JP2008295162A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008295162A
JP2008295162A JP2007136670A JP2007136670A JP2008295162A JP 2008295162 A JP2008295162 A JP 2008295162A JP 2007136670 A JP2007136670 A JP 2007136670A JP 2007136670 A JP2007136670 A JP 2007136670A JP 2008295162 A JP2008295162 A JP 2008295162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
stator
racing
stator core
string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007136670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4957377B2 (ja
Inventor
Takehiro Aoki
健宏 青木
Takeshi Matsumoto
松本  剛
Yoshiki Nagahama
佳喜 永濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007136670A priority Critical patent/JP4957377B2/ja
Publication of JP2008295162A publication Critical patent/JP2008295162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957377B2 publication Critical patent/JP4957377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる電動機の固定子を提供すること。
【解決手段】ステータ10において、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってスロット11間に形成されるレーシング紐挿通部12のうち、リード線引き出しスロット11aに中性線22Wの取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12bに対して、レーシング紐9を通すことなくレーシング処理がされている。これにより、レーシング紐9が中性線22W(若しくはスリーブ23)とコイル20との間に入り込むことが防止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動機の固定子コアの端面から突出するコイルエンドがレーシング紐によりレーシングされた電動機の固定子に関するものである。
電動機の固定子は、固定子コアに形成された各スロットにコイルが装着され形成されている。そして、固定子には、固定子コアの端面からコイルが突出した部分であるコイルエンドが形成されている。このコイルエンドは、電動機を構成した際にロータやケースに接触するおそれがあるため、コイルエンドをレーシング紐で縛り付けて(いわゆるレーシングにより)結束させてコイルエンドを固定している。このレーシングは、一般的に、レーシング紐を一定間隔で編むようにしてコイルエンドを網目状に縫っていくことにより行われている(特許文献1)。
実開平6−52351号公報
しかしながら、従来のレーシングが施された固定子では、コイルエンドが一定間隔でレーシングされているため、レーシング紐がリード線の根元部(スロットから取り出されて立ち上がっている部分)とコイルとの間に入り込んでしまうおそれがあった。特に、図22に示すように、リード線120の根元部が撓んで(湾曲して)取り回し方向に凸状になってしまった場合、レーシング紐110がリード線120の根元部とコイル130との間に入り込みやすくなる。そして、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込んでしまうと、リード線がレーシング紐により固定子コアの内周側あるいは外周側に押されてしまう。なぜなら、レーシング紐は所定の張力がかかった状態でレーシングされるため、コイルエンド表面において最も凸となる部分と同程度のふくらみを持っているからである。そのため、リード線もしくはリード線を覆うスリーブのみが固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまい、これらが回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりする問題が生じてしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる電動機の固定子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る電動機の固定子は、電動機の固定子コアの端面から突出するコイルエンドを、前記固定子コアの端面と前記コイルエンドとの隙間であって前記固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐を通して、レーシングした電動機の固定子において、前記固定子コアから引き出された複数のリード線と、前記リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、前記リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうち前記リード線の取り回し方向と反対方向に位置する反対方向側隣接スロットとが備わっており、前記レーシング紐挿通部のうち、前記リード線引き出しスロットと前記反対方向側隣接スロットとの間に形成される反対方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに、前記レーシング紐が通されずに前記コイルエンドがレーシングされていることを特徴とする。
この電動機の固定子では、固定子コアの端面から突出するコイルエンドとの隙間であって固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐が通されて、コイルエンドがレーシングされている。ここで、この固定子には、固定子コアから引き出された複数のリード線と、リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうちリード線の取り回し方向と反対方向に位置する反対方向側隣接スロットとが備わっている。そして、レーシング紐挿通部のうち、リード線引き出しスロットと反対方向側隣接スロットとコイルエンドとにより形成される反対方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに対して、レーシング紐が通されずにコイルエンドがレーシングされている。つまり、反対方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つが飛ばされてコイルエンドがレーシングされているのである。
このように、この固定子では、リード線の根元部が撓んだり等してレーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込んでしまうおそれがある反対方向側リード線隣接挿通部に対しては、レーシング紐が通されることなくコイルエンドがレーシングされている。このため、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。従って、リード線が固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを回避することができる。
ここで、反対方向側リード線隣接挿通部から順に隣接するレーシング紐挿通部に対しても連続してレーシング紐を通さずコイルエンドをレーシングすることもできるが、このような場合、レーシングによるコイルエンドの結束が不十分となるおそれがある。従って、レーシング紐を通さないレーシング紐挿通部は、反対方向側リード線隣接挿通部のみの1つとすることが好ましい。これにより、レーシングによってコイルエンドを十分に結束した上で、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。
本発明に係る電動機の固定子においては、前記反対方向側リード線隣接挿通部のうち、前記固定子コアの最内周側あるいは最外周側で前記リード線が引き出されている箇所のすべてに、前記レーシング紐が通されずに前記コイルエンドがレーシングされていることが望ましい。
リード線のうち、固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出して回転子あるいはケースと干渉等するおそれがあるのは、固定子コアの最内周側あるいは最外周側において引き出されたリード線である。例えば、U,V,W相を備える三相固定子であれば、W相およびU相から引き出されているリード線(動力線および中性線)である。これに対して、固定子コアの最内周側あるいは最外周側でないところから引き出されたリード線(三相固定子であれば、V相から引き出されたリード線)は、固定子コアの最内周側に配置されたコイル(三相固定子であればW相コイル)と、最外周側に配置されたコイル(三相固定子であればU相コイル)とによって、その根元部が挟まれているため固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出すおそれがない。
そこで、この電動機の固定子では、反対方向側リード線隣接挿通部のうち、固定子コアの最内周側あるいは最外周側でリード線が引き出されている箇所のすべてに、レーシング紐を通さずにコイルエンドをレーシングしている。このため、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことが確実に防止されるとともに、レーシング紐が通されない反対方向側リード線隣接挿通部を少なくすることができる。つまり、レーシングによるコイルエンドの結束力の低下を防ぎつつ、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。これにより、リード線が固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
そして、本発明は、前記リード線がスリーブで覆われている電動機の固定子に適用することが好ましい。
スリーブは、リード線に比べて剛性が低いためリード線によりも動きやすいので、リード線よりもスリーブの方が、レーシング紐によって固定子コアの内周側あるいは外周側に押し出されて飛び出しやすい。このため、リード線がスリーブで覆われている電動機の固定子に本発明を適用することにより、レーシング紐がスリーブ(リード線の根元部)とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。その結果として、リード線よりも剛性の低いスリーブが、固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまうことを確実に防止することができる。
また、本発明に係る別形態の電動機の固定子においては、電動機の固定子コアの端面から突出するコイルエンドを、前記固定子コアの端面と前記コイルエンドとの隙間であって前記固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐を通して、レーシングした電動機の固定子において、前記固定子コアから引き出された複数のリード線と、前記リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、前記リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうち前記リード線の取り回し方向と同方向に位置する同方向側隣接スロットとが備わっており、前記レーシング紐挿通部のうち、前記リード線引き出しスロットと前記同方向側隣接スロットとの間に形成される同方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに、前記レーシング紐が複数回通されて前記コイルエンドがレーシングされていることを特徴とする。
この電動機の固定子でも、固定子コアの端面と固定子コアの端面から突出するコイルエンドとの隙間であって固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐が通されて、コイルエンドがレーシングされている。ここで、この固定子には、固定子コアから引き出された複数のリード線と、リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうちリード線の取り回し方向と同方向に位置する同方向側隣接スロットとが備わっている。そして、レーシング紐挿通部のうち、リード線引き出しスロットと同方向側隣接スロットとコイルエンドとにより形成される同方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに対して、レーシング紐が複数回通されてコイルエンドがレーシングされている。つまり、同方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つが多重縫いされてコイルエンドがレーシングされているのである。
このように、この固定子では、同方向側リード線隣接挿通部においてリード線の根元部が多重縫いされてしっかりと固定されるため、リード線が撓んだり等することを防止することができる。これにより、反対方向側リード線隣接挿通部にレーシング紐を通しても、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。従って、リード線が固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを回避することができる。
また、本発明に係る電動機の固定子においては、前記同方向側リード線隣接挿通部のうち、前記固定子コアの最内周側あるいは最外周側で前記リード線が引き出されている箇所のすべてに、前記レーシング紐が複数回通されて前記コイルエンドがレーシングされていることが望ましい。
上記したように、リード線のうち、固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出して回転子あるいはケースと干渉等するおそれがあるのは、固定子コアの最内周側あるいは最外周側において引き出されたリード線である。そのため、この電動機の固定子では、同方向側リード線隣接挿通部のうち、固定子コアの最内周側あるいは最外周側でリード線が引き出されている箇所のすべてに、レーシング紐を複数回通してコイルエンドをレーシングしている。これにより、リード線の根元部が多重縫いされてしっかりと固定されるため、リード線が撓んだり等することを確実に防止することができる。このため、反対方向側リード線隣接挿通部にレーシング紐を通しても、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。従って、リード線が固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを回避することができる。
そして、前記同方向側リード線隣接挿通部に対して前記レーシング紐を複数回通して前記コイルエンドをレーシングする場合においても、前記リード線がスリーブで覆われている電動機の固定子に適用することが好ましい。
このようにリード線がスリーブで覆われている電動機の固定子に本発明を適用することにより、リード線の根元部でスリーブが多重縫いされてしっかりと固定される。このため、スリーブが撓んだり等することを確実に防止することができる。従って、反対方向側リード線隣接挿通部にレーシング紐を通しても、レーシング紐がスリーブ(リード線の根元部)とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。その結果として、リード線よりも剛性の低いスリーブが、固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまうことを確実に防止することができる。
また、本発明に係る電動機の固定子においては、反対方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに対してレーシング紐を通すことなくコイルエンドをレーシングするとともに、同方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに対して、レーシング紐を複数回通してコイルエンドをレーシングするようにしてもよい。
こうすることにより、レーシングによるコイルエンドの結束力の低下を確実に防ぎながら、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを確実に防止することができる。従って、リード線が固定子コアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、回転子あるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
なお、この場合にも、反対方向側リード線隣接挿通部のうち、固定子コアの最内周側あるいは最外周側でリード線が引き出されている箇所のすべてに、レーシング紐を通すことなくコイルエンドをレーシングするとともに、同方向側リード線隣接挿通部のうち、固定子コアの最内周側あるいは最外周側でリード線が引き出されている箇所のすべてに、レーシング紐を複数回通してコイルエンドをレーシングすることが好ましい。
これにより、レーシングによるコイルエンドの結束力の低下をより確実に防ぎながら、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことをより確実に防止することができるからである。
本発明に係る電動機の固定子によれば、上記した通り、レーシング紐がリード線の根元部とコイルとの間に入り込むことを防止することができる。
以下、本発明の電動機の固定子を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。以下に述べる実施の形態は、本発明を三相ステータに適用したものである。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態について説明する。そこで、第1の実施の形態に係るステータについて、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、レーシングされていない状態のステータを示す平面図である。図2は、ステータコア内周側から見たレーシングされていない状態のステータの一部分(リード線引き出し部分)を示す図である。図3は、レーシングされた状態のステータを示す平面図である。図4は、ステータコア内周側から見たレーシングされた状態のステータの一部分(リード線引き出し部分)を示す図である。
図1に示すように、ステータ10は、円環状のステータコア3に、コイル20が装着されたものである。このコイル20には、U相コイル20U、V相コイル20V、およびW相コイル20Wが含まれている(図5参照)。そして、各相コイルは、図2に示すように、ステータコア3に形成されたスロット11に挿入・装着されている。そして、各相コイル20U,20V,20Wがステータコア3の端面から突出してコイルエンド2が形成されている(図5参照)。なお、図面においては、ステータコア3の一端面のみを図示し、他端面はほぼ対称であるため省略している。
そして、ステータ10において、各相コイルからリード線が引き出されている。具体的には、ステータコア3の最外周側において、U相コイル20Uから動力線21Uと中性線22Uとが引き出されている。また、ステータコア3の最内周側において、W相コイル20Wから動力線21Wと中性線22Wとが引き出されている。そして、U相コイル20UとV相コイル20Vとの間において、V相コイル20Vから動力線21Vと中性線22Vとが引き出されている。このようにして引き出されたU相動力線21V、V相動力線21V、W相動力線21Wは、それぞれの端部において、外部電源と接続されるU相端子25U、V相端子25V、W相端子25Wに接続されている。また、U,V,W相の中性線22U,22V,22Wは、その端部において互いに接続されて中性点26を形成している。
このようなステータ10においては、図3および図4に示すように、コイルエンド2がレーシング紐9で縛り付けられている(レーシングされている)。つまり、レーシング紐9によって、コイルエンド2が結束され固定されている。モータを構成した際にコイルエンド2がロータやケースに接触しないようにするためである。
ここで、コイルエンド2に対するレーシング処理について、図5〜図17を参照しながら説明する。図5〜図17は、コイルエンドに対するレーシング処理の手順を説明するための説明図である。なお、コイルエンド2は、ステータコア3の端面から突出しているため、レーシングも両方のコイルエンドに対して行われるが、いずれのコイルエンドに対しても同じ手順によりレーシングが行われるので、ここでは片側のコイルエンドに対するレーシングの手順についてのみ説明する。
レーシング処理は、図5に示すように、ステータコア3の内周側に位置する給糸ノズル5から供給されるレーシング紐9をレーシング針4で引きかけた状態で、給糸ノズル5とレーシング針4との相互動作によって、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってステータコア3のスロット11,11間に形成されるレーシング紐挿通部12に順次レーシング紐9を通して、コイルエンド2をレーシング紐9で網目状に縫っていくことにより行われる。
具体的には、図3に示すレーシング開始点Sにおいて、図6に示すように、給糸ノズル5をコイルエンド2の上方に配置した状態で、給糸ノズル5からレーシング紐9を供給する。そして、給糸ノズル5から供給されたレーシング紐9の先端をニードル7で保持し、給糸ノズル5から供給されたレーシング紐9を引っ張って張設する。
この状態で、図7に示すように、給糸ノズル5を、コイルエンド2の下方、つまりステータコア3の内部へ移動させる。なお、給糸ノズル5の移動は、給糸ノズル5を保持しているノズル保持部6を軸方向に移動させることにより行われる。そして、レーシング針4をステータコア3の半径方向内側に向けて延出する。このレーシング針4は、レーシング紐挿通部12を通り抜けて、レーシング紐9に係合する位置まで移動させられる。
その後、レーシング針4を、図8に示すように、その先端にレーシング紐9を引っかけてステータコア3の半径方向外側へ後退させ、レーシング紐挿通部12からレーシング紐9を引っ張り出す。これにより、レーシング紐挿通部12にレーシング紐9が通される。
続いて、図9に示すように、先端にレーシング紐9を引きかけた状態のまま、レーシング針4を、コイルエンド2の外側を通して上方へ移動させる。これにより、レーシング紐9にループR1が形成される。このとき、給糸ノズル5も上方へ移動させる。
そして、図10に示すように、レーシング針4を、再びステータコア3の半径方向内側に向けて延出させる。このとき、レーシング針4は、コイルエンド2の上部を通過して、その先端がステータコア3の内側に入り込み、給糸ノズル5から供給されるレーシング紐9を引っかける。
その後、図11に示すように、レーシング針4を、その先端にレーシング紐9を引っかけて、ステータコア3の半径方向外側へループR1を通って後退させる。これにより、レーシング紐9にループR2が形成される。
続いて、図12に示すように、レーシング針4を、先端にレーシング紐9を引きかけた状態のままコイルエンド2の外側を通って下方へ移動させる。これにより、ループR2が下方に引き寄せられる。このとき、給糸ノズル5も下方へ移動させる。
この状態で図13に示すように、レーシング針4を、再びステータコア3の半径方向内側に向けて延出させる。このとき、レーシング針4は、図14に示すように、レーシング紐挿通部12を通過して、その先端がステータコア3の内側に入り込み、給糸ノズル5から供給されるレーシング紐9を引っかける。
続いて、図15に示すように、レーシング針4を、その先端にレーシング紐9を引っかけて、ステータコア3の半径方向外側へループR2を通って後退させる。これにより、レーシング紐9にループR3が形成される。
その後、レーシング針4を、図16に示すように、先端にレーシング紐9を引きかけた状態のままコイルエンド2の外側を通って上方へ移動させる。これにより、ループR3が上方に引き寄せられる。このとき、給糸ノズル5も上方へ移動させる。
また、このとき、ステータコア3(ステータ10)が所定角度だけ回動させられる。このステータコア3の回動は、図示しないインデックス機構により行われる。このインデックス機構では、ステータコア3を保持するパレットを、モータを回転させることにより、ステータコア3をパレットごと所定角度だけ回動させることができるようになっている。
ステータコア3がインデックス機構により図3中反時計回りに回動させられた後、図17に示すように、レーシング針4を、再びステータコア3の半径方向内側に向けて延出させる。その後、図10〜図17に示す操作をレーシング終了点Eまで繰り返して行う。これにより、図3に示すように、コイルエンド2の全周をレーシング紐9で網目状に縫うことができる。
ここで、本実施の形態では、リード線引き出しスロット11aと同方向側隣接スロット11cとの間に位置する同方向側リード線隣接挿通部12cに対してレーシング処理がなされた後、インデックス機構によりステータコア3を通常の倍の角度回動させて、反対方向側リード線隣接挿通部12bが飛ばされてレーシング処理が行われる。これにより、レーシング処理後のステータ10では、図3および図4に示すように、リード線引き出しスロット11aと反対方向側隣接スロット11bとの間に位置する反対方向側リード線隣接挿通部12bに対して、レーシング紐9が通されることなくコイルエンド2がレーシングされている。
なお、リード線引き出しスロット11aは、スロット11のうちリード線(動力線および中性線)が引き出されているスロットである。反対方向側隣接スロット11cは、リード線引き出しスロット11aに隣接するスロットのうち、リード線の取り回し方向(図3中反時計回り方向)と同方向側に位置するスロットであり、反対方向側隣接スロット11bは、リード線引き出しスロット11aに隣接するスロットのうちリード線の取り回し方向と反対方向側に位置するスロットである。同方向側リード線隣接挿通部12cは、レーシング紐挿通部12のうちリード線引き出しスロット11aと同方向側隣接スロット11cとの間に位置するものであり、反対方向側リード線隣接挿通部12bは、レーシング紐挿通部12のうちリード線引き出しスロット11aと反対方向側隣接スロット11bとの間に位置するものである。
このように、ステータ10に対して、リード線引き出しスロット11aに中性線22Wの取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12bに対してレーシング紐9が通されずにレーシング処理されるので、中性線22Wが撓んで取り回し方向と反対側に凸状(図4中の破線参照)になったとしても、レーシング紐9が中性線22W(若しくはスリーブ23)とコイル20との間に入り込むことを確実に防止することができる。これにより、中性線22Wがステータコア3の内周側に飛び出して、ロータなどに干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
なお、反対方向側リード線隣接挿通部12bから順に隣接するレーシング紐挿通部12に対しても連続してレーシング紐9を通さずコイルエンドをレーシングすることもできるが、レーシングによるコイルエンド2の結束が不十分となるおそれがある。このため、本実施の形態では、レーシング紐9を通さないのは、反対方向側リード線隣接挿通部12bのみの1つとしている。これにより、ステータ10では、レーシングによってコイルエンド2を十分に結束した上で、レーシング紐9が中性線22Wの根元部とコイル20との間に入り込むことを防止することができる。
以上、詳細に説明したように第1の実施の形態に係るステータ10では、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってスロット11間に形成されるレーシング紐挿通部12のうち、リード線引き出しスロット11aに中性線22Wの取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12bに対して、レーシング紐9を通すことなくレーシング処理がされている。このため、レーシング紐9が中性線22W(若しくはスリーブ23)とコイル20との間に入り込むことを確実に防止することができる。従って、中性線22Wがステータコア3の内周側に飛び出して、ロータなどに干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に係るステータは、基本的な構成を第1の実施の形態とほぼ同じくするが、レーシング紐を通さないレーシング紐挿通部が第1の実施の形態と異なる。そこで、以下の説明では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、第1の実施の形態との同一点については同符号を付してその説明を適宜省略する。そこで、第2の実施の形態に係るステータについて、図18を参照しながら説明する。図18は、第2の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。
図18に示すように、第2の実施の形態に係るステータ10aは、ステータコア3の最内周側において引き出されている中性線22Wと動力線21W、およびステータコア3の最外周側において引き出されている中性線22Uと動力線21Uが引き出されているそれぞれのリード線引き出しスロット11aに対しリード線の取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12b(本実施の形態では7カ所)に対して、レーシング紐9を通すことなくレーシング処理がなされている。つまり、ステータ10aでは、リード線のうち、ステータコアの内周側あるいは外周側に飛び出して回転子あるいはケースと干渉等するおそれがある中性線22Wと動力線21W、および中性線22Uと動力線21Uが引き出されているそれぞれのリード線引き出しスロット11aに対しリード線の取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12bに対して、レーシング紐9を通すことなくレーシング処理を行っているのである。
なお、中性線22Vと動力線21Vは、U相コイル20UとW相コイル20Wとによって、その根元部が挟まれているためステータコア3の内周側あるいは外周側に飛び出すおそれはない。
このように第2の実施の形態に係るステータ10aによれば、ステータコア3の最内周側において引き出されている中性線22Wと動力線21W、およびステータコア3の最外周側において引き出されている中性線22Uと動力線21Uが引き出されているそれぞれのリード線引き出しスロット11aに対しリード線の取り回し方向とは反対方向に隣接する反対方向側リード線隣接挿通部12b(本実施の形態では7カ所)に対して、レーシング紐9が通されることなくレーシング処理がなされている。このため、ステータコアの内周側あるいは外周側に飛び出してしまうおそれのある中性線22W、動力線21W、中性線22Uおよび動力線21U(若しくはそれぞれを覆うスリーブ23)の根元部とコイル20との間に、レーシング紐9が入り込むことを確実に防止することができるとともに、レーシング紐9を通さない挿通部12bの数を少なくすることができる。従って、レーシングによるコイルエンド2の結束力の低下を防ぎつつ、レーシング紐9が中性線22W、動力線21W、中性線22Uおよび動力線21U(若しくはそれぞれを覆うスリーブ23)の根元部とコイル20との間に入り込むことを確実に防止することができる。これにより、中性線22W、動力線21W、中性線22Uおよび動力線21U(若しくはそれぞれを覆うスリーブ23)が、ステータコア3の内周側あるいは外周側に飛び出してしまって、ロータあるいはケースと干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態に係るステータは、基本的な構成を第1の実施の形態とほぼ同じくするが、レーシング紐を通さないレーシング紐挿通部を設ける代わりに、レーシング紐を複数回通すレーシング紐挿通部を設ている点が異なる。そこで、以下の説明では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、第1の実施の形態との同一点については同符号を付してその説明を適宜省略する。そこで、第3の実施の形態に係るステータについて、図19を参照しながら説明する。図19は、第3の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。
図19に示すように、第3の実施の形態に係るステータ10bは、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってスロット11間に形成されるレーシング紐挿通部12のうち、リード線引き出しスロット11aに中性線22Wの取り回し方向と同方向に隣接する同方向側リード線隣接挿通部12cに対して、レーシング紐9を複数回通して(本実施の形態では2重縫いして)レーシング処理がされている。つまり、ステータ10bでは、同じ同方向側リード線隣接挿通部12cに対して、第1の実施の形態で詳細を説明したレーシング処理が2回実施されるのである。この2重縫いは、インデックス機構によるステータコア3のインデックスを一時的に中止することにより行われる。
このように第3の実施の形態に係るステータ10bによれば、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってスロット11間に形成されるレーシング紐挿通部12のうち、リード線引き出しスロット11aに中性線22Wの取り回し方向と同方向に隣接する同方向側リード線隣接挿通部12cに対して、レーシング紐9を2回通してレーシング処理がされている。このため、同方向側リード線隣接挿通部12cにおいて中性線22Wの根元部が二重縫いされてしっかりと固定されるので、中性線22W(若しくはスリーブ23)が撓んだり等することを防止することができる。これにより、反対方向側リード線隣接挿通部12bにレーシング紐9を通してレーシング処理しても、レーシング紐9が中性線22W(若しくはスリーブ23)とコイル20との間に入り込むことを確実に防止することができる。従って、反対方向側リード線隣接挿通部12bにレーシング紐9を通してレーシング処理しても、中性線22Wがステータコア3の内周側に飛び出して、ロータなどに干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
(第4の実施の形態)
最後に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態に係るステータは、第1の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせたものである。そこで、第4の実施の形態に係るステータについて、図20を参照しながら説明する。図20は、第4の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。なお、第1および第3と同一の構成については同符号を付している。
図20に示すように、第4の実施の形態に係るステータ10cは、ステータコア3の端面とコイルエンド2との隙間であってスロット11間に形成されるレーシング紐挿通部12のうち、同方向側リード線隣接挿通部12cに対しては、レーシング紐9を複数回通し(本実施の形態では2重縫いし)、反対方向側リード線隣接挿通部12bに対しては、レーシング紐9を通すことなくレーシング処理がされている。
これにより、第4の実施の形態に係るステータ10cでは、レーシングによるコイルエンド2の結束力の低下を確実に防ぎながら、レーシング紐9が中性線22W(若しくはスリーブ23)の根元部とコイル20との間に入り込むことを確実に防止することができる。従って、レーシングによる十分なコイルエンド2の結束力を保持したままで、中性線22W(若しくはスリーブ23)がステータコア3の内周側に飛び出して、ロータなどに干渉したり、絶縁不良になったりすることを確実に回避することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、上記した第3の実施の形態では、中性線22Wが引き出されている部分に隣接す同方向側リード線隣接挿通部12cの1つに対しのみレーシング紐9を二重縫いしているが、第2の実施の形態で述べたように、中性線22W、動力線21W、中性線22U、および動力線21Uが引き出される部分に隣接す同方向側リード線隣接挿通部12cのすべてに対してレーシング紐9を二重縫いすることもできる。そして、このように中性線22W、動力線21W、中性線22U、および動力線21Uが引き出される部分に隣接す同方向側リード線隣接挿通部12cのすべてに対してレーシング紐9を二重縫いしたものに第2の実施の形態を組み合わせることもできる。
また、上記した第3あるいは第4の実施の形態では、同方向側リード線隣接挿通部12cに対してのみレーシング紐9を多重(二重)縫いしているが、図21に示すように、同方向側リード線隣接挿通部12cに隣接するレーシング紐挿通部12dに対してもレーシング紐9を多重(二重)縫いしてもよい。これにより、リード線をより強固に固定することができる。
レーシングされていない状態のステータを示す平面図である。 ステータコア内周側から見たレーシングされていない状態のステータの一部分(リード線引き出し部分)を示す図である。 レーシングされた状態のステータを示す平面図である。 ステータコア内周側から見たレーシングされた状態のステータの一部分(リード線引き出し部分)を示す図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシング処理の概要を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 ステータのコイルエンドに対するレーシングの手順を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。 第3の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。 第4の実施の形態に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。 変形例に係るステータ(レーシングされた状態)を示す平面図である。 従来のレーシング処理が施されたステータの一部を示す図である。
符号の説明
2 コイルエンド
3 ステータコア
9 レーシング紐
10 ステータ
11 スロット
11a リード線引き出しスロット
11b 反対方向側隣接スロット
11c 同方向側隣接スロット
12 レーシング紐挿通部
12b 反対方向側リード線隣接挿通部
12c 同方向側リード線隣接挿通部
20 コイル
20U U相コイル
20V V相コイル
20W W相コイル
21U U相コイルの動力線
21V V相コイルの動力線
21W W相コイルの動力線
22U U相コイルの中性線
22V V相コイルの中性線
22W W相コイルの中性線
23 スリーブ
25U U相端子
25V V相端子
25W W相端子
26 中性点

Claims (4)

  1. 電動機の固定子コアの端面から突出するコイルエンドを、前記固定子コアの端面と前記コイルエンドとの隙間であって前記固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐を通して、レーシングした電動機の固定子において、
    前記固定子コアから引き出された複数のリード線と、
    前記リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、
    前記リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうち前記リード線の取り回し方向と反対方向に位置する反対方向側隣接スロットとが備わっており、
    前記レーシング紐挿通部のうち、前記リード線引き出しスロットと前記反対方向側隣接スロットとの間に形成される反対方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに、前記レーシング紐が通されずに前記コイルエンドがレーシングされていることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 請求項1に記載する電動機の固定子において、
    前記反対方向側リード線隣接挿通部のうち、前記固定子コアの最内周側あるいは最外周側で前記リード線が引き出されている箇所のすべてに、前記レーシング紐が通されずに前記コイルエンドがレーシングされていることを特徴とする電動機の固定子。
  3. 請求項1または請求項2に記載する電動機の固定子において、
    前記リード線がスリーブで覆われていることを特徴とする電動機の固定子。
  4. 電動機の固定子コアの端面から突出するコイルエンドを、前記固定子コアの端面と前記コイルエンドとの隙間であって前記固定子コアに形成されたスロット間に形成されるレーシング紐挿通部にレーシング紐を通して、レーシングした電動機の固定子において、
    前記固定子コアから引き出された複数のリード線と、
    前記リード線が引き出されているリード線引き出しスロットと、
    前記リード線引き出しスロットに隣接するスロットのうち前記リード線の取り回し方向と同方向に位置する同方向側隣接スロットとが備わっており、
    前記レーシング紐挿通部のうち、前記リード線引き出しスロットと前記同方向側隣接スロットとの間に形成される同方向側リード線隣接挿通部の少なくとも1つに、前記レーシング紐が複数回通されて前記コイルエンドがレーシングされていることを特徴とする電動機の固定子。
JP2007136670A 2007-05-23 2007-05-23 電動機の固定子 Active JP4957377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007136670A JP4957377B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 電動機の固定子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007136670A JP4957377B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 電動機の固定子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008295162A true JP2008295162A (ja) 2008-12-04
JP4957377B2 JP4957377B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40169340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007136670A Active JP4957377B2 (ja) 2007-05-23 2007-05-23 電動機の固定子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957377B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183735A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバステータ構造
JP2010246208A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp 回転電機の固定子及び回転電機
CN102332795A (zh) * 2011-08-06 2012-01-25 无锡市中达电机有限公司 一种新型绕组端部绑扎工艺
JP2012130198A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Aichi Elec Co 回転機の固定子および回転機
CN104895758A (zh) * 2014-03-03 2015-09-09 株式会社丰田自动织机 用于车辆的电动压缩机
CN105634173A (zh) * 2014-11-21 2016-06-01 株式会社丰田自动织机 旋转电机的定子及电动压缩机
WO2017047263A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機用のステータ
DE102020123903A1 (de) 2020-09-14 2022-03-17 Seg Automotive Germany Gmbh Stator für eine elektrische Maschine

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106033913B (zh) * 2015-03-19 2018-09-25 上海鸣志电器股份有限公司 一种减小多层空心杯电机端部厚度的绕组结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069711A (ja) * 1999-08-24 2001-03-16 Aichi Emerson Electric Co Ltd 電動機
JP2006033967A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Toyota Motor Corp コイルエンドのレーシング方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001069711A (ja) * 1999-08-24 2001-03-16 Aichi Emerson Electric Co Ltd 電動機
JP2006033967A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Toyota Motor Corp コイルエンドのレーシング方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183735A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバステータ構造
JP2010246208A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp 回転電機の固定子及び回転電機
JP2012130198A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Aichi Elec Co 回転機の固定子および回転機
CN102332795A (zh) * 2011-08-06 2012-01-25 无锡市中达电机有限公司 一种新型绕组端部绑扎工艺
CN104895758A (zh) * 2014-03-03 2015-09-09 株式会社丰田自动织机 用于车辆的电动压缩机
CN104895758B (zh) * 2014-03-03 2017-04-12 株式会社丰田自动织机 用于车辆的电动压缩机
CN105634173B (zh) * 2014-11-21 2018-01-02 株式会社丰田自动织机 旋转电机的定子及电动压缩机
CN105634173A (zh) * 2014-11-21 2016-06-01 株式会社丰田自动织机 旋转电机的定子及电动压缩机
WO2017047263A1 (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機用のステータ
JPWO2017047263A1 (ja) * 2015-09-17 2018-03-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機用のステータ
CN107925298A (zh) * 2015-09-17 2018-04-17 爱信艾达株式会社 旋转电机用的定子
CN107925298B (zh) * 2015-09-17 2019-08-06 爱信艾达株式会社 旋转电机用的定子
US10454348B2 (en) 2015-09-17 2019-10-22 Aisin Aw Co., Ltd. Stator for rotating electrical machine
DE102020123903A1 (de) 2020-09-14 2022-03-17 Seg Automotive Germany Gmbh Stator für eine elektrische Maschine
US11621600B2 (en) 2020-09-14 2023-04-04 Seg Automotive Germany Gmbh Stator for an electric machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP4957377B2 (ja) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4957377B2 (ja) 電動機の固定子
JP5896250B2 (ja) 回転電機の固定子
JP3741600B2 (ja) 電動機の固定子
US8288912B2 (en) Electromagnetically excitable coil
JP6649803B2 (ja) 回転電機ステータの巻線構造
US8291577B2 (en) Apparatus for loading stator windings into a stator core
JP6126147B2 (ja) 3相交流電動機
JP2011166896A (ja) 電動機
JP6060017B2 (ja) 回転電機用のステータの製造方法
JP5363762B2 (ja) 電動工具
JP2006033964A (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP6649804B2 (ja) 回転電機ステータの巻線構造
JP6235504B2 (ja) 分布巻のラジアルギャップ型モータおよびその巻線配置方法
JP2005020851A (ja) 電動機の引出し線処理装置
JP5765930B2 (ja) 回転機の固定子および回転機
CN105340159B (zh) 连续的、缠绕在线轴上的定子绕组
JP5511254B2 (ja) モータの固定子
JP2009077596A (ja) モータ、およびモータの製造方法
JP4211699B2 (ja) コイルエンドのレーシング方法
JP4966089B2 (ja) 巻線機のステータ取付け治具
JP4895094B2 (ja) ステータコイル及びその製造方法
JP2016052234A (ja) リード線付回転電機ステータの製造方法
JP2015106992A (ja) 電機子及び回転電機
JP2017208920A (ja) 巻線方法
JP5660402B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4957377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151