JP2008308549A - 耐熱性粘着剤組成物 - Google Patents

耐熱性粘着剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかも光学用フィルムに使用した際に、リワーク性の良い粘着剤組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)および(B)
(A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−4)を共重合させることに
より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル
系ポリマー
(a−1)アクリロイルモルホリン
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ−
(a−3)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマ−
(a−4)(メタ)アクリル酸エステル
(B)イソシアネート系架橋剤
を含有してなる耐熱性粘着剤組成物およびこれを塗工してなる光学用フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、耐熱性粘着剤組成物に関し、更に詳細には、リワーク性を有しながら、高温下でも膨れやハガレを起こさず、湿熱時の耐久性にも優れ、光学フィルム用等に利用可能な耐熱性粘着剤組成物に関する。
近年、フラットディスプレイパネルが様々な分野で表示装置として使用されており、これらのディスプレイの前面には、偏光フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、プロテクトフィルムなどの光学フィルムが粘着剤によって貼り付けられている。
このようなフィルムの粘着剤として、従来アクリル系粘着剤が用いられてきたが、高温高湿条件下においては、粘着フィルムの浮きやハガレが発生することがあり、より耐久性の高い粘着剤が求められてきた。
一方、ディスプレイパネルの製造において、光学フィルム(粘着フィルム)は、貼り付け位置のズレが生じたり、異物の噛み込み等で貼り合わせに失敗した場合などに一旦これを剥がし、再度パネル面に光学フィルムを貼付することが行われている。
そのため、耐久性を高くすることを目的に、光学フィルムの粘着剤のディスプレイパネルへの粘着力、密着性を向上させると、上記のような光学フィルムを一旦剥がし、再度パネル面に光学フィルムを貼付する作業(リワーク)の際にパネルに糊残りによる汚染が生じたり、また、高すぎる粘着力のため作業性が悪いといった問題(リワーク性の低下)が生じていた。
このような問題を解決し、高温高湿条件下での耐久性とリワーク性を両立させるものとして、アクリロイル基を2個以上有するモノマーと複素環を有するモノマーとを共重合したポリマーを架橋させたアクリル系粘着剤が提案されている(特許文献1)。しかしながら、このような粘着剤は、従来必要とされた比較的低い温度条件下での耐久性、リワーク性は満足できるものの、近年求められているより過酷な温度条件下での耐久性、リワーク性は不十分であった。
また、特許文献2には、カルボキシル基含有モノマー、水酸基含有モノマー、アミド基含有モノマーを必須成分とする、高温高湿条件下での耐久性に優れるアクリル系粘着剤が開示されている。しかしながら、ここに開示されている粘着剤も、より過酷な温度条件下では粘着フィルムの浮きやハガレが生じたり、粘着力が過度に上昇するといった不具合があった。
このようなことから、例えば光学用フィルムの粘着剤として使用した際に、湿熱時の耐久性に優れ、高温下でも浮きやハガレを起こさず、しかも、貼着後剥離可能なリワーク性を有する耐熱性粘着剤組成物が求められているが、そのようなものは未だ知られていなかった。
特開平9−059580号公報 特開2005−239805公報
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、光学用フィルムの粘着剤として使用した際に、高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかもリワーク性の良い粘着剤組成物の提供をその課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行っていたところ、アクリロイルモルホリン、カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーおよび水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーを含有する(メタ)アクリル系モノマーを共重合させて得られた(メタ)アクリル系ポリマーは、前記条件を満たしたものであることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)および(B)
(A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−4)を共重合させることに
より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル
系ポリマー
(a−1)アクリロイルモルホリン 0.5〜4質量%
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ−
0.01〜2質量%
(a−3)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマ− 1〜5質量%
(a−4)(メタ)アクリル酸エステル 79〜98.49質量%
(B)イソシアネート系架橋剤
を含有してなる耐熱性粘着剤組成物である。
また本発明は、上記の耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤および光学用フィルム用シートに、前記の耐熱性粘着剤組成物を塗工してなる光学用フィルムである。
本発明の耐熱性粘着剤組成物は、高温や湿熱条件下でも高い耐久性を有し、しかもリワーク性の良いものであり、例えば、光学用フィルム用粘着剤として利用できるものである。
本発明の耐熱性粘着剤組成物において、成分(A)である(メタ)アクリル系ポリマーは、少なくとも下記のモノマーを共重合して得られるものであり、しかもその重量平均分子量(Mw;以下、「分子量」という)が70万〜200万のものである。
(a−1)アクリロイルモルホリン 0.5〜4質量%
(a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ− 0.01〜2質量%
(a−3)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマ− 1〜5質量%
(a−4)(メタ)アクリル酸エステル 79〜98.49質量%
上記成分(A)において、その分子量が70万未満であると、得られる粘着剤の凝集力が不十分となるため、耐熱耐久性の低下や、被着体の汚染が生じる。また分子量が200万より大きいと、粘着剤組成物の粘度が高くなり、塗工時にスジが発生するなどして作業性が悪化する。
成分(A)の調製にあたって利用されるモノマーのうち、アクリロイルモルホリン(モノマー(a−1))は、既に公知の化合物であり、下式(I)
Figure 2008308549
で示されるものである。このモノマー(a−1)を0.5質量%(以下、単に「%」で示す)以上使用することにより、より過酷な高温又は高温高湿条件下での充分な耐久性を付与することができる。また、4%以下とすることで、塗工時の粘度を低く抑えることができ、さらに、粘着力が高くなりすぎることなくリワーク性の良好な粘着剤が得られる。
また、モノマー(a−2)であるカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマーは、そのモノマー構造中にカルボキシル基を少なくとも1つ有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーであり、その具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸β−カルボキシエチル、メタクリル酸β−カルボキシエチル、アクリル酸5−カルボキシペンチル、メタクリル酸5−カルボキシペンチル等が挙げられる。このモノマー(a−2)を0.01%以上使用することにより、成分(A)の(メタ)アクリル系ポリマー中の水酸基とイソシアネート系架橋剤との架橋反応を促進し、より高温条件下での充分な耐久性を付与することができる。また、2%以下とすることで、高温での耐久性を保持しながら、粘着力が高くなりすぎることなくリワーク性の良好な粘着剤が得られる。
更に、モノマー(a−3)である水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーも、そのモノマー構造中に水酸基を少なくとも1つ有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーであり、その具体例としては、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等や、アクリル酸エチレングリコール、アクリル酸ポリエチレングリコール、アクリル酸プロピレングリコール、アクリル酸ポリプロピレングリコール等のアクリル酸アルキレングリコール、メタクリル酸エチレングリコール、メタクリル酸ポリエチレングリコール、メタクリル酸プロピレングリコール、メタクリル酸ポリプロピレングリコール等のメタクリル酸アルキレングリコールが挙げられる。このモノマー(a−3)を1%以上使用することにより、モノマー(a−3)の水酸基がイソシアネート系架橋剤との架橋点として作用し、粘着剤の耐久性を向上させることができる。また、5%以下とすることで、過度の架橋構造を形成させることなく、柔軟な塗膜を得ることができる。
更にまた、モノマー(a−4)の(メタ)アクリル酸エステルとしては、構造中にエステル基を有するアクリルモノマーまたはメタクリルモノマーが挙げられ、その具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸sec−ブチル、アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸n−へプチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸アルキルエステル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸sec−ブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−へプチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸シクロヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル;アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、アクリル酸3−メトキシプロピル、アクリル酸2−メトキシブチル、アクリル酸4−メトキシブチル等のアクリル酸アルコキシエステル;メタクリル酸2−メトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸3−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシブチル、メタクリル酸4−メトキシブチル等のメタクリル酸アルコキシエステル等が挙げられる。中でも、アルキル基の炭素数が4〜8のアクリル酸アルキルエステルを使用モノマー全体の50%以上、好ましくは60%以上使用すると、共重合性が良好で、得られる粘着剤の粘着力、柔軟性が良好になるため好ましく、特に、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルを使用することが好ましい。
上記成分(A)の(メタ)アクリル系ポリマーの調製に当たっての、各モノマーの配合量は、前記の通り、モノマー(a−1)が0.5〜4%、モノマー(a−2)が0.01〜2%、モノマー(a−3)が1〜5%、モノマー(a−4)が79〜98.49%程度であり、好ましくは、モノマー(a−1)が1〜3%、モノマー(a−2)が0.1〜1%、モノマー(a−3)が1〜3%、モノマー(a−4)が88〜97.9%である。
これら各モノマーを共重合させ、成分(A)を得るには、従来公知の重合方法に従えば良いが、好ましい方法としては、分子量の調整が容易な溶液重合法や、溶剤を使用しない光重合法が挙げられる。
本発明に用いられる成分(A)には、更に必要に応じ、上記成分(a1)ないし(a4)以外のモノマーを配合することができる。このようなモノマーとしては、例えば、アクリル酸ベンジル、アクリル酸フェノキシエチル、アクリル酸フェニル、メタクリ酸フェニル等のアクリル酸アリール;メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フェノキシエチル、メタクリル酸フェニル等のメタクリル酸アリール;アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、アクリル酸3−メトキシプロピル、アクリル酸2−メトキシブチル、アクリル酸4−メトキシブチル等のアクリル酸アルコキシエステル;メタクリル酸2−メトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシプロピル、メタクリル酸3−メトキシプロピル、メタクリル酸2−メトキシブチル、メタクリル酸4−メトキシブチル等のメタクリル酸アルコキシエステル;酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸アリルを挙げることができる。このモノマーの配合量は、成分(A)中、0〜10%、好ましくは0〜5%である。
一方、本発明の耐熱性粘着剤組成物において、成分(B)として用いられるイソシアネート系架橋剤は、その分子中に2以上のイソシアネート基を有する化合物であり、特に制約はなく、種々のものを利用することができる。
この成分(B)の具体例としては、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、クロルフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添されたジフェニルメタンジイソシアネート等の分子中に2個のイソシアネート基を有する化合物や、それらをトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールと付加反応させた化合物を挙げることができる。なかでも、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物と多価アルコールとを付加反応させた3官能以上のイソシアネート架橋剤がアクリル系ポリマーの官能基との反応性がよく、良好な架橋構造を有する粘着剤が得られるため好ましく用いられる。
本発明の耐熱性粘着剤組成物を得るには、上記成分(A)100重量部に対し、上記成分(B)を0.1ないし1重量部、好ましくは、0.2ないし0.5重量部加えれば良い。このような使用量にすることにより、ゲル分率40〜90%の範囲に調製することができる。
斯くして得られた耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤を光学フィルムの少なくとも一方の面に積層することにより、耐熱性等が良好で、しかもガラスに対する粘着力が8N/25mm以下のリワーク性に優れた粘着加工光学フィルムを得ることができる。
すなわち、ポリエステル等のフィルムに、本発明の耐熱性粘着剤組成物を均一に塗工し、これを乾燥させたり、成分(A)の前駆体である部分重合物と成分(B)との混合物を前記フィルム上に塗工し、これに光や紫外線を照射して重合硬化させて得られる粘着剤層を光学フィルムに積層することによって、本発明の粘着加工光学フィルムを得ることができる。
粘着加工光学フィルムを製造する際の耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤層の厚さは、適宜設定できるが、10〜50μm、好ましくは10〜30μmとすれば良い。
また、光照射は常法により行うことができ、ブラックライト等の光源を用いて、粘着剤組成物の組成や塗布厚さに応じて照度や照射時間を適宜調整して行うことができる。
本発明は、モノマー(a−1)であるアクリロイルモルホリン、モノマー(a−2)であるカルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマー、モノマー(a−3)である水酸基含有(メタ)アクリル系モノマーおよびモノマー(a−4)である(メタ)アクリル酸エステルを共重合し、得られた共重合物(成分(A))を、イソシアネート系架橋剤(成分(B))で架橋することで、光学用フィルム(粘着シート)に用いた際に、リワーク性を有しながら、120℃の環境下でも膨れやハガレを起こさず、湿熱時の耐久性にも優れるものが得られる耐熱性粘着剤組成物が得られるというものである。
このうち、モノマー(a−1)として用いられるアクリロイルモルホリンは、既に、アミド基含有モノマー、カルボキシル基含有モノマー及び水酸基含有モノマーを共重合した光学用のアクリル系粘着剤に関する特許文献2において、アミド基含有モノマーの一例として言及されているものである。
しかしながら、この特許文献2には、本件発明と同一の構成の粘着剤は具体的には記載されていないし、アクリロイルモルホリンを使用することでより高い温度での耐久性を示しながら、リワーク性に優れることについても全く記載、示唆されていない。しかも、同じくアミド基含有モノマーとして例示されているN−ビニルピロリドンやN−ビニルカプロラクタムでは、本発明のような効果は得られておらず、アクリロイルモルホリンに特有なものである。
また、特許文献1には、N−ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム及びアクリロイルモルホリンより選ばれるモノマー、極性基含有モノマー、アクリルモノマーおよびアクリロイル基を2個含有するモノマーを共重合したポリマー(1)とアクリルエステルモノマーを共重合したポリマー(2)とをブレンドした光学フィルム用粘着剤が耐久性、リワーク性に優れることが記載されている。
しかしながら、この特許文献にも、上記と同様、本件発明と同一の構成は記載されていない。しかも、本文献では、アクリロイル基を2個有するモノマー及びアミド基含有モノマーの共重合により上記の耐久性、リワーク性の作用効果がえられているのであって、本件発明のアクリロイルモルホリンとその他モノマーを特定量共重合することによって、高い耐久性とリワーク性を両立できるとの示唆は全くない。
従って、本発明の構成、作用効果は、これらの特許文献と同一でなく、これから容易に想到しうるものでもないことは明らかである。
次に製造例および実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制約されるものではない。
製 造 例 1
アクリル系ポリマー(1)の製造:
攪拌機、環流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、アクリル酸ブチル(BA)94.5重量部、アクリロイルモルホリン(ACMO)2重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(2HEA)3重量部、アクリル酸(AA)0.5重量部、酢酸エチル100重量部及びアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.2重量部を仕込み、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した。その後、窒素雰囲気下で攪拌しながら、反応容器を60℃まで昇温し、6時間反応させた。反応終了後、酢酸エチルで希釈し、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定した重量平均分子量(以下、単に「分子量」という)120万のアクリル系ポリマー(1)を得た。
製 造 例 2
アクリル系ポリマー(2)の製造:
酢酸エチルを100重量部から80重量部に、AIBNを0.2重量部から0.1重量部に変更する以外は、実施例1と同様にして(メタ)アクリル系ポリマーを得た。
製 造 例 3
アクリル系ポリマー(10)の製造:
酢酸エチル100重量部を、酢酸エチル130重量部およびトルエン20重量部に変更する以外は、実施例1と同様にして(メタ)アクリル系ポリマーを得た。
製 造 例 4
アクリル系ポリマー(3)〜(9)の製造:
モノマー組成を表1のように変更する以外は、実施例1と同様にして(メタ)アクリル系ポリマーを得た。なお、表中には製造例1ないし3で得たアクリル系ポリマー(1)、(2)および(10)も示した。
Figure 2008308549
実 施 例 1
アクリル系粘着剤組成物の調製:
製造例1で得られたアクリル系ポリマー(1)の固形分100重量部に対して、イソシアネート系架橋剤TD−75(綜研化学(株)製)0.25重量部およびシランカップリング剤KBE9007(信越化学工業(株)製)0.2重量部を添加し、アクリル系粘着剤組成物を得た。
得られた粘着剤組成物を剥離処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に乾燥後の厚みが20μmになるように塗工し、90℃で3分間乾燥させた後、偏光板を貼り合わせ、23℃、温度65%の環境下で7日間熟成させて粘着加工偏光板を得た。
実施例 2〜4、比較例 1〜8
使用するアクリル系ポリマーと架橋剤を表2のように変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2ないし4および比較例1ないし8の粘着シートを得た。
Figure 2008308549
実 施 例 5
UV重合による粘着剤組成物の調製:
攪拌機、環流冷却管、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、アクリル酸ブチル(BA)94.5重量部、アクリロイルモルホリン(ACMO)2重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(2HEA)3重量部およびアクリル酸(AA)0.5重量部を仕込み、反応容器内の空気を窒素ガスで置換した。その後、窒素雰囲気下で攪拌しながら、反応容器を80℃まで昇温し、開始剤2、2−アゾビス4−メトキシー2、4−ジメチルバレロニトリル0.025重量部を添加して反応を開始させた。重合熱による温度上昇が確認されたが、冷却操作を行わず反応を継続した。反応系の温度が118℃に達すると開始剤はすべて消費されこれ以上の発熱は起こらず反応が終了した。続けて外部から強制冷却操作を行い、25℃まで冷却し部分重合物を得た。得られた部分重合物はポリマー分が17重量%、その分子量は80万であった。
得られた部分重合物100重量部に対して、光開始剤イルガキュア2020(チバスペシャリティケミカルズ(株)製)0.4重量部、イソシアネート系架橋剤TD−75(綜研化学(株)製)0.25重量部およびシランカップリング剤KBE9007(信越化学工業(株)製)0.2重量部を混合し、剥離処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に厚さが20μmになるように塗布した。塗布面に剥離処理されたポリエチレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、ブラックライト蛍光ランプを用いて強度3mW/cmの光を3分間照射して粘着剤シートを得た。なお、ブラックライト蛍光ランプ照射後のアクリル系ポリマー(11)の分子量は100万であった。
* イソシアネート系架橋剤、シランカップリング剤を含有させず、同様の条件で得 られるポリマーの分子量。
得られた粘着シートの片方のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がして、偏光板を貼り合わせ、23℃、湿度65%の環境下で7日間熟成させて粘着加工偏光板を得た。
実 施 例 6
実施例1〜5および比較例1ないし8で得られた粘着加工偏光板について、その耐熱性、耐湿熱性および粘着力を下記評価方法により評価した。この評価結果を表3に示した。
< 評価方法 >
(1)分子量
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用い、下記条件で標準ポリスチレン換算による重量平均分子量(Mw)を求めた。
測定条件;
装置:HLC−8120(東ソー(株)製)
カラム:G7000HXL(東ソー(株)製)
GMHXL(東ソー(株)製)
G2500HXL(東ソー(株)製)
サンプル濃度:1.5mg/ml(テトラヒドロフランで希釈)
移動相溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1.0ml/min
カラム温度:40℃
(2)粘着力
得られた粘着加工偏光板を2.5cm×15cmに裁断し、無アルカリガラス(コーニング社製)上に貼付した。50℃、5気圧のオートクレープに20分間保持し、次いで、23℃/湿度65%環境下に1時間放置した後、片端を、引き剥がし速度300mm/minで90℃方向に引っ張り、剥離を開始する力を測定した。
(3)耐熱性、耐湿熱性
得られた粘着加工偏光板を220mm×300mmに裁断し、厚さ0.7mmの無アルカリガラス(コーニング社製)の片面にラミネータロールを用いて貼り付けた。次いで、50℃、5気圧の、オートクレープに20分保持して試験片を得た。
耐熱性は、得られた試験片を120℃/dryの条件下に1000時間放置し、ハガレ、浮きを目視にて観察し、下記基準で評価した。
評 価 内 容
○ : ハガレや浮き等の外観不良は見られない
× : ハガレ及び/又は浮きが見られた
また、耐湿熱性は、得られた試験片を80℃/90%RHの条件下に1000時間放置し、ハガレ、浮きを目視にて観察し、上記基準で評価した。
(4)汚染性
得られた粘着加工偏光板を2.5cm×15cmに裁断し、無アルカリガラス(コーニング社製)上に貼付した。50℃、5気圧のオートクレープに20分間保持し、次いで、60℃で24時間放置した後、片端を、引き剥がし速度300mm/minで90°方向に引っ張り、剥離した際の、ガラス面の汚染性を目視で確認し、下記基準で評価した。
評 価 内 容
○ : 全く汚染は観察されなかった
△ : うっすらと粘着剤による曇りが観察された
× : はっきりとした粘着剤による汚染が観察された
< 結 果 >
Figure 2008308549
この結果、本件発明の粘着剤組成物より得られる粘着剤では、120℃ドライ、又は、80℃/90%RHといった過酷な環境下でも、充分な耐久性が得られているが示された。また、貼着後に剥離しても被着体に汚染が見られず、リワーク性良好であることが示された。
これに対し、アクリロイルモルホリンを使用していない比較例1〜4では、120℃ドライ、又は、80℃/90%RH環境下では充分な耐熱耐久性が得られず、さらに、剥離時に被着体に汚染を生じていることが示された。一方、アクリロイルモルホリン使用量の多い比較例7では、粘着力が過度となり被着体の汚染を生じており、耐久性も不十分なものとなっていた。カルボキシル基含有モノマーの使用量の多い比較例5でも充分な耐熱耐久性が得られず、さらには、粘着力が高くなり過ぎて剥離時の被着体汚染を生じていた。一方、カルボキシル基含有モノマーの使用量の少ない比較例6では、凝集力不足による耐熱耐久性の低下、被着体の汚染を生じ、(メタ)アクリルポリマーの分子量の小さい比較例8では、凝集力不足により充分な耐熱耐久性が得られず、被着体の汚染を生じていた。
このように、アクリロイルモルホリンを共重合して得られる本件発明の粘着剤組成物は、高い耐熱耐久性を有しながら、被着体に対する汚染を引き起こすことなく、さらに、粘着力が低いため良好なリワーク性を有するものであることが明らかになった。
本発明の耐熱性粘着剤組成物を利用することにより、リワーク性を有しながら、120℃という高温の環境下でも膨れやハガレを起こさず、更に湿熱時の耐久性にも優れる粘着シートを得ることができる。
従って、本発明の耐熱性粘着剤組成物は、偏光フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、プロテクトフィルム等多くの光学的フィルム用の粘着剤として、有利に利用できるものである。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)および(B)
    (A)少なくとも次のモノマー(a−1)ないし(a−4)を共重合させることに
    より得られ、その重量平均分子量が70万〜200万である(メタ)アクリル
    系ポリマー
    (a−1)アクリロイルモルホリン 0.5〜4質量%
    (a−2)カルボキシル基含有(メタ)アクリル系モノマ−
    0.01〜2質量%
    (a−3)水酸基含有(メタ)アクリル系モノマ− 1〜5質量%
    (a−4)(メタ)アクリル酸エステル 79〜98.49質量%
    (B)イソシアネート系架橋剤
    を含有してなる耐熱性粘着剤組成物。
  2. 更に、0〜10質量%の範囲の、モノマー(a−1)ないし(a−4)以外の共重合可能なモノマーを共重合してなる請求項第1項記載の耐熱性粘着剤組成物。
  3. 請求項第1項または第2項記載の耐熱性粘着剤組成物より得られる粘着剤。
  4. 光学フィルムの少なくとも一方の面に、請求項第1項または第2項記載の耐熱性粘着剤組成物を塗工して得られる粘着剤層が積層されてなる粘着加工光学フィルム。
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