JPH11257805A - 冷凍サイクルの潤滑油戻し装置 - Google Patents

冷凍サイクルの潤滑油戻し装置

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JPH11257805A
JPH11257805A JP8261498A JP8261498A JPH11257805A JP H11257805 A JPH11257805 A JP H11257805A JP 8261498 A JP8261498 A JP 8261498A JP 8261498 A JP8261498 A JP 8261498A JP H11257805 A JPH11257805 A JP H11257805A
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JP
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refrigerant
lubricating oil
liquid
oil return
refrigeration cycle
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JP8261498A
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Inventor
Akira Fujitaka
章 藤高
Yoshinori Kobayashi
義典 小林
Kanji Haneda
完爾 羽根田
Yuichi Kusumaru
雄一 薬丸
Yukio Watanabe
幸男 渡邊
Narihiro Sato
成広 佐藤
Hironao Numamoto
浩直 沼本
Shigeru Muramatsu
繁 村松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/02Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat for separating lubricants from the refrigerant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍サイクル中に吐出された潤滑油を有効に
回収して圧縮機内に戻すことにより、圧縮機内での潤滑
油不足の問題を解消して、冷媒と相互溶解性の小さい潤
滑油を用いることを実現し、冷凍サイクル中に封入する
冷媒量を少なくすること。 【解決手段】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し口を有する受液器
又は気液分離器を設け、前記受液器又は前記気液分離器
内に前記冷媒液よりも比重が大きく前記潤滑油よりも比
重が小さいフロートを設け、前記フロートは、前記受液
器又は前記気液分離器内の潤滑油が所定量以下になった
ときに前記オイル戻し口を塞ぐ冷凍サイクルの潤滑油戻
し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒としてプロパ
ン、イソブタン、又はエタンの単体又はこれらの内の2
種以上からなる混合物を主成分としたHC系冷媒を用
い、圧縮機内の潤滑油として、冷媒との相互溶解性が小
さな潤滑油を用いた冷凍サイクルの潤滑油戻し装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在冷凍サイクルに利用されているR2
2に代表されるHCFC系冷媒は、その物性の安定性か
らオゾン層を破壊すると言われている。また近年では、
HCFC系冷媒の代替冷媒としてHFC系冷媒が利用さ
れはじめているが、このHFC系冷媒は温暖化現象を促
進する性質を有している。従って、最近ではオゾン層の
破壊や温暖化現象に大きな影響を与えないHC系冷媒の
採用が検討されはじめている。しかし、このHC系冷媒
は、可燃性冷媒であるために爆発や発火を未然に防止
し、安全性を確保する必要がある。この安全性確保のた
めの一つの方法として、使用する冷媒量を少なくする方
法がある。すなわち、可燃性冷媒は、空気中において一
定の濃度以上にならないと発火、爆発しないことから、
封入冷媒量を少なくすることにより、発火、爆発を未然
に防止したり、危険の確率を大幅に低減できる。また、
使用する冷媒量を少なくすることによって、資源の有効
利用にもつながる。ところで、冷凍サイクル中に封入す
る冷媒量を少なくするためには、冷媒と相互溶解性の低
い潤滑油を用い、潤滑油中に溶け込む冷媒量を少なくす
ることが有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷媒との相互
溶解性の小さい潤滑油は、圧縮機から冷媒とともに吐出
されると、冷媒と分離した状態で冷凍サイクル中を循環
するために、冷凍サイクル中に滞留してしまい、圧縮機
への戻り特性が悪い。そして、圧縮機への潤滑油の戻り
量が少ないと、圧縮機内での潤滑油が不足し、圧縮機構
部など摺動部での潤滑不良を生じてしまう。特に、HC
系冷媒は、HCFC系冷媒やCFC系冷媒等とは異な
り、冷媒自体での潤滑性を持たないため、圧縮機内での
潤滑油の不足は大きな問題である。
【0004】そこで本発明は、冷凍サイクル中に吐出さ
れた潤滑油を有効に回収して圧縮機内に戻すことによ
り、圧縮機内での潤滑油不足の問題を解消して、冷媒と
相互溶解性の小さい潤滑油を用いることを実現し、冷凍
サイクル中に封入する冷媒量を少なくすることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
冷凍サイクルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞
り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接続した
冷凍サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、
前記圧縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液より
も比重が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が
小さい潤滑油を用い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し
口を有する受液器又は気液分離器を設け、前記受液器又
は前記気液分離器内に前記冷媒液よりも比重が大きく前
記潤滑油よりも比重が小さいフロートを設け、前記フロ
ートは、前記受液器又は前記気液分離器内の潤滑油が所
定量以下になったときに前記オイル戻し口を塞ぐことを
特徴とする。請求項2記載の本発明の冷凍サイクルの潤
滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し口を有する受液器
又は気液分離器を設け、前記受液器又は前記気液分離器
内には、潤滑油中に占める体積が、潤滑油外に占める体
積よりも大きくなるような比重のフロートを設けたこと
を特徴とする。請求項3記載の本発明の冷凍サイクルの
潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器
をそれぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルに
おいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の
潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大き
く、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油
を用い、前記冷凍サイクル中に受液器又は気液分離器を
設け、前記受液器又は前記気液分離器の下部に、内部空
間を狭くした絞り部を設け、前記絞り部の下端部にオイ
ル戻し口を設け、前記絞り部に少なくても一部が挿入可
能なフロートを設けたことを特徴とする。請求項4記載
の本発明の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、
凝縮器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状
に接続した冷凍サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷
媒を用い、前記圧縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の
冷媒液よりも比重が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相
互溶解性が小さい潤滑油を用い、前記冷凍サイクル中に
オイル戻し口を有する受液器又は気液分離器を設け、前
記受液器又は前記気液分離器内に、内部の潤滑油量によ
って上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下になったと
きに前記オイル戻し口を塞ぐフロートを設けたことを特
徴とする。請求項5記載の本発明の冷凍サイクルの潤滑
油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
い、前記冷凍サイクル中に受液器又は気液分離器を設
け、前記受液器又は前記気液分離器は、冷媒吸入口と液
冷媒吐出口とオイル戻し口とを備え、前記オイル戻し口
は前記受液器又は前記気液分離器の下端部に設け、前記
液冷媒吐出口は前記オイル戻し口より高い位置に設けた
ことを特徴とする。請求項6記載の本発明は、請求項5
に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記
受液器又は前記気液分離器内に、潤滑油量によって上下
方向に移動し、潤滑油が所定量以下になったときに前記
オイル戻し口を塞ぐフロートを設けたことを特徴とす
る。請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の冷凍サ
イクルの潤滑油戻し装置において、前記液冷媒吐出口を
端部に有する液冷媒吐出管を、前記受液器又は前記気液
分離器の下端部から挿入し、前記フロートは、前記液冷
媒吐出管に対して摺動自在に設けたことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の冷凍サイク
ルの潤滑油戻し装置において、前記液冷媒吐出管の上部
に、前記フロートの上方への移動を規制するストッパを
設けたことを特徴とする。請求項9記載の本発明は、請
求項5に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置におい
て、前記気液分離器内に潤滑油分離部材を設けたことを
特徴とする。請求項10記載の本発明の冷凍サイクルの
潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器
をそれぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルに
おいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の
潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大き
く、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油
を用い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にオイル戻し口
を有するアキュムレータを設け、前記アキュムレータ内
に前記冷媒液よりも比重が大きく前記潤滑油よりも比重
が小さいフロートを設け、前記フロートは、アキュムレ
ータ内の潤滑油が所定量以下になったときに前記オイル
戻し口を塞ぐことを特徴とする。請求項11記載の本発
明の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮
器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接
続した冷凍サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を
用い、前記圧縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒
液よりも比重が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶
解性が小さい潤滑油を用い、前記蒸発器と前記圧縮機と
の間にオイル戻し口を有するアキュムレータを設け、前
記アキュムレータ内には、潤滑油中に占める体積が、潤
滑油外に占める体積よりも大きくなるような比重のフロ
ートを設けたことを特徴とする。請求項12記載の本発
明の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮
器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接
続した冷凍サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を
用い、前記圧縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒
液よりも比重が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶
解性が小さい潤滑油を用い、前記蒸発器と前記圧縮機と
の間にアキュムレータを設け、前記アキュムレータの下
部に、内部空間を狭くした絞り部を設け、前記絞り部の
下端部にオイル戻し口を設け、前記絞り部に少なくても
一部が挿入可能なフロートを設けたことを特徴とする。
請求項13記載の本発明の冷凍サイクルの潤滑油戻し装
置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配
管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおいて、冷媒
としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑油とし
て、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、HC系冷
媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用い、前記
蒸発器と前記圧縮機との間にオイル戻し口を有するアキ
ュムレータを設け、前記アキュムレータ内に、内部の潤
滑油量によって上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下
になったときに前記オイル戻し口を塞ぐフロートを設け
たことを特徴とする。請求項14記載の本発明の冷凍サ
イクルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装
置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接続した冷凍
サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記
圧縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比
重が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さ
い潤滑油を用い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキ
ュムレータを設け、前記アキュムレータは、下端部から
挿入され、端部に冷媒吸入口を備えた冷媒吐出管を有
し、前記冷媒吐出管は下端部にオイル戻し口を有するこ
とを特徴とする。請求項15記載の本発明の冷凍サイク
ルの潤滑油戻し装置は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸
発器をそれぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイク
ルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機
内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大
きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑
油を用い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレ
ータを設け、前記アキュムレータは、下端部から挿入さ
れ、端部に冷媒吸入口を備えた冷媒吐出管を有し、前記
冷媒吐出管は複数のオイル戻し口を有することを特徴と
する。請求項16記載の本発明は、請求項15に記載の
冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記オイル戻
し口は、上方に位置するオイル戻し口よりも下方に位置
するオイル戻し口の口径を大きく形成していることを特
徴とする。請求項17記載の本発明は、請求項15又は
請求項16に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置にお
いて、前記冷媒液より比重が大きく、前記潤滑油より比
重が小さいフロートを、前記冷媒吐出管に対して摺動自
在に設け、前記フロートにより前記オイル戻し口を塞ぐ
ことを特徴とする。請求項18記載の本発明は、請求項
17に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、
前記冷媒吐出管の上部に、前記フロートの上方への移動
を規制するストッパを設けたことを特徴とする。請求項
19記載の本発明の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置は、
圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそれぞれ配管を介
して環状に接続した冷凍サイクルにおいて、冷媒として
HC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑油として、HC
系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、HC系冷媒と非相
溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用い、前記蒸発器と
前記圧縮機との間にアキュムレータを設け、前記アキュ
ムレータは、下端部から挿入され、複数のオイル戻し口
を備えたオイル戻し管を有することを特徴とする。請求
項20記載の本発明は、請求項19に記載の冷凍サイク
ルの潤滑油戻し装置において、前記オイル戻し口は、上
方に位置するオイル戻し口よりも下方に位置するオイル
戻し口の口径を大きく形成していることを特徴とする。
請求項21記載の本発明は、請求項19又は請求項20
に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記
冷媒液より比重が大きく、前記潤滑油より比重が小さい
フロートを、前記オイル吐出管に対して摺動自在に設
け、前記フロートにより前記オイル戻し口を塞ぐことを
特徴とする。請求項22記載の本発明は、請求項21に
記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記オ
イル戻し管の上部に、前記フロートの上方への移動を規
制するストッパを設けたことを特徴とする。請求項23
記載の本発明は、請求項1から請求項22のいずれかに
記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記H
C系冷媒として、プロパン、イソブタン、又はエタンの
単体又はこれらの内の2種以上からなる混合物を主成分
とした冷媒を用い、前記潤滑油としてカーボネート化合
物を用いたことを特徴とする。請求項24記載の本発明
は、請求項23記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置に
おいて、前記潤滑油は、構造的に炭酸エステル結合を構
成する炭素数がカーボネート化合物を構成する全炭素数
の10原子%以上占めることを特徴とする。請求項25
記載の本発明は、請求項1から請求項24のいずれかに
記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置において、前記H
C系冷媒と前記潤滑油との相互溶解性は5wt%以下で
あることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、圧縮機、凝縮器、絞り
装置、蒸発器をそれぞれ配管を介して環状に接続した冷
凍サイクルにおいて、冷媒としてHC系冷媒を用い、圧
縮機内の潤滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重
が大きく、HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい
潤滑油を用いたものである。従って本発明は、このよう
な冷媒と潤滑油を選択することによって、冷媒液と潤滑
油とが存在する場合には、潤滑油が下方に溜まり、この
潤滑油の上方に冷媒液が分離して存在することになる。
本発明の潤滑油戻し装置は、このような冷媒と潤滑油の
状態を利用して、潤滑油だけを確実に回収して圧縮機に
戻すものである。なお、このようなHC系冷媒として
は、プロパン、イソブタン、又はエタンの単体又はこれ
らの内の2種以上からなる混合物を主成分とした冷媒を
用いることが有効である。また潤滑油としては、カーボ
ネート化合物を用いることが有効であり、特に構造的に
炭酸エステル結合を構成する炭素数がカーボネート化合
物を構成する全炭素数の10原子%以上占めるものが好
ましい。また、HC系冷媒と潤滑油との相互溶解性は5
wt%以下であることが好ましい。
【0007】本発明の第1から第9の実施の形態は、受
液器又は気液分離器に関するものである。本発明の第1
の実施の形態は、冷凍サイクル中に設けた受液器又は気
液分離器内に、冷媒液よりも比重が大きく、潤滑油より
も比重が小さいフロートを設け、このフロートは、受液
器又は気液分離器内の潤滑油が所定量以下になったとき
にオイル戻し口を塞ぐことを特徴とする。本実施の形態
は、このような比重のフロートを用いることにより、潤
滑油と冷媒との間にフロートを位置させることができ、
潤滑油の量によってこのフロートを上下移動させること
ができる。従って、潤滑油量が減少するとこのフロート
の下方向への移動によってオイル戻し口を塞ぐことがで
き、確実に潤滑油だけをオイル戻し口から流出させるこ
とができる。特に、冷凍サイクル中にあって、受液器又
は気液分離器は、液冷媒の貯留部を有するために、この
貯留部で分離して下方に溜まる潤滑油を有効に取り出す
ことが可能となる。また、受液器又は気液分離器で潤滑
油を分離することによって、蒸発器への潤滑油の流入を
少なくすることができる。
【0008】本発明の第2の実施の形態は、冷凍サイク
ル中に設けた受液器又は気液分離器内に、潤滑油中に占
める体積が、潤滑油外に占める体積よりも大きくなるよ
うな比重のフロートを設けたことを特徴とする。本実施
の形態は、このような比重のフロートを用いることによ
り、フロートの多くの部分は潤滑油中に浸かった状態と
なるため、この潤滑油中に浸かったフロートの体積分だ
け潤滑油の液面を高くすることができる。このように冷
媒液が接し、冷媒がより多く溶け込んでいる液面付近の
潤滑油をオイル戻し口から離すことによって、冷媒の溶
け込み量の少ない潤滑油をオイル戻し口から流出させる
ことができる。
【0009】本発明の第3の実施の形態は、冷凍サイク
ル中に設けた受液器又は気液分離器の下部に、内部空間
を狭くした絞り部を設け、この絞り部の下端部にオイル
戻し口を設け、絞り部に少なくても一部が挿入可能なフ
ロートを設けたことを特徴とする。本実施の形態は、受
液器又は気液分離器の下部に絞り部を設けることによ
り、潤滑油の量が少なくなっても、潤滑油のオイル戻し
口からの液面高さを確保することができる。また、冷媒
がより多く溶け込む液面付近の潤滑油をオイル戻し口か
ら離すことによって、冷媒の溶け込み量の少ない潤滑油
をオイル戻し口から流出させることができる。また、絞
り部に少なくとも一部が挿入可能なフロートを設けるこ
とによって、潤滑油面の高さを更に確実に保つことがで
きるとともに、このフロートでオイル戻し口又は絞り部
を塞ぐことが可能となり、冷媒液のオイル戻し口からの
流出を防止することができる。
【0010】本発明の第4の実施の形態は、冷凍サイク
ル中に設けた受液器又は気液分離器内に、内部の潤滑油
量によって上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下にな
ったときにオイル戻し口を塞ぐフロートを設けたことを
特徴とする。本実施の形態は、このように潤滑油が所定
量以下になったときにオイル戻し口をフロートにより塞
ぐため、確実に潤滑油だけをオイル戻し口から流出する
ことができる。
【0011】本発明の第5の実施の形態は、冷凍サイク
ル中に、冷媒吸入口と液冷媒吐出口とガス冷媒吐出口と
オイル戻し口とを備えた受液器又は気液分離器を設け、
受液器又は気液分離器の下端部にオイル戻し口を設け、
このオイル戻し口より高い位置に液冷媒吐出口を設けた
ことを特徴とする。本実施の形態は、液冷媒吐出口をオ
イル戻し口より高い位置に設けているので、液冷媒は液
冷媒吐出口より、潤滑油はオイル戻し口より流出させる
ことが可能となり、潤滑油が液冷媒とともに流出するこ
とを防止することができる。
【0012】本発明の第6の実施の形態は、第5の実施
の形態において、受液器又は気液分離器内に、潤滑油量
によって上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下になっ
たときにオイル戻し口を塞ぐフロートを設けたことを特
徴とする。本実施の形態は、このようなフロートを設け
ることによって、潤滑油の量が減少した場合には、この
フロートでオイル戻し口を塞ぐため、オイル戻し口から
液冷媒が流出することを確実に防止することができる。
【0013】本発明の第7の実施の形態は、第6の実施
の形態において、液冷媒吐出口を端部に有する液冷媒吐
出管を、受液器又は気液分離器の下端部から挿入し、こ
の冷媒吐出管に対してフロートを摺動自在に設けたこと
を特徴とする。本実施の形態は、下端部から挿入した冷
媒吐出管に対してフロートを摺動自在に設けることによ
って、フロートの水平方向の動きや傾きを規制し、潤滑
油量に対応して上下方向への移動を確実に行わせること
ができる。従ってフロートによって、オイル戻し口を確
実に塞ぐことができる。
【0014】本発明の第8の実施の形態は、第7の実施
の形態において、液冷媒吐出管の上部に、フロートの上
方への移動を規制するストッパを設けたことを特徴とす
る。本実施の形態は、このようなストッパを設けること
によって、フロートが冷媒吐出管から外れてしまうこと
を防止できる。
【0015】本発明の第9の実施の形態は、第5の実施
の形態において、気液分離器内に潤滑油分離部材を設け
たことを特徴とする。本実施の形態は、このような潤滑
油分離部材を設けることによって、気液分離器内での潤
滑油の分離をより確実に行うことができる。
【0016】本発明の第10から第22の実施の形態
は、アキュムレータに関するものである。本発明の第1
0の実施の形態は、蒸発器と圧縮機との間に設けたアキ
ュムレータ内に、冷媒液よりも比重が大きく、潤滑油よ
りも比重が小さいフロートを設け、このフロートは、ア
キュムレータ内の潤滑油が所定量以下になったときにオ
イル戻し口を塞ぐことを特徴とする。本実施の形態は、
このような比重のフロートを用いることにより、潤滑油
と冷媒との間にフロートを位置させることができ、潤滑
油の量によってこのフロートを上下移動させることがで
きる。従って、潤滑油量が減少するとこのフロートの下
方向への移動によってオイル戻し口を塞ぐことができ、
確実に潤滑油だけをオイル戻し口から流出させることが
できる。
【0017】本発明の第11の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間に設けたアキュムレータ内に、潤滑油中に
占める体積が、潤滑油外に占める体積よりも大きくなる
ような比重のフロートを設けたことを特徴とする。本実
施の形態は、このような比重のフロートを用いることに
より、フロートの多くの部分は潤滑油中に浸かった状態
となるため、この潤滑油中に浸かったフロートの体積分
だけ潤滑油の液面を高くすることができる。このように
冷媒液が接し、冷媒がより多く溶け込んでいる液面付近
の潤滑油をオイル戻し口から離すことによって、冷媒の
溶け込み量の少ない潤滑油をオイル戻し口から流出させ
ることができる。
【0018】本発明の第12の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間に設けたアキュムレータの下部に、内部空
間を狭くした絞り部を設け、この絞り部の下端部にオイ
ル戻し口を設け、絞り部に少なくても一部が挿入可能な
フロートを設けたことを特徴とする。本実施の形態は、
アキュムレータの下部に絞り部を設けることにより、潤
滑油の量が少なくなっても、潤滑油のオイル戻し口から
の液面高さを確保することができる。また、冷媒がより
多く溶け込む液面付近の潤滑油をオイル戻し口から離す
ことによって、冷媒の溶け込み量の少ない潤滑油をオイ
ル戻し口から流出させることができる。また、絞り部に
少なくとも一部が挿入可能なフロートを設けることによ
って、潤滑油面の高さを更に確実に保つことができると
ともに、このフロートでオイル戻し口又は絞り部を塞ぐ
ことが可能となり、冷媒液のオイル戻し口からの流出を
防止することができる。
【0019】本発明の第13の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間に設けたアキュムレータ内に、内部の潤滑
油量によって上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下に
なったときにオイル戻し口を塞ぐフロートを設けたこと
を特徴とする。本実施の形態は、このように潤滑油が所
定量以下になったときにオイル戻し口をフロートにより
塞ぐため、確実に潤滑油だけをオイル戻し口から流出す
ることができる。
【0020】本発明の第14の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間にアキュムレータを設け、このアキュムレ
ータ内に、下端部から挿入され、端部に冷媒吸入口を備
えた冷媒吐出管を設け、この冷媒吐出管の下端部にオイ
ル戻し口を有することを特徴とする。本実施の形態は、
オイル戻し口を冷媒吸入口より低い位置に設けているの
で、潤滑油を冷媒とともに流出させることができ、アキ
ュムレータ内に潤滑油が貯留されることを防止すること
ができる。
【0021】本発明の第15の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間にアキュムレータを設け、このアキュムレ
ータ内に、下端部から挿入され、端部に冷媒吸入口を備
えた冷媒吐出管を設け、この冷媒吐出管は複数のオイル
戻し口を有することを特徴とする。本実施の形態は、冷
媒吐出管に複数のオイル戻し口を設けているので、貯留
量に応じて潤滑油を冷媒とともに確実に流出させること
ができ、アキュムレータ内に潤滑油が貯留されることを
防止することができる。
【0022】本発明の第16の実施の形態は、第14の
実施の形態において、オイル戻し口は、上方に位置する
オイル戻し口よりも下方に位置するオイル戻し口の口径
を大きく形成していることを特徴とする。本実施の形態
は、このように下方に位置するオイル戻し口の口径を大
きく構成することによって、潤滑油が多く貯留する場所
からの流出量を増加させることができる。
【0023】本発明の第17の実施の形態は、第16の
実施の形態において、冷媒液より比重が大きく、前記潤
滑油より比重が小さいフロートを、前記冷媒吐出管に対
して摺動自在に設け、前記フロートにより前記オイル戻
し口を塞ぐことを特徴とする。本実施の形態は、このよ
うな比重のフロートを設けることによって、潤滑油が減
少した場合には、オイル戻し口を確実に塞ぐことがで
き、オイル戻し口から液冷媒が流出することを防止する
ことができる。また、本実施の形態は、下端部から挿入
した冷媒吐出管に対してフロートを摺動自在に設けるこ
とによって、フロートの水平方向の動きや傾きを規制
し、潤滑油量に対応して上下方向への移動を確実に行わ
せることができる。従ってフロートによって、オイル戻
し口を確実に塞ぐことができる。
【0024】本発明の第18の実施の形態は、第17の
実施の形態において、冷媒吐出管の上部に、前記フロー
トの上方への移動を規制するストッパを設けたことを特
徴とする。本実施の形態は、このようなストッパを設け
ることによって、フロートが冷媒吐出管にから外れてし
まうことを防止できるので、オイル戻し口を確実に塞ぐ
ことができる。
【0025】本発明の第19の実施の形態は、蒸発器と
圧縮機との間にアキュムレータを設け、このアキュムレ
ータは、下端部から挿入され、複数のオイル戻し口を備
えたオイル戻し管を有することを特徴とする。本実施の
形態は、オイル戻し管に複数のオイル戻し口を設けてい
るので、貯留量に応じて潤滑油を冷媒とともに確実に流
出させることができ、アキュムレータ内に潤滑油が貯留
されることを防止することができる。
【0026】本発明の第20の実施の形態は、第19の
実施の形態において、オイル戻し口は、上方に位置する
オイル戻し口よりも下方に位置するオイル戻し口の口径
を大きく形成していることを特徴とする。本実施の形態
は、このように下方に位置するオイル戻し口の口径を大
きく構成することによって、潤滑油が多く貯留する場所
からの流出量を増加させることができる。
【0027】本発明の第21の実施の形態は、第19又
は第20の実施の形態において、冷媒液より比重が大き
く、潤滑油より比重が小さいフロートを、オイル吐出管
に対して摺動自在に設け、フロートによりオイル戻し口
を塞ぐことを特徴とする。本実施の形態は、このような
比重のフロートを設けることによって、潤滑油が減少し
た場合には、オイル戻し口を確実に塞ぐことができ、オ
イル戻し口から液冷媒が流出することを防止することが
できる。また、本実施の形態は、下端部から挿入した冷
媒吐出管に対してフロートを摺動自在に設けることによ
って、フロートの水平方向の動きや傾きを規制し、潤滑
油量に対応して上下方向への移動を確実に行わせること
ができる。従ってフロートによって、オイル戻し口を確
実に塞ぐことができる。
【0028】本発明の第22の実施の形態は、第21の
実施の形態において、オイル吐出管の上部に、フロート
の上方への移動を規制するストッパを設けたことを特徴
とする。本実施の形態は、このようなストッパを設ける
ことによって、フロートがオイル吐出管から外れてしま
うことを防止できるので、オイル戻し口を確実に塞ぐこ
とができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例による冷凍サイクル
の潤滑油戻し装置を図面に基づいて説明する。図1は、
同実施例を説明するための冷凍サイクル図である。同図
に示すように、圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器3、
絞り装置4、室外熱交換器5は、それぞれ配管を介して
環状に接続されている。室内熱交換器3は暖房運転時に
は凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機
能する。また室外熱交換器5は暖房運転時には蒸発器と
して機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。こ
こで、受液器100及び気液分離器200は室内熱交換
器3と室外熱交換器5との間の液側配管に、アキュムレ
ータ300は四方弁2から圧縮機1の吸入側配管にそれ
ぞれ設けている。なお、四方弁2を持たない冷凍サイク
ルにあっては、アキュムレータ300は蒸発器から圧縮
機1の吸入側の配管に設けられる。
【0030】ここで受液器100は、潤滑油を圧縮機1
に戻すオイル戻し管101を、気液分離器200は、潤
滑油を圧縮機1に戻すオイル戻し管201を、アキュム
レータ300は、潤滑油を圧縮機1に戻すオイル戻し管
301をそれぞれ設けている。気液分離器200は、イ
ンジェクション回路を構成するためのバイパス配管20
2を設けている。またこのバイパス配管202には、イ
ンジェクションを制御するための開閉弁203を設けて
いる。
【0031】上記のような冷凍サイクルに用いる冷媒と
しては、プロパン、イソブタン、又はエタンの単体又は
これらの内の2種以上からなる混合物を主成分としたH
C系の可燃性冷媒を用いる。また、圧縮機1内の潤滑油
としては、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用い
る。このような潤滑油としては、カーボネート化合物か
らなるものが有効であり、さらには構造的に炭酸エステ
ル結合を構成する炭素数がカーボネート化合物を構成す
る全炭素数の10原子%以上占めるものがよい。HC系
冷媒と潤滑油との相互溶解性は、25℃のもとで5wt
%以下の溶解性であることが好ましい。
【0032】このような冷凍サイクルは、暖房運転時に
は、圧縮機1で圧縮された冷媒は、室内熱交換器3へ導
かれる。この室内熱交換器3に導入された冷媒は、放熱
後絞り装置4にて減圧され、受液器100や気液分離器
200を経由した後、室外熱交換器5にて吸熱し、アキ
ュームレータ300を経たガス冷媒が圧縮機1に吸入さ
れる。また、冷房運転時には、圧縮機1で圧縮された冷
媒は、室外熱交換器5、絞り装置4、気液分離器20
0、受液器100、室内熱交換器3、アキュムレータ3
00の順に流れ、圧縮機1に吸入される。インジェクシ
ョンを行う場合には、開閉弁203を開くことにより、
気液分離器200で分離されたガス冷媒を、バイパス配
管202を経由して圧縮機1の圧縮室に注入する。ここ
で、圧縮機1から冷媒とともに冷凍サイクル中に吐出さ
れた潤滑油は、受液器100、気液分離器200、アキ
ュムレータ300でそれぞれ分離されて圧縮機1へ戻さ
れる。なお、上記実施例では、受液器100、気液分離
器200、及びアキュムレータ300を一つの冷凍サイ
クル中に設けて説明を行ったが、必ずしもすべてを備え
ている必要はない。以下に、それぞれのオイル戻し装置
について説明する。
【0033】まず、受液器100に関する潤滑油戻し装
置について説明する。図2、図3は、受液器に関する第
1の実施例による断面構成図である。受液器110は、
凝縮器側の液側配管と接続される冷媒吸入口111を上
部に、蒸発器側の液側配管と接続される液冷媒吐出口1
12を側部に、オイル戻し管101と接続されるオイル
戻し口113を下部に設けている。受液器110の内部
には、フロート114を設けている。このフロート11
4は、円筒状の受液器110の内周面を摺動可能なよう
に外周面は円筒状となっており、軸方向に連通路114
Aを設けている。このフロート114の比重は、冷媒液
よりも大きく、潤滑油よりも小さくなるように構成され
ている。またこのフロート114は、潤滑油中に占める
体積が、潤滑油外に占める体積よりも大きくなるような
比重であることが好ましい。
【0034】凝縮器から流出した冷媒は、冷媒吸入口1
11から受液器110内に導入され、液冷媒吐出口11
2から吐出される。このとき、冷媒とともに導入された
潤滑油は、受液器110内で冷媒と分離して、液化した
冷媒とともに受液器110の下部に溜まる。図2は、潤
滑油A及び液冷媒Bが所定量溜まった状態を示してい
る。図中Cは、潤滑油Aと液冷媒Bとの境界面を示して
いる。潤滑油Aは冷媒よりも比重が大きく、また冷媒と
非相溶又は相互溶解性が小さいため、液冷媒Bと分離し
て液冷媒よりも下方に溜まる。同図に示すように、潤滑
油Aが多く溜まっている状態では、フロート114は、
潤滑油Aと液冷媒Bとの間に位置するように浮遊する。
また、同図のように潤滑油A中に占める体積が、潤滑油
A外に占める体積よりも大きくなるような浮遊状態とす
ることによって、潤滑油Aの液面をより高くすることが
できる。受液器110に溜まった潤滑油Aは、オイル戻
し口113からオイル戻し管101に導出される。そし
て、受液器110内の潤滑油Aが所定量以下になると、
図3に示すように、オイル戻し口113は、フロート1
14によって塞がれる。従って、液冷媒Bがオイル戻し
口113から流出することはない。なお、潤滑油Aが所
定量溜まるとフロート114は浮遊状態となり、オイル
戻し口113は再び開放状態となる。
【0035】図4、図5は、受液器に関する第2の実施
例による断面構成図である。なお第1の実施例と同一部
材については、同一番号を付し、一部その説明を省略す
る。以下の実施例の説明においても同様とする。受液器
120は、第1の実施例と同様に、内周面は円筒状とな
っており、冷媒吸入口121を上部に、液冷媒吐出口1
22を側部に、オイル戻し口123を下部に設けてい
る。ここで本実施例における受液器120は、その下部
に、上部に比べて内部空間を狭くした絞り部120Aを
設けている。従って、受液器120の内部に設けている
フロート124の下部は、絞り部120A内で摺動可能
なように、外周面が円筒状の縮小部124Bを形成して
いる。なおフロート124は、軸方向に連通路124A
を設けている。このフロート124の比重については、
第1の実施例と同様である。
【0036】この第2の実施例においては、受液器12
0の下部に絞り部120Aを設けているので、第1の実
施例と比較すると、この絞り部120Aによって減少す
る容積分だけ潤滑油Aの液面を高くすることができる。
図4は、受液器120内に潤滑油Aが十分に溜まった状
態を、また図5は受液器120内の潤滑油Aが所定量以
下になった状態を示している。このようにフロート12
4は、受液器120内の潤滑油Aが所定量以下になった
ときにはオイル戻し口123を塞ぎ、受液器120内の
潤滑油Aが増加し、フロート124に浮力を与えるに十
分な量になったときにオイル戻し口123を開放する。
【0037】次に、気液分離器200に関する潤滑油戻
し装置について説明する。図6、図7は、気液分離器に
関する第1の実施例による断面構成図である。気液分離
器210は、凝縮器の出口側の液側配管と接続される冷
媒吸入口211を上部に、蒸発器の入口側の液側配管と
接続される液冷媒吐出管204の液冷媒吐出口212A
を気液分離器210の内部の所定高さの位置に、バイパ
ス配管202と接続されるガス冷媒吐出口212Bを上
部に、オイル戻し管201と接続されるオイル戻し口2
13を下部に設けている。なお、液冷媒吐出管204は
気液分離器210の下部より挿入されている。そして気
液分離器210内に配設される液冷媒吐出管204の外
周には、フロート214を設けている。このフロート2
14は、円筒状の気液分離器210の内周面及び液冷媒
吐出管204の外周面に対して摺動可能なように外周面
及び内周面は円筒状となっており、軸方向に連通路21
4Aを設けている。また、液冷媒吐出管204の上部に
は、フロート214の上方への移動を規制するストッパ
214Cを設けている。ここでフロート214の比重
は、冷媒液よりも大きく、潤滑油よりも小さくなるよう
に構成されている。またフロート214は、潤滑油中に
占める体積が、潤滑油外に占める体積よりも大きくなる
ような比重であることが好ましい。
【0038】凝縮器で放熱された冷媒は、冷媒吸入口2
11から気液分離器210内に導入され、液冷媒吐出口
212Aから液冷媒吐出管204に吐出される。一方、
ガス冷媒は、ガス冷媒吐出口212Bからバイパス配管
202に吐出される。このとき、冷媒とともに導入され
た潤滑油は、気液分離器210内で冷媒と分離し、液化
した冷媒とともに気液分離器210の下部に溜まる。図
6は、潤滑油A及び液冷媒Bが所定量溜まった状態を示
している。前述のように潤滑油Aは、冷媒よりも比重が
大きく、また冷媒と非相溶又は相溶性が小さいため、液
冷媒Bと分離して液冷媒よりも下方に溜まる。図中C
は、潤滑油Aと液冷媒Bとの境界面を示している。同図
に示すように、潤滑油Aが多く溜まっている状態では、
フロート214は、潤滑油Aと液冷媒Bとの間に位置す
るように浮遊する。また、同図のように潤滑油A中に占
める体積が、潤滑油A外に占める体積よりも大きくなる
ような浮遊状態とすることによって、潤滑油A面をより
高くすることができる。気液分離器210に溜まった潤
滑油Aは、オイル戻し口213からオイル戻し管201
に導出される。そして、気液分離器210内の潤滑油A
が所定量以下になると、図7に示すように、オイル戻し
口213は、フロート214によって塞がれる。従っ
て、液冷媒Bがオイル戻し口213から流出することは
ない。なお、潤滑油Aが所定量溜まるとフロート214
は浮遊状態となり、オイル戻し口213は再び開放状態
となる。
【0039】図8、図9は、気液分離器に関する第2の
実施例による断面構成図である。気液分離器220は、
第1の実施例と同様に、内周面は円筒状となっており、
冷媒吸入口221を上部に、液冷媒吐出口222Aを気
液分離器220の内部の所定高さの位置に、ガス冷媒吐
出口222Bを上部に、オイル戻し口223を下部に設
けている。ここで本実施例における気液分離器220
は、その下部に、上部に比べて内部空間を漸次狭くした
絞り部220Aを設けている。従って、気液分離器22
0の内部に設けているフロート224の下部は、絞り部
220A内で摺動可能なように、球面状の縮小部224
Bを形成している。なおフロート224は、軸方向に連
通路224Aを設けている。このフロート224の比重
については、第1の実施例と同様である。本実施例にお
いては、気液分離器220内に、潤滑油分離部材225
を設けている。この潤滑油分離部材225は、例えばメ
ッシュなどによって構成され、冷媒吸入口221に対向
させて配置される。
【0040】この第2の実施例においては、気液分離器
220の下部に絞り部220Aを設けているので、第1
の実施例と比較すると、この絞り部220Aによって減
少する容積分だけ潤滑油Aの液面を高くすることができ
る。また、本実施例においては、潤滑油分離部材225
を設けているので、気液分離器220内での冷媒からの
潤滑油の分離をより促進することができる。図8は、気
液分離器220内に潤滑油Aが十分に溜まった状態を、
また図9は気液分離器220内の潤滑油Aが所定量以下
になった状態を示している。このようにフロート224
は、気液分離器220内の潤滑油Aが所定量以下になっ
たときにはオイル戻し口223を塞ぎ、気液分離器22
0内の潤滑油Aが増加し、フロート224に浮力を与え
るに十分な量になったときにオイル戻し口223を開放
する。
【0041】次に、アキュムレータに関する潤滑油戻し
装置について説明する。図10、図11は、アキュムレ
ータに関する第1の実施例による断面構成図である。ア
キュムレータ310は、蒸発器の出口側配管と接続され
る冷媒吸入口311を上部に、圧縮機1に接続される冷
媒吐出管304の冷媒吐出口312を上部に、オイル戻
し管301と接続されるオイル戻し口313を下部に設
けている。アキュムレータ310は、内周面が円筒状と
なっており、その下部に、上部に比べて内部空間を漸次
狭くした絞り部310Aを設けている。このアキュムレ
ータ310内に配設されるフロート314は、アキュム
レータ310内を上下に摺動可能なように円筒状の外周
面を有するとともに、その下部には凸状の縮小部314
Bを形成している。またフロート314は、軸方向に連
通路314Aを設けている。ここでフロート314の比
重は、冷媒液よりも大きく、潤滑油よりも小さくなるよ
うに構成されている。またフロート314は、潤滑油中
に占める体積が、潤滑油外に占める体積よりも大きくな
るような比重であることが好ましい。
【0042】蒸発器で吸熱された冷媒は、冷媒吸入口3
11からアキュムレータ310内に導入され、冷媒吐出
口312から冷媒吐出管304に吐出される。このと
き、冷媒とともに導入された潤滑油は、アキュムレータ
310内で冷媒と分離し、液化した冷媒とともにアキュ
ムレータ310の下部に溜まる。図10は、潤滑油A及
び液冷媒Bが所定量溜まった状態を示している。図中C
は、潤滑油Aと液冷媒Bとの境界面を示している。前述
のように潤滑油Aは、冷媒よりも比重が大きく、また冷
媒と非相溶又は相溶性が小さいため、液冷媒Bと分離し
て液冷媒よりも下方に溜まる。同図に示すように、潤滑
油Aが多く溜まっている状態では、フロート314は、
潤滑油Aと液冷媒Bとの間に位置するように浮遊する。
また、同図のように潤滑油A中に占める体積が、潤滑油
A外に占める体積よりも大きくなるような浮遊状態とす
ることによって、潤滑油A面をより高くすることができ
る。また、アキュムレータ310の下部に絞り部310
Aを設けているので、この絞り部310Aによって減少
する容積分だけ潤滑油Aの液面を高くすることができ
る。アキュムレータ310に溜まった潤滑油Aは、オイ
ル戻し口313からオイル戻し管301に導出される。
そして、アキュムレータ310内の潤滑油Aが所定量以
下になると、図11に示すように、オイル戻し口313
は、フロート314によって塞がれる。従って、液冷媒
Bがオイル戻し口313から流出することはない。な
お、潤滑油Aが所定量溜まるとフロート314は浮遊状
態となり、オイル戻し口313は再び開放状態となる。
【0043】図12、図13は、アキュムレータに関す
る第2の実施例による断面構成図である。アキュムレー
タ320は、冷媒吸入口321及び冷媒吐出口322を
上部に設け、内部にはオイル戻し管301を下部から所
定高さまで挿入して設けている。アキュムレータ320
は、内周面が円筒状となっており、その下部に、上部に
比べて内部空間を漸次狭くした絞り部320Aを設けて
いる。オイル戻し管301には、複数個のオイル戻し口
323を設けている。また、オイル戻し管301の外周
には、フロート324が摺動自在に設けられており、オ
イル戻し口323はこのフロート324によって開閉さ
れるように構成されている。また、オイル戻し管301
の上部には、フロート324の上方への移動を規制する
ストッパ324Cを設けている。ここでフロート324
の比重は、冷媒液よりも大きく、潤滑油よりも小さくな
るように構成されている。
【0044】図12は、潤滑油A及び液冷媒Bが所定量
溜まった状態を示している。図中Cは、潤滑油Aと液冷
媒Bとの境界面を示している。前述のように潤滑油A
は、冷媒よりも比重が大きく、また冷媒と非相溶又は相
溶性が小さいため、液冷媒Bと分離して液冷媒よりも下
方に溜まる。同図に示すように、潤滑油Aが多く溜まっ
ている状態では、フロート324は、潤滑油Aと液冷媒
Bとの間に位置するように浮遊し、オイル戻し口323
を開放する。従って、潤滑油Aはオイル戻し管301に
流入する。このとき、アキュムレータ320の下部に絞
り部320Aを設けているので、この絞り部320Aに
よって減少する容積分だけ潤滑油Aの液面を高くするこ
とができる。潤滑油Aが、オイル戻し口323から導出
され、アキュムレータ320内の潤滑油Aの量が減少す
ると、フロート324は順次下方向に移動し、オイル戻
し口323を上方から順に塞ぐ。そして潤滑油Aが所定
量以下になると、図13に示すように、すべてのオイル
戻し口323は、フロート324によって塞がれる。従
って、液冷媒Bがオイル戻し口313から流出すること
はない。なお、潤滑油Aが溜まり始めると再びフロート
324は浮遊し、オイル戻し口323は下方から順に開
放状態となる。
【0045】図14は、アキュムレータに関する第3の
実施例による断面構成図である。アキュムレータ330
は、冷媒吸入口331を上部に設けるとともに、冷媒吐
出管304を下部より所定高さまで挿入して設けてい
る。冷媒吐出口332は冷媒吐出管304の端部に形成
している。この冷媒吐出管304には、オイル戻し口3
33をアキュムレータ330の底部に位置するように設
けている。アキュムレータ330は、内周面が円筒状と
なっており、その下部に、上部に比べて内部空間を漸次
狭くした絞り部330Aを設けている。また、アキュム
レータ330内の冷媒吸入口331に対向する位置に
は、冷媒吸入口331から導入される冷媒が直接冷媒吐
出口332に流入しないように、バッフル板335を設
けている。このバッフル板335は、潤滑油分離部材と
しての機能も果たしている。
【0046】同図は、潤滑油A及び液冷媒Bが所定量溜
まった状態を示している。潤滑油Aは、液冷媒Bよりも
下方向に溜まるために、潤滑油Aはオイル戻し口333
から冷媒吐出管304に導かれる。なお、本実施例で
は、アキュムレータ330の下部に絞り部330Aを設
け、オイル戻し口333をアキュムレータ330の下部
に設けることによって、潤滑油Aの貯留量が少なくなっ
ても液冷媒Bの流出を極力少なくすることができる。な
お、このような理由からオイル戻し口333は、この絞
り部330A内に位置する高さに設けることが好まし
い。
【0047】図15は、アキュムレータに関する第4の
実施例による断面構成図である。アキュムレータ340
は、冷媒吸入口341を上部に設けるとともに、冷媒吐
出管304を下部より所定高さまで挿入して設けてい
る。冷媒吐出口342は冷媒吐出管304の端部に形成
している。この冷媒吐出管304には、複数のオイル戻
し口343A,343B,343Cをアキュムレータ3
40の底部に位置するように設けている。またオイル戻
し口343Aはオイル戻し口343Bよりも、オイル戻
し口343Bはオイル戻し口343Cよりも穴径を大き
く形成している。アキュムレータ340は、内周面が円
筒状となっており、その下部に、上部に比べて内部空間
を狭くした絞り部340Aを設けている。また、アキュ
ムレータ340内の冷媒吸入口341に対向する位置に
は、バッフル板345を設けている。このバッフル板3
35は、潤滑油分離部材としての機能も果たしている。
【0048】同図は、潤滑油A及び液冷媒Bが所定量溜
まった状態を示している。潤滑油Aは、液冷媒Bよりも
下方向に溜まるために、潤滑油Aはオイル戻し口343
A,343B,343Cから冷媒吐出管304に導かれ
る。なお、本実施例では、アキュムレータ340の下部
に絞り部340Aを設け、オイル戻し口343A,34
3B,343Cをアキュムレータ340の下部に設ける
ことによって、潤滑油Aの貯留量が少なくなっても液冷
媒Bの流出を極力少なくすることができる。また、オイ
ル戻し口343A,343B,343Cは、上方に比べ
て下方の穴径を大きく形成しているので、潤滑油の貯留
量が少なくなっても、下部に存在する潤滑油を優先的に
流出させることができる。
【0049】上記各実施例の中で、フロートを用いた実
施例の説明において、受液器、気液分離器、又はアキュ
ムレータの内周面とフロートとは摺動可能に設ける旨の
説明を行ったが、これらの内周面とフロートとの隙間
は、摺動関係を生じない程の隙間であってもよい。上記
各実施例において、摺動可能との説明を行ったのは、フ
ロートが水平方向に移動したり傾いたりすることによっ
てオイル戻し口を十分に塞がない場合が生じることをな
くすためである。従って、例えば、受液器、気液分離
器、又はアキュムレータの下部を円錐形状や球面状に形
成し、フロートを球形として、フロートの大きさを受液
器等の内径よりもはるかに小さいものとしてもよい。ま
た、このようにフロートの形状を小さく形成したり、受
液器等の内周面とフロートとの隙間を大きくすること
で、フロートの下部に潤滑油が自由に潜り込める状態で
あれば、フロートに連通路を形成する必要もない。ま
た、潤滑油分離部材は、各実施例において適宜設けても
よいし、また設けない構成であってもよい。また、図
4、図5に示した受液器120の下部に設けた絞り部1
20A、また図15に示したアキュムレータ340の下
部に設けた絞り部340Aについては、例えば図8、図
9に示した気液分離器220の下部に設けた絞り部22
0Aのような構成としてもよい。また、図8、図9に示
した気液分離器220の下部に設けた絞り部120A、
図10、図11に示したアキュムレータ310の下部に
設けた絞り部310A、図12、図13に示したアキュ
ムレータ320の下部に設けた絞り部320Aについて
は、例えば図4、図5に示した受液器120の下部に設
けた絞り部120Aのような構成としてもよい。また、
上記受液器に関する実施例では受液器110、120の
液冷媒吐出口112、122を側部に設けたが、気液分
離器210、220の液冷媒吐出管204のように下部
より挿入した構成としてもよい。この場合には、冷媒吐
出口とオイル戻し口との位置関係やフロートの構成は気
液分離器の場合と同様とすることが好ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明は、冷凍サイクル中に吐出された
潤滑油を有効に回収して圧縮機内に戻すことにより、圧
縮機内での潤滑油不足の問題を解消して、冷媒と相互溶
解性の小さい潤滑油を用いることを実現し、冷凍サイク
ル中に封入する冷媒量を少なくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される冷凍サイクル図
【図2】受液器に関する第1の実施例を示す断面構成図
【図3】受液器に関する第1の実施例を示す断面構成図
【図4】受液器に関する第2の実施例を示す断面構成図
【図5】受液器に関する第2の実施例を示す断面構成図
【図6】気液分離器に関する第1の実施例を示す断面構
成図
【図7】気液分離器に関する第1の実施例を示す断面構
成図
【図8】気液分離器に関する第2の実施例を示す断面構
成図
【図9】気液分離器に関する第2の実施例を示す断面構
成図
【図10】アキュムレータに関する第1の実施例を示す
断面構成図
【図11】アキュムレータに関する第1の実施例を示す
断面構成図
【図12】アキュムレータに関する第2の実施例を示す
断面構成図
【図13】アキュムレータに関する第2の実施例を示す
断面構成図
【図14】アキュムレータに関する第3の実施例を示す
断面構成図
【図15】アキュムレータに関する第4の実施例を示す
断面構成図
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室内熱交換器 4 絞り装置 5 室外熱交換器 100 受液器 200 気液分離器 300 アキュムレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薬丸 雄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡邊 幸男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 成広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 沼本 浩直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村松 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
    て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
    油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
    C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し口を有する受液器
    又は気液分離器を設け、前記受液器又は前記気液分離器
    内に前記冷媒液よりも比重が大きく前記潤滑油よりも比
    重が小さいフロートを設け、前記フロートは、前記受液
    器又は前記気液分離器内の潤滑油が所定量以下になった
    ときに前記オイル戻し口を塞ぐことを特徴とする冷凍サ
    イクルの潤滑油戻し装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
    て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
    油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
    C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し口を有する受液器
    又は気液分離器を設け、前記受液器又は前記気液分離器
    内には、潤滑油中に占める体積が、潤滑油外に占める体
    積よりも大きくなるような比重のフロートを設けたこと
    を特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
    て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
    油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
    C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記冷凍サイクル中に受液器又は気液分離器を設
    け、前記受液器又は前記気液分離器の下部に、内部空間
    を狭くした絞り部を設け、前記絞り部の下端部にオイル
    戻し口を設け、前記絞り部に少なくても一部が挿入可能
    なフロートを設けたことを特徴とする冷凍サイクルの潤
    滑油戻し装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
    て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
    油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
    C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記冷凍サイクル中にオイル戻し口を有する受液器
    又は気液分離器を設け、前記受液器又は前記気液分離器
    内に、内部の潤滑油量によって上下方向に移動し、潤滑
    油が所定量以下になったときに前記オイル戻し口を塞ぐ
    フロートを設けたことを特徴とする冷凍サイクルの潤滑
    油戻し装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器をそ
    れぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにおい
    て、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤滑
    油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、H
    C系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記冷凍サイクル中に受液器又は気液分離器を設
    け、前記受液器又は前記気液分離器は、冷媒吸入口と液
    冷媒吐出口とオイル戻し口とを備え、前記オイル戻し口
    は前記受液器又は前記気液分離器の下端部に設け、前記
    液冷媒吐出口は前記オイル戻し口より高い位置に設けた
    ことを特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  6. 【請求項6】 前記受液器又は前記気液分離器内に、潤
    滑油量によって上下方向に移動し、潤滑油が所定量以下
    になったときに前記オイル戻し口を塞ぐフロートを設け
    たことを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクルの潤
    滑油戻し装置。
  7. 【請求項7】 前記液冷媒吐出口を端部に有する液冷媒
    吐出管を、前記受液器又は前記気液分離器の下端部から
    挿入し、前記フロートは、前記液冷媒吐出管に対して摺
    動自在に設けたことを特徴とする請求項6に記載の冷凍
    サイクルの潤滑油戻し装置。
  8. 【請求項8】 前記液冷媒吐出管の上部に、前記フロー
    トの上方への移動を規制するストッパを設けたことを特
    徴とする請求項7に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装
    置。
  9. 【請求項9】 前記気液分離器内に潤滑油分離部材を設
    けたことを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクルの
    潤滑油戻し装置。
  10. 【請求項10】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にオイル戻し口を有
    するアキュムレータを設け、前記アキュムレータ内に前
    記冷媒液よりも比重が大きく前記潤滑油よりも比重が小
    さいフロートを設け、前記フロートは、アキュムレータ
    内の潤滑油が所定量以下になったときに前記オイル戻し
    口を塞ぐことを特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し装
    置。
  11. 【請求項11】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にオイル戻し口を有
    するアキュムレータを設け、前記アキュムレータ内に
    は、潤滑油中に占める体積が、潤滑油外に占める体積よ
    りも大きくなるような比重のフロートを設けたことを特
    徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  12. 【請求項12】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを
    設け、前記アキュムレータの下部に、内部空間を狭くし
    た絞り部を設け、前記絞り部の下端部にオイル戻し口を
    設け、前記絞り部に少なくても一部が挿入可能なフロー
    トを設けたことを特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し
    装置。
  13. 【請求項13】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にオイル戻し口を有
    するアキュムレータを設け、前記アキュムレータ内に、
    内部の潤滑油量によって上下方向に移動し、潤滑油が所
    定量以下になったときに前記オイル戻し口を塞ぐフロー
    トを設けたことを特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し
    装置。
  14. 【請求項14】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを
    設け、前記アキュムレータは、下端部から挿入され、端
    部に冷媒吸入口を備えた冷媒吐出管を有し、前記冷媒吐
    出管は下端部にオイル戻し口を有することを特徴とする
    冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  15. 【請求項15】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを
    設け、前記アキュムレータは、下端部から挿入され、端
    部に冷媒吸入口を備えた冷媒吐出管を有し、前記冷媒吐
    出管は複数のオイル戻し口を有することを特徴とする冷
    凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  16. 【請求項16】 前記オイル戻し口は、上方に位置する
    オイル戻し口よりも下方に位置するオイル戻し口の口径
    を大きく形成していることを特徴とする請求項15に記
    載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  17. 【請求項17】 前記冷媒液より比重が大きく、前記潤
    滑油より比重が小さいフロートを、前記冷媒吐出管に対
    して摺動自在に設け、前記フロートにより前記オイル戻
    し口を塞ぐことを特徴とする請求項15又は請求項16
    に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  18. 【請求項18】 前記冷媒吐出管の上部に、前記フロー
    トの上方への移動を規制するストッパを設けたことを特
    徴とする請求項17に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し
    装置。
  19. 【請求項19】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を
    それぞれ配管を介して環状に接続した冷凍サイクルにお
    いて、冷媒としてHC系冷媒を用い、前記圧縮機内の潤
    滑油として、HC系冷媒の冷媒液よりも比重が大きく、
    HC系冷媒と非相溶又は相互溶解性が小さい潤滑油を用
    い、前記蒸発器と前記圧縮機との間にアキュムレータを
    設け、前記アキュムレータは、下端部から挿入され、複
    数のオイル戻し口を備えたオイル戻し管を有することを
    特徴とする冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  20. 【請求項20】 前記オイル戻し口は、上方に位置する
    オイル戻し口よりも下方に位置するオイル戻し口の口径
    を大きく形成していることを特徴とする請求項19に記
    載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  21. 【請求項21】 前記冷媒液より比重が大きく、前記潤
    滑油より比重が小さいフロートを、前記オイル吐出管に
    対して摺動自在に設け、前記フロートにより前記オイル
    戻し口を塞ぐことを特徴とする請求項19又は請求項2
    0に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  22. 【請求項22】 前記オイル戻し管の上部に、前記フロ
    ートの上方への移動を規制するストッパを設けたことを
    特徴とする請求項21に記載の冷凍サイクルの潤滑油戻
    し装置。
  23. 【請求項23】 前記HC系冷媒として、プロパン、イ
    ソブタン、又はエタンの単体又はこれらの内の2種以上
    からなる混合物を主成分とした冷媒を用い、前記潤滑油
    としてカーボネート化合物を用いたことを特徴とする請
    求項1から請求項22のいずれかに記載の冷凍サイクル
    の潤滑油戻し装置。
  24. 【請求項24】 前記潤滑油は、構造的に炭酸エステル
    結合を構成する炭素数がカーボネート化合物を構成する
    全炭素数の10原子%以上占めることを特徴とする請求
    項23記載の冷凍サイクルの潤滑油戻し装置。
  25. 【請求項25】 前記HC系冷媒と前記潤滑油との相互
    溶解性は5wt%以下であることを特徴とする請求項1
    から請求項24のいずれかに記載の冷凍サイクルの潤滑
    油戻し装置。
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