JP2006332762A - デジタルテレビ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネル切り替えに伴う表示画面の切り替えによりユーザに対して不快感を与えることがないようにできる。
【解決手段】デジタルテレビ受信装置は、チューナ11,15により受信された信号を復調するOFDM部12,16が設けられている。CPU30は、チューナ11とOFDM部12、チューナ15とOFDM部16とを動作させるダイバーシティモードと、個別に動作させるシングルモードに動作モードを切り替えることができる。CPU30は、チャンネル切り替え時に、シングルモードに切り替えさせ、切り替え前のチャンネルの信号の復調をOFDM部12により継続して実行させ、切り替え後のチャンネルの信号の復調をOFDM部16により開始させて、この復調された信号の出力が確立されるとダイバーシティモードに切り替えて、切り替え後のチャンネルの出力を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル方式のテレビ放送を受信するデジタルテレビ受信装置に関する。
従来、デジタルテレビ受信装置の中には、地上波デジタルテレビ放送などのデジタル方式の放送電波をチューナにより選局して受信し、この放送電波に含まれるHDTV(High Definition Television)方式の信号を復調し、さらに復調された信号から分離される映像信号に対するデコード処理を施した上で高精細な画像情報をモニタ出力するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、テレビ受信装置は、車両に搭載されて使用される機会も増大してきている。車両に搭載されたテレビ受信装置では、車両の走行に伴って電波状況が刻々と変化する場合であっても安定して番組の視聴が継続することができるようにダイバーシティ方式の受信方法が用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−23582号公報 特開平11−252474号公報
ところで、従来のデジタルテレビ受信装置においては、チャンネル切り替え時に、切り替え先のチャンネルの信号に対するHDTV信号の復調のためにある程度の時間を要するため、次のチャンネルの映像が表示されるまでに、しばらく時間を要してしまう。従って、例えばユーザがチャンネル切り替えを指示すると、それまで視聴していた番組の映像が固定された画面、あるいは何も表示されていない画面の表示がしばらく続いた後、切り替え先のチャンネルの映像が表示され始めることになる。このため、ユーザが意図していない画面を表示させた状態で表示の切り替わりを待たせることになり、ユーザに対して不快感を与えてしまうおそれがあった。
また、特許文献2に記載されたテレビ受信装置では、ダイバーシティ方式によりテレビ放送を受信することで、ディスプレイの表示領域を分割して2種類の画像を表示する際にも画質の向上を図ることができるが、チャンネル切替時の復調に要する時間のための表示画面の切り替えについては何ら考慮されていない。
本発明の課題は、チャンネル切り替えに伴う表示画面の切り替えによりユーザに対して不快感を与えることがないようにすることが可能なデジタルテレビ受信装置を提供することにある。
本発明は、デジタル方式の放送電波を受信する第1及び第2の受信手段と、前記第1及び第2の受信手段によりそれぞれ受信された放送電波の信号を復調する第1及び第2の復調手段と、前記第1及び第2の復調手段により復調された信号を入力して処理する信号処理手段と、前記第1及び前記第2の受信手段と前記第1及び第2の復調手段とを1組のダイバーシティ受信回路として動作させるダイバーシティモードと、前記第1の受信手段と前記第1の復調手段及び前記第2の受信手段と前記第2の復調手段をそれぞれ独立した受信回路として動作させるシングルモードの何れかに動作モードを切り替えるモード切り替え手段と、チャンネル切り替え指示が発生した時に、前記モード切り替え手段によりシングルモードに動作モードを切り替えさせ、チャンネル切り替え前の第1のチャンネルの信号の復調を第1の復調手段により継続して実行させると共に、チャンネル切り替え後の第2のチャンネルの信号の復調を前記第2の復調手段により開始させ、前記第2の復調手段により復調された信号の出力が確立されると、前記モード切り替え手段によりダイバーシティモードに動作モードを切り替えさせるように制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、チャンネル切り替えに伴う復調手段における復調が確立するまでに時間を要するとしても、チャンネル切り替え前の第1のチャンネルの信号の復調を第1の復調手段により継続して実行させることにより、それまで視聴されていた番組の映像をそのまま表示させておくことができ、一方、チャンネル切り替え後の第2のチャンネルの信号の復調を第2の復調手段により開始させ、第2の復調手段により復調された信号の出力が確立された時点で、ダイバーシティモードに動作モードを移行させて、チャンネル切り替え後の番組表示に切り替えることができる。従って、表示画面が固定されることなく常に受信中の番組を表示し続けることができ、ユーザに対して不快感を与えることがなく、またチャンネルの切り替え中以外ではダイバーシティモードにより動作するので表示画面の品質を高い状態で維持することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるデジタルテレビ受信装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態におけるデジタルテレビ受信装置は、室内または車載用のデジタルテレビ受信装置であり、例えば地上波デジタルテレビ放送などのデジタル方式の放送電波を受信して、この放送電波に含まれる映像信号及び音声信号に対するデコード処理を行なって映像のモニタ表示及び音声のスピーカ出力を行なう機能を有している。
デジタル方式の放送電波には、高精細な映像情報及び音声情報が含まれるHDTV(High Definition Television)方式(ハイビジョン方式)の信号と、HDTV方式の信号と比較して帯域幅が狭い映像情報及び音声情報が含まれる1セグメント方式(簡易動画方式)の信号が含まれる。デジタルテレビ受信装置は、放送局から送信された放送電波を受信して、この放送電波に含まれるHDTV方式の信号、または1セグメント方式の信号の何れかに対するデコード処理を行なって、映像のモニタ表示及び音声のスピーカ出力を行なう。
図1に示したデジタルテレビ受信装置は、放送局からOFDM(直交周波数分割多重変調:Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式より変調されて送信されたデジタル方式の放送電波を受信するアンテナ10、アンテナ10が受信した放送電波から、予め選択した放送局の電波を選局するチューナ11(Tuner1)、この選局により得られた信号を復調するOFDM部12(OFDM1)を備える。
第1実施形態におけるデジタルテレビ受信装置は、例えば空間ダイバーシティなどのダイバーシティ方式による受信機能を有しており、アンテナ10と同じ機能を有するアンテナ14が受信した放送電波から、予め選択した放送局の電波を選局するチューナ15と、チューナ15の選局により得られた信号を復調するOFDM部16を備える。
OFDM部12とOFDM部16は、相互に接続されており、CPU18からのTS出力OFDM切替信号により何れかがマスタとして動作し、他方がスレーブとして動作する。マスタとして動作するOFDM部12あるいはOFDM部16は、自身が復調した信号と他方のOFDM部が復調した信号(TS(Transport Stream))とを合成してTSP(Transport Stream Demultiplexing Processor)19に出力する。以下、OFDM部12からTSP19に対して出力される信号をTS1、OFDM部16からTSP19に対して出力される信号をTS2として示す。
なお、OFDM部12とOFDM部16には、受信される放送電波の状態を検知するための受信状態検出回路(図示せず)が設けられている。受信電界状態検出回路は、例えばチューナ11あるいはチューナ15により受信された信号をもとにBER(Bit Error Rate)あるいはC/N(Carrier to noise ratio)などを検出して、CPU18に通知することができる。CPU18は、受信電界状態検出回路からの通知に応じて放送電波の受信状態、すなわち電界強度が予め設定された所定レベルより不良となっているかを監視する。なお、電界強度を判定するための所定レベルは、シングルモードでは安定した番組の視聴ができないと判定されるレベルが設定される。
TSP19は、OFDM部12あるいはOFDM部16から入力した信号(TS1,TS2)の処理を実行するもので、HDTV方式の信号をMPEG方式で圧縮された映像信号及び音声信号などに分離し、また、視聴制限が施されている信号に対するデスクランブル処理を行なう。TSP19は、OFDM部12から出力される信号(TS1)を入力するための入力ポート(TSポート1)と、OFDM部16から出力される信号(TS2)を入力するための入力ポート(TSポート2)とが設けられており、CPU18からの入力ポート切替制御信号により何れかに切り替えられる。
なお、図示していないが、TSP19により分離されたMPEG方式で圧縮された映像信号及び音声信号のデコード処理を行なうMPEGデコーダ部などが設けられている。
また、文字情報などをデコード後の映像に重畳するOSD(On Screen Display)部20が設けられている。OSD部20は、CPU18の制御により、ユーザに対してメニューや各種メッセージなどを表示させる。
映像処理部21は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成されるもので、TSP19により分離された映像信号に対してMPEGデコーダ部(図示せず)によりデコードすることで得られたデジタルビデオ信号を、アナログビデオ信号に変換して表示部(ディスプレイ)22に出力する。
また、音声処理部23は、DSPなどにより構成されるもので、TSP19により分離された音声信号に対してMPEGデコーダ部(図示せず)によりデコードすることで得られたデジタル音声信号を、アナログ音声信号に変換して音声出力部24(スピーカ)22に出力する。
次に、第1実施形態のデジタルテレビ受信装置におけるチャンネル切替時の動作について説明する。
図2は、第1実施形態におけるチャンネル切替処理を説明するためのフローチャート、図3はチャンネル切り替え時の状態遷移を示す図、図4はOFDM部12,16のTS出力とTSP19の入力ポートの切り替えを示す図である。
デジタルテレビ受信装置は、デジタルテレビ放送を受信して、番組の映像と音声を出力している状態にあるものとする。通常の動作時には、デジタルテレビ受信装置は、動作モードをダイバーシティモード(以下、ダイバモードと略称する)として、受信回路(チューナ11,15、OFDM部12,16)を1組のダイバーシティ受信回路として動作させている。
すなわち、アンテナ10が受信した放送電波から、予め選択した放送局(チャンネル(Ch1))の電波をチューナ11により選局して入力すると共に、同様にして、アンテナ10と同じ機能を有するアンテナ15が受信した放送電波からチューナ11と同じ放送局の電波をチューナ16により入力する。
OFDM部12は、チューナ11により得られたHDTV方式の信号を入力して復調する。同様にして、OFDM部16は、チューナ15により得られたHDTV方式の信号を入力して復調する。
ここで、例えばCPU18からのTS出力OFDM切替信号により、OFDM部12がマスタとして設定されている場合、スレーブのOFDM部16は、復調した信号をOFDM部12に出力する。OFDM部12は、OFDM部16において復調された信号を入力して、自身が復調した信号とを合成してTSP19に出力する(TS1出力)。
CPU18は、OFDM部12をマスタに設定している場合、TSP19に対して入力ポート切り替え信号を出力して、OFDM部12から出力された信号(TS1)が入力されるように入力ポートを切り替える(TSポート1)。
TSP19は、OFDM部12からの信号(TS1)を入力して、映像信号と音声信号に分離する。映像信号と音声信号は、MPEGデコーダ部(図示せず)を介して、それぞれ映像処理部21、音声処理部23に出力される。映像処理部21は、映像信号に応じて表示部22において映像を表示させ、音声処理部23は、音声信号に応じて音声出力部24から音声を出力させる(図3(a1)ダイバモード)。
なお、前述した説明では、OFDM部12をマスタに設定する場合について説明しているが、OFDM部16をマスタとして設定した場合には、OFDM部16からTSP19に対して信号(TS2)を出力し、TSP19の入力ポートがCPU18の制御によりTSポート2に切り替えられ、以下、前述と同様の処理が実行される。
こうして、チャンネル(Ch1)の番組の視聴が行われている時に、デジタルテレビ受信装置の動作を制御するためのリモコン(図示せず)、あるいは本体に設けられたチャンネル切り替えボタン(図示せず)に対する操作により、チャンネル(Ch2)への切り替えがユーザから指示されたものとする(図3(c1))。CPU18は、チャンネル(Ch2)への切り替えを指示するチャンネル切替信号を入力する(ステップA1)。
CPU18は、受信状態検出回路からの通知により放送電波の受信状態を監視しており(受信状態監視)、チャンネル切替信号の入力によりチャンネル切り替えの発生を検知した時の電界強度が予め設定された所定レベルより不良(弱電界)となっているかを判別する。
ここで、電界強度が所定レベルより弱電界である場合(ステップA2、Yes)、CPU18は、通常のチャンネル切り替え動作を実行する(ステップA3)。すなわち、シングルモードに移行すると、表示部22において表示される映像や音声出力部24から出力される音声が乱れてしまう電波受信状況にある場合には、ダイバモードによる動作を継続したまま、チャンネル切り替えを行う。例えば、CPU18は、それまで視聴していた番組のチャンネル切り替えが指示された時に表示していた映像(画像)に表示を固定する、あるいは何も表示させないようにして、切り替え先のチャンネル(Ch2)についての放送電波を受信して、OFDM部12(あるいはOFDM部16)により復調を開始させる。
OFDM部12(OFDM部16)による切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号(TS2)の復調が確立されると、この復調された信号(TS)がTSP19に入力され、表示部22及び音声出力部24から切り替え先のチャンネルの映像及び音声が出力される。この時、TSP19の入力ポートの切り替えは行われない。
この場合、切り替え先のチャンネルの信号に対する復調のためにある程度の時間を要するため、固定された画面あるいは何も表示されていない画面がしばらく表示された後、次のチャンネルの映像が表示されることになる。
一方、電界強度が所定レベルより弱電界でない場合(ステップA2、No)、CPU18は、チャンネル切り替えの準備として、OFDM部12及びOFDM部16に対してダイバ/シングル切替信号を出力して、ダイバモードからシングルモードに動作モードを切り替える(ステップA4)(図3(a2))。
また、CPU18は、OSD部20に対して、チャンネル切り替え動作中であることをユーザに通知するためのメッセージを表示させる。OSD部20は、CPU18からの指示に応じて、例えば「チャンネル切り替え中」のメッセージの表示データを映像処理部21に出力して、チャンネル(Ch1)の映像に重畳させる。これにより、ユーザに対して、チャンネル切り替え操作の後、直ぐに番組が切り替わらないとしても不安感を抱かせることがない。
この時、チャンネル(Ch1)の復調を実行していたOFDM部12は、そのまま復調を継続して、復調後の信号TS1をTSP19に出力する。従って、それまで視聴されていた番組がそのまま出力されていることになる。
一方、OFDM部16は、チューナ15により得られたチャンネル(Ch2)のHDTV方式の信号を入力して復調を開始する。OFDM部16は、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号(TS2)の復調が確立されると、すなわち復調された信号により映像及び音声が出力可能になるとCPU18に通知する(ステップA5、Yes)。
CPU18は、OFDM部16による復調が確立され、切り替え先のチャンネルの番組出力が可能な状態になると、TSP19に対して、入力ポートをOFDM部16からの信号を入力するためのTSポート2に切り替えるための入力ポート切り替え制御信号を出力する(ステップA6)(図3(c2))。
TSP19は、CPU18の制御により入力ポート(TSポート2)を切り替えて、OFDM部16からの信号(TS2)を入力し、所定の処理を実行して映像処理部21及び音声処理部23により出力させる。これにより、シングルモードにおいて、切り替え先のチャンネル(Ch2)の番組の視聴が可能となる。
一方、CPU18は、OFDM部12に対して、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号に対する復調を開始させる。OFDM部12は、CPU18からの指示に応じて、チューナ11により得られたチャンネル(Ch2)のHDTV方式の信号を入力して復調を開始する(ステップA7)。OFDM部12は、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号(TS2)の復調が確立されるとCPU18に通知する(ステップA8、Yes)。
CPU18は、OFDM部12における復調によりTS1が確立されると、OFDM部12及びOFDM部16に対してダイバ/シングル切替信号を出力して、シングルモードからダイバモードに動作モードを切り替える(ステップA9)。
ここでは、OFDM部16がマスタとして設定され、スレーブのOFDM部12は、復調した信号をOFDM部16に出力する。OFDM部16は、OFDM部12において復調された信号を入力して、自身が復調した信号とを合成してTSP19に出力する(TS2出力)。
TSP19は、OFDM部16からの信号(TS2)を入力して、映像信号と音声信号に分離する。映像信号と音声信号は、MPEGデコーダ部(図示せず)を介して、それぞれ映像処理部21、音声処理部23に出力される。映像処理部21は、映像信号に応じて表示部22において映像を表示させ、音声処理部23は、音声信号に応じて音声出力部24から音声を出力させる(図3(a3)ダイバモード)。
このようにして、第1実施形態のデジタルテレビ受信装置では、チャンネル切り替えが発生した場合、電波の受信状態が良好な場合には、シングルモードに動作モードを変更し、一方のOFDM部によりそれまで受信していたチャンネルの復調を継続して実行することで、この番組をそのまま視聴可能な状態にすると共に、他方のOFDM部16により切り替え先のチャンネルの復調を開始し、この復調が完了した時点でダイバモードに移行して切り替え先のチャンネルの番組に出力を開始する。
これにより、チャンネル切り替え時に、切り替え先のチャンネルの信号の復調が確立するまでの時間において、それまで視聴されていた番組をそのまま出力させておくことができるので、映像が固定して表示されたり、あるいは何も表示されないといった状態が発生しないので、ユーザに対して不快感を与えることがなくなる。また、チャンネル切り替えの遷移中以外では、ダイバモードにより動作するので、安定した受信性能を確保することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態におけるデジタルテレビ受信装置の構成を示すブロック図である。
第2実施形態におけるデジタルテレビ受信装置は、第1実施形態において説明したデジタルテレビ受信装置にさらに、チャンネル切り替え時に並行に動作することができるMPEGデコーダ部32,33を設けた構成を有する。なお、図5において、図1に示す第1実施形態のデジタルテレビ受信装置と同様の構成部分については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施形態のデジタルテレビ受信装置には、2つのMPEGデコーダ部32,33が設けられている。MPEGデコーダ部32,33は、MPEG方式で圧縮された映像信号及び音声信号のデコード処理を行なうもので、CPU30によりチャンネル切り替え時の動作モード(シングルモード、ダイバモード)の切り替えに応じて動作が制御される。
TSP31は、チャンネル切り替え時に動作モードがシングルモードに移行された場合、OFDM部12,16からの信号(TS1,TS2)を入力し、それぞれに対して処理した信号をMPEGデコーダ部32,33に出力する。これにより、MPEGデコーダ部32,33は、チャンネル切り替え時に並行に動作することができる。
映像処理部34は、DSPなどにより構成されるもので、MPEGデコーダ部32,33によりデコードすることで得られたデジタルビデオ信号を、アナログビデオ信号に変換して表示部(ディスプレイ)22に出力する。映像処理部21は、MPEGデコーダ部32から出力される映像信号(MPEG1)を入力するための入力ポートとMPEGデコーダ部33から出力される映像信号(MPEG2)を入力するための入力ポートが設けられており、CPU30からの入力MPEG切替信号により何れかに切り替えられる。
また、音声処理部35は、DSPなどにより構成されるもので、MPEGデコーダ部32,33によりデコードすることで得られたデジタル音声信号を、アナログ音声信号に変換して音声出力部24(スピーカ)22に出力する。音声処理部23は、MPEGデコーダ部32から出力される音声信号(MPEG1)を入力するための入力ポートとMPEGデコーダ部33から出力される音声信号(MPEG2)を入力するための入力ポートが設けられており、CPU30からの入力MPEG切替信号により何れかに切り替えられる。
次に、第2実施形態のデジタルテレビ受信装置におけるチャンネル切替時の動作について説明する。
図6は、第2実施形態におけるチャンネル切替処理を説明するためのフローチャート、図7はチャンネル切り替え時の状態遷移を示す図、図8はOFDM部12,16のTS出力とTSP31の入力ポート、及びMPEGデコーダ部32,33の出力の切り替えを示す図である。
デジタルテレビ受信装置は、デジタルテレビ放送を受信して、番組の映像と音声を出力している状態にあるものとする。通常の動作時には、デジタルテレビ受信装置は、動作モードをダイバモードとして、受信回路(チューナ11,15、OFDM部12,16)を1組のダイバーシティ受信回路として動作させている。
すなわち、アンテナ10が受信した放送電波から、予め選択した放送局(チャンネル(Ch1))の電波をチューナ11により選局して入力すると共に、同様にして、アンテナ10と同じ機能を有するアンテナ15が受信した放送電波からチューナ11と同じ放送局の電波をチューナ16により入力する。
OFDM部12は、チューナ11により得られたHDTV方式の信号を入力して復調する。同様にして、OFDM部16は、チューナ15により得られたHDTV方式の信号を入力して復調する。
ここで、例えばCPU30からのTS出力OFDM切替信号により、OFDM部12がマスタとして設定されている場合、スレーブのOFDM部16は、復調した信号をOFDM部12に出力する。OFDM部12は、OFDM部16において復調された信号を入力して、自身が復調した信号とを合成してTSP31に出力する(TS1出力)。
CPU30は、OFDM部12をマスタに設定している場合、TSP31に対して入力ポート切り替え信号を出力して、OFDM部12から出力された信号(TS1)が入力されるように入力ポートを切り替える(TSポート1)。
TSP31は、OFDM部12からの信号(TS1)を入力して、映像信号と音声信号に分離する。CPU30は、MPEGデコーダ部32,33に対して入力TS切り替え信号を出力して、何れか一方によりTSP31から出力される映像信号と音声信号のデコードを実行させる。ここでは、MPEGデコーダ部32がTSP31から出力される信号を入力してデコードを実行しているものとする。
MPEGデコーダ部32は、デコードしたデジタル映像信号を映像処理部34に出力し、またデジタル音声信号を音声処理部35に出力する。映像処理部34は、MPEGデコーダ部32によりデコードされたデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して、表示部22において映像を表示させる。また、音声処理部23は、MPEGデコーダ部32によりデコードされたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、音声出力部24から音声を出力させる(図7(a1)ダイバモード)。
こうして、チャンネル(Ch1)の番組の視聴が行われている時に、デジタルテレビ受信装置の動作を制御するためのリモコン(図示せず)、あるいは本体に設けられたチャンネル切り替えボタン(図示せず)に対する操作により、チャンネル(Ch2)への切り替えがユーザから指示されたものとする(図7(c1))。CPU30は、チャンネル(Ch2)への切り替えを指示するチャンネル切替信号を入力する(ステップB1)。
CPU30は、受信状態検出回路からの通知により放送電波の受信状態を監視しており(受信状態監視)、チャンネル切替信号の入力によりチャンネル切り替えの発生を検知した時の電界強度が予め設定された所定レベルより不良(弱電界)となっているかを判別する。
ここで、電界強度が所定レベルより弱電界である場合(ステップB2、Yes)、CPU30は、第1実施形態と同様にして、通常のチャンネル切り替え動作を実行する(ステップB3)(詳細な説明を省略する)。
一方、電界強度が所定レベルより弱電界でない場合(ステップB2、No)、CPU30は、チャンネル切り替えの準備として、OFDM部12及びOFDM部16に対してダイバ/シングル切替信号を出力して、ダイバモードからシングルモードに動作モードを切り替える(ステップB4)(図7(a2))。
また、CPU30は、OSD部20に対して、第1実施形態と同様にして、チャンネル切り替え動作中であることをユーザに通知するためのメッセージを表示させる(詳細な説明を省略する)。
この時、チャンネル(Ch1)の復調を実行していたOFDM部12は、そのまま復調を継続して、復調後の信号TS1をTSP31に出力する。また、TSP31は、OFDM部12からの信号を処理して、MPEGデコーダ部32に出力する。従って、それまで視聴されていた番組がそのまま出力されていることになる。
一方、OFDM部16は、チューナ15により得られたチャンネル(Ch2)のHDTV方式の信号を入力して復調を開始する。OFDM部16は、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号(TS2)の復調が確立されるとCPU30に通知する(ステップB5、Yes)。
CPU30は、OFDM部16による復調が確立されると、TSP31に対して、OFDM部12からの信号(TS1)をTSポート1より入力するのと並行して、OFDM部16からの信号(TS2)をTSポート2より入力するように入力ポート切り替え制御信号を出力する。
TSP31は、CPU30の制御により、OFDM部16からの信号(TS2)を入力ポート(TSポート2)から入力し、所定の処理を実行してMPEGデコーダ部33に出力する。
また、CPU30は、MPEGデコーダ部33(MPEGデコード2)に対して入力TS切替信号を出力して、TSP31から出力される信号のデコードを開始させる(図7(c2))。
そして、MPEGデコーダ部33によるデコードが確立されると、CPU30は、映像処理部34と音声処理部35に対して入力MPEG切替信号を出力して、MPEGデコーダ部32からの信号(MPEG1)に代えて、MPEGデコーダ部33からの信号が入力されるように入力ポートの切り替えを実行する(ステップB8)(図7(c3))。
これにより、シングルモードにおいて、切り替え先のチャンネル(Ch2)の番組の視聴が可能となる。
一方、CPU30は、OFDM部12に対して、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号に対する復調を開始させる。OFDM部12は、CPU30からの指示に応じて、チューナ11により得られたチャンネル(Ch2)のHDTV方式の信号を入力して復調を開始する(ステップB9)。OFDM部12は、切り替え先のチャンネル(Ch2)の信号(TS2)の復調が確立されるとCPU30に通知する(ステップB10、Yes)。
CPU30は、OFDM部12における復調によりTS1が確立されると、OFDM部12及びOFDM部16に対してダイバ/シングル切替信号を出力して、シングルモードからダイバモードに動作モードを切り替える(ステップB11)。
ここでは、OFDM部16がマスタとして設定され、スレーブのOFDM部12は、復調した信号をOFDM部16に出力する。OFDM部16は、OFDM部12において復調された信号を入力して、自身が復調した信号とを合成してTSP31に出力する(TS2出力)。
TSP31は、CPU30からの入力ポート切替信号に応じて入力ポートを切り替えて、OFDM部16からの信号(TS2)を入力し、映像信号と音声信号に分離する。映像信号と音声信号は、MPEGデコーダ部33を介して、それぞれ映像処理部34、音声処理部35に出力される。映像処理部34は、映像信号に応じて表示部22において映像を表示させ、音声処理部35は、音声信号に応じて音声出力部24から音声を出力させる(図7(a3)ダイバモード)。
このようにして、第2実施形態のデジタルテレビ受信装置では、第1実施例と同様にして、チャンネル切り替え時にOFDM部12,16における復調を変更して実行させるだけでなく、復調された信号のデコードについてもMPEGデコーダ部32,33を並行に動作させ、切替先のチャンネルの信号のデコードが確立された時点で、映像処理部34及び音声処理部35により入力される信号(MPEG1,2)を切り替えて、切り替え先のチャンネルの番組の出力を開始することができる。
これにより、チャンネル切り替え時に、TSのデコードが確立するまでの時間においても、それまで視聴されていた番組をそのまま出力させておくことができるので、ユーザに対して不快感を与えることがなくなる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1実施形態におけるデジタルテレビ受信装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるチャンネル切替処理を説明するためのフローチャート。 チャンネル切り替え時の状態遷移を示す図。 OFDM部12,16のTS出力とTSP19の入力ポートの切り替えを示す図。 本発明の第2実施形態におけるデジタルテレビ受信装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態におけるチャンネル切替処理を説明するためのフローチャート。 チャンネル切り替え時の状態遷移を示す図。 OFDM部12,16のTS出力とTSP31の入力ポート、及びMPEGデコーダ部32,33の出力の切り替えを示す図。
符号の説明
10,14…アンテナ、11,15…チューナ、12…OFDM部、18,30…CPU、19,31…TSP、20…OSD部、21,34…映像処理部、22…表示部、23,35…音声処理部、24…音声出力部、32,33…MPEGデコーダ部。

Claims (6)

  1. デジタル方式の放送電波を受信する第1及び第2の受信手段と、
    前記第1及び第2の受信手段によりそれぞれ受信された放送電波の信号を復調する第1及び第2の復調手段と、
    前記第1及び第2の復調手段により復調された信号を入力して処理する信号処理手段と、
    前記第1及び前記第2の受信手段と前記第1及び第2の復調手段とを1組のダイバーシティ受信回路として動作させるダイバーシティモードと、前記第1の受信手段と前記第1の復調手段及び前記第2の受信手段と前記第2の復調手段をそれぞれ独立した受信回路として動作させるシングルモードの何れかに動作モードを切り替えるモード切り替え手段と、
    チャンネル切り替え指示が発生した時に、前記モード切り替え手段によりシングルモードに動作モードを切り替えさせ、チャンネル切り替え前の第1のチャンネルの信号の復調を第1の復調手段により継続して実行させると共に、チャンネル切り替え後の第2のチャンネルの信号の復調を前記第2の復調手段により開始させ、前記第2の復調手段により復調された信号の出力が確立されると、前記モード切り替え手段によりダイバーシティモードに動作モードを切り替えさせるように制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とするデジタルテレビ受信装置。
  2. 前記チャンネル切り替えの指示が発生した時の前記第1及び第2の受信手段による放送電波の受信状態が所定レベルより不良となっているかを判別する受信状態判別手段と、
    前記制御手段は、
    前記受信状態判別手段により判別された受信状態が所定レベルより不良と判定された場合に、前記ダイバーシティモードの動作モードでチャンネル切り替え後の第2のチャンネルの信号の復調を前記第2の復調手段により開始させることを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビ受信装置。
  3. 前記信号処理手段は、前記第1及び第2の復調手段から出力される信号をそれぞれ入力するための入力ポートを有し、
    前記第2の復調手段により復調された信号の出力が確立されるのに応じて、入力ポートを切り替えることを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビ受信装置。
  4. 前記制御手段は、前記モード切り替え手段により動作モードを前記シングルモードにより切り替えさせた場合に、チャンネル切り替え中を示す表示を出力することを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビ受信装置。
  5. 前記第1及び第2の復調手段は、前記ダイバーシティモードにより動作する場合に、一方がマスタ、他方がスレーブとして動作し、
    前記信号処理手段は、マスタとして動作する復調手段において復調された信号を入力することを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビ受信装置。
  6. 前記信号処理手段により処理された信号をデコードする第1及び第2のデコード手段を具備し、
    前記制御手段は、前記モード切り替え手段によりシングルモードに動作モードを切り替えさせた場合に、前記第1のチャンネルの信号のデコードを第1のデコード手段により継続して実行させると共に、前記第2のチャンネルの信号のデコードを前記第2のデコード手段により開始させ、前記第2のデコード手段によりデコードされた信号の出力が確立されると、前記モード切り替え手段によりダイバーシティモードに動作モードを切り替えさせるように制御することを特徴とする請求項1記載のデジタルテレビ受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139134A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Alpine Electronics Inc デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法

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