JPWO2019021431A1 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

小型化が可能な気液油分離器を備える冷凍サイクル装置を提供する。冷凍サイクル装置は、気液油分離器(5)を含み、冷媒が循環する冷媒回路を備える。圧縮機に配置される冷凍機油の密度は冷媒の液体状態での密度より大きい。気液油分離器(5)は、筐体と、気体冷媒分離部(62)とを含む。気体冷媒分離部(62)は、筐体の内部に配置される。気液油分離器(5)の筐体には、冷媒流入出管(5d)と、液体冷媒管(5a)と、気体冷媒管(5b)と、第1返油管(5c)とが接続される。気体冷媒管(5b)は、筐体の内部において気体冷媒分離部(62)が配置された領域に位置する開口端部を含む。

Description

本発明は、圧縮機に用いられる冷凍機油の密度が液体冷媒の密度より大きい冷凍サイクル装置に関する。
従来、環境に与える影響が小さいHC系の自然冷媒を用いるとともに、圧縮機に封入される冷凍機油の密度が液体状態での上記冷媒の密度より高くなっている冷凍サイクル装置が提案されている(特開平11−257805号公報(特許文献1)参照)。特開平11−257805号公報に開示された冷凍サイクル装置では、圧縮機内での冷凍機油不足の問題の解消と冷凍サイクル中に封入する冷媒量を少なくすることを目的とし、冷凍サイクル中に吐出された冷凍機油を回収して圧縮機内に戻すためのオイル戻し口を有する気液分離器が設置されている。気液油分離器として作用する当該気液分離器の内部には、オイル戻し口から確実に冷凍機油を回収するため、気液分離器の内部に冷凍機油と液体冷媒との界面に位置して液体冷媒と冷凍機油とを分離するフロートが配置されている。
特開平11−257805号公報
特開平11−257805号公報に開示された冷凍サイクル装置では、気液油分離器の内部に配置されたフロートが冷凍機油と液体冷媒との界面の変動に追従可能な浮力を得るため、当該フロートはある程度のサイズが必要である。また、特開平11−257805号公報に開示された冷凍サイクル装置の気液油分離器では、気体冷媒を排出するための配管が気液油分離器の上側に接続されており、フロートより上側の分離器内部空間で気体冷媒から液体冷媒が分離されている。このため、分離器内部の空間についてもある程度の体積が必要である。このため、気液分離器のサイズを小さくすることが難しい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、小型化が可能な気液油分離器を備える冷凍サイクル装置を提供することである。
本開示に従った冷凍サイクル装置は、圧縮機および気液油分離器を含み、冷媒が循環する冷媒回路を備える。圧縮機に配置される冷凍機油の密度は冷媒の液体状態での密度より大きい。気液油分離器は、筐体と、気体冷媒分離部とを含む。気体冷媒分離部は、筐体の内部に配置される。気液油分離器の筐体には、冷媒流入出管と、液体冷媒管と、気体冷媒管と、返油管とが接続される。気体冷媒管は、筐体の内部において気体冷媒分離部が配置された領域に位置する開口端部を含む。
上記によれば、気体冷媒分離部により液体冷媒および冷凍機油から気体冷媒を分離でき、さらに分離された気体冷媒を速やかに開口端部から気体冷媒管に取り込むことができるので、気体冷媒分離部を用いず気液油分離器の内部空間において液体冷媒から気体冷媒を分離する場合、および気体冷媒分離部から気体冷媒が筐体内部を流通してから気体冷媒管へ取り込まれる場合より気液油分離器の筐体のサイズを小さくできる。このため、小型化が可能な気液油分離器を備える冷凍サイクル装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の構成例を示す模式図である。 図1に示した空気調和装置の気液油分離アセンブリの構成例を示す模式図である。 図2の線分A−A’における断面模式図である。 図2に示した気液油分離器の第1変形例を示す断面模式図である。 図2に示した気液油分離器の第2変形例を示す断面模式図である。 図2に示した気液油分離器の第3変形例を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の構成例を示す模式図である。 図9に示した空気調和装置の気液油分離器を示す模式図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和装置の構成例を示す模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
<空気調和装置の構成>
図1は本実施形態の冷凍サイクル装置としての空気調和装置の構成図を示している。図2は、図1に示した空気調和装置における気液油分離アセンブリの構成例を示す模式図である。以下、図1および図2を参照しながら、本実施形態の空気調和装置の構成を説明する。
空気調和装置は、冷媒が循環する冷媒回路を備える。冷媒回路は、少なくとも圧縮機1および気液油分離器5を含む。より具体的には、冷媒回路は、圧縮機1、第1熱交換器としての室外熱交換器3、膨張弁4、気液油分離器5、第2熱交換器としての室内熱交換器6、および流路切替装置としての四方弁2を主に含む。冷媒は、たとえば冷房運転時に、実線の矢印31に示すように上記冷媒回路を、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、膨張弁4、気液油分離器5、室内熱交換器6、四方弁2の順に流れる。また、たとえば暖房運転時には、冷媒は上記冷媒回路を、点線の矢印32に示すように圧縮機1、四方弁2、室内熱交換器6、気液油分離器5、膨張弁4、室外熱交換器3、四方弁2の順に流れる。
圧縮機1は、吸入部および吐出部を含む。四方弁2は、第1ポート51、第2ポート52、第3ポート53、および第4ポート54を含む。第1ポート51は、圧縮機1の吐出部と接続される。第2ポート52は、室外熱交換器3と接続される。第3ポート53は、圧縮機1の吸入部と接続される。第4ポート54は、室内熱交換器6と配管2a、6bを介して接続されている。配管2a、6bは本開示における第1管路の一例である。四方弁2において、第1ポート51は、第2ポート52と第4ポート54との間で接続状態が変更可能に構成されている。第3ポート53は、第2ポート52と第4ポート54との間で接続状態が変更可能に構成されている。
配管1aは圧縮機1の吐出部と第1ポート51とを接続する。配管3aは第2ポート52と室外熱交換器3とを接続する。配管2b、1bは、第3ポート53と圧縮機1の吸入部とを接続する。配管2a、6bは第4ポート54と室内熱交換器6とを接続する。
室外熱交換器3は、配管3bを介して膨張弁4と接続される。膨張弁4は、配管4aおよび冷媒流入出管5dを介して気液油分離器5と接続される。気液油分離器5には、上記冷媒流入出管5dと、液体冷媒管5aと、気体冷媒管5bと、返油管としての第1返油管5cとが接続される。室内熱交換器6は、液体冷媒管5aおよび配管6aを介して気液油分離器5と接続される。なお、気液油分離器5の具体的な構成例については後述する。
気体冷媒管5bは、気液油分離器5と配管2a、6bにおける接続部22とを接続する。気体冷媒管5bには逆止弁7が設置されている。第1返油管5cは、圧縮機1の吸入部と配管1bを介して接続されている。異なる観点から言えば、第1返油管5cは、気液油分離器5と配管1b、2bにおける接続部23とを接続する。
空気調和装置は、室内熱交換器を少なくとも含む室内機200と、圧縮機1および室外熱交換器3を少なくとも含む室外機100とにより構成される。室外機100は、気液油分離器5を少なくとも有する気液油分離アセンブリ50を含む。
圧縮機1内に封入される冷凍機油の密度が液体状態の冷媒の密度より常時大きくなるように、冷媒としてHC冷媒(たとえば、R290[プロパン]、R600[ブタン]など)を用い、冷凍機油としてとPAG油を用いることが好ましい。
なお、PAG油において、下記一般式(1)
R1 − A − O R2 (1)
(なお、上記式(1)中、R1、R2は炭素数1〜4のアルキル基、Aはm個のオキシエチレン基とn個のオキシプロピレン基からなる重合鎖を示す。)で表されるエーテル化合物を主成分とし、油粘度をVG10以上VG46以下(粘度グレードISO3448)とし、m/(m+n)≧10%とすることが好ましい。さらに、m/(m+n)という式で示される比率が増加することで冷媒に対する冷凍機油の非相溶性が増加し、封入冷媒量を削減できるため、当該比率(m/(m+n))は50%以上とすることが好ましい。
<気液油分離器の構成>
気液油分離アセンブリ50(図1参照)に含まれる気液油分離器5は、図2に示すように、筐体と、当該筐体の内部に配置されたカバー部材61と、気体冷媒分離部62とを主に備える。筐体の上部に冷媒流入出管5dが接続される。筐体の下部に第1返油管5cおよび気体冷媒管5bが接続される。筐体において第1返油管5cが接続された位置より上方に液体冷媒管5aが接続される。筐体内部では、鉛直方向における位置が上方から冷媒流入出管5dの開口端部、気体冷媒管5bの開口端部、液体冷媒管5aの開口端部、第1返油管5cの開口端部、という順番になるように、気液油分離器5は構成されている。液体冷媒管5aの開口端部の位置は、図2に示すように気体冷媒分離部62の下端より下側とすることが好ましい。
液体冷媒管5aから筐体内部に流入出する冷媒により筐体の下方に位置する冷凍機油が巻上げられることを抑制するため、第1返油管5cは気体冷媒管5bから見て液体冷媒管5aと反対側に配置される。このように、第1返油管5cは液体冷媒管5aから極力離れた位置に配置することが好ましい。
第1返油管5cの内径は、冷媒流入出管5dの内径、液体冷媒管5aの内径、および気体冷媒管5bの内径のうち最も小さい内径の20%以下である。これは、冷媒の流量に比べて冷凍機油の循環流量が少ないためである。
気体冷媒分離部62は、図3に示すように内部に空隙64を含む。ここで図3は図2の線分A−A’断面における断面模式図である。気体冷媒管5bの開口端部は当該空隙64に位置する。
気体冷媒分離部62は、気液油分離器5の筐体側から内周側に向けて伸びる複数の突出部63を含む。複数の突出部63に囲まれた領域であって、気体冷媒分離部62の平面視における中央部には上述した空隙64が形成されている。突出部63の断面形状は図3に示すように三角形状となっている。突出部63は、筐体側から内周側に向かうにつれてその幅が狭くなっている。異なる観点から言えば、隣接する突出部63の間の隙間の幅は、気体冷媒分離部62の中央部に向かうにつれて広くなっている。気体冷媒分離部62では、複数の突出部63が形成されているため、その表面積が大きくなっている。このように、気液油分離器5における気体冷媒の分離方式は、いわゆる表面張力分離方式を用いることができる。このように、気液油分離器5の筐体内にフィン状の構造体としての突出部63が配置された、表面張力分離方式の気体冷媒分離部62を利用することで、気液油分離器5の筐体内部の体積、すなわち筐体の内容積を削減できる。
カバー部材61は気体冷媒分離部62から冷媒流入出管5dに向けて凸形状となっている。カバー部材61はたとえば円錐形状であってもよい。カバー部材61の外周端部は気体冷媒分離部62における複数の突出部63の間の隙間と重なる位置に配置されてもよい。
気体冷媒分離部62の構成は、上述した構成以外の任意の構成を採用し得る。図4〜図6は、図2および図3に示した気液油分離器5の第1〜第3変形例を示す断面模式図である。図4〜図6は図3に対応する。図4〜図6を参照しながら、気液油分離器5の変形例を説明する。
図4に示すように、気液油分離器5の第1の変形例は、基本的には図2および図3に示した気液油分離器5と同様の構成を備えるが、気体冷媒分離部62の構造が図2および図3に示した気液油分離器5と異なっている。すなわち、図4に示した気液油分離器では、気体冷媒分離部62の内周側に位置し空隙64に面するフィン状の構造体としての複数の突出部63が、三角形状の断面形状ではなく、先端部63aが平坦になっている台形状の断面形状を有する。図4に示した気体冷媒分離部62において、隣接する突出部63の間の隙間は、図3に示した突出部63の場合と同様に、気体冷媒分離部62の内周側から外周側に近づくにつれて幅が狭くなっている。このような隙間においては、冷凍機油および液体冷媒が突出部63の表面に付着した後、気体冷媒分離部62の外周側に誘導され得る。
このような構造の気体冷媒分離部62を有する気液油分離器5によっても、図2および図3に示した気液油分離器5と同様の効果を得ることができる。
図5に示す気液油分離器5の第2の変形例は、基本的には図2および図3に示した気液油分離器5と同様の構成を備えるが、気体冷媒分離部62の構造が図2および図3に示した気液油分離器5と異なっている。すなわち、図5に示した気液油分離器では、気体冷媒分離部62の内周側に位置し空隙64に面するフィン状の構造体としての複数の板状の突出部65が形成されている。図5に示すように突出部65の断面形状四角形状である。なお、突出部65は図5の紙面に垂直方向である鉛直方向に延びるように形成されてもよい。
図6に示す気液油分離器5の第3の変形例は、基本的には図5に示した気液油分離器5と同様の構成を備えるが、気体冷媒分離部62の構造が図5に示した気液油分離器5と異なっている。すなわち、図6に示した気液油分離器では、気体冷媒分離部62の内周側に位置し空隙64に面するフィン状の構造体として、表面に複数の突起部66が形成された複数の突出部65が形成されている。突出部65は、気液油分離器の筐体の外周側から内周側に延びる板状部と、筐体の内壁に沿った周方向において板状部から突出する突起部66とを含む。空隙64に面する突出部65の先端部は断面が三角形状である角部になっている。突起部66の断面形状も三角形状になっている。なお、突起部66の断面形状は三角形状以外の任意の形状であってもよい。
図4〜図6に示すような構造の気体冷媒分離部62を有する気液油分離器5によっても、図2および図3に示した気液油分離器5と同様の効果を得ることができる。
<空気調和装置の動作>
図1に示した空気調和装置機の動作を以下説明する。
冷房運転時:
冷房運転の場合、冷媒は図1の実線矢印31に示すように冷媒回路を循環する。具体的には、冷媒は圧縮機1より四方弁2へと流入し、当該四方弁2から室外熱交換器3へと流入する。室外熱交換器3では冷媒が凝縮液化する。液化した冷媒は室外熱交換器3から膨張弁4に流入する。なお、四方弁2における第1ポート51〜第4ポート54の接続状態は実線で示された状態となっている。冷媒は膨張弁4にて気液二相化する。当該冷媒は膨張弁4から冷媒流入出管5dを経由して気液油分離器5へ流入する。
気液油分離器5では、図2に示す気体冷媒分離部62において液体冷媒から気体冷媒が分離される。分離された気体冷媒は気体冷媒管5bの開口端部から気体冷媒管5b内へ流入する。気体冷媒分離部62において気体冷媒が分離された液体冷媒は、気液油分離器5の筐体の下部に流れて蓄積される。ここで、液体冷媒には冷凍機油が混入された状態になっているが、筐体の下部において冷凍機油と液体冷媒との密度の差により液体冷媒から冷凍機油が分離する。冷凍機油の密度は液体冷媒の密度より大きいため、気液油分離器5の筐体の最下部に冷凍機油が溜まる。冷凍機油は筐体の下部に接続された第1返油管5cへ流入する。
気液油分離器5の筐体の下部において冷凍機油上に配置された分離後の液体冷媒は、液体冷媒管5aへ流入する。液体冷媒は液体冷媒管5aおよび配管6aを経由し、室内熱交換器6に流入する。室内熱交換器6において液体冷媒は蒸発し、気体冷媒となる。気体冷媒は室内熱交換器6から配管6b、2aを介して四方弁へ流入する。また、気液油分離器5からも気体冷媒が気体冷媒管5bおよび配管2aを介して四方弁へ流入する。四方弁2に流入した気体冷媒は、四方弁2から配管2b、1bを介して圧縮機1に戻る。一方、気液油分離器5において分離・回収された冷凍機油は、第1返油管5cおよび配管1bを介して圧縮機1の吸入部に送られる。このようにして、冷房運転が実施される。
暖房運転時:
暖房運転の場合、冷媒は図1の点線矢印32に示すように冷媒回路を循環する。具体的には、冷媒は圧縮機1より四方弁2へと流入し、当該四方弁2から室内熱交換器6へと流入する。四方弁2における第1ポート51〜第4ポート54の接続状態は点線で示された状態となっている。室内熱交換器6において冷媒は凝縮液化する。液化した冷媒は室内熱交換器6から配管6a、液体冷媒管5aを介して気液油分離器5に流入する。冷媒は気液油分離器5から冷媒流入出管5dを介して膨張弁4へ流入する。なお、気体冷媒管5bにおいては、液体冷媒が気液油分離器5から接続部22に向けて流れないようにするため、図示しない開閉弁などの開閉機構が設置されている。膨張弁4において冷媒は気液二相化する。当該冷媒は膨張弁4から室外熱交換器3に流入する。室外熱交換器3では液体冷媒が蒸発し、気体冷媒となる。当該冷媒は室外熱交換器3から四方弁2へ流入する。四方弁2から配管2b、1bを介して冷媒は圧縮機1に戻る。また、気液油分離器5にて分離された冷凍機油は、第一返油管5cおよび圧縮機吸入管としての配管1bを経由し、圧縮機に戻る。
<作用効果>
本開示に従った冷凍サイクル装置の一例である空気調和装置は、圧縮機1および気液油分離器5を含み、冷媒が循環する冷媒回路を備える。圧縮機1に配置される冷凍機油の密度は冷媒の液体状態での密度より大きい。気液油分離器5は、筐体と、気体冷媒分離部62とを含む。気体冷媒分離部62は、筐体の内部に配置される。気液油分離器5の筐体には、冷媒流入出管5dと、液体冷媒管5aと、気体冷媒管5bと、返油管の一例である第1返油管5cとが接続される。気体冷媒管5bは、筐体の内部において気体冷媒分離部62が配置された領域に位置する開口端部を含む。
このようにすれば、気液油分離器5の筐体内部に配置された気体冷媒分離部62により液体冷媒および冷凍機油から気体冷媒を分離できるので、当該気体冷媒分離部62を用いず気液油分離器5の内部空間において液体冷媒から気体冷媒を分離する場合、および気体冷媒分離部62から気体冷媒が筐体内部を流通してから気体冷媒管5bへ取り込む場合より気液油分離器5の筐体のサイズを小さくできる。このため、小型化が可能な気液油分離器5を備える空気調和装置を提供できる。
また、気液分離器と油分分離器とが一体となった気液油分離器5を用いるので、気液分離器と油分離器それぞれを用いる場合より当該分離器の合計内容積を削減できる。この結果、冷媒回路内に封入される冷媒量を削減できる。
また、気液油分離器5に第1返油管5cが接続されているので、蒸発器としての室外熱交換器3または室内熱交換器6へ流入する冷凍機油の量を減少させることができる。この結果、冷凍機油が熱交換器へ流入し、当該熱交換器の伝熱管壁面を冷凍機油が覆うことによる伝熱性能の低下を低減できる。また、熱交換器での伝熱性能の低下を抑制することで、凝縮圧力の上昇を低減することができる。このため、二相冷媒が通過する配管の圧損を低減して圧縮機入力を低減することができるため、空気調和装置の成績係数(COP)を向上させることができる。
上記空気調和装置において、冷媒回路は、流路切替装置の一例である四方弁2、第1熱交換器の一例である室外熱交換器3、膨張弁4、第2熱交換器の一例である室内熱交換器6をさらに含む。圧縮機1は、吸入部および吐出部を含む。吸入部、吐出部、室外熱交換器3はそれぞれ四方弁2と接続される。室外熱交換器3は膨張弁4に接続される。室外熱交換器6は第1管路の一例である配管6b、2aを介して四方弁2と接続される。冷媒流入出管5dは膨張弁4と接続される。液体冷媒管5aは室内熱交換器6と接続される。第1返油管5cは吸入部に接続される。気体冷媒管5bは配管6b、2aと接続される。
この場合、気液油分離器5において分離された冷凍機油を、第1返油管5cを介して圧縮機1に返送できるので、当該圧縮機1における冷凍機油量の低減を効果的に抑制できる。また、上述した構成では、たとえば冷房運転時において、膨張弁4の冷媒流出側と、室外機100と室内機200とを接続する液接続配管として機能する配管6aの流入との間に気液油分離器5が設置されている。また、気体冷媒管5bが四方弁2と室外熱交換器6とを接続する配管6b、2aに接続されることで、差圧により気体冷媒を圧縮機1の吸入側へ排出できる。このため、液体冷媒管5aへ流入する冷媒における液体冷媒量の割合を増加させることができる。この結果、配管6aと、蒸発器として作用する室内熱交換器6とにおける配管内の圧力損失を低減できる。なお、このような作用効果は暖房運転時にも得ることができる。
上記空気調和装置において、四方弁2は、第1〜第4ポート51〜54を含む。第1ポート51は、圧縮機1の吐出部と接続される。第2ポート52は、室外熱交換器3と接続される。第3ポート53は、圧縮機1の吸入部と接続される。第4ポート54は、室内熱交換器6と上記第1管路の一例である配管6b、2aを介して接続される。四方弁2において、第1ポート51は、第2ポート52と第4ポート54との間で接続状態が変更可能に構成されている。第3ポート53は、第2ポート52と第4ポート54との間で接続状態が変更可能に構成されている。
この場合、四方弁2における接続状態を切替えることにより、空気調和装置の運転状態を冷房状態と暖房状態との間で変更できる。
上記空気調和装置は、気体冷媒管5bに設置された逆止弁7を備える。この場合、気体冷媒管5bにおいて気体冷媒が気液油分離器5側へ逆流することを逆止弁7により防止できる。
上記空気調和装置は、室外熱交換器3および圧縮機1を少なくとも含む室外機100と、室内熱交換器6を少なくとも含む室内機200とを備える。気液油分離器5は、室外機100に含まれる。この場合、気液油分離器5を圧縮機1と同じ室外機100に設置するので、当該気液油分離器5を室内機200に配置する場合より第1返油管5cの長さを短くできる。この結果、気液油分離器5を室内機200に配置する場合より、空気調和装置において用いられる冷凍機油の量を低減できる。異なる観点から言えば、気液油分離器5を含む気液油分離アセンブリ50を室外機100内またはその近傍に配置することで、現行の室外機100の構成を大きく変更せずに、冷媒量の増加を抑制しつつ圧力損失を低減できる。また室外熱交換器3および室内熱交換器6の性能低下を抑制できる。
上記空気調和装置において、冷媒は炭化水素系冷媒である。冷凍機油はポリアルキレングリコール油(PAG油)である。この場合、冷媒に対する冷凍機油の溶解性を低くできるので、空気調和装置内に封入される冷媒量の増加を抑制できる。
上記空気調和装置では、冷凍機油において、オキシエチレン基とオキシプロピレン基との和に対し当該オキシプロピレン基の割合が10%以上である。この場合、冷媒に対する冷凍機油の溶解性を低減できる。また異なる観点から言えば、冷媒に対する冷凍機油の非相溶性を増加させることができる。このため、空気調和装置内部に封入される冷媒量を削減できる。
上記空気調和装置において、第1返油管5cの内径は、冷媒流入出管5dの内径、液体冷媒管5aの内径、および気体冷媒管5bの内径のうち最も小さい内径の20%以下である。ここで、冷媒の流量に比べて冷凍機油の循環流量は小さいため、上記のように第1返油管5cの内径を相対的に他の管の内径より小さくすることができる。
上記空気調和装置において、気液油分離器5では、筐体の上部に冷媒流入出管5dが接続される。筐体の下部に第1返油管5cおよび気体冷媒管5bが接続される。筐体において第1返油管5cが接続された位置より上方に液体冷媒管5aが接続される。気体冷媒分離部62は、内部に空隙64を含む。気体冷媒管5bの開口端部は空隙64に位置する。
この場合、気体冷媒分離部62において分離された気体冷媒を開口端部からすぐに気体冷媒管5bへ取り込むことができるので、気体冷媒分離部62以外の筐体内部を介して開口端部に気体冷媒を流入させる構成よりも、気液油分離器5をより小型化できる。
実施の形態2.
<空気調和装置の構成>
図7は、本実施形態の冷凍サイクル装置としての空気調和装置の構成図を示している。図7に示した空気調和装置は、基本的には図1に示した空気調和装置と同様の構成を備えるが、第1返油管5cに第1バルブ15が設置されている点が図1に示した空気調和装置と異なっている。第1バルブ15は、第1返油管5cを流通する冷凍機油の流量を制御する。
<空気調和装置の動作>
図7に示した空気調和装置の冷房運転および暖房運転での動作は、基本的に図1に示した空気調和装置と同様である。ただし、第1バルブ15の開度を変更することにより、第1返油管5cを介して気液油分離器5から圧縮機1へ戻される冷凍機油の流量(返油量)を調整することが可能である。
<作用効果>
上記空気調和装置は、基本的に図1に示した空気調和装置と同様の効果を得ることができる。さらに、第1返油管5cに設置された第1バルブ15により、圧縮機1への返油量を調整できるので、圧縮機1の性能を確保することができる。
実施の形態3.
<空気調和装置の構成>
図8は、本実施形態の冷凍サイクル装置としての空気調和装置の構成図を示している。図8に示した空気調和装置は、基本的には図7に示した空気調和装置と同様の構成を備えるが、液体冷媒管5aに第2バルブ11が設置されている点が図7に示した空気調和装置と異なっている。第2バルブ11は、液体冷媒管5aを流通する冷媒の流量を制御する。
<空気調和装置の動作>
図8に示した空気調和装置の冷房運転および暖房運転での動作は、基本的に図7に示した空気調和装置と同様である。ただし、冷房運転時、第2バルブ11の開度を全開にする。一方、暖房運転時、第2バルブ11の開度を冷房運転時よりも小さくする。
<作用効果>
上記空気調和装置は、液体冷媒管5aに設置された第2バルブ11を備える。第2バルブ11は、冷房時の開度を全開とし、暖房時の開度を冷房時の開度より小さくするように構成されている。この場合、暖房時に気液油分離器5へ液体冷媒管5aから流入する液体冷媒量を第2バルブ11の開度を変更することで調整できる。
図8に示した空気調和装置では、基本的に図7に示した空気調和装置と同様の効果を得ることができる。さらに、第2バルブ11の開度を変化させることで、気液油分離器5に流出入する冷媒量を調整できる。このため、液体冷媒管5aから気液油分離器5へ流入する液体冷媒の流量が多すぎて気液油分離器5内部で液体冷媒の流れにより冷凍機油が液体冷媒中に巻き上げられるといった問題の発生を抑制できる。したがって、冷凍機油が熱交換器へ流入することを抑制し、熱交換器の伝熱管壁面を冷凍機油が覆うことによる伝熱性能の低下を低減できる。
実施の形態4.
<空気調和装置の構成>
図9は、本実施形態の冷凍サイクル装置としての空気調和装置の構成図を示している。図10は、図9に示した空気調和装置における気液油分離器5を示す模式図である。なお、図9は図2に対応し、気液油分離アセンブリの構成を示している。図9および図10に示した空気調和装置は、基本的には図8に示した空気調和装置と同様の構成を備えるが、バイパス回路としての配管12a、12bと第3バルブ12とが設置されている点が図8に示した空気調和装置と異なっている。配管12aは配管4aと接続部24において接続される。配管12bは配管6aと接続部21において接続される。第3バルブ12は配管12aと配管12bとの接続部に配置される。第3バルブ12は、バイパス管路としての配管12a、12bを流通する冷媒の流量を制御する。
なお、図10に示すように、逆止弁7、第2バルブ11、第3バルブ12は、気液油分離器5が含まれる室外機100の内部、より具体的には気液油分離アセンブリ50の内部に配置される。また、バイパス管路としての配管12a、12bは、液体冷媒管5aに対して鉛直方向での上方に位置することが好ましい。
<空気調和装置の動作>
図9および図10に示した空気調和装置の冷房運転および暖房運転での動作は、基本的に図7に示した空気調和装置と同様である。ただし、冷房運転時、第3バルブ12の開度を全閉にする。一方、暖房運転時、第3バルブ12の開度を冷房運転時よりも大きくする。
暖房運転時、室内熱交換器6から配管6aを介して流出した冷媒は、液体冷媒管5aおよびバイパス回路としての配管12a,12bに分岐する。液体冷媒管5aには冷凍機油および液体冷媒を多く含む二相冷媒が流入する。一方、液体冷媒管5aの上方に配置された配管12a、12bにはガス相を多く含む二相冷媒が流入する。気液油分離器5へ流入する冷媒量を第2バルブ11および第3バルブ12の開度を変化させることで調整し、気液油分離器5内で冷媒と冷凍機油の分離をする。
<作用効果>
上記空気調和装置は、バイパス管路としての配管12a、12bと第3バルブ12とを備える。配管12a、12bは、気液油分離器5を迂回して膨張弁4と室内熱交換器6とをつなぐ。第3バルブ12は、配管12a、12bに設置され、当該配管12a、12bにおける冷媒量を制御する。第3バルブ12は、冷房時の開度を全閉とし、暖房時の開度を冷房時の開度より大きくするように構成されている。
図9および図10に示した空気調和装置では、基本的に図8に示した空気調和装置と同様の効果を得ることができる。さらに、冷房時には膨張弁4から気液油分離器5を経由してすべての冷媒を室内熱交換器6へ送ることができる。また、暖房時には、第3バルブ12の開度を変更することで、室内熱交換器6から気液油分離器5およびバイパス管路としての配管12a、12bに流れる冷媒の流量バランスを調整できる。
異なる観点から言えば、本実施形態における空気調和装置では、第3バルブ12の開度を変化させることで、気液油分離器5に流入出する冷媒量を調整し、実施の形態3よりもさらに気液油分離器5の底部における冷凍機油の巻き上げを抑制できる。冷凍機油の巻き上げを抑制することで、気液油分離器5での冷媒と冷凍機油との分離を促進できる。また、冷凍機油が熱交換器へ流入することを抑制し、熱交換器の伝熱管壁面を冷凍機油が覆うことによる伝熱性能の低下を低減できる。この結果、熱交換器における凝縮圧力の上昇を低減することができる。
実施の形態5.
<空気調和装置の構成>
図11は、本実施形態の冷凍サイクル装置としての空気調和装置の構成図を示している。図11に示した空気調和装置は、基本的には図9および図11に示した空気調和装置と同様の構成を備えるが、油分離器8をさらに備えている点が図9および図10に示した空気調和装置と異なっている。油分離器8は、圧縮機1の吐出部と四方弁2との間の配管経路上に設置されている。具体的には、油分離器8は配管8aを介して四方弁2と接続されている。また、油分離器8は配管1aを介して圧縮機1の吐出部と接続されている。油分離器8には、第2返油管8cが接続されている。第2返油管8cは、第4バルブ18に接続されている。第4バルブ18は配管18aを介して圧縮機1の吸入部と接続されている。具体的には、第4バルブ18は配管18aを介して配管1bの接続部25と接続されている。油分離器8は、圧縮機1から流入した冷媒から冷凍機油を分離する。油分離器8の構成は任意の構成を採用できる。
<空気調和装置の動作>
図11に示した空気調和装置の冷房運転および暖房運転での動作は、基本的に図9および図10に示した空気調和装置と同様である。ただし、油分離器8では冷房運転および暖房運転のいずれにおいても冷媒から冷凍機油を分離し、配管8c、18aを介して圧縮機1へ冷凍機油を戻すことができる。なお、第4バルブ18は油分離器8から圧縮機1への冷凍機油の流量を調整する。
<作用効果>
図11に示した空気調和装置は、圧縮機1と四方弁2との間に配置された油分離器8を備える。図11に示した空気調和装置は、図9および図10に示した空気調和装置と同様の効果を得られるとともに、圧縮機1から吐出された冷媒より油分離器8を用いて冷凍機油を分離できる。このため、熱交換器に流入する冷凍機油の量を低減できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,6a,6b,8a,8c,12a,12b,18a 配管、2 四方弁、3 室外熱交換器、4 膨張弁、5 気液油分離器、5a 液体冷媒管、5b 気体冷媒管、5c 第1返油管、5d 冷媒流入出管、6 室内熱交換器、7 逆止弁、8 油分離器、8c 第2返油管、11 第2バルブ、12 第3バルブ、15 第1バルブ、18 第4バルブ、21,22,23,24,25 接続部、31 実線矢印、32 点線矢印、50 気液油分離アセンブリ、51 第1ポート、52 第2ポート、53 第3ポート、54 第4ポート、61 カバー部材、62 気体冷媒分離部、63,65 突出部、63a 先端部、64 空隙、66 突起部、100 室外機、200 室内機。

Claims (11)

  1. 圧縮機および気液油分離器を含み、冷媒が循環する冷媒回路を備え、
    前記圧縮機に配置される冷凍機油の密度は前記冷媒の液体状態での密度より大きく、
    前記気液油分離器は、
    筐体と、
    前記筐体の内部に配置された気体冷媒分離部とを含み、
    前記気液油分離器の前記筐体には、冷媒流入出管と、液体冷媒管と、気体冷媒管と、返油管とが接続され、
    前記気体冷媒管は、前記筐体の内部において前記気体冷媒分離部が配置された領域に位置する開口端部を含む、冷凍サイクル装置。
  2. 前記気体冷媒管に設置された逆止弁を備える、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記返油管に設置された第1バルブを備える、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記冷媒は炭化水素系冷媒であり、
    前記冷凍機油はポリアルキレングリコール油である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記冷凍機油において、オキシエチレン基とオキシプロピレン基との和に対し前記オキシプロピレン基の割合が10%以上である、請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記液体冷媒管に設置された第2バルブを備え、
    前記2バルブでは、冷房時の開度を全開とし、暖房時の開度を冷房時の開度より小さくする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記冷媒回路は、流路切替装置、第1熱交換器、膨張弁、および第2熱交換器をさらに含み、
    前記圧縮機は、吸入部および吐出部を含み、
    前記吸入部、前記吐出部、前記第1熱交換器はそれぞれ前記流路切替装置と接続され、
    前記第1熱交換器は前記膨張弁と接続され、
    前記第2熱交換器は第1管路を介して前記流路切替装置と接続され、
    前記冷媒流入出管は前記膨張弁と接続され、
    前記液体冷媒管は前記第2熱交換器と接続され、
    前記返油管は前記吸入部に接続され、
    前記気体冷媒管は前記第1管路と接続されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第1熱交換器および前記圧縮機を少なくとも含む室外機と、
    前記第2熱交換器を少なくとも含む室内機とを備え、
    前記気液油分離器は、前記室外機に含まれる、請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記気液油分離器を迂回して前記膨張弁と前記第2熱交換器とをつなぐバイパス管路と、
    前記バイパス管路に設置され、前記バイパス管路における冷媒量を制御するための第3バルブとを備え、
    前記第3バルブでは、冷房時の開度を全閉とし、暖房時の開度を冷房時の開度より大きくする、請求項7または8に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記返油管の内径は、前記冷媒流入出管の内径、前記液体冷媒管の内径、および前記気体冷媒管の内径のうち最も小さい内径の20%以下である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記気液油分離器では、
    前記筐体の上部に前記冷媒流入出管が接続され、
    前記筐体の下部に前記返油管および前記気体冷媒管が接続され、
    前記筐体において前記返油管が接続された位置より上方に前記液体冷媒管が接続され、
    前記気体冷媒分離部は、内部に空隙を含み、
    前記開口端部は前記空隙に位置する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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