JP2008303008A - エレベータ装置 - Google Patents

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JP2008303008A
JP2008303008A JP2007150182A JP2007150182A JP2008303008A JP 2008303008 A JP2008303008 A JP 2008303008A JP 2007150182 A JP2007150182 A JP 2007150182A JP 2007150182 A JP2007150182 A JP 2007150182A JP 2008303008 A JP2008303008 A JP 2008303008A
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Sota Kobayashi
宗太 小林
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Abstract

【課題】ガバナプーリにロータリーエンコーダを取り付ける構成の装置において、ガバナの厚さ方向（軸方向）の長さを短くする。
【解決手段】プーリ２０は、その中央部に凹部とシャフト部２２が機械加工によって一体形成されている。そしてこの凹部内において、ベアリング１４を介して、プーリ２０が固定軸２３に枢着されている。更にシャフト部２２にはロータリーエンコーダ１２が設置される構成である。これにより、ベアリング１４がプーリ２０の内側に来るため、ガバナ６の厚さ方向の長さを短くすることができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、エレベータのプーリやシーブなどの回転体の回転を検出する装置に関するものである。
図３，図４は、回転検出装置であるロータリーエンコーダの取付を示す従来のエレベータ装置の一例であり、図３は概略構成図、図４は図３の要部側面図である。
図において、１は主ロープ、２は乗かご、３はカウンターウェイト、４は昇降路頂部に設置された巻上機、５は主ロープ１が巻き掛けられた主シーブ、６は昇降路頂部に設置されたガバナ、７はガバナロープ、８はピットに設置されたテンションプーリ、９はガバナ６のフレームである。１０はガバナプーリ、１１はガバナロープ７と乗かご２の非常止め装置（図示省略）とを連結するリンク、１２はロータリーエンコーダである。
そして、このロータリーエンコーダ１２によってプーリ１０の回転を検出し、乗かご２の位置や速度の検出を行っている。
ところで、一般にロータリーエンコーダ１２を取り付ける場合、プーリ１０は軸回転式の構成となっている。これは、プーリ１０の断面図である図５に示すように、プーリ１０は回転軸１３に固定され、ベアリング１４を介してフレーム９に取付けられている。そして回転軸１３の先端部にはロータリーエンコーダ１２が配置されている。
特開２００４−２２４５３３号公報
前記の従来例では、プーリ１０の外側にベアリング１４が位置し、更にロータリーエンコーダ１２が配置されるため、ガバナ６の厚さ方向（軸方向）、即ち図５の左右方向の長さが長くなるという問題があった。
本発明は、エレベータのかごの動きに同期して回転する回転体と、この回転体の回転を検出する回転検出装置とを備えたエレベータ装置において、前記回転体は固定軸の周りを回転する構成であるとともに、一体に形成されたシャフト部を有しており、このシャフト部に前記回転検出装置を設けたものである。
更に本発明においては、前記回転体はガバナプーリ又はテンションプーリであり、また前記回転体は巻上機の主シーブである。更にまた前記回転検出装置はロータリーエンコーダである。
本発明によれば、装置の厚さ方向の長さを短くすることができる。
本発明の実施の形態を図１，図２により説明する。図１は要部断面図、図２はガバナプーリの断面図である。図において２０はプーリであり、中央部に凹部２１とシャフト部２２とが機械加工によって一体に形成されている。２３は固定軸であり、ベアリング１４によってプーリ２０を枢着している。またロータリーエンコーダ１２はシャフト部２２の回転を検出するように設置されている。
この実施の形態によれば、ベアリング１４がプーリ２０の凹部２１内に収納されているため、ガバナ６の厚み方向（図１の左右方向）の長さを短くすることができる。また軸を回転軸１３から固定軸２３に変更することによって軸の回転曲げ疲労を考慮する必要がなくなるため、軸を従来に比べ細くすることができる。更に、シャフト部２２がプーリ２０と一体形成されているため、シャフト部２２が別体で製作されるものに比べより精度の高い装置を実現することができる。
前記の実施の形態は、ガバナプーリを対象としているが、これに限ることなく、ガバナのテンションプーリや巻上機の主シーブなど、他の回転体に適用することもできる。また図３では巻上機，ガバナが昇降路頂部にありテンションプーリがピットに配置されているが、巻上機，ガバナ，テンションプーリがどこに配置されていても本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態を示すガバナプーリの断面図である。 従来のエレベータ装置の概略構成図である。 図３の要部側面図である。 従来のガバナプーリの断面図である。
符号の説明
４ 巻上機
５ 主シーブ
６ ガバナ
７ ガバナロープ
８ テンションプーリ
９ フレーム
１０，２０ ガバナプーリ（回転体）
１２ ロータリーエンコーダ（回転検出装置）
１３ 回転軸
１４ ベアリング
２１ 凹部
２２ シャフト部
２３ 固定軸

Claims (5)

  1. エレベータのかごの動きに同期して回転する回転体と、この回転体の回転を検出する回転検出装置とを備えたエレベータ装置において、前記回転体は固定軸の周りを回転する構成であるとともに、回転体と一体に形成されたシャフト部を有しており、このシャフト部に前記回転検出装置を設けた構成であることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記回転体はガバナプーリであることを特徴とする請求項１に記載のエレベータ装置。
  3. 前記回転体はガバナのテンションプーリであることを特徴とする請求項１に記載のエレベータ装置。
  4. 前記回転体は巻上機の主シーブであることを特徴とする請求項１に記載のエレベータ装置。
  5. 前記回転検出装置はロータリーエンコーダであることを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載のエレベータ装置。
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