JP2008312259A - 指向性送信装置及び指向性送信方法 - Google Patents

指向性送信装置及び指向性送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少ない回路規模及び少ない演算量で指向性送信すること。
【解決手段】乗算器201−11〜201−22は、送信信号に指向性送信用のウェイトを乗算する。MUX202−1は、アンテナ208−1から送信するユーザ1及びユーザ2に送信する送信信号を多重化する。S/P変換器203−1は、送信信号をシリアルデータからパラレルデータに変換する。FFT204−1は、送信データを高速フーリエ変換する。加算器205−1は、FFT204−1から出力された送信信号を加算する。ガードインターバル挿入部206−1は、送信信号のレプリカをガードインターバルとして送信データに付加する。送信RF部207−1は、送信信号を無線周波数に変換し、アンテナ208−1を介して送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、指向性送信装置及び指向性送信方法に関し、特にOFDM方式とアダプティブアレーアンテナを組み合わせた通信に用いて好適な指向性送信装置及び指向性送信方法に関する。
近年、周波数効率の良い無線通信方式として、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)方式がある。OFDM方式は、マルチキャリア通信方式の一つであり、各サブキャリアを直交するように配置して多重化する通信方式であり、高い伝送効率が得られることを特徴とする。
また、無線信号を指向性送信する方法として、AAA(Adaptive Antenna Arrays)がある。AAAでは、送信する信号に相異なるウェイトを乗算し、この信号を相異なるアンテナから送信する。この結果、受信側でそれぞれのアンテナから送信された信号が強調する方向と、弱めあう方向ができ、送信側において、指向性送信をすることができる。
このようなアレーアンテナを用いて指向性送信する通信方法とマルチキャリア通信方法とを組み合わせて複数のユーザと通信を行う装置を実現する場合、回路規模が大きくなり、演算量が増大する問題がある。
具体的には、送信信号に指向性送信用のウェイトを乗算の処理の数が、アレーアンテナの数とサブキャリアの数を乗算した数だけ必要となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、少ない演算量で指向性送信する指向性送信装置及び指向性送信方法を提供することを目的とする。
本発明の指向性送信装置は、送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算する乗算手段と、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳するFFT手段と、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を送信する複数のアンテナと、を具備する構成を採る。
この構成によれば、送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算した後、複数のサブキャリアに重畳して各アンテナから送信することにより、少ない回路規模及び少ない演算量で指向性送信することができる。
本発明の指向性送信装置は、ウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアにマッピングするシリアルパラレル変換手段を具備し、FFT手段は、マッピング後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳する構成を採る。
この構成によれば、指向性送信のウェイト乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳して複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する乗算器をユーザ数とアンテナ数の乗算値とすることができ、送信信号を多重するキャリア数の多い通信において、装置規模を小さくすることができる。
本発明の指向性送信装置は、送信信号を複数のサブキャリアにマッピングするシリアルパラレル変換手段を具備し、乗算手段は、マッピング後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算する構成を採る。
この構成によれば、パラレルデータに変換後の送信データにアンテナ別に指向性送信のウェイトを乗算し、乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳し、FFT後に複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する送信信号の桁数を小さくすることができ、乗算器毎の演算量を小さくすることができる。
本発明の指向性送信装置は、送信信号を複数のサブキャリアに分配する直交変換手段と、サブキャリアに分配された送信信号を送信相手別に加算する加算手段と、送信相手別、かつ送信するアンテナ別で加算後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算する乗算手段と、ウェイト乗算後の送信信号を送信する複数のアンテナと、を具備する構成を採る。
この構成によれば、各キャリアの信号を送信するユーザ別、かつ送信するアンテナ別に加算した後、指向性送信のウェイトを乗算することにより、異なるキャリアの信号も同じ乗算器でウェイトを乗算することができ、乗算器の数を少なくすることができる。
本発明の基地局装置は、上記の指向性送信装置を具備する構成を採る。
この構成によれば、送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳し、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を各アンテナから送信することにより、少ない回路規模及び少ない演算量で指向性送信することができる。
本発明の指向性送信方法は、送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、ウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアにマッピングし、送信するアンテナ別にパラレルデータに変換後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳し、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を各アンテナから送信するようにした。
この方法によれば、指向性送信のウェイト乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳して複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する乗算器をユーザ数とアンテナ数の乗算値とすることができ、送信信号を多重するキャリア数の多い通信において、装置規模を小さくすることができる。
本発明の指向性送信方法は、送信信号を複数のサブキャリアにマッピングし、送信するアンテナ別でマッピング後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳し、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を各アンテナから送信するようにした。
この方法によれば、パラレルデータに変換後の送信データにアンテナ別に指向性送信のウェイトを乗算し、乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳して複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する送信信号の桁数を小さくすることができ、乗算器毎の演算量を小さくすることができる。
本発明の指向性送信方法は、送信信号を複数のサブキャリアに分配し、サブキャリアに分配された送信信号を送信相手別に加算し、送信相手別かつ送信するアンテナ別で加算後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、ウェイト乗算後の送信信号を各アンテナから送信するようにした。
この方法によれば、各キャリアの信号を送信するユーザ別、かつ送信するアンテナ別に加算した後、指向性送信のウェイトを乗算することにより、異なるキャリアの信号も同じ乗算器でウェイトを乗算することができ、乗算器の数を少なくすることができる。
本発明の指向性送信装置及び指向性送信方法によれば、送信データをシリアルデータからパラレルデータに変換し、変換後の送信データにアンテナ別に指向性送信のウェイトを乗算し、乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳し、複数のアンテナから送信することにより、少ない演算量で指向性送信することができる。
本発明の対象となるアレーアンテナを用いて指向性送信するマルチキャリアで複数のユーザと通信を行う指向性送信装置において、予想される構成を以下に示す。
図1は、指向性送信装置の構成を示すブロック図である。図1の指向性送信装置100は、MUX101と、S/P変換器102と、FFT103と、乗算器104−11〜104−14と、乗算器104−21〜104−24と、加算器105−1と、加算器105−2と、ガードインターバル挿入部106−1と、ガードインターバル挿入部106−2と、送信RF部107−1と、送信RF部107−2と、アンテナ108−1と、アンテナ108−2とから主に構成される。
図1において、MUX101は、ユーザ1に送信する信号とユーザ2に送信する信号を多重し、多重化した送信信号をS/P変換器102に出力する。S/P変換器102は、送信データをシリアルデータからパラレルデータに変換し、この送信データをFFT103に出力する。
FFT103は、送信データを高速フーリエ変換し、この送信データを乗算器104−11〜104−14と乗算器104−21〜104−24に出力する。
例えば、FFT103は、サブキャリアf1でユーザ1宛に送信する送信信号を乗算器104−11と乗算器104−21に出力し、サブキャリアf3でユーザ1宛に送信する送信信号を乗算器104−13と乗算器104−23に出力する。
また、FFT103は、サブキャリアf2でユーザ2宛に送信する送信信号を乗算器104−12と乗算器104−22に出力し、サブキャリアf4でユーザ2宛に送信する送信信号を乗算器104−14と乗算器104−24に出力する。
乗算器104−11〜104−14は、送信信号に、指向性送信用のウェイトを乗算し、加算器105−1に出力する。具体的には、乗算器104−11と乗算器104−13は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ108−1から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器104−12と乗算器104−14は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ108−1から送信する指向性のウェイトを乗算する。
また、乗算器104−21〜104−24は、送信信号に、指向性送信用のウェイトを乗算し、加算器105−2に出力する。具体的には、乗算器104−21と乗算器104−23は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ108−2から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器104−22と乗算器104−24は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ108−2から送信する指向性のウェイトを乗算する。
加算器105−1は、乗算器104−11〜乗算器104−14から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部106−1に出力する。また、加算器105−2は、乗算器104−21〜乗算器104−24から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部106−2に出力する。
ガードインターバル挿入部106−1及び106−2は、送信信号のレプリカをガードインターバルとして送信データに付加し、付加した送信データを送信RF部107−1及び107−2に出力する。
送信RF部107−1は、送信信号を無線周波数に変換し、アンテナ108−1を介して送信する。同様に、送信RF部107−2は、送信信号を無線周波数に変換し、アンテナ108−2を介して送信する。
本発明者は、上記構成に示すように、アレーアンテナを用いて指向性送信するマルチキャリアで複数のユーザと通信を行う場合、送信信号に指向性送信用のウェイトを乗算する乗算器の数が、通信相手の数、アレーアンテナの数、及びサブキャリアの数を乗算した数となり、必要となる乗算器の数が飛躍的に多くなる点に着目し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の骨子は、アレーアンテナを用いて指向性送信するマルチキャリア通信において、送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳することにより乗算器の数と回路規模を小さくすることである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図である。図2の指向性送信装置200は、乗算器201−11、201−12と、乗算器201−21、201−22と、MUX202−1、202−2と、S/P変換器203−1、203−2と、FFT204−1、204−2と、加算器205−1、205−2と、ガードインターバル挿入部206−1、206−2と、送信RF部207−1、207−2と、アンテナ208−1、208−2とから主に構成される。
図2において、乗算器201−11〜204−22は、送信信号に指向性送信用のウェイトを乗算し、MUX202−1、202−2に出力する。具体的には、乗算器201−11は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ208−1から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器201−12は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ208−1から送信する指向性のウェイトを乗算する。
同様に、乗算器201−21は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ208−2から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器201−22は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ208−2から送信する指向性のウェイトを乗算する。
MUX202−1は、アンテナ208−1から送信するユーザ1及びユーザ2に送信する送信信号を多重化し、S/P変換器203−1に出力する。同様に、MUX202−2は、アンテナ208−2からユーザ1及びユーザ2に送信する送信信号を多重化し、S/P変換器203−2に出力する。
S/P変換器203−1及び203−2は、送信信号をシリアルデータからパラレルデータに変換し、送信データをサブキャリアにマッピングする。そして、S/P変換器203−1及び203−2は、変換した送信データをそれぞれFFT204−1及び204−2に出力する。
FFT204−1及びFFT204−2は、送信データを高速フーリエ変換し、変換した送信データをそれぞれ加算器205−1及び加算器205−2に出力する。例えば、FFT204−1及びFFT204−2は、ユーザ1宛の送信信号をサブキャリアf1及びf3に分配し、ユーザ2宛の送信信号をサブキャリアf2及びf4に分配する。
加算器205−1は、FFT204−1から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−1に出力する。同様に、加算器205−2は、FFT204−2から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−2に出力する。
ガードインターバル挿入部206−1及び206−2は、送信信号のレプリカをガードインターバルとして送信データに付加し、付加した送信データを送信RF部207−1及び207−2に出力する。送信RF部207−1及び207−2は、送信信号を無線周波数に変換し、アンテナ208−1及び208−2を介して送信する。
ここで、図1の指向性送信装置100と図2の指向性送信装置200の乗算器を比較する。指向性送信装置100は、送信信号を多重するキャリア数とアンテナの数とを乗算した数の乗算器が必要である。一方、指向性送信装置200は、ユーザ数とアンテナの数とを乗算した数の乗算器が必要になる。
一般に、マルチキャリア通信では、数百から数千のサブキャリアに信号を多重する。従って、ユーザ数がサブキャリア数より小さい場合、指向性送信装置200の乗算器の数は、指向性送信装置100の乗算器の数より小さくなる。
このように、本実施の形態の指向性送信装置によれば、指向性送信のウェイト乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳して複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する乗算器をユーザ数とアンテナ数の乗算値とすることができ、送信信号を多重するキャリア数の多い通信において、装置規模を小さくすることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図である。但し、図2と同一の構成となるものについては、図2と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図3の指向性送信装置300は、S/P変換器301−1、301−2においてパラレル変換した送信データに、乗算器302−11〜302−14及び乗算器302−21〜302−24において指向性送信のウェイトを乗算する点が、図2の指向性送信装置200と異なる。
図3において、S/P変換器301−1は、ユーザ1に送信する送信信号をシリアルデータからパラレルデータに変換し、送信データをサブキャリアにマッピングする。そして、S/P変換器301−1は、変換した送信データを乗算器302−11〜302−14に出力する。同様に、S/P変換器301−2は、ユーザ2に送信する送信信号をシリアルデータからパラレルデータに変換し、送信データをサブキャリアにマッピングする。そして、S/P変換器301−2は、変換した送信データを乗算器302−21〜302−24に出力する。
乗算器302−11〜302−14及び乗算器302−21〜302−24は、送信信号にユーザ別、キャリア別にウェイトを乗算し、この送信信号を送信するアンテナに対応するMUX303−1または303−2に出力する。
例えば、乗算器302−11及び302−12は、ユーザ1宛の送信信号にアンテナ208−1から送信する際のウェイトを乗算し、MUX303−1に出力する。同様に、乗算器302−13及び302−14は、出力されたユーザ1宛の送信信号にアンテナ208−2から送信する際のウェイトを乗算し、MUX303−2に出力する。
また、乗算器302−21及び302−22は、ユーザ2宛の送信信号にアンテナ208−1から送信する際のウェイトを乗算し、MUX303−1に出力する。同様に、乗算器302−21及び302−22は、出力されたユーザ2宛の送信信号にアンテナ208−2から送信する際のウェイトを乗算し、MUX303−2に出力する。
MUX303−1は、アンテナ208−1から送信するユーザ1及びユーザ2に送信する送信信号を多重化し、FFT304−1に出力する。同様に、303−2は、アンテナ208−2からユーザ1及びユーザ2に送信する送信信号を多重化し、FFT304−2に出力する。
FFT304−1及びFFT304−2は、送信データを高速フーリエ変換し、変換した送信データをそれぞれ加算器205−1及び加算器205−2に出力する。例えば、FFT304−1及びFFT304−2は、ユーザ1宛の送信信号をサブキャリアf1及びf3に分配し、ユーザ2宛の送信信号をサブキャリアf2及びf4に分配する。
加算器205−1は、FFT304−1から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−1に出力する。同様に、加算器205−2は、FFT304−2から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−2に出力する。
ここで、図1の指向性送信装置100と図3の指向性送信装置300の乗算器で演算する信号の大きさを比較する。指向性送信装置100は、フーリエ変換後の送信データにウェイトを乗算する。フーリエ変換後の送信データは、フーリエ変換前の送信データより1シンボルが多値で表現されている。従って、乗算器は、一度の乗算で多値である送信データの乗算を行う処理能力が要求される。
一方、指向性送信装置300は、フーリエ変換前の送信データのウェイトを乗算する。フーリエ変換前の送信データは、変調によりマッピングされる送信データである。例えば、BPSKの場合、送信データは1または−1の実数であり、QPSKの場合、送信データは複素数(±1、±1)である。従って、指向性送信装置300は、少ないダイナミックレンジ(桁数)で乗算処理を行うことができる。
このように、本実施の形態の指向性送信装置によれば、パラレルデータに変換後の送信データにアンテナ別に指向性送信のウェイトを乗算し、乗算後の送信信号を複数のキャリアに重畳し、FFT後に複数のアンテナから送信することにより、ウェイトを乗算する送信信号の桁数を小さくすることができ、乗算器毎の演算量を小さくすることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図である。但し、図2と同一の構成となるものについては、図2と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
図4の指向性送信装置400は、各キャリアの信号を送信するユーザ別、かつ送信するアンテナ別に加算した後、指向性送信のウェイトを乗算する点が図2と異なる。
図4において、MUX401は、ユーザ1に送信する信号とユーザ2に送信する信号を多重し、多重化した送信信号をS/P変換器402に出力する。S/P変換器402は、送信信号をシリアルデータからパラレルデータに変換し、送信データをサブキャリアにマッピングする。そして、S/P変換器402は、変換した送信信号をFFT403に出力する。FFT403は、送信信号を高速フーリエ変換し、この送信信号を加算器404−1と加算器404−2に出力する。
加算器404−1と加算器404−2は、FFT403から出力された送信信号を、信号を送信するユーザ別に加算し、加算結果を乗算器405−11、405−12、405−21、及び405−22に出力する。
具体的には、加算器404−1は、アンテナ208−1から送信するユーザ1に送信する送信データを加算し、加算結果を乗算器405−11と加算器405−21に出力する。また、加算器404−2は、ユーザ1に送信する送信データを加算し、加算結果を乗算器405−12と加算器405−22に出力する。
乗算器405−11は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ208−1から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器405−12は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ208−1から送信する指向性のウェイトを乗算する。そして、乗算器405−11と乗算器405−12は、送信信号を加算器406−1に出力する。
また、乗算器405−21は、ユーザ1宛の送信信号に、アンテナ208−2から送信する指向性のウェイトを乗算し、乗算器405−22は、ユーザ2宛の送信信号に、アンテナ208−2から送信する指向性のウェイトを乗算する。そして、乗算器405−21と乗算器405−22は、送信信号を加算器406−2に出力する。
加算器406−1は、アンテナ208−1から送信する信号、すなわち乗算器405−11と乗算器405−12から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−1に出力する。同様に、加算器406−2は、アンテナ208−2から送信する信号、すなわち乗算器405−21と乗算器405−22から出力された送信信号を加算し、加算した送信信号をガードインターバル挿入部206−2に出力する。
ここで、図1の指向性送信装置100と図4の指向性送信装置400との乗算器の数を比較する。指向性送信装置100は、サブキャリアの数にアンテナの数を乗算した数の乗算器が必要となる。一方、指向性送信装置400は、ユーザ数にアンテナの数を乗算した数の乗算器が必要となる。
従って、ユーザ数がサブキャリア数より小さい場合、指向性送信装置400の乗算器の数は、指向性送信装置100の乗算器の数より小さくなる。一般に、マルチキャリア通信では、サブキャリア数が数百から数千であるのに対し、ユーザ数は数十である。
このように、本実施の形態の指向性送信装置によれば、各キャリアの信号を送信するユーザ別、かつ送信するアンテナ別に加算した後、指向性送信のウェイトを乗算することにより、異なるキャリアの信号も同じ乗算器でウェイトを乗算することができ、乗算器の数を少なくすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、指向性送信装置として行う場合について説明しているが、これに限られるものではなく、この指向性送信をソフトウェアとして行うことも可能である。
例えば、上記指向性送信を実行するプログラムを予めROM(Read Only Memory)に格納しておき、そのプログラムをCPU(Central Processor Unit)によって動作させるようにしても良い。
また、上記指向性送信を実行するプログラムをコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納し、記憶媒体に格納されたプログラムをコンピュータのRAM(Random Access memory)に記録して、コンピュータをそのプログラムにしたがって動作させるようにしても良い。また、上記指向性送信を実行するDSP等に搭載して動作させるようにしても良い。
また、上記実施の形態の指向性送信装置は、基地局装置に具備し、同様の効果を得ることができる。
また、上記説明では、フーリエ変換及び逆フーリエ変換の処理は、直交変換を行う処理であればいずれも適用できる。例えば、DCT(Discrete Cosine Transform)、DWT(Discrete Wavelet Transform)等の直交変換を用いてもよい。
本発明は、OFDM方式とアダプティブアレーアンテナを組み合わせた通信に用いて好適な指向性送信装置に用いるに好適である。
指向性送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る指向性送信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
201−11、201−12、201−21、201−22、302−11〜302−14、302−21〜302−24、405−11、405−12、405−21、405−22 乗算器
202−1、202−2、303−1、303−2、401 MUX
203−1、203−2、301−1、301−2、402 S/P変換器
204−1、204−2、304−1、304−2、403 FFT
205−1、205−2、404−1、404−2、406−1、406−2 加算器
206−1、206−2 ガードインターバル挿入部
207−1、207−2 送信RF部
208−1、208−2 アンテナ

Claims (8)

  1. 送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算する乗算手段と、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳するFFT手段と、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を送信する複数のアンテナと、を具備することを特徴とする指向性送信装置。
  2. ウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアにマッピングするシリアルパラレル変換手段を具備し、FFT手段は、マッピング後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳することを特徴とする請求項1に記載の指向性送信装置。
  3. 送信信号を複数のサブキャリアにマッピングするシリアルパラレル変換手段を具備し、乗算手段は、マッピング後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算することを特徴とする請求項1に記載の指向性送信装置。
  4. 送信信号を複数のサブキャリアに分配する直交変換手段と、サブキャリアに分配された送信信号を送信相手別に加算する加算手段と、送信相手別、かつ送信するアンテナ別で加算後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算する乗算手段と、ウェイト乗算後の送信信号を送信する複数のアンテナと、を具備することを特徴とする指向性送信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の指向性送信装置を具備することを特徴とする基地局装置。
  6. 送信するアンテナ別で送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、ウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアにマッピングし、送信するアンテナ別にパラレルデータに変換後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳し、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を各アンテナから送信することを特徴とする指向性送信方法。
  7. 送信信号を複数のサブキャリアにマッピングし、送信するアンテナ別でマッピング後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、送信するアンテナ別にウェイト乗算後の送信信号を複数のサブキャリアに重畳し、複数のサブキャリアに重畳された送信信号を各アンテナから送信することを特徴とする指向性送信方法。
  8. 送信信号を複数のサブキャリアに分配し、サブキャリアに分配された送信信号を送信相手別に加算し、送信相手別かつ送信するアンテナ別で加算後の送信信号に指向性送信のウェイトを乗算し、ウェイト乗算後の送信信号を各アンテナから送信することを特徴とする指向性送信方法。
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