JP2008306065A - エッジワイズコイル - Google Patents

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edgewise coil
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Chisato Ikeda
千里 池田
Yoshio Ko
義雄 高
Kazumasa Maruyama
和正 丸山
Junichi Fujioka
潤一 藤岡
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】高周波損失を十分低減する。素線間の電流を均一化する。
【解決手段】扁平につぶした形状で且つ素線が絶縁されている編組線または素線が絶縁されている平編線をエッジワイズ巻きして、エッジワイズコイル(100)とする。
【効果】編組線を用いるため、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能になる。各素線が平行でなく外側と内側を均等に通るため、素線間の電流を均一化できる。編組線または平編線を巻いたエッジワイズコイルは電線に対するストレスが弱く、信頼性の高いコイルが得られる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エッジワイズコイルに関し、さらに詳しくは、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能であり且つ素線間の電流を均一化できるエッジワイズコイルに関する。
従来、複数本の丸線、箔又は平角線の線材を軸方向とは垂直な方向に配列して板状の形状の線材群とし、その線材群をエッジワイズ巻きしたエッジワイズコイルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
他方、編組線をボビンに巻回した電子部品が知られている(例えば、特許文献2参照。)。但し、これはエッジワイズコイルではない。
特開平4−75303号公報 特開2002−141232号公報
上記従来のエッジワイズコイルでは、線材群を構成する素線本数を増やすほど渦電流が細分化され高周波損失を低減させうるが、素線が平行である構造上、素線本数を増やすのに限界があるため高周波損失を十分に低減させるのにも限界がある。また、各素線が平行である構造上、外側から内側までの素線間で電流の不均一を生じる問題点がある。
そこで、本発明の目的は、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能であり且つ素線間の電流を均一化できるエッジワイズコイルを提供することにある。
第1の観点では、本発明は、扁平につぶした形状であり且つ素線が絶縁された編組線または素線が絶縁された平編線をエッジワイズ巻きしてなることを特徴とするエッジワイズコイルを提供する。
上記構成において、扁平につぶした形状の幅/厚さは2以上とする。
上記第1の観点によるエッジワイズコイルでは、扁平につぶした形状の編組線または平編線をエッジワイズ巻きすることでエッジワイズコイルとすることが出来る。従って、例えば丸線を巻いた通常のコイルに比べて、同一巻数ではコイルの低背化が可能となり、同一インダクタンスでは巻数を減らすことが出来るため直流抵抗の低減が可能となる。そして、素線が絶縁された編組線または平編線を用いるため、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能になる。例えば、素線本数を数百本以上に増加させることが可能になる。また、各素線が平行でなく外側と内側を均等に通るため、素線間の電流を均一化できる。さらに、平角線で巻いたエッジワイズコイルは巻線時に強いテンションが掛かるので電線に対するストレスが強く、特にコイル外径側では皮膜に亀裂等が発生して絶縁特性が低下しやすいが、編組線または平編線を巻いたエッジワイズコイルは電線に対するストレスが弱く、信頼性の高いコイルが得られる。
本発明のエッジワイズコイルによれば、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能になる。また、素線間の電流を均一化できる。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係るエッジワイズコイル100を示す平面図である。
このエッジワイズコイル100は、扁平につぶした形状であり且つ素線が絶縁された編組線をエッジワイズ巻きしたものである。例えば内径φ=20mmである。
編組線は、外径0.08mmのエナメル線を16本編組したものである。
図2は、図1のA−A’断面図である。
例えば、編組線を扁平につぶした形状の幅w=0.96mm、厚さt=0.27mm、コイル長L=4.1mmである。
図3のCは、上記エッジワイズコイル100の実効抵抗Rsの周波数特性である。なお、Roは直流抵抗である。
図3のAは、丸線を巻いたコイルの実効抵抗Rsの周波数特性である。
図3のBは、リボン線を巻いたコイルの実効抵抗Rsの周波数特性である。
高周波領域では、本発明のエッジワイズコイル100の実効抵抗Rsが最も小さくなっている。
実施例1のエッジワイズコイル100によれば次の効果が得られる。
(1)エッジワイズコイルなので、例えば丸線を巻いた通常のコイルに比べて、同一巻数では、コイルの低背化が可能となる。また、同一インダクタンスでは、巻数を減らすことができ、直流抵抗の低減が可能となる。
(2)編組線を用いるため、高周波損失を十分低減できるまで素線本数を増やすことが可能になる。例えば、素線本数を数百本以上に増加させることが可能になる。
(3)各素線が平行でなく外側と内側を均等に通るため、素線間の電流を均一化できる。
(4)導体使用量を低減でき、インダクタやトランスなどの小型化、軽量化に有効である。
(5)平角線で巻いたエッジワイズコイルは巻線時に強いテンションが掛かるので電線に対するストレスが強く、特にコイル外径側では皮膜に亀裂等が発生して絶縁特性が低下しやすいが、編組線を巻いたエッジワイズコイルは電線に対するストレスが弱く、信頼性の高いコイルが得られる。
コイル形状保持性の観点から、編組線の素線を融着線とするか、又は、編組線にまとめて融着層を焼き付けるのが好ましい。
絶縁を強化するために、編組線の外周に絶縁テープを巻いてからエッジワイズ巻きするか、又は、押出しにより編組線の外周に被覆樹脂被覆を形成してからエッジワイズ巻きするのが好ましい。
素線が絶縁された編組線の代わりに素線が絶縁された平編線を用いてもよい。
本発明のエッジワイズコイルは、インダクタやトランスなどに利用できる。
実施例1に係るエッジワイズコイルを示す平面図である。 図1のA−A’断面図である。 実施例1に係るエッジワイズコイルおよび比較例のコイルの実効抵抗Rsの周波数特性図である。
符号の説明
100 エッジワイズコイル

Claims (1)

  1. 扁平につぶした形状であり且つ素線が絶縁された編組線または素線が絶縁された平編線をエッジワイズ巻きしてなることを特徴とするエッジワイズコイル。
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