JP2008294951A - 受電装置および給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常が発生した場合に、給電を停止できる上に、異常な状態でなくなったときに容易に給電を再開できるようにすることができる受電装置を提供する。
【解決手段】受電回路ブロック23が、PoE給電装置26からイーサネットケーブル7を介して電力を供給される。異常検出ブロック25が、PoE受電装置20に異常が発生していることを検出する。異常検出ブロックが異常を検出した場合に、コントロールブロック24が、PoE給電装置26に電力の供給を停止させるために、PoE給電装置26に、イーサネットケーブル7を介して所定値を超える電流値の電流を出力させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信ケーブルを介して給電装置から受電装置に電力が供給されるシステムにおける受電装置および給電装置に関する。
通信ケーブルを介して給電装置から受電装置に電力が供給されるシステムとして、IEEE802.3afに準拠したシステムがある(非特許文献1参照)。そのようなシステムにおいて、受電装置に異常が発生したときに、受電装置が発熱したり、受電装置の機能(動作)が停止したりする場合がある。受電装置は、異常が発生したことを検出した場合に、異常を解消するように制御されることが望ましい。また、異常が解消される見込みがないときには、安全性を考慮した制御がなされることがより望ましい。
特許文献1には、出力電圧値が所定の範囲外の値である場合に、設置されているヒューズを溶断して、給電されている装置を保護する回路が記載されている。
特許文献2には、汎用電源にもとづく電力供給から、PoE給電装置からの電力供給に切り替える回路が記載されている。
特開平4−105559号公報(図1) 特開2007−36832号公報(段落0019〜0049、図1) 「アイトリプルイー スタンダード 802.3af−2003(IEEE Std 802.3af−2003)」、[online]、2003年、アイトリプルイー(IEEE)、[平成19年5月11日検索]、インターネット<URL:http://standards.ieee.org/getieee802/download/802.3af-2003.pdf>
図7は、IEEE802.3afに準拠した受電装置(以下、PoE(Power over Ethernet(登録商標))受電装置という)の一構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、PoE受電装置10は、通信コネクタ11、通信機能ブロック12、異常検出ブロック13、アラーム通知ブロック14および受電回路ブロック15を含む。なお、PoE受電装置10は、通信コネクタ11に接続されたイーサネット(登録商標)ケーブルを介して、IEEE802.3afに準拠した給電装置(以下、PoE給電装置という)に接続され、給電装置から給電される。
図7に例示したPoE受電装置10において、異常が発生し、異常検出ブロック13が異常を検出した場合の動作について説明する。
異常検出ブロック13が異常を検出した場合の制御方法として、(1)アラーム通知ブロック14が、PoE受電装置10の使用者にアラーム通知を行う方法、(2)受電回路ブロック15内に設置されたヒューズを切断(溶断)する方法、および(3)通信機能ブロック12が、PoE給電装置に異常が発生したことを通知する方法がある。
(1)のアラーム通知ブロック14がPoE受電装置10の使用者にアラーム通知を行う方法では、異常検出ブロック13が異常の発生を検出した場合に、アラーム通知ブロック14が、設置されているLEDを点灯させたり、ブザーに音を発生させたりして、PoE受電装置10の使用者にアラーム通知する(異常が発生したことを報知する)。
PoE受電装置10の使用者がアラーム通知に気づいた場合に、PoE受電装置10の使用者は、PoE受電装置10の電源スイッチをオフにする操作を行う等の対応をすることが期待される。しかし、PoE受電装置10の使用者がアラーム通知に気づかない場合等に、異常な状態のPoE受電装置10には給電が停止されずに継続される。なお、以下、給電が停止されずに継続されることを、定常的に給電されるという。
また、(2)受電回路ブロック15内に設置されたヒューズを切断する方法では、異常検出ブロック13が異常の発生を検出した場合に、受電回路ブロック15内に設置されたヒューズが切断されて、PoE受電装置10の電源回路への電力供給が停止される。
ヒューズが切断されると、PoE受電装置10の使用者は、PoE受電装置10に動作を再開させるために修理(切断されたヒューズの交換等)をしなければならない。従って、上記(2)の方法には、発生した異常が、PoE受電装置10を再起動すれば解消する場合や、使用環境を変更してPoE受電装置10の装置内温度を低下させれば解消する場合等であっても、PoE受電装置10の使用者は、PoE受電装置10に動作を再開させるために修理をしなければならないという問題がある。また、特許文献1に記載されている回路にも、同様な問題がある。
また、(3)通信機能ブロック12が、PoE給電装置に異常が発生したことを通知する方法では、通信機能ブロック12に異常が発生した場合に、PoE給電装置に異常が発生したことを通知することができず、使用者に異常の発生を気付かせることができないという問題がある。
そこで、本発明は、異常が発生した場合に、給電を停止できる上に、異常な状態でなくなったときに容易に給電を再開できるようにすることができる受電装置および給電装置を提供することを目的とする。また、異常の発生を使用者に気付かせることができるようにすることを目的とする。
本発明による受電装置は、通信ケーブルを介して接続された出力先に電力を供給する給電装置であって、出力電流値が所定値を超えた場合に電力の供給を停止する給電装置に、通信ケーブルを介して接続される受電装置であって、異常が発生していることを検出する異常検出手段とを備え、受電手段が、異常検出手段が異常を検出した場合に、通信ケーブルを介して所定値を超える電流値の電流を給電装置に出力させる過電流発生手段を含むことを特徴とする。
過電流発生手段は、所定値を超える電流値の電流を給電装置に出力させる場合に、通信ケーブルにおける2つの給電線間の抵抗値を、所定値に対応する値よりも低い値に設定するように構成されていてもよい。
本発明による給電装置は、通信ケーブルを介して接続された受電装置を検出する検出手段と、検出手段が受電装置を検出するとその受電装置に電力を供給する給電手段と、給電手段が出力する電流の電流値を検出する出力電流検出手段と、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた場合に受電装置への電力供給を停止させる制御手段とを備えた給電装置であって、制御手段は、出力電流検出手段が検出した電流値が、所定期間内に所定回以上所定値を超えた場合に、検出手段の検出動作を禁止することを特徴とする。
情報を記憶する記憶手段を備え、制御手段が、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた回数の累積値を記憶手段に保存するように構成されていてもよい。
情報を記憶する記憶手段を備え、制御手段が、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えたときの時刻を示す時刻情報を記憶手段に保存するように構成されていてもよい。
異常が発生していることを報知する報知手段を備え、制御手段が、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた場合に、報知手段を駆動するように構成されていてもよい。
本発明によれば、受電装置において、異常検出手段が異常を検出した場合に、過電流発生手段が、所定値を超える電流値の電流を給電装置に出力させるので、異常が発生したときに、給電装置から定常的な電力供給を受けないようにすることができる。また、電力供給を受けないようにするときにヒューズを切断する等の部品の状態を変更するような処理を行わないので、異常な状態でなくなったときに容易に給電を再開できるようにすることができる。
また、本発明によれば、通信ケーブルを介して接続された受電装置を検出する検出手段と、検出手段が受電装置を検出するとその受電装置に電力を供給する給電手段と、給電手段が出力する電流の電流値を検出する出力電流検出手段と、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた場合に受電装置への電力供給を停止させる制御手段とを備えた給電装置において、制御手段が、出力電流検出手段が検出した電流値が、所定期間内に所定回以上前記所定値を超えた場合に、検出手段の検出動作を禁止するので、給電装置に対して使用者による検出動作を再開させる処置等がなされない限り受電装置への給電が中止され、受電装置をより安全に制御することができる。また、出力電流検出手段が検出した電流値が所定期間内に所定回以上前記所定値を超えるという条件が成立する前では、制御手段が受電装置への電力供給を停止させるように制御した後、検出手段が受電装置を検出して給電手段がその受電装置に電力を再び供給するので、受電装置への電力供給と電力供給停止とが繰り返されて、異常の発生を使用者に気付かせることができる。
実施例1.
本発明の第1の実施例を図面を参照して説明する。図1は、PoE給電装置1に接続されたPoE受電装置4を示すブロック図である。なお、PoE給電装置1およびPoE受電装置4は、定められた規格(例えば、IEEE802.3af)にもとづいて動作するとする。
図1に示すように、PoE受電装置4は、イーサネットケーブル7を介してPoE給電装置1に接続され、PoE給電装置1から電力が供給される。そして、図1に示す例では、PoE給電装置1は、PoE受電装置4に電力を供給する給電ブロック2、およびPoE受電装置4と情報を送受信する通信ブロック3を含む。また、図1に示す例では、PoE受電装置4は、PoE給電装置1から電力が供給される受電ブロック5、およびPoE給電装置1と情報を送受信する通信ブロック6を含む。
受電ブロック5は、PoE受電装置4に異常が発生した場合に、PoE給電装置1に過電流を発生させる。具体的には、受電ブロック5は、つまり、PoE受電装置4は、IEEE802.3afで定められた値を超える電流を、IEEE802.3afで定められた時間よりも長い時間PoE給電装置1に供給(出力)させるように制御する。PoE受電装置4に対して過電流を流す状態になると、給電ブロック2は、過電流がPoE受電装置4に発生したことを検出する。つまり、PoE給電装置1は、IEEE802.3afで定められた値を超える電流を、IEEE802.3afで定められた時間よりも長い時間PoE受電装置4に供給したことを検出する。
給電ブロック2は、PoE受電装置4の受電ブロック5に過電流を供給したことを検出した場合に、定められた規格にもとづいてPoE受電装置4への給電を停止する。
その後、PoE給電装置1は、定められた規格にもとづいてPoE対応装置の検出処理を実行し、PoE受電装置4が接続されていることを検出した場合に、PoE受電装置4への給電を再開する。
しかし、PoE受電装置4において異常が継続し、受電ブロック5がPoE給電装置1に過電流を発生させる状態が継続している場合には、PoE給電装置1の給電ブロック2は、PoE受電装置4への給電を再度停止する。
以上のように、PoE給電装置1の給電ブロック2は、PoE受電装置4において異常が継続している場合に、給電の再開と停止とを繰り返すが、PoE受電装置4への定常的な給電を行わない。
図2は、本発明の第1の実施例のPoE受電装置のより詳細な構成を示すブロック図である。図2に示すPoE受電装置20の構成は、図1に示されたPoE受電装置4の構成を詳細化したものに相当する。図2に示すように、PoE受電装置20は、通信コネクタ21、通信機能ブロック22、受電回路ブロック(受電手段)23、コントロールブロック(過電流発生手段)24、受電回路27、および異常検出ブロック(異常検出手段)25を含む。また、図2に示すように、PoE受電装置20は、通信コネクタ21に接続されたイーサネットケーブル7を介して、PoE給電装置26に接続されている。また、受電回路ブロック23は、受電回路27およびコントロールブロック24を含む。受電回路27は、PoE受電機能を備えている。なお、PoE受電装置20は、例えば、PoE受電機能を備えたルータである。また、図2に示すPoE給電装置26は、図1に示されたPoE給電装置1に相当する。
なお、起動手段は、PoE受電装置20に搭載されたCPU等の制御手段によって実現される。
通信機能ブロック22は、通信コネクタ21およびイーサネットケーブル7を介して、PoE給電装置26と情報を送受信する。受電回路ブロック23は、通信コネクタ21およびイーサネットケーブル7を介してPoE給電装置26から供給された電力を、PoE受電装置20の各部に供給する。
異常検出ブロック25は、PoE受電装置20に異常が発生した場合(異常が発生している場合であってもよい)に、異常が発生したことをコントロールブロック24に通知する。コントロールブロック24は、異常検出ブロック25から異常が発生したことが通知された場合に、受電回路ブロック23を、PoE給電装置26に過電流を発生させる状態にする。具体的には、例えば、コントロールブロック24が、受電回路ブロック23に設置されているトランジスタを、受電回路ブロック23(具体的には、受電回路27)における接地電位の端子と、+電位の端子とを短絡させるように制御する。なお、過電流を発生させるための構成は、給電線に接続される2つの端子を短絡する構成に限られない。規定値を超える電流が流れるように、給電線に接続される2つの端子間の抵抗値を下げればよい。
異常検出ブロック25として、例えば、PoE受電装置20内の温度が所定の温度を超えている場合に、異常が発生したことを検出する温度センサを用いることができる。異常検出ブロック25を、例えば、PoE受電装置20に設置されているIC等のデバイスを監視して、当該デバイスが異常を示すデータを出力した場合や、入力されたデータに対して応答しない場合に、異常が発生したと判断するCPU等の制御手段にすることもできる。
次に、本発明の第1の実施例の動作を図面を参照して説明する。図3は、PoE給電装置26とPoE受電装置20との動作を示すフローチャートである。
PoE給電装置26は、イーサネットケーブル7を介して接続されたPoE受電装置20を検出し(ステップS101)、PoE受電装置20への給電を開始する(ステップS102)。
PoE給電装置26からイーサネットケーブル7を介して給電されたPoE受電装置20は、起動処理を実行して(ステップS103)、通常運転を行う(ステップS104)。PoE受電装置20がPoE受電機能を備えたルータである場合に、PoE受電装置20は、接続された一の通信ネットワークを介して送信されたデータを、他の通信ネットワークを介して送信する処理を行う。
PoE受電装置20は、異常検出ブロック25が、PoE受電装置20に異常が発生したことを検出しない場合に(ステップS105のN)、通常運転を継続する(ステップS104)。異常検出ブロック25は、PoE受電装置20に異常が発生したことを検出した場合に(ステップS105のY)、異常が発生したことをコントロールブロック24に通知する(ステップS106)。コントロールブロック24は、受電回路ブロック23を、PoE給電装置26に過電流を発生させる状態にする(ステップS107)。
PoE給電装置26は、定められた規格にもとづいて動作し、過電流を出力したことを検出する(ステップS108)。そして、PoE給電装置26は、定められた規格にもとづいてPoE受電装置20への給電を停止する(ステップS109)。給電を停止されたPoE受電装置20は、動作を停止する(ステップS110)。
PoE給電装置26は、PoE受電装置20への給電を停止したので、定められた規格にもとづいてPoE受電装置20の検出処理を実行する(ステップS101)。PoE受電装置20は検出されるので、PoE給電装置26は再び給電を開始するが、PoE給電装置26において異常が継続している場合には、PoE給電装置26は、再び過電流を出力する状態になり、過電流を出力したことを検出して給電を停止する。
PoE受電装置20に対して、異常が解消されるまで給電と給電停止とが繰り返される。しかし、PoE受電装置20の異常が解消されるまで、定常的に給電されることはない。従って、異常が発生したPoE受電装置20が継続して動作することを防ぐことができる。
本実施例によれば、PoE受電装置20に異常が発生した場合に、受電回路ブロック23をPoE給電装置26に過電流を発生させる状態にし、IEEE802.3afに準拠したPoE給電装置に給電の停止を促すので、PoE受電装置20に、異常の解消を試みる制御(再起動)を実施させることができる。また、PoE給電装置26に過電流を発生させるための構成を、例えば、トランジスタを用いた簡易な構成で実現することができるので、IEEE802.3afに準拠したPoE給電装置と、当該PoE給電装置に給電の停止を促すPoE受電装置20とを含む機器制御システムを、低コストで構築することができる。
また、本実施例によれば、IEEE802.3afに準拠したPoE給電装置の給電停止処理を利用して、PoE受電装置20の機能を強制的に損失させる(例えば、受電装置20に設置されたヒューズを溶断させる)ことなくPoE受電装置20への給電を停止させるので、異常が解消した場合に、修理することなくPoE受電装置20に通常運転を再開させることができる。
また、本実施例によれば、例えば使用者がPoE受電装置20が異常の解消を試みる制御(再起動)を実施しても異常が解消されない場合に、PoE受電装置20は、動作停止と再起動とを繰り返す。従って、PoE受電装置20がアラーム通知機能を有していない場合であっても、当該PoE受電装置20の使用者に、異常が発生したことを認識させることができる。
実施例2.
次に、本発明の第2の実施例を図面を参照して説明する。図4は、PoE給電装置30とPoE受電装置20との構成例を示すブロック図である。なお、図4に示すPoE受電装置20の構成は、図2に示すPoE受電装置20の構成と同様である。
図4に示すように、PoE給電装置30は、通信コネクタ32、通信機能ブロック31、給電回路ブロック(給電手段、検出手段)34、コントロールブロック(制御手段)33、給電回路37および過電流検出ブロック(出力電流検出手段)35を含む。また、図4に示すように、PoE給電装置30の通信コネクタ32とPoE受電装置20の通信コネクタ21とは、イーサネットケーブル7を介して接続されている。また、給電回路ブロック34は、給電回路37およびコントロールブロック33を含む。給電回路37は、PoE給電機能を備えている。
通信機能ブロック31は、通信コネクタ32およびイーサネットケーブル7を介して、PoE受電装置20と情報を送受信する。給電回路ブロック34は、通信コネクタ32およびイーサネットケーブル7を介してPoE受電装置20に電力を供給する。
過電流検出ブロック35は、出力電流の電流値を監視し、過電流が発生したこと、すなわち出力電流値が規格等で定められている所定値を超えたことを検出した場合に、過電流が発生したことをコントロールブロック33に通知する。具体的には、過電流検出ブロック35は、例えば、給電回路ブロック34が通信コネクタ32およびイーサネットケーブル7を介してPoE受電装置20に所定の電流値(例えば、400mA)を超える電流を、所定の時間(例えば、75ms)よりも長い時間供給(出力)した場合に、過電流が発生したことを示す過電流通知情報をコントロールブロック33に入力する。
コントロールブロック33は、過電流通知ブロック35から過電流通知情報が入力された場合に、給電回路ブロック34に給電を停止させる。さらに、コントロールブロック33は、過電流通知ブロック35から入力された過電流通知情報によって所定の条件が満たされた場合に、給電回路ブロック34に給電を中止させる。なお、給電回路ブロック34は、コントロールブロック33によって給電を停止された場合に、イーサネットケーブル7を介してPoE受電装置が接続されているか否かの検出処理を実行する。しかし、給電回路ブロック34は、コントロールブロック33によって給電を中止された場合には、イーサネットケーブル7を介してPoE受電装置が接続されているか否かの検出処理を実行しない。
コントロールブロック33が給電回路ブロック34に給電を中止させる所定の条件とは、例えば、過電流通知情報の入力頻度が所定の条件を満たすことをいう。具体的には、例えば、過電流通知情報が5分間に2回以上入力された場合である。なお、コントロールブロック33が給電回路ブロック34に給電を中止させる所定の条件は、PoE受電装置20に応じて設定され、PoE受電装置20に異常が発生していないときに単発的に発生した過電流にもとづいて入力された過電流通知情報によって当該所定の条件を満たされないように設定されることが好ましい。
次に、本発明の第2の実施例の動作を図面を参照して説明する。図5は、PoE給電装置30とPoE受電装置20との動作を示すフローチャートである。
PoE給電装置30の給電回路ブロック34は、イーサネットケーブル7を介して接続されたPoE受電装置20を検出し(ステップS201)、PoE受電装置20への給電を開始する(ステップS202)。
PoE給電装置30からイーサネットケーブル7を介して給電されたPoE受電装置20は、起動処理を実行して(ステップS203)、通常運転を行う(ステップS204)。
PoE受電装置20は、異常検出ブロック25が、PoE受電装置20に異常が発生したことを検出しない場合に(ステップS205のN)、通常運転を継続する(ステップS204)。異常検出ブロック25は、PoE受電装置20に異常が発生したことを検出した場合に(ステップS205のY)、異常が発生したことをコントロールブロック24に通知する(ステップS206)。コントロールブロック24は、受電回路ブロック23を、PoE給電装置26に過電流を発生させる状態にする(ステップS207)。
PoE給電装置30の過電流検出ブロック35は、給電回路ブロック34が、過電流を出力したことを検出する(ステップS208)。そして、過電流検出ブロック35は、コントロールブロック33に、過電流通知情報を出力する(ステップS209)。コントロールブロック33は、過電流通知情報が入力されたことによって所定の条件が満たされたか否か判断する(ステップS210)。
コントロールブロック33は、過電流通知情報が入力されても所定の条件が満たされていないと判断した場合に(ステップS210のN)、定められた規格にもとづいて給電回路ブロック34にPoE受電装置20への給電を停止させる(ステップS211)。給電を停止されたPoE受電装置20は、動作を停止する(ステップS212)。PoE給電装置30は、ステップS201の処理に移行する。
また、コントロールブロック33は、過電流通知情報が入力されたことによって所定の条件が満たされたと判断した場合に(ステップS210のY)、給電回路ブロック34にPoE受電装置20への給電を中止させる(ステップS213)。給電を中止されたPoE受電装置20は、動作を停止する(ステップS214)。PoE給電装置30およびPoE受電装置20は処理を終了する。つまり、PoE給電装置30は、ステップS201の処理に移行しない。換言すれば、コントロールブロック33によって、給電回路ブロック34の受電装置を検出する動作が禁止される。
本実施例によれば、前述した第1の実施例の効果と同様な効果に加えて、コントロールブロック33が、過電流通知情報が入力されたことによって所定の条件が満たされたと判断した場合に、PoE給電装置30の給電回路ブロック34にPoE受電装置20への給電を中止させて処理を終了するので、PoE給電装置30の使用者による対応がなされるまで再びPoE受電装置20に給電されることがなくなり、PoE受電装置20をより安全に制御することができるという効果を奏する。
実施例3.
次に、本発明の第3の実施例を図面を参照して説明する。図6は、PoE給電装置40とPoE受電装置20との構成例を示すブロック図である。なお、図6に示すPoE受電装置20の構成は、図2に示すPoE受電装置20の構成と同様である。
図6に示すように、PoE給電装置40は、図4に示すPoE給電装置30の各構成要素に加えて、アラーム通知ブロック(報知手段)66、および情報記憶ブロック(記憶手段)67を含む。その他の構成要素は、図4に示すPoE給電装置30の各構成要素と同様である。
なお、本実施例では、コントロールブロック33は、過電流検出ブロック35から過電流通知情報が入力された場合に、情報記憶ブロック67に設けられている異常検出回数カウンタの値を1増やしたり、過電流通知情報が入力された時間(給電回路ブロック34が過電流を出力した時間でもよい)を示す情報を含むアラーム情報を情報記憶ブロック67に記憶させる。
アラーム通知ブロック66は、例えば、光や音を出力する機能を有し、LEDやブザ等によって実現され、PoE給電装置40の使用者にアラームを通知(報知)する。コントロールブロック33は、過電流検出ブロック35から過電流通知情報が入力された場合に、アラーム通知ブロック66を制御して、LEDを点灯させたり、ブザーに音を出力させたりする。
本実施例によれば、上記の第1の実施例および第2の実施例の効果と同様な効果に加えて、コントロールブロック33が、過電流検出ブロック35から過電流通知情報が入力された場合に、LEDを点灯させたり、ブザーに音を出力させたりするので、PoE受電装置20に給電しているか否かに関わらず、PoE給電装置40の使用者へアラームを通知し、PoE受電装置20をより安全に制御することができる。
また、本実施例によれば、情報記憶ブロック67が、過電流通知情報がコントロールブロック33に入力された時間を示す情報を含むアラーム情報を記憶するので、PoE給電装置40がPoE受電装置20への給電を停止した後で、PoE給電装置40の使用者が、情報記憶ブロック67に記憶されているアラーム情報にもとづいて、異常が発生した時間や頻度を解析することができる。
また、PoE受電装置20の異常に関するアラーム情報がPoE給電装置40において記憶されるので、異常が発生したことを示す情報を保持させるためのバックアップ電源等をPoE受電装置20に設ける必要はなく、IEEE802.3afに準拠したPoE給電装置と、当該PoE給電装置に給電の停止を促すPoE受電装置とを含む機器制御システムを、低コストで構築することができる。
本発明を、PoE受電機能を有する受電装置、およびPoE給電機能を有する給電装置に適用できる。
PoE給電装置に接続されたPoE受電装置を示すブロック図である。 第1の実施例のPoE受電装置を示すブロック図である 第1の実施例のPoE給電装置とPoE受電装置との動作を示すフローチャートである。 第2の実施例のPoE給電装置とPoE受電装置との構成例を示すブロック図である。 第2の実施例のPoE給電装置とPoE受電装置との動作を示すフローチャートである。 第3の実施例のPoE給電装置とPoE受電装置との構成例を示すブロック図である。 PoE受電装置の一構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1,26 PoE給電装置
2 給電ブロック
3,6 通信ブロック
4,20 PoE給電装置
5 受電ブロック
7 イーサネットケーブル
21,32 通信コネクタ
22,31 通信機能ブロック
23 受電回路ブロック
24,33 コントロールブロック
25 異常検出ブロック
27 受電回路
34 給電回路ブロック
35 過電流検出ブロック
37 給電回路
66 アラーム通知ブロック
67 情報記憶ブロック

Claims (6)

  1. 通信ケーブルを介して接続された出力先に電力を供給する給電装置であって、出力電流値が所定値を超えた場合に電力の供給を停止する給電装置に、前記通信ケーブルを介して接続される受電装置において、
    前記給電装置から前記通信ケーブルを介して電力の供給を受ける受電手段と、
    異常が発生していることを検出する異常検出手段とを備え、
    前記受電手段は、前記異常検出手段が異常を検出した場合に、前記通信ケーブルを介して前記所定値を超える電流値の電流を前記給電装置に出力させる過電流発生手段を含む
    ことを特徴とする受電装置。
  2. 過電流発生手段は、所定値を超える電流値の電流を給電装置に出力させる場合に、通信ケーブルにおける2つの給電線間の抵抗値を、前記所定値に対応する値よりも低い値に設定する
    請求項1記載の受電装置。
  3. 通信ケーブルを介して接続された受電装置を検出する検出手段と、前記検出手段が受電装置を検出するとその受電装置に電力を供給する給電手段と、前記給電手段が出力する電流の電流値を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた場合に受電装置への電力供給を停止させる制御手段とを備えた給電装置において、
    前記制御手段は、前記出力電流検出手段が検出した電流値が、所定期間内に所定回以上前記所定値を超えた場合に、前記検出手段の検出動作を禁止する
    ことを特徴とする給電装置。
  4. 情報を記憶する記憶手段を備え、
    制御手段は、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた回数の累積値を前記記憶手段に保存する
    請求項3記載の給電装置。
  5. 情報を記憶する記憶手段を備え、
    制御手段は、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えたときの時刻を示す時刻情報を前記記憶手段に保存する
    請求項3記載の給電装置。
  6. 異常が発生していることを報知する報知手段を備え、
    制御手段は、出力電流検出手段が検出した電流値が所定値を超えた場合に、前記報知手段を駆動する
    請求項3から請求項5のうちのいずれか1項に記載の給電装置。
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