JP2008296673A - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の緊急性の度合いを判断して乗員を拘束保護することで、快適なシートベルトの着用環境を整えることを可能にするとともに、乗員のさらなる安全性を確保することを可能にする。
【解決手段】ベルト13を巻回したベルトリール22と、このベルトリール22を回転駆動するモータ23と、このモータ23への通電を制御する制御部26と、車両30の前輪31,32に作用する制動状態を検知する前輪制動状態検知手段36,37と、車両30の後輪33,34に作用する制動状態を検知する後輪制動状態検知手段38,39とを備えた車両のシートベルト装置10であって、制御部26が、前輪制動状態検知手段36,37により検知した前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段38,39により検知した後輪制動状態とに基づいて、モータ23へ所定の通電量を供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、前輪及び後輪の車輪速センサの情報から前輪及び後輪の状況を判断し、シートベルトのテンションを前輪及び後輪の状況に合わせて制御するようにした車両のシートベルト装置に関するものである。
車両のシートベルト装置として、緊急時や走行状態の不安定時に、シートベルトのテンションを制御し、乗員の拘束を行うものが知られている。
この種の車両のシートベルト装置は、加速度センサや車輪速センサなどの情報をシートベルト装置の制御部に取入れ、この制御部でシートベルトのテンションを制御するというものであった。
このような車両のシートベルト装置として、走行時に車体の横滑りや、駆動輪の空転などが生じた場合に、シートベルトのプリテンショナを動作させ、乗員を有効に拘束保護できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−122081公報(第5頁、図3)
特許文献1の技術の概要を、図7に基づいて説明する。
図7は従来の車両のシートベルト装置の基本構成を説明する図である。
従来の車両のシートベルト装置200は、乗員を拘束保護するシートベルト(不図示)と、このシートベルトを巻き込むためのアクチュエータ202を備えたプリテンショナ203と、各車輪の車輪速を検出する複数の車輪速センサ204と、車体の横滑りを検出する舵角センサ、ヨーレートセンサや横Gセンサなどの横滑り検出センサ205,206,207と、複数の車輪速センサ204及び横滑り検出センサ205,206,207からの検出信号を受けて車体の横滑りを検知し、車体の横滑り動作中にアクチュエータ202を動作させる信号を出力するコントロールユニット(制御部)208とから構成され、走行時に車体の横滑りや、車輪(駆動輪)の空転等が生じた場合に、プリテンショナ203を動作させてシートベルトを巻取り、乗員を拘束保護するようにしたものである。
しかし、車両のシートベルト装置200では、走行時に車体の横滑りや、車輪(駆動輪)の空転等が生じた場合に、プリテンショナ203を動作させてシートベルトを一律に巻取るものであり、例えば、前輪が横滑りを起こした場合、後輪が横滑りを起こした場合、若しくは前・後輪全体が横滑りを起こした場合では、その滑り方の違いにより、乗員を拘束保護する緊急性(車両の緊急性)の度合いが異なる。従って、車体が横滑りを起こした場合に、これらの横滑りを一律に扱い、シートベルトを制御するのでは乗員を過剰に拘束することになり、乗員に快適なシートベルトの着用を促すことはできない。
すなわち、車両のシートベルト装置では、車両の状況を判断できる手段を持ち合わせないので、車両の緊急性の度合いを判断することで、乗員を有効に拘束保護することはできなかった。
本発明は、車両の緊急性の度合いを判断して乗員を拘束保護することで、快適なシートベルトの着用環境を整えることができるとともに、乗員のさらなる安全性を確保することができる車両のシートベルト装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ベルトを巻回したベルトリールと、このベルトリールを回転駆動するモータと、このモータへの通電を制御する制御部と、車両の前輪に作用する制動状態を検知する前輪制動状態検知手段と、車両の後輪に作用する制動状態を検知する後輪制動状態検知手段とを備えた車両のシートベルト装置であって、制御部が、前輪制動状態検知手段により検知した前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段により検知した後輪制動状態とに基づいて、モータへ所定の通電量を供給することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量をモータへ供給するとともに、後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量より大きな第2の通電量をモータへ供給することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知した際に、第2の通電量よりも大きな第3の通電量をモータへ供給することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、制御部が、ベルトリールの回転位置を検知する回転位置検知手段を備え、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、回転位置検知手段により検知した回転位置が第1の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整するとともに、後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第2の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知した際に、第2の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第3の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、シートベルト装置が、ベルトを巻回したベルトリールと、このベルトリールを回転駆動するモータと、このモータへの通電を制御する制御部と、車両の前輪に作用する制動状態を検知する前輪制動状態検知手段と、車両の後輪に作用する制動状態を検知する後輪制動状態検知手段とから構成される。
制御部では、前輪制動状態検知手段により検知した前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段により検知した後輪制動状態とに基づいて、モータへ所定の通電量を供給するようにした。
一般的に、前輪がロック状態にあるときは前輪が横滑り状態に陥る。すなわち、フロントドリフトが大きくなった状態であるドリフトオーバ状態となる。また、後輪がロック状態にあるときは後輪が横滑り状態に陥る。すなわち、リヤドリフトが大きくなり、ドライバ(運転者)が車両をコントロールできなくなった状態であるスピン状態に陥る。
ドリフトオーバ状態においては、電子制御制動力配分システム(EBD)による効果により乗員が車両を操作可能な場合が多い。また、スピン状態においては、車両を操作することは困難であることが知られる。
そこで、前輪制動状態検知手段により検知した前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段により検知した後輪制動状態とに基づいて、モータへ所定の通電量を供給することで、前輪がロック状態にあるとき、後輪がロック状態にあるとき、又は前・後輪がロック状態にあるときに、モータへの通電量を変えることでベルトの引き込み量を変化させることができる。これにより、車両の緊急性の度合いを判断して乗員を拘束保護することができ、快適なシートベルトの着用環境を整えることができる。この結果、乗員のさらなる安全性を確保することができる。
請求項2に係る発明では、前述のように、ドリフトオーバ状態においては、前・後輪の制動力を最適に配分する電子制御制動力配分システム(EBD)による効果により乗員が車両を操作可能な場合が多く、スピン状態においては、車両を操作することは困難であるので、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量をモータへ供給するとともに、後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量より大きな第2の通電量をモータへ供給するようにした。
これにより、前輪がロック状態のときより、車両の緊急性の高い後輪がロック状態のときに、乗員を強く拘束保護することができる。この結果、乗員のシートベルトの着用の快適性を確保しつつ、乗員を拘束保護することができる。
請求項3に係る発明では、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知した際に、第2の通電量よりも大きな第3の通電量をモータへ供給するようにした。
前・後輪がロックした場合は、車両は路面の凹凸などの状態で予想のつかない挙動を示すことが多く、後輪のみがロックした場合よりも車両の緊急性が高いと考えられるので、後輪がロックした場合よりも大きな通電量をモータに供給することで、乗員をさらに強く拘束保護することができる。
請求項4に係る発明では、制御部が、ベルトリールの回転位置を検知する回転位置検知手段を備え、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、回転位置検知手段により検知した回転位置が第1の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整するとともに、後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第2の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整するようにした。
これにより、前輪がロック状態のときより、車両の緊急性の高い後輪がロック状態のときに、第1の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第2の回転位置にベルトリールが保持され、乗員を強く拘束保護することができる。この結果、乗員のシートベルトの着用の快適性を確保しつつ、乗員を拘束保護することができる。
請求項5に係る発明では、制御部が、前輪制動状態検知手段で前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段で後輪のロックを検知した際に、第2の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第3の回転位置にベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整する。
前・後輪がロックした場合は、車両は路面の凹凸などの状態で予想のつかない挙動を示すことが多く、後輪がロックした場合よりも車両の緊急性が高いと考えられるので、後輪のみがロックした場合の第2の回転位置よりもベルトの巻取りが進んだ第3の回転位置にベルトリールが保持することで、乗員をさらに強く拘束保護することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両のシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。図2は図1に示したシートベルト装置のリトラクタの要部構成及び制御部を示す図である。
図1において、車両のシートベルト装置10は、乗員11の身体を座席(車両用シート)12に拘束するベルト(ウェビング)13を備える。ベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとからなる。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はリトラクタ16のベルトリールに連結されている。ベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取付けられている。このタングプレート17は、座席12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。バックル18には、タングプレート17の連結を検出するバックルスイッチ19が設けられている。バックルスイッチ19がオン状態になると、タングプレート17がバックル18に連結して係止され、ベルト13が乗員11に装着されたと判定される。
また上記の座席12は、車室内にて前後方向(図1中左右方向)に移動自在にかつ、移動許容範囲内の任意の位置で固定することができる構造を有している。
さらに、図2に示されるように、車両のシートベルト装置10は、左の前輪31の車輪速を検知する左の前輪制動状態検知手段36と、右の前輪32の車輪速を検知する右の前輪制動状態検知手段37と、左の後輪33の車輪速を検知する左の後輪制動状態検知手段38と、右の後輪34の車輪速を検知する右の後輪制動状態検知手段39と、これらの検知手段36〜39の情報に基づいて車両30の挙動状態を判断し、モータ駆動部(通電調整部)28を介してモータ23の通電量を制御する制御部(制御手段)26とを備える。
左・右の前輪制動状態検知手段36,37及び左・右の後輪制動状態検知手段38,39は、車輪速を検出する車輪速センサ部35を構成する。
前輪制動状態検知手段36,37は、車両30の前輪31,32に作用する制動状態を検知し、後輪制動状態検知手段38,39は、車両30の後輪33,34に作用する制動状態を検知し、制御部26に前輪・後輪ロック信号(情報)を入力する。
制御部26では、詳細には検知手段36〜39の情報に基づいて、前輪31,32がロック状態にあるか、後輪33,34がロック状態にあるか、又は前・後輪31〜34がロック状態にあるかを判断する。これらの場合には、車両30は車体重心G1を中心として回転力を受ける。
図2に、シートベルト用のリトラクタ16の要部構成を示す。リトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられ、ベルト13を巻回したベルトリール(スピンドル)22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ23とを備えている。ベルトリール22にはベルト13の上記ベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22に巻回され、巻き取られる。ベルトリール22の軸22aは動力伝達機構(ギヤ機構)24を介してモータ23の駆動軸23aに接続される。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。またリトラクタ16は、ベルトリール22の軸22aに接続された回転位置検知手段(回転検知部)25を備える。
回転位置検知手段25は、好ましくは、回転角センサを利用して構成される。回転角センサには、例えば、磁気ディスクと2個のホールICとを組み合わせて成る磁気センサが利用される。
回転位置検知手段25からは、磁気センサの構造・作用に基づいて位相的に所定量だけずれた2つの相のパルス信号(P1,P2)を出力する。2つのパルス信号は、そのパルスの生じる位相的関係に基づいてベルトリール22の軸22aの回転方向(巻取り方向または引出し方向)を検知することが可能となる。さらに2つのパルス信号のいずれかを用いて、発生したパルス数を計数することによりベルトリール22の軸22aの回転動作で生じた回転角(回転量)を検知することが可能となる。この回転角は、回転方向に応じて巻取り量または引出し量になる。
回転位置検知手段25から出力される2つのパルス信号P1,P2は、図2に示されるごとく制御部(制御手段)26に入力される。制御部26では、2つのパルス信号P1,P2を利用してベルトリール22によるベルト巻取り位置、巻取り量、引出し量等を求めることが可能となる。
制御部26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量をモータ駆動部(通電量調整部)28で制御することにより、リトラクタ16のベルト巻取り動作を制御する。制御部26により制御されるリトラクタ16は、乗員11の位置および姿勢を保持するための電気式プリテンショナとして構成されている。すなわち、ベルトリール22、モータ23及び動力伝達機構24で電気式プリテンショナが構成される。
図3(a),(b)は車両の挙動状態を説明する説明図であり、車両30がスピン状態若しくはドリフトオーバ状態に至る一例を示す。
一般的に、前輪31,32がロック状態にあるときは前輪31,32が横滑り状態に陥る。すなわち、フロントドリフトが大きくなった状態であるドリフトオーバ状態となる。 後輪33,34がロック状態にあるときは後輪33,34が横滑り状態に陥る。すなわち、リヤドリフトが大きくなり、ドライバ(乗員)11(図1参照)が車両30をコントロールできなくなった状態であるスピン状態に陥る。
ドリフトオーバ状態においては、例えば、前・後輪31〜34の制動力を最適に配分する電子制御制動力配分システム(EBD)による効果により、乗員11が、車両30を操作可能な場合が多い。また、スピン状態においては、車両10を操作することは困難であることが知られる。
(a)において、車両30が白抜き矢印a1の如く進行中に、例えば、ステアリング(不図示)を左に操作することで、車体重心G1廻りに矢印a2の如く左廻りのヨーモーメントが発生する。この時に、左・右の後輪33,34が回転状態、左・右の前輪31,32がロック状態に陥った場合を想定すると、前輪31,32はロック状態なので矢印a3,a3の如く車両30に進行方向とは逆向きの力が発生し、後輪33,34には、前輪31,32がロック状態なので矢印a4,a4の如く車両30の進行方向とは逆向きの力が働くとともに、ステアリングを左に操作したので進行方向に対して直交する力が車両30の左側に矢印a5,a5の如く発生する。
これにより、車両30に車体重心G1廻りに右廻りの回転力が白抜き矢印a6の如く付加され、後輪33,34はロックして摩擦力を失っているので、車両30は白抜き矢印a6の如くドリフトオーバ状態にいたる。
(b)において、車両30が白抜き矢印b1の如く進行中に、例えば、ステアリング(不図示)を左に操作することで、車体重心G1廻りに矢印b2の如く左廻りのヨーモーメントが発生する。この時に、左・右の前輪31,32が回転状態、左・右の後輪33,34がロック状態に陥った場合を想定すると、後輪33,34はロック状態なので矢印b3,b3の如く車両30に進行方向とは逆向きの力が発生し、前輪31,32には、後輪33,34がロック状態なので矢印b4,b4の如く車両30の進行方向とは逆向きの力が働くとともに、ステアリングを左に操作したので進行方向に対して直交する力が車両30の左側に矢印b5,b5の如く発生する。
これにより、車両30に車体重心G1廻りに左廻りの回転力が白抜き矢印b6の如く付加され、後輪33,34はロックして摩擦力を失っているので、車両30は白抜き矢印b6の如くスピン状態にいたる。
図4は本発明に係る車両のシートベルト装置の制御を示すフローチャートである(符号は図1,2参照)。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST01:前輪制動状態検知手段36,37及び後輪制動状態検知手段38,39で前輪・後輪ロックを検出する。前輪ロック信号は、前輪制動状態検知手段36,37で前輪31,32の車輪速が検出されないときに、制御部26で前輪ロック信号があったものと認識され、後輪ロック信号は、後輪制動状態検知手段38,39で後輪33,34がの車輪速が検出されないときに、制御部26で後輪ロック信号があったものと認識される。
ST02:前輪31,32及び後輪33,34のロック状態を制御部26で判断される。前輪31,32のみがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST03に進み、後輪33,34のみがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST04に進み、前輪31,32及び後輪33,34ともがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST04に進み、前輪31,32及び後輪33,34ともがロックしていないことを制御部26で判断されたときには、前輪31,32及び後輪33,34は正常走行状態なのでST01に戻る。
ST03:前輪31,32のみがロックした場合はドリフトオーバ状態に移行する可能性が高くベルト(シートベルト)13のテンションを強めることが好ましい。そこで、制御部26でモータ駆動部28を介してモータ23に第1の通電量を供給する。
ST04:後輪33,34のみがロックした場合はスピン状態に移行する可能性が高く、第1の通電量よりも大きな(多くの)通電量を供給してシートベルトのテンションをさらに強めることが好ましい。そこで、制御部26でモータ駆動部28を介してモータ23に第2の通電量を供給する。
ST05:前輪31,32及び後輪33,34の双方ともがロックした場合は車両30は路面の凹凸などの状態により予想のつかない挙動を示す可能性が高く、第2の通電量よりも大きな(多くの)通電量を供給してベルト(シートベルト)13のテンションをさらに強めることが好ましい。そこで、制御部26でモータ駆動部28を介してモータ23に第3の通電量を供給する。ここで、通電量の大きさは、第3の通電量>第2の通電量>第1の通電量の通りである。
制御部26では、前輪制動状態検知手段36,37により検知した前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段38,39により検知した後輪制動状態とに基づいて、モータ23へ所定の通電量を供給するようにしたので、前輪31,32がロック状態にあるとき、後輪33,34がロック状態にあるとき、又は前・後輪31〜34がロック状態にあるときに、モータへの通電量を変えることでベルトの引き込み量を変化させることができる。これにより、車両30の緊急性の度合いを判断して乗員11を拘束保護することができ、快適なシートベルトの着用環境を整えることができる。この結果、乗員11のさらなる安全性を確保することができる。
また、制御部26は、前輪制動状態検知手段36,37が前輪31,32のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段38,39により後輪33,34がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量をモータ23へ供給するとともに、後輪制動状態検知手段38,39が後輪33,34のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段36,37により前輪31,32がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量より大きな第2の通電量をモータ23へ供給するようにしたので、前輪31,32がロック状態のときより、車両30の緊急性の高い(大きい)後輪33,34がロック状態のときに、乗員11を強く拘束保護することができる。この結果、乗員11のシートベルト(ベルト)13の着用の快適性を確保しつつ、乗員11を拘束保護することができる。
さらに、制御部26は、前輪制動状態検知手段36,37が前輪31,32のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段38,39が後輪33,34のロックを検知した際に、第2の通電量よりも大きな第3の通電量をモータ23へ供給するようにした。
前・後輪31〜34がロックした場合は、車両30は路面の凹凸などの状態で予想のつかない挙動を示すことが多く、後輪33,34のみがロックした場合よりも車両30の緊急性が高いと考えられるので、後輪33,34がロックした場合よりも大きな通電量をモータ23に供給することで、乗員11をさらに強く拘束保護することができる。
図5は本発明に係る車両のシートベルト装置の別実施例の制御を示すフローチャートである(符号は図1,2参照)。なお、ST×××はステップ番号を示す。
ST101:前輪制動状態検知手段36,37及び後輪制動状態検知手段38,39で前輪・後輪ロックを検出する。前輪ロック信号は、前輪制動状態検知手段36,37で前輪31,32の車輪速が検出されないときに、制御部26で前輪ロック信号があったものと認識され、後輪ロック信号は、後輪制動状態検知手段38,39で後輪33,34がの車輪速が検出されないときに、制御部26で後輪ロック信号があったものと認識される。
ST102:前輪31,32及び後輪33,34のロック状態を制御部26で判断される。前輪31,32のみがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST03に進み、後輪33,34のみがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST04に進み、前輪31,32及び後輪33,34ともがロックしたことを制御部26で判断されたときには、ST04に進み、前輪31,32及び後輪33,34ともがロックしていないことを制御部26で判断されたときには、前輪31,32及び後輪33,34は正常走行状態なのでST01に戻る。
ST103:前輪31,32のみがロックした場合はドリフトオーバ状態に移行する可能性が高くベルト(シートベルト)13のテンションを強めることが好ましい。そこで、第1の回転位置(第1の巻取り位置)にベルトリール22が保持されるように、モータ23への通電量を調整する。
ST104:後輪33,34のみがロックした場合はスピン状態に移行する可能性が高く、第1の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第2の回転位置(第2の巻取り位置)にベルトリール22を保持することが好ましい。そこで、第2の回転位置にベルトリール22が保持されるように、モータへの通電量を調整する。
ST105:前輪31,32及び後輪33,34の双方ともがロックした場合には、車両30は路面の凹凸などの状態で予想のつかない挙動を示すことが多く、第2の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第3の回転位置(第3の巻取り位置)にベルトリール22を保持することが好ましい。そこで、第3の回転位置にベルトリール22が保持されるように、モータ23への通電量を調整する。
ここで、それぞれの回転位置に保持する通電量は、第3の回転位置(第3の巻取り位置)>第2の回転位置(第2の巻取り位置)>第1の回転位置(第1の巻取り位置)の通りであり、第1回転位置から第3の回転位置に移行するにしたがって、ベルト(シートベルト)13は短く巻き取られる。
すなわち、制御部26は、ベルトリール22の回転位置を検知する回転位置検知手段25を備え、前輪制動状態検知手段36,37が前輪31,32のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段38,39により後輪33,34がロック状態にないことを検知した際に、回転位置検知手段25により検知した回転位置が第1の回転位置にベルトリール22が保持されるようモータ23への通電量を調整するとともに、後輪制動状態検知手段38,39が後輪33,34のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段36,37により前輪31,32がロック状態にないことを検知した際に、第1の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第2の回転位置にベルトリール22が保持されるようモータ23への通電量を調整するようにしたので、前輪31,32がロック状態のときより、車両30の緊急性の高い(大きい)後輪33,34がロック状態のときに、第1の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第2の回転位置にベルトリール22が保持され、乗員11を強く拘束保護することができる。この結果、乗員11のベルト(シートベルト)13の着用の快適性を確保しつつ、乗員11を拘束保護することができる。
また、制御部26は、前輪制動状態検知手段36,37が前輪31,32のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段38,39が後輪33,34のロックを検知した際に、第2の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第3の回転位置にベルトリール22が保持されるようモータ23への通電量を調整するようにしたので、前・後輪31〜34がロックした場合には、車両30は路面の凹凸などの状態で予想のつかない挙動を示すことが多く、後輪33,34のみがロックした場合よりも車両30の緊急性が高いと考えられるので、後輪33,34がロックした場合の第2の回転位置よりもベルト13の巻取りが進んだ第3の回転位置にベルトリール22を保持することで、乗員11をさらに強く拘束保護することができる。
図6(a),(b)は制動力配分図の一例を示す説明図である。横軸に前輪制動力Bf、縦軸に後輪制動力Br、タイヤ・路面間の摩擦係数をμで示す。
(a)において、車両に積載が多い場合の制動力配分図を示す。一般的に、前輪と後輪との最大制動力(ロック限界)は、タイヤ・路面間の摩擦係数μと、前輪及び後輪にかかる加重で決定される。ここで、前輪加重をWf、後輪加重をWrとすれば、前輪制動力Bfはμ×Wf、後輪制動力Brはμ×Wrで表すことができ、車両全体の制動力Bは、Bf+Brで表すことができる。
そこで、タイヤ・路面間の摩擦係数μが0.6のときの前輪制動力BfはB1、後輪制動力BrはB2となる。すなわち、前輪にB1の制動力がかかったときに前輪はロック状態となり、後輪にB2の制動力がかかったときに後輪はロック状態となる。
(b)において、車両に積載が少ない場合の制動力配分図を示す。(a)と同様に、タイヤ・路面間の摩擦係数μが0.6のときの前輪制動力BfはB3、後輪制動力BrはB4となる。すなわち、前輪にB3の制動力がかかったときに前輪はロック状態となり、後輪にB4の制動力がかかったときに後輪はロック状態となる。
(a),(b)から、制御部に、車両特有の制動力配分図を有し、制御部に、前輪加重をWf、後輪加重をWr、タイヤ・路面間の摩擦係数μの情報をインプットすることで、容易に前輪若しくは後輪のロック状態に陥る場合を予測し、図4に示されたように、モータの通電量を制御するものでもよく、図5に示されるように、ベルトリールの回転位置を制御するものであってもよい。
尚、本発明に係る車両のシートベルト装置10は、図4及び図5には、左・右の前輪制動状態検知手段36,37、左・右の後輪制動状態検知手段38,39の情報により、モータ23の通電量やベルトリールの回転位置を制御することを示し、図6には、車両特有の制動力配分図からモータの通電量やベルトリールの回転位置を制御することを示したが、これらを適宜組合せることを妨げるものではない。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明に係る車両のシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。 図1に示したシートベルト装置のリトラクタの要部構成及び制御部を示す図である。 車両の挙動状態を説明する説明図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置の制御を示すフローチャートである。 本発明に係る車両のシートベルト装置の別実施例の制御を示すフローチャートである。 制動力配分図の一例を示す説明図である。 従来の車両のシートベルト装置の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両のシートベルト装置、13…ベルト(シートベルト)、22…ベルトリール、23…モータ、25…回転位置検知手段、26…制御部、30…車両、31,32…前輪、33,34…後輪、36,37…前輪制動状態検知手段、38,39…後輪制動状態検知手段。

Claims (5)

  1. ベルトを巻回したベルトリールと、このベルトリールを回転駆動するモータと、このモータへの通電を制御する制御部と、車両の前輪に作用する制動状態を検知する前輪制動状態検知手段と、車両の後輪に作用する制動状態を検知する後輪制動状態検知手段とを備えた車両のシートベルト装置であって、
    前記制御部は、前輪制動状態検知手段により検知した前記前輪制動状態と、後輪制動状態検知手段により検知した後輪制動状態とに基づいて、前記モータへ所定の通電量を供給することを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記制御部は、前記前輪制動状態検知手段が前輪のロックを検知し、且つ後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、第1の通電量を前記モータへ供給するとともに、
    前記後輪制動状態検知手段が後輪のロックを検知し、且つ前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、前記第1の通電量より大きな第2の通電量を前記モータへ供給することを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト装置。
  3. 前記制御部は、前記前輪制動状態検知手段が前輪のロックを検知し、且つ前記後輪制動状態検知手段が後輪のロックを検知した際に、前記第2の通電量よりも大きな第3の通電量を前記モータへ供給することを特徴とする請求項2に記載の車両のシートベルト装置。
  4. 前記制御部は、前記ベルトリールの回転位置を検知する回転位置検知手段を備え、
    前記前輪制動状態検知手段が前輪のロックを検知し、且つ前記後輪制動状態検知手段により後輪がロック状態にないことを検知した際に、前記回転位置検知手段により検知した回転位置が第1の回転位置に前記ベルトリールが保持されるよう前記モータへの通電量を調整するとともに、
    前記後輪制動状態検知手段が後輪のロックを検知し、且つ前記前輪制動状態検知手段により前輪がロック状態にないことを検知した際に、前記第1の回転位置よりも前記ベルトの巻取りが進んだ第2の回転位置に前記ベルトリールが保持されるよう前記モータへの通電量を調整することを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト装置。
  5. 前記制御部は、前記前輪制動状態検知手段が前輪のロックを検知し、且つ前記後輪制動状態検知手段が後輪のロックを検知した際に、前記第2の回転位置よりも前記ベルトの巻取りが進んだ第3の回転位置に前記ベルトリールが保持されるようモータへの通電量を調整することを特徴とする請求項4に記載の車両のシートベルト装置。
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