JP2008300658A - フレキシブルリジッド多層プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとが高い接着強度で平坦性良く結合され、高精度で信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を提供する。
【解決手段】第1層絶縁基材2として並置された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材10および硬質性を有するリジッド絶縁基材20と、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15およびリジッド絶縁基材20に積層された第1層リジッド領域導体21で構成される第1層導体3とを備え、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20とは相互に対向して接着され、フレキシブル領域導体層15で形成されリジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rの端部と第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部とは相互に対向して接着してある。
【選択図】図5

Description

本発明は、フレキシブル領域およびリジッド領域を備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板およびその製造方法に関する。
フレキシブル領域およびリジッド領域を備える従来のフレキシブルリジッドプリント配線板を図33、図34に基づいて説明する。
図33は、従来のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の平面図である。図34は、図33の矢符B−Bでの断面の端面を拡大して示す拡大端面図である。なお、端面図でのハッチングは図面の見易さを考慮して省略する。
4層構造として製造された従来のフレキシブルリジッド多層プリント配線板101は、概略次のような工程で製造される。
まず、内層部材としての両面フレキシブル基板(第1層絶縁基材110および第1層導体115)を準備し内層パターン(第1層導体パターン115p)を形成する。つまり、第1層絶縁基材110に第1層導体パターン115pを形成する。なお、第1層導体パターン115pはフレキシブル領域Afでは、フレキシブルリードパターン115pfとして構成される。
次に、第1層導体パターン115pの表面にフィルムカバーレイを圧着する。つまり、保護絶縁膜(フィルムカバーレイ)130(保護フィルム131および保護接着剤132)を形成する。
さらに、外層部材としてフレキシブル領域Afに対応する部分を除去した樹脂付き銅箔を準備し、内層部材と外層部材を積層プレスして積層(接着)する。つまり、第2層絶縁基材140、第2層導体141を積層、形成する。
なお、樹脂付き銅箔の代わりに外層部材としてフレキシブル領域Afに対応する部分を除去した片面リジッド基板を準備する場合もある。このときは、片面リジッド基板に対応させた接着部材を準備し、片面リジッド基板、接着部材、両面フレキシブル基板、接着部材、片面リジッド基板の順に重畳して積層プレスして積層する。
第2層絶縁基材140、第2層導体141を形成した後、第2層導体141と第1層導体パターン115pを導通する導通孔143を開口する。全体に銅メッキして導通孔導体144を形成し、第2層導体141と第1層導体パターン115pを接続する。
次に、導通孔導体144および第2層導体141をパターニングして外層パターンを形成する。つまり、第2層導体パターン145を形成する。さらに、ソルダーレジスト150を形成し、適宜の表面処理を施す。
その後、フレキシブル領域Afの外形を加工し、フレキシブル領域Afの外形端部Affを形成する。また、リジッド領域Arの外形を加工し、リジッド領域Arの外形端部Arfを形成する。
外形を完成したフレキシブルリジッド多層プリント配線板101の検査を実施する(検査工程)。
上述したとおり、従来のフレキシブルリジッド多層プリント配線板101は、内層部材として全面にフレキシブル基板を適用していた。このような技術は、例えば特許文献1に開示してある。
フレキシブルリジッド多層プリント配線板101のリジッド領域Arには、多くの部品が実装される。つまり、回路配線(第2層導体パターン145)、導通孔143などが多く、高い平滑精度(例えば表面凹凸)、高い接続性能(例えば導通孔内壁の荒さ制限。一般的に導通孔内壁の凹凸が小さいほど温度衝撃による導通孔導体の金属疲労が小さく信頼性が高くなる。)などが要求される。また、高い電気性能(例えば導通抵抗、絶縁抵抗)、高い耐熱性能(例えば半田溶融耐熱)なども要求される。
つまり、リジッド領域Arでは、導体は一定の厚さがある材料であり、絶縁体は一定の硬さ、一定の絶縁性がある材料であること、また、均質な材料であることが好ましい。したがって、一般的にはガラス繊維入りエポキシ樹脂が多く使われる。
また、フレキシブルリジッド多層プリント配線板101のフレキシブル領域Afは、リード線として機能する回路配線(フレキシブルリードパターン115pf)が多く、高い屈曲性能(例えば組み立て曲げ、開閉屈曲)などが要求される。
つまり、フレキシブル領域Afでは、導体は一定の薄さに加工することが可能で一定の柔軟性がある材料であること、絶縁体は一定の柔軟性がある材料であることが好ましい。したがって、一般的には可撓性と絶縁性に優れたポリイミド樹脂フィルムが多く使われる。
しかしながら、従来のフレキシブルリジッド多層プリント配線板101は、内層部材として全面にフレキシブル基板を使用することから、リジッド領域Arでは、絶縁体がリジッド絶縁基材(第2層絶縁基材140)とフレキシブル絶縁基材(第1層絶縁基材110)の複合材料として形成されるので積層加工が難しいという問題がある。
また、リジッド領域Arが複合材料で形成されることから、導通孔の開口が難しく、導通孔導体を形成するためのメッキが難しいという問題がある。リジッド領域Arにフレキシブル絶縁基材(例えばポリイミド樹脂フィルム)が含まれることから、吸湿性が高く、耐熱性能が劣るという問題がある。
さらに、リジッド領域Arの導体(第2層導体141)とフレキシブル領域Afの導体(第1層導体115)の厚さの調整が難しく、また、リジッド領域Arの導体とフレキシブル領域Afの導体の材質を最適化することが困難であるという問題がある。
つまり、フレキシブル領域Afおよびリジッド領域Arそれぞれに要求される積層構造特性(リジッド領域での硬質性、フレキシブル領域での可撓性、積層構造の加工容易性および信頼性、導体層特性、リジッド領域とフレキシブル領域の相互間の結合強度など)を満たすことが困難であるという問題がある。
なお、リジッド領域とフレキシブル領域に異なる絶縁基材を適用する技術が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
しかし、特許文献2に記載の技術では、内層パターン(第1層導体パターン)をリジッド領域とフレキシブル領域で個別に形成することから、内層パターンを高精度に位置合わせすることが困難であり微細化、高密度化が困難であるという問題がある。
特開2002−158445号公報 特開2006−140213号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板であって、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材とを相互に対向させて接着し、フレキシブル領域導体層で形成されリジッド領域に対向するリジッド領域対向導体部と第1層リジッド領域導体で形成されフレキシブル領域に対向するフレキシブル領域対向導体部とを相互に対向させて接着することにより、フレキシブル領域とリジッド領域とが高い接着強度で平坦性良く結合され、高精度で信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を提供することを目的とする。
また、本発明は、可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法であって、フレキシブル領域導体層が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材を準備するフレキシブル基材準備工程と、硬質性を有するリジッド絶縁基材を準備するリジッド基材準備工程と、フレキシブル絶縁基材およびリジッド絶縁基材を第1層絶縁基材として並置する第1層絶縁基材準備工程と、リジッド絶縁基材に第1層リジッド領域導体を積層して第1層リジッド領域導体およびフレキシブル領域導体層で構成される第1層導体を形成する第1層導体形成工程と、第1層導体をパターニングして第1層導体パターンを形成する第1層導体パターン形成工程とを備え、フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材のリジッド絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線となるようにフレキシブル絶縁基材を成形することにより、リジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大するようにフレキシブル絶縁基材を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を向上させた信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成するフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法を提供することを他の目的とする。
本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板は、可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板であって、第1層絶縁基材として並置された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材および硬質性を有するリジッド絶縁基材と、前記フレキシブル絶縁基材に積層されたフレキシブル領域導体層および前記リジッド絶縁基材に積層された第1層リジッド領域導体で構成される第1層導体と、前記リジッド絶縁基材に積層された第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体とを備え、前記フレキシブル絶縁基材と前記リジッド絶縁基材とは相互に対向して接着され、前記フレキシブル領域導体層で形成され前記リジッド領域に対向するリジッド領域対向導体部の端部と前記第1層リジッド領域導体で形成され前記フレキシブル領域に対向するフレキシブル領域対向導体部の端部とは相互に対向して接着してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域とリジッド領域とを相互に対向させて接着することから、結合強度が高く平坦性の良い結合が可能となり、高精度かつ高信頼性のフレキシブルリジッド多層プリント配線板とすることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記フレキシブル絶縁基材の前記リジッド絶縁基材に対向する端部は、凹凸を有する第1曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第1曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第2曲線が前記第1曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を確実に向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第2曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第3曲線が前記第2曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度をさらに向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記リジッド領域対向導体部の端部は、凹凸を有する第4曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする。
この構成により、リジッド領域に対向するリジッド領域対向導体部のリジッド領域に対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域とリジッド領域との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第4曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第5曲線が前記第4曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を確実に向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第5曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第6曲線が前記第5曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度をさらに向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第4曲線は、前記第1曲線に沿うように配置してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材の端部でフレキシブル絶縁基材に対するリジッド領域対向導体部の配置を均一化することが可能となるので、リジッド絶縁基材に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記リジッド絶縁基材の前記フレキシブル絶縁基材に対向する端部は、凹凸を有する第7曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第7曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第8曲線が前記第7曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を確実に向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記フレキシブル領域対向導体部の端部は、凹凸を有する第9曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域に対向するフレキシブル領域対向導体部のフレキシブル領域に対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域とリジッド領域との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第9曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第10曲線が前記第9曲線に重畳してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を確実に向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第9曲線は、前記第7曲線に沿うように配置してあることを特徴とする。
この構成により、リジッド絶縁基材の端部でリジッド絶縁基材に対するフレキシブル領域対向導体部の配置を均一化することが可能となるので、フレキシブル絶縁基材に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第7曲線は、前記第1曲線に沿うように配置してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間隔を均等にすることが可能となり、対向領域の全体で均等に結合させることができるので、均等で信頼性の高い結合強度を確保することができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記第1曲線ないし前記第10曲線は、それぞれ正弦波状としてあることを特徴とする。
この構成により、第1曲線ないし第10曲線をより滑らかにすることが可能となり、接着強度をより向上させ信頼性を向上させることが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記フレキシブル絶縁基材は、相互に重畳された複数のフレキシブル絶縁フィルムで構成してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域の柔軟性および耐屈曲性を向上させて信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板とすることが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、複数の前記フレキシブル絶縁フィルムは、前記リジッド絶縁基材に対向する前記フレキシブル絶縁フィルムの端部と前記リジッド領域対向導体部の端部との間で相互に接着されたフィルム接着部を有することを特徴とする。
この構成により、複数のフレキシブル絶縁フィルムを容易かつ高精度に接着することが可能となり、フレキシブル絶縁基材として必要な特性を確保することが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記フィルム接着部は、前記フレキシブル絶縁フィルムの溶着により形成してあることを特徴とする。
この構成により、接着剤を挟まないことから、接着剤による凹凸が発生しないので平坦性の良いフレキシブル絶縁基材とすることが可能となり、また、構成部品点数を抑制して高精度の接着を容易に行なうことが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、前記フレキシブル領域導体層を被覆して保護する保護フィルムを備え、該保護フィルムは、前記フレキシブル領域対向導体部まで延伸してあることを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域からリジッド領域にわたる連結部を被覆して保護することにより連結強度を向上させることが可能となり、フレキシブルリジッド多層プリント配線板の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法は、可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法であって、フレキシブル領域導体層が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材を準備するフレキシブル基材準備工程と、硬質性を有するリジッド絶縁基材を準備するリジッド基材準備工程と、前記フレキシブル絶縁基材および前記リジッド絶縁基材を第1層絶縁基材として並置する第1層絶縁基材準備工程と、前記リジッド絶縁基材に第1層リジッド領域導体を積層して該第1層リジッド領域導体および前記フレキシブル領域導体層で構成される第1層導体を形成する第1層導体形成工程と、前記第1層導体をパターニングして第1層導体パターンを形成する第1層導体パターン形成工程と、前記リジッド絶縁基材に第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を積層する第2層積層工程とを備え、前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材の前記リジッド絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線となるように前記フレキシブル絶縁基材を成形することを特徴とする。
この構成により、リジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大するようにフレキシブル絶縁基材を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を向上させた信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材に積層された前記フレキシブル領域導体層を除去して前記リジッド領域に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第4曲線となるリジッド領域対向導体部を形成することを特徴とする。
この構成により、リジッド領域との間での対向面積を拡大させたリジッド領域対向導体部をフレキシブル領域導体層で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域とリジッド領域との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記リジッド基材準備工程で、前記リジッド絶縁基材の前記フレキシブル絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第7曲線となるように前記リジッド絶縁基材を成形することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大するようにリジッド絶縁基材を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度が向上したフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記第1層導体形成工程で、リジッド絶縁基材に積層する第1層リジッド領域導体を加工して前記フレキシブル領域に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第9曲線となるフレキシブル領域対向導体部を形成することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域との間で対向面積を拡大するようにフレキシブル領域対向導体部を第1層リジッド領域導体で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域とリジッド領域との間での接合強度を向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材の成形は、前記リジッド領域対向導体部を形成して前記フレキシブル領域導体層を除去した領域で行なうことを特徴とする。
この構成により、単一の素材で構成されたフレキシブル絶縁基材に対して加工することとなり、成形条件を最適化することが可能となり、成形に伴うバリを低減することができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル絶縁基材の成形は、レーザーによる切断で行なうことを特徴とする。
この構成により、導体(金属)が存在しない領域にレーザーを適用することが可能となり、容易かつ効率よく切断することができる。また、専用の工具が不要となるので生産性を向上することが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル絶縁基材は、相互に重畳された複数のフレキシブル絶縁フィルムで構成してあり、前記フレキシブル基材準備工程で、リジッド領域対向導体部を形成した後、前記リジッド絶縁基材に対向する前記フレキシブル絶縁フィルムの端部と前記リジッド領域対向導体部の端部との間に複数の前記フレキシブル絶縁フィルムを相互に接着したフィルム接着部を形成することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル領域導体層の影響を排除してフレキシブル絶縁フィルムを容易に加熱することが可能となり、容易かつ高精度に複数のフレキシブル絶縁フィルムを接着することができる。したがって、凹凸を抑制した平坦性の良いフレキシブル絶縁基材とすることが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フィルム接着部は、レーザーによる溶着で形成することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁フィルムにレーザーを直接照射できることから、局部での加熱による溶着が可能となり、平坦性良く容易かつ高精度にフレキシブル絶縁フィルムを溶着することができる。また、相互接着に伴う他の部材および専用の工具が不要となるので生産性を向上することが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル基材準備工程で、レーザーによる前記フレキシブル絶縁フィルムの切断およびレーザーによる前記フィルム接着部の形成は、同一のレーザー加工機を適用して行なうことを特徴とする。
この構成により、加工寸法および位置合わせでの精度を確保することが可能となり、高精度に加工することができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フレキシブル絶縁フィルムを同一のレーザー加工機に固定した状態を継続してレーザーによる前記フィルム接着部の形成およびレーザーによる前記フレキシブル絶縁フィルムの切断を連続的に行なうことを特徴とする。
この構成により、位置合わせを繰り返す必要が無くなり、加工精度を向上させて効率的な加工を行なうことが可能となる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記フィルム接着部を前記リジッド領域対向導体部の外側で延長して形成し、前記フレキシブル絶縁フィルム相互の接着がされない開口部を前記フィルム接着部の延長線上に形成することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁フィルムの積層強度を維持した状態で、フレキシブル絶縁フィルムあるいはフレキシブル絶縁フィルム相互間に含まれる空気、水分などを排出することが可能となり、以降の処理工程での加熱、加圧による影響を排除し重畳したフレキシブル絶縁フィルムを確実に密着させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記開口部と対向する位置に前記フレキシブル絶縁フィルムを相互に接着した補助フィルム接着部を形成することを特徴とする。
この構成により、フレキシブル絶縁フィルムを積層した後の処理工程で、排出した空気、水分の再浸入を抑制することが可能となり、生産歩留まりを向上させることができる。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、前記リジッド領域対向導体部を形成するときに、前記補助フィルム接着部を囲む領域の前記フレキシブル領域導体層を除去して補助導体除去部を形成することを特徴とする。
この構成により、容易かつ高精度に補助フィルム接着部を形成することが可能となる。
本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板によれば、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材とを相互に対向させて接着し、フレキシブル領域導体層で形成されリジッド領域に対向するリジッド領域対向導体部と第1層リジッド領域導体で形成されフレキシブル領域に対向するフレキシブル領域対向導体部とを相互に対向させて接着することから、フレキシブル領域とリジッド領域とが高い接着強度で平坦性良く結合され、高精度で信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を提供できるという効果を奏する。
また、本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法によれば、フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材のリジッド絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線となるようにフレキシブル絶縁基材を成形することから、リジッド絶縁基材との間での対向面積を拡大するようにフレキシブル絶縁基材を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材とリジッド絶縁基材との間での接合強度を向上させた信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することが可能になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
本発明に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板およびその製造方法を実施の形態1として図1Aないし図16に基づいて説明する。なお、積層方向に対称的に配置された内層を2層、外層を2層とした4層構造のフレキシブルリジッド多層プリント配線板(図16参照)を例示するが、これに限るものではない。
図1A、図1Bは、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法の工程フローを概略的に示すフロー図である。なお、図1A、図1Bで示す各工程(工程S1ないし工程S17)に関連する図2ないし図16についても、各工程の説明に併せて説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層絶縁基材を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。なお、端面図でのハッチングは図面の見易さを考慮して省略してある(以下同様とする。)。
工程S1:
第1層絶縁基材2(フレキシブル領域導体層15が積層されたフレキシブル絶縁基材10、およびフレキシブル絶縁基材10に並置されるリジッド絶縁基材20)を準備する。つまり、フレキシブル領域導体層15が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材10を準備し(フレキシブル基材準備工程)、硬質性を有するリジッド絶縁基材20を準備する(リジッド基材準備工程)。
フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル領域導体層15が積層されたフレキシブル絶縁基材10を準備する。フレキシブル絶縁基材10は、複数(例えば2枚)のフレキシブル絶縁フィルム11を相互に重畳して構成してある。2枚のフレキシブル絶縁フィルム11は、相互をフィルム接着部12で接着してある。
フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材10のリジッド絶縁基材20に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線CL1となるようにフレキシブル絶縁基材10を成形する。つまり、フレキシブル絶縁基材10の端部は基材平面に対して曲線状に形成してあり、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)のリジッド絶縁基材20に対向する端部は、凹凸を有する第1曲線CL1によって構成された平面形状を有する。
したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。つまり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させたフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
フレキシブル絶縁フィルム11は、例えばポリイミドフィルム(厚さ例えば25μm)で構成され、複数のフレキシブル絶縁フィルム11が相互に重畳してあることから強度を確保した状態で、フレキシブル領域Afでの柔軟性および耐屈曲性を向上させることが可能となる。
フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15の外周部を除去してリジッド領域Arに対向する端部の平面形状が凹凸を有する第4曲線CL4となるリジッド領域対向導体部15rを形成する。
したがって、リジッド領域Arとの間での対向面積を拡大させたリジッド領域対向導体部15rをフレキシブル領域導体層15で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
つまり、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15は、リジッド領域Arに対向する領域にリジッド領域対向導体部15r(図6参照)を備える。また、リジッド領域対向導体部15rの端部は、凹凸を有する第4曲線CL4によって構成された平面形状を有する。
したがって、リジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rのリジッド領域Arに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
なお、第4曲線CL4は、第1曲線CL1に沿うように配置してあることが好ましい。この構成により、フレキシブル絶縁基材10の端部でフレキシブル絶縁基材10に対するリジッド領域対向導体部15rの配置を均一化することが可能となるので、リジッド絶縁基材20に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
リジッド領域対向導体部15rは、例えば圧延銅箔(厚さ例えば18μm)で形成してある。また、4層構造とするために、フレキシブル絶縁基材10の両面(2枚のフレキシブル絶縁フィルム11の外側)に対称的にそれぞれ配置される。
リジッド領域対向導体部15rを形成した後、フレキシブル基材準備工程で、2枚のフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着するフィルム接着部12は形成される。すなわち、フィルム接着部12は、リジッド絶縁基材20に対向するフレキシブル絶縁フィルム11(フレキシブル絶縁基材10)の端部(第1曲線CL1)とリジッド領域対向導体部15rの端部(第4曲線CL4)との間で複数のフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着して形成される。
つまり、フィルム接着部12は、リジッド絶縁基材20に対向するフレキシブル絶縁フィルム11(フレキシブル絶縁基材10)の端部とリジッド領域対向導体部15rの端部との間に形成してある。フィルム接着部12は、リジッド領域対向導体部15rの外側で(かつフレキシブル絶縁フィルム11の内側で)延長して形成してある。
また、フィルム接着部12の延長線上に、フレキシブル絶縁フィルム11相互の接着がされない開口部12wが形成してある。開口部12wを設けることにより、フレキシブル絶縁フィルム11の積層強度を維持した状態で、フレキシブル絶縁フィルム11あるいはフレキシブル絶縁フィルム11相互間に含まれる空気、水分などを排出することが可能となり、以降の処理工程での加熱、加圧による影響を排除し、重畳したフレキシブル絶縁フィルム11を確実に密着、重畳させることができる。
また、開口部12wと対向する位置にフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着した補助フィルム接着部12bが形成してある。補助フィルム接着部12bによって開口部12wを塞ぐ形態とし、フレキシブル絶縁フィルム11の重畳領域(フレキシブル領域Afの中央領域)から開口部12wまでの経路長を長くする。したがって、フレキシブル絶縁フィルム11を積層した後の処理工程で、排出した空気、水分の再浸入を抑制することが可能となり、生産歩留まりを向上させることができる。
なお、補助フィルム接着部12bは、フレキシブル領域導体層15を除去して形成した補助導体除去部15wに形成してある。補助導体除去部15wは、リジッド領域対向導体部15rを形成するときに、補助フィルム接着部12bを囲む周囲の領域のフレキシブル領域導体層15を除去することにより形成してある。したがって、補助フィルム接着部12bは、フレキシブル領域導体層15が存在しない領域に形成することが可能となり、容易かつ高精度に補助フィルム接着部12bを形成することができる。
フレキシブル絶縁基材10(およびフレキシブル領域導体層15)は、可撓性を有するフレキシブル領域Afを構成する。なお、フレキシブル絶縁基材10(およびフレキシブル領域導体層15)の詳細な構成、製造方法については、実施の形態2で説明する。
また、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)の準備に併せて硬質性を有するリジッド絶縁基材20を準備する(リジッド基材準備工程)。リジッド絶縁基材20には、フレキシブル絶縁基材10を嵌合して相互に結合するための結合用開口部20wが予め形成してある。つまり、フレキシブル絶縁基材10の外形(第1曲線CL1)とリジッド絶縁基材20を開口して形成した結合用開口部20wは、相互に整合するように形成してある。したがって、自己整合的に嵌合できる構成としてある。
リジッド基材準備工程で、リジッド絶縁基材20のフレキシブル絶縁基材10に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第7曲線CL7となるようにリジッド絶縁基材20を成形する。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大するようにリジッド絶縁基材20を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度が向上したフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
工程S2:
フレキシブル絶縁基材10およびリジッド絶縁基材20を第1層絶縁基材2として並置する(第1層絶縁基材準備工程)。つまり、リジッド絶縁基材20に開口された結合用開口部20wにフレキシブル絶縁基材10を嵌合する(図2)。第1層絶縁基材2により可撓性を有するフレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10)と、硬質性を有するリジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20)とが画定される。
リジッド絶縁基材20のフレキシブル絶縁基材10に対向する端部(つまり、結合用開口部20w)は、凹凸を有する第7曲線CL7によって構成された平面形状を有する。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。
第7曲線CL7は、第1曲線CL1に沿うように配置してあることが望ましい。この構成により、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間隔を均等にすることが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとを対向領域の全体で均等に結合させることができるので、均等で信頼性の高い結合強度を確保することができる。
なお、フレキシブル絶縁基材10と結合用開口部20wとの間隔は、高々数十μmないし百μm程度としてあり、工程S2(フレキシブル絶縁基材10およびリジッド絶縁基材20の並置)で相互に嵌合させることが可能である。
リジッド絶縁基材20は、例えば半硬化性接着剤層(プリプレグ)としてあり、例えばガラス繊維強化エポキシ樹脂の半硬化接着剤(厚さ例えば50μm)で構成してある。つまり、リジッド絶縁基材20は、硬質性を有するリジッド領域Arを構成することとなる。
上述したとおり、相互に対向するフレキシブル絶縁基材10の端部(平面形状)を構成する第1曲線CL1とリジッド絶縁基材20w(平面形状)を構成する第7曲線CL7とは、第1曲線CL1と第7曲線CL7とを相互に嵌合し合う形状としておくことにより、位置合わせを自己整合的に行なうことが可能となる。
図3は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
図4は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を第1層絶縁基材に重畳した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
図5は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を第1層絶縁基材に積層して第1層導体を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S3:
第1層リジッド領域導体21を準備(図3)して、リジッド絶縁基材20に第1層リジッド領域導体21を重畳(図4)して位置合わせを行なう(第1層導体形成工程)。
第1層導体形成工程で、リジッド絶縁基材20に積層する第1層リジッド領域導体21を加工してフレキシブル領域Afに対向する端部の平面形状が凹凸を有する第9曲線CL9となるフレキシブル領域対向導体部21fを形成する。
つまり、第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部は、凹凸を有する第9曲線CL9によって構成された平面形状を有する。フレキシブル領域対向導体部21fの端部の形成は、例えばエッチングによって行なうことが可能である。
したがって、フレキシブル領域Afとの間で対向面積を拡大するようにフレキシブル領域対向導体部21fを第1層リジッド領域導体21で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。つまり、フレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fのフレキシブル領域Afに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
第1層リジッド領域導体21は、例えば電解銅箔(厚さ例えば18μm)で形成してある。
工程S4:
リジッド絶縁基材20に第1層リジッド領域導体21を積層する(図5)。つまり、第1層リジッド領域導体21およびフレキシブル領域導体層15で構成される第1層導体3を第1層絶縁基材2に対して形成する(第1層導体形成工程)。
リジッド絶縁基材20は、プリプレグ(半硬化性接着剤層)で構成してあることから、第1層リジッド領域導体21をリジッド絶縁基材20に積層するときの加熱、加圧によりリジッド絶縁基材20に含有される接着剤がフレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間の対向領域に滲出する。したがって、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとを相互に対向して接着する接合部4が形成される。なお、図5(A)で接合部4は透視的に表している(図6(A)でも同様としてある。)。
つまり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20とは相互に対向して接着される。また、フレキシブル領域導体層15で形成されリジッド領域Afに対向するリジッド領域対向導体部15rの端部と第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部とは相互に対向して接着される。
したがって、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとを相互に対向させて接着することから、結合強度が高く平坦性の良い結合が可能となり、高精度かつ高信頼性のフレキシブルリジッド多層プリント配線板とすることができる。
なお、第9曲線CL9は、第7曲線CL7に沿うように配置してある。したがって、リジッド絶縁基材20の端部(第7曲線CL7)でリジッド絶縁基材20に対するフレキシブル領域対向導体部21fの配置を均一化することが可能となるので、フレキシブル絶縁基材10に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
図6は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層導体をパターニングして第1層導体パターンを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S5:
第1層導体3(フレキシブル領域導体層15、第1層リジッド領域導体21)をパターニングして第1層導体パターン3pを形成する(第1層導体パターン形成工程)。つまり、フレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層を構成することとなる。
フレキシブル領域導体層15のパターニングにより、フレキシブル領域Afでの導電パターンとしてのフレキシブル領域導体パターン15p、リジッド領域Arに対向して接合部4を形成するリジッド領域対向導体部15r(フレキシブル領域導体パターン15pと分離するためのリジッド領域対向導体部15rの内周端)をそれぞれ画定することとなる。
フレキシブル領域導体パターン15pはリード線として機能するように所定の長さを有するフレキシブルリードパターンとして形成される。
第1層リジッド領域導体21のパターニングにより、リジッド領域Arでの導電パターンとしての第1層リジッド領域導体パターン21p、フレキシブル領域Afに対向して接合部4を形成するフレキシブル領域対向導体部21f(第1層リジッド領域導体パターン21pと分離するためのフレキシブル領域対向導体部21fの外周端)をそれぞれ画定することとなる。
フレキシブル領域Afでのフレキシブル領域導体パターン15pと、リジッド領域Arでの第1層リジッド領域導体パターン21pとを同時にパターニングして第1層導体パターン3pを形成することから、容易かつ高精度に第1層導体パターン3pを形成することが可能となる。
図7は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でフレキシブル領域を保護する保護フィルムを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S6:
第1層導体パターン形成工程の後、フレキシブル領域導体層15(フレキシブル領域導体パターン15p、リジッド領域対向導体部15r)を被覆して保護する保護フィルム30を形成する。保護フィルム30は、保護接着剤31によってフレキシブル領域Afに接着される。また、保護フィルム30は、フレキシブル領域対向導体部21fまで延伸してある。保護フィルム30、保護接着剤31は、いわゆるカバーレイフィルムであり、予めフレキシブル領域Afに対応する形状に成形したものを加熱、加圧して積層することができる。
したがって、フレキシブル領域Afを保護すると共に、フレキシブル領域Afからリジッド領域Arにわたる連結部4を被覆して保護することにより連結強度を向上させることが可能となり、フレキシブルリジッド多層プリント配線板の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
図8は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S7:
第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41を準備する(第2層準備工程)。第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41には、フレキシブル領域Afに対応するフレキシブル領域用開口部40wが予め形成してある。
第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41は、樹脂付き銅箔(RCC:Resin Coated Copper)で構成することが可能である。なお、4層構造とすることから、第1層絶縁基材2の両面に対称的に配置するために2枚準備される。
図9は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を重畳した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S8:
リジッド領域Arで、第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41を第1層絶縁基材2(リジッド絶縁基材20およびフレキシブル絶縁基材10)に位置合わせして重畳する(第2層重畳工程)。
図10は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を積層した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S9:
リジッド領域Arで、第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41を第1層絶縁基材2(リジッド絶縁基材20およびフレキシブル絶縁基材10)に積層する(第2層積層工程)。通常の積層プレスによる加熱、加圧により第2層絶縁基材40(第2層リジッド領域導体41)を第1層絶縁基材2に接着することができる。
図11は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層リジッド領域導体と第1層導体パターンとの間に導通孔を開口した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S10:
第1層導体3(フレキシブル領域導体層15、第1層リジッド領域導体21)と第2層リジッド領域導体41とを導通するための導通孔42を層間に形成する。つまり、第2層リジッド領域導体41と第1層導体パターン3p(第1層リジッド領域導体パターン21p、フレキシブル領域導体パターン15p)を導通するための導通孔42を層間に形成する(導通孔形成工程)。導通孔42は、通常の開口技術を適用して開口される。
導通孔42の開口により、所定の位置にある第1層リジッド領域導体パターン21p、フレキシブル領域導体パターン15pが露出される。
図12は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で導通孔に導通孔導体を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S11:
公知の技術を適用して導通孔42に導通孔導体43を形成する(導通孔導体形成工程)。つまり、導通孔42の少なくとも底面および側面に導体層(導通孔導体43)を形成して第2層リジッド領域導体41と第1層導体パターン3p(第1層リジッド領域導体パターン21p、フレキシブル領域導体パターン15p)とを接続する。
図13は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層リジッド領域導体をパターニングして第2層導体パターンを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S12:
公知の技術を適用して導通孔導体43および第2層リジッド領域導体41をパターニングして第2層導体パターン41pを形成する(第2層導体パターン形成工程)。
第2層導体パターン41pとして必要な所定のパターンが形成される。つまり、導通孔42の導通孔導体43を介して、第2層導体パターン41pと第1層リジッド領域導体パターン21pとが接続され、また、第2層導体パターン41pとフレキシブル領域導体パターン15pとが接続される。
したがって、第2層導体パターン41pを介して第1層リジッド領域導体パターン21pをフレキシブル領域導体パターン15pに接続することが可能となり、第1層リジッド領域導体パターン21pに接続されたフレキシブル領域導体パターン15pをフレキシブル領域Afに有するフレキシブルリジッド多層プリント配線板とすることができる。
図14は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層導体パターンにソルダーレジストを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S13:
第2層導体パターン41pをソルダーレジスト50で被覆し、ソルダーレジスト50をパターニングする(ソルダーレジスト形成工程)。したがって、公知の技術を適用してソルダーレジスト50に所定の開口部50wを形成することが可能となる。
つまり、フレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10)に対応させて開口部50wを形成し、フレキシブル領域Afの可撓性を確保する。また、リジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20)では形成したソルダーレジスト50により第2層導体パターン41pを保護する。また、第2層導体パターン41pに対して接続が必要となる箇所(例えば、表面実装で電子部品のリードを接続する必要がある端子部:不図示)では、開口部50wを形成してリード接続ができる構成とする。
工程S14:
ソルダーレジスト50の開口部50wの第2層導体パターン41pに表面処理を施す(表面処理工程)。つまり、開口部50wで外部に対して露出している第2層導体パターン41pに対して防錆処理などの処理を施す(不図示)。
図15は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でフレキシブル領域の外形を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S15:
フレキシブル領域Afの外形を加工し、フレキシブル領域Afの外形端部Affを例えば金型による打ち抜きで形成する(フレキシブル領域外形加工工程)。
図16は、本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でリジッド領域の外形を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。
工程S16:
リジッド領域Arの外形を加工し、リジッド領域Arの外形端部Arfを例えば金型による打ち抜きで形成する(リジッド領域外形加工工程)。リジッド領域Arの外形の形成でフレキシブルリジッド多層プリント配線板が完成する。
工程S17:
フレキシブルリジッド多層プリント配線板を検査する(検査工程)。
上述したとおり、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板は、可撓性を有するフレキシブル領域Afと、硬質性を有するリジッド領域Arとを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板であって、第1層絶縁基材2として並置された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材10および硬質性を有するリジッド絶縁基材20と、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15およびリジッド絶縁基材20に積層された第1層リジッド領域導体21で構成される第1層導体3と、リジッド絶縁基材20に積層された第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41とを備え、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20とは相互に対向して接着され、フレキシブル領域導体層15で形成されリジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rの端部と第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部とは相互に対向して接着してある。
したがって、フレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10、リジッド領域対向導体部15r)とリジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20、フレキシブル領域対向導体部21f)とを相互に対向させて接着してあることから、結合強度が高く平坦性の良い結合が可能となり、高精度で信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板とすることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、フレキシブル絶縁基材10のリジッド絶縁基材20に対向する端部は、凹凸を有する第1曲線CL1によって構成された平面形状を有する。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、リジッド領域対向導体部15rの端部は、凹凸を有する第4曲線CL4によって構成された平面形状を有する。したがって、リジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rのリジッド領域Arに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、第4曲線CL4は、第1曲線CL1に沿うように配置してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10の端部でフレキシブル絶縁基材10に対するリジッド領域対向導体部15rの配置を均一化することが可能となるので、リジッド絶縁基材20に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、リジッド絶縁基材20のフレキシブル絶縁基材10に対向する端部は、凹凸を有する第7曲線CL7によって構成された平面形状を有する。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、フレキシブル領域対向導体部21fの端部は、凹凸を有する第9曲線CL9によって構成された平面形状を有する。したがって、フレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fのフレキシブル領域Afに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、第9曲線CL9は、第7曲線CL7に沿うように配置してある。したがって、リジッド絶縁基材20の端部でリジッド絶縁基材20に対するフレキシブル領域対向導体部21fの配置を均一化することが可能となるので、フレキシブル絶縁基材10に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板では、第7曲線CLは、第1曲線CL1に沿うように配置してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間隔を均等にすることが可能となり、対向領域の全体で均等に結合させることができるので、均等で信頼性の高い結合強度を確保することができる。
また、上述したとおり、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法は、可撓性を有するフレキシブル領域Afと、硬質性を有するリジッド領域Arとを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法であって、フレキシブル領域導体層15が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材10を準備するフレキシブル基材準備工程と、硬質性を有するリジッド絶縁基材20を準備するリジッド基材準備工程と、フレキシブル絶縁基材10およびリジッド絶縁基材20を第1層絶縁基材2として並置する第1層絶縁基材準備工程と、リジッド絶縁基材20に第1層リジッド領域導体21を積層して第1層リジッド領域導体21およびフレキシブル領域導体層15で構成される第1層導体3を形成する第1層導体形成工程と、第1層導体3をパターニングして第1層導体パターン3pを形成する第1層導体パターン形成工程と、リジッド絶縁基材20に第2層絶縁基材40および第2層リジッド領域導体41を積層する第2層積層工程とを備え、フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材10のリジッド絶縁基材20に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線CL1となるようにフレキシブル絶縁基材10を成形する。
したがって、リジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大するようにフレキシブル絶縁基材10を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させた信頼性の高いフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
また、本実施の形態に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法では、フレキシブル基材準備工程で、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15を除去してリジッド領域Arに対向する端部の平面形状が凹凸を有する第4曲線CL4となるリジッド領域対向導体部15rを形成する。
したがって、リジッド領域との間での対向面積を拡大させたリジッド領域対向導体部をフレキシブル領域導体層で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域とリジッド領域との間での接合強度を向上させることができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用されたフレキシブル絶縁基材10の準備を行なうフレキシブル基材準備工程について実施の形態2として図17ないし図22に基づいて説明する。なお、本実施の形態での基本構成は、実施の形態1の場合と同様であるので、重複する事項については適宜説明を省略し、主に追加の説明が必要な事項について説明する。
図17は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材の準備工程のフローを示すフロー図である。なお、図18ないし図22については、関連する各工程で併せて説明する。
図18は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。なお、断面図でのハッチングは図面の見易さを考慮して省略してある(以下同様とする。)。
工程S20:
フレキシブル領域導体層15が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材10を準備する。フレキシブル絶縁基材10およびフレキシブル領域導体層15は、上述したとおり、可撓性を有するフレキシブル領域Afを構成する。
フレキシブル領域Afに対応するフレキシブル絶縁基材10は、相互に重畳される複数のフレキシブル絶縁フィルム11で構成してある。例えば2枚のフレキシブル絶縁フィルム11でフレキシブル絶縁基材10を構成することから、フレキシブル領域Afの柔軟性および耐屈曲性を向上させることができる。フレキシブル絶縁フィルム11は、例えば厚さが25μmのポリイミドフィルムで構成される。
フレキシブル絶縁フィルム11には、予めフレキシブル領域導体層15が積層してある。フレキシブル領域導体層15は、例えば厚さ18μmの圧延銅箔としてあり、片面配線基板として一般に市販されているものを適用することが可能である。
図19は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材でリジッド領域対向導体部を形成した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
工程S21:
フレキシブル領域導体層15のリジッド領域Arに対向する部分(フレキシブル領域導体層15の周辺領域)を部分的に除去してリジッド領域対向導体部15rを形成する。
フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)に積層されたフレキシブル領域導体層15を除去(パターニング)してリジッド領域Arに対向する端部の平面形状が凹凸を有する第4曲線CL4となるリジッド領域対向導体部15rを形成する。
この構成により、リジッド領域Arとの間での対向面積(端面の対向面積)を拡大させたリジッド領域対向導体部15rをフレキシブル領域導体層15で容易かつ高精度に形成することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
なお、リジッド領域対向導体部15rの形成は、適宜のエッチング技術を適用して行なうことが可能である。
リジッド領域対向導体部15rの端部は、リジッド絶縁基材20に対向するフレキシブル絶縁フィルム11の端部(後述する切断によって形成される端部。図21の第1曲線CL1参照。)に対して、例えば数十μmないし数百μm程度の距離の位置に形成する。
また、リジッド領域対向導体部15rを形成するときに、補助フィルム接着部12b(図21参照)を含む領域のフレキシブル領域導体層15を除去して補助導体除去部15wを併せて形成する。この構成により、容易かつ高精度に補助フィルム接着部12bを形成することが可能となる。
なお、2枚のフレキシブル絶縁フィルム11は、同一の形態のフレキシブル領域導体層15を有するフレキシブル絶縁フィルム11として対称的に形成される。
図20は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材としてのフレキシブル絶縁フィルムを重畳した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
工程S22:
フレキシブル絶縁フィルム11を相互に重畳させる。つまり、2枚のフレキシブル絶縁フィルム11は、相互に位置合わせして対称的に配置される。したがって、フレキシブル絶縁フィルム11が相互に重畳され、フレキシブル領域導体層15が互いに逆方向に露出する形態で配置される。
図21は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材としてのフレキシブル絶縁フィルムを相互に接着した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
工程S23:
フレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着する。つまり、リジッド領域対向導体部15rを形成した後、リジッド絶縁基材20に対向するフレキシブル絶縁フィルム11の端部(後述する切断によって形成される第1曲線CL1となる端部。図22参照。)とリジッド領域対向導体部15rの端部との間に2枚(複数)のフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着したフィルム接着部12を形成する。
フレキシブル領域導体層15が除去されてフレキシブル絶縁フィルム11が露出していることから、フレキシブル領域導体層15の影響を排除してフレキシブル絶縁フィルム11を容易に加熱することが可能となり、容易かつ高精度に複数のフレキシブル絶縁フィルム11を接着することができる。したがって、凹凸を抑制した平坦性の良いフレキシブル絶縁基材とすることが可能となる。
フィルム接着部12は、レーザー加工機を適用したレーザーを照射し、フレキシブル絶縁フィルム11を溶着して形成することにより、容易かつ高精度に形成することが可能となる。つまり、接着剤を挟まない(接着剤を適用しない)ことから接着剤による凹凸が発生しないので、平坦性良く容易かつ高精度にフレキシブル絶縁フィルム11を接着することができる。また、相互接着に伴う他の部材および専用の工具が不要となるので、構成部品点数を抑制して高精度の接着を容易に行なうことが可能となり、生産性を向上することが可能となる。
導体が存在しない領域でフレキシブル絶縁フィルム11にレーザーを直接照射するレーザー加熱とすることにより、局部での加熱による溶着を容易かつ高精度に行なうことが可能となる。また、フレキシブル絶縁フィルム11は、ポリイミドフィルムで構成することからレーザー加工での溶着を容易に行なうことが可能となる。
レーザー加工機としては、例えば炭酸ガスレーザー加工機を適用することが可能である。
フィルム接着部12をリジッド領域対向導体部15rの外側で延長して形成する。つまり、フィルム接着部12は、フレキシブル領域Afの周囲を囲うように形成され、後の処理工程で、リジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20)からの樹脂がフレキシブル絶縁フィルム11相互の間に侵入しないように構成される。
なお、フィルム接着部12は、リジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20)からの樹脂がフレキシブル絶縁フィルム11相互の間に侵入しない状態が確保できれば良く、連続的な形成に限らず、間欠的に形成しても良い。
また、フィルム接着部12の延長線上に、フレキシブル絶縁フィルム11相互の接着がされない開口部12wを局部的に形成する。この構成により、フレキシブル絶縁フィルム11の積層強度を維持した状態で、フレキシブル絶縁フィルム11およびフレキシブル絶縁フィルム11相互間に含まれる空気、水分などを開口部12wから排出することが可能となり、以降の処理工程での加熱、加圧による影響を排除し、重畳させたフレキシブル絶縁フィルム11を信頼性良く確実に密着させることができる。
さらに、開口部12wと対向する位置にフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着した補助フィルム接着部12bを形成する。この構成により、フレキシブル絶縁フィルム11を積層した後の処理工程で、排出した空気、水分の再浸入を抑制する補助フィルム接着部12bを容易かつ高精度で形成することが可能となり、生産歩留まりを向上させることができる。
フィルム接着部12は、上述したとおり、フレキシブル絶縁フィルム11の溶着により形成してある。溶着によりフィルム接着部12を形成することから、構成部品点数を抑制して高精度の接着を容易に行なうことが可能となる。
図22は、本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材のリジッド絶縁基材に対向する端部を形成した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。
工程S24:
フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)を対向するリジッド絶縁基材20に対応させて切断する。
フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)のリジッド絶縁基材20に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線CL1となるようにフレキシブル絶縁基材10を切断して成形する。
この構成により、リジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大するようにフレキシブル絶縁基材10を容易に成形することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度が向上したフレキシブルリジッド多層プリント配線板を容易かつ高精度に形成することができる。
また、フレキシブル絶縁基材10の成形は、リジッド領域対向導体部15rを形成(図19)してフレキシブル領域導体層15を除去した領域で行なう。この構成により、単一の素材で構成されたフレキシブル絶縁基材10に対して加工することとなり、成形条件を最適化することが可能となり、成形に伴うバリを低減することができる。
フレキシブル絶縁基材10の成形は、レーザー加工機を適用したレーザーによる切断で行なうことが望ましい。この構成により、切断領域に導体(金属)が存在しない領域にレーザーを適用することが可能となり、容易かつ効率良く切断することができる。また、専用の工具が不要となるので生産性を向上することが可能となる。
レーザー加工機としては、例えば炭酸ガスレーザー加工機、YAGレーザー加工機を適用することが可能である。
レーザーによるフレキシブル絶縁フィルム11の切断(工程S24)およびレーザーによるフィルム接着部12の形成(工程S23)は、同一のレーザー加工機を適用して行なうことが望ましい。この構成により、加工寸法および位置合わせでの精度を確保することが可能となり、高精度にフレキシブル絶縁基材10を加工することができる。
また、フレキシブル絶縁フィルム11を同一のレーザー加工機に固定した状態を継続してレーザーによるフィルム接着部12の形成およびレーザーによるフレキシブル絶縁フィルム11の切断を連続的に行なうことが望ましい。この構成により、位置合わせを繰り返す必要が無くなり、加工精度を向上させて効率的な加工を行なうことが可能となる。なお、同一のレーザー加工機による溶着、切断は、レーザー出力を適宜調整することにより切り替えることが可能である。
また、切断に併せてフレキシブル絶縁フィルム11相互の溶着を施すことが可能な場合には、溶着工程(S23)を省略することも可能である。
本実施の形態で形成したフレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10)は、リジッド領域Arとの結合を行なう処理工程で、加熱/加圧されるが、フィルム接着部12の延長線上に開口部12wを形成してあることから、フレキシブル絶縁フィルム11およびフレキシブル絶縁フィルム11相互間に含まれる空気、水分などを矢符Faで示すように開口部12wから排出することが可能となり、以降の処理工程での加熱、加圧による影響を排除し、重畳させたフレキシブル絶縁フィルム11を信頼性良く確実に密着させることができる。
また、開口部12wと対向する位置にフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着した補助フィルム接着部12bを形成してあることから、外部からフレキシブル絶縁フィルム11の内部にいたる経路長を長くすることが可能となるので、フレキシブル絶縁フィルム11を積層した後の処理工程で、開口部12wから排出した空気、水分の再浸入(矢符Faの反対方向)を抑制することが可能となり、生産歩留まりを向上させることができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板が備えるフレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10、フレキシブル領域導体層15)の端部、リジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20、第1層リジッド領域導体21)の端部の構成を実施の形態3として図23ないし図30に基づいて説明する。なお、本実施の形態での基本構成は、実施の形態1、実施の形態2の場合と同様であるので、適宜符号を援用し、主に追加の説明が必要な事項について説明する。
図23ないし図26は、図22の(A)の領域X(フレキシブル領域Afの端部)を拡大して示すものである。
図23は、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を直線状とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。なお、図面の見易さを考慮して断面図でのハッチングは省略してある(以下同様とする)。
つまり、フレキシブル領域Afがリジッド領域Arに対向する端部でのフレキシブル絶縁基材10、フィルム接着部12、フレキシブル領域導体層15(リジッド領域対向導体部15r)の端部を(A)から(C)へと順次拡大して示してある。
フレキシブル絶縁基材10を構成する2枚のフレキシブル絶縁フィルム11は、フィルム接着部12で相互に接着してある。
リジッド絶縁基材20に対向するフレキシブル絶縁フィルム11の端部とリジッド領域対向導体部15rの端部との間で、複数のフレキシブル絶縁フィルム11を相互に接着してフィルム接着部12が形成してある。したがって、複数のフレキシブル絶縁フィルム11を容易かつ高精度に接着することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10として必要な特性を確保することが可能となる。
フィルム接着部12は、レーザー加工機によってフレキシブル絶縁フィルム11を相互に溶着することによって形成してある。フィルム接着部12は、レーザーの照射径に対応した形状となることから、図では円状(レーザー照射領域)として示してある。ここでは、レーザー径は、例えば約100μmのものを適用してある。
なお、レーザー照射領域相互間の間隔は、フレキシブル絶縁フィルム11相互間に接着剤が侵入しない程度であれば良く、連続的でなく間欠的に形成しても良い。
図24は、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線およびリジッド領域対向導体部での第4曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。
基本的な構成は、図23と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
フレキシブル絶縁基材10のリジッド絶縁基材20に対向する端部は、凹凸を有する第1曲線CL1によって構成された平面形状を有する。なお、凹凸とは、曲線として見た状態での振幅および周期に対応する形状を意味する(以下同様である)。
したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。
図では、理解の容易性を考慮して第1曲線CL1を矩形波状として示すが、正弦波状の第1曲線CL1(同図(A)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、正弦波状、矩形波状のほかに三角波状とすることも可能である。つまり、凹凸を有する曲線としては、例えば、正弦波状、矩形波状または三角波状などの波状とすることが可能である。
なお、曲線(正弦波状、矩形波状または三角波状など)に角部が生じる場合には、角部に適宜の丸み(アール。外アール、内アールなど)を持たせることが好ましい。
また、フレキシブル領域導体層15で形成されリジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rの端部は、フレキシブル絶縁基材10の第1曲線CL1に対応させて、凹凸を有する第4曲線CL4によって構成された平面形状を有する。
したがって、リジッド領域Arに対向するリジッド領域対向導体部15rのリジッド領域Arに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
図では、理解の容易性を考慮して第4曲線CL4を矩形波状として示すが、正弦波状の第4曲線CL4(同図(A)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、正弦波状、矩形波状のほかに三角波状とすることも可能である。つまり、凹凸を有する曲線としては、例えば、正弦波状、矩形波状または三角波状などの波状とすることが可能である。
第4曲線CL4は、第1曲線CL1に沿うように配置してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10の端部でフレキシブル絶縁基材10に対するリジッド領域対向導体部15rの配置を均一化することが可能となるので、リジッド絶縁基材20に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
第1曲線CL1と第4曲線CL4との間にフィルム接着部12が形成される。
なお、第1曲線CL1、第4曲線CL4は、振幅を例えば約1mm(ないし2mm)程度としたが、絶対値で規定する場合に限らず他の曲線との間で相対的な大小関係を持たせることで作用効果を奏することが可能である。
図25は、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線、第2曲線、およびリジッド領域対向導体部での第4曲線、第5曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。
基本的な構成は、図23、図24と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
フレキシブル絶縁基材10の端部では、第1曲線CL1の凹凸より小さい凹凸を有する第2曲線CL2が第1曲線CL1に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を確実に向上させることができる。
第2曲線CL2は、第1曲線CL1と同様に矩形波状として示すが、正弦波状の第2曲線CL2(同図(B)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、その他の事項については、第1曲線CL1と同様とすることが好ましい。
リジッド領域対向導体部15rの端部では、第4曲線CL4の凹凸より小さい凹凸を有する第5曲線CL5が第4曲線CL4に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を確実に向上させることができる。
第5曲線CL5は、第4曲線CL4と同様に矩形波状として示すが、正弦波状の第5曲線CL5(同図(B)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、その他の事項については、第4曲線CL4と同様とすることが好ましい。
第2曲線CL2と第5曲線CL5との間にフィルム接着部12が形成される。
なお、第2曲線CL2、第5曲線CL5は、振幅を例えば約0.2mm(ないし0.5mm)程度としたが、絶対値で規定する場合に限らず他の曲線との間で相対的な大小関係を持たせることで作用効果を奏することが可能である。
図26は、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線、第2曲線、第3曲線、およびリジッド領域対向導体部での第4曲線、第5曲線、第6曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。
基本的な構成は、図23ないし図25と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
フレキシブル絶縁基材10の端部では、第2曲線CL2の凹凸より小さい凹凸を有する第3曲線CL3が第2曲線CL2に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)とリジッド絶縁基材20との間での接合強度をさらに向上させることができる。
第3曲線CL3は、正弦波状とすることが好ましい。なお、その他の事項については、第1曲線CL1、第2曲線CL2と同様とすることが好ましい。
リジッド領域対向導体部15rの端部では、第5曲線CL5の凹凸より小さい凹凸を有する第6曲線CL6が第5曲線CL5に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)とリジッド絶縁基材20との間での接合強度をさらに向上させることができる。
第6曲線CL6は、正弦波状とすることが好ましい。その他の事項については、第4曲線CL4、第5曲線CL5と同様とすることが好ましい。
第3曲線CL3と第6曲線CL6との間にフィルム接着部12が形成される。
なお、第3曲線CL3、第6曲線CL6は、振幅を例えば約10μm(ないし50μm)程度としたが、絶対値で規定する場合に限らず相対的な大小関係を持たせることで作用効果を奏することが可能である。
図27ないし図29は、フレキシブル領域Afの端部に対向するリジッド領域Arの端部を拡大して示すものである。
図27は、本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を直線状とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。なお、図面の見易さを考慮して断面図でのハッチングは省略してある(以下同様とする)。
つまり、リジッド領域Arがフレキシブル領域Afに対向する端部でのリジッド絶縁基材20、第1層リジッド領域導体21(フレキシブル領域対向導体部21f)の端部を(A)から(C)へと順次拡大して示してある。なお、同図(D)では、リジッド絶縁基材20に第1層リジッド領域導体21を積層する前の分離した状態でそれぞれを示してある。
第1層リジッド領域導体21は、フレキシブル領域導体層15が積層されたフレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20とを並置した後、リジッド絶縁基材20に対して積層される。また、第1層リジッド領域導体21は、積層する前に適宜成形してある。第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部は、リジッド絶縁基材20の端部が露出するようにリジッド絶縁基材20に配置される。
図28は、本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を曲線(リジッド絶縁基材での第7曲線およびフレキシブル領域対向導体部での第9曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。
基本的な構成は、図27と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
リジッド絶縁基材20のフレキシブル絶縁基材10に対向する端部は、凹凸を有する第7曲線CL7によって構成された平面形状を有する。なお、凹凸とは、曲線として見た状態での振幅および周期に対応する形状を意味する(以下同様である)。
したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を向上させることができる。
図では、理解の容易性を考慮して第7曲線CL7を矩形波状として示すが、正弦波状の第7曲線CL7(同図(A)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、正弦波状、矩形波状のほかに三角波状とすることも可能である。つまり、凹凸を有する曲線としては、例えば、正弦波状、矩形波状または三角波状などの波状とすることが可能である。
なお、曲線(正弦波状、矩形波状または三角波状など)に角部が生じる場合には、角部に適宜の丸み(アール。外アール、内アールなど)を持たせることが好ましい。
また、第1層リジッド領域導体21で形成されフレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fの端部は、凹凸を有する第9曲線CL9によって構成された平面形状を有する。
したがって、フレキシブル領域Afに対向するフレキシブル領域対向導体部21fのフレキシブル領域Afに対する対向面積を拡大することが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での接合強度を向上させることができる。
図では、理解の容易性を考慮して第9曲線CL9を矩形波状として示すが、正弦波状の第9曲線CL9(同図(A)に参考として示す2点鎖線)とすることが好ましい。なお、正弦波状、矩形波状のほかに三角波状とすることも可能である。つまり、凹凸を有する曲線としては、例えば、正弦波状、矩形波状または三角波状などの波状とすることが可能である。
第9曲線CL9は、第7曲線CL7に沿うように配置してある。したがって、リジッド絶縁基材20の端部でリジッド絶縁基材20に対するフレキシブル領域対向導体部21fの配置を均一化することが可能となるので、フレキシブル絶縁基材10に対する結合強度を均一にすることが可能となり、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度のバラツキを抑制して信頼性を向上させることができる。
なお、第7曲線CL7は、振幅を第1曲線CL1と同様とすることにより、第7曲線CL7を第1曲線CL1に沿うように配置することが好ましい。この構成により、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間隔を均等にすることが可能となり、対向領域の全体で均等に結合することができるので、均等で信頼性の高い結合強度を確保することができる。
図29は、本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を曲線(リジッド絶縁基材での第7曲線、第8曲線、およびフレキシブル領域対向導体部での第9曲線、第10曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。
基本的な構成は、図27、図28と同様であるので、主に異なる事項について説明する。
リジッド絶縁基材20の端部では、第7曲線CL7の凹凸より小さい凹凸を有する第8曲線CL8が第7曲線CL7に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を確実に向上させることができる。
フレキシブル領域対向導体部21fの端部では、第9曲線CL9の凹凸より小さい凹凸を有する第10曲線CL10が第9曲線CL9に重畳してある。したがって、フレキシブル絶縁基材10とリジッド絶縁基材20との間での接合強度を確実に向上させることができる。
上述した第1曲線CL1ないし第10曲線CL10は、波状の曲線であればフレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの対向面での経路を長くすることが可能であり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの対向面積を増大させ、結合強度を向上させるという効果が得られる。
また、第1曲線CL1ないし第10曲線CL10は、正弦波状とすることが望ましい。この構成により、第1曲線CL1ないし第10曲線CL10をより滑らかにすることが可能となり、フレキシブル領域Afとリジッド領域Arとの間での結合強度をより向上させ信頼性を向上させることが可能となる。
図30は、本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部とリジッド領域の端部とを対向させた状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図である。
フレキシブル領域Afの端部は、図26に示したものであり、リジッド領域Arの端部は、図29に示したものである。対向面の間に、結合部4が形成してある。詳細は上述したとおりであるので説明は省略する。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板が備えるフレキシブル領域Af(フレキシブル絶縁基材10、フレキシブル領域導体層15)、リジッド領域Ar(リジッド絶縁基材20、第1層リジッド領域導体21)の内層の変形例を実施の形態4として図31、図32に基づいて説明する。なお、本実施の形態での基本構成は、実施の形態1ないし実施の形態3の場合と同様であるので、適宜符号を援用し、主に追加の説明が必要な事項について説明する。
図31は、本発明の実施の形態4に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層断面を分解して示す分解断図である。なお、図面の見易さを考慮して断面図でのハッチングは省略してある(以下同様とする)。
フレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層のフレキシブル領域Afでは、フレキシブル領域導体層15が積層されたフレキシブル絶縁フィルム11を2枚重畳することによりフレキシブル絶縁基材10を構成してある。フレキシブル絶縁フィルム11は、例えばポリイミドフィルム(厚さが例えば25μm)で形成してあり、例えばエポキシ系樹脂接着剤で形成された層間接着剤層10b(厚さが例えば4μm)により相互に接着してある。
フレキシブル領域導体層15は、例えば圧延銅箔(厚さが例えば18μm)で形成してあり、例えばエポキシ系樹脂接着剤で形成された導体接着剤層11b(厚さが例えば20μm)によりフレキシブル絶縁フィルム11に予め接着してある。
つまり、フレキシブル領域Afでは第1層導体15(圧延銅箔)を予めフレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)に積層したフレキシブル銅張基材を適用することから、工程を簡略化し、第1層導体15の積層を確実にして信頼性を向上することができる。
フレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層のフレキシブル領域Afでは、第1層リジッド領域導体21がリジッド絶縁基材20に対向して配置してある。また、第1層リジッド領域導体21は、リジッド絶縁基材20に対向する面に予め導体接着剤層21bが形成してあり、リジッド絶縁基材20に対して第1層リジッド領域導体21を確実に接着することが可能となる。したがって、第1層リジッド領域導体21として樹脂付き銅箔(RCC)を適用することが可能である。
第1層リジッド領域導体21は、例えば電解銅箔(厚さが例えば18μm)で形成してあり、例えばエポキシ系樹脂接着剤で形成された導体接着剤層21b(厚さが例えば250μm)がリジッド絶縁基材20に対向する面に予めが形成してある。
フレキシブル領域Afに対応するフレキシブル領域導体層15は圧延銅箔で構成し、リジッド領域Arに対応する第1層リジッド領域導体21は電解銅箔で構成してある。つまり、フレキシブル絶縁基材10に積層されたフレキシブル領域導体層15は、リジッド絶縁基材20に積層される第1層リジッド領域導体21より屈曲性が大きくしてある。
したがって、フレキシブル領域Af(フレキシブルリジッド多層プリント配線板)の耐屈曲性、信頼性を向上させることが可能となる。
なお、図31に示した各層を積層した状態が、図5(実施の形態1)に対応する。
図32は、本発明の実施の形態4に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層断面を分解して示す分解断図である。なお、図面の見易さを考慮して断面図でのハッチングは省略してある(以下同様とする)。基本的な構成は図31と同様であるので主に異なる事項について説明する。
図31では、リジッド領域Arに配置された第1層リジッド領域導体21(電解銅箔)に導体接着剤層21bを積層したが、図32では、導体接着剤層21bを除去してある。つまり、第1層リジッド領域導体21のリジッド絶縁基材20に対向する面には導体接着剤層21bを形成していない。したがって、リジッド領域Arに配置された第1層リジッド領域導体21は、実施の形態1と同様にリジッド絶縁基材20(半硬化性接着剤層)に直接積層される。
フレキシブル領域Afではフレキシブル領域導体層15(圧延銅箔)を予めフレキシブル絶縁基材10(フレキシブル絶縁フィルム11)に積層したフレキシブル銅張基材とし、リジッド領域Arでは第1層リジッド領域導体21(電解銅箔)への接着剤(導体接着剤層21b16)の塗布を不要として工程を簡略化することができることから、積層を確実にして信頼性を向上することが可能となる。
つまり、リジッド領域Arに樹脂付き銅箔(電解銅箔および導体接着剤層21b(図31参照))を適用せずに、第1層リジッド領域導体21(厚さが例えば18μm)を積層してある。
なお、図32に示した各層を積層した状態が、図5(実施の形態1)に対応する。
本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法の工程フローを概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法の工程フローを概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層絶縁基材を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を第1層絶縁基材に重畳した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層リジッド領域導体を第1層絶縁基材に積層して第1層導体を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第1層導体をパターニングして第1層導体パターンを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でフレキシブル領域を保護する保護フィルムを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を準備した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を重畳した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を積層した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層リジッド領域導体と第1層導体パターンとの間に導通孔を開口した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で導通孔に導通孔導体を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層リジッド領域導体をパターニングして第2層導体パターンを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程で第2層導体パターンにソルダーレジストを形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でフレキシブル領域の外形を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態1に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造工程でリジッド領域の外形を形成した状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のB−Bでの断面の端面を示す端面図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材の準備工程のフローを示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材でリジッド領域対向導体部を形成した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材としてのフレキシブル絶縁フィルムを重畳した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材としてのフレキシブル絶縁フィルムを相互に接着した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板に適用するフレキシブル絶縁基材のリジッド絶縁基材に対向する端部を形成した状態を説明する説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を直線状とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線およびリジッド領域対向導体部での第4曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線、第2曲線、およびリジッド領域対向導体部での第4曲線、第5曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部を曲線(フレキシブル絶縁基材での第1曲線、第2曲線、第3曲線、およびリジッド領域対向導体部での第4曲線、第5曲線、第6曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を直線状とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を曲線(リジッド絶縁基材での第7曲線およびフレキシブル領域対向導体部での第9曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るリジッド領域の端部を曲線(リジッド絶縁基材での第7曲線、第8曲線、およびフレキシブル領域対向導体部での第9曲線、第10曲線)とした場合の状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図、(C)は(B)の領域Cを拡大した拡大平面図、(D)は(C)の矢符D−Dでの断面を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るフレキシブル領域の端部とリジッド領域の端部とを対向させた状態を示す説明図であり、(A)は平面図、(B)は(A)の領域Bを拡大した拡大平面図である。 本発明の実施の形態4に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層断面を分解して示す分解断図である。 本発明の実施の形態4に係るフレキシブルリジッド多層プリント配線板の内層断面を分解して示す分解断図である。 従来のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の平面図である。 図33の矢符B−Bでの断面の端面を拡大して示す拡大端面図である。
符号の説明
1 フレキシブルリジッド多層プリント配線板
2 第1層絶縁基材
3 第1層導体
3p 第1層導体パターン
4 接合部
10 フレキシブル絶縁基材
10b 層間接着剤層
11 フレキシブル絶縁フィルム
11b 導体接着剤層
12 フィルム接着部
12b 補助フィルム接着部
12w 開口部
15 フレキシブル領域導体層
15p フレキシブル領域導体パターン
15r リジッド領域対向導体部
15w 補助導体除去部
20 リジッド絶縁基材
20w 結合用開口部
21 第1層リジッド領域導体
21b 導体接着剤層
21f フレキシブル領域対向導体部
21p 第1層リジッド領域導体パターン
30 保護フィルム層
31 保護接着剤層
40 第2層絶縁基材
40w フレキシブル領域用開口部
41 第2層リジッド領域導体
41p 第2層導体パターン
42 導通孔
43 導通孔導体
50 ソルダーレジスト
50w 開口部
Af フレキシブル領域
Aff 外形端部
Ar リジッド領域
Arf 外形端部
CL1 第1曲線
CL2 第2曲線
CL3 第3曲線
CL4 第4曲線
CL5 第5曲線
CL6 第6曲線
CL7 第7曲線
CL8 第8曲線
CL9 第9曲線
CL10 第10曲線

Claims (32)

  1. 可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板であって、
    第1層絶縁基材として並置された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材および硬質性を有するリジッド絶縁基材と、
    前記フレキシブル絶縁基材に積層されたフレキシブル領域導体層および前記リジッド絶縁基材に積層された第1層リジッド領域導体で構成される第1層導体と、
    前記リジッド絶縁基材に積層された第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体とを備え、
    前記フレキシブル絶縁基材と前記リジッド絶縁基材とは相互に対向して接着され、前記フレキシブル領域導体層で形成され前記リジッド領域に対向するリジッド領域対向導体部の端部と前記第1層リジッド領域導体で形成され前記フレキシブル領域に対向するフレキシブル領域対向導体部の端部とは相互に対向して接着してあること
    を特徴とするフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  2. 前記フレキシブル絶縁基材の前記リジッド絶縁基材に対向する端部は、凹凸を有する第1曲線によって構成された平面形状を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  3. 前記第1曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第2曲線が前記第1曲線に重畳してあることを特徴とする請求項2に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  4. 前記第2曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第3曲線が前記第2曲線に重畳してあることを特徴とする請求項3に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  5. 前記リジッド領域対向導体部の端部は、凹凸を有する第4曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  6. 前記第4曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第5曲線が前記第4曲線に重畳してあることを特徴とする請求項5に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  7. 前記第5曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第6曲線が前記第5曲線に重畳してあることを特徴とする請求項6に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  8. 前記第4曲線は、前記第1曲線に沿うように配置してあることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  9. 前記リジッド絶縁基材の前記フレキシブル絶縁基材に対向する端部は、凹凸を有する第7曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  10. 前記第7曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第8曲線が前記第7曲線に重畳してあることを特徴とする請求項9に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  11. 前記フレキシブル領域対向導体部の端部は、凹凸を有する第9曲線によって構成された平面形状を有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  12. 前記第9曲線の凹凸より小さい凹凸を有する第10曲線が前記第9曲線に重畳してあることを特徴とする請求項11に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  13. 前記第9曲線は、前記第7曲線に沿うように配置してあることを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  14. 前記第7曲線は、前記第1曲線に沿うように配置してあることを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  15. 前記第1曲線ないし前記第10曲線は、それぞれ正弦波状としてあることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  16. 前記フレキシブル絶縁基材は、相互に重畳された複数のフレキシブル絶縁フィルムで構成してあることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  17. 複数の前記フレキシブル絶縁フィルムは、前記リジッド絶縁基材に対向する前記フレキシブル絶縁フィルムの端部と前記リジッド領域対向導体部の端部との間で相互に接着されたフィルム接着部を有することを特徴とする請求項16に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  18. 前記フィルム接着部は、前記フレキシブル絶縁フィルムの溶着により形成してあることを特徴とする請求項16または請求項17に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  19. 前記フレキシブル領域導体層を被覆して保護する保護フィルムを備え、該保護フィルムは、前記フレキシブル領域対向導体部まで延伸してあることを特徴とする請求項1ないし請求項18のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板。
  20. 可撓性を有するフレキシブル領域と、硬質性を有するリジッド領域とを備えるフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法であって、
    フレキシブル領域導体層が積層された可撓性を有するフレキシブル絶縁基材を準備するフレキシブル基材準備工程と、
    硬質性を有するリジッド絶縁基材を準備するリジッド基材準備工程と、
    前記フレキシブル絶縁基材および前記リジッド絶縁基材を第1層絶縁基材として並置する第1層絶縁基材準備工程と、
    前記リジッド絶縁基材に第1層リジッド領域導体を積層して該第1層リジッド領域導体および前記フレキシブル領域導体層で構成される第1層導体を形成する第1層導体形成工程と、
    前記第1層導体をパターニングして第1層導体パターンを形成する第1層導体パターン形成工程と、
    前記リジッド絶縁基材に第2層絶縁基材および第2層リジッド領域導体を積層する第2層積層工程とを備え、
    前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材の前記リジッド絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第1曲線となるように前記フレキシブル絶縁基材を成形すること
    を特徴とするフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  21. 前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材に積層された前記フレキシブル領域導体層を除去して前記リジッド領域に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第4曲線となるリジッド領域対向導体部を形成することを特徴とする請求項20に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  22. 前記リジッド基材準備工程で、前記リジッド絶縁基材の前記フレキシブル絶縁基材に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第7曲線となるように前記リジッド絶縁基材を成形することを特徴とする請求項20または請求項21に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  23. 前記第1層導体形成工程で、リジッド絶縁基材に積層する第1層リジッド領域導体を加工して前記フレキシブル領域に対向する端部の平面形状が凹凸を有する第9曲線となるフレキシブル領域対向導体部を形成することを特徴とする請求項20ないし請求項22のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  24. 前記フレキシブル基材準備工程で、前記フレキシブル絶縁基材の成形は、前記リジッド領域対向導体部を形成して前記フレキシブル領域導体層を除去した領域で行なうことを特徴とする請求項21ないし請求項23のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  25. 前記フレキシブル絶縁基材の成形は、レーザーによる切断で行なうことを特徴とする請求項24に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  26. 前記フレキシブル絶縁基材は、相互に重畳された複数のフレキシブル絶縁フィルムで構成してあり、前記フレキシブル基材準備工程で、リジッド領域対向導体部を形成した後、前記リジッド絶縁基材に対向する前記フレキシブル絶縁フィルムの端部と前記リジッド領域対向導体部の端部との間に複数の前記フレキシブル絶縁フィルムを相互に接着したフィルム接着部を形成することを特徴とする請求項24または請求項25に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  27. 前記フィルム接着部は、レーザーによる溶着で形成することを特徴とする請求項26に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  28. 前記フレキシブル基材準備工程で、レーザーによる前記フレキシブル絶縁フィルムの切断およびレーザーによる前記フィルム接着部の形成は、同一のレーザー加工機を適用して行なうことを特徴とする請求項27に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  29. 前記フレキシブル絶縁フィルムを同一のレーザー加工機に固定した状態を継続してレーザーによる前記フィルム接着部の形成およびレーザーによる前記フレキシブル絶縁フィルムの切断を連続的に行なうことを特徴とする請求項28に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  30. 前記フィルム接着部を前記リジッド領域対向導体部の外側で延長して形成し、前記フレキシブル絶縁フィルム相互の接着がされない開口部を前記フィルム接着部の延長線上に形成することを特徴とする請求項26ないし請求項29のいずれか一つに記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  31. 前記開口部と対向する位置に前記フレキシブル絶縁フィルムを相互に接着した補助フィルム接着部を形成することを特徴とする請求項30に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
  32. 前記リジッド領域対向導体部を形成するときに、前記補助フィルム接着部を囲む領域の前記フレキシブル領域導体層を除去して補助導体除去部を形成することを特徴とする請求項31に記載のフレキシブルリジッド多層プリント配線板の製造方法。
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