JP2008294007A - 防塵コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】安価に短絡構造を実現する。
【解決手段】接続端子10は、先端側に形成された接続部11と、基端側に形成された電線90の芯線91と接続される電線接続部12及び電線90を接続端子10に固定保持する電線固定部13と、接続部11及び電線接続部12の間の中間部14とを備え、中間部14は接続端子10の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片15からなる短絡部を有して構成される。このため、接続端子10を複数配列した場合、隣接する接続端子10間が弾性接触片15同士が接触することにより短絡する。
【選択図】図1
【解決手段】接続端子10は、先端側に形成された接続部11と、基端側に形成された電線90の芯線91と接続される電線接続部12及び電線90を接続端子10に固定保持する電線固定部13と、接続部11及び電線接続部12の間の中間部14とを備え、中間部14は接続端子10の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片15からなる短絡部を有して構成される。このため、接続端子10を複数配列した場合、隣接する接続端子10間が弾性接触片15同士が接触することにより短絡する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気的接続を行う接続端子及び防塵コネクタに関し、特に短絡構造を有する接続端子及び防塵コネクタに関する。
従来より、自動車のエアバッグ装置に使用されるコネクタとして、コネクタ非嵌合時に接続端子間に電流が流れてエアバッグが暴発することを防止するために、コネクタハウジングに短絡部材を備え、コネクタ非嵌合時には短絡部材で接続端子間を短絡させ、嵌合時には絶縁部材で短絡部材と接続端子との接触を解除して接続端子間を開放するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載のコネクタでは、コネクタハウジングと接続端子の他に別途短絡部材と絶縁部材とが必要であるため、接続端子間の短絡を実現するための部品点数やこれらを組付ける組立工数が増えて、コネクタのコストの削減が図り難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、安価に短絡構造を実現することができる接続端子及び防塵コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係る接続端子は、先端側に形成されて相手方接続端子と接続可能な接続部と、基端側に形成されて電線の芯線と接続される電線接続部及び前記電線を固定保持する電線固定部と、前記接続部及び電線接続部の間の中間部とを備え、前記中間部は、前記接続端子の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片からなる短絡部を有することを特徴とする。
本発明に係る防塵コネクタは、相手方コネクタと嵌合可能な構造のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに収容される複数の接続端子と、前記コネクタハウジングに装着される防塵カバー部材とを備え、前記コネクタハウジングは、前記複数の接続端子をそれぞれ収容すると共に一部にそれぞれ収容された複数の接続端子の配列方向に連通する連通部を有する複数の端子収容室と、これら複数の端子収容室の各端子収容室間の部分に形成され前記連通部と前記接続端子の軸方向に連通する絶縁部挿入口と、前記複数の端子収容室及び絶縁部挿入口と連通し前記相手方コネクタの凸状の相手方嵌合部が内側に嵌合する周壁部を有する凹状の嵌合部とを備え、前記複数の接続端子は、それぞれ先端側に形成されて前記相手方コネクタに収容された相手方接続端子と接続可能な接続部と、基端側に形成されて電線の芯線と接続される電線接続部及び前記電線を固定保持する電線固定部と、前記接続部及び電線接続部の間の中間部とを備え、且つ前記中間部は、前記接続端子の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片からなる短絡部を有してなり、前記防塵カバー部材は、前記コネクタハウジングの嵌合部の周壁部内側に装着され、前記相手方コネクタとの嵌合時に前記嵌合部内を前記相手方接続端子及び接続端子の嵌合方向にスライド移動する構造からなり、前記嵌合部の開口部分を塞ぐと共に前記接続端子を前記相手方接続端子側に突出させる穴部が形成された蓋部と、前記相手方コネクタとの嵌合時に前記絶縁部挿入口に挿入される絶縁部とを備え、前記複数の接続端子は、前記複数の端子収容室内で、前記相手方コネクタ非嵌合時には前記連通部において各接続端子の前記短絡部の弾性接触片同士が接触することで短絡状態となると共に、前記相手方コネクタ嵌合時には前記連通部において前記防塵カバー部材の移動により前記絶縁部挿入口に挿入された前記絶縁部によって各接続端子の前記短絡部の弾性接触片同士の接触が解除されることで絶縁状態となることを特徴とする。
なお、本発明の接続端子の中間部は、例えば筒状に形成され、弾性接触片は、筒状の中間部の側壁に形成されていても良い。
また、本発明のコネクタは、例えばコネクタハウジングと防塵カバー部材とを移動可能に連結すると共に接続端子を固定するリテーナを更に備えていると良く、この場合リテーナは、例えば防塵カバー部材が摺動可能に支持される支持部と、コネクタハウジングに収容される基台部とを備え、コネクタハウジングは、端子収容室及び嵌合部と連通しリテーナの基台部を収容するリテーナ収容室を備え、防塵カバー部材は、蓋部に支持部が挿通する挿通口を備えてなると良く、リテーナの支持部は、例えば先端側に形成されて蓋部の挿通口の嵌合部開口側周縁部に係合し防塵カバー部材の嵌合部内からの脱落を防止する突起部を有すると良い。
本発明によれば、接続端子の中間部に弾性接触片からなる短絡部が形成されているため、接続端子間を短絡させる短絡部材が別途不要となる。また、コネクタハウジングに連通部を有する複数の端子収容室、連通部と連通する絶縁部挿入口及びこれらと連通する嵌合部が形成され、嵌合部内に絶縁部挿入口に挿入される絶縁部を有し嵌合部内を移動可能な防塵カバー部材が装着され、接続端子がコネクタハウジングに相手方コネクタの非嵌合時に弾性接触片同士が連通部において接触した状態で収容されると共に、相手方コネクタの嵌合時に弾性接触片同士が連通部において絶縁部挿入口に挿入された絶縁部により接触が解除された状態で収容される構造のため、接続端子間を短絡させる短絡部材が別途不要となると共に、防塵カバー部材が接続端子間を絶縁する絶縁部材を兼ねるため、別途接続端子間の短絡状態を解除するための絶縁部材が不要となる。このため、部品点数や組立工数を減らして安価に短絡構造を実現することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る接続端子を示す外観斜視図、図2は、この接続端子を示す側面図である。接続端子10は、例えば金属母材を打ち抜き/折り曲げ加工して形成され、先端側に形成された相手方接続端子と接続可能な接続部11と、基端側に形成された電線90の芯線91と接続される電線接続部12及び電線90を接続端子10に固定保持する電線固定部13と、接続部11及び電線接続部12の間に形成された、接続端子10の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片15からなる短絡部を有する中間部14とを備えて構成されている。なお、ここでは中間部14は、筒型に形成されている。
この接続端子10の中間部14には、水平方向の両側壁に接続端子10の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の複数の弾性接触片15からなる短絡部が形成されている。なお、ここではこの弾性接触片15は、中間部14の水平方向の両側壁に形成されているが、例えば複数の接続端子10の配列形態に適宜対応させて垂直方向及び水平方向の少なくとも一方の側壁に、隣接する接続端子10の弾性接触片15と接触できる形態で形成されていれば良い。
このように構成された接続端子10では、例えば隣接する接続端子10の中間部14の弾性接触片15同士が接触する状態でハウジングなどに複数配列すれば、バスバーなどの短絡部材を別途用いなくても各接続端子10を短絡させることが可能となる。
図3は、本発明の一実施形態に係る防塵コネクタを示す分解斜視図、図4は、この防塵コネクタに嵌合される相手方コネクタを示す分解斜視図、図5は、この防塵コネクタと相手方コネクタとの嵌合状態を説明するための一部断面図、図6は、この防塵コネクタを示す一部断面図、図7は、この防塵コネクタと相手方コネクタとの完全嵌合状態を説明するための一部断面図、図8は、この防塵コネクタを示す一部断面図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する説明は割愛することとする。以下、これらの図面を参照してこの防塵コネクタを説明する。
図3に示すように、防塵コネクタ1は、後述する相手方コネクタ2の第2コネクタハウジング(以下、「第2ハウジング」と略記する。)40(図4参照)と嵌合可能な構造の第1コネクタハウジング(以下、「第1ハウジング」と略記する。)30と、この第1ハウジング30に収容される複数の既述の接続端子10と、第1ハウジング30に装着される防塵カバー部材としての第1防塵カバー50とを備えて構成され、更にここでは第1ハウジング30と第1防塵カバー50とを移動可能に連結すると共に接続端子10を固定するリテーナとしての第1リテーナ70を備えて構成されている。
第1ハウジング30は、複数の接続端子10をそれぞれ収容すると共に一部にそれぞれ収容された複数の接続端子10の配列方向に連通する連通部32を有する複数の端子収容室としての複数の第1端子収容室31(図5参照)と、これら複数の第1端子収容室31の各第1端子収容室31間の部分に形成され連通部32と接続端子10の軸方向に連通する絶縁部挿入口33と、複数の第1端子収容室31及び絶縁部挿入口33と連通し後述する第2ハウジング40の凸状の相手方嵌合部としての第2嵌合部44(図4参照)が内側に嵌合する周壁部35を有する凹状の嵌合部としての第1嵌合部34とを備えて構成され、更にここでは複数の第1端子収容室31及び第1嵌合部34と連通し第1リテーナ70を収容するリテーナ収容室36(図6及び図8参照)を備えて構成されている。
複数の接続端子10は、複数の第1端子収容室31に収容された際に、それぞれ中間部14の弾性接触片15同士が連通部32において接触した状態となる。このため、第1ハウジング30内では、各接続端子10が電気的に短絡した状態となる。なお、複数の接続端子10は、それぞれ第1端子収容室31内に収容された後、第1端子収容室31と連通するリテーナ収容室36に収容された後述する第1リテーナ70の基台部72により押えられると共にこの基台部72により接続端子10側に押し付けられたランス部39(図8参照)により係止され第1端子収容室31内に係止固定されている。また、各接続端子10の電線固定部13には、電線90の端末部に装着されたワイヤシール97の端部も固定されている。
第1防塵カバー50は、第1ハウジング30の第1嵌合部34内の周壁部35内側に装着され、第1及び第2ハウジング30,40の嵌合時に第1嵌合部34内を接続端子10と後述する第2接続端子20との嵌合方向にスライド移動可能な構造からなり、第1嵌合部34の開口部分を塞ぐ形状の蓋部51と、この蓋部51に一体的に備えられ両ハウジング30,40嵌合時に第1ハウジング30の絶縁部挿入口33に挿入される板状の絶縁部52とを備えて構成されている。この第1防塵カバー50は、両ハウジング30,40非嵌合時の第1嵌合部34内への塵や埃の浸入を防止する。
なお、第1防塵カバー50の蓋部51には、複数の接続端子10の接続部11と後述する複数の第2接続端子20の接続部21との接続位置と対応する箇所に、複数の接続端子10を第2接続端子20側に突出させこれら接続部11,21同士の接続を妨げないような形状の複数の穴部53と、後述する第1リテーナ70の支持部71が挿通する挿通口54とが備えられ、更に第1嵌合部34内に装着された際に第1嵌合部34開口側となる端部に、後述する第2リテーナ80の係合片85が係合する係合枠55が備えられている。
そして、第1リテーナ70は、第1ハウジング30と第1防塵カバー50とを第1嵌合部34内でスライド移動可能に連結するものであり、第1防塵カバー50を摺動可能に支持する支持部71と、この支持部71と一体的に備えられ第1ハウジング30のリテーナ収容室36に収容される基台部72とを備えて構成されている。
なお、第1リテーナ70の支持部71には、先端側に形成されて第1防塵カバー50の蓋部51の挿通口54の第1嵌合部34開口側周縁部に引っ掛かり係合することで、第1防塵カバー50の第1嵌合部34内からの脱落を防止するための係合突起部73が形成されている。
このように構成された防塵コネクタ1では、第1ハウジング30の複数の第1端子収容室31内にそれぞれ収容された複数の接続端子10が、中間部14の弾性接触片15により短絡状態となるため、別途接続端子10間を短絡させるためのバスバー等の短絡部材が不要となる。また、第1ハウジング30に連通部32を有する複数の第1端子収容室31と、連通部32と連通する絶縁部挿入口33と、周壁部35により凹状に形成された第1嵌合部34とが形成され、この第1嵌合部34内に絶縁部挿入口33に挿入される絶縁部52を有し第1嵌合部34内をスライド移動可能な第1防塵カバー50が装着されているため、相手方コネクタ2の第2ハウジング40の非嵌合時には接続端子10が弾性接触片15同士が接触することで短絡し、第2ハウジング40の嵌合時には絶縁部挿入口33に挿入された絶縁部52によりこれら弾性接触片15同士の接触が解除されることで絶縁される。また、第2ハウジング40の非嵌合時には第1嵌合部34の開口側が第1防塵カバー50の蓋部51で穴部53を除いて塞がれるため、第1嵌合部34内への塵や埃の浸入を防ぐと共に接続端子10の折損等を防止することができる。このため、別途防塵カバー部材を第1ハウジング30に取り付ける必要が無く、また、接続端子10間の短絡状態を解除するための絶縁部材が不要となるため、防塵コネクタ1の部品点数や組立工数を減らして安価に短絡構造を有する防塵コネクタを製造することが可能となる。
一方、防塵コネクタ1と嵌合する相手方コネクタ2は、図4に示すように、第1ハウジング30と嵌合する第2ハウジング40と、この第2ハウジング40に収容される複数の相手方接続端子としての複数の第2接続端子20と、第2ハウジング40に収容される第2リテーナ80とを備えて構成され、更にここでは第2ハウジング40に装着される第2防塵カバー部材としての第2防塵カバー60と、第1ハウジング30及び第2ハウジング40の不完全嵌合を防止する不完全嵌合防止片99と、第2嵌合部44の外壁部に装着される弾性材からなるシール材98とを備えて構成されている。
第2ハウジング40は、第1ハウジング30の第1嵌合部34内に嵌る凸状の第2嵌合部44と、この第2嵌合部44の外側に形成され第1嵌合部34の周壁部35の外壁に嵌る外周壁部45と、第2嵌合部44の内部に形成され複数の第2接続端子20をそれぞれ収容する複数の第2端子収容室41とを備えて構成されている。
なお、例えばシール材98は、第2ハウジング40の第2嵌合部44の外壁部の基端側に装着され、両ハウジング30,40嵌合時に第1嵌合部34と第2嵌合部44との間をシールするものである。また、不完全嵌合防止片99は、例えば第2ハウジング40の不完全嵌合防止片収容室46にバネ100を介して第1ハウジング30との嵌合方向に付勢された状態で収容され、第1及び第2ハウジング30,40の嵌合時に該嵌合方向に突出して両者の嵌合状態を保持する図示しない係合爪及びこの係合爪が係合する係合片の係合部分を押え、係合爪と係合片との係合状態を簡単に解除できないようにする部材である。
複数の第2接続端子20は、例えば金属母材を打ち抜き/折り曲げ加工して形成され、先端側に形成された接続端子10の接続部11と接続する筒型の接続部21と、基端側に形成された電線の芯線と接続される電線接続部22及び電線を第2接続端子20に固定保持する電線固定部23とを備えて構成されている。なお、第2接続端子20の接続部21の内部には、接続端子10の接続部11と接触するための接触片24が形成されている。
第2リテーナ80は、第2ハウジング40の第2嵌合部44の外壁部の先端側に嵌合装着され複数の第2端子収容室41にそれぞれ収容された第2接続端子20を第2嵌合部44内に係止固定する構造からなり、複数の第2端子収容室41と連通する端子連通口81と、両ハウジング30,40嵌合時に第1防塵カバー50の蓋部51の係合枠55と係合する係合片85とが備えられている。
第2防塵カバー60は、第2ハウジング40の外周壁部45の開口部分を塞ぐ状態で外周壁部45の外壁側に嵌められて取り付けられるものであり、両ハウジング30,40非嵌合時の第2嵌合部44への塵や埃の浸入を防止する。
このように構成された防塵コネクタ1と相手方コネクタ2とを嵌合・離脱(嵌脱)する場合、第1及び第2防塵カバー50,60の着脱作業は相手方コネクタ2の第2ハウジング40側だけで済むため、防塵カバーの着脱作業を簡素化して作業効率を向上させることができる。
なお、第1防塵カバー50と第2リテーナ80とは、両ハウジング30,40の嵌脱時に蓋部51の係合枠55及び第2リテーナ80の係合片85からなる係合部により係合された状態で接続端子10及び第2接続端子20の嵌合方向に連動して移動すると共に、係合枠55と係合片85との係合力が蓋部51の挿通口54と第1リテーナ70の支持部71との係合突起部73による係合力よりも弱いため、両ハウジング30,40の離脱時に第1防塵カバー50が第1嵌合部34の開口先端側まで移動したうえで係合枠55と係合片85との係合状態が解除され完全離脱する。
従って、防塵コネクタ1は、図6に示すように、相手方コネクタ2の非嵌合時には第1嵌合部34内が第1防塵カバー50により防塵されると共に接続端子10間が弾性接触片15により短絡された状態となり、図7に示すように、相手方コネクタ2の嵌合時には接続端子10と第2接続端子20とが接続されると共に接続端子10間が第1防塵カバー50の絶縁部52により弾性接触片15同士の接触が解除されることで絶縁された状態となる構造を実現するため、別途短絡部材や絶縁部材を不要とすることができる。
本発明は、塵や埃の浸入を極力防いだ状態で電気的接続を行う各種の用途に利用できる。
1…防塵コネクタ、2…相手方コネクタ、10…接続端子、11,21…接続部、12,22…電線接続部、13,23…電線固定部、14…短絡部、15…弾性接触片、20…第2接続端子、24…接触片、30…第1コネクタハウジング、31…第1端子収容室、32…連通部、33…絶縁部挿入口、34…第1嵌合部、35…周壁部、36…リテーナ収容室、40…第2コネクタハウジング、41…第2端子収容室、44…第2嵌合部、45…外周壁部、50…第1防塵カバー、51…蓋部、52…絶縁部、53…穴部、54…挿通口、55…係合枠、60…第2防塵カバー、70…第1リテーナ、71…支持部、72…基台部、73…係合突起部、80…第2リテーナ、81…端子連通口、85…係合片、90…電線、91…芯線。
Claims (2)
- 相手方コネクタと嵌合可能な構造のコネクタハウジングと、
このコネクタハウジングに収容される複数の接続端子と、
前記コネクタハウジングに装着される防塵カバー部材とを備え、
前記コネクタハウジングは、前記複数の接続端子をそれぞれ収容すると共に一部にそれぞれ収容された複数の接続端子の配列方向に連通する連通部を有する複数の端子収容室と、これら複数の端子収容室の各端子収容室間の部分に形成され前記連通部と前記接続端子の軸方向に連通する絶縁部挿入口と、前記複数の端子収容室及び絶縁部挿入口と連通し前記相手方コネクタの凸状の相手方嵌合部が内側に嵌合する周壁部を有する凹状の嵌合部とを備え、
前記複数の接続端子は、それぞれ先端側に形成されて前記相手方コネクタに収容された相手方接続端子と接続可能な接続部と、基端側に形成されて電線の芯線と接続される電線接続部及び前記電線を固定保持する電線固定部と、前記接続部及び電線接続部の間の中間部とを備え、且つ前記中間部は、前記接続端子の先端側から基端側に向かって外側に斜めに開く形状の弾性接触片からなる短絡部を有してなり、
前記防塵カバー部材は、前記コネクタハウジングの嵌合部の周壁部内側に装着され、前記相手方コネクタとの嵌合時に前記嵌合部内を前記相手方接続端子及び接続端子の嵌合方向にスライド移動する構造からなり、前記嵌合部の開口部分を塞ぐと共に前記接続端子を前記相手方接続端子側に突出させる穴部が形成された蓋部と、前記相手方コネクタとの嵌合時に前記絶縁部挿入口に挿入される絶縁部とを備え、
前記複数の接続端子は、前記複数の端子収容室内で、前記相手方コネクタ非嵌合時には前記連通部において各接続端子の前記短絡部の弾性接触片同士が接触することで短絡状態となると共に、前記相手方コネクタ嵌合時には前記連通部において前記防塵カバー部材の移動により前記絶縁部挿入口に挿入された前記絶縁部によって各接続端子の前記短絡部の弾性接触片同士の接触が解除されることで絶縁状態となる
ことを特徴とする防塵コネクタ。 - 前記コネクタハウジングと前記防塵カバー部材とを移動可能に連結すると共に前記接続端子を固定するリテーナを更に備え、
前記リテーナは、前記防塵カバー部材が摺動可能に支持される支持部と、前記コネクタハウジングに収容される基台部とを備え、
前記コネクタハウジングは、前記端子収容室及び嵌合部と連通し前記リテーナの基台部を収容するリテーナ収容室を備え、
前記防塵カバー部材は、前記蓋部に前記支持部が挿通する挿通口を備え、
前記リテーナの支持部は、先端側に形成されて前記蓋部の挿通口の前記嵌合部開口側周縁部に係合し前記防塵カバー部材の前記嵌合部内からの脱落を防止する突起部を有する
ことを特徴とする請求項1記載の防塵コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2008230058A JP2008294007A (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | 防塵コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003394611A Division JP2005158453A (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 接続端子及び防塵コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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WO2024005061A1 (ja) * | 2022-06-30 | 2024-01-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
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2008
- 2008-09-08 JP JP2008230058A patent/JP2008294007A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080908 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101110 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |