JP2008309658A - 車両用フリーローラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、台車ベースの構造であるため、大きな労力を必要とせず、使い勝手に優れた車両用フリーローラ装置を提供するものである。
【解決手段】 かゝる本発明は、概略コ型の台車フレーム20と、この底面側に設けた複数の車輪30と、ローラ間隔伸縮用のネジシャフト40と、ネジシャフト40のシャフト回転操作部50と、ネジシャフト40の左ネジ部41と右ネジ部42に回動自在に装着させた一対のローラ軸60、60と、これらに回転自在に装着させた一対のフリーローラ70、70と、一対のローラ軸60、60の遊端側に回動自在に軸着させた回転コロ80、80と、上がり傾斜面を有する一対のスロープ部材90、90とを備えてなる車両用フリーローラ装置10にあり、これにより、大きな労力を必要とせず、車輪へのセンター合わせも簡単で、しかも、従来の作業工数を大幅に低減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両タイヤをフリー状態で回転させる車両用フリーローラ装置に関するものである。
車両の試験(検査)時、特に車検ではスピード試験が義務付けられている。スピード試験は、通常試験場の床部分に埋設してあるスピード計測装置(例えばブレーキ・速度計複合試験を用いことが多い)で行っている。このスピード計測装置では、一対の回転ローラ間に駆動側の車両タイヤを載せ、車両を駆動させて、車両側のスピード計による速度とスピード計測装置側の計測器(センサ)による速度を比較し、その差が所定の範囲内にあるか否かで、合否を判定している。
ところが、フルタイム4WDの車種では、前後の両輪が常時回転するため、主駆動側の車両タイヤ(前後輪の分配比が異なるときは大きい方の車両タイヤ、等分配比のものではいずれかの車両タイヤ)を、一対の回転ローラ間に載せる一方、従駆動側の車両タイヤは、一対のフリーローラを有するフリーローラ装置に載せて、空回転させている。
このようなフリーローラ装置としては、簡単な構造の簡易型のものから、比較的複雑な構造のもの(例えば引用文献1)まで、既に種々のものが提案されている。
特開2003−114171号
簡易型のフリーローラ装置を用いたスピード試験の作業を図示すると、図4〜図7に示す如くである。先ず、図4に示すように、試験場では、左右それぞれ一対の回転ローラ1a、1aを有するスピード計測装置1に対して、2台のフリーローラ装置2、2を用意しておく。ここで、試験対象の車両Cは、前輪側を主駆動側とするフルタイム4WD車の場合である。
以下に一連の作業を分説する。(1)図5に示すように、スピード計測装置1において、一対の回転ローラ1a、1a間のリフト部1bを上げた状態で、車両Cの前輪(車両タイヤ)を載せる。(2)次に、リフト部1bを下げ、前輪を一対の回転ローラ1a、1a間に落とし込む。(3)この状態で、後輪部分の位置が定まるため、後輪の中心に合わせて、その側方に2台のフリーローラ装置2、2を仮り置きする。
(4)この後、リフト部1bを上げて、車両Cの前輪を持ち上げ、図6に示すように、一旦約60cm程度車両Cを真っ直ぐ後退させる。(5)ここで、上記側方に仮り置きした2台のフリーローラ装置2、2を、車両Cの後輪の真下にくるように、車両下部に押し込む形で、もぐり込ませる。このとき、位置ずれが生じないように微調整する。
(6)再度車両Cに乗り込み、車両Cを前進させ、前輪を一対の回転ローラ1a、1a間の上げた状態のリフト部1bに載せる一方、後輪は、図7に示すように、2台のフリーローラ装置2、2に載せ、そのフリーローラ2a、2a間に落とし込む。(7)この後、リフト部1bを下げ、前輪を一対の回転ローラ1a、1a間に落とし込む。(8)念のため、後輪が2台のフリーローラ装置2、2の所定の正常位置にあるか否かを確認する。
(9)上記の条件が整ったところで、所定のスピード試験を行う。(10)そして、試験が終了したら、スピード計測装置1のリフト部1bを上げる。(11)この後、約60cm程度車両Cを真っ直ぐ後退させ、後輪が2台のフリーローラ装置2、2から外れたことろで停止させる。(12)2台のフリーローラ装置2、2は、そのままでは邪魔(進路妨害)になるため、側方に引き出して撤去する。(13)再度車両Cを後退させて、試験箇所から退避させる。
以上の説明から明らかなように、フルタイム4WD車において、2台のフリーローラ装置2、2を用いてスピード試験を行う場合、従来作業工数が多く、また、車両の前進や後退の際にはその都度車両への乗り込みが必要となり、作業効率が悪いという問題があった。また、フリーローラ装置は、比較的簡単な構造のものであっても、相当な重量物(簡易型のものでも約15Kg程度、複雑な構造のものではそれ以上の重さのものが多い)となっているため、車両下部への出し入れは、スペース的な余裕がないことと相まって、大変な重労働となっている。基本的には、人力で滑り込ませたりする作業であるため、大きな労力が必要とされる。特に、後輪の中心にセンター合わせする際には、重いことから、位置ずれし易く、また、微調整がし難いという問題もあった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、基本的には、台車ベースの構造であるため、使用にあたって、大きな労力を必要とせず、車輪へのセンター合わせも簡単で、しかも、従来の作業工数を大幅に低減することができる、優れた車両用フリーローラ装置を提供するものである。
請求項1記載の本発明は、一対のフリーローラで車両タイヤを回転自在に支持する車両用フリーローラ装置であって、長片フレーム部の両端側から同方向に短片フレーム部を延出させた概略コ型の台車フレームと、当該台車フレームの底面側に設けた複数の車輪と、左ネジ部と右ネジ部がほぼ中央で連結してなると共に、前記台車フレームの長片フレーム部側の近傍に軸着させたローラ間隔伸縮用のネジシャフトと、当該ネジシャフトの少なくとも一方の遊端側から突出させたシャフト回転操作部と、前記ネジシャフトの左ネジ部と右ネジ部にその一端部を回動自在に装着させた一対のローラ軸と 当該各ローラ軸に回転自在に装着させた一対のフリーローラと、前記一対のローラ軸の遊端側に回動自在に軸着させて、かつ、その車底の高さを前記台車フレーム側の車輪の車底の高さとほぼ同一とさせた回転コロと、前記台車フレームの両短片フレーム部の前記フリーローラ側に取り付けられて、前記フリーローラが前記台車フレームの短片フレーム部側に近接したとき、フリーローラ面が載り上がる上がり傾斜面を有する一対のスロープ部材とを備えてなることを特徴とする車両用フリーローラ装置にある。
請求項2記載の本発明は、前記一対のスロープ部材の上面側近傍にフリーローラ用のストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用フリーローラ装置にある。
請求項3記載の本発明は、前記台車フレームの長片フレーム部側に車両タイヤ用のストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用フリーローラ装置にある。
請求項4記載の本発明は、前記台車フレームの短片フレーム部側とフリーローラの回転回転コロ外面側に弾性ゴム製などの滑り防止部材を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用フリーローラ装置にある。
本発明の車両用フリーローラ装置によると、基本構造が台車ベースの構造であるため、使用にあたって、簡単に車両下部へ出し入れすることができる。つまり、大きな労力を必要とせず、使用することができ、優れた使い勝手が得られる。
また、ベース骨格をなす台車フレームが、概略コ型であって、車両タイヤを支える一対のフリーローラ間の一方が開放されているため、車両の車輪、例えば後輪側へ、側方から直接もぐり込ませることができる。結果として、従来の装置のように、一旦車両を後退させたりする必要はなくなる。
また、一対のフリーローラ間隔は、左ネジ部と右ネジ部がほぼ中央で連結してなるローラ間隔伸縮用のネジシャフトの回転により行われるため、車両タイヤへのセンター合わせがほぼ自動的に行われる。つまり、一対のフリーローラ間の間隔を狭めていくと、接触する車両タイヤに規制されて、簡単かつ迅速にセンター合わせが行われる。結果として、従来の装置のように、微妙な位置調整は不要となる。
また、一対のフリーローラの遊端側には、対応する一対の回転コロがあって、台車フレーム側の車輪(キャスタ)と共に、車両タイヤ側の荷重を受ける構造であるため、荷重が適宜分散されて支持され、安定した試験(測定)が行える。
また、一対のフリーローラが、所定の大きな間隔、例えば最も台車フレームの短片フレーム部側の近傍に移動したとき、フリーローラ面が載り上がる上がり傾斜面を有する一対のスロープ部材を設けてあるため、このとき、一対のフリーローラが持ち上がって、その各回転コロが、台車フレーム側の車輪の底面位置から浮く(離れた)状態となる。
この結果、一対のフリーローラの各回転コロが、一方向の直進性しかない構造であっても、これが接地面から離れることで、台車フレームの自在な移動が可能となる。つまり、この状態で移動させれば、車両下部への出し入れが簡単かつ迅速に行える。さらに、この結果、台車フレームの短片フレーム部に対して、フリーローラの回転コロが開いた形となるため、不使用時、両者を脚部として立て掛けて収納することも可能となる。
図1〜図2は、本発明に係る車両用フリーローラ装置の全体の一例を示したものである。図中、10はその車両用フリーローラ装置、20は長片フレーム部21の両端側から同方向に短片フレーム部22、22を延出させた概略コ型の台車フレームで、金属骨材などからなる。30は台車フレーム20の底面側に設けた複数の車輪である。この車輪30としては、自在な方向への移動が可能である、自在方向転換型のキャスターなどの使用が望ましい。直接台車フレーム20側に取り付けることも可能であるが、本例では、台車フレーム20側に取り付けた取付け板31・・・を介して、台車フレーム20のほぼ四隅に設けてある。
40は左ネジ部41と右ネジ部42がほぼ中央の連結部43で連結してなるローラ間隔伸縮用のネジシャフトである。これは、台車フレーム20の長片フレーム部21側の近傍に、長片フレーム部21の中央部に設けた軸受け44と両短片フレーム部22、22の基部側に設けた軸受け45、45により、軸着させてある。なお、このネジシャフト40は一体の棒状シャフトから、左ネジ部41、中央の連結部43に相当する軸着部、右ネジ部42と製造したものであってもよい。
50はこのローラ間隔伸縮用のネジシャフト40の両方の遊端側(一方のみも可)から突出させたシャフト回転操作部である。この部分は、例えば四角柱状部や六角柱状部、或いは四角穴凹み部、六角穴凹み部としておく。そして、ネジシャフト40を回動させるときには、図1のように、外部から電動工具(インパクトレンチ)51の回動部を嵌め込み、駆動させればよい。なお、ソケットレンチのような手動工具で回すこともできる。
60、60はネジシャフト40の左ネジ部41と右ネジ部42にその一端部を、雌ネジブロック部材61、61を介して、回動自在に装着させた一対のローラ軸、70、70はこの各ローラ軸60、60に回転自在に装着させた一対のフリーローラ、80、80はこの一対のローラ軸60、60の遊端側に回動自在に軸着させて、かつ、その車底の高さを台車フレーム20側の車輪30の車底の高さとほぼ同一とさせた回転コロである。
従って、これら各一対のローラ軸60、60、フリーローラ70、70、回転コロ80、80は、ネジシャフト40を回動させると、その回動方向によって、矢印Aに示すように、一体となって移動する。つまり、両フリーローラ70、70間の間隔は、開いたり閉じたりして、伸縮するようになっている。
90、90は台車フレーム20の両短片フレーム部22、22の内側、即ち、フリーローラ70、70側に取り付けられた一対のスロープ部材である。この各スロープ部材90、90の上面側には、フリーローラ70、70が、台車フレーム20の短片フレーム部22、22側に近接したとき、フリーローラ面が載り上がる上がり傾斜面91、91を設けてある。従って、このスロープ部材90、90の存在により、各一対のフリーローラ70、70が、所定の大きな間隔、例えば最も台車フレーム20の短片フレーム部22、22側の近傍に移動したとき、フリーローラ面がその上がり傾斜面91、91に載り上がるため、一対のフリーローラ70、70自体が、雌ネジブロック部材61、61の回動を伴って、持ち上がる。つまり、フリーローラ70、70の各回転コロ80、80は、台車フレーム20側の車輪30の底面位置から浮いた状態となる。この状態の一方側を図示すと、図3の如くである。なお、スロープ部材90、90の取付け位置は、フリーローラ70、70持ち上がる箇所であれば、特に限定されない。
92、92はこのときのフリーローラ70、70の過度の浮き上がりを規制するフリーローラ用のストッパ部材である。例えば板材からなり、台車フレーム20の短片フレーム部22、22側に設けてある。
100は車両タイヤ用のストッパ部材で、例えば台車フレーム20の長片フレーム部21に設けたゴム製や弾性プラスチックの回転コロなどからなる。これは試験時、車両タイヤの位置規制を行うものである。110・・・は台車フレーム20の短片フレーム部22、22やフリーローラ70の回転コロ80の外面側に設けた弾性ゴム製などの滑り防止部材である。上記したように、一対のフリーローラ70、70が持ち上がると、台車フレーム20の短片フレーム部22、22に対して、フリーローラ70、70の回転コロ80、80部分が開いた形となるため、未使用時、両者を脚部として立て掛けることが可能となる。このときの滑りを防止するのが、これらの滑り防止部材110・・・である。
120は台車フレーム20の長片フレーム部21側に被せたカバーであり、長片フレーム部21側の構造部分を隠す一方、回動するネジシャフト40や移動する雌ネジブロック部材61、61側に不用意に作業者の身体や衣服などが触れたり、侵入するのを防ぐことができる。図1〜図2中、破線(2点鎖線)で示してある。なお、このカバー120は、単なる平板に限らず、台車フレーム20側の骨材を囲う形状などとすることもできる。131、132は必要により取り付けられる、操作用の概略倒U型の把手、長尺な棒状のハンドルである。特にこのハンドル132にあっては、その基部が自在型の軸着部132aとなっているため、対象車両までの搬送時、その握手132bを持って行えばよい。なお、不使用時にはクリップ部132cに棒状部を挟んでおけばよい。
次に、この車両用フリーローラ装置10を用いたスピード試験について説明する。
本車両用フリーローラ装置10、10を用いた場合、上記した従来装置における(1)〜(3)までの作業は、ほぼ同一である。つまり、図5に示すように、スピード計測装置1において、一対の回転ローラ1a、1a間のリフト部1bを上げた状態で、車両Cの前輪(車両タイヤ)を載せ、次に、リフト部1bを下げ、前輪を一対の回転ローラ1a、1a間に落とし込む。この状態で、後輪部分の位置が定まるため、後輪の中心を大凡見定めて、その側方に2台の車両用フリーローラ装置10、10を仮り置きしておく。
この後、車両の後輪の側方から、即ち、図1〜図2に示す、両フリーローラ70、70間の開放された矢印B方向から、車両用フリーローラ装置10を、車両下部に入れて、車両タイヤ側の前後にそれぞれのフリーローラ70、70を位置させる。
このとき、両フリーローラ70、70間の間隔を大きく開いた状態であれば、上述したように、スロープ部材90、90の働きにより、フリーローラ70、70側の回転コロ80、80が持ち上がっているため、台車フレーム20側の車両30・・・、即ち、キャスタにより、簡単かつ迅速に入れることができる。このため、従来のような、重量物を滑り込ませるというような重労働は全くなくなる。
このようにして、車両用フリーローラ装置10、10を、車両タイヤ部分に入れたら、電動工具51により、ネジシャフト40を、両フリーローラ70、70間の間隔が狭くなる方向に回動させる。そうすると、両フリーローラ70、70は同速度で中央側に移動するため、先ず、車両タイヤの前後に接するようになる。このとき、センター合わせの位置ずれがあって、いずれかのローラ側が少々早く接することが生じても、引き続き、ネジシャフト40を回動させることにより、自動的にセンター合わせが行われる。
従って、本装置の場合、仮り置きなどの際、細心の注意を払って、センター合わせのため、微調整をする必要はない。つまり、良好な作業性が得られる。
そして、両フリーローラ70、70間の間隔が、所定の間隔となったら、ジシャフト40の回動を停止させる。これにより、車両タイヤは持ち上げられ、所定の空回り(空回転)状態が得られる。つまり、スピード試験の準備が整う。この後、所定のスピード試験を行えばよい。
この作業工程によると、上記した従来装置における(4)〜(7)までの作業は、即ち、リフト部の上昇、車両の60cm程度の後退、もぐり込ませたフリーローラ装置の微調整による位置合わせ、車両の前進、リフト部の下降などの作業は、不要となる。
また、スピード試験が完了したら、上記とは、逆方向に、電動工具51によりネジシャフト40を回動させる。そうすると、両フリーローラ70、70間の間隔が拡がるため、自動的に車両タイヤから外れる。そして、これらの間隔が所定の大きさになると、上述したように、両フリーローラ70、70が持ち上がるため、台車フレーム20側の車両30・・・、即ち、キャスタにより、簡単かつ迅速に車両下部から取り出すことができる。このため、従来のような、重量物を滑らせながら、引き出すというような重労働は全くなくなる。
この作業工程でも、上記した従来装置における(11)〜(12)までの作業は、即ち、車両の60cm程度の後退、重量物の引き出しというような作業は、不要となる。
このように本車両用フリーローラ装置10、10を用いた場合、大幅にその作業工数を低減させることができる。つまり、作業性の大幅な向上が得られる。
また、両フリーローラ70、70を、スロープ部材90、90の働きにより、台車フレーム20の短片フレーム部22、22に対して、開いた状態とすることができるため、不使用時、両者を脚部として利用することができる。例えば、立て掛けて収納することも可能となる。省スペース化が図れる。このとき、両者に滑り防止部材110を設けてあるため、安定した保持状態が得られる。さらに、スロープ部材90、90による両フリーローラ70、70の持ち上がりに対して、ストッパ部材92を設けてあるため、過度に持ち上がる危険は効果的に防止される。台車フレーム20の長片フレーム部21側に車両タイヤ用のストッパ部材100が設けてあるため、安定な作業性が得られる。また、台車フレーム20の長片フレーム部21側にカバー120を被せた場合、不用意に作業者の身体や衣服などが内部の駆動部に触れたり、侵入する恐れがないため、この点からも安定な作業性が得られる。
本発明に係る車両用フリーローラ装置の一例を示した斜視図である。 図1の車両用フリーローラ装置になる一部を省略した部分横断平面図である。 図1の車両用フリーローラ装置になるフリーローラの持ち上がり状態を示した部分斜視図である。 スピード試験の方法の一例を示した概略説明図である。 図4のスピード試験方法による一工程を示した概略説明図である。 図4のスピード試験方法による一工程を示した概略説明図である。 図4のスピード試験方法による一工程を示した概略説明図である。
符号の説明
10・・・車両用フリーローラ装置、20・・・概略コ型の台車フレーム、21・・・長片フレーム部、22・・・短片フレーム部、30・・・車輪、40・・・ローラ間隔伸縮用のネジシャフト、41・・・左ネジ部、42・・・右ネジ部、44、45・・・軸受け、50・・・シャフト回転操作部、60・・・ローラ軸、70・・・フリーローラ、80・・・回転コロ、90・・・スロープ部材、91・・・上がり傾斜面、92・・・フリーローラ用のストッパ部材、100・・・車両タイヤ用のストッパ部材、110・・・滑り防止部材

Claims (4)

  1. 一対のフリーローラで車両タイヤを回転自在に支持する車両用フリーローラ装置であって、長片フレーム部の両端側から同方向に短片フレーム部を延出させた概略コ型の台車フレームと、当該台車フレームの底面側に設けた複数の車輪と、左ネジ部と右ネジ部がほぼ中央で連結してなると共に、前記台車フレームの長片フレーム部側の近傍に軸着させたローラ間隔伸縮用のネジシャフトと、当該ネジシャフトの少なくとも一方の遊端側から突出させたシャフト回転操作部と、前記ネジシャフトの左ネジ部と右ネジ部にその一端部を回動自在に装着させた一対のローラ軸と 当該各ローラ軸に回転自在に装着させた一対のフリーローラと、前記一対のローラ軸の遊端側に回動自在に軸着させて、かつ、その車底の高さを前記台車フレーム側の車輪の車底の高さとほぼ同一とさせた回転コロと、前記台車フレームの両短片フレーム部の前記フリーローラ側に取り付けられて、前記フリーローラが前記台車フレームの短片フレーム部側に近接したとき、フリーローラ面が載り上がる上がり傾斜面を有する一対のスロープ部材とを備えてなることを特徴とする車両用フリーローラ装置。
  2. 前記一対のスロープ部材の上面側近傍にフリーローラ用のストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用フリーローラ装置。
  3. 前記台車フレームの長片フレーム部側に車両タイヤ用のストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用フリーローラ装置。
  4. 前記台車フレームの短片フレーム部側とフリーローラの回転コロ外面側に弾性ゴム製などの滑り防止部材を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用フリーローラ装置。
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