JP2008306540A - 画像信号処理装置、受像装置、画像信号処理方法、及び受像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の画像信号処理装置では、同時に複数の映像信号を処理する場合には、映像処理全体としての速度が遅くなり、映像の画質を落とさなければならない虞があった。
【解決手段】テレビジョン受像機1の備える信号処理回路13は、1画面表示モード中には第1の信号処理部2のみで映像信号を処理し、2画面表示モード中には主画面と副画面とで受信要求チャンネルが異なると両信号処理部2,3で、また、同じだと第1の信号処理部2のみで映像信号を処理する。
【選択図】 図2
【解決手段】テレビジョン受像機1の備える信号処理回路13は、1画面表示モード中には第1の信号処理部2のみで映像信号を処理し、2画面表示モード中には主画面と副画面とで受信要求チャンネルが異なると両信号処理部2,3で、また、同じだと第1の信号処理部2のみで映像信号を処理する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、放送波に含まれる画像信号の処理方法、及び、この処理方法を用いた受像方法、画像信号処理装置、並びに受像装置に関する。
2画面表示等の複数画面表示が可能なテレビが備える画像信号処理装置では、一般的に、放送波から取得した映像信号のデコード,IP(インターレース・プログレッシブ)変換,NR(ノイズリダクション)等するための回路を、それぞれ同時に処理する必要のある最大チャンネル数と同じ数だけ備えており、複数画面表示を行うときにはデコード,IP変換,NRの各処理が、処理するチャンネル毎に別個の回路で行われる。
近年、テレビでは、下記の特許文献1に示すように、単一のチップ上に集積された画像信号処理装置を用いて、映像信号のデコード,IP変換,NR、スケーリング等の処理を行う傾向にある。
この種の画像信号処理装置では、画像信号としての映像信号を同時に複数処理する場合には、大部分の映像処理がフレーム間処理を伴うこと等から、メモリバンド幅が足りずに映像処理全体としての速度が遅くなる虞があり、また、このようなことを避けるために画像信号処理装置を含む映像処理ブロックの性能を落とさなければならない虞があった。
特に、画像信号処理装置が単一のチップ上に集積された集積回路として構成されている場合には、チップに納めることのできる回路数や各回路を結ぶバス幅や配線数がチップ面積によって制限されることから十分なメモリバンド幅を得るのが容易ではなく、メモリバンド幅が足りなくなる傾向にあった。しかも、地上デジタル放送やBSデジタル放送等のデジタル放送では、多くのデータを処理する必要があることから、2画面表示時の映像信号処理の際、特にチャンネル切換の際に、メモリバンド幅が足りなくなる傾向が強く、これらの問題が起きやすかった。
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、上記課題を解決できる画像信号処理装置、受像装置、画像信号処理方法、及び受像方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の画像信号処理装置は、放送波から取得した映像信号、及び/又はデータを処理する信号処理手段を複数備えた多画面表示出力を有する画像信号処理装置であって、取得した複数の映像信号、及び/又はデータが同一CH(チャンネル)の信号の場合に、前記信号処理手段の処理の少なくとも一部を、同一の信号処理手段に行わせる処理手段選択手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理装置は、前記信号処理手段は、デコードを行う回路、IP(インターレース・プログレッシブ)変換を行う回路、NR(ノイズリダクション)を行う回路の少なくとも1つの回路を備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理装置は、単一のチップ上に集積した集積回路として構成されていることを特徴とする。
また、本発明の受像装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像信号処理装置を用いて画像表示を行う受像装置であって、画像表示する1又は複数の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段で選択された番組を含むCHの放送波を受信する放送受信手段とを備え、前記画像信号処理装置の備える前記処理手段選択手段は、前記放送受信手段が受信した放送波から取得した映像信号、及び/又はデータが同一CHの信号の場合に、信号処理の少なくとも一部を、同一の前記信号処理手段に行わせることを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理方法は、同時に複数入力された放送波が別CHであるときには、各放送波から取得した信号を各放送波毎に別々に処理して各放送波毎の処理信号として出力すると共に、同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、その中の何れかの放送波から取得した信号のみ処理を行った後、入力された各放送波毎の処理信号として出力することを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理方法は、同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの放送波から取得した信号についてのみ行うことを特徴とする。
また、本発明の受像方法は、複数画面に映像表示を行う受像方法であって、別番組を複数画面に同時に表示するときには、受信した放送波から取得した各番組の映像信号を各番組毎に別々に処理すると共に、同一番組を複数画面に同時に表示するときには、何れかの番組の画像信号のみ処理を行い、その処理信号に基づき前記複数画面への表示を行うことを特徴とする。
また、本発明の受像方法は、同一番組を複数画面に同時に表示するときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの番組の信号についてのみ行うことを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理装置は、前記信号処理手段は、デコードを行う回路、IP(インターレース・プログレッシブ)変換を行う回路、NR(ノイズリダクション)を行う回路の少なくとも1つの回路を備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理装置は、単一のチップ上に集積した集積回路として構成されていることを特徴とする。
また、本発明の受像装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像信号処理装置を用いて画像表示を行う受像装置であって、画像表示する1又は複数の番組を選択する番組選択手段と、この番組選択手段で選択された番組を含むCHの放送波を受信する放送受信手段とを備え、前記画像信号処理装置の備える前記処理手段選択手段は、前記放送受信手段が受信した放送波から取得した映像信号、及び/又はデータが同一CHの信号の場合に、信号処理の少なくとも一部を、同一の前記信号処理手段に行わせることを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理方法は、同時に複数入力された放送波が別CHであるときには、各放送波から取得した信号を各放送波毎に別々に処理して各放送波毎の処理信号として出力すると共に、同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、その中の何れかの放送波から取得した信号のみ処理を行った後、入力された各放送波毎の処理信号として出力することを特徴とする。
また、本発明の画像信号処理方法は、同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの放送波から取得した信号についてのみ行うことを特徴とする。
また、本発明の受像方法は、複数画面に映像表示を行う受像方法であって、別番組を複数画面に同時に表示するときには、受信した放送波から取得した各番組の映像信号を各番組毎に別々に処理すると共に、同一番組を複数画面に同時に表示するときには、何れかの番組の画像信号のみ処理を行い、その処理信号に基づき前記複数画面への表示を行うことを特徴とする。
また、本発明の受像方法は、同一番組を複数画面に同時に表示するときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの番組の信号についてのみ行うことを特徴とする。
本発明によれば、映像処理速度が遅れることや、映像の画質を落とさなければならなくなる事態を生じ難くすることができ、また、映像表示のための消費電力も減らすることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施する最良の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したテレビジョン受像機1の構成の概略を説明する図である。
図1は、本発明を適用したテレビジョン受像機1の構成の概略を説明する図である。
テレビジョン受像機1は、地上デジタル放送の放送波を受像することのできる受像機であり、1つの表示画面に主画面のみを表示させる1画面表示モードと、主画面と副画面の2つの画面を同時に表示させる2画面表示モードとを選択して画面表示を行うことができる。なお、図1には放送波に含まれる映像信号とデータの処理系だけを示してあり、音声番組やデータ放送番組に含まれる音声信号のデコード後の処理系については省略してある。
まず、テレビジョン受像機1が、地上デジタル放送の物理チャンネルに含まれる映像放送番組を2画面表示する、本発明の第1の実施形態について説明する。
テレビジョン受像機1は、複数の物理チャンネルの放送波を受信するアンテナ11と、アンテナ11で受信した放送波の中から1つの物理チャンネルの放送波をそれぞれ選択するチューナ12a,12bと、放送波から映像信号、及び/又はデータ放送のデータを取得して処理する信号処理回路13と、信号処理回路13の処理のために一時的な記憶手段として用いられる映像処理用記憶回路14と、信号処理回路13で処理された映像信号、及び/又はデータ放送のデータを元に2画面合成信号を作成する多画面信号作成回路15と、液晶表示装置17の表示画面に画像表示を行う受像処理回路16と、各回路を制御する制御部18とを備える。
チューナ12a,12bは、それぞれ共通のアンテナ11に接続してある。第1のチューナ12aは、1画面表示モード及び2画面表示モード時の主画面用の番組の編成チャンネルを含む物理チャンネルの放送波(第1放送波)を、アンテナ11で受信した放送波の中から選択して信号処理回路13に供給するためのものである。第2のチューナ12bは、2画面表示モード時の副画面用の番組の編成チャンネルを含む物理チャンネルの放送波(第2放送波)を、アンテナ11で受信した放送波の中から選択して信号処理回路13に供給するためのものである。
映像処理用記憶回路14は、DDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)等のRAMであり、信号処理回路13での映像信号の処理に用いられるデータが一時的に記憶される。
制御部18は、アンテナ11で受信した放送波を処理して液晶表示装置17に表示するための制御信号をチューナ12a,12b、信号処理回路13、多画面信号作成回路15、及び受像処理回路16に供給する制御を行うCPUと、CPUによる制御に必要な各種テーブルや動作プログラムが記憶されたROMと、CPUによる制御処理に必要な情報を一時的に記憶するRAMとを備えて構成されている。RAMは、画面表示モード情報や受信要求チャンネル情報等の映像処理に必要な情報の格納領域を備えている。ここで、画面表示モード情報は、液晶表示装置17の表示画面に1画面及び2画面の何れの表示を行うかを示す情報である。また、受信要求チャンネル情報は、映像表示を要求する番組の編成チャンネル(受信要求チャンネル)の種類を表す情報であり、主画面及び副画面についての各受信要求チャンネルの情報を含んで構成される。
多画面信号作成回路15は、2画面表示モード時には後述する第1の信号処理部2からの映像信号、及び/又はデータ放送のデータを主画面用、後述する第2の信号処理部3からの映像信号、及び/又はデータ放送のデータを副画面用として2画面合成信号を作成し、1画面表示モード時には後述する第1の信号処理部2から供給される映像信号、及び/又はデータ放送のデータをそのまま出力させる回路である。また、多画面信号作成回路15は、2画面表示モード中に主画面と副画面とで同じ受信要求チャンネルが選択されているときには、後述する第1の信号処理部2からの映像信号、及び/又はデータ放送のデータを主画面用及び副画面用として2画面合成信号を作成して出力する。
受像処理回路16は、多画面信号作成回路15からの入力信号に基づき液晶表示装置17の表示画面に画像を表示させる処理を行う回路である。受像処理回路16は、後述する操作キー19aや赤外線受光部19bからの入力に応じて、液晶表示装置17の表示画面のコントラストや色合い等の調整も行う。
また、テレビジョン受像機1は、受信要求チャンネル切換、音量調整、画面表示モード選択などを行う操作キー19aを備えており、この操作キー19aの操作に基づいて制御部18による各回路の制御が行われる。また、テレビジョン受像機1は、図示しないリモートコントロール装置から赤外線信号として送信される遠隔制御信号を受光する赤外線受光部19bを備え、この赤外線受光部19bが受光した遠隔制御信号によっても、制御部18による各回路の制御が行われる。
図2は、信号処理回路13の構成の概略を説明する図である。図2は放送波に含まれる映像信号の処理系を主に示したもので、デコード後の音声番組やデータ放送番組に含まれる音声信号やデータ信号等の処理系については省略しており、以降、映像信号の処理を主に説明する。
信号処理回路13は、放送波から映像信号を取得して処理する第1の信号処理部2及び第2の信号処理部3と、各信号処理部2,3で処理した映像信号を出力する表示出力I/F(インターフェース)4と、映像処理用記憶回路14との間でデータや信号を送受信する記憶回路用I/F5と、これらの動作を制御する制御回路6と、各回路を接続するBUS7とを含んで構成され、1チップ上に集積されている。
信号処理部2,3は、チューナ12a,12bから入力された物理チャンネルの放送波を復調し、放送波に含まれる映像,音声,データ等の各信号を分離する復調・分離回路21と、この復調・分離回路21で得られた映像,音声,データ等の各信号をデコードするデコード回路22と、デコード回路22で生成された映像信号をインターレース方式からプログレッシブ方式に変換するIP(インターレース・プログレッシブ)変換回路23と、映像信号に含まれるノイズを除去するNR(ノイズリダクション)回路24と、映像信号から輝度信号と色信号とを分離するY(輝度信号)/C(色信号)分離回路25と、スケーリングを行うスケーリング回路26等を備えて構成されている。なお、復調・分離回路21ではTSパケット形式の映像,音声,データ等の各信号が取得され、デコード回路22では、このTSパケット形式の映像,音声,データ等の各信号がデコードされる。
制御回路6は、制御部18から入力される制御信号に基づいて、信号処理回路13を構成する各回路の動作を制御する回路である。制御回路6は、1画面表示モード中には第1の信号処理部2のみに対して信号処理を指示し、2画面表示モード中には主画面と副画面とで受信要求チャンネルが異なると両信号処理部2,3に対し、また、同じだと第1の信号処理部2のみに対し信号処理を指示する。BUS7は、信号処理回路13内で信号をやりとりするための経路である。
操作キー19a、赤外線受光部19b、及び制御部18は、画像表示する1又は複数の番組を選択する番組選択手段を構成している。また、チューナ12a,12bは、番組選択手段で選択された番組を含む物理チャンネルの放送波を受信する放送受信手段を構成している。また、信号処理部2,3は、放送波から取得した映像,音声,データ等の各信号を処理する信号処理手段を構成している。また、信号処理回路13の制御回路6は、取得した複数の画像信号が同一番組のものであると各画像信号の処理の少なくとも一部を、第1の信号処理部2のみに行わせる処理手段選択手段を構成している。本実施形態では、制御回路6は、放送受信手段が受信した放送波から取得した映像信号のうち、複数の同一番組の各映像信号の処理のうちの復調・分離、デコード、IP変換、NR、Y/C分離、及びスケーリングの処理を、第1の信号処理部2のみに行わせる。
次に、テレビジョン受像機1による映像表示の動作を説明する。
映像表示を行う際、テレビジョン受像機1の制御部18は、RAMに記憶されている画面表示モード情報や受信要求チャンネル情報等の情報を参照して各チューナ12a,12bを制御し、1画面表示モード時には第1のチューナ12aから、2画面表示モード時には両チューナ12a,12bから信号処理回路13に対して受信要求チャンネルを含む物理チャンネルの放送波を供給する。次に、制御部18は、信号処理回路13を制御して後述する映像信号加工処理を行わせ、チューナ12a,12bから供給された放送波の中から受信要求チャンネルの映像信号を選択して処理させ、多画面信号作成回路15に供給する。
映像表示を行う際、テレビジョン受像機1の制御部18は、RAMに記憶されている画面表示モード情報や受信要求チャンネル情報等の情報を参照して各チューナ12a,12bを制御し、1画面表示モード時には第1のチューナ12aから、2画面表示モード時には両チューナ12a,12bから信号処理回路13に対して受信要求チャンネルを含む物理チャンネルの放送波を供給する。次に、制御部18は、信号処理回路13を制御して後述する映像信号加工処理を行わせ、チューナ12a,12bから供給された放送波の中から受信要求チャンネルの映像信号を選択して処理させ、多画面信号作成回路15に供給する。
次に、制御部18は、多画面信号作成回路15を制御して、2画面表示モード時には信号処理回路13から供給された映像信号を元に作成した2画面合成信号を、また、1画面表示モード時には信号処理回路13から供給された映像信号をそのまま、受像処理回路16に供給する。次に、制御部18は、受像処理回路16を制御して、2画面合成信号又は映像信号に基づき液晶表示装置17による映像表示を行う。このようにして受信要求チャンネルの映像信号を元にした映像が液晶表示装置17の表示画面に表示される。
このようにして映像表示が行われているときに、操作キー19aの操作による信号入力や赤外線受光部19bで受光された赤外線信号の入力に基づき画面表示モードや受信要求チャンネルが変更されると、制御部18は、RAMに記憶されている画面表示モード情報や受信要求チャンネル情報を更新する。これにより、液晶表示装置17の表示画面で1画面表示や2画面表示が切り替えられたり、表示チャンネルが切り替えられたりする。
次に、信号処理回路13が行う映像信号加工処理について説明する。図3は、この映像信号加工処理の概略を示すフローチャートである。映像信号加工処理は、制御部18から制御信号を受信した信号処理回路13の制御回路6により実行される。制御部18から供給される制御信号には、画面表示モード情報及び受信要求チャンネル情報が含まれており、制御回路6はこれらの情報を参照して処理を行う。
映像信号加工処理では、信号処理回路13の制御回路6は、選択されている画面表示モードが1画面表示モードであるか否かを判別する(S1)。この判別は、制御部18から供給された制御信号に含まれる画面表示モード情報に基づき行われる。1画面表示モードが選択されておりこの判別が“YES”のとき、制御回路6は、第1の信号処理部2のみで信号処理を行う(S2)。この信号処理では、チューナ12aから供給された第1放送波が復調・分離回路21で復調されて映像信号が分離され、得られた映像信号に対して、デコード回路22でデコード,IP変換回路23でIP変換,NR回路24でノイズ除去,Y/C分離回路25でY/C分離,スケーリング回路26でスケーリング等が行われる。2画面表示モードが選択されておりS1の判別が“NO”のときには、制御回路6は、主画面及び副画面で受信要求チャンネルが同じであるか否かを判別する(S3)。この判別は、制御部18から供給された制御信号に含まれる受信要求チャンネル情報に基づき行われる。
主画面及び副画面での受信要求チャンネルが同じでS3の判別が“YES”のとき、制御回路6は、第1の信号処理部2のみで信号処理を行う(S4)。この信号処理では、チューナ12a及びチューナ12bから供給された第1放送波及び第2放送波のうち、チューナ12aから供給された第1放送波についてのみ、S2と同様の処理が第1の信号処理部2で行われる。主画面及び副画面での受信要求チャンネルが異なりS3の判別が“NO”のとき、制御回路6は、両信号処理部2,3で信号処理を行う(S5)。S4又はS5の処理の後、制御回路6は、各両信号処理部2,3で処理した2画面分の映像信号を表示出力I/F4から出力して多画面信号作成回路15に供給する(S6)。また、S2の処理の後、制御回路6は、第1の信号処理部2で処理した1画面分の映像信号を表示出力I/F4から出力して多画面信号作成回路15に供給する(S7)。
このようにして、テレビジョン受像機1では、操作キー19aの操作や図示しないリモートコントロール装置の操作により受信要求チャンネルが切り替えられると、切り替えられた受信要求チャンネルの映像信号に基づく映像が液晶表示装置17の表示画面に表示される。また、同様にして、画面表示モードが1画面表示モードと2画面表示モードとの間で切り替えられる度に、主画面のみの1画面表示と、主画面及び副画面の2画面表示との間で画面表示が切り替えられる。
また、1画面表示モード中に操作キー19aの操作等で2画面表示モードが選択され、かつ、主画面と副画面とで異なる受信要求チャンネルが選択されている場合には、両信号処理部2,3で各受信要求チャンネルの信号処理が行われ、液晶表示装置17の表示画面に主画面及び副画面の映像が2画面表示される。これに対し、2画面表示モード時に主画面と副画面とで同じ受信要求チャンネルが選択されている場合には、第1の信号処理部2のみで信号処理が行われ、主画面及び副画面の映像が2画面表示される。
本実施形態によるテレビジョン受像機1によれば、第1の信号処理部2のみを用いた単一の処理で、同じ受信要求チャンネルの番組を、同時に複数映像表示することができる。従って、受信要求チャンネルが同一であるかに関わらずに各受信要求チャンネルの信号処理を各信号処理部2,3で行う場合に比べて、処理するデータ量を減らして、メモリバンド幅が足りずに映像処理速度が遅れることや、映像の画質を落とさなければならなくなる事態を生じ難くすることができる。特にチャンネル切換の際にはそれまでの受信要求チャンネルの信号処理を終了した後に新たな受信要求チャンネルの信号処理を開始する必要があることから、このような事態が生じ易い傾向にある。しかしながら、本実施形態によるテレビジョン受像機1によれば、2画面表示モード時に同じ受信要求チャンネルが同時に選択されたときに、各受信要求チャンネルの映像信号の処理が第1の信号処理部2のみを用いた単一の処理で行われるので、メモリバンド幅が足りなくなるのを避けることができる。しかも、同じ受信要求チャンネルの映像信号を各信号処理部2,3で同時に処理することに伴う混信障害の発生も、各信号処理部2,3で処理される映像信号のセンター周波数を変えることなく防止することができる。また、処理するデータ量を減らすことができることから、テレビジョン受像機1の消費電力も減らすことができる。
特に、本実施形態によるテレビジョン受像機1は、信号処理回路13が単一のチップ上に集積して構成されていることから、映像処理の速度が遅れたり映像の画質を落とさなければならなくなる傾向が強いが、同じ受信要求チャンネルの番組を2画面表示する際には第1の信号処理部2のみで処理を行うことにより、映像処理の速度が遅れたり映像の画質を落とさなければならなくなる事態をより生じ難くすることができる。
また、本実施形態によるテレビジョン受像機1によれば、デコード、IP変換、及びNRの処理が他の処理に比べて多くのデータを処理する必要があることから、同一チャンネルの映像信号に基づいて映像を2画面表示する場合には、これらの処理を第1の信号処理部2のみを用いて行うことにより、映像信号処理に用いるデータ量をより確実に減らして、メモリバンド幅が足りずに映像処理速度が遅れることや、映像の画質を落とさなければならなくなる事態を生じ難くすることができ、さらに、消費電力を削減できるという、上記作用効果をより確実に得ることが可能となる。
次に、地上デジタル放送の同一物理チャンネルに含まれるデータ放送番組及び映像放送番組をテレビジョン受像機1が画面表示する、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、図1に示すテレビジョン受像機1が備える信号処理回路13のデータ信号の処理系を含んだ構成の概略を説明する図である。
図4に示すように、信号処理回路13が備える信号処理部2,3は、復調・分離回路21及びデコード回路22の他に、映像放送番組の映像信号を処理する映像処理部2a、3aを備えている。映像処理部2a、3aは、IP変換回路23、NR回路24、Y/C分離回路25、及びスケーリング回路26等を備えて構成されている。また、各信号処理部2,3は、テキスト処理回路2b,3bを備えている。テキスト処理回路2b,3bは、データ放送番組のデータ信号に含まれるテキストデータの蓄積や、スケーリング等の処理を行う回路である。テキストデータには、文字データの他に図形データ等も含まれる。
また、図1に示す操作キー19aには、画像表示する映像放送番組と同一の物理チャンネルに含まれるデータ放送番組を画面表示する際に操作されるデータ連動ボタンが含まれている。データ連動ボタンは、同一の物理チャンネルに含まれる映像放送番組とデータ放送番組とを別個に画面表示する際にも操作される。
本実施形態では、制御回路6から構成される処理手段選択手段は、放送受信手段が受信した放送波から取得した映像信号のうち、同一の物理チャンネルに含まれる映像放送番組の映像信号(以降、放送映像信号)及びデータ放送番組の映像信号(以降、データ映像信号)が同一の場合には、復調・分離、デコード、IP変換、NR、Y/C分離、及びスケーリングの処理を、第1の信号処理部2のみに行わせ、放送映像信号とデータ映像信号が異なる場合は、復調・分離、デコード処理を第1の信号処理部2で行い、以降は放送映像信号の処理を、映像処理部2aで、データ映像信号の処理を映像処理部3aで行うように制御する。
次に、画面表示する映像放送番組と同一の物理チャンネルに含まれるデータ放送番組を画面表示するために、図4に示す信号処理回路13で実行されるデータ放送表示処理を説明する。図5は、このデータ放送表示処理の概略を示すフローチャートである。データ放送表示処理は、制御部18から制御信号を受信した信号処理回路13の制御回路6により実行される。制御部18から供給される制御信号には、画面表示モード情報及び受信要求チャンネル情報の他に、連動表示モード情報も含まれており、制御回路6はこれらの情報を参照して処理を行う。連動表示モード情報は、映像放送番組とデータ放送番組とを連動表示する連動表示モードが選択されているか否かを表す情報である。
先ず、制御回路6は、1画面表示モードが選択されているか否かを判別する(S11)。この判別が“NO”の場合には、次に映像放送番組とデータ放送番組との連動表示モードが選択されているか否かを判別する(S12)。この判別が“NO”のときは、次に受信要求チャンネルが同一か否かを判別する(S13)。S13の判別が“NO”の場合は、異なるチャンネルを2画面表示することとなり、制御回路6は、上記第1の実施形態での異なるチャンネルの2画面表示処理と同様に、S14,S15の処理を行う。この結果、液晶表示装置17に異なるチャンネルの2画面画像が表示される。
一方、S13の判別が“YES”の場合は、同一チャンネルを2画面表示することとなり、制御回路6は、上記第1の実施形態での同一チャンネルの2画面表示処理と同様に、S22,S23の処理を行う。この結果、液晶表示装置17に同一チャンネルの2画面画像が表示される。
S12の判別が“YES”の場合は、第1放送波の放送映像信号と第1放送波のデータ放送のデータを2画面表示することになるため、制御回路6は、チューナ12aから供給された第1放送波を第1の信号処理部2に入力し、復調・分離回路21とデコード回路22にて放送映像信号とデータを抽出し、抽出したデータに映像信号が含まれるか否かを判別する(S16)。データに映像信号が含まれていてS16の判別が“YES”の場合、制御回路6は、放送映像信号とデータ映像信号が同一か否かを判別する(S17)。
放送映像信号とデータ映像信号が同一でS17の判別が“YES”の場合、制御回路6は、第1放送波の放送映像信号を映像処理部2aで処理する(S21)。但し、データ映像信号独自のスケーリングが必要な場合には、制御回路6は、データ放送のデータ映像信号が表す画像表示サイズを検出し、データ映像信号のスケーリング処理を映像処理部3aで行う。
一方、放送映像信号とデータ映像信号が異なりS17の判別が“NO”の場合、制御回路6は、第1放送波の放送映像信号を映像処理部2aで処理し、データ映像信号を映像処理部3aで処理する(S18)。S18又はS21の処理の後、制御回路6は、テキスト処理回路2bで処理したテキストデータとデータ映像信号を合成してデータ映像を作成する(S19)。
S16の判別が“NO”の場合、又は、S19の処理の後、制御回路6は、放送映像とデータ映像を表示出力I/F4を介して多画面信号作成回路15へ出力する(S20)。この処理では、データに映像がなくてS16の判別が“NO”の場合には、放送映像とテキストデータが表示出力I/F4を介して多画面信号作成回路15へ出力される。多画面信号作成回路15は、制御部18の制御にて、受像処理回路16に第1放送波の放送映像信号と第1放送波のデータ放送の2画面合成信号を出力し、液晶表示装置17には2画面画像が表示される。
1画面表示モードが選択されていてS11の判別が“YES”の場合も、S12の処理と同様に、連動モードか否かが判別される(S24)。S24の判別が“NO”の場合は、第1放送波の放送映像を1画面表示することとなり、制御回路6は、第1の実施形態での放送映像の1画面表示処理と同様の処理をS25,S26で実行する。この結果、液晶表示装置17には、第1放送波の放送映像が1画面表示される。
S24の判別が“YES”の場合は、第1放送波の放送映像信号と第1放送波のデータ放送のデータを1画面表示することになるため、制御回路6は、チューナ12aから供給された第1放送波を第1の信号処理部2に入力し、復調・分離回路21とデコード回路22にて放送映像信号とデータを抽出し、抽出したデータに映像信号が含まれるか否かを判別する(S27)。データに映像信号が含まれていてS27の判別が“YES”の場合、制御回路6は、放送映像信号とデータ映像信号が同一か否かを判別する(S28)。
放送映像信号とデータ映像信号が同一でS28の判別が“YES”の場合、制御回路6は、第1放送波の放送映像信号を映像処理部2aで処理する(S32)。但し、データ映像信号独自のスケーリングが必要な場合には、制御回路6は、データ放送のデータ映像信号が表す画像表示サイズを検出し、データ映像信号のスケーリング処理を映像処理部3aで行う。一方、放送映像信号とデータ映像信号が異なりS28の判別が“NO”の場合、制御回路6は、第1放送波の放送映像信号を映像処理部2aで処理し、データ映像信号を映像処理部3aで処理する(S29)。S29又はS32の処理の後、制御回路6は、テキスト処理回路2bで処理したテキストデータとデータ映像信号を合成してデータ映像を作成する(S30)。
S27の判別が“NO”の場合、又は、S30の処理の後、制御回路6は、放送映像とデータ映像を表示出力I/F4を介して多画面信号作成回路15へ出力する(S31)。この処理では、データに映像がなくてS27の判別が“NO”の場合には、放送映像とテキストデータが表示出力I/F4を介して多画面信号作成回路15へ出力される。多画面信号作成回路15は、制御部18の制御にて、受像処理回路16に第1放送波の放送映像信号とデータ放送の合成信号を出力し、液晶表示装置17には1画面画像が表示される。
このようにして、テレビジョン受像機1では、操作キー19aの操作や図示しないリモートコントロール装置の操作により連動表示モードが選択されてデータ放送番組が画面表示される場合には、映像放送番組の放送波及びデータ放送番組の放送波が復調・分離回路21で一緒に復調及び分離され、取り出された映像信号やデータ信号がデコード回路22で共にデコードされる。しかも、データ放送番組の放送波に映像信号が含まれ、かつ、放送映像信号とデータ映像信号が同じである場合には、両映像信号が第1の信号処理部2で一緒に処理される。また、放送映像信号とデータ映像信号が異なる場合でも、第1の信号処理部2の復調・分離回路21とデコード回路22にて復調・分離・デコード処理が一緒に行われることになる。
本実施形態によるテレビジョン受像機1によれば、同じ物理チャンネルに含まれる映像放送番組及びデータ放送番組を同時に映像表示する場合に、データ放送番組と映像放送番組とで映像信号が同じ場合には、両映像信号を第1の信号処理部2のみを用いた単一の処理で映像表示することができ、異なる場合は、第1の信号処理部2の一部を共用することになる。従って、データ放送番組と映像放送番組とをそれぞれ映像表示する場合にも、上記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、映像放送番組及びデータ放送番組の映像信号と、データ放送番組のテキストデータとが復調・分離回路21で一緒に復調・分離され、更にデコード処理がデコード回路22で一緒に行われる。このため、同じ物理チャンネルの放送波に含まれる信号を別個の回路で同時に処理することに伴う混信障害の発生を、各信号のセンター周波数を変えることなく防止することができる。
上記第1、及び第2の実施形態の説明では、第1の信号処理部2のみ又は両信号処理部2,3で信号処理を行うかを信号処理回路13の制御回路6が判断した場合について説明した。しかしながら、制御部18がこの判断を行う構成としてもよい。この場合、制御部18も処理手段選択手段として信号処理回路13と共に本発明の画像信号処理装置を構成する。このような構成の場合、制御部18も信号処理回路13と共に1チップ上に集積する構成としてもよい。
また、1つの信号処理部2のみ又は両信号処理部2,3で信号処理を行うか否かを、制御回路6が制御部18から供給される情報に基づき判断した場合について説明した。しかしながら、映像信号に含まれる編成チャンネルや番組の情報に基づき、制御回路6がこの判断を行う構成としてもよい。
また、2画面表示モード時のチャンネル切換や、連動表示モードの選択が行われる度に、両信号処理部2,3に入力された映像信号を所定時間それぞれ比較し、比較した結果、同じ映像信号であると判別すると、一方の信号処理部のみで信号処理を行う構成としてもよい。また、2画面表示モードや連動表示モード時には、所定の時間間隔で常に、両信号処理部2,3に入力された映像信号を比較し、比較した結果、同じ映像信号であると判別すると、一方の信号処理部のみで信号処理を行うように処理を切り替える構成としてもよい。
また、上記各実施形態の説明では、信号処理部2,3の動作を制御回路6が制御した場合について説明したが、信号処理部2,3がそれぞれ制御回路を備え、これらの制御回路が信号処理部2,3の各回路の動作を制御する構成としてもよい。この場合、信号処理部2,3の備える制御回路が処理手段選択手段を構成する。
また、信号処理部2,3が制御回路を備える構成とする場合、第1の信号処理部2のみ又は両信号処理部2,3で信号処理を行うことの判断を制御部18が行ってもよい。この場合、制御部18も処理手段選択手段として信号処理回路13と共に本発明の画像信号処理装置を構成する。このような構成の場合、制御部18も信号処理回路13と共に1チップ上に集積する構成としてもよい。
また、上記第1の実施形態の説明では、信号処理回路13の備える信号処理部2,3が復調・分離回路21、デコード回路22、IP変換回路23、NR回路24、Y/C分離回路25、スケーリング回路26等を備えて構成されている場合について説明した。しかしながら、テレビジョン受像機1全体としてこれらの回路を備えているのであれば、信号処理部2,3は、デコード回路22、IP変換回路23、及びNR回路24のうちの少なくとも1つの回路を備えていればよく、その構成は任意である。
また、上記各実施形態の説明では、制御部18が画面表示モード情報及び表示要求チャンネル情報、更には連動表示モード情報に基づき、画面表示に必要な動作をチューナ12a,12b及び多画面信号作成回路15に指示した場合について説明した。しかしながら、制御部18から供給されたこれらの情報に基づき、チューナ12a,12bや、多画面信号作成回路15が画面表示に必要な動作を判断する構成としてもよい。
また、上記各実施形態の説明では、同時に表示できる画面数が最大2画面であるテレビジョン受像機1の備える信号処理回路13に本発明を適用した場合について説明したが、例えば3画面やそれ以上の画面を同時に表示することのできるテレビジョン受像機1の備える信号処理回路にも本発明を適用することができる。このような構成の場合、信号処理回路13は、第1の信号処理部2及び第2の信号処理部3だけでなく、同時に表示できる最大画面数と同じ数だけの信号処理部を備え、同じ映像信号に基づき複数の画面表示を行う場合には、それらの画面表示用の映像信号の処理は1つの信号処理部を用いた単一の処理で行うようにしてもよい。
1 テレビジョン受像機
11 アンテナ
12a,12b チューナ
13 信号処理回路(画像信号処理装置)
14 映像処理用記憶回路
15 多画面信号作成回路
16 受像処理回路
17 液晶表示装置
18 制御部
21 復調・分離回路
22 デコード回路
23 IP変換回路
24 NR回路
25 YC分離回路
26 スケーリング回路
6 制御回路(処理手段選択手段)
2,3 信号処理部(信号処理手段)
2a,3a 映像処理部(信号処理手段)
2b,3b テキスト処理回路
4 表示出力I/F
5 記憶回路用I/F
6 制御回路
7 BUS
11 アンテナ
12a,12b チューナ
13 信号処理回路(画像信号処理装置)
14 映像処理用記憶回路
15 多画面信号作成回路
16 受像処理回路
17 液晶表示装置
18 制御部
21 復調・分離回路
22 デコード回路
23 IP変換回路
24 NR回路
25 YC分離回路
26 スケーリング回路
6 制御回路(処理手段選択手段)
2,3 信号処理部(信号処理手段)
2a,3a 映像処理部(信号処理手段)
2b,3b テキスト処理回路
4 表示出力I/F
5 記憶回路用I/F
6 制御回路
7 BUS
Claims (8)
- 放送波から取得した映像信号、及び/又はデータを処理する信号処理手段を複数備えた多画面表示出力を有する画像信号処理装置であって、
取得した複数の映像信号、及び/又はデータが同一CH(チャンネル)の信号の場合に、前記信号処理手段の処理の少なくとも一部を、同一の信号処理手段に行わせる処理手段選択手段を備えることを特徴とする画像信号処理装置。 - 前記信号処理手段は、デコードを行う回路、IP(インターレース・プログレッシブ)変換を行う回路、NR(ノイズリダクション)を行う回路の少なくとも1つの回路を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像信号処理装置。
- 単一のチップ上に集積した集積回路として構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像信号処理装置。
- 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像信号処理装置を用いて画像表示を行う受像装置であって、
画像表示する1又は複数の番組を選択する番組選択手段と、
この番組選択手段で選択された番組を含むCHの放送波を受信する放送受信手段とを備え、
前記画像信号処理装置の備える前記処理手段選択手段は、前記放送受信手段が受信した放送波から取得した映像信号、及び/又はデータが同一CHの信号の場合に、信号処理の少なくとも一部を、同一の前記信号処理手段に行わせることを特徴とする受像装置。 - 同時に複数入力された放送波が別CHであるときには、各放送波から取得した信号を各放送波毎に別々に処理して各放送波毎の処理信号として出力すると共に、同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、その中の何れかの放送波から取得した信号のみ処理を行った後、入力された各放送波毎の処理信号として出力することを特徴とする画像信号処理方法。
- 同時に複数入力された放送波が同一CHであるときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの放送波から取得した信号についてのみ行うことを特徴とする請求項5に記載の画像信号処理方法。
- 複数画面に映像表示を行う受像方法であって、
別番組を複数画面に同時に表示するときには、受信した放送波から取得した各番組の映像信号を各番組毎に別々に処理すると共に、同一番組を複数画面に同時に表示するときには、何れかの番組の映像信号のみ処理を行い、その処理信号に基づき前記複数画面への表示を行うことを特徴とする受像方法。 - 同一番組を複数画面に同時に表示するときには、デコード、IP変換、NRの少なくとも1つの処理を、何れかの番組の信号についてのみ行うことを特徴とする請求項7に記載の受像方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007152573A JP2008306540A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 画像信号処理装置、受像装置、画像信号処理方法、及び受像方法 |
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JP2008306540A true JP2008306540A (ja) | 2008-12-18 |
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2007
- 2007-06-08 JP JP2007152573A patent/JP2008306540A/ja active Pending
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