JP2008295236A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】歩留まりを向上させ、しかも組み立てが簡単で生産性に優れる電動モータを提供する。
【解決手段】積層コアと、積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ配置された第1,第2のカットコア部材と、第1のカットコア部材に設けられたバランス調整用の第1の切除部と、第2のカットコア部材に設けられ、第1の切除部と異なる形状とされた第2の切除部と、第1,第2のカットコア部材を介在させて積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ装着される二種類のインシュレータとを備えた電動モータであって、一方のインシュレータ42aには、第1の切除部にのみ係合する突部425a,425bが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動モータに関し、例えば、車両用ブレーキ液圧制御装置に用いられて好適な電動モータに関する。
従来、車両用ブレーキ液圧制御装置等の基体に装着される往復動ポンプの動力源として、電動モータが使用されている。電動モータは、一般的に、放射状のティース部に巻線が巻回されるコアを備えており、このコアの端部に、巻線とティース部との間を電気絶縁するインシュレータが取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような電動モータでは、コアにインシュレータを装着し、そのインシュレータの上から巻線が巻回されている。
ところで、電動モータは、その回転軸に、往復動ポンプのプランジャを駆動するための偏心軸部を有しており、この偏心軸部による重量のアンバランスが、振動騒音の原因となっている。そのため、従来では、回転軸に固定される積層コアに、偏心軸部による重量のアンバランスを打ち消すための部材を取り付けたり、積層コアの積層方向端部に配置されるコア部材に、部分的に切除したカットコア部材を用いることによって、積層コアの重量のバランスを調整することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−6944号公報 特許第3518444号公報
前記特許文献2に記載された電動モータでは、切除部を有するカットコア部材で、積層コアの重量のバランスを調整するようになっているが、バランスの調整によっては、カットコア部材の切除部の形状を積層コアの両端部で異ならせるケースが生じる。このような場合には、一般的にカットコア部材の切除部に対応させてインシュレータを二種類用意し、これらを積層コアの両端部にそれぞれ組み付けるようにしている。
しかしながら、組み付ける側を間違えてインシュレータが装着され、巻線が巻回されると、歩留まりが悪くなる。このため、インシュレータの取付作業を慎重に行わなければならず煩雑で生産性に劣るという問題があった。
このような観点から、本発明は、両端部で切除部の形状が異なる積層コアを備えた電動モータにおいて、歩留まりがよく、しかも、組付作業が簡単で生産性を向上させることができる電動モータを提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、積層コアと、この積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ配置された第1,第2のカットコア部材と、前記第1のカットコア部材に設けられたバランス調整用の第1の切除部と、前記第2のカットコア部材に設けられ、前記第1の切除部と異なる形状とされた第2の切除部と、前記第1,第2のカットコア部材を介在させて前記積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ装着される二種類のインシュレータとを備えた電動モータであって、一方の前記インシュレータには、前記第1の切除部にのみ係合する突部が設けられていることを特徴とする。
この電動モータによれば、第1のカットコア部材に設けられたバランス調整用の第1の切除部と、第2のカットコア部材に設けられたバランス調整用の第2の切除部とが、積層コアの両端部で異なる形状とされ、一方のインシュレータには、第1の切除部にのみ係合する突部が設けられているので、インシュレータの正しい組み付けが行われたときには、第1の切除部に対して突部が係合する状態でインシュレータが装着されることとなり、また、間違った組み付けが行われたときには、第1の切除部に対する突部の係合が規制され、インシュレータが例えば浮き上がった状態になる等、装着が正しく行われない状態となる。したがって、インシュレータの組み付ける側が間違っている場合にはそのことを容易に認識でき、歩留まりを向上させることができる。
しかも、間違った組み付けが行われたときには、インシュレータの装着が正しく行われない状態となって、そのことを容易に認識することができるので、従来のような組付作業を慎重に行う手間が省け、組付作業を簡単に行うことができて生産性が向上する。
また、前記突部には、凹部が形成されている構成とするのがよい。このように構成することによって、突部が厚さを有していることで第1の切除部において若干ではあるが増加することとなる重量を、好適に低減することが可能となり、第1の切除部において切除した分の重量が、突部によってバランス調整に影響を及ぼすほどに増えてしまうことを防止することができる。
また、前記凹部は、前記積層コアの積層方向の両端部に前記インシュレータを装着した状態で、当該積層コアの外面に露出するように構成することで、インシュレータの組み付けに際して、凹部が形成されている位置から突部の形成されている位置を目視確認することができ、前記のように組付作業が簡単であることと相俟って、組付作業を円滑に行うことができる。また、組付後の確認検査においても、凹部の位置を目印にして組付確認を容易に行うことができる。
また、前記凹部が、前記インシュレータ成形時のひけ防止用の凹部として機能するように、例えば、実質的に突部の断面積が小さくなるように構成することによって、インシュレータを射出成形等で成形する際に、ひけの発生を防止することができる。
本発明によれば、両端部で切除部の形状が異なる積層コアを備えた電動モータにおいて、歩留まりがよく、しかも、組付作業が簡単で生産性を向上させることができる電動モータが得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態においては、車両用ブレーキ液圧制御装置に使用される電動モータを例示するが、本発明に係る電動モータの用途を限定する趣旨ではない。
図1に示すように、本実施形態に係る電動モータMは、車両用ブレーキ液圧制御装置Uに適用されて、基体100に装着される往復動ポンプPの動力源となるものであり、基体100の一面に一体的に固着される。
なお、基体100には、電動モータMのほか、往復動ポンプP、常開型の電磁弁101、常閉型の電磁弁102、圧力センサ103、リザーバ104、コントロールハウジング105などが取り付けられる。コントロールハウジング105には、図2に示すように、電動モータMや電磁弁101,102を制御する制御基板106のほか、電動モータMに電力を供給するための接続端子107や電磁弁101,102を駆動させるための電磁コイル108などが収容されている。
電動モータMは、モータハウジング10、固定子20、回転軸30、回転子40、コンミュテータ(整流子)50、ブラシ60などを備えている。
モータハウジング10は、略有底円筒状に形成されたヨーク11と、このヨーク11の開口部に覆設されるカバー12とからなる。ヨークエンド11’側には、ボールベアリング11bが固定されている。また、カバー12の内側には、ボールベアリング12aが固定されている。
回転軸30は、ボールベアリング11b,12aに回転自在に支持される主軸部31と、この主軸部31の端面に突設された偏心軸部32と、この偏心軸部32の端面に突設された先端軸部33とを備えている。偏心軸部32には、図1に示す往復動ポンプPのプランジャ(図示略)に当接するボールベアリング32aが嵌め込まれていて、偏心軸部32とボールベアリング32aとでプランジャに往復運動をさせるための偏心カムが構成されている。なお、図2に示すように、先端軸部33は、主軸部31と同軸で、基体100の装着穴110に固定されたボールベアリング33aに回転自在に支持される。なお、基体100と電動モータMとの間にはシール部材111が介設される。
回転子40は、回転軸30の主軸部31に嵌め込まれた積層コア41と、この積層コア41に装着されてこれを覆う二種類のインシュレータ42a,42bと、積層コア41に形成されたスロットに巻き付けられたマグネットワイヤ(電機子巻線)43とを備えている。なお、回転子40は、固定子20の内周側に位置している。積層コア41およびインシュレータ42a,42bの詳細な構成は後記する。
コンミュテータ50は、回転子40とボールベアリング12aの間において主軸部31に嵌め込まれていて、主軸部31とともに回転する。コンミュテータ50の外周面にはブラシ60が接触する。
ブラシ60は、ブラシスプリングとしてのコイルばね73bによりコンミュテータ50側に付勢された状態でブラシ収容部73に移動可能に収容されていて、コイルばね73bの付勢力によって、その先端面がコンミュテータ50の外周面に接触するようになっている。
ブラシホルダ70は、ホルダ本体70Aと、このホルダ本体70Aから突出する棒状部70Bとを有しており、ホルダ本体70Aをカバー12と回転子40との間においてヨーク11に嵌め込むことで固定される。
棒状部70Bは、電動モータMを基体100に組み付けたときに、基体100に形成された挿通孔109に挿通され、その先端部がコントロールハウジング105側に突出する。棒状部70Bには、導電体からなる給電路78が二つ内包(一つだけを図示)されており、その基端部がホルダ本体70Aから棒状部70B内へと突設された接続端子70cに接続され、また、先端部が、電動モータMを基体100に組み付けたときに、コントロールハウジング105の接続端子107に接続される。
次に、積層コア41およびインシュレータ42a,42bについて詳細に説明する。積層コア41は、図3に示すように、複数のコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41B(第1,第2のカットコア部材)が積層されてなり、積層方向の両端部にインシュレータ42a,42bが組み付けられる。また、積層コア41の中心部には、主軸部31(図2参照、以下同じ)が挿通される挿通孔41cが形成されている。ここで、カットコア部材41B,41Bは、積層コア41の積層方向の両端部にそれぞれ2枚ずつ配置されている。
コア部材41Aは、図4に示すように、環状部411と、この環状部411から放射状に設けられ、積層コア41のティース部を構成する複数のティース片41aとを有し、中央部に前記挿通孔41c(図3参照)を形成する孔部41cが形成されている。後記するように、積層コア41を構成した状態で、積層された状態のティース片41aには、インシュレータ42a,42bを介してマグネットワイヤ43(図2参照)が巻回される。孔部41cの孔壁には、主軸部31を圧入可能な溝41cが形成されている。
カットコア部材41Bは、積層コア41の積層方向の一端部であるコンミュテータ50(図2参照、以下同じ)側に配置されており、また、カットコア部材41Bは、積層コア41の積層方向の他端部であるヨークエンド11’(図2参照、以下同じ)側に配置されている。ここで、カットコア部材41B,41Bは、後記する切除部41d,41d’(第1,第2の切除部)が異なる形状とされている点を除いて同様の構成であるので、以下の説明においては主としてカットコア部材41Bについて説明し、カットコア部材41Bについては、異なる部分を挙げて説明する。
カットコア部材41Bは、コア部材41Aの一部を切除した形状を呈している。すなわち、カットコア部材41Bは、コア部材41Aの一部を切除して形成される切除部41dを有しており、この切除部41dによって、回転時に回転軸30の偏心軸部32(図2参照、以下同じ)により生じる重量のアンバランスを打ち消す機能を備えてる。本実施形態では、ティース片41aを切除して短いティース片41aとすることによって、切除部41dが形成されている。なお、形成される切除部41dの大きさ(ティース片41aの個数および切除長さ)は、偏心軸部32の偏心量、偏心軸部32に組み付けられるボールベアリング32aの重量、積層コア41の重量等を考慮して適宜設定される。この例では、周方向に隣合う3つのティース片41aを基端部近傍(環状部411の近傍)から切除して3つのティース片41aを形成し、切除部41dを形成している。
このようなカットコア部材41Bは、切除部41dの位置を同じにして2枚重ねられており、偏心軸部32が偏心している側と、切除部41dが位置する側とが一致するように位置合わせされている。これによって、偏心軸部32に近い一端側(コンミュテータ50側)には、2つの切除部41dによって切除部空間41D1が形成されるようになっている。
カットコア部材41Bは、前記したように、コア部材41Aの一部を切除して形成される切除部41d’が、カットコア部材41Bの切除部41dと異なる形状とされている。本実施形態では、切除部41d’が カットコア部材41Bの切除部41dよりも小さくなるように設定されている。これによって、偏心軸部32から離れた他端側(ヨークエンド11’側)には、前記した切除部空間41D1よりも小さくされた2つの切除部41d’からなる切除部空間41D2が形成されるようになっている。
具体的に、カットコア部材41Bは、前記したカットコア部材41Bと基本的形状を同様としているが、切除部41d’を形成するティース片41aは、その切除位置が前記したカットコア部材41Bの切除部41dを形成するティース片41aの切断位置に比べてティース片41aの先端部側寄りとされている。したがって、切除部41d’の位置を合わせて配置された2枚のカットコア部材41Bによって他端部側に形成される切除部空間41D2は、一端部側の切除部空間41D1に比べてその容積が小さなものとされる。なお、形成される切除部41d’の大きさ(ティース片41aの個数および切除長さ)は、偏心軸部32の偏心量、積層コア41の重量、切除部空間41D2の大きさ等を考慮して適宜設定される。この例では、周方向に隣合う3つのティース片41aを切除して3つのティース片41aを形成し、切除部41d’を形成している。
このようなカットコア部材41B,41Bは、積層コア41の図示しない積層方向から見たときに、回転軸30の軸心を挟んで、切除部41dと切除部41d’とが相互に対向するように配置(径方向反対側に配置)されている。つまり、カットコア部材41Bの切除部41dは、前記したように偏心軸部32が偏心している側に位置しているのに対し、カットコア部材41Bの切除部41d’は、偏心軸部32が偏心している側とは径方向反対側に位置するように設けられている。
以上のような切除部41dおよび切除部41d’は、偏心軸部32の静止時および回転時の重量のアンバランスを打ち消すことに好適に寄与する。
インシュレータ42a,42bは、絶縁材料、例えば、樹脂成形材料から構成されており、基本的形状が同様とされて相互に近似した形状を有している。インシュレータ42a,42bの主として異なるところは、インシュレータ42aが、図5(a)(b)に示すように、前記した切除部41d(図4参照、以下同じ)に対応する位置に突部425a,425bが設けられている点であり、また、インシュレータ42bが、図6(a)(b)に示すように、前記した切除部41d’に対応する位置に突部425aが設けられている点である。以下では、インシュレータ42aについて主として説明し、適宜インシュレータ42bについて説明する。
インシュレータ42aは、図4に示すように、有底円筒状の基部421と、この基部421に一体に形成された放射状のカバー部422とを備えている。基部421には、回転軸30の主軸部31(図2参照)が挿通される挿通孔部423が形成されている。また、カバー部422には、ティース片41a間に形成されるスロット内に配置されてマグネットワイヤ43(図2参照)とティース片41aとを電気絶縁する複数のティース絶縁部424が突設されている。そして、ティース絶縁部424の側壁部424a,424a間には、図5(a)(b)に示すように、カットコア部材41Bの切除部41dに配置可能な3つの突部425aが設けられているとともに、このうちの一つの突部425a(3つの突部425aのうち中央に位置する突部425a)の内側側方に、突部425bが設けられている。
突部425aは、積層コア41の一端部にインシュレータ42aを取り付けた状態で、切除部41dの外周側に係合するように位置し、その外周面には、積層コア41の外面に露出する凹部425cが形成されている。この凹部425cは、積層コア41の積層方向に延設されており、突部425aの断面積を実質的に小さくする役割をなしている。このような凹部425cを突部425aに形成することによって、突部425aが厚さを有していることで切除部41d(図4参照、以下同じ)において若干ではあるが増加することとなる重量を、好適に低減することが可能となり、切除部41dにおいて切除した分の重量が突部425aによってバランス調整に影響を及ぼすほどに増えてしまうことを防止することができる。
また、凹部425cは、前記したように、突部425aの断面積を実質的に小さくする役割をなしているので、ひけ防止用の凹部として機能し、インシュレータ42aを射出成形等で成形する際に、他の部分より比較的に厚く形成された突部425aの固化が促進され、これによって、ひけの発生が防止されるようになっている。
突部425bは、前記したように、3つの突部425aのうち中央に位置する突部425aの側方に設けられており、積層コア41にインシュレータ42aを取り付けた状態で、切除部41dの内周側に係合するように位置する。なお、本実施形態では、突部425bを一つの切除部41dに対応させて設けたが、他の切除部41dの全てに、あるいは他の切除部41dのいずれかに対応させて設けてもよい。
なお、インシュレータ42bでは、前記したように、切除部41d’を形成するティース片41aの切除位置が前記したカットコア部材41Bの切除部41dを形成するティース片41aの切断位置に比べてティース片41aの先端部側寄りとされているので、それに合わせて、前記した突部425aのみが設けられた構成となっている。すなわち、インシュレータ42bには、突部425bが設けられておらず、これによって、インシュレータ42aとの形状の差別化が図られている。
また、インシュレータ42aの基部421に設けられた円筒部421aは、インシュレータ42bの基部421に設けられた円筒部421bに比べて、大径とされており、かつ、その突出高さが低く形成されている。これによって、インシュレータ42a,42bの上面側における外観上の差別化が図られている。なお、円筒部421aが大径に形成されているので、円筒部421aとコンミュテータ50との接触を避けつつ円筒部421aの近傍にコンミュテータ50を配置することができる。このことは、回転軸30の短縮化を可能とし、電動モータMの小型化に寄与する。
ティース絶縁部424は、図5(a)に示すように、ティース片41a(図4参照)により形成される側壁面を覆う側壁部424a,424aと、これらの側壁部424a,424a間に亘る湾曲凸状の基端部424bとからなる。このようなティース絶縁部424は、平面視で略C字形状を呈している。
ティース絶縁部424の基端部424bは、図4に示すように、コア部材41A,カットコア部材41B,41Bの環状部411に当接するように構成されており、本実施形態では環状部411に形成された湾曲凹状の凹部411aの内面に沿うようにして当接するようになっている。そして、側壁部424a,424a間には、図5(a)に示すように、前記したように突部425a、突部425bが設けられている。
以上のように構成された電動モータMの積層コア41は、図4に示すように、複数のコア部材41Aおよびカットコア部材41B,41Bを所定枚数積層して、これらが一体となるように固定(かしめ固定等)することによって形成される。ここで、カットコア部材41B,41Bは、前記したように、積層コア41の両端部にそれぞれ配置されている。
そして、組み上がった積層コア41の積層方向の両端部に、インシュレータ42a,42bを組み付ける。ここでは、まず、積層コア41の他端部に、インシュレータ42bを組み付ける。積層コア41の他端部には、カットコア部材41Bが配置されており、積層コア41の一端側の切除部41dに比べて切除部41d’は小さく形成されているので、装着可能なインシュレータは、突部425aが形成されたインシュレータ42bのみとなる。つまり、積層コア41の他端部に、突部425a,425bの両方が形成されたインシュレータ42aを間違って組み付けようとしても、インシュレータ42aの突部425bがティース片41aに当接して装着が規制されることとなり、これによって、インシュレータ42aは、積層コア41の他端部において、浮き上がった状態になる。したがって、間違った組み付けを行ったときには、積層コア41の他端部にインシュレータ42aが装着されることがなく、このような場合には、インシュレータ42aを他端部から外して、一端部に付け直すことによって、インシュレータ42aを一端部に正しく装着することができ、また、他端部に他方のインシュレータ42bを組み付けることによって、他端部においても正しい装着を実現することができる。これによって積層コア41に対するインシュレータ42a,42bの間違った組み付けが防止され、歩留まりが向上する。しかも、間違った組み付けを行ったときには、これを他端側から外して一端側へ組み付ければよいので、組み付ける側を慎重に確認しながら組み付けを行うときのような煩雑さがなく、インシュレータ42a,42bの組み付けが簡単になる。
また、積層コア41にインシュレータ42a,42bを組み付ける際に、凹部425cを目印にして切除部41d,41d’に対する突部425a,425bの位置を特定することができるので、目視確認が行い易く、従来のような煩雑な位置合わせを必要とせず、インシュレータ42a,42bの組み付けを簡単に行うことができる。
積層コア41にインシュレータ42a,42bを組み付けたら、形成されたスロットにマグネットワイヤ43を巻き付けることによって回転子40が製作される。
次に、図7に示すように、このようにして組み立てられた回転子40、およびコンミュテータ50を、回転軸30に圧入して組み付ける。この場合、偏心軸部32が偏心している側と、切除部41dが位置する側とが一致するように組み付けを行う。そして、ブラシ60等をブラシホルダ70に組み付け、このブラシホルダ70を、回転軸30に挿入する。さらに、その上から、ボールベアリング12aを圧入したカバー12を、回転軸30に圧入して組み付け、そして、回転軸30の偏心軸部32にボールベアリング32a(図2参照)を圧入して組み付ける。最後に、これを、ボールベアリング11bおよび固定子20が予め固定されたヨーク11に圧入して組み付ける。
これによって電動モータMが製作される。
以上のように構成された本実施形態に係る電動モータMによると、切除部41d,41d’が、積層コア41の両端部で異なる形状となっており、インシュレータ42a,42bの一方、つまり、インシュレータ42aには、一端側の切除部41dにのみ係合する突部425a,425bが設けられているので、正しい組み付けが行われたときには、一端側の切除部41dに対してこれらの突部425a,425bが係合する状態でインシュレータ42aが装着されることとなる。また、間違った組み付けが行われたときには、これらが係合されずに、インシュレータ42aが例えば浮き上がった状態になる等、装着がうまく行われない状態となる。したがって、インシュレータ42aの組み付ける側が間違っている場合にはそのことを容易に認識でき、歩留まりを向上させることができる。
しかも、間違った組み付けが行われたときには、インシュレータ42aの装着が正しく行われない状態となって、そのことを容易に認識することができるので、従来のような組付作業を慎重に行う手間が省け、組付作業を簡単に行うことができる。したがって、電動モータMの生産性が向上する。
また、突部425aには凹部425cが形成されているので、突部425aが厚さを有していることで切除部41dにおいて若干ではあるが増加することとなる重量を、好適に低減することが可能となり、切除部41dにおいて切除した分の重量が突部425aによってバランス調整に影響を及ぼすほどに増えてしまうことを防止することができる。
また、凹部425cは、積層コア41の積層方向の両端部にインシュレータ42a,42bを装着した状態で、積層コア41の外面に露出するようになっているので、インシュレータ42a,42bの組み付けに際して、凹部425cが形成されている位置から突部425a,425bの形成されている位置を目視確認することができ、前記のように組付作業が簡単であることと相俟って、組付作業を円滑に行うことができる。また、組付後の確認検査においても、凹部425cの位置を目印にして組付確認を容易に行うことができる。
また、突部425aの凹部425cは、突部425aの断面積を実質的に小さくして、ひけ防止用の凹部として機能するようになっているので、インシュレータ42a,42bを例えば射出成形等で成形する際に、ひけの発生を防止することに寄与する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る電動モータMについて説明する。
本実施形態の電動モータMが前記第1実施形態と異なるところは、図8に示すように、積層コア41’の他端部に、4つのティース片41aを切除したカットコア部材41Bを用いた点であり、これによって、積層コア41’の両端部において、ティース片41aの切除個数と、その切除位置が異なったカットコア部材41B,41Bが配置される構成となっている。また、これらのカットコア部材41B,41Bに装着可能なインシュレータ42a,42cを備えている。
具体的に、本実施形態では、積層コア41’の一端部側(コンミュテータ50側)に、前記実施形態と同様の切除部41dを有するカットコア部材41B(図8参照)が配置され、また、積層コア41’の他端部側(ヨークエンド11’側)に、前記実施形態とは異なる4つのティース片41aを切除してなる切除部411dを有するカットコア部材41Bが配置されている。
なお、積層コア41’の一端部に配置されるカットコア部材41Bおよびこれに装着されるインシュレータ42aは、第1実施形態で説明したものと同一であるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
カットコア部材41Bは、図9(a)に示すように、前記したカットコア部材41B(図5参照)と基本的構成を同様としており、切除部411dを形成するティース片41aの切除位置がティース片41aの先端部側寄りとされている点に変わりはないが、本実施形態では、周方向に隣合う4つのティース片41aを切除して切除部411dを形成している。
このカットコア部材41Bに装着されるインシュレータ42cは、図9(b)に示すように、前記したインシュレータ42b(図6(a)(b)参照)と基本的構成を同様としており、切除部41d’(図4参照)に係合する突部425aを有している点に変わりはないが、本実施形態では、カットコア部材41Bの切除部411dに対応させて、突部425aが周方向に4つ設けられている。
カットコア部材41B,41Bを用いて組み上がった積層コア41’に対するインシュレータ42a,42cの組み付けは、積層コア41’の一端部側または他端部側のいずれの側からも行うことができる。
例えば、積層コア41’の一端部側から組み付けを行う場合には、一端部に対してインシュレータ42aを組み付けることとなるが、間違ってインシュレータ42cを組み付けようとすると、次のように装着が規制される状態となる。すなわち、積層コア41’の一端部にはカットコア部材41Bが配置されており、その切除部41dは、3つのティース片41aを切除して形成されているので、図10に示すように、4つの突部425aが形成された他端部側用のインシュレータ42cを組み付けようとしても、突部425aの一つがティース片41aに当接して装着が規制さる状態となり、インシュレータ42cは、積層コア41’(図8参照、以下同じ)の一端部において、浮き上がった状態になる。したがって、組み付ける側が間違っている場合にはそのことを容易に認識でき、歩留まりを向上させることができる。
また、積層コア41’の他端部側から組み付けを行う場合には、他端部に対してインシュレータ42cを組み付けることとなるが、これを間違ってインシュレータ42aを組み付けようとすると、次のように装着が規制される状態となる。すなわち、積層コア41’の他端部にはカットコア部材41Bが配置されており、積層コア41’の一端側に比べて切除部411dでは、ティース片41aの切除位置がティース片41aの先端部側寄りとされているので、図11に示すように、突部425a,425bの両方が形成された一端部側用のインシュレータ42aを組み付けようとしても、突部425bがティース片41aに当接して装着が規制される状態となり、インシュレータ42aは、積層コア41’の他端部において、浮き上がった状態になる。したがって、組み付ける側が間違っている場合にはそのことを容易に認識でき、歩留まりを向上させることができる。
以上のように本実施形態では、積層コア41’に対するインシュレータ42a,42cの組み付けを積層コア41’の一端部側または他端部側のいずれの側から行った場合にも、それが間違った側への組み付けであるときには、インシュレータ42a,42cの装着が規制されるようになっているので、積層コア41’にインシュレータ42a,42cが間違った状態に組み付けられることがなく、歩留まりを向上させることができる。
なお、前記実施形態では、積層コア41(41’)の両端部でカットコア部材41B,41B(41B)枚数を2枚ずつ配置する構成としたが、これに限られることはなく、例えば、一端部側を3枚にするとともに他端部側を2枚にして構成してもよい。また、切除部41d,41d’(411d)の大きさも適宜選択して設定することができる。
また、前記実施形態では、周方向に隣合うティース片41aを切除して、ティース片41a(41a)を形成し、切除部41d(41d’,411d)を形成したが、これに限られることはなく、ティース片41aを周方向に一つ置きや二つ置きに切除してティース片41a(41a)を形成し、複数の切除部41d(41d’ ,411d)を形成するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電動モータが使用された車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電動モータが使用された車両用ブレーキ液圧制御装置を示す分解側断面図である。 インシュレータを組み付けた積層コアを示した拡大斜視図である。 回転子の分解斜視図である(マグネットワイヤ省略)。 一端部側に配置されるインシュレータを示す図であり、(a)は底面図、(b)は図5(a)のb1−b1断面図である。 他端部側に配置されるインシュレータを示す図であり、(a)は底面図、(b)は図5(a)のb2−b2断面図である。 組み付け時の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電動モータの回転子の分解斜視図である(マグネットワイヤ省略)。 (a)は本発明の第2実施形態の電動モータに用いられるカットコア部材を示す平面図、(b)は同じくインシュレータを示す底面図である。 積層コアの一端部側におけるインシュレータの誤った組み付けを示す説明図である。 積層コアの他端部側におけるインシュレータの誤った組み付けを示す説明図である。
符号の説明
M 電動モータ
11’ ヨークエンド
30 回転軸
32 偏心軸部
41,41’ 積層コア
41A コア部材
41a ティース片
41c 挿通孔
41d,41d’,411d 切除部
42a,42b,42c インシュレータ
41B〜41B カットコア部材
41D1,41D2 切除部空間
41a,41a ティース片
50 コンミュテータ
100 基体
425a,425b 突部
425c 凹部
U 車両用ブレーキ液圧制御装置

Claims (4)

  1. 積層コアと、この積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ配置された第1,第2のカットコア部材と、前記第1のカットコア部材に設けられたバランス調整用の第1の切除部と、前記第2のカットコア部材に設けられ、前記第1の切除部と異なる形状とされた第2の切除部と、前記第1,第2のカットコア部材を介在させて前記積層コアの積層方向の両端部にそれぞれ装着される二種類のインシュレータとを備えた電動モータであって、
    一方の前記インシュレータには、前記第1の切除部にのみ係合する突部が設けられていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記突部には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記凹部は、前記積層コアの積層方向の両端部に前記インシュレータを装着した状態で、当該積層コアの外面に露出することを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記凹部は、前記インシュレータ成形時のひけ防止用の凹部として機能することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電動モータ。
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