JP2008309425A - 遠心分離式のオイルセパレータ及びそのようなオイルセパレータを一体に備える冷媒圧縮機 - Google Patents

遠心分離式のオイルセパレータ及びそのようなオイルセパレータを一体に備える冷媒圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】冷媒圧縮機の起動時におけるオイルの冷媒循環管路側への流入を抑えることができるオイルセパレータ及びそのようなオイルセパレータを内蔵した冷媒圧縮機を提供する。
【解決手段】オイルセパレータ1は、冷媒に混入しているオイルを分離する分離部2及び貯油部13を具備する。分離部2は、円筒状内部空間3において遠心力により冷媒からオイルを分離し、円筒状内部空間3の下端部を閉じる底壁部4bを有する。貯油部は、底壁部4bを挟んで円筒状内部空間3に隣接して配置された貯油室14を有する。オイルセパレータ1は、底壁部4bに形成されて、円筒状内部空間3と貯油室14とを流体連通させる少なくとも二つの通路8,10とをさらに具備し、少なくとも二つの通路8,10が、底壁部4bの中心からの異なる半径方向位置で配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒ガス中に混入している冷媒圧縮機用のオイルを遠心力で分離する遠心分離式のオイルセパレータ及びそのようなオイルセパレータを一体に備える冷媒圧縮機に関する。
冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機に用いられた遠心分離式のオイルセパレータが特許文献1に記載されている。特許文献1のオイルセパレータは冷媒圧縮機に内蔵されたタイプのもので、冷媒ガスからオイルを分離する分離部(油分離機構)と、分離されたオイルを貯留する貯油室(油溜室)とを圧縮機のケーシングと一体に備えており、分離部と貯油室とは一つの油通口によって連通されていて、分離部で分離されたオイルは油通口を通って貯油室に落下するように構成されている。
ところで、圧縮機の稼動中は、高温の冷媒ガスからオイルを分離するため、貯油室には高温のオイルが貯留されるが、圧縮機が停止して圧縮機側が低温になると分離室及び貯油室内の空間中の冷媒が凝縮してオイルに冷媒が含まれることとなる。この状態から圧縮機を起動させると、高温の吐出冷媒ガスがオイルセパレータへ送られるので、貯油室内の液冷媒も高温となって沸騰して蒸発し、その結果冷媒ガスの貯油室から分離部への逆流が生じる。このとき、分離部で分離されて油通口を流下して貯油室へ移動中のオイルが、逆流する冷媒ガスにより巻き上げられて冷媒循環管路側へ流れ込み、その結果貯油面が低下して潤滑不足を招くことがあった。
特許2004−211550号公報
本発明は、上記問題点に鑑みて、冷媒圧縮機の起動時におけるオイルの冷媒循環管路側への流入を抑えることができるオイルセパレータ及びそのようなオイルセパレータを内蔵した冷媒圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するための技術的手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載のオイルセパレータ及び冷媒圧縮機を提供する。
請求項1に記載のオイルセパレータは、冷媒圧縮機と共に用いられて、冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータ(1)であって、円筒状内部空間(3)を備え、円筒状内部空間(3)において遠心力により冷媒からオイルを分離する分離部(2)にして、円筒状内部空間(3)の下端部を閉じる底壁部(4b)を有する分離部(2)と、底壁部(4b)を挟んで円筒状内部空間(3)に隣接して配置された貯油室(14)を有する貯油部(13)と、底壁部(4b)に形成されて、円筒状内部空間(3)と貯油室(14)とを流体連通させる少なくとも二つの通路(8,10)とを具備し、少なくとも二つの通路(8,10)が、底壁部(4b)の中心からの異なる半径方向位置で配置されている。
分離されたオイルは、遠心力によって分離部(2)の内壁に付着することから、二つの通路(8,10)のうち比較的内側に配置された通路よりも比較的外側に配置された通路から多く流下すること、及び冷媒圧縮機を起動した際に加熱されて貯油室(14)から分離部の円筒状内部空間(3)へ移動する冷媒蒸気は二つの通路(8,10)を通過するが、比較的内側に配置された通路を通って移動する冷媒蒸気が巻き上げるオイルは比較的少ないことから、全体としてオイル巻き上げを抑制する効果が得られる。
請求項2に記載されたオイルセパレータは、少なくとも二つの通路(8,10)が、底壁部(4b)の中心に配置された第1通路(8)と、中心以外に配置された第2通路(10)とからなるものである。これにより、第1通路(8)を流下するオイル量が少量となるのでオイル巻き上げを抑制する効果が更に高められる。
請求項3に記載されたオイルセパレータでは、第1通路(8)の上端が、第2通路(10)の上端より上方に位置している。これにより、オイルの全てを第2通路(10)から流下させることが可能になり、前述の効果を高められる。
請求項4に記載されたオイルセパレータは、複数の第2通路(10)を有すことにより、より多くのオイルを第2通路(10)から流下させることが可能になり、前述の効果を高められる。
請求項5に記載された冷媒圧縮機(20)は、請求項1〜4のいずれか一項に記載されたオイルセパレータ(1)を一体に備えるものである。オイルセパレータ(1)は、圧縮機構部からオイルセパレータまでの吐出経路が短くなることと冷媒圧縮機(20)の圧縮機構部により加熱されることから、別体品にくらべて、冷媒蒸気がより多く内部で発生するが、前述のオイル巻き上げを抑制する効果を有するので、良好な潤滑性を維持したオイルセパレータ一体型の冷媒圧縮機を得ることができる。
請求項6に記載された冷媒圧縮機では、圧縮機構部まわりが低圧式のため、容器をオイル分離器として使えない点に対し、小型のオイルセパレータを具備することにより、高い信頼性効果を発揮できる。
請求項7に記載した冷媒圧縮機は冷媒が二酸化炭素であり、このように冷媒が二酸化炭素の場合であっても、二酸化炭素に固有の高荷重の摺動部の潤滑性を確保でき、より効果を発揮する。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施態様に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の第1の実施態様によるオイルセパレータ1について、その縦断面図である図1を参照して説明する。図1のオイルセパレータ1は、冷媒に混合されているオイルを分離するために、図示されない冷媒圧縮機に接続されて用いられるもので、オイルを分離する分離部2と、分離されたオイルを貯留する貯油室14を形成する貯油部13とを主要構成要素として具備しており、この分離部2及び貯油部13はその内部に作用する高圧力に耐える密閉構造となっている。なお、オイルセパレータ1に流入する冷媒は本実施態様では二酸化炭素であるが、これがフロン系の冷媒であってもよい。
分離部2は、円筒状内部空間3を形成する分離筒4と、冷媒送出口5を有する冷媒送出管6とを有しており、前記冷媒送出管6は大径部と小径部を有する段付き円筒状に形成され分離筒4の上端部に大径部が同芯に結合されている。分離筒4の周壁部4aの上部には冷媒流入口7が設けられており、冷媒流入口7は、図2の分離筒4の横断面図に示されるように、冷媒が流入したとき旋回流を形成するような方向及び位置で分離筒4の周壁部4aに開けられている。
分離筒4の底壁部4bの中心には、貯油室14に連通する第1通路8を有する連通パイプ9が分離筒4の底壁部4bを貫通して立設されていて、連通パイプ9は分離筒4の全高の1/3程度の高さで底壁部4bから円筒状内部空間3内へ突出している。また、底壁部4bの周縁部には貯油室14に連通する第2通路10が設けられている。このように、本実施態様では、第1通路8の入口端が第2通路10の入口端よりも高位に配置される。また本実施態様では第1通路8の内径は、第2通路10の内径より大きく約2倍の寸法を有している。
冷媒流入口7には、図示しない冷媒圧縮機の冷媒吐出室に一端が接続された圧縮機吐出管12の他端が接続され、圧縮機からの冷媒がこの冷媒流入口7から分離部2に供給される。また、冷媒送出管6の冷媒送出口5には、図示しないが、冷凍サイクルを構成する凝縮器へ冷媒を導く冷媒管路が接続される。
貯油部13は、オイルを貯留する空間である貯油室14を形成する貯油容器15を具備しており、貯油容器15は有底円筒状の容器本体部15aと上端部を閉じる閉鎖プレート15bを有している。また、分離筒4の下端部が閉鎖プレート15bを貫通してそれに固定されている。容器本体部15aの底部には送油口17が設けられていて、この送油口17に送油管18の一端が接続されている。送油管18の他端は図示しない冷媒圧縮機のオイル戻し通路に接続されている。
次に、第1の実施態様のオイルセパレータ1がどのように作動するかについて説明する。
冷媒圧縮機の圧縮機構部において圧縮された冷媒は吐出管12を通ってオイルセパレータ1の分離部2に設けられた冷媒流入口7から分離筒4に流入する。流入した冷媒は旋回流を形成し、旋回流の遠心力によって冷媒内に混入しているオイルが分離されて分離筒4の内壁に付着する。オイルが分離された冷媒は冷媒送出口5から冷媒管路に送り出され図示しない凝縮器へ導かれ、一方分離されたオイルは分離筒4の内壁を伝って流下し底壁部4bに至り、そこから第2通路10を通って貯油室14に落下する。貯油室14に貯留されたオイルは底部の送油口17から送油管18を通して冷媒圧縮機へ戻される。なお、オイルの冷媒圧縮機への流れは貯油室14と冷媒圧縮機内との圧力差に基づいて引き起こされる。
以上、オイルセパレータ1の基本的な動作を説明したが、次に、冷媒圧縮機の停止後の再起動時におけるオイルセパレータ1内の状態を説明する。
冷媒圧縮機の運転と停止を繰り返すことにより、貯油室14にはオイルだけではなく液冷媒も貯留されることとなる。これは、冷媒圧縮機を運転したあと停止して温度が低下すると、分離部2の円筒状内部空間3及び貯油室14に含まれていた冷媒ガスは凝縮して液冷媒となり、貯油室14で凝縮した冷媒はもとより、分離部2で凝縮した液冷媒も第2通路10を通して貯油室14に移動するためである。そして貯油室14内の液冷媒は、冷媒圧縮機が起動されて高温の冷媒ガスが分離部2へ送られると加熱されて沸騰し蒸発する。蒸発した冷媒は、本発明によるオイルセパレータ1においては、貯油室14からその大部分が第1通路8を通って分離部2の円筒状内部空間3へ移動する。第1通路8は底壁部4bから上方へ突出した連通パイプ9に形成されているので、そこをオイルが流下して来ることはなく、したがって第1通路8を通る冷媒ガスがオイルを巻き上げることはない。第2通路10を冷媒ガスが通る場合も考えられるが、第2通路10を通る冷媒ガスは少量で運動エネルギーも小さいので、第2通路10を流下するオイルを分離筒4内に巻き上げることはないと考えられる。このように、本発明によるオイルセパレータ1を用いることによって、冷媒圧縮機の再起動時における、貯油室14内の液冷媒の蒸発にともなうオイルの冷媒回路側への流出が防止されるか又は少なくとも抑制される。
第1の実施態様のオイルセパレータ1においては、第1通路8の径は第2通路10の径より大であるが、本発明においては、第1及び第2通路の径は同一又は第2通路10の方を大きくしてもよい。そのようにした場合でも、第1の実施態様の場合に比べ低下するとはいえ、オイルの巻き上げを抑える効果を得ることができる。
また、オイルセパレータの第1通路8の位置は底壁部4bの中心に限定されるものではなく、それが第2通路よりも内側に位置していれば、第1の実施態様の場合に比べ低下するとはいえ、前述のオイルの巻き上げを抑制する効果を得ることができる。
さらに、第1の実施態様では第2通路10は底壁部4bに1個だけ設けられているが、第2通路10を例えば同一の半径方向位置で複数設けてもよい。
次に、本発明の第2の実施態様による冷媒圧縮機20について、その縦断面図である図3を参照して説明する。図3の冷媒圧縮機20はスクロール型圧縮機であって、密閉容器21内に電動機部22と圧縮機構部23とを収容し、外部の冷媒回路からの冷媒を圧縮するとともに、その一端側に一体に取付けられたオイルセパレータ1によって圧縮された冷媒からオイルを分離して、冷媒を外部の冷媒回路へ送り出す一方で、分離したオイルを圧縮機構部等の可動部へ戻すように構成されている。なお、この冷媒圧縮機20に含まれるオイルセパレータの参照符号については、第1の実施態様によるオイルセパレータと基本的には同一である。
圧縮機20の密閉容器21は円筒状の第1ハウジング24と、第1ハウジング24の左端部に結合された有底円筒状の第2ハウジング25と、第1ハウジング24の右端部に結合された有底円筒状の第3ハウジング26とから形成されている。また、この密閉容器21は、その中の圧力が冷媒の吐出圧力よりも低い所謂内部低圧式容器を形成している。
圧縮機構部23は、主軸受27によって支持されたクランク機構28により公転する可動スクロール29と、可動スクロール29に対向配置された固定スクロール30とを具備しており、クランク機構28及び可動スクロール29は、主軸受27と副軸受31によって水平に支持された電動機部22のシャフト32によって回転される。
固定スクロール30と可動スクロール29は渦巻状の溝をそれぞれ有しており、この溝の噛み合いによって形成される複数の作動室33が体積を縮小することによって固定スクロール30の渦巻状の溝の最外周側に連通する吸入室(図示省略)に供給された冷媒を圧縮するように構成されている。圧縮機構部23の作動室33に吐出口34で連通している吐出室35に吐出管12の一端が接続され、吐出管12の他端がオイルセパレータ1の分離部2に設けられた冷媒流入口7に接続されている。
固定スクロール30の図の下側にはオイル戻し通路36が形成されていて、オイル戻し通路36はその一端に送油管18が接続され、その他端が固定スクロール30と可動スクロール29との摺動界面に通じており、さらにそこから潤滑の必要な他の可動部分に至る複数のオイルの通路が形成されている。送油管18の一端は貯油部13の底部に設けられた送油口17に接続されている。
第2の実施態様におけるオイルセパレータ1は、第1の実施態様のオイルセパレータとその基本的な構成は同じであるが、第1通路8が連通パイプにではなく底壁部4bに直接に形成されその結果第1通路8と第2通路10のそれぞれの入口上端のレベルが同一であること、及び貯油部13の貯油容器15が、圧縮機20の密閉容器21の右端部を閉鎖する部材でもある第3ハウジング26と、この第3ハウジング26の端部に形成された段付き部に接合された略円盤状の第4ハウジング37とから形成されていることが異なっている。また、これに関連して分離部2の分離筒4は第3ハウジング26の上部を貫通して結合されている。
第2の実施態様による冷媒圧縮機20のオイルセパレータは、第1の実施態様のオイルセパレータと同様に作動し、圧縮機構部23に隣接する吐出室35から吐出管12をとおして供給された冷媒を分離部2の円筒状内部空間3で旋回させてオイルを分離し、冷媒を冷媒送出口5から冷媒回路に送り出す一方で、オイルを主に第2通路10から貯油室14に流下させる。貯油室14に貯留したオイルは送油口17から送油管18をとおしてオイル戻し通路36に戻され、固定及び回転スクロールの摺動界面等の可動部に供給される。
また、本実施態様では第1通路8は第2通路10の入口上端と同一レベルにあるが、このように構成しても第1通路8を流下するオイルは少量に抑えられる。これは、分離部内の模式的縦断面図である図4に示されるように、冷媒流入口7を通って分離筒4に流入した冷媒(矢印で示す)から遠心分離されたオイル38は分離筒4の内壁側に偏在してその大部分が第2通路10を通って流下するためである。従って冷媒圧縮機20の起動時に貯油室14内から蒸発する冷媒によって巻き上げられるオイルも少量である。
また、この第2の実施態様のようにオイルセパレータが圧縮機構部23に隣接すると、第1の実施態様の場合に比較して、分離部2に流入する冷媒は高温となり、また圧縮機構部23等の発熱部から貯油室14へ伝熱される熱により貯油室14内も高温になるので、起動時の液冷媒の蒸発も盛んになる。ただし前述したようにオイルの巻き上げは抑制され冷媒回路側へのオイルの流出及び冷媒圧縮機の潤滑不良の問題が生じることはない。
なお、第2の実施態様の冷媒圧縮機20はスクロール型圧縮機であったが、これが斜板型圧縮機等の他の形式の冷媒圧縮機であってもよい。
本発明の第1の実施態様によるオイルセパレータの縦断面図である。 前記オイルセパレータの分離部の横断面図である。 本発明の第2の実施態様による冷媒圧縮機の縦断面図である。 本発明によるオイルセパレータの分離部内の冷媒及びオイルを模式的に表す分離部の縦断面図である。
符号の説明
2 分離部
3 円筒状内部空間
4 分離筒
4b 底壁部
5 冷媒送出口
7 冷媒流入口
8 第1通路
10 第2通路
13 貯油部
14 貯油室
15 貯油容器
17 送油口

Claims (7)

  1. 冷媒圧縮機と共に用いられて、冷媒に混入しているオイルを分離するオイルセパレータ(1)であって、
    円筒状内部空間(3)を備え、前記円筒状内部空間(3)において遠心力により冷媒からオイルを分離する分離部(2)にして、前記円筒状内部空間(3)の下端部を閉じる底壁部(4b)を有する分離部(2)と、
    前記底壁部(4b)を挟んで前記円筒状内部空間(3)に隣接して配置された貯油室(14)を有する貯油部(13)と、
    前記底壁部(4b)に形成されて、円筒状内部空間(3)と貯油室(14)とを流体連通させる少なくとも二つの通路(8,10)と、を具備し、
    前記少なくとも二つの通路(8,10)が、前記底壁部(4b)の中心からの異なる半径方向位置で配置されていることを特徴とする、オイルセパレータ(1)。
  2. 前記少なくとも二つの通路(8,10)が、前記底壁部(4b)の中心に配置された第1通路(8)と、前記中心以外に配置された第2通路(10)とからなることを特徴とする、請求項1に記載のオイルセパレータ(1)。
  3. 前記第1通路(8)の上端が、前記第2通路(10)の上端より上方に位置していることを特徴とする、請求項1〜2のいずれか一項に記載のオイルセパレータ(1)。
  4. 前記第2通路(10)を複数具備することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルセパレータ(1)。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載されたオイルセパレータ(1)を一体に備えることを特徴とする、冷媒圧縮機(20)。
  6. 内部の圧力が冷媒の吐出圧力より低い内部低圧容器(21)内に、冷媒を圧縮するための圧縮機構部(23)を収容していることを特徴とする、請求項5に記載の冷媒圧縮機(20)。
  7. 前記冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の冷媒圧縮機(20)。
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