために、更に、1つの配設が提案され、これに従って、それぞれに、入側で、圧延材表面に対して下方、および上方から垂直方向に整向されたノズル列を有する圧延材の直ぐ近くに配設されたノズルセグメントが、および、出側で、ノズル列を有するノズルセグメントが設けられている。これらノズルセグメントは、圧延ロール間隙に対して対称的に、入側および出側において配設された、重なり合う積層体によって形成された、容易に解体可能であり且つ組み付け可能であるハウジングである。
図において、実施例が図示されており、次に、これら実施例に基づいて本発明の方法を説明し、且つ、これら実施例を以下で構造において詳細に説明する。
図1により、圧延材1は、圧延ストリップ1bとして、可塑的な形状変化のための処理温度(一般的に、常温)のもとで、上側のワークロール2と下側のワークロール3との間で形成される圧延ロール間隙40を通って、入側4から出側5への方向に貫通案内され、且つ、その際に圧延される。圧延材表面1aの、潤滑(圧延力の低減)、冷却(圧延工程によって発生される熱の導出)、および、洗浄(残留物、及び/または酸化物)のために、ワークロール2、3の側面2a、3a、及び/またはこの圧延材1に向かって、以下のような,それぞれに個別の、互いに所属して設けられたノズル列から成る媒体噴射流グループが、整向されている:
ノズル列6a、上側で(圧延材1の入側4:洗浄)
ノズル列6b、下側で(圧延材1の入側4:洗浄)
ノズル列7a、上側で(圧延材1の入側4:冷却)
ノズル列7b、下側で(圧延材1の入側4:冷却)
ノズル列8a、上側で(圧延材1の入側4:潤滑)
ノズル列8b、下側で(圧延材1の入側4:潤滑)
ノズル列9a、上側で(圧延ロール間隙40の入側4:潤滑)
ノズル列9b、下側で(圧延ロール間隙40の入側4:潤滑)
ノズル列10a、上側で(圧延ロール間隙40の入側4:冷却)
ノズル列10b、下側で(圧延ロール間隙40の入側4:冷却)
ノズル列11a、上側で(圧延ロール間隙40の入側4:洗浄)
ノズル列11b、下側で(圧延ロール間隙40の入側4:洗浄)
ノズル列12a、上側で(圧延ロール間隙40の入側4:不活性化)
ノズル列12b、下側で(圧延ロール間隙40の入側4:不活性化)
ノズル列13a、上側で(ワークロール2の入側4:潤滑)
ノズル列13b、下側で(ワークロール2の入側4:潤滑)
ノズル列14a、上側で(ワークロール2の入側4:冷却)
ノズル列14b、下側で(ワークロール2の入側4:冷却)
ノズル列15a、上側で(ワークロール2の入側4:洗浄)
ノズル列15b、下側で(ワークロール2の入側4:洗浄)
ノズル列16a、上側で(ワークロール2の出側5:冷却)
ノズル列16b、下側で(ワークロール2の出側5:冷却)
ノズル列17a、上側で(ワークロール2の出側5:洗浄)
ノズル列17b、下側で(ワークロール2の出側5:洗浄)
ノズル列18a、上側で(圧延ロール間隙40の出側5:不活性化)
ノズル列18b、下側で(圧延ロール間隙40の出側5:不活性化)
ノズル列19a、上側で(圧延ロール間隙40の出側5:冷却)
ノズル列19b、下側で(圧延ロール間隙40の出側5:冷却)
ノズル列20a、上側で(圧延ロール間隙40の出側5:洗浄)
ノズル列20b、下側で(圧延ロール間隙40の出側5:洗浄)
ノズル列21a、上側で(圧延材1の出側5:冷却)
ノズル列21b、下側で(圧延材1の出側5:冷却)
ノズル列22a、上側で(圧延材1の出側5:洗浄)
ノズル列22b、下側で(圧延材1の出側5:洗浄)
更に、図1から、ノズル列8a、8b;9a、9b;13a、13bが、潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43から成る媒体噴射流を、密に相並んで位置している状態で、極低温の不活性ガスのノズル列7a、7b;10a、10b;14a、14b;16a、16b;19a、19b;21a、21bへと供給することが見て取れる。
潤滑剤エマルジョン42の最低限の量は、圧延材1、例えば圧延ストリップ1bの圧延材表面1aの表面粗さに相応する、被膜厚さ48でもって、いわゆる付加的な塗布として導入される。
ワークロール2、3の異なる周囲円弧状区間は、複数の区間44に分割されている。この分割に基づいて、圧延材の入側4の、圧延ロール間隙の走入口の、圧延ロールの入側の、圧延ロールの出側の、くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の、および、圧延材の出側5の、これら区間44に関して、それぞれに、潤滑、冷却、不活性化、および洗浄が互いに調和される。
その際、圧延材の走入口において、圧延材表面1aの上に最低限の量の潤滑剤が塗布され、且つ、入側で、圧延ロール間隙40内へと、不活性ガス、例えば極低温の窒素が導入されるように行なわれる。
ノズルブロック47内におけるノズルの密な配設は、ここで、入側の圧延ロール間隙40内へと塗布される、潤滑剤エマルジョン42または圧延油43から成る、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る、最低限の量の潤滑剤が、極低温の不活性ガス41によって囲繞された状態で導入されることを許容する。
同様に、くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の区間44内へと、極低温の不活性ガス41は導入される。
図2内において、冒頭に記載した様式の、金属の圧延材1の冷間圧延のための方法は、約10%よりも小さな圧延材1の厚さ減少を有する、タンデム型圧延ライン23の最後のロールスタンドの内の少なくとも1つのロールスタンドにおいて使用され、
この方法の場合、
この圧延材1が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、上側のワークロール2および下側のワークロール3から成るワークロール対2、3の圧延ロール間隙40を通って貫通案内され、且つ、
これらワークロール2、3の側面2a、3a、及び/または圧延ロール間隙40、及び/または圧延材1に向かって、
潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙40及び/または圧延材1に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列6a〜22bから成る、噴射流グループにおいて、
極低温の不活性ガス41、常温のもとでの不活性ガス41a、潤滑剤エマルジョン42、または混ぜ合わされた圧延油43、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される。
このことによって、この圧延材1は、タンデム型圧延ライン内において、特に清潔な且つ平滑な圧延材表面1aを伴って製造され得る。
圧延材1は、最後から2番目のロールスタンド24の後ろで、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素でもって冷却される。この圧延材1の冷却の後、この冷却剤、および潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43は、圧出機構ユニット26内において、圧出及び/または吹払いによって除去される。
その際、圧延材1は、最後から2番目のロールスタンド24の後ろで、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素でもって冷却される。
タンデム型圧延ライン23内において(または、それぞれの他の圧延ラインの端部において)、出側のストリップ冷却装置25の後ろで、即ち、圧延材1の冷却の後、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43は、圧出機構ユニット26内における圧出によって、及び/または吹払い装置27内における吹払いによって除去される。
仕上げ圧延された圧延材1の保護のために、潤滑剤エマルジョン42、または圧延油43、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素は、圧出のための圧出機構ユニット26、及び/または、吹払いのための装置27の後ろの最低限の量の潤滑剤を塗布するための装置28内において、この圧延材1、またはワークロール2、3の上に再び塗布される。
更に、タンデム型圧延ライン23内において、装置28に対して、不活性化する媒体を導入するための装置32、および、不活性化する媒体を導入するための装置30、および、潤滑物質を導入するための装置31、および、圧延ロール間隙40への方向に整向された不活性化する媒体を導入するための装置32が続いている。このタンデム型圧延ライン23の最後のワークロール2、3に、次いで、再び、最低限の量の潤滑剤を塗布するための装置29が所属して設けられている。入側4に、極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置33、および、出側5に、極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置34が設けられている。端部において、この圧延材1は、極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置35を用いて吹付けられている。
図3内において、潤滑、冷却、洗浄および不活性化のための媒体噴射流の使用、および配設に関する、有利なマトリックス図が示されている。多数のこのような異なるマトリックス図が使用され得る。
ノズルセグメントを共に示した、ワークロール対の側面図である。 本発明の装置を備え付けられており且つ使用例を形成する、タンデム型圧延ラインの側面図である。 冷却、潤滑、洗浄および不活性化媒体を分配するための、実施例としてのマトリックス図である。
符号の説明
1 圧延材
1a 圧延材表面
1b 圧延ストリップ
2 上側のワークロール
2a 側面
3 下側のワークロール
3a 側面
4 入側
5 出側
6a ノズル列(圧延材の入側:洗浄)
6b ノズル列(圧延材の入側:洗浄)
7a ノズル列(圧延材の入側:冷却)
7b ノズル列(圧延材の入側:冷却)
8a ノズル列(圧延材の入側:潤滑)
8b ノズル列(圧延材の入側:潤滑)
9a ノズル列(圧延ロール間隙の入側:潤滑)
9b ノズル列(圧延ロール間隙の入側:潤滑)
10a ノズル列(圧延ロール間隙の入側:冷却)
10b ノズル列(圧延ロール間隙の入側:冷却)
11a ノズル列(圧延ロール間隙の入側:洗浄)
11b ノズル列(圧延ロール間隙の入側:洗浄)
12a ノズル列(圧延ロール間隙の入側:不活性化)
12b ノズル列(圧延ロール間隙の入側:不活性化)
13a ノズル列(ロールの入側:潤滑)
13b ノズル列(ロールの入側:潤滑)
14a ノズル列(ロールの入側:冷却)
14b ノズル列(ロールの入側:冷却)
15a ノズル列(ロールの入側:洗浄)
15b ノズル列(ロールの入側:洗浄)
16a ノズル列(ロールの出側:冷却)
16b ノズル列(ロールの出側:冷却)
17a ノズル列(ロールの出側:洗浄)
17b ノズル列(ロールの出側:洗浄)
18a ノズル列(圧延ロール間隙の出側:不活性化)
18b ノズル列(圧延ロール間隙の出側:不活性化)
19a ノズル列(圧延ロール間隙の出側:冷却)
19b ノズル列(圧延ロール間隙の出側:冷却)
20a ノズル列(圧延ロール間隙の出側:洗浄)
20b ノズル列(圧延ロール間隙の出側:洗浄)
21a ノズル列(圧延材の出側:冷却)
21b ノズル列(圧延材の出側:冷却)
22a ノズル列(圧延材の出側:洗浄)
22b ノズル列(圧延材の出側:洗浄)
23 タンデム型圧延ライン
24 最後から2番目のロールスタンド
25 ストリップ冷却装置
26 圧出機構ユニット
27 吹払い装置
28 最低限の量の潤滑剤を塗布するための装置
29 最低限の量の潤滑剤を塗布するための装置
30 不活性化する媒体を導入するための装置
31 潤滑物質を導入するための装置
32 不活性化する媒体を導入するための装置
33 極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置
34 極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置
35 極低温の媒体の塗布による冷却/洗浄のための装置
40 圧延ロール間隙
41 極低温の不活性ガス
41a 常温を有する不活性ガス
42 潤滑剤エマルジョン
43 圧延油
44 区間
45 側方の周囲45
46 ノズルセグメント46
47 ノズルブロック
48 被膜厚さ

Claims (21)

  1. 金属の圧延材(1)、特に圧延ストリップ(1b)の冷間圧延のための方法であって、
    この方法の場合、
    この圧延材(1)が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、ワークロール対(2;3)の圧延ロール間隙(40)を通って貫通案内され、且つ、
    これらワークロール(2;3)の側面(2a;3a)、及び/または圧延ロール間隙(40)、及び/または圧延材(1)に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙(40)及び/または圧延材(1)に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列(6a〜22b)から成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス(41)、常温のもとでの不活性ガス(41a)、潤滑剤エマルジョン(42)、または混ぜ合わされた圧延油(43)、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される、
    ことを特徴とする方法。
  2. ノズル列(8a、8b;9a、9b;13a、13b)は、潤滑剤エマルジョン(42)、圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流を、密に相並んで位置している状態で、極低温の不活性ガス(41)のノズル列(7a、7b;10a、10b;14a、14b;16a、16b;19a、19b;21a、21b)へと供給することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 潤滑剤エマルジョン(42)、圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素の最低限の量は、圧延材(1)の表面粗さに相応する、被膜厚さ(48)でもって、いわゆる付加的な塗布として導入されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 圧延材の入側(4)の、圧延ロール間隙の走入口の、圧延ロールの入側の、圧延ロールの出側の、くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の、および、圧延材の出側(5)の、これら区間(44)に関して、それぞれに、潤滑、冷却、不活性化、および洗浄が互いに調和されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 圧延材の走入口において、圧延材表面(1a)の上に最低限の量の潤滑剤が塗布され、且つ、入側の圧延ロール間隙(40)内へと、不活性ガス、(例えばN)が導入されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 入側の圧延ロール間隙(40)内へと塗布される、潤滑剤エマルジョン(42)または圧延油(43)から成る、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る、最低限の量の潤滑剤は、極低温の不活性ガス(41)によって囲繞された状態で導入されることを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
  7. くさび形の圧延ロール−圧延材の走出口の区間(44)内へと、極低温の不活性ガス(41)は導入されることを特徴とする請求項4から6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 約10%よりも小さな圧延材(1)の厚さ減少を有する、タンデム型圧延ライン(23)の最後のロールスタンド(24)の内の少なくとも1つのロールスタンド内における、金属の圧延材(1)の冷間圧延のための方法の使用であって、
    この方法の場合、
    この圧延材(1)が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、ワークロール対(2;3)の圧延ロール間隙(40)を通って貫通案内され、且つ、
    これらワークロール(2;3)の側面(2a;3a)、及び/または圧延ロール間隙(40)、及び/または圧延材(1)に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙(40)及び/または圧延材(1)に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列(6a〜22b)から成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス(41)、常温のもとでの不活性ガス(41a)、潤滑剤エマルジョン(42)、または混ぜ合わされた圧延油(43)、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される、
    金属の圧延材(1)の冷間圧延のための該方法の使用。
  9. 圧延材(1)は、最後から2番目のロールスタンド(24)の後ろで、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン(42)、または圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素でもって冷却されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 圧延材(1)の冷却の後、冷却剤、および潤滑剤エマルジョン(42)、または圧延油(43)は、圧出及び/または吹払いによって除去されることを特徴とする請求項8または9に記載の方法。
  11. 潤滑剤エマルジョン(42)、または圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素は、最低限の量において、場合によっては、圧出、及び/または、吹払いの後に、この圧延材(1)、またはワークロール(2、3)の上に再び塗布されることを特徴とする請求項8から10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 冷却剤は、極低温の不活性ガス(41)の様式において、最後のロールスタンドの手前の圧延ロール間隙(40)内へと導入されることを特徴とする請求項8から11のいずれか一つに記載の方法。
  13. 選択的に、潤滑剤エマルジョン(42)、または圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素は、最後のロールスタンドの手前の圧延ロール間隙(40)内へと、
    低寒冷の不活性ガス(41)から成るカーテン状体の内側で、またはこのカーテン状体によって囲繞した状態で噴射されて導入されることを特徴とする請求項8から11のいずれか一つに記載の方法。
  14. 圧延材(1)およびワークロール(2、3)は、極低温の不活性ガス(41)の塗布によって、
    これらワークロール(2、3)と圧延材(1)との間のくさび形部内へと、または、ワークロール(2、3)の上、及び/または圧延材(1)の上へと塗布されることを特徴とする請求項8から13のいずれか一つに記載の方法。
  15. 制御値の低減、及び/または点検のための、熱的なワークロール胴の平坦度制御に対する、金属の圧延材(1)の冷間圧延のための方法の使用であって、
    この方法の場合、
    この圧延材(1)が、可塑的な形状変化のための処理温度のもとで、ワークロール対(2;3)の圧延ロール間隙(40)を通って貫通案内され、且つ、
    これらワークロール(2;3)の側面(2a;3a)、及び/または圧延ロール間隙(40)、及び/または圧延材(1)に向かって、潤滑、冷却、洗浄のため、および、圧延ロール間隙(40)及び/または圧延材(1)に対する不活性化のための、それぞれに個別のノズル列(6a〜22b)から成る、噴射流グループにおいて、極低温の不活性ガス(41)、常温のもとでの不活性ガス(41a)、潤滑剤エマルジョン(42)、または混ぜ合わされた圧延油(43)、または、油を含有しない残留物無く気化する炭化水素から成る媒体噴射流がそれぞれに供給される、
    金属の圧延材(1)の冷間圧延のための該方法の使用。
  16. 付加的に、冷却された潤滑剤エマルジョン(42)、または圧延油(43)、または油を含有しない残留物無く気化する炭化水素の塗布によって、平坦度制御が重畳されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. ガス状または液体状の処理媒体のための、ワークロールに所属して設けられたノズルを有する、金属の圧延材、特に圧延ストリップを冷間圧延するためのロールスタンドにおいて、
    上側のワークロール(2)、および下側のワークロール(3)の傍らで、
    それぞれに、ワークロール(2、3)、及び/または圧延材(1)に対して整向された洗浄、冷却、潤滑及び/または不活性化のための処理媒体のためのノズル列(6a、6b〜22a、22b)を有する、側方の周囲(45)に沿って互いに上下に配設されたノズルセグメント(46)が、
    ワークロール(2;3)に相対して位置しているように設けられていることを特徴とするロールスタンド。
  18. 半径方向に、上側のワークロール(2)に向かって、および、下側のワークロール(3)に向かって、整向されたノズル列(13a、14a、15a;13b、14b、15b)が、入側(4)において設けられていることを特徴とする請求項17に記載のロールスタンド。
  19. 半径方向に、上側のワークロール(2)に向かって、および、下側のワークロール(3)に向かって、整向されたノズル列(16a、17a;16b、17b)が、鏡対称的に出側(5)において設けられていることを特徴とする請求項17または18に記載のロールスタンド。
  20. それぞれに、圧延ロール間隙(40)、および同時に上側および下側のワークロール(2、3)の側面(2a)に対して整向された、圧延材表面(1a)に対してほぼ45°のもとで指向するノズルブロック(47)が設けられており、
    これらノズルブロックが、互いに並列して位置しているノズル列(9a、10a、11a、12a、および9b、10b、11b、12b)を収容していることを特徴とする請求項17から19のいずれか一つに記載のロールスタンド。
  21. それぞれに、入側(4)で、圧延材表面(1a)に対して下方、および上方から垂直方向に整向されたノズル列(6a、7a、8a;6b、7b、8b)を有する圧延材(1)の直ぐ近くに配設されたノズルセグメント(46)が、および、
    出側(5)で、ノズル列(21a、22a;21b、22b)を有するノズルセグメント(46)が設けられていることを特徴とする請求項17から20のいずれか一つに記載のロールスタンド。
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