JP2008295124A - 配電盤 - Google Patents

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圭二 後藤
Yoshihiro Okawa
義博 大川
Hiroshi Totori
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    • HELECTRICITY
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Abstract

【課題】絶縁シャッタによる絶縁バリア効果を高め、且つ小型化が可能な配電盤を提供する。
【解決手段】遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えたシャッタを有し、このシャッタが第1の位置にあるときは夫々の貫通孔がブッシングの開口部に対向することによりその開口部を開放し、シャッタが第1の位置から前記所定の方向に対して直交する方向に移動した第2の位置にあるときは、貫通孔の設けられていない部位が夫々のブッシングの開口部に対向してその開口部を遮蔽するように構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、内部に収納したブッシングの開口部を開閉するシャッタを備えた配電盤に関するものである。
周知のように、配電盤は、遮断器を収納する遮断器室と、電源の相に対応した複数の母線(以下、単に母線と称する)が配置された母線室とを備え、母線室と遮断器室とを仕切る隔壁に複数のブッシングを固定している。夫々のブッシングは、内部空間を備えており、対応する母線に接続された導体を固定すると共に、その内部空間内に母線に接続された導体を露出させている。遮断器室に収納される遮断器は、遮断器室内でブッシングの方向に移動することにより対応するブッシングの内部空間内でその露出した導体に端子が係合して電気的に接続され、又、遮断器室内でブッシングから離れる方向に引出されることにより夫々の端子が対応する導体との係合が解かれて母線に接続された導体から切り離される。
又、配電盤には、通常、ブッシングの内部空間の開口部を遮蔽し得る絶縁シャッタが設けられており、遮断器が引出されてその端子がブッシングの内部空間から引出されているときは、その絶縁シャッタによりブッシングの開口部を遮蔽して、内部空間内に露出している導体とブッシングを固定している隔壁等との間を絶縁し、感電等の事故を防ぐように構成されている。
絶縁シャッタは、ブッシングの内部空間の開口部を遮蔽する位置とその遮蔽を解除する位置との間で移動するよう構成されるが、絶縁シャッタをロッドにより回動自在に支持しそのロッドの回りに回動させることで絶縁シャッタの移動を行うようにした構成(例えば、特許文献1参照)等が提案されている。
特開2000−261918号公報
特許文献1に示された従来のシャッタ構造を備えた配電盤の場合、遮断器の接続時に遮断器の充電部とブッシングを保持する隔壁等の接地部間に一定の絶縁距離が必要になり、遮断器の端子を長くすることが必要であり、遮断器及び配電盤の小型化には限界があった。
この発明は、従来の配電盤に於ける前述のような課題を解決するために成されたもので、絶縁シャッタによる絶縁バリア効果を高め、且つ小型化が可能な配電盤を提供することを目的とする。
この発明による配電盤は、母線を設置した母線室と、遮断器を移動可能に収容する遮断器室と、前記母線室と前記遮断器室とを仕切る隔壁に固定され開口部を有する内部空間を備えたブッシングと、前記母線に接続され前記ブッシングの内部空間内に露出した接続導体と、前記ブッシングの開口部を遮蔽し得るように構成された絶縁物性のシャッタとを備え、前記遮断器は、前記ブッシング側に移動することによりその端子が前記内部空間に挿入されて前記接続導体に接続され、反ブッシング側に移動することにより前記端子が前記ブッシングの内部空間から離脱して前記接続導体との接続が解かれ、前記シャッタは、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間に挿入されるとき及び挿入されているときには前記開口部を開放し、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間から離脱しているときには前記開口部を遮蔽するよう構成された配電盤であって、前記ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、前記遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた前記接続端子に夫々対応して複数個配置され、前記シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に対して直交する方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成される。
この発明による配電盤は、より具体的には、前記シャッタが前記第2の位置にあって前記開口部を遮蔽する前記部位は、前記複数個の貫通孔が配列された位置から前記所定の方向に対して直交する方向の位置にある部位で構成される。又、前記所定の方向は、設置された前記配電盤に於ける水平方向であるように構成される。
又、この発明による配電盤は、母線を設置した母線室と、遮断器を移動可能に収容する遮断器室と、前記母線室と前記遮断器室とを仕切る隔壁に固定され開口部を有する内部空間を備えたブッシングと、前記母線に接続され前記ブッシングの内部空間内に露出した接続導体と、前記ブッシングの開口部を遮蔽し得るように構成された絶縁物性のシャッタとを備え、前記遮断器は、前記ブッシング側に移動することによりその端子が前記内部空間に挿入されて前記接続導体に接続され、反ブッシング側に移動することにより前記端子が前記ブッシングの内部空間から離脱して前記接続導体との接続が解かれ、前記シャッタは、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間に挿入されるとき及び挿入されているときには前記開口部を開放し、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間から離脱しているときには前記開口部を遮蔽するよう構成された配電盤であって、前記ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、前記遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた前記接続端子に夫々対応して複数個配置され、前記シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成されるものである。
この発明による配電盤は、より具体的には、前記シャッタが前記第2の位置にあって前記開口部を遮蔽する前記部位は、少なくとも前記配列された複数個の貫通孔の間に位置する部位で構成される。又、前記所定の方向は、設置された前記配電盤に於ける水平方向であるように構成される。
この発明による配電盤によれば、ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた接続端子に夫々対応して複数個配置され、シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に対して直交する方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成されているので、ブッシングの開口部の開放はシャッタの貫通孔により行われ、遮断器の端子が接続導体に接続されているときにも開口部は遮断器の端子を貫通させる必要最小限の貫通孔により行われる。従って、シャッタによる絶縁バリア効果を高めることができ、遮断器の充電部とブッシングを保持する隔壁等の接地部との間に距離を縮小することができ、配電盤を小型化することができる。
又、この発明による配電盤によれば、ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた接続端子に夫々対応して複数個配置され、シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成されているので、ブッシングの開口部の開放はシャッタの貫通孔により行われ、遮断器の端子が接続導体に接続されているときにも開口部は遮断器の端子を貫通させる必要最小限の貫通孔により行われる。従って、シャッタによる絶縁バリア効果を高めることができ、遮断器の充電部とブッシングを保持する隔壁等の接地部との間に距離を縮小することができ、配電盤を小型化することができる。
実施の形態1.
実施の形態1に係る配電盤は、絶縁物で構成されたシャッタ(以下、絶縁シャッタと称する)に遮断器の主回路端子を貫通させる複数の貫通孔を設け、この絶縁シャッタを、配電盤の垂直方向に移動させることで、ブッシングの開口部を遮蔽又は開放するように構成したものである。以下この発明の実施の形態1に係る配電盤について、図に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る配電盤の主要部の断面図で、遮断器の主回路端子がブッシングの内部空間内で接続端子に係合して電気的に接続されている場合を示す。図2は、この発明の実施の形態1に係る配電盤の主要部の断面図で、遮断器の主回路端子がブッシングの内部空間から離脱して接続端子との係合が解かれている状態を示す。図3は、絶縁シャッタの平面図である。図4は絶縁シャッタの動作を説明する説明図である。
図1、図2に於いて、遮断器1は引出形遮断器で構成され、配電盤100の遮断器室2内で配電盤100の水平方向に移動可能に設けられている。遮断器1は、電源側の主回路端子11と負荷側の主回路端子12を備えている。
電源側の主回路端子11、及び負荷側の主回路端子12は、夫々三相の各相に対応して3個ずつ設けられ、夫々、図1の垂直方向に配列されている。又、遮断器1の電源側の主回路端子11及び負荷側の主回路端子12の先端部には、後述する電源側の接続導体3の露出端部31及び負荷側の接続端子4の露出端部41に夫々係合して電気的に接続される係合部111及び121を備えている。
配電盤100の側面板5は、配電盤100の枠体(図示せず)に固定されている。隔壁6は、端部が側面板5に固定され、遮断器室2と三相の電源母線(図示せず)を配置した母線室7とを仕切っている。電源側のブッシング8は、三相の各相に対応して3個設けられ、隔壁6の開口部61に、基部81が複数個のボルト82により固定されている。3個の電源側のブッシング8は、配電盤100の所定の方向である水平方向に所定の間隔を介して直線状に配列されているが、図1、図2には、1相分の電源側のブッシング8のみが表示されている。
電源側のブッシング8は、内部空間83を備え、その内部空間83内に、頂部84の内側に固定された電源側の接続導体3及びその露出端部31が配置されている。電源側の接続導体3は、母線室7に収容されている電源母線に接続されている。電源側のブッシング8は、配電盤100の母線室7内に配置され、内部空間83の開口部831が遮断器1の電源側の端子11に対向するように配置されている。
負荷側のブッシング9は、三相の各相に対応して3個設けられ、隔壁6の開口部62に、基部91が複数個のボルト92により固定されている。負荷側のブッシング9は、内部空間93を備え、その内部空間93内に、頂部94の内側に固定された負荷側の接続導体4及びその露出端部41が配置されている。
負荷側の接続端子4は、負荷に接続される負荷側ケーブル(図示せず)に接続されている。負荷側のブッシング9は、配電盤100の母線室7内に配置され、内部空間93の開口部931が遮断器1の負荷側の端子12に対向するように配置されている。3個の負荷側のブッシング9は、配電盤100の水平方向に所定の間隔を介して直線状に配列されているが、図1、図2には、1相分の負荷側のブッシング9のみが表示されている。
絶縁物で構成された電源側の絶縁シャッタ20は、電源側の3個のブッシング8の開口部831に対向した位置で遮断器室2内に設けられている。図3に示すように、絶縁シャッタ20は、矩形に形成されており、その長辺に沿って等間隔に配置された3個の貫通孔201を備えている。これらの貫通孔201は、ほぼ円形をなし、絶縁シャッタ20の短辺方向の中心位置Xより下方に配置されている。
又、これらの貫通孔201の夫々の中心位置の間隔は、前述の夫々の電源側のブッシング8の夫々の開口部831の中心位置の間隔に等しく設定されている。絶縁シャッタ20の短辺方向の中心位置Xより垂直方向上部に位置する部位202は、後述するように電源側のブッシング8の夫々の開口部831を遮蔽するために用いられる。
絶縁物で構成された負荷側の絶縁シャッタ30は、負荷側の3個のブッシング9の開口部931に対向した位置で遮断器室2内に設けられている。負荷側の絶縁シャッタ30は、矩形に形成されており、その長辺に沿って等間隔に配置された3個の貫通孔301を備えている。尚、負荷側の絶縁シャッタ30は、図3に示す電源側の絶縁シャッタ20の構成と同一である。
電源側の絶縁シャッタ20、及び負荷側の絶縁シャッタ30は、夫々隔壁6に設置されており、図示しない駆動機構により駆動されて、後述するように第1の位置と第2の位置との間で配電盤100の所定の方向である水平方向に対して直交する方向、即ち垂直方向に移動できるように構成されている。
尚、この発明の実施の形態1に係る配電盤のその他の構成は、周知の配電盤の構成と同様であるので説明を省略する。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1に係る配電盤100に於いて、図1に示すように、遮断器1が接続導体3、4に接続されている接続位置にあるときは、電源側の絶縁シャッタ20、及び負荷側の絶縁シャッタ30は、夫々の貫通孔201、301が、電源側及び負荷側のブッシング8、9の開口部831、931に対向する位置にあって、これらの開口部831、931を開放している。このときの夫々の絶縁シャッタ20、30の位置を第1の位置と称する。
遮断器1の電源側及び負荷側の主回路端子11、12は、第1の位置にある夫々の絶縁シャッタ20、30の貫通孔201、301を貫通して夫々のブッシング8、9の内部空間83、93内に挿入され、その端部に設けられている係合部111、121が電源側及び負荷側の接続導体3、4の露出端部31、41に夫々係合して電気的に接続されている。
図4の(a)は、電源側の絶縁シャッタ20が第1の位置にある状態を示し、3個の貫通孔201の中心を結ぶ直線Aは、電源側の3個のブッシング8の開口部831の中心を結ぶ直線Bと一致しており、電源側のブッシング8の夫々の開口部831は絶縁シャッタ20の夫々の貫通孔201により開放されている。
第1の位置にある負荷側の絶縁シャッタ30も、図4の(a)に示す電源側の絶縁シャッタ20と同一の状態にある。夫々の絶縁シャッタ20、30が第1の位置にあるときは、遮断器1の主回路端子11、12の周縁部の近傍以外は絶縁シャッタ20、30により遮蔽されている。
次に、図1に示す接続位置から遮断器1が引出され、遮断器1の夫々の主回路端子11、12が、接続導体3、4との接続が解かれて夫々のブッシング8、9の内部空間83、93から引出された位置、即ち図2に示す断路位置に移動すると、夫々の絶縁シャッタ20、30は、図1に示す第1の位置から配電盤100の垂直方向に下方へ移動して夫々のブッシング8、9の開口部831、931を遮蔽する位置で停止する。このときの夫々の絶縁シャッタ20、30の位置を第2の位置と称する。
図4の(b)は、電源側の絶縁シャッタ20が第2の位置にある状態を示し、図4の(a)に示す第1の位置から垂直方向に下方に距離L1だけ移動して3個の貫通孔201の中心を結ぶ直線Aは、電源側の3個のブッシング8の開口部831の中心を結ぶ直線Bから距離L1だけ離れた位置になる。この状態では電源側のブッシング8の夫々の開口部831は絶縁シャッタ20の貫通孔が設けられていない部位202により遮蔽されることになる。第2の位置にある負荷側の絶縁シャッタ30も、図4の(b)に示す電源側の絶縁シャッタ20と同一の状態となる。
尚、夫々の絶縁シャッタ20、30は、例えば遮断器1の位置に連動して、自動的に第1の位置と第2の位置との間の移動を行うように構成することは容易である。即ち、遮断器1が、第1図に示す位置から引出されて第2図の位置若しくはその近傍に到達したことを検出して、絶縁シャッタ20、30を図1に示す第1の位置から図2に示す第2の位置に移動させてブッシング8、9の開口部831、931を遮蔽させ、又、遮断器1を図2の位置からブッシング8、9側に移動させる動作の開始時点若しくはその移動の途中の所定位置を検出して、絶縁シャッタ20、30を図2に示す第2の位置から図1に示す第1の位置へ移動させて、貫通孔201、301によりブッシング8、9の開口部831、931を開放させることができる。
以上述べたように、この発明の実施の形態1による配電盤によれば、遮断器1が接続位置にあるときでも、主回路端子11、12が通過できる範囲のみが絶縁シャッタ20、30の貫通孔201、301により開口しているので、絶縁シャッタ20、30によりブッシング8、9を保持している隔壁6等の接地部を覆い、遮断器1の充電部と接地部間絶縁シャッタ20、30が絶縁バリアとして存在している状態となり、絶縁距離を短縮することが可能となる。従って、遮断器1の主回路端子11、12の長さを短かくすることができ、遮断器1の本体を小型化ができる。更に、遮断器1の接続位置と断路位置までの距離も短縮でき、配電盤100を小型化することができる。又、絶縁シャッタ20、30を、配電盤の垂直方向に僅かの距離だけ移動させればよいので、絶縁シャッタ20、30の設置スペース等を小さくすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る配電盤は、絶縁物で構成されたシャッタ(以下、絶縁シャッタと称する)に遮断器の主回路端子を貫通させる複数の貫通孔を設け、この絶縁シャッタを配電盤の水平方向に移動させることで、ブッシングの開口部を遮蔽又は開放するように構成したものである。以下この発明の実施の形態2に係る配電盤について、図に基づいて詳細に説明する。尚、絶縁シャッタの構成及びその駆動機構の構成以外は、実施の形態1の構成と同様である。
図5は、この発明の実施の形態2に係る配電盤の絶縁シャッタの平面図、図6は絶縁シャッタの動作を示す説明図である。図5に於いて、絶縁物で構成された電源側の絶縁シャッタ2000は、矩形状に形成されており、その短辺のほぼ中央部に中心を有する3個の貫通孔2001が間隔を介して設けられている。これらの貫通孔2001は、電源側の3個のブッシングの開口部に夫々対応している。
又、これらの貫通孔2001相互の間隔は、ブッシングの開口部の直径にほぼ等しく形成されている。又、図の最左端に位置する貫通孔2001の最左端と絶縁シャッタ2000の最左端との間の間隔は、ブッシングの開口部の直径より僅かに大きく設定されている。絶縁シャッタ2000の貫通孔2001相互の間、及び最左端の貫通孔2001と絶縁シャッタ2000の最左端との間に位置する部位2002は、後述するようにブッシングの開口部を遮蔽する機能を備える。尚、図示していない負荷側の絶縁シャッタは、電源側の絶縁シャッタ2000と同一の構成である。
図1に示すように遮断器1が接続位置にあるとき、絶縁シャッタ2000は、図6の(a)に示す位置にあり、このときの絶縁シャッタ2000の位置を第1の位置と称する。絶縁シャッタ2000が第1の位置にあるとき、その夫々の貫通孔2001は、ブッシング8及び9の開口部831、931に対向し、これらの開口部831、931を開放している。
このとき、遮断器1の夫々の主回路端子11、12は、絶縁シャッタ2000の貫通孔2001を貫通してブッシング8、9の内部空間83、93内に挿入され、その係合部111、121が夫々の接続導体3、4の露出端部31、41に係合して電気的に接続されている。
次に、図2に示すように遮断器1が接続位置から断路位置に移動すると、絶縁シャッタ2000は、図6の(a)に示す第1の位置から配電盤の所定の方向である水平方向に、距離L2だけ移動し、図6の(b)に示す位置で停止する。このときの絶縁シャッタ2000の位置を第2の位置と称する。絶縁シャッタ2000が第2の位置にあるとき、夫々の貫通孔2001は、ブッシング8及び9の開口部831、931から外れ、貫通孔2001相互の間、及び最左端の貫通孔2001と絶縁シャッタ2000の最左端との間に位置する部位2002により、ブッシング8、9の開口部831、931を遮蔽している。
尚、絶縁シャッタ2000は、例えば遮断器1の位置に連動して、自動的に第1の位置と第2の位置との間の移動を行うように構成することは容易である。即ち、遮断器1が、第1図に示す接続位置から引出されて第2図の断路位置若しくはその近傍に到達したことを検出して、絶縁シャッタ2000を図6の(a)に示す第1の位置から図6の(b)に示す第2の位置に移動させてブッシング8、9の開口部831、931を遮蔽させ、又、遮断器1を図2に示す断路位置からブッシング8、9側に移動させる動作の開始時点若しくはその移動の途中の所定位置を検出して、絶縁シャッタ2000を図6の(b)に示す第2の位置から図6の(a)に示す第1の位置へ移動させて、貫通孔2001によりブッシング8、9の開口部831、931を開放させることができる。
以上述べたように、この発明の実施の形態2による配電盤によれば、遮断器1が接続位置にあるときでも、主回路端子11、12が通過できる範囲のみが絶縁シャッタ2000の貫通孔2001により開口しているので、絶縁シャッタ2000によりブッシング8、9を保持している隔壁6等の接地部を覆い、遮断器1の充電部と接地部間絶縁シャッタ2000が絶縁バリアとして存在している状態となり、絶縁距離を短縮することが可能となる。従って、遮断器1の主回路端子11、12の長さを短かくすることができ、遮断器1の本体を小型化ができる。更に、遮断器1の接続位置と断路位置までの距離も短縮でき、配電盤100を小型化することができる。又、絶縁シャッタ2000を、配電盤100の水平方向に僅かの距離だけ移動させればよいので、絶縁シャッタ2000の設置スペース等を小さくすることができる。
この発明の実施の形態1に係る配電盤の主要部の断面図で、遮断器が接続位置にある状態を示す。 この発明の実施の形態1に係る配電盤の主要部の断面図で、遮断器が断路位置にある状態を示す。 この発明の実施の形態1に係る配電盤の絶縁シャッタの平面図である。 この発明の実施の形態1に係る配電盤の絶縁シャッタの動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る配電盤の絶縁シャッタの平面図である。 この発明の実施の形態2に係る配電盤の絶縁シャッタの動作を示す説明図である。
符号の説明
100 配電盤
1 遮断器
11、12 主回路端子
111、121 係合部
2 遮断器室
3、4 接続導体
31、41 露出端部
5 側面板
6 隔壁
61 隔壁の開口部
7 母線室
8、9 ブッシング
81、91 ブッシングの基部
83、93 ブッシングの内部空間
831、931 ブッシングの開口部
84、94 ブッシングの頂部
82、92 ボルト
20、30、2000 絶縁シャッタ
201、2001 絶縁シャッタの貫通孔
202、2002 絶縁シャッタの部位

Claims (6)

  1. 母線を設置した母線室と、遮断器を移動可能に収容する遮断器室と、前記母線室と前記遮断器室とを仕切る隔壁に固定され開口部を有する内部空間を備えたブッシングと、前記母線に接続され前記ブッシングの内部空間内に露出した接続導体と、前記ブッシングの開口部を遮蔽し得るように構成された絶縁物性のシャッタとを備え、前記遮断器は、前記ブッシング側に移動することによりその端子が前記内部空間に挿入されて前記接続導体に接続され、反ブッシング側に移動することにより前記端子が前記ブッシングの内部空間から離脱して前記接続導体との接続が解かれ、前記シャッタは、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間に挿入されるとき及び挿入されているときには前記開口部を開放し、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間から離脱しているときには前記開口部を遮蔽するよう構成された配電盤であって、前記ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、前記遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた前記接続端子に夫々対応して複数個配置され、前記シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に対して直交する方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成されたことを特徴とする配電盤。
  2. 前記シャッタが前記第2の位置にあって前記開口部を遮蔽する前記部位は、前記複数個の貫通孔が配列された位置から前記所定の方向に対して直交する方向の位置にある部位であることを特徴とする請求項1に記載の配電盤。
  3. 前記所定の方向は、前記配電盤の水平方向であることを特徴とする請求項1に記載の配電盤。
  4. 母線を設置した母線室と、遮断器を移動可能に収容する遮断器室と、前記母線室と前記遮断器室とを仕切る隔壁に固定され開口部を有する内部空間を備えたブッシングと、前記母線に接続され前記ブッシングの内部空間内に露出した接続導体と、前記ブッシングの開口部を遮蔽し得るように構成された絶縁物性のシャッタとを備え、前記遮断器は、前記ブッシング側に移動することによりその端子が前記内部空間に挿入されて前記接続導体に接続され、反ブッシング側に移動することにより前記端子が前記ブッシングの内部空間から離脱して前記接続導体との接続が解かれ、前記シャッタは、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間に挿入されるとき及び挿入されているときには前記開口部を開放し、前記遮断器の端子が前記ブッシングの内部空間から離脱しているときには前記開口部を遮蔽するよう構成された配電盤であって、前記ブッシングは、間隔を介して所定の方向に複数個配列され、前記遮断器の端子は、前記夫々のブッシングに設けられた前記接続端子に夫々対応して複数個配置され、前記シャッタは、前記遮断器の夫々の端子を貫通させ得る複数個の貫通孔を前記所定の方向に配列して備えると共に、第1の位置にあるときは前記夫々の貫通孔が前記夫々の開口部に対向することにより前記開口部を開放し、前記第1の位置から前記所定の方向に移動した第2の位置にあるときは前記貫通孔の設けられていない部位が前記夫々のブッシングの開口部に対向して前記開口部を遮蔽するように構成したことを特徴とする配電盤。
  5. 前記シャッタが前記第2の位置にあって前記開口部を遮蔽する前記部位は、少なくとも前記配列された複数個の貫通孔の間に位置する部位であることを特徴とする請求項4に記載の配電盤。
  6. 前記所定の方向は、前記配電盤の水平方向であることを特徴とする請求項4に記載の配電盤。
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