JP2009246928A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模やプログラムサイズ等のリソースの増大を抑制しつつ、ザッピング視聴時において映像や音声の出力が途切れることを防止することができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】ザッピング視聴モードの動作時において、CPU6は、2系統のNIM制御部1,2および映像音声処理部3,4のうち、映像音声の出力に用いていない系統に、あらかじめ登録された複数のチャンネルのうち現在出力中のチャンネルの次の登録順のチャンネルを選局およびデコードさせ、ユーザの次のチャンネルの表示を指示する操作ごと、または一定時間ごとに、映像音声出力部5の出力を次のチャンネルの映像音声信号に切り替えるように制御する。ザッピング視聴モードではない通常動作時は、NIM制御部1、およびBMLブラウザ34と字幕デコーダ35とを有する映像音声処理部3を用いて映像音声の出力を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送を受信するデジタル放送受信機に関する。
近年、衛星テレビ放送や地上テレビ放送などがデジタル化された。そのデジタル化されたテレビ放送を受信するデジタル放送受信機においては、アナログ放送受信機とは異なり、映像や音声を再生するために、NIM(Network Interface Module)、デマルチプレクサ、ビデオデコーダ、オーディオデコーダといった様々なハードウェアをソフトウェアによって制御する必要がある。
このような形態であるため、デジタル放送受信機では、ユーザがリモコン等で選局してから映像や音声が出力されるまでに、アナログ放送受信機よりも長時間を要する。ただし、これはアナログ放送とデジタル放送という方式の違いにより、ある程度はやむをえないことでもある。
ところで、従来のアナログ放送受信機において広く行われていた視聴方法として、ザッピング視聴がある。これは、ユーザが視聴したいと思う番組が特にないときに、いろいろなチャンネルを選局しながら短時間ずつ番組を視聴して、興味がある番組を探すという方法である。この方法は、繰り返し選局を行うので、選局処理にアナログ放送受信機より長時間を要するデジタル放送受信機で行うと、映像や音声の出力が途切れることがあり、ユーザにとって多大なストレスとなる。
デジタル放送受信機の選局処理に要する時間を短縮する技術として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1のデジタル放送受信機では、複数の復調部を有し、あらかじめユーザが選局するチャンネルを予測し、このチャンネルを視聴に用いていない復調部で選局しておき、ユーザ操作による選局動作時には、予測したチャンネルを選局している復調部からの出力に表示を切り替える処理だけを行う。
具体的には、ユーザがリモコンのUP選局ボタンを押下した場合に、その次もUP選局ボタンが押下されるといった予測をもとに、隣接するUP方向のチャンネルをあらかじめ視聴に用いていない復調部で選局しておき、次にUP選局ボタンが押されたときは画面を切り替える処理を行っている。この特許文献1の方法であれば、映像や音声の出力を途切れさせることなく画面に表示するチャンネルを切り替えることができる。
特開2007−235788号公報
特許文献1のデジタル放送受信機では、複数の復調部を備える必要があり、さらに、それらの複数の復調部は、それぞれ同じ機能を有していなければならない。なぜなら、ユーザがUP選局ボタンを何回押下して最終的な視聴したいチャンネルに到達するのかは分からず、よって、最終的にどの復調部が再生している状態になるのかが分からないからである。
復調部の機能としては、チューナやデマルチプレクサ、ビデオデコーダ、オーディオデコーダなどがあげられる。さらに、近年のデジタル放送では、データ放送が放送されており、このデータ放送で提供されるBML(Broadcast Markup Language)コンテンツを再生するためには、BMLデータをデコードしてデータ放送画面を生成するためのBMLブラウザが必要である。
また、復調部には、放送波に含まれる字幕データをデコードして表示するための字幕デコーダも必要である。さらに、水平1920画素、垂直1080ラインのフルHD(High Definition)の映像を再生するためには、フルHDの映像データをデコードする能力を備えたビデオデコーダが必要である。
BMLブラウザや字幕デコーダは、ソフトウェアで実現されることが多いが、これらを複数実行できるようにすると、プログラムサイズ、メモリ容量などの増大を招く。また、フルHDに対応したビデオデコーダはハードウェアで実現されることが多いが、これを複数備えると回路規模が大きくなり、コストアップ要因にもなる。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、回路規模やプログラムサイズ等のリソースの増大を抑制しつつ、ザッピング視聴時において映像や音声の出力が途切れることを防止することができるデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のデジタル放送受信機は、それぞれが所望チャンネルのデジタル放送波を選局し、復調してトランスポートストリームを出力する複数の選局手段と、前記複数の選局手段に対応して設けられ、前記トランスポートストリームから映像音声ストリームを分離し、この分離した映像音声ストリームをデコードして映像音声信号を生成する複数の映像音声処理手段と、前記複数の映像音声処理手段で生成された複数の前記映像音声信号のうちの1つを選択して出力する出力手段と、ザッピング視聴を行う指示信号が入力された場合、あらかじめ複数のチャンネルが登録されている登録チャンネルリストからその登録順にそれぞれ異なるチャンネルを前記複数の選局手段に選局させるとともに前記複数の映像音声処理手段に前記映像音声信号を生成させ、前記出力手段に前記複数の映像音声処理手段で生成された複数の前記映像音声信号のうちの1つを選択して出力させ、その後、前記登録チャンネルリストの登録順の次または前のチャンネルを選局する指示信号が入力されるごとに、または一定時間ごとに、前記出力手段で選択して出力する前記映像音声信号を前記次または前のチャンネルの前記映像音声信号に切り替えるとともに、この切り替えの直前に前記出力手段で選択していた前記映像音声信号に対応するチャンネルを選局していた選局手段に前記登録チャンネルリストの登録順において選局されていない次または前のチャンネルを選局させ、その後、ザッピング視聴を終了する指示信号が入力された場合、その時点で前記出力手段で出力している前記映像音声信号に対応するチャンネルを前記複数の選局手段のうち1つのみ用意されている主選局手段に選局させるとともに前記複数の映像音声処理手段のうち前記主選局手段に対応して1つのみ用意されている主映像音声処理手段に前記映像音声信号を生成させ、前記出力手段に前記主映像音声処理手段で生成された前記映像音声信号を出力させるザッピング制御手段とを備え、前記主映像音声処理手段は、前記トランスポートストリームに含まれるBMLデータをデコードしてデータ放送画面を生成するBMLブラウザ、および前記トランスポートストリームに含まれる字幕データをデコードする字幕デコーダのうち少なくともいずれか一方を有し、前記主映像音声処理手段以外の他の映像音声処理手段は、前記BMLブラウザおよび前記字幕デコーダを有さないことを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信機に係る前記主映像音声処理手段は、フルHDの解像度で映像データをデコードする機能を有し、前記他の映像音声処理手段は、フルHDの解像度よりも低い解像度で映像データをデコードする機能を有することを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信機に係る前記出力手段は、前記ザッピング制御手段からの制御指示により、複数の前記映像音声信号から選択して出力する前記映像音声信号を切り替える際の所定期間において、切り替え前に選択していた前記映像音声信号における映像信号である第1の映像信号の輝度を漸次的に低下させるとともに、前記切り替え後に選択する前記映像音声信号における映像信号である第2の映像信号の輝度を漸次的に上昇させ、さらに、輝度が漸次的に低下している前記第1の映像信号と、輝度が漸次的に上昇している前記第2の映像信号とを合成して出力することで、前記所定期間の経過後に出力する映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする。
また、本発明のデジタル放送受信機に係る前記出力手段は、前記ザッピング制御手段からの制御指示により、複数の前記映像音声信号から選択して出力する前記映像音声信号を切り替える際の所定期間において、切り替え前に選択していた前記映像音声信号における映像信号である第1の映像信号における映像のサイズを漸次的に縮小するとともに、前記切り替え後に選択する前記映像音声信号における映像信号である第2の映像信号における映像のサイズを漸次的に拡大し、さらに、映像のサイズが漸次的に縮小している前記第1の映像信号と、映像のサイズが漸次的に拡大している前記第2の映像信号とを合成して出力することで、前記所定期間の経過後に出力する映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする。
本発明のデジタル放送受信機によれば、回路規模やプログラムサイズ等のリソースの増大を抑制しつつ、ザッピング視聴時において映像や音声の出力が途切れることを防止することができる。
以下、本発明のデジタル放送受信機を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。図1に示すように本実施の形態に係るデジタル放送受信機は、NIM制御部1,2と、映像音声処理部3,4と、映像音声出力部5と、CPU(Central Processing Unit)6と、ROM(Read Only Memory)7と、RAM(Random Access Memory)8と、フラッシュメモリ9と、受光部10とを備える。
NIM制御部1,2は、所望チャンネルの周波数にチューニングし、アンテナ11で受信したBS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communication Satellite)デジタル放送、地上デジタル放送等のデジタル放送信号を復調してトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)を出力する。
映像音声処理部3は、NIM制御部1から入力されたトランスポートストリームからAV再生に必要なテーブル情報、映像ストリーム、音声ストリーム、BMLデータ、および字幕データを分離するデマルチプレクサ31と、デマルチプレクサ31で分離された映像ストリームをデコードして映像信号を出力するビデオデコーダ32と、デマルチプレクサ31で分離された音声ストリームをデコードして音声信号を出力するオーディオデコーダ33とを備える。
また、映像音声処理部3は、デマルチプレクサ31で分離されたBMLデータをデコードしてデータ放送画面を生成するBMLブラウザ34と、デマルチプレクサ31で分離された字幕データをデコードして出力する字幕デコーダ35とを備える。
映像音声処理部4は、NIM制御部2から入力されたトランスポートストリームからAV再生に必要なテーブル情報、映像ストリーム、および音声ストリーム分離するデマルチプレクサ41と、デマルチプレクサ41で分離された映像ストリームをデコードして映像信号を出力するビデオデコーダ42と、デマルチプレクサ41で分離された音声ストリームをデコードして音声信号を出力するオーディオデコーダ43とを備える。
映像音声出力部5は、映像音声処理部3,4から入力される映像信号および音声信号のうち、映像音声処理部3,4のいずれか一方からの映像信号および音声信号を選択し、映像の拡大縮小の加工などを行い、映像信号および音声信号を出力する。
CPU6は、各種のプログラムに基づき、デジタル放送受信機に設けられた各部を制御する。
ROM7は、CPU6がデジタル放送受信機に設けられた各部を制御するためのプログラム等を格納する。
RAM8は、CPU6のワークエリアであり、CPU6が処理を実行する際にプログラムやデータをread/writeする。
フラッシュメモリ9は、不揮発性のメモリであり、後述するザッピング視聴の対象となるチャンネルの情報を登録した登録チャンネルリスト等の各種情報を保存する。
受光部10は、リモコン(図示せず)より出力される例えば赤外線を受光し、この赤外線による伝達信号を操作信号に適宜変換してCPU6へ出力する。
次に、本実施の形態に係るデジタル放送受信機の動作について説明する。まず、デジタル放送信号を受信して映像音声を出力する際の基本的な動作について説明する。
通常動作時においては、本発明の主選局手段として機能するNIM制御部1、主映像音声処理手段として機能する映像音声処理部3を用いて映像音声を出力する。
まず、CPU6は、受光部10から入力される操作信号に基づき、ユーザによって指定されたサービスを放送している放送局のチャンネルの周波数にチューニングし、アンテナ11で受信したデジタル放送信号を復調するようNIM制御部1に指示信号を出力する。
チューニング後、CPU6は、映像音声処理部3に指定されたサービスのservice_idを設定し、そのサービスを選局するためのPAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)等のテーブル情報をデマルチプレクサ31から取得する。そして、CPU6は、PMTからの情報に基づいて、ビデオデコーダ32、オーディオデコーダ33にそれぞれ映像ストリーム、音声ストリームの指定を行い、デコードを開始するように制御する。
その後、CPU6は、映像音声出力部5に映像音声処理部3からの映像信号および音声信号を出力するように制御するとともに、画面に出力する映像のサイズ等を指示する信号を出力する。また、CPU6は、必要に応じて映像に重畳するメニュー画面等のグラフィックスデータを作成し、映像音声処理部3からの映像信号にグラフィックデータを重畳するように映像音声出力部5を制御する。
以上がデジタル放送信号を復調し、映像音声として出力するまでの基本的な選局動作である。
デジタル放送受信機は、上記の基本動作を行うため、復調後すぐ映像音声が出力されるアナログ放送受信機と比較して、ユーザの選局操作から映像音声が出力されるまでの時間が長くなる。このため、ユーザがザッピング視聴を行うために選局動作を繰り返す場合、映像や音声の出力が途切れることがある。
本実施の形態のデジタル放送受信機は、2系統のNIM制御部1,2と、映像音声処理部3,4とを備え、また、ザッピング視聴モードというアプリケーションをユーザに提供することによって、ザッピング視聴時に映像や音声の出力が途切れることを防ぐとともに、映像音声の切り替わりに要する時間を短縮する。
本実施の形態のデジタル放送受信機では、あらかじめザッピング視聴の対象となるチャンネルを登録しておく。そして、ザッピング視聴モードの動作時において、ユーザ操作に応じて次のチャンネルを選局する指示信号が入力されるごとに、または一定時間ごとに、順次登録されたチャンネルの映像音声を出力する。
ここで、ザッピング視聴の対象となるチャンネルを登録する手順について説明する。ユーザのリモコン操作によりザッピング視聴チャンネルの登録を行う指示を示す信号が受光部10を介して入力されると、CPU6は、ザッピング視聴チャンネルの登録メニュー画面を生成し、映像音声出力部5により画面に表示させる。
ここで表示されるザッピング視聴チャンネルの登録メニュー画面の一例を図2に示す。図2において、ザッピング視聴チャンネルの登録メニュー画面20には、デジタル放送受信機で視聴可能な全チャンネルを表示する視聴可能チャンネル欄21と、ザッピング視聴の対象として登録されたチャンネルを表示する登録チャンネル欄22と、ザッピング視聴の対象となるチャンネルの登録を指示するための「登録」ボタン23と、登録したチャンネルの削除を指示するための「削除」ボタン24とが表示される。
ザッピング視聴チャンネルの登録メニュー画面20の表示時において、ユーザは、リモコン操作により視聴可能チャンネル欄21からザッピング視聴したいチャンネルを指定し、「登録」ボタン23を選択する。CPU6は、このようにして指定されたチャンネルを示す情報のリストを登録チャンネルリストとしてフラッシュメモリ9に保存する。登録チャンネルリストに登録されたチャンネルは登録チャンネル欄22に表示される。
登録チャンネルリストに登録したチャンネルを削除したい場合は、ユーザは、登録チャンネル欄22に表示されたチャンネルから目的のチャンネルを選択し、「削除」ボタン24を選択する。この操作に応じて、CPU6は、指定されたチャンネルを示す情報を登録チャンネルリストから削除する。
次に、ザッピング視聴モード実行時のデジタル放送受信機の動作について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ユーザのリモコン操作によりザッピング視聴モードを開始する指示を示す信号が受光部10を介して入力されると、ステップS10において、CPU6は、登録チャンネルリストの最初に登録されているチャンネルをNIM制御部1に選局させ、映像音声処理部3、映像音声出力部5を制御して当該チャンネルに対応する番組の映像音声を出力させる。
ザッピング視聴モード実行時には、CPU6は、図4に示すようなザッピング視聴モード実行時画面50を生成して、映像音声出力部5により画面に表示させる。ザッピング視聴モード実行時画面50には、リサイズした番組の映像を表示する映像表示欄51と、映像表示欄51に表示中の番組のチャンネル番号、放送局名、放送時刻、番組名等を表示する情報表示欄52と、現在出力中のチャンネルの次に登録チャンネルリストに登録されているチャンネルの映像音声を出力させるための「次」ボタン53と、ザッピング視聴モードを終了させるための「停止」ボタン54とが表示される。
次いで、ステップS20において、CPU6は、NIM制御部1で選局しているチャンネルの次に登録チャンネルリストに登録されているチャンネルを、映像音声の出力に使用していないNIM制御部2に選局させ、映像音声処理部4に映像データ、音声データのデコードを行わせる。この状態では、NIM制御部1で選局しているチャンネルに対応する番組の映像音声が出力されており、NIM制御部2で選局しているチャンネルに対応する映像音声は出力されない。
次いで、ステップS30において、CPU6は、ユーザのリモコン操作により「停止」ボタン54を選択する指示を示す信号が入力されたか否かを判断する。
「停止」ボタン54を選択する指示を示す信号が入力された場合(ステップS30:YES)、ステップS70に進む。「停止」ボタン54を選択する指示を示す信号が入力されなかった場合(ステップS30:NO)、ステップS40において、CPU6は、「次」ボタン53を選択する指示を示す信号が入力されたか否かを判断する。
「次」ボタン53を選択する指示を示す信号が入力された場合(ステップS40:YES)、ステップS60に進む。「次」ボタン53を選択する指示を示す信号が入力されなかった場合(ステップS40:NO)、ステップS50において、CPU6は、現在映像音声を出力中のチャンネルの出力開始時点から一定時間、例えば15秒が経過したか否かを判断する。
一定時間が経過した場合(ステップS50:YES)、ステップS60に進み、一定時間が経過していない場合(ステップS50:NO)ステップS30に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS60では、CPU6は、映像音声処理部3からの映像信号および音声信号から、映像音声処理部4からの映像信号および音声信号に出力を切り替えるように映像音声出力部5を制御する。これにより、ユーザからみると、映像音声が途切れることなく瞬時に次のチャンネルに切り替えられることになる。
その後、ステップS20に戻り、NIM制御部2で選局しているチャンネルの次に登録チャンネルリストに登録されているチャンネルを、現在映像音声の出力に使用していないNIM制御部1に選局させ、映像音声処理部3に映像データ、音声データのデコードを行わせる。
上記ステップS20〜S60を繰り返すことで、CPU6は、「次」ボタン53を選択する指示を示す信号が入力されるごとに、または一定時間ごとに、映像音声出力部5で選択して出力する映像信号および音声信号を映像音声処理部3,4の間で切り替えるとともに、切り替えの直前に映像音声出力部5で選択していた映像信号および音声信号に対応するチャンネルを選局していたNIM制御部1またはNIM制御部2に、登録チャンネルリストにおける次のチャンネルを選局させる。なお、登録チャンネルリストにおける最後のチャンネルの次のチャンネルは、登録チャンネルリストの先頭のチャンネルとする。
これにより、ユーザからみると、映像音声が途切れることなく、登録チャンネルリストに登録されているチャンネルをザッピング視聴することができる。
ステップS30で「停止」ボタン54を選択する指示を示す信号が入力された場合(ステップS30:YES)は、ステップS70において、CPU6は、現在映像音声の出力にNIM制御部1を用いているか否かを判断する。
NIM制御部1を用いている場合(ステップS70:YES)、そのままザッピング視聴モードの処理を終了する。NIM制御部1を用いていない場合(ステップS70:NO)、つまり、NIM制御部2で選局しているチャンネルの映像音声を出力している場合、ステップS80において、CPU6は、NIM制御部2で選局しているチャンネルと同じチャンネルをNIM制御部1に選局させ、映像音声処理部3でデコードされた映像信号および音声信号を選択して出力するように映像音声出力部5を制御する。
このように、ザッピング視聴モード終了後の通常動作時において、NIM制御部1、映像音声処理部3を用いて映像音声を出力するようにすることで、映像音声処理部4にはBMLブラウザや字幕デコーダを搭載していなくても、BMLコンテンツや字幕を画面に表示させることができる。
通常動作時において、ユーザのリモコン操作によりデータ放送を再生する指示が入力されると、CPU6は、デマルチプレクサ31からBMLデータを取得し、このBMLデータをデコードしてデータ放送画面を生成するようにBMLブラウザ34を制御する。そして、CPU6は、BMLブラウザ34で生成したデータ放送画面を映像信号に重畳して出力するように映像音声出力部5を制御する。
また、通常動作時において、CPU6は、デマルチプレクサ31から字幕データを取得し、この字幕データをデコードして出力するように字幕デコーダ35を制御する。そして、CPU6は、字幕デコーダ35から出力された字幕データを映像信号に重畳して出力するように映像音声出力部5を制御する。
上記説明のように本実施の形態によれば、ザッピング視聴モードの動作において、ユーザがあらかじめ登録した複数のチャンネルを、映像音声が途切れることなく順次切り替えて表示することができ、ユーザにとってストレスがないザッピング視聴を行うことができる。
また、通常動作時においては、主選局手段であるNIM制御部1、および主映像音声処理手段である映像音声処理部3を用いるので、BMLブラウザや字幕デコーダを複数設ける必要がなく、プログラムサイズやメモリサイズの増大を抑制することができる。
なお、映像音声処理部3のビデオデコーダ32としては、フルHDの解像度で映像データをデコードする機能を有するものを用い、映像音声処理部4のビデオデコーダ42としては、フルHDの解像度よりも低い解像度、例えば半分の解像度で映像データをデコードする程度の機能を有するものを用いるようにしてもよい。このようにしても、通常動作時は映像音声処理部3を用いるため、フルHDの映像を出力することができる。
これにより、フルHDに対応したビデオデコーダを複数備える必要がないため、ハードウェア規模の増大を軽減することができる。
また、上述のステップS60において、映像音声出力部5で選択して出力する映像信号および音声信号を映像音声処理部3,4の間で切り替える際に、切り替え前に映像音声出力部5が選択している映像信号(第1の映像信号)、および切り替え後に選択する映像信号(第2の映像信号)に対して、徐々に輝度を変化させるフェード処理や、徐々に映像のサイズを変化させるリサイズ処理を施すようにしてもよい。
フェード処理を行う場合、ステップS60において、CPU6は、「次」ボタン53を選択する指示を示す信号の入力後の所定期間(画面効果期間)、または現在映像音声を出力中のチャンネルの出力開始時点から一定時間が経過した後の所定期間において、第1の映像信号の輝度を徐々に低下させ、これと同時に、第2の映像信号の輝度を徐々に上昇させるように映像音声出力部5を制御する。
また、CPU6は、輝度が徐々に低下している第1の映像信号と、輝度が徐々に上昇している第2の映像信号とを合成し、合成された合成映像信号を出力するように映像音声出力部5を制御する。そして、最終的にCPU6は、画面効果期間が経過した後に映像音声出力部5から出力される合成映像信号が第2の映像信号となるように映像音声出力部5を制御する。
なお、画面効果期間は、NIM制御部1,2で選局を開始してから映像音声処理部3,4でデコード処理が完了するまでの時間よりも長い時間とする。
図5は、切り替え時にフェード処理を用いた場合の映像表示欄51に表示される映像の遷移の様子を示す図である。図5に示すように、フェード処理を用いた場合、第1の映像信号による映像Aがフェードアウトするとともに、第2の映像信号による映像Bがフェードインすることにより、徐々に映像が切り替わる。
次に、リサイズ処理を行う場合について説明する。ステップS60において、CPU6は、画面効果期間において、第1の映像信号における映像のサイズを徐々に縮小させ、これと同時に、第2の映像信号における映像のサイズを徐々に拡大させるように映像音声出力部5を制御する。
また、CPU6は、映像のサイズが徐々に縮小している第1の映像信号と、映像のサイズが徐々に拡大している第2の映像信号とを合成し、合成された合成映像信号を出力するように映像音声出力部5を制御する。そして、最終的にCPU6は、画面効果期間が経過した後に映像音声出力部5から出力される合成映像信号が第2の映像信号となるように映像音声出力部5を制御する。
図6(a),(b)は、切り替え時にリサイズ処理を用いた場合の映像表示欄51に表示される映像の遷移の様子を示す図である。図6(a),(b)に示すように、リサイズ処理を用いた場合、第1の映像信号による映像Aが徐々に縮小するとともに、第2の映像信号による映像Bが徐々に拡大することにより、徐々に映像が切り替わる。
ザッピング視聴モードにおいて、ユーザが「次」ボタン53を短時間に連続して選択した場合、切り替え後に用いるNIM制御部の選局処理や映像音声処理部のデコード処理が完了していないことがあり得る。この場合、上記フェード処理やリサイズ処理を施さなければ、画面が何も表示されない黒画面になり、ユーザにストレスを与えることがある。
上記フェード処理またはリサイズ処理を用いる場合、ユーザ操作により「次」ボタン53が選択された時点で、切り替え後に用いるNIM制御部の選局処理や映像音声処理部のデコード処理が完了していないときは、当初は第1の映像信号による映像Aがフェードアウトまたは縮小していく状態が表示され、第2の映像信号による映像Bは表示されないが、切り替え後に用いる映像音声処理部のデコード処理まで完了した時点から、映像Bがフェードインまたは拡大しながら表示され始める。
画面効果期間は、NIM制御部1,2で選局を開始してから映像音声処理部3,4でデコード処理が完了するまでの時間よりも長く設定されているため、ザッピング視聴モードにおける映像音声の切り替え時に、画面が何も表示されない黒画面になることはなく、ユーザに与えるストレスを軽減できる。
また、本実施の形態では、デジタル放送受信機がNIM制御部および映像音声処理部を2つずつ有する場合を例として説明しているが、それぞれを3つ以上有する場合においても本発明は実現可能である。
この場合は、BMLブラウザや字幕デコーダ等を搭載した通常動作に使用する映像音声処理部を1つとし、他の映像音声処理部にはBMLブラウザや字幕デコーダ等を搭載しない構成となる。そして、ザッピング視聴モードで使用する登録チャンネルリストにおいて、複数のNIM制御部と映像音声処理部とのうちの1つのNIM制御部と映像音声処理部とを用いて選局およびデコードされ映像音声が出力されているチャンネルの前後に登録されている複数のチャンネルを、他の複数のNIM制御部と映像音声処理部とを用いて裏で選局デコードしておく。こうすることで、アップダウン選局が可能となる。また、選局時間もより短縮させることが可能となる。
また、通常動作に使用する映像音声処理部がBMLブラウザと字幕デコーダとの両方を備える例を説明したが、これらのいずれか一方のみを搭載する構成でもよい。
また、上記デジタル放送受信機の機能をプログラムによりコンピュータに実現させるようにしてもよい。このプログラムは、記録媒体から読みとられてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワーク等を介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
本発明の実施の形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 ザッピング視聴チャンネルの登録メニュー画面の一例を示す図である。 図1に示すデジタル放送受信機におけるザッピング視聴モード実行時の動作を示すフローチャートである。 ザッピング視聴モード実行時画面の一例を示す図である。 フェード処理を用いた場合の映像表示欄に表示される映像の遷移の様子を示す図である。 リサイズ処理を用いた場合の映像表示欄に表示される映像の遷移の様子を示す図である。
符号の説明
1,2 NIM制御部
3,4 映像音声処理部
5 映像音声出力部
6 CPU
7 ROM
8 RAM
9 フラッシュメモリ
10 受光部
11 アンテナ
31,41 デマルチプレクサ
32,42 ビデオデコーダ
33,43 オーディオデコーダ
34 BMLブラウザ
35 字幕デコーダ

Claims (4)

  1. それぞれが所望チャンネルのデジタル放送波を選局し、復調してトランスポートストリームを出力する複数の選局手段と、
    前記複数の選局手段に対応して設けられ、前記トランスポートストリームから映像音声ストリームを分離し、この分離した映像音声ストリームをデコードして映像音声信号を生成する複数の映像音声処理手段と、
    前記複数の映像音声処理手段で生成された複数の前記映像音声信号のうちの1つを選択して出力する出力手段と、
    ザッピング視聴を行う指示信号が入力された場合、あらかじめ複数のチャンネルが登録されている登録チャンネルリストからその登録順にそれぞれ異なるチャンネルを前記複数の選局手段に選局させるとともに前記複数の映像音声処理手段に前記映像音声信号を生成させ、前記出力手段に前記複数の映像音声処理手段で生成された複数の前記映像音声信号のうちの1つを選択して出力させ、その後、前記登録チャンネルリストの登録順の次または前のチャンネルを選局する指示信号が入力されるごとに、または一定時間ごとに、前記出力手段で選択して出力する前記映像音声信号を前記次または前のチャンネルの前記映像音声信号に切り替えるとともに、この切り替えの直前に前記出力手段で選択していた前記映像音声信号に対応するチャンネルを選局していた選局手段に前記登録チャンネルリストの登録順において選局されていない次または前のチャンネルを選局させ、その後、ザッピング視聴を終了する指示信号が入力された場合、その時点で前記出力手段で出力している前記映像音声信号に対応するチャンネルを前記複数の選局手段のうち1つのみ用意されている主選局手段に選局させるとともに前記複数の映像音声処理手段のうち前記主選局手段に対応して1つのみ用意されている主映像音声処理手段に前記映像音声信号を生成させ、前記出力手段に前記主映像音声処理手段で生成された前記映像音声信号を出力させるザッピング制御手段とを備え、
    前記主映像音声処理手段は、前記トランスポートストリームに含まれるBMLデータをデコードしてデータ放送画面を生成するBMLブラウザ、および前記トランスポートストリームに含まれる字幕データをデコードする字幕デコーダのうち少なくともいずれか一方を有し、前記主映像音声処理手段以外の他の映像音声処理手段は、前記BMLブラウザおよび前記字幕デコーダを有さないことを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記主映像音声処理手段は、フルHDの解像度で映像データをデコードする機能を有し、
    前記他の映像音声処理手段は、フルHDの解像度よりも低い解像度で映像データをデコードする機能を有することを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記出力手段は、前記ザッピング制御手段からの制御指示により、複数の前記映像音声信号から選択して出力する前記映像音声信号を切り替える際の所定期間において、切り替え前に選択していた前記映像音声信号における映像信号である第1の映像信号の輝度を漸次的に低下させるとともに、前記切り替え後に選択する前記映像音声信号における映像信号である第2の映像信号の輝度を漸次的に上昇させ、さらに、輝度が漸次的に低下している前記第1の映像信号と、輝度が漸次的に上昇している前記第2の映像信号とを合成して出力することで、前記所定期間の経過後に出力する映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記出力手段は、前記ザッピング制御手段からの制御指示により、複数の前記映像音声信号から選択して出力する前記映像音声信号を切り替える際の所定期間において、切り替え前に選択していた前記映像音声信号における映像信号である第1の映像信号における映像のサイズを漸次的に縮小するとともに、前記切り替え後に選択する前記映像音声信号における映像信号である第2の映像信号における映像のサイズを漸次的に拡大し、さらに、映像のサイズが漸次的に縮小している前記第1の映像信号と、映像のサイズが漸次的に拡大している前記第2の映像信号とを合成して出力することで、前記所定期間の経過後に出力する映像信号を前記第2の映像信号とすることを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル放送受信機。
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