JP2008301784A - 食肉処理場の冷却作湯方法及び装置 - Google Patents

食肉処理場の冷却作湯方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】屠殺直後の食肉用家畜生体から出る熱を給湯設備の熱源として利用し、高温かつ霧状態となる屠殺・解体室内での家畜屠体の品質低下を防止し、室内環境を改善する。
【解決手段】COを熱媒体とし、圧縮機14の下流側で超臨界状態のCOを形成させるヒートポンプ装置10と、屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱を含む雰囲気aを取り入れ可能なように屠殺・解体室1内の屠殺・解体作業エリアb近傍に面して設けられた該ヒートポンプ装置の空気取入口11aと、該ヒートポンプ装置の蒸発器13で除熱除湿された冷却消霧の雰囲気aを該屠殺・解体室内に戻す該ヒートポンプ装置の空気出口19aと、該ヒートポンプ装置で得られた高温水hを貯留する貯湯槽23と、ガスクーラ15に常温水wを供給する給水ライン21及び該ガスクーラで超臨界状態のCOと熱交換することで得られた高温水hを該貯湯槽に送る給湯ライン22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、食肉処理場において、屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放出される熱を利用して食肉処理場内の屠殺・解体室及び処理室に設けられた給湯設備に温水を供給するとともに、屠殺・解体室内を冷却消霧して家畜屠体の品質劣化を抑制するようにした冷却作湯方法及び装置に関する。
従来、日本の食肉処理場は、牛、馬、豚、羊、食鳥等、食肉用家畜生体の屠殺・解体を行なう屠殺・解体室及びその後の懸肉処理や部分肉カット等を行なう処理室を有する。屠殺方法は、屠殺・解体室で電気ショック又はCOガス等で家畜を気絶させ、家畜が気絶している間に家畜の咽喉部の動脈に放血用ナイフを突き刺して放血、採血の作業を行なうものである。しかし、その間に家畜が暴れたり、あるいは作業者が電殺器具又はナイフでけがをする場合もあるので、危険を伴う作業である。
そのため、作業者はヘルメットを着用し、また放血があるためカッパを着用して作業を行なっている。食肉用家畜生体を加工処理する工程は、図5に示すように、屠殺、水洗後、懸肉処理として家畜屠体を懸肉室で吊り下げた状態で予冷と血抜きを行なう。次に枝肉として冷蔵し、その後、部分肉としてカットする順序で行なわれる。なお、屠殺後の食肉用家畜屠体は、なるべく早く冷却して、体温による内臓内の消化管の自己及び肝臓内の乳酸の蓄積による内臓の品質低下と、雑菌増殖によるその周囲の食肉部の品質低下等を抑える必要がある。
懸肉処理は冷蔵の前段階として懸肉室内で予冷と血抜きを行なうものである。特許文献1(特開平2−195844号公報)に開示された懸肉処理方法は、除湿クーラにより温度と湿度を調整された除湿冷却空気を懸肉に直接接触しないようにして懸肉室の床面又は天井面に向かって吐出させ、床面又は天井面から反射した除湿冷却空気によって懸肉全体を均等な温度と湿度で包み込むようにして、血抜きを確実に行ない、且つ肉の品質を向上させるようにしたものである。
屠殺した食肉用家畜生体の腹腔をナイフで切ると、体温を有する食肉用家畜生体から熱が放散されるとともに、腹腔内の湿分が湯気となって放散され、湯気により周囲にもやが立つ。作業効率を上げるため、多数の家畜を短時間で屠殺する必要があるために、屠殺・解体室内は食肉用家畜生体から放出される熱と湯気のために高温かつ霧状態となる。例えば、豚生体の体温は40℃以上あり、そのほか屠殺・解体室内は洗浄温水等も散布されるので、30〜40℃以上の高温高湿度状態となる。このような高温高湿度環境は家畜屠体の品質低下を招くとともに、作業環境としても好ましくない。
特開平2−195844号公報
また、屠殺後の食肉用家畜屠体は、フックで吊持搬送されながら解体処理するために、天井には搬送用のレールが配設されている。該レールは作業開始時には冷え切っているため、作業中に食肉用家畜生体から出た湯気が該レールに付着して結露しやすい。そのため、レールが錆び付き、結露水が吊持された屠体に落下して、屠体に赤サビが付着したり、雑菌が付着することもあり、家畜屠体の肉の品質低下を招くおそれがある。
特許文献1には、懸肉室内に設置された除湿クーラを稼動させるためのヒートポンプの設置が開示されているだけであり、屠殺・解体室の高温かつ霧状態の環境及びその改善策に関して何ら開示されていない。
一方、食肉処理場での温水の需要は多く、現状ボイラを使って水道水から湯を沸かしているので、設備費及び重油燃料費等のランニングコストが嵩むという問題がある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、屠殺直後の食肉用家畜生体から出る熱を食肉処理場の給湯設備の熱源として有効利用することにより、食肉処理場の給湯に要するランニングコストを低減するとともに、高温かつ霧状態となる屠殺・解体室内での食肉用家畜屠体の肉の品質低下を防止するとともに、屠殺・解体室内の作業環境を改善することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の食肉処理場の冷却作湯方法は、
食肉用家畜を屠殺し加工処理する食肉処理場の冷却作湯方法において、
COを熱媒体としたヒートポンプ装置を用意し、
屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ、
該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造するとともに、
該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室に戻すことにより、該屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうものである。
また、本発明方法を実施するための本発明の食肉処理場の冷却作湯装置は、
食肉用家畜を屠殺し加工処理する食肉処理場の冷却作湯装置において、
COを熱媒体としたヒートポンプ装置と、
屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ可能な空気取り入れ口と、
該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造する作湯ラインと、
該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室に戻す空気出口と、を備え、
該屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうように構成したものである。
本発明は、屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱をヒートポンプ装置の熱源として利用することにより、70〜90℃の高温水を得、この高温水を食肉処理場内の屠殺・解体室や各処理室に設けられた給湯設備に供給する。これによって、ボイラによる追い炊きとCOの排出を大幅削減できるようにしたものである。
また、ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を屠殺・解体室に戻すことによって、屠殺・解体室内を冷却し、かつ霧の発生を防止し、これによって、屠殺・解体室内での家畜屠体の品質劣化を抑制し、作業環境を改善するようにしたものである。
前記ヒートポンプ装置は、COを熱媒体とし、圧縮機、COガスクーラ、膨張器及び蒸発器からなり、該圧縮機の下流側で超臨界状態のCOを形成させるヒートポンプ装置からなる。食肉用家畜生体から放散される熱を圧縮機に導入し、蒸発器で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を屠殺・解体室に戻すようにする。また、COガスクーラに10〜20℃の常温水を供給して超臨界状態のCOと熱交換させることにより、70〜90℃の高温水を得るようにしている。
好ましくは、屠殺・解体室内の屠殺・解体作業エリア近傍に面してヒートポンプ装置の空気取入口を設け、該空気取入口から食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を取り入れるようにすれば、食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を取り入れやすくなる。
図3に示すように、食肉処理場での温水の需要は多く、その用途は多岐に亘る。食肉処理場の温水の需要は低温系(50℃前後)と高温系(80℃前後)とに分かれる。低温系は全使用量の50%で、図3に示す用途のほか、屠体や床、壁等の洗浄に用いられる。高温系は、内臓ボイル(屠体内臓の殺菌)や食肉を収納するプラスチックカゴ(サンタナ)の殺菌に40%が使用され、残りの10%は屠殺・解体用ナイフの殺菌に使用される。
このように、本発明によれば、屠殺・解体室を低温消霧の雰囲気とすることができるため、屠殺された家畜屠体の自己消化と雑菌の増殖を抑制して、家畜屠体の肉の品質低下を抑制することができる。また屠殺・解体作業エリアの作業環境を改善することができる。
また、屠殺・解体室内を低温消霧の雰囲気とすることによって、屠体搬送用レールに結露水が生じにくくなり、該結露水が屠体の肉に落下し付着して品質を低下させるおそれを低減させることができる。
さらに、COを熱媒体としたヒートポンプ装置を用いて、屠殺時の食肉用家畜生体から放散される大量の熱を熱源として利用するため、80℃前後(70〜90℃)の高温水を得ることができ、これによって、食肉処理場の略すべての給湯設備に必要な温度の温水を供給することができる。従って、成績係数が6〜7と高効率のヒートポンプサイクルを可能とする。これによって、ボイラによる追い炊きを激減でき、重油燃料費等のランニングコストを大幅に低減することができる。従って、COの大気中への排出を削減することができる。
なお、本発明において、ガスクーラで得られた高温水を一旦貯湯槽に貯留し、該貯湯槽に貯留した高温水を温度調整して食肉処理場内の各用途に供給するようにするとよい。これによって、高温水の備蓄が可能になり、必要なときに必要な温度の温水を支障なく各給湯設備に供給することができる。
また、本発明において、好ましくは、屠殺・解体室内の高所に屠殺された食肉用家畜屠体を吊り下げて搬送する搬送路が設けられ、ヒートポンプ装置を屠殺・解体作業エリアの近傍又は該屠殺・解体室外に設置し、空気取入口を該作業エリアの低所に設けるとともに、空気出口を該屠殺・解体室内の高所で該搬送路の近傍に設けることにより、該空気出口から出た冷却消霧の空気が該搬送路の周囲を通った後下方に向い該空気取入口に戻る循環流を形成させるように構成するとよい。
ヒートポンプ装置は、屠殺・解体室の内部又は外部に設置してもよい。屠殺・解体室内の屠殺・解体作業エリア近傍に設置すれば、屠殺・解体室内の雰囲気をヒートポンプに取り込み、かつ冷却消霧した空気を屠殺・解体室内に戻す操作を熱損失なく行なうことができる。そのため、熱効率が向上するとともに、屠殺・解体室の周囲にヒートポンプを設置するための新たなスペースを必要としない。
また、空気取入口を該作業エリアの低所に設け、該屠殺・解体室内の下方から前記筐体内に該屠殺・解体室内の雰囲気を取り込み、空気出口を該屠殺・解体室内の高所で該搬送路の近傍に設け、冷却消霧の空気を該搬送路に向けて放出することにより、該搬送路の周囲を低温消霧の雰囲気で包むことができるので、結露水が屠体搬送路に生じにくくなり、結露水が屠体に落下し付着するのを抑制することができる。また、屠殺・解体室内に循環流を形成することにより、ヒートポンプ装置による屠殺・解体室内雰囲気の冷却及び除湿効率を向上させることができる。
また、本発明装置において、ヒートポンプ装置の蒸発器で屠殺・解体室の雰囲気を除湿して生じた水滴を該屠殺・解体室外に排出する排出管を設けるようにすれば、蒸発器で屠殺・解体室内雰囲気から分離された水滴を屠殺・解体室外に排出するのが容易になる。これによって、屠殺・解体室内を低湿度にすることが容易になる。
本発明方法によれば、COを熱媒体としたヒートポンプ装置を用意し、屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ、該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造するとともに、該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を屠殺・解体室に戻すことにより、屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうので、屠殺・解体室内を冷却消霧の雰囲気とすることができるので、家畜屠体の肉の品質を低下させることがなくなるとともに、作業環境を改善できる。
また、80℃前後の高温水を得ることができるので、食肉処理場内のほぼ全給湯設備を賄うことができる温水を供給することができる。また、成績係数の高い高効率のヒートポンプサイクルを実現でき、追い炊き用ボイラの重油燃料費を激減することができるため、ランニングコスト及びCOの排出を削減することができる。
また、本発明装置によれば、屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ可能な空気取り入れ口と、該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造する作湯ラインと、
該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を屠殺・解体室に戻す空気出口と、を備え、屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうように構成したので、本発明方法による前記作用効果を得ることができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
次に本発明の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は食肉用家畜生体を屠殺し解体する屠殺・解体室1の内部を示す正面図である。屠殺・解体室1の屠殺・解体作業エリアbで、作業者pが食肉用家畜生体を電気ショック又はCOガス等で家畜を気絶させ、家畜が気絶している間に家畜の咽喉部の動脈に放血用ナイフを突き刺して放血、採血の作業を行なう。そして搬送レール2に沿って移動する搬送台車3に家畜屠体cを吊り下げ移動させながら解体処理を行う。
食肉用家畜生体を屠殺し、腹腔をナイフで切断すると、体温を有する食肉用家畜生体から熱が放散されるとともに、腹腔内の湿分が湯気となって放散される。この湯気によって周囲にもやが立つ。屠殺・解体室1では1日に多数の食肉用家畜生体の屠殺を行なうので、屠殺・解体室1内の雰囲気aは屠殺時の食肉用家畜生体から放散される熱と湯気で霧が立つ高温高湿度状態となる。例えば、豚生体の体温は40℃以上あり、そのほか屠殺・解体室1内は洗浄温水等も散布されるので、少なくとも30℃以上の高温高湿度状態となる。
搬送台車3の拡大斜視図を図2に示す。図2において、搬送台車3は、搬送レール2の上面を転がる滑車4と、滑車4を回転自在に支持する懸架部5と、懸架部5に装着されて下方に垂下する支持棒6と、支持棒6の下端部に取り付けられた、二股の懸垂かぎ7a及び7bを有する股かぎ7とからなる。屠殺後の家畜屠体cの両脚を懸垂かぎ7a及び7bに掛けて吊持した状態で解体処理を行う。図1中、内臓抽出作業台30で家畜屠体cの内臓抽出を行なう。
屠殺・解体室1内中央部の屠殺・解体作業エリアbの近傍には、架台8上に載置された筐体11の内部にヒートポンプ装置10が収納されている。ヒートポンプ装置10の構成を図3及び図4に示す。図3はヒートポンプ装置10及び給湯ラインの系統図であり、図4はヒートポンプ装置10が構成する熱サイクルのモリエル線図(圧力−エンタルピ線図)である。
図3及び図4において、熱媒体としてCOが循環する循環ライン12に、蒸発器13、圧縮機14、COガスクーラ15、及び膨張弁16が介設されている。蒸発器13では、ファン17が配設され、ファン17を稼動させることにより、図1に示す筐体11の下部に設けられた開口11aから屠殺・解体室1内の雰囲気aを取り込む。開口11aは筐体11の両側に屠殺・解体作業エリアbに面するものと、内臓抽出作業台30に面するものとそれぞれ2箇所設けられている。
屠殺・解体室1内は、食肉用家畜生体から放散された熱及び湯気を含むもやの立つ高温高湿度状態の雰囲気となっており、この高温高湿度状態の雰囲気aを屠殺・解体作業エリアbに面して設けられた開口11aから取り込むことができる。この雰囲気aを蒸発器13でCOと熱交換させ、雰囲気aが含む熱を蒸発器13の蒸発潜熱として導入すると、COは気化する(図4中のD→A)。次にCOは圧縮機14で圧縮され、圧縮機14の下流側で高温高圧の超臨界状態となる(図4中のA→B)。
超臨界状態となったCOは、COガスクーラ15で給湯ライン21から供給される水道水w(常温水10〜20℃)と向流にて間接熱交換を行ない、冷却されて液化するとともに、水道水wを加熱して約90℃の高温水hとする(図4中のB→C)。ガスクーラ15で液化したCOは、膨張弁16を経て減圧され、ここで二相状態(液体+気体)となり(図4中のC→D)、蒸発器13に戻る。
蒸発器13でCOと熱交換し冷却された雰囲気aは露点温度以下となり、雰囲気aに含まれる水蒸気が凝縮して凝縮水を発生する。図1に示すように、ヒートポンプ装置10は、蒸発器13で生じた凝縮水を集めて屠殺・解体室1の外部に排出する排出管18を設けているので、凝縮水を排出管18から外部に容易に排出することができる。
図1において、蒸発器13でCOと熱交換されて冷却消霧された雰囲気aは、筐体11の上面に立設されたダクト19を通り、屠殺・解体室1内の天井1a近傍に配置されたダクト19の出口19aから排出される。このように、屠殺・解体室1内の雰囲気aは筐体11の下部に設けられた開口11aから筐体11内に取り込まれ、屠殺・解体室1の天井1a近くに配置されたダクト19の出口19aから排出されるので、屠殺・解体室1は矢印方向に流れる循環流fが形成される。
さらに、ダクト19の出口19aから排出された冷却消霧の雰囲気aが搬送レール2の近傍に排出されるので、搬送レール2及び搬送台車3の周囲は冷却消霧状態となり、結露水が凝縮しにくい環境となる。従って、搬送レール2の表面に結露水が発生しにくい環境となるため、結露水が落下して食肉用家畜屠体cに付着し、食肉用家畜屠体cの品質を低下させるおそれを少なくすることができる。
図3において、COガスクーラ15で約90℃に加熱された高温水hは、給湯ライン22を経て一旦貯湯槽23に貯留される。そして、ポンプ24を介して、必要な時に各用途に適する温度に調整されて各用途に供給される。この場合、必要とあれば、ボイラによる追い炊きを行なう場合もある。
本実施形態によれば、屠殺・解体時の食肉用家畜生体から発せられる熱及び湯気を含みもやの立つ高温高湿度状態の雰囲気aを開口11aから取り込み、該雰囲気aをヒートポンプ装置10の蒸発器13側に導入し、冷却消霧の雰囲気を屠殺・解体室1内に戻すため、屠殺・解体室1を冷却しかつ霧の発生を防止することができる。従って、食肉用家畜屠体cの自己消化と雑菌の増殖を抑制できるため、屠体cの肉の品質低下を抑制することができるとともに、作業環境を改善することができる。
また、屠殺・解体室1内を冷却消霧状態とし、さらに、冷却消霧状態とした雰囲気aを屠体搬送用レール2の近傍に開口した出口19aから屠体搬送用レール2に向けて排出するため、屠体搬送用レール2に結露水が生じることもなく、該結露水が屠体の肉に付着して品質を低下させることがなくなる。
さらに、ヒートポンプ装置10では、COの超臨界状態を形成することにより、COガスクーラ15で80℃前後(70〜90℃)の高温水hを得ることができ、これによって、食肉処理場の略すべての給湯設備に必要な温度の温水を供給することができる。
従来、COを熱媒体とし外気採熱型給湯設備では、COPが3前後であったが、本実施形態では、食肉用家畜生体から出る多量の熱を熱源とするため、成績係数が6〜7と高い高効率のヒートポンプサイクルを可能とする。
また、80℃前後の高温水を供給できるため、ボイラによる追い炊きを激減でき、重油燃料費等のランニングコストを大幅に低減することができるとともに、COの排出を大幅に削減することができる。
また、ガスクーラ15で得られた高温水を一旦貯湯槽23に貯留することにより、高温水の備蓄が可能になり、これによって、必要なときに必要な温度の温水を食肉処理場の各用途に支障なく供給することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図5に基づいて説明する。図5において、屠殺・解体室30の内部に食肉用家畜生体の屠殺・解体作業エリアbが設けられている。屠殺・解体室30の天井部には、食肉用家畜生体を屠殺した後搬送するための搬送レール31が設けられている。滑車を有する搬送台車32が搬送レール31上を走行可能になっており、搬送台車32の下方には股かぎ33が取り付けられている。作業者pは食肉用家畜生体を屠殺した後、家畜屠体cを股かぎ33に足首部を引っ掛けて吊す。その状態で家畜屠体cを移動させながら解体作業を行なう。
屠殺・解体室30の外部には電気式給湯ヒートポンプ40が設置され、電気式給湯ヒートポンプ40の下部には、電気式給湯ヒートポンプ40で製造した温水を貯める貯湯槽41が設けられている。電気式給湯ヒートポンプ40は、COを熱媒体とし、図示しない圧縮機、COガスクーラ、膨張器及び蒸発器を備えている。屠殺・解体作業エリアb近傍に設けられた屠殺・解体室30の隔壁30aには開口30bが穿設され、開口30bには屠殺・解体室30内の雰囲気aを蒸発器に導くダクト42が連設されている。
屠殺・解体室30からダクト42を介して電気式給湯ヒートポンプ40の図示しない蒸発器に導入された屠殺・解体室30内の雰囲気aは、蒸発器で熱交換された後、ダクト43及び水平方向に屠殺・解体室30内に貫設されたダクト34を通って屠殺・解体室30内に戻される。なお、ダクト42にはダンパ44が設けられ、屠殺・解体室30内の雰囲気aの代わりに外気oを切換え導入可能に構成されている。
また、ダクト34には蒸発器から出た空気を屠殺・解体室30内に導入するファン45が設けられている。ダクト43の開口47には、開口47又はダクト34の開閉を切換え可能なダンパ44が設けられており、これによって、蒸発器から出た空気をダクト34を経て屠殺・解体室30内に戻すか、あるいは開口47から外部に排出するかを切換え可能になっている。
かかる構成の第2実施形態において、屠殺・解体室30内での屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される大量の熱と湯気を含む高温かつ霧状態の雰囲気aは、屠殺・解体作業エリアbの近傍に設けられた開口30b及びダクト42を介して電気式給湯ヒートポンプ40の図示しない蒸発器に導入される。該雰囲気aは蒸発器でCO熱媒体と熱交換して冷却される。そして保有湿分の露点温度以下となって除湿される。除湿された湿分は蒸発器の表面を伝って下方に流れ落ちてヒートポンプ40から排出される。
蒸発器で除熱除湿された冷却消霧の雰囲気は、ダクト43及び34を通って屠殺・解体室30内の上方に戻される。屠殺・解体室30内に均一に吹き出す微風(0.1m/s以下)が求められる場合は、ダクト34にソックダクトを用いても良い。これによって、吹き出し気流音や温度ムラがなく、ホコリを捕集し、結露を防止でき、HACCPに対応可能な空間を形成できる。
また、ヒートポンプ40の図示しないCOガスクーラでは、超臨界状態となったCO熱媒体と常温の水道水とを熱交換させることにより、70〜90℃の高温水を得ることができる。この高温水を一旦貯湯槽41に貯め、必要に応じて給湯ライン48を介し、図3に示す各用途に供給する。
従って、本実施形態によれば、屠殺・解体室30内で食肉用家畜生体から放散される大量の熱と水蒸気を含む雰囲気aをヒートポンプ40で除熱除湿し、冷却消霧の雰囲気として、ダクト34から屠殺・解体室30内にソックチリング方式で戻すため、屠殺・解体室30内の環境を冷却消霧でかつホコリや結露のない環境とすることができる。従って、家畜屠体cを冷却した状態で解体作業を行なうことができる。そのため、食肉用家畜屠体cの自己消化と雑菌の増殖を抑制できるので、家畜屠体cの品質劣化を抑制することができるとともに、屠殺・解体室30内の作業環境を改善することができる。
また、食肉用家畜生体から出る多量の熱を熱源とするため、成績係数が6〜7と高い高効率のヒートポンプサイクルを可能とする。さらに、ヒートポンプ40により、屠殺・解体室30や後工程の処理室を含む食肉処理場全域の給湯を略まかなうことができるので、ボイラの追い炊きを大幅に削減して、ランニングコスト及びCOの排出を削減することができる。
ヒートポンプ40で除熱除湿した冷却消霧の空気を屠殺・解体室30の上方に戻し、搬送レール31の周囲を冷却消霧の雰囲気で包んだ後下方に流れる循環流fを形成するので、
搬送レール31に結露が生じるのを抑制でき、結露水の落下による家畜屠体cの寝室劣化を抑制することができる。
尚、本実施形態において、冬季において屠殺・解体室30内の温度が低下する場合や、外気の低温乾燥空気の自然換気で十分な場合は、屠殺・解体室30内の雰囲気aを除熱除湿のためにヒートポンプ40に取り込んだ後、ダンパ46を作動させて開口47を開放し、ヒートポンプ40から出た空気を開口47から外部に放出するようにしてもよい。
この場合、屠殺・解体室30内が負圧になるので、外気取り入れ口35から自然に外気が屠殺・解体室30内に納入される。
あるいは、場合によっては、ダンパ42も作動させて、外気oをヒートポンプ40に取り込むようにし、ヒートポンプ40で外気oの熱から給湯を得るようにすることもできる。
本発明によれば、牛、馬、豚、羊、食鳥等、食肉用家畜生体を屠殺・解体する食肉処理場において、屠殺・解体室で食肉用家畜生体から出る熱を利用して屠殺・解体室内の冷却消霧と食肉処理場の各給湯設備への給湯を高効率で行なうことができる。
本発明の一実施形態の正面図である。 前記実施形態の搬送台車の斜視図である。 前記実施形態のヒートポンプ装置を示す系統図である。 前記ヒートポンプ装置のモリエル線図である。 本発明の第2実施形態の正面図である。 従来の食肉用家畜生体の屠殺・解体工程を示すブロック線図である。
符号の説明
1,30 屠殺・解体室
2,31 搬送レール(搬送路)
3,32 搬送台車
7,33 股かぎ
10,40 ヒートポンプ装置
11 筐体
11a,30a 開口
13 蒸発器
14 圧縮機
15 COガスクーラ
16 膨張弁
18 排出管
19 ダクト
19a 出口
21 給水ライン
22,48 給湯ライン
23,41 貯湯槽
34,42,43 ダクト
a 雰囲気
b 屠殺・解体作業エリア
c 食肉用家畜屠体
f 循環流
h 高温水
w 水道水

Claims (8)

  1. 食肉用家畜を屠殺し加工処理する食肉処理場の冷却作湯方法において、
    COを熱媒体としたヒートポンプ装置を用意し、
    屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ、
    該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造するとともに、
    該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室に戻すことにより、該屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうことを特徴とする食肉処理場の冷却作湯方法。
  2. 前記ヒートポンプ装置はCOを熱媒体とし、圧縮機、COガスクーラ、膨張器及び蒸発器からなり、該圧縮機の下流側で超臨界状態のCOを形成させるものであり、
    屠殺・解体室内の屠殺・解体作業エリア近傍に面して設けられた該ヒートポンプ装置の空気取入口から屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を取り入れ、
    該空気取入口から取り入れた該雰囲気に含まれる熱を該ヒートポンプ装置の熱源として蒸発器側に導入すると共に、該蒸発器で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室内に戻すことにより、該屠殺・解体室を冷却しかつ霧の発生を防止し、
    前記COガスクーラに常温水を供給し、超臨界状態のCOと熱交換させて70〜90℃の高温水を得、該高温水を食肉処理場の各給湯設備に供給することを特徴とする請求項1に記載の食肉処理場の冷却作湯方法。
  3. 前記COガスクーラで得られた高温水を一旦貯湯槽に貯留し、該貯湯槽に貯留した高温水を温度調整して食肉処理場内の各給湯設備に供給するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の食肉処理場の冷却作湯方法。
  4. 前記ヒートポンプ装置を前記作業エリアの近傍又は前記屠殺・解体室外に設置し、前記空気取入口を介して該作業エリアの低所から前記屠殺・解体室内雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ、前記蒸発器で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室内の高所に戻すことにより、低温消霧の雰囲気が該屠殺・解体室内の高所に設けられた食肉用家畜屠体の吊り下げ搬送路の周囲を通り、その後下降して該空気取入口に戻る循環流を形成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の食肉処理場の冷却作湯方法。
  5. 食肉用家畜を屠殺し加工処理する食肉処理場の冷却作湯装置において、
    COを熱媒体としたヒートポンプ装置と、
    屠殺・解体室内で屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を該ヒートポンプ装置に取り入れ可能な空気取り入れ口と、
    該ヒートポンプ装置で取り入れた熱を熱源として高温水を製造する作湯ラインと、
    該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室に戻す空気出口と、を備え、
    該屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうように構成したことを特徴とする食肉処理場の冷却作湯装置。
  6. 前記ヒートポンプ装置はCOを熱媒体とし、圧縮機、COガスクーラ、膨張器及び蒸発器からなり、該圧縮機の下流側で超臨界状態のCOを形成させるものであり、
    屠殺・解体時に食肉用家畜生体から放散される熱及び水蒸気を含む雰囲気を取り入れ可能なように屠殺・解体室内の屠殺・解体作業エリア近傍に面して設けられた該ヒートポンプ装置の空気取入口と、
    該ヒートポンプ装置で除熱除湿された低温消霧の雰囲気を該屠殺・解体室内に戻す該ヒートポンプ装置の空気出口と、
    該ヒートポンプ装置で得られた高温水を貯留する貯湯槽と、
    該ガスクーラに常温水を供給する給水ライン及び該ガスクーラで超臨界状態のCOと熱交換することで得られた高温水を該貯湯槽に送る給湯ラインと、を備え、
    屠殺・解体時に該食肉用家畜生体から放散される熱を該ヒートポンプの熱源として蒸発器側に導入することにより、該屠殺・解体室及び処理室の冷却消霧及び作湯を同時に行なうように構成したことを特徴とする請求項5に記載の食肉処理場の冷却作湯装置。
  7. 前記屠殺・解体室内の高所に屠殺された食肉用家畜屠体を吊り下げて搬送する搬送路が設けられ、
    前記ヒートポンプ装置を前記作業エリアの近傍又は前記屠殺・解体室外に設置し、前記空気取入口を該作業エリアの低所に設けるとともに、前記空気出口を該屠殺・解体室内の高所で該搬送路の近傍に設けることにより、該空気出口から出た冷却消霧の空気が該搬送路の周囲を通った後下方に向い該空気取入口に戻る循環流を形成させるように構成したことを特徴とする請求項6に記載の食肉処理場の冷却作湯装置。
  8. 前記ヒートポンプ装置で前記屠殺・解体室の雰囲気を冷却及び除湿して生じた水滴を該屠殺・解体室外に排出する排出管を設けたことを特徴とする請求項6に記載の食肉処理場の冷却作湯装置。
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