JP2008299004A - 共鳴音付加装置および共鳴音付加プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 少ない演算量で、測定されたインパルス応答データと同質の再現性を有する共鳴音を生成することができ、かつ、インパルス応答データのデータ量を減らす。
【解決手段】 共鳴音付加装置は、時間軸上の一連の楽音信号データをディレイメモリ値として記憶した入力データバッファ22と、インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を含むインパルス応答データ14を記憶した記憶部16と、インパルス応答データと、ディレイメモリ値とを畳み込み演算して共鳴音データを生成する共鳴音生成部20とを備える。共鳴音生成部20は、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、入力データバッファ22において、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定して、乗算を実行し、乗算された値を累算する。
【選択図】 図1
Description
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を含むインパルス応答データを記憶した記憶部と、
前記インパルス応答データと、入力データバッファに記憶されたディレイメモリ値とを畳み込み演算して共鳴音データを生成する共鳴音生成手段と、を備えた共鳴音付加装置であって、
前記共鳴音生成手段が、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定し、前記実際のインパルス応答データの値と、前記ディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するように構成されたことを特徴とする共鳴音付加装置により達成される。
前記共鳴音生成手段が、前記インパルス応答データが前記識別子である場合に、当該識別子に後続する、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定するように構成されている。
前記記憶部に記憶された元のインパルス応答データを取り出して、前後の値より所定なだけ変動が大きい極大値および極小値を見出し、前記見出された極大値および極小値を、前記インパルス応答データにおける実際のインパルスデータの値として、前記記憶部に格納するインパルス応答生成手段を備えている。
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を含むインパルス応答データを記憶した記憶部と、備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータに、
前記インパルス応答データと、入力データバッファに記憶されたディレイメモリ値とを畳み込み演算して共鳴音データを生成する共鳴音生成ステップを実行させる共鳴音付加プログラムであって、
前記共鳴音生成ステップにおいて、前記コンピュータに、
インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定し、前記実際のインパルス応答データの値と、前記ディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するステップを実行させることを特徴とする共鳴音付加プログラムにより達成される。
前記共鳴音生成ステップにおいて、前記コンピュータに、
前記インパルス応答データが前記識別子である場合に、当該識別子に後続する、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定するステップを実行させる。
前記インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値だけ、前記入力データバッファのディレイメモリ値を特定する時間軸のパラメータを増大させ、前記実際のインパルス応答データの値と、前記増大されたパラメータにより特定されるディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するステップを実行させる。
前記コンピュータに、
前記記憶部に記憶された元のインパルス応答データを取り出して、前後の値より所定なだけ変動が大きい極大値および極小値を見出し、前記見出された極大値および極小値を、前記インパルス応答データにおける実際のインパルスデータの値として、前記記憶部に格納するインパルス応答生成ステップを実行させる。
14 新たなインパルス応答データ
16 記憶部
18 インパルス応答生成部
20 共鳴音生成部
22 入力データバッファ
24 共鳴音データバッファ
30 CPU
32 ROM
34 RAM
36 入力装置
38 表示装置
40 サウンドシステム
44 楽音生成回路
Claims (8)
- 時間軸上の一連の楽音信号データをディレイメモリ値として記憶した入力データバッファと、
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を含むインパルス応答データを記憶した記憶部と、
前記インパルス応答データと、入力データバッファに記憶されたディレイメモリ値とを畳み込み演算して共鳴音データを生成する共鳴音生成手段と、を備えた共鳴音付加装置であって、
前記共鳴音生成手段が、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定し、前記実際のインパルス応答データの値と、前記ディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するように構成されたことを特徴とする共鳴音付加装置。 - 前記記憶部が、インパルス応答データとして、後続する値がインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値であることを示す識別子、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を記憶し、
前記共鳴音生成手段が、前記インパルス応答データが前記識別子である場合に、当該識別子に後続する、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の共鳴音付加装置。 - 前記共鳴音生成手段が、前記インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値だけ、前記入力データバッファのディレイメモリ値を特定する時間軸のパラメータを増大させ、前記実際のインパルス応答データの値と、前記増大されたパラメータにより特定されるディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の共鳴音付加装置。
- 前記記憶部が、元のインパルス応答データを記憶し、
前記記憶部に記憶された元のインパルス応答データを取り出して、前後の値より所定なだけ変動が大きい極大値および極小値を見出し、前記見出された極大値および極小値を、前記インパルス応答データにおける実際のインパルスデータの値として、前記記憶部に格納するインパルス応答生成手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の共鳴音付加装置。 - 時間軸上の一連の楽音信号データをディレイメモリ値として記憶した入力データバッファと、
インパルス応答特性を表す時間軸上の値であるインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を含むインパルス応答データを記憶した記憶部と、備えたコンピュータにおいて、前記コンピュータに、
前記インパルス応答データと、入力データバッファに記憶されたディレイメモリ値とを畳み込み演算して共鳴音データを生成する共鳴音生成ステップを実行させる共鳴音付加プログラムであって、
前記共鳴音生成ステップにおいて、前記コンピュータに、
インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定し、前記実際のインパルス応答データの値と、前記ディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するステップを実行させることを特徴とする共鳴音付加プログラム。 - 前記コンピュータの前記記憶部が、インパルス応答データとして、後続する値がインパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値であることを示す識別子、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値、および、実際のインパルス応答データの値を記憶し、
前記共鳴音生成ステップにおいて、前記コンピュータに、
前記インパルス応答データが前記識別子である場合に、当該識別子に後続する、インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値を参照して、前記入力データバッファにおいて、実際のインパルス応答データの値と乗算すべきディレイメモリ値を特定するステップを実行させることを特徴とする請求項5に記載の共鳴音付加プログラム。 - 前記共鳴音生成ステップにおいて、前記コンピュータに、
前記インパルス応答データの値「0」が連続する数を示す値だけ、前記入力データバッファのディレイメモリ値を特定する時間軸のパラメータを増大させ、前記実際のインパルス応答データの値と、前記増大されたパラメータにより特定されるディレイメモリ値とを乗算し、かつ、乗算された値を累算するステップを実行させることを特徴とする請求項5または6に記載の共鳴音付加プログラム。 - 前記コンピュータの前記記憶部が、元のインパルス応答データを記憶し、
前記コンピュータに、
前記記憶部に記憶された元のインパルス応答データを取り出して、前後の値より所定なだけ変動が大きい極大値および極小値を見出し、前記見出された極大値および極小値を、前記インパルス応答データにおける実際のインパルスデータの値として、前記記憶部に格納するインパルス応答生成ステップを実行させることを特徴とする請求項5ないし8の何れか一項に記載の共鳴音付加プログラム。
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