JP2008307474A - 吸着剤含有成形体の製造方法及び吸着剤含有成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水及びアルコールの一方又は両方からなる溶媒、無機系バインダー及びゼオライトを混合してゼオライト含有湿潤粘土を形成する工程と、
該ゼオライト含有湿潤粘土を湿潤粘土体に硬化させる工程と、
該湿潤粘土体を切断する工程と、
該切断した湿潤粘土体を乾燥させて乾燥粘土体を形成する工程と、
を有する吸着剤含有成形体の製造方法であって、
該湿潤粘土体の変形率が0%超過95%以下であり、
該切断工程が一片の刃からなる刃物で湿潤粘土体を切断させる工程であり、
該乾燥粘土体のゼオライト含有率が70〜98重量%である、
ことを特徴とする吸着剤含有成形体の製造方法及び該製造方法により得られた吸着剤含有成形体。
【選択図】 なし
Description
該ゼオライト含有湿潤粘土を湿潤粘土体に硬化させる工程と、
該湿潤粘土体を切断する工程と、
該切断した湿潤粘土体を乾燥させて乾燥粘土体を形成する工程と、
を有する吸着剤含有成形体の製造方法であって、
該湿潤粘土体の変形率が0%超過95%以下であり、
該切断工程が一片の刃からなる刃物で湿潤粘土体を切断させる工程であり、
該乾燥粘土体のゼオライト含有率が70〜98重量%である、
ことを特徴とする吸着剤含有成形体の製造方法が提供される。
(1)流動性が有る状態(平らな面に流すと形状保持ができない状態)・・・変化率95%超過100%以下
(2)流動性が殆ど無い〜無い状態(粘土状)・・・変化率10%超過95%以下
(3)流動性が無い状態(寒天状)・・・変形率0%超過10%以下
時間を往うごとに順々に変化していく。
(1)湿潤粘土体を、直径15mm×厚さ5mmに成形したものを水平な面に置く、
(2)上記湿潤粘土体を直径10mmの円柱(素材:SUS304ステンレス鋼)で20Nの負荷を掛ける、
(3)負荷を解除した3秒後(解除後は他に負荷がかかるようなことをしなければ形状維持している)に湿潤粘土体の厚みを測定し、下記式より変形率を算出する;
変形率=(負荷により凹んだ距離(mm)/5mm)×100%
で示される。
カオリン系粘土 13.7g
疎水性ゼオライト(商品名:HiSiV3000、ユニオン昭和社製) 46.16g
純水 60.4g
上記の材料を室温(23℃)で攪拌し、ゼオライト含有湿潤粘土を得た。ゼオライト含有湿潤粘土を50×50mmの正方形の型に入れ、23℃/55%RHの環境下で静置し、流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度48質量%)を作製した。同様に測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は40%であった。
「成形状態」
成形体のヒビ、欠け、収縮度合いを観察した。
3×3×3mmの成形体の高さ(厚み)を3ヶ所マイクロスコープで測定し、1つの成形体での高さ差(最大値−最小値)を算出する。この測定を20個の成形体で行い標準偏差を算出する。
シランアルコキシド(TEOS) 25g
純水 23.5g
メタノール 37.6g
2N塩酸 7.0g
疎水性ゼオライト(商品名:HiSiV3000) 46.16g
上記の材料を用いて実施例1と同様にして流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度45質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は20%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、疎水性ゼオライトを104g、純水を75gに変更した以外は、同様にして流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度60質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は35%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において、疎水性ゼオライトを104gに変更した以外は、同様にして流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度59質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は15%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
カオリン系粘土 13.7g
親水性ゼオライト(3A) 46.16g
純水 50g
メタノール 10g
上記の材料を用いて実施例1と同様にして流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度48質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は40%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
シランアルコキシド(TEOS) 25g
純水 13g
メタノール 48g
2N塩酸 7g
親水性ゼオライト(3A) 46.16g
上記の材料を用いて実施例1と同様にして流動性が無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度45質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は20%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、純水を146gに変更した以外は、同様にして流動性が殆ど無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度28質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は90%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において、純水を50g、メタノールを81gに変更した以外は、同様にして流動性が殆ど無い粘土状の湿潤粘土体(固形分濃度28質量%)を作製した。測定用に作製した湿潤粘土体の変形率は90%であった。その後、実施例1と同様にして乾燥させ成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1と同じ材料を用い湿潤粘土体の変形率が97%の状態でシート状に成形した。その後、直線状の長さ100mmの一枚の刃からなるカッターを用いてシート状の湿潤粘土体の端部から順に切断しようとしたが、流動性が有る状態では一定形状の成形は不可能であった。結果を表1に示す。
実施例1において、3mm間隔で直線状の長さ100mmのカッターを3枚並べた刃物を用いてシート状の湿潤粘土体を切断した以外は、同様にして成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2において、3mm間隔で直線状の長さ100mmのカッターを3枚並べた刃物を用いてシート状の湿潤粘土体を切断した以外は、同様にして成形体を作製し、評価を行った。結果を表1に示す。
Claims (9)
- 水及びアルコールの一方又は両方からなる溶媒、無機系バインダー及びゼオライトを混合してゼオライト含有湿潤粘土を形成する工程と、
該ゼオライト含有湿潤粘土を湿潤粘土体に硬化させる工程と、
該湿潤粘土体を切断する工程と、
該切断した湿潤粘土体を乾燥させて乾燥粘土体を形成する工程と、
を有する吸着剤含有成形体の製造方法であって、
該湿潤粘土体の変形率が0%超過95%以下であり、
該切断工程が一片の刃からなる刃物で湿潤粘土体を切断させる工程であり、
該乾燥粘土体のゼオライト含有率が70〜98重量%である、
ことを特徴とする吸着剤含有成形体の製造方法。 - 前記乾燥粘土体のゼオライト含有率が80〜95重量%である請求項1に記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記無機系バインダーが、金属アルコキシド加水分解物、コロイダルシリカ、アルミナゾル、ポリシロキサン及び粘土系鉱物からなる群から選択される請求項1又は2に記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記乾燥粘土体を形成する工程における乾燥温度が23℃〜120℃での一次乾燥である請求項1〜3のいずれかに記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記乾燥粘土体を140℃以上で二次乾燥させる工程を、更に有する請求項1〜4のいずれかに記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記湿潤粘土体の固形分濃度が30重量%以上である請求項1〜5のいずれかに記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記変形率が0%超過95%以下の湿潤粘土体を100g/cm2〜20kg/cm2で加圧する工程を、更に有する請求項1に記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 前記切断工程が、湿潤粘土体の端部を切断する工程である請求項1に記載の吸着剤含有成形体の製造方法。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の吸着剤含有成形体の製造方法によって得られたことを特徴とする吸着剤含有成形体。
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