JP2008303795A - ガソリンベーパ回収用吸脱着塔 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒状の容器1を有し、容器1内部に吸着剤13が収容され、容器1の下側から流入してくる空気に含まれているガソリンベーパを吸着剤13に吸着させて、空気のガソリンベーパ含有量を所定の濃度以下とし、吸着剤13に吸着されたガソリンベーパを脱着する吸脱着塔11は、吸着剤13の流出を防止するフィルタ61と、弾性体63と、フィルタ61と弾性体63の間に配置され、弾性体63の押圧力をフィルタ61全体均一に伝達させるパンチングメタル62と、容器1の胴径よりも大きな径を有し、容器1を覆い、中心部に空気出口孔65が形成された蓋部64とを備えた。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の実施の形態に係るガソリンベーパ回収用吸脱着塔(以下、単に吸脱着塔11a、吸脱着塔11bと称する)を搭載したガソリンベーパ回収装置100全体の回路構成を示す概略回路構成図である。まず、図1に基づいて、ガソリンベーパ回収装置100全体の回路構成について説明する。このガソリンベーパ回収装置100は、ガソリンベーパを吸着又は脱着する2つの吸脱着塔(吸脱着塔11a及び吸脱着塔11b)を備え、この2つの吸脱着塔の機能を適宜切り換えてガソリンベーパを回収(吸着)、再利用(脱着)するようになっている。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
吸脱着塔11aでガソリンベーパを吸着する場合のガソリンベーパ吸着回路20は、2つの給油ノズル21と、2つの第1電磁弁22と、ガソリン吸引ポンプ23と、ガソリン凝縮器24と、気液分離器25と、第2電磁弁26aと、吸脱着塔11aと、第3電磁弁27aと、第1減圧弁28とがガソリン吸着用配管29で順次接続されて構成される。一方、吸脱着塔11bでガソリンベーパを吸着する場合のガソリンベーパ吸着回路20は、2つの給油ノズル21と、2つの第1電磁弁22と、ガソリン吸引ポンプ23と、ガソリン凝縮器24と、気液分離器25と、第2電磁弁26bと、吸脱着塔11bと、第3電磁弁27bと、第1減圧弁28とがガソリン吸着用配管29で順次接続されて構成される。
吸脱着塔11bでガソリンベーパを脱着する場合のガソリンベーパ脱着回路30は、第2減圧弁31と、第4電磁弁32bと、吸脱着塔11bと、第5電磁弁33bと、脱着ポンプ34とがガソリン脱着用配管35で順次接続されて構成される。一方、吸脱着塔11aでガソリンベーパを吸着する場合のガソリンベーパ脱着回路30は、第2減圧弁31と、第4電磁弁32aと、吸脱着塔11aと、第5電磁弁33aと、脱着ポンプ34とがガソリン脱着用配管35で順次接続されて構成される。
冷媒回路40は、圧縮機41と、凝縮器42と、絞り装置43と、蒸発器44とが冷媒配管45で順次接続されたヒートポンプサイクルとして構成されている。つまり、冷媒回路40は、冷媒配管45内に冷媒を導通し、この冷媒が各構成機器を循環することで、ガソリンベーパ凝縮容器51内に充填されているブライン52を冷却するようになっているのである。また、凝縮器42の近傍には、凝縮器42に空気を供給するためのファン等の送風機46が設けられている。
ブライン回路50は、ガソリンベーパ凝縮容器51と、ブラインポンプ53と、吸着剤冷却器12a及び吸着剤冷却器12bとがブライン配管54で順次接続されて構成されている。ガソリンベーパ凝縮容器51は、ブライン52を貯留するブラインタンクとして機能する。ブライン52は、たとえばプロピレングリコールやガソリン、灯油といった石油系物質等で構成される不凍液である。このブライン52は、冷媒回路40を制御することによって、1〜5℃程度の範囲を維持している。つまり、ガソリンベーパ凝縮容器51内では、ブライン52が攪拌されるようになっており、温度の調節がされているのである。なお、0℃以上でガソリンベーパを凝縮させる場合には、水をブライン52としてもよい。
まず、冷媒回路40を動作させて、蒸発器44の温度を低下させる。具体的には、圧縮機41を駆動させ、冷媒を循環させることによって、ガソリンベーパ凝縮容器51内に設けられている蒸発器44の温度を低下させる。このとき、ガソリンベーパ凝縮容器51内に充填されているブライン52を所定の温度にまで低下させる。そして、ブライン52が所定の温度に達したら、圧縮機41の駆動を停止する。なお、ガソリンベーパ凝縮容器51は、保冷剤等で保冷するとよい。
Claims (10)
- 円筒状の容器を有し、前記容器内部に吸着剤が収容され、前記容器の下側から流入してくる空気に含まれているガソリンベーパを前記吸着剤に吸着させて、前記空気のガソリンベーパ含有量を所定の濃度以下とし、前記吸着剤に吸着されたガソリンベーパを脱着するガソリンベーパ回収用吸脱着塔であって、
前記吸着剤の粒径よりも小さな目を有し、前記吸着剤の流出を防止するフィルタと、
前記フィルタを押圧する弾性体と、
前記フィルタと前記弾性体の間に配置され、前記弾性体の押圧力を前記フィルタ全体均一に伝達させるパンチングメタルと、
前記容器の胴径よりも大きな径を有し、前記容器を覆い、中心部に空気出口孔が形成された蓋部とを備えた
ことを特徴とするガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記フィルタ、前記弾性体及び前記パンチングメタルを前記容器の上部内側に設けるとともに、前記蓋部を前記容器の上部外側に設けるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - フィルタ密度の異なる複数枚で前記フィルタを構成し、
下側から順に前記フィルタ密度を密にする
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の上方端部にフランジ部を設け、
前記蓋部と前記フランジ部とを上部締結部材を用いて締結、固定するようにした
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の側面外側と前記フランジとの間に所定の空間部が形成できるように前記フランジ部を形成し、
前記空間部にパッキンを設けるようにした
ことを特徴とする請求項4に記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の下部内側に空間を形成するための台座を設けた
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の下側にガソリンベーパを含んだ空気が流入するための入口孔を形成し、
前記入口孔に分散メッシュを設けるとともに、
前記台座の上部に複数枚の粗密度の異なる荷重分散メッシュを積層配置させた
ことを特徴とする請求項6に記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の内部に前記吸着剤を冷却するための吸着剤冷却器を設け、
前記吸着剤冷却器の端部の板金部を折り曲げて前記容器の側面に接触させ、
前記吸着剤冷却器の下部を下部締結部材で締結、固定するようにした
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 円筒状の容器を有し、前記容器内部に吸着剤が収容され、前記容器の下側から流入してくる空気に含まれているガソリンベーパを前記吸着剤に吸着させて、前記空気のガソリンベーパ含有量を所定の濃度以下とし、前記吸着剤に吸着されたガソリンベーパを脱着するガソリンベーパ回収用吸脱着塔であって、
前記容器の胴径及び前記吸着剤の粒径から、前記ガソリンベーパを含んだ空気が前記容器内に流入する際の速度を所定の速度以下に制御した
ことを特徴とするガソリンベーパ回収用吸脱着塔。 - 前記容器の胴径を55mm以上とし、前記ガソリンベーパを含んだ空気の速度を0.562m/s以下に制御した
ことを特徴とする請求項9に記載のガソリンベーパ回収用吸脱着塔。
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