JP2008300651A - 基板の成膜方法 - Google Patents

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和徳 藤本
Toshihiko Sugizaki
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Abstract

【課題】 より簡便な基板の成膜方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る基板30の成膜方法においては、基板30上にSiO膜38を成膜すると、そのSiO膜38には、電極プレート10のパターニング部14の凹凸パターンに沿うように、エッチング耐性の高い領域Sと低い領域Sとが形成される。そのため、SiO膜38を成膜した後、基板30に所定のエッチング処理を施すことにより、上記凹凸パターンと同様にパターニングされたSiO膜38が得られる。そのため、このような成膜方法においては、フォトリソグラフィ技術のための装置や工程が不要であり、従来よりも簡便にSiO膜38を成膜することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板の成膜方法に関する。
従来、基板上にSiO膜をパターニング成膜する際には、フォトリソグラフィ技術が利用されている。以下、一般的なSiO膜のパターニング成膜について、図7を参照しつつ説明する。まず、図7(a)に示すように、プラズマCVD法により、TEOSガス等の有機シラン系ガスを用いて、基板50上に一様にSiO膜51を成膜する。次に、図7(b)に示すように、そのSiO膜51上に、所定パターンを有するフォトレジスト膜52を成膜する。そして、図7(c)に示すように、成膜されたフォトレジスト膜52をマスクとして、SiO膜51を部分的にエッチング除去する。最後に、フォトレジスト膜52を除去することにより、SiO膜51のパターニングが完了する。
発明者らは、鋭意研究の末、上述したパターニング技術よりも簡便にSiO膜をパターニングできる技術を新たに見出した。
すなわち、本発明は、より簡便な基板の成膜方法を提供することを目的とする。
本発明に係る基板の成膜方法は、プラズマCVD装置を用いて、基板上にSiO膜を成膜する基板の成膜方法であって、凹凸パターンが形成されたパターニング部を有する電極プレート上に、基板を、パターニング部と重なるように載置する工程と、有機シラン系ガスおよび酸素ガスを用いて、基板上にSiO膜を成膜する工程とを含む。
この基板の成膜方法においては、基板上にSiO膜を成膜すると、そのSiO膜には、電極プレートのパターニング部の凹凸パターンに沿うように、エッチング耐性の高い領域と低い領域とが形成される。そのため、SiO膜を成膜した後、基板に所定のエッチング処理を施すことにより、上記凹凸パターンと同様にパターニングされたSiO膜が得られる。そのため、このような成膜方法においては、フォトリソグラフィ技術のための装置や工程が不要であり、従来よりも簡便にSiO膜を成膜することができる。
また、プラズマCVD装置が上部電極と下部電極とを備えた誘導結合プラズマCVD装置である態様でもよい。
また、電極プレートにパターニング部が一体的に形成されている態様でもよい。このようにパターニング部が電極プレートと一体である場合には、部品点数が減るため、作業性が向上する。
また、電極プレートとパターニング部とが別体である態様でもよい。このようにパターニング部が電極プレートと別体である場合には、パターニング部を取り替えるだけで、様々なパターンに容易に変更することができる。
本発明によれば、より簡便な基板の成膜方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
本発明の実施形態に係る基板の成膜方法は、プラズマCVD装置を用いておこなわれる。プラズマCVD装置を利用することにより、低温下において、高速度の成膜をおこなうことができる。
以下、プラズマCVD装置にセットされる電極プレートについて、図1〜3を参照しつつ説明する。
図1に示すように、電極プレート10は、円板状の形状を有しており、SUS等の導電性材料によって構成されている。この電極プレート10の表面10aには、深さが約0.5mm〜2.0mm程度である正方形状の凹部12が形成されている。
そして、図1〜3に示すように、電極プレート10の凹部12の形状に一致するサセプタ20が、その凹部12に嵌め込まれる。このサセプタ20は、絶縁性を有しており、例えばSiOで構成されている。また、サセプタ20の表面20aには、基板30を収容するための円形状の凹部22が形成されている。なお、凹部22の周縁には、基板30を高い位置精度でセットするための4つの位置決めマークMが設けられている。
上述した電極プレート10を用いて、プラズマCVD装置により基板30上にSiO膜を成膜する際には、TEOS(テトラエトキシシラン)ガス及びOガスが用いられる。本実施形態においては、プラズマCVD装置として誘導結合プラズマCVD装置(ICPプラズマCVD装置)が用いられ、誘導結合プラズマCVD装置の上部RF電極及び下部LF電極には、異なる2周波の高周波電力が供給される。
より具体的には、本実施形態に係る誘導結合プラズマCVD装置においては、上部RF電極に周波数13.56MHz、高周波パワーが500W〜1000Wの高周波電力が供給され、下部LF電極には周波数140kHz、高周波パワーが50W〜100Wの高周波電力が供給される。上部RF電極により生成された正の酸素イオンは、マイナス電位となった下部LF電極の電極プレート10側に引き寄せられ、その酸素イオンが基板上でTEOSガスを分解して、基板上にSiO膜が形成される。TEOSガスの供給量は8〜12sccmであり、Oガスの供給量は300〜500sccmである。また、基板の温度は250℃〜400℃に設定される。
ここで、電極プレート10の凹部12の底面には、凹凸パターンが形成されたパターニング部14が形成されている。そして、上述したサセプタ20及び基板30は、このパターニング部14に重なるように載置されている。パターニング部14には、等間隔で平行に並ぶ複数の溝が、凹凸パターンとして形成されている。
発明者らは、鋭意研究の末、このようなパターニング部14を電極プレート10に設けることで、基板30上に成膜されるSiO膜の特性が変化するとの知見を得た。すなわち、パターニング部14のうちの凸部に対応する基板領域には、従来と同様のSiO膜が成膜され、凹部に対応する基板領域には、CやHを多く含むSiO膜が成膜される。そのため、基板30上に成膜されるSiO膜は、凸部に対応する領域と、凹部に対応する領域とで、その性質(例えば、エッチング速度)が異なる。
そのため、以下に示すような半導体発光素子を作製する際の成膜に応用することができる。
図4(a)に示すように、メサ構造を有する半導体層が予め成膜された積層基板30を、サセプタ20に収める。この積層基板30は、メサ構造を有する多層基板であり、図4(a)において、符号31〜37はそれぞれ、半導体ウェハ、下部クラッド層、活性層、第1の上部クラッド層、第2の上部クラッド層、コンタクト層である。
そして、このような積層基板30が収められたサセプタ20(厚さ0.1〜1.0mm)を、プラズマCVD装置の電極プレート10の凹部12にセットして、積層基板30の上面にSiO絶縁膜38(厚さ0.1〜0.5μm)を一様に積層する。
このとき、パターニング部14のうちの凸部に対応する領域SのSiO膜38は、例えば、フッ酸系のエッチング液を用いてウエットエッチングしたときのエッチング速度が比較的遅く耐エッチング性の高い硬質な状態となっており、一方、凹部に対応する基板領域SのSiO膜38は、エッチング速度が速く耐エッチング性の低い軟質な状態となっている。
これは、SiO膜の領域Sと領域Sでは、電子の不均衡が生じること及び容量の分布が発生してしまうことから、SiO膜の領域Sと領域Sとにおいて成膜反応に寄与する酸素イオンに分布が生じるためであると考えられる。すなわち、SiO膜の領域Sにおいては、加速された酸素イオンの入射が多いため、TEOSの分解が促進され、また、酸素イオンの衝撃により膜中の不純物が吐き出されることから、不純物が少なく密度の高い硬質な状態となる。一方、SiO膜の領域Sにおいては、酸素イオンの入射が少ないため、TEOSの分解が不十分となり、熱CVDと同様の成膜反応となり、不純物を多く含んだ膜密度が粗い軟質な状態となる。
そして、以上のような状態のSiO膜38に対して、バッファードフッ酸(BHF)によるエッチング処理(HF液への浸漬)をおこなう。すると、SiO膜38の軟質な領域Sが、硬質な領域Sに比べて、選択的に早くエッチング除去されて、図4(b)に示すように、領域Sに対応する部分に開口部38aが形成される。
さらに、図4(c)に示すように、開口部38aを埋めるようにしてSiO膜38を覆う上部電極39Aを形成すると共に、積層基板30の裏面に下部電極39Bを形成し、最後にチップ化することにより、半導体発光素子が完成する。
以上で説明したように、SiO絶縁膜38をパターニング成形して開口部38aを形成する際に、開口部38aを形成する部分が、電極プレート10のパターニング部14の凹部に対応するように基板30をセットすることで、エッチング処理のみで容易に開口部38aを形成することができる。
一方、従来のフォトリソグラフィ技術を利用するパターニングでは、マスク層の成膜工程やその除去工程が必要である上、それに用いる装置が必要であるため、上記パターニング成膜に比べて、手間や時間、コスト等がかかってしまう。
なお、発明者らのおこなった実験によれば、パターニング部14を有する電極プレート10を用いて約0.2μm厚さのSiO膜38をパターニング成形した場合、軟質の領域SのSiO膜のエッチング速度(約0.3μm/min)は、硬質の領域SのSiO膜のエッチング速度(約0.1μm/min)の約3倍であった。そのため、ある程度高い成形精度(例えば、1mm以下)でパターニングできるものと考えられる。
また、上述した実施形態においては、電極プレート10にパターニング部14が一体的に形成されている態様であるため、成膜や素子形成に必要な部品の点数が削減でき、それらの作業の際の作業性が向上する。ただし、パターニング部14が電極プレート10に一体的に設けられている態様に限らず、図5に示すように、電極プレート10とパターニング部14Aとが別体である態様であってもよい。このパターニング部14Aは、上記パターニング部14と同様又は同等のパターンを有しており、公知の導電性材料によって構成される。この場合、パターニング部14Aを取り替えるだけで、様々なパターンに容易に変更することができる。
さらに、上述した実施形態においては、サセプタ20を用いる態様を示したが、図6に示すようにサセプタを用いずにパターニング成形することも可能である。図6に示した態様においては、電極プレート10の表面全域が絶縁膜40で被覆されており、基板30は電極プレート10の凹部12に直接収容されている。この場合、電極プレート10と基板30との間には絶縁膜40が介在しているため、電極プレート10と基板30とは電気的に絶縁されている。この場合にも、上述した実施形態と同様のSiO膜のパターニング成形ができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、パターニング部の凹凸パターンは、一方向に延びるスリット状パターンに限定されず、適宜所望のパターンに変更することができる。また、必要に応じて凹凸パターンの凹部を絶縁性材料で埋めてもよい。さらに、成膜に利用するガスは、TEOSガスに限定されず、有機シラン系の他のガスに適宜変更してもよい。
本発明の実施形態に係る電極プレートを示した概略斜視図である。 図1に示した電極プレートの概略平面図である。 図1に示した電極プレートのIII−III線断面図である。 本発明の実施形態に係る基板の成膜方法の手順を示した図である。 異なる態様の電極プレートを示した断面図である。 異なる態様の電極プレートを示した断面図である。 従来技術に係る基板の成膜方法の手順を示した図である。
符号の説明
10…電極プレート、12…凹部、14,14A…パターニング部、20…サセプタ、30…基板、38…SiO膜、40…絶縁膜。

Claims (4)

  1. プラズマCVD装置を用いて、基板上にSiO膜を成膜する基板の成膜方法であって、
    凹凸パターンが形成されたパターニング部を有する電極プレート上に、前記基板を、前記パターニング部と重なるように載置する工程と、
    有機シラン系ガスおよび酸素ガスを用いて、前記基板上に前記SiO膜を成膜する工程と、
    を含む、基板の成膜方法。
  2. 前記プラズマCVD装置が上部電極と下部電極とを備えた誘導結合プラズマCVD装置である、請求項1に記載の基板の成膜方法。
  3. 前記電極プレートに前記パターニング部が一体的に形成されている、請求項1または請求項2に記載の基板の成膜方法。
  4. 前記電極プレートと前記パターニング部とが別体である、請求項1または請求項2に記載の基板の成膜方法。
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