JP2008301299A - コンテンツ再生装置、コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】放送される番組の内容及びその番組を受信する装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定を実現する。
【解決手段】本発明のデジタルTV7は、放送局2よりテレビ番組として放送されるコンテンツを受信するチューナ部21と、コンテンツの番組内容及びデジタルTV7本体の仕様に対応するように予め定めたパラメータ情報16をインターネット5を介して番組情報配信サーバ3より取得するコントローラ36と、取得されたパラメータ情報16に基づいて、コンテンツの映像出力及び音声出力の設定を行う映像出力・音声出力設定部28とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】本発明のデジタルTV7は、放送局2よりテレビ番組として放送されるコンテンツを受信するチューナ部21と、コンテンツの番組内容及びデジタルTV7本体の仕様に対応するように予め定めたパラメータ情報16をインターネット5を介して番組情報配信サーバ3より取得するコントローラ36と、取得されたパラメータ情報16に基づいて、コンテンツの映像出力及び音声出力の設定を行う映像出力・音声出力設定部28とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、テレビ番組として放送されるコンテンツを処理するコンテンツ再生装置、コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法に関する。
テレビ番組として配信される映像には動きのあるもの、あるいは緻密なものなどさまざまな映像が含まれている。一般に販売されているテレビなどでは、映像の色表現等を調節するためのツマミなどが付いており、ある程度視聴者の好みに応じて変更できるようになっている。しかしながら、テレビ番組として配信されるこれら多岐に渡る映像を、その番組に最適な設定値に視聴者自身が適宜調整しながら視聴することは現実的とはいえない。
画質補正用の信号が埋め込まれた映像信号をテレビ番組の放送局側から受信し、この受信した信号に基づき再生画質の補正を行うことで、テレビ番組の内容に適した画質で映像を表示させることのできるテレビ受像機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−349913号公報
画質補正用の信号が埋め込まれた映像信号をテレビ番組の放送局側から受信し、この受信した信号に基づき再生画質の補正を行うことで、テレビ番組の内容に適した画質で映像を表示させることのできるテレビ受像機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記文献の技術では、前述したように、表示される映像の画質調整が、番組の内容に対しては適しているものの、当該画質調整は、テレビ受像機自体に対しては、必ずしも適正な調整であるとはいえない。すなわち、上記文献の技術では、テレビ受像機自体の仕様などに起因する特性(例えば表示デバイスの表示特性など)を加味した画質調整が行われているとはいえず、この点をも考慮した自動調整機能の実現が期待される。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、放送される番組の内容及びその番組を受信する装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定が実現されるコンテンツ再生装置、コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放送局よりテレビ番組として放送されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツの番組内容及びクライアント側の装置に対応するように予め定めたパラメータ情報をネットワークを介してサーバより取得するパラメータ取得部と、前記パラメータ取得部により取得された前記パラメータ情報に基づいて、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツの映像出力及び/又は音声出力の設定を行う設定部と、を具備することを特徴とする例えばコンテンツ再生装置である。
本発明では、テレビ番組としてのコンテンツを受信するクライアント側のコンテンツ再生装置及び前記のコンテンツの番組内容に対応するように予め定めたパラメータ情報を、当該コンテンツ再生装置がサーバより取得し、この取得したパラメータ情報に基づいて、コンテンツ再生装置がコンテンツの映像出力や音声出力を適正な状態に自動設定することが可能である。
したがって、本発明によれば、放送される番組の内容及びその番組を受信する装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定が実現されるコンテンツ再生装置、コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ処理システム1の構成を概略的に示す図であり、図2は、このコンテンツ処理システム1が備える番組情報配信サーバ3の構成を示す機能ブロック図である。また、図3は、図1のコンテンツ処理システム1が備えるデジタルTV(テレビジョン)7の構成を示す機能ブロック図であり、さらに、図4は、図2の番組情報配信サーバ3により配信されるパラメータ情報16の内容を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ処理システム1の構成を概略的に示す図であり、図2は、このコンテンツ処理システム1が備える番組情報配信サーバ3の構成を示す機能ブロック図である。また、図3は、図1のコンテンツ処理システム1が備えるデジタルTV(テレビジョン)7の構成を示す機能ブロック図であり、さらに、図4は、図2の番組情報配信サーバ3により配信されるパラメータ情報16の内容を示す図である。
図1に示すように、コンテンツ処理システム1は、番組情報配信サーバ3と、この番組情報配信サーバ3にインターネット5などのネットワーク(及びルータ8)を介して接続されたクライアントとしてのデジタルTV7とを備える。コンテンツ再生装置として機能するデジタルTV7は、放送局2よりテレビ番組として放送されるコンテンツをアンテナ9を通じて受信する。放送局2は、例えばMPEG−2 TSなどのトランスポートストリーム形式のコンテンツを放送波に載せて送信する。なお、放送局2は、ケーブルを通じてテレビ番組を放送するケーブルテレビ局などであってもよい。また、上記のデジタルTVに代えてプロジェクタをコンテンツ再生装置として適用することも可能である。
番組情報配信サーバ3は、図2に示すように、デジタルTV7との間での情報のやり取りの際の通信制御を行う送受信部14と、各種情報を記憶する記憶部15と、各部を統括的に制御する制御部12とから構成される。番組情報配信サーバ3は、例えば、デジタルTV7の製造元の運営するサービスサイトなどである。番組情報配信サーバ3の記憶部15には、放送局2から放送される番組内容及びデジタルTV7本体に対応するように予め定めたパラメータ情報16を記憶する。後に詳述するこのパラメータ情報16は、デジタルTV7専用の映像表示設定や音声出力の設定を行う構成部分に対する推奨設定値が、番組ごとに割り当てられたかたちで構成されている。また、制御部12は、送受信部14を介してデジタルTV7からのパラメータ情報16の送信要求を受信した場合に、このパラメータ情報16をデジタルTV7側に送信(配信)する。
図3に示すように、デジタルTV7は、例えば再生専用のテレビジョン装置であって、上記アンテナ9、チューナ部21、逆多重化部22、再生処理部23、バス20、映像復号部24、音声復号部25、音声データ処理部30、例えばステレオ対応のスピーカ33、映像データ処理部26、映像出力・音声出力設定部28、表示デバイスとしてのモニタ34、リモコン(リモートコントローラ)37、リモコンインタフェース部38、ネットワーク接続部39、フラッシュROM(EEPROM)35、並びに各部を統括的に制御するコントローラ36を備える。
リモコンインタフェース部38は、ユーザが入力操作を行う電源ボタンやチャンネル切替ボタンなどを有するリモコン37とのインタフェース部である。コンテンツ受信部として機能するチューナ部21は、アンテナ9からそれぞれ取り込まれる例えばデジタルの放送波から所望の放送波(放送局)を選局する。なお、デジタル放送の放送波は、アンテナから取り込まれるものに限らず、上記したケーブルテレビ局などからケーブルを介して取り込まれるものであってもよい。
逆多重化部22は、放送波に多重化された音声信号、映像信号(及び字幕用のテキストデータ)をそれぞれ分離して音声復号部25、映像復号部24へそれぞれ出力する。再生処理部23は、音声復号部25及び映像復号部24を制御し、逆多重化部22にて分離されたコンテンツを再生(デコード)する。具体的には、音声復号部25は、逆多重化部22で分離された音声信号を復号し復号したデジタル音声信号を音声データ処理部30へ出力する。(テキストの復号部としての機能をも有する)映像復号部24は、逆多重化部22で分離された映像信号を復号し復号したデジタル映像信号(及びテキストデータ)を映像データ処理部26へ出力する。
音声データ処理部30及び映像データ処理部26は、復号されたデジタル音声信号及びデジタル映像信号に対し、後述する所定の音声処理や画像処理を行う。音声データ処理部30及び映像データ処理部26の各最後段部分には、モニタ34、スピーカ33が各々接続されている音声出力端子32及び映像出力端子29が設けられている。
上述した映像データ処理部26には、I/P変換回路27aや動特性改善回路27bなどを備える画質改善回路27が設けられている。画質改善回路27は、番組内の映像シーンにおける動きの速度の大小、また例えばHD(High Definition)映像やSD(Standard Definition)映像といった放送波の解像度の違い、映像ソースの種類による画像フレーム数の違いなどに応じた映像データの高画質化処理の選択的な設定を可能とする。
すなわち、画質改善回路27が有するI/P変換回路27aは、インタレース/プログレッシブ変換を実現するための処理部であって、偶数及び奇数フィールドにそれぞれ相当するインタレース信号どうしを合成してプログレッシブな映像信号としてのフレームを生成する。ここで、本実施形態のI/P変換回路27aは、例えば2倍の情報量を持つプログレッシブ映像への変換を行うことが可能であり、実質的に生成されるフレームの数を増加させ高画質化処理を行う。詳細には、I/P変換回路27aは、プログレッシブ変換時に得られるフレームと同一のフレームをコピーして生成したり、また、前後のフレームの関係からその中間の過渡的な動画像に相当するフレームを予測して新たに生成することで、動きの速い映像シーンに対しても一定以上の映像品質を確保することができる。
つまり、I/P変換回路27aは、映像シーンにおける動きの速度の大小に応じて、例えば、通常品質処理、中品質処理、高品質処理などを適宜設定することが可能である。I/P変換回路27aは、動きの速い映像シーンに対応させるために高品質処理が設定された場合、I/P変換時に生成されるフレームの数を2倍とし、中間の速さの映像シーンに対応させるために中品質処理が設定された場合、生成するフレームの数を1.5倍とし、動きの遅い映像シーンのための通常品質処理が設定された場合、生成するフレームの数を増加させない(1倍)とする処理を行う。
動特性改善回路27bは、I/P変換回路27aと協働して動作し、このI/P変換回路27aによるI/P変換の際に例えば、動き検出を行い、プログレッシブ変換される画像に補正を加える。具体的には、動特性改善回路27bは、動きの速い映像シーンに対応させるために高品質処理が設定された場合、処理対象のフレームの前後のフレームを参照した動き検出を行い、プログレッシブ変換される画像を補正する。また、動特性改善回路27bは、中間の速さの映像シーンに対応させるために中品質処理が設定された場合、例えば、同一フレームの偶数、奇数フィールド間で、動き検出を行い画像を補正する。さらにまた、動特性改善回路27bは、動きの遅い映像シーンのための通常品質処理が設定された場合、このような動き検出を伴わないプログレッシブ変換を実行させる。
ここで、動特性改善回路27b及びI/P変換回路27aによる設定の基準としては、番組のジャンルとして、静止画が多く動きの少ないニュース、速い動きがあまりないドラマ、スポーツの中でも動きの少ない相撲は、上記の通常品質処理が適している。また、スポーツの中で動きの比較的速い野球は、中品質処理が適しており、さらに、スポーツの中でも映像シーンの動きの激しいモータスポーツやサッカは、高品質処理が適している。
また、映像データ処理部26は、上述したような映像出力の調整可能な項目以外に、さらに、次に挙げる映像出力の調整が可能となっている。つまり例えば、映像データ処理部26は、画面設定として、スキャン方法(全ての受信チャンネルの番組の静止画面などをマルチウインドウ表示させるなどといった画面設定)、ズーム方法(画面の縦横比の変更などを伴う表示画面のズーム設定)、字幕表示の有無、字幕の表示位置の調整などが可能であり、また本質的な映像設定として、明るさ、コントラスト、色の濃さ、輪郭強調、色合いなどの調整が可能である。
一方、音声データ処理部30は、例えば、左右のスピーカ音量のバランス調整、立体音響設定、低音/高音調整などを行うことが可能である。
次に、映像出力・音声出力設定部28の機能及びその機能に関連するコントローラ36の処理について説明する。この映像出力・音声出力設定部28は、番組情報配信サーバ3より取得されたパラメータ情報16に基づいて、受信したコンテンツ(番組)の映像出力及び音声出力の設定を行う。すなわち、映像出力・音声出力設定部28は、映像データ処理部26により調整可能な上述した画質改善回路27を通じての通常/中/高品質処理の自動設定(自動調整)や明るさ、コントラストなどの映像出力に関する項目の自動設定、及び音声データ処理部30により調整可能なバランスや低/高音などの音声出力に関する項目の自動設定を行う。
ここで、上記のパラメータ情報16は、受信したコンテンツの番組内容及びクライアント側の装置である当該デジタルTV7(デジタルTV7の仕様などに)対応するように予め定められている。つまり、パラメータ情報16は、放送される番組の内容及びその番組を受信する装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定が実現されるように構成されている。したがって、番組内容は、映画、スポーツ、音楽、ニュース、ドラマ、アニメなどにジャンル分けされ、さらにジャンル分けされた番組は、さらにその詳細な内容で分類される。例えば、画質改善回路27の機能の説明個所で述べたように、同じスポーツの場合であっても、種目によって映像シーンの動きの速度などが大きく異なるため、スポーツは、野球、サッカ、相撲などに細分化される。つまり、パラメータ情報16には、番組内の映像シーンにおける動きの速度の大小に応じた画質調整を可能とする設定項目の情報(言い換えれば、画質改善回路27の通常/中/高品質処理を選択するための情報)が含まれている。したがって、上記のように分類された番組内容にとって適正な映像出力の設定や音声出力の設定に関する情報がパラメータ情報16として構成されている。
また、パラメータ情報16は、デジタルTV7自体の仕様などに起因する特性、すなわちモニタ34の表示特性や、スピーカ33の出力特性などを加味(考慮)した情報内容で構成されている。すなわち、図4に例示するように、パラメータ情報16は、デジタルTV7専用の情報であると共に、番組(図4の例では、放送時間17:00〜19:00又は19:00〜20:00に放送されるチャンネル1/チャンネル3で放送される番組A〜D)ごとに異なる内容(パラメータ値)で構成されている。ここで、本実施形態のパラメータ情報16には、映像データ処理部26及び音声データ処理部30を通じて映像出力・音声出力設定部28が行う映像出力及び音声出力の設定用として推奨される全ての設定項目の推奨設定値が埋め込まれている。
パラメータ取得部として機能するコントローラ36は、パラメータ情報16の送信要求を番組情報配信サーバ3に通知することで、番組情報配信サーバ3より返信されるパラメータ情報16をダウンロードし、この取得したパラメータ情報16をフラッシュROM35内に格納する。このフラッシュROM35内に格納されたパラメータ情報16は、映像出力及び音声出力の設定時に映像出力・音声出力設定部28により参照される。
次に、このように構成されたコンテンツ処理システム1によるコンテンツ処理方法について説明する。具体的には、デジタルTV7における映像出力及び音声出力の自動設定方法について図5に示すフローチャートに基づき説明を行う。
すなわち、図5に示すように、デジタルTV7のコントローラ36は、ユーザによるリモコン37を通じての入力操作により、デジタルTV7の例えば電源ONやチャンネルの切り替えを検出した場合(S1のYES)、パラメータ情報16がフラッシュROM35内に格納されているか否か、及び番組情報配信サーバ3上のパラメータ情報16に更新があるか否かを検出する(S2)。
コントローラ36は、パラメータ情報16がフラッシュROM35内にないこと、又はパラメータ情報16に更新があったことを検出した場合(S2のYES)、番組情報配信サーバ3へパラメータ情報16の送信要求を通知する(S3)。この後、コントローラ36は、番組情報配信サーバ3より取得したパラメータ情報16をフラッシュROM35内に保存する(S4)。
次に、(また、S2でNOの場合)コントローラ36は、映像出力・音声出力設定部28を制御し、この制御下で映像出力・音声出力設定部28は、フラッシュROM35内に保存されているパラメータ情報16を参照して、デジタルTV7で選局されている番組(コンテンツ)の映像表示出力の設定及び音声出力の自動設定を行う(S5)。この後、設定された内容でモニタ34に選局中の番組の映像が表示されると共にスピーカ33から音声が出力される(S6)。
既述したように、本実施形態に係るコンテンツ処理システム1によれば、テレビ番組としてのコンテンツを受信するクライアント側のデジタルTV7及びこのコンテンツの番組内容に対応するように予め定めたパラメータ情報16を、当該デジタルTV7が番組情報配信サーバ3より取得し、この取得したパラメータ情報16に基づいて、デジタルTV7が番組の映像出力の設定や音声出力の設定を適正な設定状態に自動調整することができる。これにより、放送される番組の内容及びその番組を受信する装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定が実現される。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図6〜図12に基づき説明する。ここで、図6は、この実施形態に係るコンテンツ処理システム51の構成を概略的に示す図であり、図7は、このコンテンツ処理システム51が備える番組情報配信サーバ53の構成を示す機能ブロック図である。また、図8は、このコンテンツ処理システム51が備えるデジタルTV57a、57b…57nの構成を示す機能ブロック図であり、図9は、図7の番組情報配信サーバ53により配信されるパラメータ情報56の内容を示す図である。
次に、本発明の第2の実施形態を図6〜図12に基づき説明する。ここで、図6は、この実施形態に係るコンテンツ処理システム51の構成を概略的に示す図であり、図7は、このコンテンツ処理システム51が備える番組情報配信サーバ53の構成を示す機能ブロック図である。また、図8は、このコンテンツ処理システム51が備えるデジタルTV57a、57b…57nの構成を示す機能ブロック図であり、図9は、図7の番組情報配信サーバ53により配信されるパラメータ情報56の内容を示す図である。
さらに、図10は、図8のデジタルTV57a、57b…57nが内蔵するフラッシュROM35に予め記憶された機種対応付けテーブル55a、55b…55nの内容を示す図である。また、図11は、デジタルTV57a、57b…57nの録画処理時の動作を示すフローチャートであり、図12は、デジタルTV57a、57b…57nの再生処理時の動作を示すフローチャートである。なお、図6〜図8おいて、図1〜図3に示した第1の実施形態のコンテンツ処理システム1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
すなわち、この実施形態に係るコンテンツ処理システム51は、第1の実施形態のコンテンツ処理システム51が備えていた番組情報配信サーバ3及びデジタルTV7に代えて、番組情報配信サーバ53及びデジタルTV57a、57b…57nを備える。番組情報配信サーバ53は、図7及び図9に示すように、第1の実施形態のパラメータ情報16と異なるパラメータ情報56を記憶部15内に記憶する。
図6及び図8に示すように、デジタルTV57a、57b…57nは、互いに機種(仕様)が異なり、音声の出力特性が各々異なるスピーカ33a、33b…33n及び映像の表示特性が各々異なるモニタ34、34a、34b…34nを搭載している。また、デジタルTV57a、57b…57nは、第1の実施形態のデジタルTV7の再生処理部23、リモコン37及び映像出力・音声出力設定部28に代えて、図8に示すように、録画再生処理部52、リモコン47、映像出力・音声出力設定部59を備えると共に、外部記憶装置としてハードディスク装置54を内蔵する。つまり、デジタルTV57a、57b…57nは、再生機能に加え録画機能を有する。
すなわち、録画再生処理部52は、チューナ部21により受信された番組(コンテンツ)をハードディスク装置54に録画すると共に、この録画された番組の再生を行うことが可能である。また、録画再生処理部52は、録画された番組に対応する(番組情報配信サーバ53より取得した)パラメータ情報56を当該録画番組(コンテンツ)に対応付けて記憶させた録画対応付けテーブル58を作成して、フラッシュROM35内に格納する。リモコン47には、電源ボタン、チャンネル切替ボタンに加え、録画ボタン、再生ボタン、録画予約(録画時刻設定)ボタンなどを備える。また、映像出力・音声出力設定部59は、録画再生処理部52による再生対象の番組(コンテンツ)に対応した録画対応付けテーブル58内のパラメータ情報に基づいて、当該再生される番組の映像出力及び音声出力の設定を行う。
ここで、本実施形態のパラメータ情報56には、図9に示すように、映像出力及び音声出力の設定用の推奨設定値の情報はなく、プリセット番号が埋め込まれている。また、パラメータ情報は、同一の番組の放送時間全体を細分化した所定の時間間隔単位で、情報の内容に補正が加えられている。つまり、プリセット番号は、同一の番組を細分化した時間間隔ごとに埋め込まれている(図9では番組A、Bを前半/後半の1時間ずつに分断した態様を例示している)。このようにパラメータ情報56を細分化する理由としては、例えば番組が野球中継であって、夕方から夜間に差しかかる時間帯(18:00前後などで)周囲の明るさが大きく変動し、これに伴い、例えば映像出力の適正な設定値が変動することが予め想定されるためである。
また、パラメータ情報56は、図9に示すように、デジタルTV57a、57b…57nにおける全機種共通の情報として用いられる。すなわち、機種の異なるデジタルTV57a、57b…57nの各フラッシュROM35内には、図8及び図10に示すように、映像出力及び音声出力の設定用として推奨される推奨設定値とパラメータ情報56が持つプリセット番号とを対応付けて記憶する機種ごとに固有の機種対応付けテーブル55a、55b…55nが工場出荷時(デジタルTVの製造時)などに予め格納される。したがって、映像出力・音声出力設定部59は、サーバより取得されたパラメータ情報56内のプリセット番号に対応する機種対応付けテーブル55a、55b…55n内の推奨設定値を用いて設定を行う。機種対応付けテーブル55a、55b…55n内の推奨設定値は、デジタルTV57a、57b…57nの個々の機種の仕様、つまり機種ごとに例えば異なるモニタ34a、34b…34nの表示特性や、スピーカ33a、33b…33nの音声出力特性などを考慮して予め定められている。
次に、このように構成されたコンテンツ処理システム51のデジタルTV57a、57b…57nの録画処理時及び再生処理時の動作を図11及び図12に基づき説明する。まず、録画処理について説明する。デジタルTV57a、57b…57nのコントローラ36は、図11に示すように、ユーザによるリモコン37の録画ボタンなどを通じての入力操作により、録画要求が発生したことを検出した場合(S11のYES)、例えば、番組情報配信サーバ3へパラメータ情報16の送信要求を通知する(S12)。この後、コントローラ36は、番組情報配信サーバ53よりパラメータ情報16を取得し(S13)、さらにハードディスク装置54に番組の録画を行う共に、取得したパラメータ情報16を録画番組に対応付けした録画対応付けテーブル58をフラッシュROM35内に格納する(S14)。
次に、再生処理について説明する。デジタルTV57a、57b…57nのコントローラ36は、図12に示すように、ユーザによるリモコン37の再生ボタンを通じての入力操作により、再生要求が発生したことを検出した場合(S21のYES)、フラッシュROM35内の録画対応付けテーブル58を参照して、再生要求の対象となる録画番組に対応するパラメータ情報(プリセット番号)を検索する(S22)。次に、コントローラ36は、機種対応付けテーブル55a、55b…55nを参照して、パラメータ情報(プリセット番号)に対応する映像出力及び音声出力の設定用の全ての設定項目の推奨設定値を検索する(S23)。
コントローラ36は、検索された各推奨設定値を用いて、番組(コンテンツ)の映像表示出力の設定及び音声出力の設定を行う(S24)。この後、設定された内容でモニタ34に録画番組の映像が表示されると共にスピーカ33から音声が出力される(S25)。
このように、本実施形態に係るコンテンツ処理システム51では、デジタルTV57a、57b…57nの仕様及び主に録画番組の内容に対応するように定められたパラメータ情報16に基づいて、当該録画番組の内容及びその録画再生を行う装置側にとって最適な映像表示設定や音声出力の設定が実現される。また、コンテンツ処理システム51によれば、デジタルTV57a、57b…57nの各機種で共通なプリセット番号をパラメータ情報56に利用することで、機種別に情報を用意(配信)することなどが不要となる。
以上、本発明を第1、第2の実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、本発明のコンテンツ再生装置をデジタルTVとして適用した形態を例示したが、これに代えて、図13に示すように、図8の録画再生処理部52を少なくとも備えるHDD・DVDレコーダなどの録画機器79と画像を可視的に表示するモニタ(表示デバイス)を少なくとも備える画像表示機器(録画機能のないTVなど)78とをHDMI(登録商標)規格のCEC(Consumer Electronics Control)を利用して組み合わせたコンテンツ再生装置77を本発明として適用することも可能である。
また、上述した第1、第2の実施の形態では、映像出力・音声出力設定部28、59が映像出力と音声出力との双方を自動設定するものであったが、映像出力及び音声出力のうちのいずれか一方だけを自動設定する設定部を設けてもよい。
1,51…コンテンツ処理システム、2…放送局、3,53…番組情報配信サーバ、5…インターネット、16,56…パラメータ情報、7,57a,57b〜57n…デジタルTV、23…再生処理部、28、59…映像出力・音声出力設定部、52…録画再生処理部、27…画質改善回路、36…コントローラ、55a、55b〜55n…機種対応付けテーブル、58…録画対応付けテーブル。
Claims (8)
- 放送局よりテレビ番組として放送されるコンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
前記コンテンツの番組内容及びクライアント側の装置に対応するように予め定めたパラメータ情報をネットワークを介してサーバより取得するパラメータ取得部と、
前記パラメータ取得部により取得された前記パラメータ情報に基づいて、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツの映像出力及び/又は音声出力の設定を行う設定部と、
を具備することを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記クライアント側の装置である当該コンテンツ再生装置は、仕様の異なる複数の機種が存在し、かつ、映像出力及び/又は音声出力の設定用として推奨される推奨設定値とプリセット番号とを対応付けて記憶する前記機種ごとに固有の機種対応付けテーブルをさらに備え、
前記パラメータ取得部は、前記パラメータ情報としてプリセット番号を前記サーバより取得し、
前記設定部は、前記サーバより取得されたプリセット番号に対応する前記機種対応付けテーブル内の推奨設定値を用いて設定を行う、
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。 - 前記パラメータ情報は、同一の番組の放送時間全体を細分化した所定の時間間隔単位で、情報の内容に補正が加えられていることを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ再生装置。
- 前記コンテンツ受信部により受信されたコンテンツを録画する録画処理部と、
前記録画処理部により録画されたコンテンツに対応する前記パラメータ情報を当該コンテンツに対応付けて記憶する録画対応付けテーブルと、
前記録画処理部により録画されたコンテンツを再生する再生処理部と、
をさらに備え、
前記設定部は、前記再生処理部による再生対象のコンテンツに対応した前記録画対応付けテーブル内のパラメータ情報に基づいて、当該再生されるコンテンツの映像出力及び/又は音声出力の設定を行う、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記録画処理部を少なくとも備える録画機器と画像を可視的に表示する表示デバイスを少なくとも備える画像表示機器とを組み合わせて構成されることを特徴とする請求項4記載のコンテンツ再生装置。
- 前記パラメータ情報には、番組内の映像シーンにおける動きの速度の大小に応じた画質調整を可能とする設定項目の情報が含まれていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
- ネットワークを介して互いに接続されたコンテンツ再生装置とサーバとを備えるコンテンツ処理システムであって、
前記サーバが、
放送局よりテレビ番組として放送されるコンテンツの番組内容及び前記コンテンツ再生装置に対応するように予め定めたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶部と、
前記パラメータ記憶部に記憶された前記パラメータ情報を前記ネットワークを介して送信する送信部と、を備え、
前記コンテンツ再生装置が、
前記送信部により送信される前記パラメータ情報を前記ネットワークを介して取得するパラメータ取得部と、
前記放送局より放送される前記コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
前記パラメータ取得部により取得された前記パラメータ情報に基づいて、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツの映像出力及び/又は音声出力の設定を行う設定部と、
を具備することを特徴とするコンテンツ処理システム。 - ネットワークを介して互いに接続されたコンテンツ再生装置とサーバとによるコンテンツ処理方法であって、
放送局よりテレビ番組として放送されるコンテンツの番組内容及び前記コンテンツ再生装置に対応するように予め定めたパラメータ情報を前記サーバが前記ネットワークを介して送信するステップと、
前記サーバより送信された前記パラメータ情報を前記コンテンツ再生装置が前記ネットワークを介して取得するステップと、
前記放送局より放送される前記コンテンツを前記コンテンツ再生装置が受信するステップと、
前記パラメータ取得部により取得された前記パラメータ情報に基づいて、前記コンテンツ再生装置が、前記受信されたコンテンツの映像出力及び/又は音声出力の設定を行うステップと、
を有することを特徴とするコンテンツ処理方法。
Priority Applications (1)
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JP2007146319A JP2008301299A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | コンテンツ再生装置、コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法 |
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WO2020045108A1 (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | ソニー株式会社 | 画像処理装置、表示制御方法、およびプログラム |
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-
2007
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