JP2010042723A - 其の場組み立て式タイヤ交換補助台。 - Google Patents

Abstract

【課題】自動車のタイヤ交換に際して、車体のジヤッキアップを最低限にして、安全で
容易にタイヤの交換作業が出来る、携帯性を有する、其の場で組み立てるタイヤ交換補助台と、その方法を提供する。
【解決手段】車体のジヤッキアップされたタイヤ１０の下に、両端の上部にナット３
下部に取り付け具２を接合した１対の横枠１を、１対の縦枠５で固定して基台を構成し
その横枠上辺部にローラー７を備えた２本の支持軸６を、タイヤ１０のトレッド面前後に
置き、支持軸６の両端の取り付け穴９に横枠のナット３を通した調整ボルト４を、差し込む事で、組み立て完了する、タイヤ交換補助台を提供する
【選択図】 図１

Description

本発明は、自動車のタイヤ交換に際して、安全で容易にタイヤの交換作業が出来る様に
するタイヤ交換補助台に関するものである。

従来、自動車のタイヤ交換は、まず、タイヤのホイールナットをある程度緩めてから、
タイヤが宙に浮くようにジャツキアップし、ホイールナットを全部外した後、タイヤを手で持ち上げて取り外す。

そして、取り付けるべきタイヤを手で持ち上げ、ハブボルトとホイールの挿通孔とを位置
合わせして嵌合した後、ハブボルトにホイールナットを取り付けて仮締めし、ジヤッキを
降ろしてから、ホイールナットを適度に締め付ける。

従来、この種のタイヤ交換補助装置として、例えば、特許文献１の図１に示されているように、基台の下にキャスターのついたものが知られていて、同様なタイヤ交換補助台が販売もされている。しかしながら、このような補助台を使うには、車体の高い位置へのジャッキアップが必要となり、特に大きなタイヤにはかなり無理が生じる。
特開２００７−１５５７

従来の自動車のタイヤ交換の取り付けの際、タイヤをホイールの挿通孔がハブボルトに
全て合うまで，持ち続けていなければならず、特にアルミホイールのタイヤは、ハブボル
トと、ホイールの挿通孔と目線の高さを、同じにしなければならず非常に難しい。

普通のタイヤは,もとより重いタイヤでも、安全に作業出来るタイヤ交換補助台の開発。

最近の、巾の広いアルミホイールのタイヤには、重心がホイール側にあって、立てると、傾いたり、倒れたりする物が有り危険である。

課題、０００４に、ついては、請求項１のタイヤ交換補助台は、４本の調整ボルトの
操作で２本のローラーの位置が簡単にコントロール出来、ローラーは、回転とスライドが出来るので、２本のローラー上のタイヤは、上下．左右．回転．前後の移動が可能となり、ハブボルトと、ホイールの挿通孔の位置合わせと、交換が容易に出来る。

課題、０００５に、ついては、請求項２のタイヤ交換補助台の、基台の形状に応じて、ローラー支持軸の取り付け．取り外しが容易なので、重いタイヤの交換の場合は
車体をジヤッキアップして交換台をタイヤの下で組み立て、２本のローラーでタイヤを
持ち上げ、外側に出して一度地面に下ろし、片方又は両方のローラー支持軸を取り外して
タイヤを転がして移動し、付け換えるタイヤを転がして、ハブボルトに添わせて、再び
ローラー支持軸を取り付けて交換を行う事が出来る。

課題、０００６に、ついては、請求項３のローラー支持軸を調整するボルトが両側に
あるので、タイヤを持ち上げる２本のローラーの、内側と外側の間隔の調整で、タイヤの傾きが直る。間隔が広い方へタイヤは傾く。

本発明は、タイヤを交換する際、車体をジヤッキアップして、少し宙に浮いた状態の
タイヤを、其の場で組み立てた台上の、２本の ローラーで持ち上げるので、重いタイヤを持ち上げ続ける必要がなく、又、タイヤの回転．上下．左右．前後の移動が可能であり、容易にハブボルトとホイールの挿通孔の位置合わせが出来るので、タイヤの交換作業が、楽に出来る

タイヤ交換が終ったら、ホイールナットを取り付け仮締めする。このタイヤ交換補助台は、調整ボルトを緩めて、２本のローラーの間隔を広くすることで、タイヤの重力がなくなるので、横枠部．縦枠部．支持軸部それぞれ３対に分解して撤去して、ジヤッキを降ろしてから、ホイールナットを適度に締め付けて終了する。

請求項１記載のタイヤ交換補助台は、横枠部．縦枠部．支持軸部の３対のブロツクの組み立てで出来上がり、それぞれ１対は左右対称で同型が２個で，形状も細長いので、収納しやすく、携帯用にも適している。

図１は、本発明のタイヤ交換補助台を、其の場でタイヤ１０の下に組み立てた斜視図であり、４本の調整ボルト４を調整しながら締め付けて、２本のローラー７でタイヤを持ち上げ、ハブボルト１２に負荷がなくなったところで、外側にタイヤ１０を引くと、ローラー７はタイヤ１０を載せて、外側にスライドする。

図２(１)は、横枠部の片方で、横枠１はＬ形鋼で底辺を外向きにして、両側の上辺に ナット３、下部、内側にＬ形鋼に取り付け溝を切った取り付け具２を接合し、片側だけ
調整ボルト４を通した図である。尚、溝の巾は縦枠５のＬ形鋼が入り、深さをＬ形鋼巾の半分とする。

図２(２)は、縦枠部５の片方で、横枠１より、１回り小さめのＬ形鋼を用い、取り付け具２に入る様に溝を切り、溝の深さをＬ形鋼の半分とする。

図２(３)は、支持軸部の片方で、支持軸６は鋼パイプで、ローラー７は、塩ビパイプを用いローラー７の内径は、支持軸６の外径より少し長くして、軽く回るのが良く、長さは
可動範囲の６割位が良い。

支持軸６の両端には、調整ボルト４が入る穴９を開け、カラー８を付ける。

調整ボルト４の一端には、ボルトを回す為に、ノブ又はハンドルを付ける。

上記、図２の横枠部、縦枠部、支持軸部は、それぞれ同じ物が２部ずつあるが、左右
対称なので組み立てる時、取り違える事はない。

図３は、このタイヤ交換補助台を、組み立てた平面図であり、ローラー７の位置が平行
でない事を示す図であり、請求項３の、２本のローラー７の内側と外側の間隔の差を調整
する事で、タイヤの傾きを安定させる。

図４は、タイヤ１０を取り外す時の、ローラー７の位置図であり、調整ボルト４の締め付けで、タイヤ１０を持ち上げ外側に出す。

図５は、タイヤ１１を取り付ける時の、ローラー７の位置図であり、タイヤ１１を載せて、内側に押せばローラー７は、スライドしてタイヤ１１のホイールが、ハブボルト１２に当たるまで移動する。そして、タイヤ１１の回転と、調整ボルト４の操作でハブボルトとホイールの挿通孔の位置が，合ったらタイヤ１１を押し込む。

本発明にかかる其の場組み立て式タイヤ交換補助台は、横枠部．縦枠部．支持軸部に
分解して収納するので、持ち運びが簡単なので、大きな、重いタイヤの車で遠くの辺ぴな
処へ行く時には、用心の為にも携帯すると安心であり、もしもの時には役に立つ。

本発明の斜視図で、車体のジヤッキアップされたタイヤの下に、其の場で組み立てたタイヤ交換補助台である。 本発明の分解された各部の、片方の斜視図で、(１)は、横枠部、１横枠．２取り付け具．３ナット．４調整ボルト (２)は、縦枠部、５縦枠 (３)は、支持軸部、６支持軸．７ローラー．８カラー．９取り付け穴である。 本発明の組み立てた平面図。 本発明の組み立てた側面図で、タイヤ１０を取り外すところ。 本発明の組み立てた側面図で、取り付けるタイヤ１１を載せたところ。

符号の説明

１ 横枠
２ 取り付け具
３ ナット
４ 調整ボルト
５ 縦枠
６ 支持軸
７ ローラー
８ カラー
９ 取り付け穴
１０ 取り外すタイヤ
１１ 取り付けるタイヤ
１２ ハブボルト

Claims (3)

1. 車体のジヤッキアップされたタイヤの下に、両端の上部にナット、下部に取り付け具を
   接合した、１対の横枠を、１対の縦枠で固定して基台を構成し、その横枠上辺部にローラーを備えた２本の支持軸を、タイヤのトレッド面前後に置き、支持軸の両端の取り付け穴に横枠のナットを通した調整ボルトを、差し込む事で組み立て完了する、タイヤ交換補助台の提供。
2. 請求項１記載の組み立て式タイヤ交換補助台に於いて,基台の形状に応じて、タイヤ
   交換作業途中で、片方又は両方の、ローラー支持軸の取り付け．取り外しが、容易に
   出来ることを特徴とする方法の提供。
3. 上記補助台に於いて２本のローラーの移動調整を、それぞれの支持軸の両端２ケ所で調整することを特徴とする方法の提供。

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