JP6160502B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスインジェクションサイクルにおいて中間圧の冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離する気液分離器を含む冷凍サイクル装置に関するものである。
冷凍サイクル装置の一部を構成する圧縮機では、圧縮機内を潤滑するオイルが冷媒に混合される。そして、圧縮機から吐出され冷媒に混合されたオイルを圧縮機に戻すための装置が、従来から種々提案されている。例えば、特許文献1に記載のオイルセパレータがそれである。その特許文献1のオイルセパレータは、電動の圧縮機の一部を構成している。その圧縮機は、オイルセパレータの他に、モータと、そのモータで回転駆動されることにより冷媒を圧縮する圧縮機構部とを備えている。そのオイルセパレータは圧縮機構部からの吐出直後に設置されているので、そのオイルセパレータには圧縮機構部から吐出された高温高圧冷媒が流入する。そして、オイルセパレータはその高温高圧冷媒からオイルを分離し、その分離したオイルを圧縮機構部の内部に間欠給油する。これにより、圧縮機構部が有する摺動部分が潤滑される。
特開2008−196415号公報
上記特許文献1の圧縮機では、オイルセパレータが設けられていることにより、確かに圧縮機内を潤滑することができる。しかし、オイルセパレータで分離されたオイルは高温となっているも拘わらず、圧縮機から流出せずに再び圧縮機構部へ戻される。すなわち、高温のオイルが有する熱は、圧縮機から吐出された高温高圧冷媒が流入する放熱器としての熱交換器において放熱されることがない。
従って、圧縮機の圧縮仕事に由来するオイルの熱を、上記放熱器において冷媒と熱交換される被加熱流体へ伝熱することができず、その被加熱流体を加熱するという観点からすると、冷凍サイクルのエネルギ効率の悪化を生じていた。また、発明者らは、圧縮機を有する冷凍サイクル装置が気液分離器も有しているのであれば、その気液分離器において液相冷媒からオイルを分離してもよいと考えた。
本発明は上記点に鑑みて、圧縮機でオイルに与えられた熱を放熱器において被加熱流体へ伝熱することを可能とする気液分離器を含む冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項に記載の冷凍サイクル装置の発明では、低圧吸入部(121)と高圧吐出部(122)と中間圧吸入部(123)とを有し、低圧吸入部から吸入した冷媒を圧縮すると共に潤滑用のオイルの混ざった高圧冷媒を高圧吐出部から吐出し、且つ、低圧吸入部の冷媒圧力と高圧吐出部の冷媒圧力との間の中間圧力となっている中間圧冷媒を中間圧吸入部から流入させて圧縮過程の冷媒に合流させる圧縮機(12)と、
高圧吐出部から吐出された高圧冷媒と被加熱流体とを熱交換させることにより高圧冷媒の熱を放熱させる放熱器(14)と、
放熱器から流出した高圧冷媒を中間圧力になるまで減圧させる第1減圧装置(16)と、
中間圧力になった冷媒を減圧させる第2減圧装置(18)と、
第2減圧装置により減圧された冷媒を蒸発させて低圧吸入部へ流出させる蒸発器(20)と、
第1減圧装置により中間圧力とされた冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し気相冷媒を中間圧吸入部へ流出させると共に液相冷媒を第2減圧装置へ流出させる気液分離器(22)とを備え、
気液分離器は、
液相冷媒とオイルとを溜めるタンク(221)と、
第1減圧装置からの冷媒をタンク内に流入させる冷媒入口(222a)を形成している冷媒入口部(222)と、
タンク内の気相冷媒が流れ込み中間圧吸入部へ連通する気相冷媒出口(226a)を形成している気相冷媒出口部(226)と、
タンク内に溜まった液相冷媒が流れ込み第2減圧装置へ連通する液相冷媒出口(224a)を形成している液相冷媒出口部(224)と、
タンク内に溜まったオイルが流れ込み中間圧吸入部へ連通するオイル出口(227a)を形成しているオイル出口部(227)とを備え、
鉛直方向(DR1)において、気相冷媒出口は液相冷媒出口よりも上方に配置され、且つ、液相冷媒出口はオイル出口よりも上方に配置され
気液分離器の気相冷媒出口は、オイルをオイル出口から圧縮機へ流すオイル通路(292)とは異なる気相冷媒通路(291)に接続され、気相冷媒通路は、気相冷媒を気相冷媒出口から圧縮機へ流す通路であり、
圧縮機は、電動機(42)と、電動機によって回転駆動されることで冷媒を圧縮する圧縮機構部(44)と、電動機と圧縮機構部とを収容しているハウジング(40)とを有し、
中間圧吸入部は、オイル通路をハウジング内へ連通させるオイルポート(123c)が形成されたオイルポート部(123b)と、気相冷媒通路をハウジング内へ連通させる気相冷媒ポート(123e)が形成された気相冷媒ポート部(123d)とから構成され、
ハウジング内では、オイルポートから流入したオイルと気相冷媒ポートから流入した気相冷媒とが、電動機まわりを流れてから圧縮機構部へ流れることを特徴とする。
上述の請求項に記載の発明によれば、気液分離器において気相冷媒と液相冷媒とオイルとを互いに分離することができ、その分離後のオイルによって圧縮機を潤滑することが可能である。そして、放熱器と気液分離器との接続関係から、圧縮機でオイルに与えられた熱を上記放熱器において被加熱流体へ伝熱させることが可能である。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
第1実施形態に係る冷凍サイクル装置10の概略構成を示すと共に、その冷凍サイクル装置10を循環する冷媒の状態をモリエル線図上に示した図である。 第1実施形態の気液分離器22の構造を模式的に示した断面図である。 第1実施形態の圧縮機12の断面図であり、圧縮機12内において、気液分離器22から圧縮機12へ供給された気相冷媒およびオイルの流れを示した図である。 第1実施形態に対する比較例の概略構成をモリエル線図上に示した図であって、図1に相当する図である。 第2実施形態の気液分離器22の構造を模式的に示した断面図であって、図2に相当する図である。 第2実施形態の圧縮機12内において、気液分離器22から圧縮機12へ供給された気相冷媒およびオイルの流れを示した圧縮機12の断面図であって、図3に相当する図である。 第3実施形態に係る冷凍サイクル装置10の概略構成を示すと共に、その冷凍サイクル装置10を循環する冷媒の状態をモリエル線図上に示した図であって、図1に相当する図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る冷凍サイクル装置10の概略構成を示すと共に、その冷凍サイクル装置10を循環する冷媒の状態をモリエル線図上に示した図である。図1のモリエル線図の横軸は比エンタルピhを示し、縦軸は、冷凍サイクル装置10を循環する冷媒の冷媒圧力Pを示している。図1に示す冷凍サイクル装置10は、給湯装置において水を加熱するために用いられる加熱装置である。冷凍サイクル装置10の冷媒としては二酸化炭素が採用されており、冷凍サイクル装置10の冷凍サイクルは、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力Pが冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルである。
図1に示すように、冷凍サイクル装置10は、圧縮機12と放熱器14と第1減圧装置16と第2減圧装置18と蒸発器20と気液分離器22とを備えている。冷凍サイクル装置10が提供する冷凍サイクルは、ガスインジェクションサイクルとも呼ばれる。圧縮機12、放熱器14、第1減圧装置16、気液分離器22、第2減圧装置18、および蒸発器20は順に、主冷媒回路28上に配置されている。気液分離器22と圧縮機12との間には、ガスインジェクション通路29が設けられている。
圧縮機12は、低圧冷媒を吸入し、加圧することにより高圧冷媒を吐出する。圧縮機12は、圧縮工程の途中段階において中間圧力のガス冷媒を導入するガスインジェクション型の圧縮機である。また、圧縮機12により圧縮される冷媒には、圧縮機12を潤滑するためのオイルが混合されている。圧縮機12は、具体的には電動のスクロール型コンプレッサであり、不図示の電子制御装置からの制御信号に従って吐出圧力を増減する。
詳細に言うと、圧縮機12は、低圧吸入部121と高圧吐出部122と中間圧吸入部123とを有している。その低圧吸入部121には、低圧冷媒が吸入される吸入ポート121aが形成されている。また、高圧吐出部122には、加圧された高圧冷媒が吐出される吐出ポート122aが形成されている。また、中間圧吸入部123には、低圧吸入部121の冷媒圧力Pと高圧吐出部122の冷媒圧力Pとの間の中間圧力となっている中間圧冷媒が導入される中間圧ポートとしてのガスインジェクションポート123aが形成されている。
そして、圧縮機12は、低圧吸入部121から吸入した冷媒を圧縮すると共に潤滑用のオイルの混ざった高圧冷媒を高圧吐出部122から吐出し、これと同時に、上記中間圧力となっている中間圧冷媒を中間圧吸入部123から流入させて圧縮過程の冷媒に合流させる。なお、圧縮機12に関しては、図3を用いて更に後述する。また、図1では、冷凍サイクル装置10におけるオイルの流れは破線で示されており、このことは、後述の図4および図7でも同様である。
放熱器14は、圧縮機12の高圧吐出部122から吐出された高圧冷媒と被加熱流体とを熱交換させることにより、その高圧冷媒の熱を被加熱流体へ放熱させる。すなわち、放熱器14は、冷媒である気相の二酸化炭素を冷却するガスクーラである。上記被加熱流体は、具体的には、給湯装置へ外部から供給される水である。
第1減圧装置16は、放熱器14から流出した高圧冷媒を上記の中間圧力になるまで減圧させる。第1減圧装置16は、その減圧後の中間圧力の冷媒を気液分離器22へ供給する。例えば、第1減圧装置16は、その開度を電動で調節可能な弁で構成されており、第1減圧装置16の弁開度は不図示の電子制御装置からの制御信号に従って調節される。
第1減圧装置16の下流には、気液分離器22が設けられている。気液分離器22は、第1減圧装置16により中間圧力とされた冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、その分離後の気相冷媒を、ガスインジェクション通路29を介して圧縮機12の中間圧吸入部123へ流出させる。それと共に、分離後の液相冷媒を第2減圧装置18へ流出させる。
気液分離器22は、具体的には図2に示すように、気液分離器22の外殻部材であるタンク221と、冷媒入口部222と、冷媒オイル出口部223と、液相冷媒出口部224とを有している。図2は、気液分離器22の構造を模式的に示した断面図である。
図2に示すように、タンク221は気密に構成された薄肉厚の密閉容器であり、タンク221内には、液相冷媒とオイルとを溜めるタンク空間221aが形成されている。図2は、タンク空間221a内において鉛直方向DR1の下方に液相冷媒とオイルとが溜まっている状態を表している。また、図2に示すように、タンク空間221a内では、気相冷媒、液相冷媒、およびオイルはそれらの密度差により互いに分離し、密度の小さい順番で上から順に層を成す。すなわち、タンク空間221a内では、気相冷媒と液相冷媒との間の気液界面221bが液相冷媒とオイルとの間のオイル界面221cよりも上になり、タンク空間221aのうち気液界面221bよりも上の空間は気相冷媒で満たされる。
冷媒入口部222は、タンク221に接続された管状の部材を含んで構成されており、第1減圧装置16からの冷媒を矢印ARinのようにタンク221内に流入させる冷媒入口222aを形成している。その冷媒入口222aは、タンク221の側壁にて水平向きに開口しており、タンク221内に溜まったオイルおよび液相冷媒の液面が冷媒入口222aに達しないように十分に高い位置に配置されている。
冷媒オイル出口部223は、タンク221の下面からタンク空間221aへ挿入された管状を成す管状部材で構成されており、ガスインジェクション通路29(図1参照)を介して圧縮機12の中間圧吸入部123へ連通している。また、冷媒オイル出口部223は、タンク221内の気相冷媒が流れ込む気相冷媒出口226aを形成している気相冷媒出口部226と、タンク221内に溜まったオイルが流れ込むオイル出口227aを形成しているオイル出口部227とを有している。そして、冷媒オイル出口部223は、気相冷媒出口226aに流れ込んだ気相冷媒とオイル出口227aに流れ込んだオイルとを混合して矢印ARGoutのようにガスインジェクション通路29へ流す。そのガスインジェクション通路29へ流れた気相冷媒とオイルとの混合流体は圧縮機12(図1参照)へ流れる。
気相冷媒出口226aは、管状部材である冷媒オイル出口部223の先端に形成されており、タンク空間221a内において鉛直方向DR1上向きに開口している。そして、気相冷媒出口226aは、タンク空間221a内の気液界面221bが気相冷媒出口226aよりも下に位置するように、すなわち、気相冷媒出口226aへは液相冷媒が流入することなく気相冷媒が流入するように、タンク空間221a内のできるだけ上方に配置されている。例えば、冷媒入口222aの中心位置Hinよりも上方に配置されている。
また、オイル出口227aは、冷媒オイル出口部223の管壁面に形成されており、タンク空間221a内において水平向きに開口している。そして、タンク空間221a内で最下層に分離滞留されたオイルがオイル出口227aへ流入するように、オイル出口227aは、タンク空間221a内のできるだけ下方に配置されている。
液相冷媒出口部224は、タンク221の下面からタンク空間221aへ挿入された管状を成す管状部材で構成されており、タンク221内に溜まった液相冷媒が流れ込む液相冷媒出口224aをその管状部材の先端に形成している。また、管状部材である液相冷媒出口部224は第2減圧装置18(図1参照)へ連通しており、液相冷媒出口224aに流れ込んだ液相冷媒を矢印ARLoutのように第2減圧装置18へ流す。
液相冷媒出口部224の液相冷媒出口224aは、気相冷媒もオイルも流入することなく気液界面221bとオイル界面221cとの間の液相冷媒が流入するように、鉛直方向DR1において、気相冷媒出口226aとオイル出口227aとの間の中間に配置されている。すなわち、気相冷媒出口226aは液相冷媒出口224aよりも上方に配置され、且つ、液相冷媒出口224aはオイル出口227aよりも上方に配置されている。例えば、これら気液分離器22の各出口224a、226a、227aの鉛直方向DR1における配置は実験的に決定されている。液相冷媒出口224aは、例えば、冷凍サイクル装置10において循環するオイルの全量がタンク221内に入ったと仮定したときのオイル界面221cよりも鉛直方向DR1で上側に位置している。
図1に戻り、主冷媒回路28上における気液分離器22の下流には、第2減圧装置18が設けられている。第2減圧装置18は、中間圧力になった冷媒を低圧圧力にまで減圧させる。
第2減圧装置18の下流には、蒸発器20が設けられている。蒸発器20は、第2減圧装置18により減圧された冷媒と被冷却流体である空気とを熱交換させる熱交換器であり、その熱交換によって第2減圧装置18からの冷媒を蒸発させる。そして、蒸発器20は、その熱交換後の冷媒を圧縮機12の吸入ポート121aへ流出させる。
図3は、圧縮機12の断面図であり、圧縮機12内において、気液分離器22から圧縮機12へ供給された気相冷媒およびオイルの流れを示した図である。図3を用いて、主として圧縮機12内の気相冷媒およびオイルの流れについて説明する。なお、圧縮機12において気相冷媒およびオイルの流れ以外の構造については、その構造が周知であるので、簡略化した説明とする。
図3に示すように、圧縮機12は、ハウジング40、電動機部42、および圧縮機構部44などを備えている。そのハウジング40は、圧縮機12の外殻を成し気密に構成された密閉容器である。ハウジング40は、大まかには、両端が塞がれた円筒形状を成している。そして、ハウジング40内には内部空間40aが形成されており、ハウジング40は、その内部空間40a内に電動機部42および圧縮機構部44等の圧縮機構成部品を収容している。
電動機部42は、圧縮機12の中で電動機として機能する部位であり、ロータ421およびステータ422から構成されている。そのロータ421はシャフト56と共通の軸心を有してそのシャフト56に固定され、ステータ422はハウジング40に固定されている。
圧縮機構部44は、電動機部42によって回転駆動されることで、圧縮機12に吸入された冷媒を圧縮する。圧縮機構部44は、主軸受46によって支持されたクランク機構48により公転する可動スクロール50と、可動スクロール50に対向配置された固定スクロール52とを備えている。クランク機構48および可動スクロール50は、主軸受46と副軸受54によって回転自在に支持された電動機部42のシャフト56によって回転させられる。
固定スクロール52および可動スクロール50は渦巻状の溝をそれぞれ形成している。そして、吸入ポート121aは、固定スクロール52の渦巻状の溝の最外周側に連通している。固定スクロール52および可動スクロール50は、その渦巻状の溝の噛み合いによって形成される複数の作動室44aが体積を縮小することによって、吸入ポート121aに供給された冷媒を圧縮するように構成されている。
また、圧縮機構部44の作動室44aには吐出孔58を介して吐出室60が連通しており、この吐出室60は吐出ポート122a(図1参照)へ連通している。すなわち、圧縮機構部44で圧縮された冷媒は、吐出孔58と吐出室60と吐出ポート122aとを順次介して放熱器14へ吐出される。
圧縮機12のハウジング40には中間圧吸入部123が設けられており、その中間圧吸入部123のガスインジェクションポート123aが固定スクロール52の側方においてハウジング40内に連通している。言い換えれば、ガスインジェクションポート123aは、気液分離器22の冷媒オイル出口部223(図2参照)を、ガスインジェクション通路29(図1参照)を介してハウジング40内に連通させている。
圧縮機12のハウジング40内には、気相冷媒とオイルとの混合流体が気液分離器22の冷媒オイル出口部223からガスインジェクションポート123aを経て流入する。そのガスインジェクションポート123aから流入した上記混合流体は、図3の矢印に示すように、固定スクロール52に形成された流路から可動スクロール50に形成された流路へと流れる。そして、ハウジング40内において上記混合流体は、その可動スクロール50に形成された流路から、シャフト56内を軸方向に貫通したシャフト貫通孔56aを通って、圧縮機構部44に対し電動機部42を挟んだ反対側に流出する。
その圧縮機構部44に対する反対側に流出した上記混合流体は、図3の矢印に示すように、電動機部42まわりを軸方向に流れてから、固定スクロール52に設けられた吸入口521へ流入する。その吸入口521へ流入した上記混合流体は、可動スクロール50の回転に伴って作動室44aへ吸入され、吸入ポート121aから吸入された冷媒と共に作動室44a内で圧縮されてから吐出孔58へ吐出される。このように、ガスインジェクションポート123aから流入した気相冷媒とオイルとの混合流体は、電動機部42まわりを流れてから圧縮機構部44へ流れる。
上述したように、本実施形態によれば、鉛直方向DR1において、気液分離器22の気相冷媒出口226aは液相冷媒出口224aよりも上方に配置され、且つ、液相冷媒出口224aはオイル出口227aよりも上方に配置されている。従って、気相冷媒と液相冷媒とオイルとをそれらの密度差を利用して互いに分離することができ、その分離後のオイルを圧縮機12の中間圧吸入部123へ戻すことでそのオイルによって圧縮機12を潤滑することが可能である。そして、放熱器14から流出した高圧冷媒は第1減圧装置16で減圧されてから気液分離器22のタンク221内へ流入し、その気液分離器22でオイルが冷媒から分離されるので、圧縮機12でオイルに与えられた熱を放熱器14において、被加熱流体としての水へ伝熱させることが可能である。
例えば、本実施形態の効果を説明するための比較例を図4に示す。図4は、本実施形態に対する比較例の概略構成をモリエル線図上に示した図であって、図1に相当する図である。この図4に示すように、比較例の冷凍サイクル装置101では、圧縮機12と放熱器14との間にオイル分離器64が設けられている。そのオイル分離器64は、圧縮機12から吐出された高圧冷媒からオイルを分離し、分離後の高圧冷媒を放熱器14へ流出させる一方で、オイルを圧縮機12へ戻す。また、図4の圧縮機12はオイルを減圧する減圧装置66を有しており、その減圧装置66は、オイル分離器64から流入したオイルを吸入ポート121aの圧力と同程度にまで減圧する。その減圧されたオイルは吸入ポート121aからの冷媒と共に圧縮機構部44(図3参照)で圧縮される。なお、本実施形態の気液分離器22に相当する図4の気液分離器68は、気相冷媒と液相冷媒とを分離する機能を備えてはいるが、オイルを分離する機能を備えてはいない。
この図4に示すような冷凍サイクル装置101では、圧縮機12の圧縮仕事に由来するオイルの熱は放熱器14で被加熱流体へ放熱されることがないのに対し、本実施形態の冷凍サイクル装置10では、上記オイルの熱を放熱器14にて被加熱流体へ放熱させることが可能である。
また、図4の冷凍サイクル装置101では、圧縮後に高温となったオイルが高温のまま吸入ポート121aからの冷媒と混合されるので、圧縮機12において吸入加熱が生じ圧縮機12の効率が低下する。これに対し、本実施形態の冷凍サイクル装置10では、放熱器14で放熱され且つ第1減圧装置16で減圧された後のオイルが圧縮機12に導入されるので、圧縮機12へ吸入される気相冷媒がオイルの熱に起因して高温化することを回避し易く、圧縮機12における吸入加熱に起因した効率低下を抑制することが可能である。
また、本実施形態の冷凍サイクル装置10では、図4の冷凍サイクル装置101と比較して低温のオイルが圧縮機12に導入されるので、オイルの粘度が低くなりすぎずに十分な厚みの油膜形成を可能とし、それ故に、圧縮機12の信頼性向上を図ることが可能である。
また、本実施形態によれば、気液分離器22の冷媒オイル出口部223は、気相冷媒出口226aから取り入れた気相冷媒と、オイル出口227aから取り入れたオイルとを混合して圧縮機12へ流すので、ガスインジェクションでは必要なガスインジェクション通路29を利用して、オイルを圧縮機12へ流すことが可能である。
また、本実施形態によれば、図1および図3に示すように圧縮機12では、中間圧力の気相冷媒およびオイルが電動機部42まわりに流通するので、例えば電動機部42まわりに蒸発器20からの低圧冷媒が流通する構成と比較して、より密度の高い冷媒等で電動機部42を冷却することができる。すなわち、高密度のため冷却能力が高い冷媒等で電動機部42を冷却することができる。このような電動機部42を冷却する冷却能力の向上は、圧縮機12の消費電力に対する圧縮仕事の効率向上につながる。
また、本実施形態によれば、圧縮機12のガスインジェクションポート123aからハウジング40内へ導入される気相冷媒およびオイルは共に同一の流通経路を経て圧縮機構部44へ吸い込まれるので、ガスインジェクションサイクルにおいて上記気相冷媒を絞るために必要とされる不図示のガス絞り機構は、上記気相冷媒と共にオイルの流れも絞ることになる。従って、オイルを絞るために別個の絞り機構を設ける必要がなく、部品点数の削減を図ることが可能である。
また、本実施形態によれば、ガスインジェクションポート123aから流入した気相冷媒は、ハウジング40内を流れてから圧縮機構部44へ吸入されるので、ガスインジェクションポート123aから直接に圧縮機構部44へ吸入される構成と比較して、上記気相冷媒の圧力脈動が吸収されやすい。従って、圧縮機12から発する騒音および振動を低減することが可能である。
また、本実施形態によれば、気液分離器22は、オイルを除去した冷媒を第2減圧装置18へ流すので、その第2減圧装置18の後段の蒸発器20へはオイルが殆ど流れなくなる。これにより、蒸発器20内の冷媒流通経路において油膜の形成が防止されるので、蒸発器20においてその油膜に起因した熱交換ロスを抑えることが可能である。その結果として、蒸発器20の熱交換における効率向上を図ることが可能である。
また、本実施形態によれば、気液分離器22は、専ら気相冷媒とオイルとをガスインジェクション通路29へ流すので、液相冷媒がガスインジェクションポート123aを経て圧縮機構部44へ戻る液戻りを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の冷凍サイクル装置10は、圧縮機12を潤滑するためのオイルが有する熱を被加熱流体の加熱に利用することができると共に、インジェクションサイクルの効率向上、圧縮機12の効率向上、圧縮機12の信頼性向上、コスト競争力の確保を図り得るものである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3実施形態でも同様である。
図5は、本実施形態の気液分離器22の構造を模式的に示した断面図であって、図2に相当する図である。前述の第1実施形態では、気液分離器22から気相冷媒とオイルとが混合されて流出するが、図5に示すように、本実施形態では気相冷媒とオイルとが互いに分離されて気液分離器22から流出する。
図5の気液分離器22は遠心分離部228を備えている。その遠心分離部228は、冷媒入口222aからタンク空間221aへ流入した冷媒とオイルとの混合流体を、その混合流体にかかる遠心力を利用して気液分離する。要するに、その混合流体を、タンク空間221a内において気相冷媒と液相冷媒およびオイルとに分離する。
遠心分離部228は、タンク空間221a内に配置され鉛直方向DR1に延びる円管228aを備えており、その円管228aの下端部分が気相冷媒出口部226となっている。そして、円管228aの下端に気相冷媒出口226aが形成されている。
遠心分離部228の円管228aには、冷媒入口222aから流入する流体が円管228aの軸方向に交差し且つ円管228aの外周面に沿うように吹き付けられる。そうすると、比重の重いオイルおよび液相冷媒すなわち液相流体は、円管228aを取り囲み且つ円筒状を成すタンク221の円筒内壁面221dへ遠心力の作用により付着する。更に、気相冷媒出口226a付近の気相冷媒流れにより液膜がせん断され、液相流体を再飛散させる。このようにして液相流体から分離された気相冷媒は、円管228a内を通って矢印AR1outのように、気相冷媒通路291へ流れる。この気相冷媒通路291は、気相冷媒出口226aに接続されその気相冷媒出口226aから圧縮機12へ気相冷媒を流す通路である。
その一方で、液相流体であるオイルおよび液相冷媒は、第1実施形態と同様に気液分離器22のタンク221内に溜まり、それらの密度差により互いに分離する。本実施形態のオイル出口部227はタンク221の底部に設けられており、オイル出口227aはそのタンク221の底部において開口した孔で構成されている。そして、そのオイル出口227aは、オイル出口22から圧縮機12へ流すオイル通路292に接続されており、オイル出口227aから流出したオイルは、オイル通路292を経て矢印AR2outのように圧縮機12へ流れる。従って、そのオイル通路292と気相冷媒通路291とが併さって、第1実施形態のガスインジェクション通路29(図1参照)に相当する。
本実施形態の圧縮機12は、図6に示すように、中間圧吸入部123が第1実施形態と異なっている。図6は、圧縮機12内において、気液分離器22から圧縮機12へ供給された気相冷媒およびオイルの流れを示した圧縮機12の断面図であって、図3に相当する図である。
詳細に説明すると、中間圧吸入部123は、オイルポート123cが形成されたオイルポート部123bと、気相冷媒ポート123eが形成された気相冷媒ポート部123dとから構成されている。そのオイルポート123cにはオイル通路292(図5参照)が接続されており、オイルポート123cはオイル通路292をハウジング40内へ連通させる。また、オイルポート123cは、第1実施形態のガスインジェクションポート123a(図3参照)と同じ位置に設けられている。
気相冷媒ポート123eには気相冷媒通路291(図5参照)が接続されており、気相冷媒ポート123eは気相冷媒通路291をハウジング40内へ連通させる。また、気相冷媒ポート123eは、圧縮機12の軸方向においてオイルポート123cに対し電動機部42を挟んだ反対側の位置に設けられている。
図6において、圧縮機12のハウジング40内でのオイルの流れは実線矢印で示され、気相冷媒の流れは破線矢印で示されている。この図6を図3と対比すれば判るように、本実施形態のオイルの流れは、第1実施形態と同じである。しかし、気相冷媒ポート123eは、上記のようにオイルポート123cに対し電動機部42を挟んだ反対側に設けられているので、気相冷媒通路291からの気相冷媒は気相冷媒ポート123eを経て、ハウジング40の内部空間40aのうち圧縮機構部44に対して電動機部42を挟んだ反対側に流入する。そして、気相冷媒はその流入した箇所でオイルと混ざり合い、その後に気相冷媒およびオイルが辿る経路は第1実施形態と同じである。
このように、圧縮機12のハウジング40内では、気相冷媒が流れる一部の経路が第1実施形態とは異なるものの、オイルポート123cから流入したオイルと気相冷媒ポート123eから流入した気相冷媒とは、第1実施形態と同様に電動機部42まわりを流れてから圧縮機構部44へ流れる。
本実施形態によれば、冷凍サイクルにおいて第1実施形態と同様に気液分離器22が配置され、その気液分離器22からオイルが圧縮機12へ戻されるので、第1実施形態と同様に、圧縮機12でオイルに与えられた熱を放熱器14において、被加熱流体としての水へ伝熱させることが可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図7は、本実施形態に係る冷凍サイクル装置10の概略構成を示すと共に、その冷凍サイクル装置10を循環する冷媒の状態をモリエル線図上に示した図であって、図1に相当する図である。図7に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置10は内部熱交換器70を備えており、この点が第1実施形態と異なっている。
内部熱交換器70は、放熱器14から第1減圧装置16への冷媒流通経路の一部を構成する第1熱交換部701と、ガスインジェクション通路29の一部を構成する第2熱交換部702とを有している。そして、内部熱交換器70は、第1熱交換部701を流れる冷媒とオイルとからなる流体と、第2熱交換部702を流れる冷媒とオイルとからなる流体とを互いに熱交換させる。これにより、オイルと混合されガスインジェクション通路29を流れる気相冷媒の凝縮を防止し易くなり、冷凍サイクル装置10のサイクル効率を高めることができる。
なお、本実施形態は前述の第1実施形態の変形例であるが、本実施形態を前述の第2実施形態と組み合わせることも可能である。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、冷凍サイクル装置10の冷凍サイクルは超臨界冷凍サイクルであるが、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力Pが冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルであっても差し支えない。但し、オイルの熱を放熱器14において放熱させることにより冷凍サイクル装置10の加熱性能を向上させるという効果は、亜臨界冷凍サイクルよりも超臨界冷凍サイクルにおいて顕著に現れる。
(2)上述の各実施形態において、冷凍サイクル装置10を循環する冷媒は二酸化炭素であるが、その冷媒の種類に限定は無く、例えばHFO系冷媒(例えば、R1234yf)等であっても差し支えない。
(3)上述の各実施形態において、圧縮機12は、電動のスクロール型コンプレッサであるが、ローリングピストン型、スライドベーン型、または往復動型などの他の形式のコンプレッサであっても差し支えない。また、圧縮機12は電動である必要はなく、例えば、内燃機関などの外部動力源により駆動されても差し支えない。
(4)上述の各実施形態において、冷凍サイクル装置10は給湯装置における加熱装置として機能するが、冷凍サイクル装置10の用途に限定はなく、例えば冷凍サイクル装置10は空調装置に用いられても差し支えない。
(5)上述の第2実施形態において、気液分離器22は遠心分離部228を備えているが、その遠心分離部228を備えずに、単に、気相冷媒出口226aが気相冷媒通路291に連通し、オイル出口227aがオイル通路292に連通しているだけであっても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 冷凍サイクル装置
12 圧縮機
123 中間圧吸入部
14 放熱器
16 第1減圧装置
18 第2減圧装置
20 蒸発器
22 気液分離器
224a 液相冷媒出口
226a 気相冷媒出口
227a オイル出口

Claims (1)

  1. 低圧吸入部(121)と高圧吐出部(122)と中間圧吸入部(123)とを有し、前記低圧吸入部から吸入した冷媒を圧縮すると共に潤滑用のオイルの混ざった高圧冷媒を前記高圧吐出部から吐出し、且つ、前記低圧吸入部の冷媒圧力と前記高圧吐出部の冷媒圧力との間の中間圧力となっている中間圧冷媒を前記中間圧吸入部から流入させて圧縮過程の冷媒に合流させる圧縮機(12)と、
    前記高圧吐出部から吐出された高圧冷媒と被加熱流体とを熱交換させることにより前記高圧冷媒の熱を放熱させる放熱器(14)と、
    前記放熱器から流出した高圧冷媒を前記中間圧力になるまで減圧させる第1減圧装置(16)と、
    前記中間圧力になった冷媒を減圧させる第2減圧装置(18)と、
    前記第2減圧装置により減圧された冷媒を蒸発させて前記低圧吸入部へ流出させる蒸発器(20)と、
    前記第1減圧装置により前記中間圧力とされた冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し前記気相冷媒を前記中間圧吸入部へ流出させると共に前記液相冷媒を前記第2減圧装置へ流出させる気液分離器(22)とを備え、
    前記気液分離器は、
    前記液相冷媒と前記オイルとを溜めるタンク(221)と、
    前記第1減圧装置からの冷媒を前記タンク内に流入させる冷媒入口(222a)を形成している冷媒入口部(222)と、
    前記タンク内の前記気相冷媒が流れ込み前記中間圧吸入部へ連通する気相冷媒出口(226a)を形成している気相冷媒出口部(226)と、
    前記タンク内に溜まった前記液相冷媒が流れ込み前記第2減圧装置へ連通する液相冷媒出口(224a)を形成している液相冷媒出口部(224)と、
    前記タンク内に溜まった前記オイルが流れ込み前記中間圧吸入部へ連通するオイル出口(227a)を形成しているオイル出口部(227)とを備え、
    鉛直方向(DR1)において、前記気相冷媒出口は前記液相冷媒出口よりも上方に配置され、且つ、前記液相冷媒出口は前記オイル出口よりも上方に配置され
    前記気液分離器の前記気相冷媒出口は、前記オイルを前記オイル出口から前記圧縮機へ流すオイル通路(292)とは異なる気相冷媒通路(291)に接続され、前記気相冷媒通路は、前記気相冷媒を前記気相冷媒出口から前記圧縮機へ流す通路であり、
    前記圧縮機は、電動機(42)と、前記電動機によって回転駆動されることで冷媒を圧縮する圧縮機構部(44)と、前記電動機と前記圧縮機構部とを収容しているハウジング(40)とを有し、
    前記中間圧吸入部は、前記オイル通路を前記ハウジング内へ連通させるオイルポート(123c)が形成されたオイルポート部(123b)と、前記気相冷媒通路を前記ハウジング内へ連通させる気相冷媒ポート(123e)が形成された気相冷媒ポート部(123d)とから構成され、
    前記ハウジング内では、前記オイルポートから流入した前記オイルと前記気相冷媒ポートから流入した前記気相冷媒とが、前記電動機まわりを流れてから前記圧縮機構部へ流れることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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