JP2008500476A - 自動車でのパッシブ・エントリーシステムの誤トリガを阻止する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、自動車でのパッシブ・エントリーシステムの誤トリガを阻止する方法であって、該エントリーシステムは車両側に少なくとも1つの取っ手(2)と、該取っ手(2)領域に配置された少なくとも1つの容量性センサ(3)とを有し、該容量性センサは中央制御ユニット(4)と接続されており、取っ手(2)が操作される際に、操作者側データ伝送器のデータ識別問い合わせが中央制御ユニットによってトリガされる方法に関する。当該方法は次の方法ステップを有する:所定の時間内ですでに実行されたネガティブなデータ識別事例の数(i)を中央制御ユニットによって検出するステップ;検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)を所定の閾値(j)と中央制御ユニットによって比較するステップ;検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)が所定の閾値(j)より小さい場合に対しては、さらなるデータ識別問い合わせを中央制御ユニットによって実行し、検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)が所定の閾値(j)と同じ場合に対しては、再照合命令信号を中央制御ユニット(4)から少なくとも1つの容量性センサ(3)へ、当該容量性センサの再照合のために送信するステップ。

Description

本発明は、自動車分野でのパッシブ・エントリーシステムの誤トリガを阻止する方法に関するものであり、とりわけこのパッシブ・エントリーシステムは車両側に取っ手と、この取っ手領域に配置された容量性センサを有する。この容量性センサは中央制御ユニットと接続されており、取っ手が操作される際に、操作者側データ伝送器のデータ識別問い合わせを中央制御ユニットによってトリガする。
車両に組み込まれた任意の機能に適用することができるが、本発明並びに本発明の基礎となる問題点を、車両ドアの施錠機構ないしパッシブ・ロックシステムに関連して詳細に説明する。
上記形式のロックシステムでは、データ伝送器、例えばカードキーのデータ問い合わせを介して人物が車両に立ち入ることを可能にすることが公知である。ここでデータ問い合わせは、車両に取り付けられた機械的スイッチまたはセンサ、例えば光スイッチによってトリガされる。この光スイッチはドアグリップまたは少なくともドアグリップの領域に組み込まれる。車に乗り込もうとする人物は、車両の制御ユニットによるデータ伝送器のデータ問い合わせを取っ手の操作によってトリガする。より正確に言えば、ドアグリップの運動または手による光スイッチの通過によってトリガする。ここでトリガされたパルスは制御ユニットから送信器に出力され、送信器はデータ問い合わせをデータ伝送器に通知する。データ伝送器はデータ問い合わせのための命令を受信し、この命令をさらにデータユニットに出力する。データユニットは要求されたデータを送信器に供給する。次に送信器はデータを、再び車両側の送受信にユニットを介して車両の制御ユニットに送信する。この制御ユニットはデータ識別がポジティブである場合、ロックシステムの開錠命令を出力する。
刊行物DE19617038C2には、車両のドアグリップの取っ手に少なくとも1つの電極が組み込まされているロックシステムが記載されている。このロックシステムでは、自動車ドアの、取っ手に対向する部分に対向電極が設けられており、この対向電極はドア自体とすることができる。2つの電極間に電界が形成されると、この電界を有利には、ドアグリップを掴もうとする人物の乗り込み希望をセンシングするために使用することができる。このことはDE19617038C2によれば、ドアに存在する取っ手を掴もうとする手が、すでに取っ手への接近の際に2つの電極間に形成されたキャパシタンスを変化させることによって行われる。ここで手は、取っ手側の電極とドア側の対向電極との間の誘電体を変化させる機能に特に適するものである。このことは環境空気の一部が手の誘電体によって置換され、これにより加算的に別の全体誘電体が生じることによって行われる。キャパシタンスの変化を検出し、命令パルスに変換する電子回路は、例えばドアグリップの取っ手に含まれている。この電子回路により形成された命令パルスは、中央制御ユニットにおいて操作者側のデータ伝送器の問い合わせを、すでに上に述べたようにトリガする。
しかし従来技術によるこのアプローチでは、容量性センサの領域で環境空気ないしは全体誘電体が例えば雨、雪または融雪によって永続的に変化する場合、上記のロックシステムに誤トリガが発生するという欠点のあることが判明した。センサはトリガ後、所定時間の間、静的状態に留まらなければならない。これはトリガ条件が存在するか、例えば取っ手に掛けられた指が相変わらず存在しているか否かを識別できるようにするためである。容量性センサが一時的に静的特性を有するため、例えば雨、雪または融雪による誤トリガの際に、この種のパッシブ・エントリーシステムに接続された制御装置が周期的に起動する。なぜなら、制御ユニットがサーチシーケンスをスタートさせ、場合により存在する操作者側のデータ伝送器、例えばカードキーを認証しようとするからである。取っ手の操作ないしは操作過程の終了を識別するためには、センサがこの種の操作に適合してはならない。そのため制御ユニットの周期的な起動に基づき電流消費が上昇し、これによりとりわけ雨または雪の場合にはバッテリーが一晩で放電してしまう。このことにより自動車ユーザがすぐに自分の車両を電子的に開放できなくなり、それどころか始動することもできなくなる。
DE19745149C2には、自動車分野でのパッシブ・エントリーシステムが開示されている。このシステムは容量性センサを有し、センサは中央制御ユニットと接続されており、操作者側のデータ伝送器のデータ識別問い合わせを取っ手の操作の際にトリガする。
DE19532744C2、DE14612026C2並びにEP785114A2から、実行されたデータ識別事例の数を検出し、所定の閾値と比較することが公知である。
最後にDE19610275C2は、中央制御ユニットによって、すでに実行されたネガティブなデータ識別事例の数を検出し、所定の閾値と比較することを開示している。
従って従来技術では、所定の持続時間および操作過程に依存して、容量性センサを自動的に遮断するアプローチが公知である。これによりロックシステムはそれ以上機能しなくなり、そのため自動車ユーザはロックシステムが遮断されたことに気が付く。このことは顧客の不満足につながる。
本発明の課題は、とりわけ雨、雪、または融雪時にパッシブ・エントリーシステムの誤トリガを阻止する方法を提供することであり、その際にロックシステムないしはエントリーシステムを完全に遮断する必要がないようにする。
本発明のこの課題は、請求項1の特徴を備えた方法によって解決される。
本発明の基礎となる技術思想は、本発明の方法が以下の方法ステップを有することである:所定の時間内で実行されたネガティブなデータ識別事例の数を中央制御ユニットによって検出する;検出されたネガティブなデータ識別事例の数を所定の閾値と中央制御ユニットによって比較する;そして検出されたネガティブなデータ識別事例の数が所定の閾値より小さい場合に対しては、さらなるデータ識別問い合わせを中央制御ユニットによって実行し、検出されたネガティブなデータ識別事例の数が所定の閾値と同じ場合に対しては、再照合命令信号を中央制御ユニットから容量性センサへ、この容量性センサの再照合のために送信する。
これにより本発明は従来技術から公知の解決アプローチに対して、すでに実行されたネガティブなデータ問い合わせが所定数である場合、容量性センサが自己実行型の再照合により静止状態に到達し、この静止状態では僅かな電流消費しか生じないという利点を有する。従ってシステムは雨または雪の場合に比較的長時間、非動作状態であっても、完全に機能することができる。なぜなら、車両に所属する識別子発生器が車両の近傍にない場合、誤トリガによる電流消費の上昇は所定の時間内で生じるだけだからである。
本発明の有利な構成および改善形態は、従属請求項、並びに添付図面を参照した以下の説明の対象である。
有利な改善形態によれば、所定の閾値は前もって記憶装置に記憶される。記憶装置は有利には中央制御ユニットと接続されている。所定の閾値は例えば2または3とすることができる。どの程度の電流消費が順次連続する問い合わせの際に許容されるかに応じて、他の閾値も可能であることは当業者には自明である。
別の有利な改善形態では、容量性センサの再照合は取っ手操作の静的フェーズにおいて中央制御ユニットによって命令される。このことにより、容量性センサは中央制御ユニットによる再照合命令信号を受信するときに、静的状態に適合するよう自身を新たに較正するか、またはそのゼロ位置を新たに調整する。
有利には自動車ドアが閉じられた際にドア接点状態が変化すると、再照合命令信号が中央制御ユニットから容量性センサに、そのセンサの再照合のために送信される。これにより、車両ドアが閉鎖されることにより誤トリガが発生するのが回避される。
別の有利な実施例によれば、車両ドアを閉鎖するために取っ手が操作される場合、ポジティブなデータ識別事例によりドアミラーを畳み込み、ドア施錠装置をアクティベートし、サイドウィンドウを閉鎖し、および/またはさらなる車両状態の変更を実施する。同じように、車両ドアを開放するために取っ手が操作される場合、ポジティブなデータ識別事例によりドアミラーを引き出し、ドアロック装置をデアクティベートし、サイドウィンドウを開放し、および/またはさらなる車両状態の変更を実施する。
有利には複数の容量性センサが車両に設けられており、例えばそれぞれ1つのセンサが各ドア、フラップ等に配置されている。
取っ手の操作と、これに結び付いたデータ識別問い合わせのトリガ後に、中央制御ユニットによって、未使用の操作者側データ伝送器が車両内に存在するか否か、例えばデータ伝送カードが車両のグローブボックスに存在するか否かが検査される。このときに存在していれば、このデータ伝送器は無視され、さらなる方法ステップに対して考慮されない。これにより車両に意図せずにデータ伝送器が存在することによる誤トリガが回避される。
本発明を以下、図面に示された実施例に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例によるパッシブ・エントリーシステムが組み込まれた車両の概略図である。
図2は、本発明の実施例による車両ドアの一部と取っ手の側断面図である。
図3は、本発明の有利な実施例による方法ステップの概略的ブロック回路図である。
図面中、同じ要素ないしは同じ機能の要素には、特段の記載がない限り同じ参照符号が付されている。
図1は、パッシブ・エントリーシステムが組み込まれた車両の概略図であり、このエントリーシステムは例えば車両ドアの施錠および開錠のためのロックシステムとして構成されている。
図1から分るように、有利には各ドア1はそれぞれ1つのドアグリップを有し、このドアグリップは取っ手2を含む。取っ手2は例えばグリップフレームまたはグリップフラップとして構成することができ、容量性センサ3を1つ含んでいる。取っ手2ないしはドアグリップからは、それぞれの容量性センサ3からの導体路が中央制御ユニット4に延在している。この導体路を介して、手が取っ手2とドア1との間の空間に接近するとき、容量性センサ3から信号が中央制御ユニット4に出力される。中央制御ユニット4ではこのような信号が操作者側データ伝送器(図示せず)のデータ問い合わせをトリガする。ここで中央制御ユニット4は導体路を介して信号を複数の送受信ユニット8にさらに出力し、送受信ユニットはデータ問い合わせを電磁的にデータ伝送器に通知する。
データ伝送器では例えばデータ出力のためのコマンドがアンテナを介して受信され、データ伝送器の受信器に供給される。受信器は信号をデータ伝送器のデータユニットにさらに出力する。データ伝送器は呼び出すべきデータを、データ伝送器の送信器およびアンテナを介して車両の送受信ユニット8に通知する。
送受信ユニット8は受信されたデータを、導体路を介して中央制御ユニット4にさらに出力する。中央制御ユニット4では、データ伝送器から送出されたデータが、中央制御ユニット4と接続された記憶装置5に記憶された識別データと比較される。ポジティブなデータ識別事例(エントリー権限が承認される)では、中央制御ユニット4が適切な接続によって施錠装置7を安全解除するための信号をこの施錠装置に出力し、施錠装置は取っ手2を非作用モードから作用モードに移行させる。取っ手2が作用状態にあれば、施錠装置7を取っ手2の操作によって開放することができる。
ロックシステム、中央制御ユニット4および他に作用する電気構成部材の電流供給は有利には車両に存在する自動車バッテリー9により行われる。
図2は、取っ手2および自動車ドア1の一部の側断面図である。図2から分るようにドアグリップの取っ手2は第1電極10と、ドアグリップの車両側領域に第2電極11を有し、これら電極間に電界12が伝播する。
図3を参照して以下に、本発明の有利な実施例によるエントリーシステムないしロックシステムの誤トリガ阻止方法を説明する。
図2の電界がドアグリップの2つの電極間で、例えば指の干渉によって変化する場合、電子回路は上に述べたように容量の変化を識別し、この変化を命令パルスに変換する。そしてこの命令パルスは適切な線路を介して中央制御ユニット4に送信される。この電子回路により形成された命令パルスは中央制御ユニット4で、操作者側データ伝送器のデータ識別問い合わせをトリガする。
さらなる方法ステップで、中央制御ユニット4は自動車ドアが外から閉鎖された後に未使用の別の操作者側データ伝送器が自動車の例えばグローブボックスに存在しているか否かを検査する。操作者側データ伝送器が車両内で特定された場合、このデータ伝送器は中央制御ユニット4によって無視され、このデータ伝送器はさらなる方法ステップでそれ以上考慮されない。これによりこのようなデータ伝送器の不所望な識別データを有利には無視することができる。
引き続き中央制御ユニット4は有利には、所定の経過時間内でどの程度に頻度で問い合わせが失敗したか、ないしはネガティブなデータ識別事例がすでに実行されたかを検査する。ネガティブなデータ識別事例は、中央制御ユニット4の問い合わせにより識別発生器ないしはデータ伝送器が車両に存在しないことが明らかになる場合に存在する。ここでは場合により車両に存在するデータ伝送器はすでに上に述べたように考慮されない。
中央制御ユニット4は有利には記憶装置5と接続されており、この記憶装置にはすでに実行されたネガティブなデータ識別事例の数iを検査するための所定の持続時間、並びに所定の閾値jが記憶されている。
閾値jは有利には2または3であり、容量性センサ3の再照合までに中央制御ユニット4により実行すべき識別問い合わせの最大数を規定する。これについては下に詳細に説明する。
引き続く方法ステップによれば、中央制御ユニット4は、所定の時間内ですでに実行され、検出されたネガティブなデータ識別事例の数iを、記憶装置5に前もって記憶された閾値jと比較する。以下の説明では閾値jが2であることを前提にする。しかしこれとは異なる閾値ももちろん同様に可能である。
中央制御ユニット4による比較で、すでに実行されたネガティブな識別事例の数iが記憶された閾値j(=2)より小さいことが判明すると、中央制御ユニット4はさらなるデータ識別問い合わせを実行する。
しかし比較により、すでに実行されたネガティブな識別事例の数iが記憶された閾値j(=2)に相当することが判明すると、中央制御ユニット4は再照合命令信号をそれぞれの容量性センサ3に送信し、この適応性のある容量性センサ3の再照合を初期化する。
これにより容量性センサ3は操作の静的フェーズでは、受信された再照合命令信号により、自動的に再較正するか、ないしはそのゼロ位置を自動的に再較正することが要求される。これによりセンサ領域を覆うことのある例えば湿気または雪が所定の状態変化を誤トリガすることがなくなる。このような誤トリガは例えば、自動車ドアの開錠または施錠、ドアミラーの畳み込みまたは引き出し、窓の開放または閉鎖等を引き起こす。このようにすれば容量性センサ3の再照合に基づいて、トリガ条件が例えばセンサ領域に存在する湿気または雪によってはそれ以上満たされなくなり、センサ3は操作をそれ以上識別しない。これによりエネルギーを消費するデータ識別問い合わせが行われなくなり、全体エネルギー消費が格段に低減される。
図3からさらに分るように、データ識別問い合わせがポジティブな場合には、車両の所定の機能が中央制御ユニット4によって制御される。すでに上に述べたように、これはドアの解錠または施錠、ドアミラーの畳み込みまたは引き出し、窓の開放または閉鎖、および/またはその他の車両状態変化とすることができる。
図3に付加的に示されているように、容量性センサ3の再照合はドア接点状態のいずれかの変化の際にも実行することができる。これにより例えばドア1の各閉鎖の際に所属の容量性センサ3が、ドア1の閉鎖によって誤トリガが生じないように再照合される。
従って本発明は、パッシブ・エントリーシステムの誤トリガを簡単かつ安価に阻止することのできる方法を提供するものである。本発明の方法により、エントリーシステムは、例えば雨、雪、またはその他の障害量によって電界に障害があっても常に機能可能状態に留まる。この種の障害量に起因する誤トリガは、本発明の方法によれば車両に所属の識別発生器ないしはデータ伝送器が存在しない場合には、短時間だけ、すなわち所定の閾値数までのデータ識別問い合わせの実行の間だけ、比較的高い静止電流を必要とする。エントリーシステムは所定の問い合わせサイクルの実行後に再び静止状態におかれ、この静止状態では僅かな電流しか消費しない。このようにして車両バッテリーが完全に放電されることが阻止され、エントリーシステムが常時、機能可能状態であることを諦める必要もない。
本発明を有利な実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに制限されるものではなく、多種多様に変形することができる。
図1は、本発明の実施例によるパッシブ・エントリーシステムが組み込まれた車両の概略図である。 図2は、本発明の実施例による車両ドアの一部と取っ手の側断面図である。 図3は、本発明の有利な実施例による方法ステップの概略的ブロック回路図である。

Claims (10)

  1. 自動車でのパッシブ・エントリーシステムの誤トリガを阻止する方法であって、
    該エントリーシステムは車両側に少なくとも1つの取っ手(2)と、該取っ手(2)領域に配置された少なくとも1つの容量性センサ(3)とを有し、
    該容量性センサは中央制御ユニット(4)と接続されており、取っ手(2)が操作される際に、操作者側データ伝送器のデータ識別問い合わせが中央制御ユニットによってトリガされ、当該方法は次の方法ステップを有する:
    所定の時間内ですでに実行されたネガティブなデータ識別事例の数(i)を中央制御ユニットによって検出するステップ;
    検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)を所定の閾値(j)と中央制御ユニットによって比較するステップ;
    検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)が所定の閾値(j)より小さい場合に対しては、さらなるデータ識別問い合わせを中央制御ユニットによって実行し、
    検出されたネガティブなデータ識別事例の数(i)が所定の閾値(j)と同じ場合に対しては、再照合命令信号を中央制御ユニット(4)から少なくとも1つの容量性センサ(3)へ、当該容量性センサの再照合のために送信するステップ;
    ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    所定の閾値(j)は、中央制御ユニット(4)と接続された記憶装置(5)に前もって記憶する方法。
  3. 請求項1または2記載の方法において、
    所定の閾値(j)は2または3である方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項記載の方法において、
    少なくとも1つの容量性センサ(3)の再照合が、取っ手(2)の操作が静的フェーズにある時に中央制御ユニット(4)によって命令される方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項記載の方法において、
    少なくとも1つの容量性センサ(3)は、中央制御ユニット(4)による再照合命令信号の受信時にそのゼロ位置を自ら再較正する方法。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項記載の方法において、
    ドア接点状態が変化すると、再照合命令信号が中央制御ユニット(4)から少なくとも1つの容量性センサ(3)に、そのセンサの再照合のために送信される方法。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項記載の方法において、
    車両ドア(1)を閉鎖するために取っ手(2)が操作される場合にデータ識別事例がポジティブであれば、ドアミラーを畳み込み、ドア施錠装置(7)を起動し、サイドウィンドウを閉鎖し、および/またはさらなる車両状態の変更を実施する方法。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項記載の方法において、
    車両ドア(1)を開放するために取っ手(2)が操作される場合にデータ識別事例がポジティブであれば、ドアミラーを引き出し、ドア施錠装置(7)をデアクティベート、サイドウィンドウを開放し、および/またはさらなる車両状態の変更を実施する方法。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項記載の方法において、
    複数の容量性センサ(3)が車両に、有利にはそれぞれ1つのセンサ(3)が各ドア(1)、各フラップ等に設けられている方法。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項記載の方法において、
    取っ手(2)の操作と、これに結び付いたデータ識別問い合わせのトリガ後に、中央制御ユニット(4)によって、未使用の操作者側データ伝送器が車両内に存在するか否かが検査され、このときに存在していれば、当該データ伝送器は無視され、さらなる方法ステップに対して考慮されない方法。
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