JP2008293897A - 液体タンクおよび液体タンク用管状構造、燃料電池、並びに電子機器 - Google Patents

液体タンクおよび液体タンク用管状構造、燃料電池、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】如何なる角度に傾けても内部の液体を最後まで吸い出すことができる液体タンクおよび液体タンク用管状構造を提供する。
【解決手段】管状構造40は、タンク本体30内の特定位置41Aから、タンク本体30の頂点,辺または面の方向に伸びる管路41を有する。管路41の先端は、タンク本体30の頂点,辺または面に接すると共に液体の取入口41Bを有する。取入口41Bを管路41の先端に制限したことにより、タンク本体30内の液体の流れには、取入口41Bのみから管路41に入り、特定位置41Aまで輸送されて外に吸い出されるという一定の方向性が生じる。管状構造40の内部には、多孔質体など、液体を通過させる空隙を有する内部構造体45を設け、その空隙を、毛細管力により液体を取入口41Bから特定位置41Aまで吸引可能な平均孔径を有するものとし、流路抵抗の増大を抑える。
【選択図】図8

Description

本発明は、燃料電池に好適な液体タンクおよび液体タンク用管状構造、これを用いた燃料電池、並びにこの燃料電池を内蔵した電子機器に関する。
燃料電池システムは、通常その内部に燃料を貯蔵するタンクを有している。ポータブル機器に搭載する燃料電池システムの燃料タンクは、タンクが如何なる角度に傾けられた状態でも、タンク内の液体を最後まで吸い出せることが要求される。これを可能にするため、従来は、例えば図12に示したように、袋状の容器120Aに液体燃料121を封入し、この容器を直方体形状の外側ケース120Bで覆った二重構造の燃料タンク120などが用いられている。しかし、この方法では、燃料を吸い上げるにつれて容器がしぼんでいくため、燃料を最後まで吸い出そうとすると大きな吸引圧が必要になり、事実上、最後まで使い切れないという問題を有していた。また、袋状の容器120Aと外側ケース120Bとの二重構造のため、デッドスペース122が生じてしまうという問題もあった。
例えば特許文献1には、容器内に、多孔質材料よりなるX字形の吸い上げ構造を設け、毛管作用により液体燃料を吸い上げることが記載されている。
特表2005−539364号公報(請求項1,請求項157,図25)
しかしながら、この従来の吸い上げ構造は、多孔質材料のどの面からも液体等の出入りが可能であり、液体の取入口は特に限定されていなかった。液体燃料の残量が僅かな場合、液体燃料は下部となった頂点,辺または面に集まるが、従来の吸い上げ構造では、多孔質材料の側面から空気を吸ってしまうので、頂点,辺または面に集まっている液体燃料の液面を十分に負圧にすることができず、結果的に、最後まで吸い上げることができないという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、如何なる角度に傾けても内部の液体を最後まで吸い出すことができる液体タンクおよび液体タンク用管状構造、これを用いた燃料電池、並びにこの燃料電池を内蔵する電子機器を提供することにある。
本発明の液体タンクは、液体が封入されるタンク本体と、タンク本体内に設けられ、タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる複数の管路を有し、複数の管路の各々の先端はタンク本体の頂点,辺または面の一つに接すると共に液体の取入口が設けられている管状構造とを備えたものである。
本発明の液体タンク用管状構造は、液体が封入されるタンク本体内に設けられるものであって、タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路を有し、管路の先端はタンク本体の頂点,辺または面に接すると共に液体の取入口を有するものである。
本発明の燃料電池は、発電部と燃料タンクとを備えたものであって、燃料タンクは、上記本発明の液体タンクにより構成されているものである。
本発明の電子機器は、発電部と燃料タンクとを備えた燃料電池を内蔵するものであって、燃料タンクは、上記本発明の液体タンクにより構成されているものである。
本発明の液体タンクまたは本発明の液体タンク用管状構造では、液体の取入口が管路の先端のみに制限されているので、タンク本体内の液体の流れには、この取入口のみから管路に入り、タンク本体内の特定位置まで輸送され、タンク本体外に吸い出されるという一定の方向性が生じる。タンク本体内の液体が減っても、タンク本体のいずれかの頂点,辺または面に存在する液体が、その頂点,辺または面に接する管路の先端の取入口から管路に入る。
本発明の燃料電池では、上記本発明の液体タンクを備えているので、液体燃料が最後まで確実に吸い上げられる。よって、この燃料電池を内蔵した電子機器では、液体燃料の利用効率が高くなり、利便性が向上する。
本発明の液体タンクまたは本発明の液体タンク用管状構造によれば、管路の先端に液体の取入口を設けるようにしたので、液体の流れの方向が一定になり、液体が少量になっても確実に吸い上げることができる。よって、タンク本体を如何なる角度に傾けてもタンク本体内の液体を最後まで吸い出すことができる。特にポータブル用途の電子機器に搭載される燃料電池に好適であり、液体燃料の利用効率を高め、機器の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る燃料電池を含む電子機器の構成を表したものである。この電子機器1は、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant;個人用携帯情報機器)などのモバイル機器、またはノート型PC(Personal Computer )などのポータブル電子機器であり、燃料電池2で発電される電気エネルギーが外部回路3に供給されるようになっている。
図2は、燃料電池2の構成を表したものである。燃料電池2は、複数(例えば三つ)の単位セル10A〜10Cが電気的に直列に接続された発電部10と、液体燃料21(例えば、メタノール水)を収容する液体タンク20とを備えている。
単位セル10A〜10Cは、例えば、それぞれメタノールと酸素との反応により発電を行う直接メタノール型の燃料電池であり、電解質膜11を間にして対向配置された燃料電極12と酸素電極13とを有している。
電解質膜11は、例えば、スルホン酸基(−SO3 H)を有するプロトン伝導材料により構成されている。プロトン伝導材料としては、ポリパーフルオロアルキルスルホン酸系プロトン伝導材料(例えば、デュポン社製「Nafion(登録商標)」)、ポリイミドスルホン酸などの炭化水素系プロトン伝導材料、またはフラーレン系プロトン伝導材料などが挙げられる。
燃料電極12および酸素電極13は、例えば、カーボンペーパーなどよりなる集電体に、白金(Pt)あるいはルテニウム(Ru)などの触媒を含む触媒層が形成された構成を有している。触媒層は、例えば、触媒を担持させたカーボンブラックなどの担持体をポリパーフルオロアルキルスルホン酸系プロトン伝導材料などに分散させたものにより構成されている。なお、酸素電極には図示しない空気供給ポンプが接続されていてもよいし、自然換気により空気すなわち酸素が供給されるようになっていてもよい。
図3は燃料タンク20の外観を表したものであり、図4はこの燃料タンク20の内部を表したものである。燃料タンク20は、例えば、液体が封入されるタンク本体30と、このタンク本体30内に設けられた管状構造40とを有している。また、タンク本体30は空気の取込口51を有し、この取込口51には、空気および液体燃料21の流れをタンク本体30内への一方向に制限する逆流防止機構52が設けられている。
タンク本体30は、例えば直方体であり、アルミニウム(Al)などの金属材料により構成されている。タンク本体30の上蓋31には液体燃料21の注入および吸出のための開口32が設けられている。
管状構造40は、タンク本体30内の特定位置41Aから、タンク本体30の二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路41を有している。管路41の先端は、タンク本体30の頂点,辺または面に接すると共に液体燃料21の取入口41Bを有している。これにより、この燃料タンク20では、タンク本体30を如何なる角度に傾けてもタンク本体30内の液体燃料21を最後まで吸い出すことができるようになっている。
上述したようにタンク本体30が直方体である場合、管路41は、例えば図5に示したように、特定位置41Aからタンク本体30の八つの頂点の方向に伸び、管路41の先端は、タンク本体30の八つの頂点に接していることが好ましい。特に、タンク本体30が扁平な直方体、つまり厚み方向の四辺zが幅方向の四辺xおよび高さ方向の四辺yよりも短い直方体である場合は、管路41は、例えば図6に示したように、厚み方向の四辺zの方向に伸び、管路41の先端はタンク本体の厚み方向の四辺zに接していることが好ましい。方位依存性をなくすことができ、本当の意味での如何なる角度、すなわちすべてのロール角(前後軸の回転角)、ピッチ角(左右軸の回転角)、ヨー角(上下軸の回転角)にも対応することができるからである。
また、タンク本体30は、例えば図7に示したような筒状、すなわち、二つの端面33A,33Bと、この二つの端面33A,33Bの間の側面33Cとを有する形状であってもよい。二つの端面33A,33Bは、円形のほか、楕円形などの曲線を含む形状、または多角形でもよい。側面33Cの長手方向の寸法Lは、二つの端面33A,33Bの直径または最大径Wよりも十分に長くなっている。なお、開口32および逆流防止機構50は、二つの端面33A,33Bのいずれかに設けてもよいし、側面33Cに設けてもよい。
タンク本体30がこのような筒状である場合、管路41は、例えば、特定位置41Aからタンク本体30の二つの端面33A,33Bの方向に伸び、管路41の先端はタンク本体30の二つの端面33A,33Bに接していてもよい。このようにしても方位依存性をなくすことができるからである。管路41の先端は、端面33A,33Bの中心に接していることが好ましい。なお、この場合にも、管路41は、上述した直方体のタンク本体30の場合と同様に、八方向分岐または四方向分岐の構造を有していてもよい。
管路41の出発点となる特定位置41Aは、タンク本体30の中心位置であることが好ましい。管路41をすべての方向に等距離にすることができ、方位依存性の解消に有利であるからである。この特定位置41Aには、注射器などで液体燃料21を強制的に吸い上げるための接続孔42が設けられている。なお、この接続孔42には、開口31Aから注射器などの針60を接続孔42に接続する際の取付けガイドとなる部品(図示せず)が設けられていることが望ましい。
管路41は、例えば、一本の管で構成されていると共に、毛細管力により液体燃料21を取入口41Bから特定位置41Aまで吸引可能な内径を有している。具体的には、特定位置41Aがタンク本体30の中心位置である場合、管路41の半径rは数1を満たしている。
(数1)
SQR(x2 +y2 +z2 )<4γcosθ/rρg
H1=2γcosθ/rρg
H2=SQR(x2 +y2 +z2 )/2
(式中、SQR(a)はaの平方根、x,y,zはタンク本体30の各辺の長さ(m)、H1は円筒管の場合の毛細管力による液面上昇の高さ(m)、γは液体の表面張力(N/m)、θは接触角、rは管の半径(m)、ρは液体の密度(kg/m3 )、gは重力加速度(9.8m/s2 )、H2は燃料タンク20において必要な液面上昇の高さ(m)をそれぞれ表す。)
数1の第2式は、管路41が円筒管である場合の毛細管力による液面上昇の高さH1を表している。数1の第3式は、燃料タンク20において必要な液面上昇の高さH2を表している。すなわち、液体燃料21を特定位置41Aから針60でタンク本体30外に吸出すためには、取入口41Bから少なくとも特定位置41Aまで、毛細管力により液体燃料21を上昇させることが必要である。よって、燃料タンク20において必要な液面上昇の高さH2は、タンク本体30が直方体であった場合、タンク本体30の各頂点から特定位置41Aすなわちタンク本体30の中心位置までの距離となる。以上のことから、H2<H1すなわち数1の第1式を満たす条件で、タンク本体30の寸法あるいは管路41の材料選定、管路41の内径選定などを行う必要がある。なお、特定位置41Aがタンク本体30の中心位置ではない場合、高さH2を求めるための数1の第3式は異なってくることは言うまでもない。
管路41を一本の管で構成する場合、管路41の材料や内径は、数1の第1式においておおよその寸法や物性値を代入することによって求めることができる。例えば、タンク本体30の寸法x,y,zをそれぞれ18mm×34mm×5.5mmとし、おおよその物性値として、γ=21N/m、θ=30°、ρ=0.79g/cm3 という値を代入すると、管路41の半径rは242μm以下にしなければならないことが分かる。すなわち、管路41は、濡れ性の良い接触角30度程度の材料により構成され、内径は484μm未満である必要があることが分かる。
しかし、内径484μmというのは非常に小さい値であり、無理やり吸い上げようとすると流路抵抗が高く、かなりの吸引圧が必要となる。これを解消するためには、例えば、内径484μmの管を数本束ねた細管束、または、平均孔径が484μm程度以下の多孔質体,海綿状材料,発泡体または繊維状材料(以下、「発泡体等」という。)により管路41を構成することが考えられる。なお、厳密に言えば、管の内径は発泡体等の平均孔径に置き換えられるものではないが、概数を議論する上では問題ないと考える。また、管と発泡体等とで、大きく異なる点がもう一つある。それは、管は両端面のみで液体の出入りがあるのに対し、発泡体等はどの面からも液体の出入りが可能であり、流れの方向が定まっていないという点である。ここでの発泡体等は管の代用として作用させるものであるので、管と同様に、両端面のみで液体の出入りが行われるよう、発泡体等の側面を覆うこと、すなわち発泡体等が管路41に充填された状態にすることが重要になる。
図8および図9は、この技術的思想に基づく管状構造40の内部構造の一例を表したものである。この管状構造40は、ステンレス鋼(例えばSUS304)などよりなる一対のX字形の半割り部材43A,43Bを重ねて接着剤(図示せず)により接着した構成を有する。半割り部材43A,43Bにはそれぞれ溝44A,44Bが設けられており、この溝44A,44Bが合わさって管路41が構成されるようになっている。
この管状構造40の内部には、多孔質体,海綿状材料,発泡体,繊維状材料および細管束など、液体燃料21を通過させる空隙を有する内部構造体45が設けられている。内部構造体45の空隙は、毛細管力により液体燃料21を取入口41Bから特定位置41Aまで吸引可能な平均孔径を有している。具体的には、内部構造体45の平均孔径は、管路41が一本の管で構成されている場合の半径rに関する数1と同様の要件を満たしている。これにより、この燃料タンク20では、管路41を太くすることを可能とし、流路抵抗の増大を抑え、液体燃料21の吸出速度または吸出量を大きくすると共に、液体燃料21の吸引圧を小さくすることができる。なお、内部構造体45は、多孔質体,海綿状材料,発泡体,繊維状材料および細管束のうちいずれか一種でもよいし、これらのうち二種以上を組み合わせたものでもよい。
内部構造体45は、液体燃料21に対する濡れ性が良い材料、すなわち、液体燃料21の接触角θが90度未満の材料により構成されている。数1の第1式から、管の半径rが正の値となるためには、接触角θは90度未満でなければならず(θ>90だとcosθ<0なので)、内部構造体45の平均孔径も管の半径rと同様の要件を満たす必要があるからである。ちなみに、数1の第1式から、タンク本体30の寸法を大きくするためには、内部構造体45の孔径は小さいほど良く、濡れ性は高いほど良いことが分かる。
このような内部構造体45の材料としては、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ナイロンなどのポリアミド樹脂、ポリウレタン、ポリプロピレンあるいはポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリビニル、ポリカーボネート、ポリエーテル樹脂、ポリフェニレン樹脂、ポリ乳酸樹脂、発泡金属、発泡酸化物、ゼオライト、素焼きの陶器が適している。なお、これらにオゾン処理などを施して、メタノールに対する濡れ性を向上させてもよい。内部構造体45は、上記の材料のうち1種または2種以上の組合せからなるフォーム(発泡体)、フェルト、フェルト焼結体、粒子焼結体により構成することができる。具体的な材料としては、例えば、ニッケル(Ni)よりなる多孔質金属体(例えば、富山住友電工社製「セルメット(商品名)」)が挙げられる。この多孔質金属体は、発泡樹脂の表面に電気めっきによりニッケル膜を形成したものであり、三次元の網目状骨格構造を有している。
図4および図8に示した空気の取込口51は、例えば、タンク本体30の底面に二つ設けられており、それらの中間には、逆流防止機構52を設けるための貫通孔53(図11参照)が設けられている。逆流防止機構52は、空気を取り込みつつ液体燃料21の逆流を防止するためのものであり、そのような逆流防止弁としての機能を有するものであれば特に構造は限定されない。例えば、逆流防止機構52は、シリコーン樹脂により構成され、貫通孔53を塞ぐ栓状部分52Aと、取込口51を覆う傘状部分52Bとを有するものである。
この燃料電池2は、例えば次のようにして製造することができる。なお、以下の製造方法では、図8および図9に示した内部構造体45を有する管状構造40を形成する場合について説明する。
まず、上述した多孔質金属体よりなる薄板を溝44A,44Bの形状に合わせて切断し、内部構造体45を形成する。また、上述した材料よりなる半割り部材43A,43Bを用意し、図9に示したように、内部構造体45を半割り部材43A,43Bのそれぞれの溝44A,44Bに埋め込み、半割り部材43A,43Bをマレイン酸変性ポリプロピレンなどの接着剤(図示せず)により熱溶着する。これにより、図5に示した内部構造体45を有する管状構造40が形成される。
次いで、管状構造40の二本の管路41の先端を、タンク本体30の上蓋31に接着剤(図示せず)で接着し、接続孔42には、必要に応じて、針60の取付けガイドとなる部品(図示せず)を取り付ける。続いて、上述した材料よりなるタンク本体30の底面に逆流防止機構52を設け、タンク本体30の内部に管状構造40を収容し、上蓋31を例えばシリコーン系接着剤(図示せず)で接着し、密閉する。
また、上述した材料よりなる電解質膜11を、上述した材料よりなる燃料電極12および酸素電極13の間に挟んで熱圧着することにより、電解質膜11に燃料電極12および酸素電極13を接合し、単位セル10A〜10Cを形成する。そののち、単位セル10A〜10Cを電気的に直列に接続し、単位セル10A〜10Cの燃料電極12側に燃料タンク20を配設する。以上により、図1に示した燃料電池2が完成する。
この燃料電池2では、各単位セル10A〜10Cの燃料電極12に、燃料タンク20から液体燃料21が供給され、反応によりプロトンと電子とを生成する。プロトンは電解質膜11を通って酸素電極13に移動し、電子および酸素と反応して水を生成する。これにより、液体燃料21すなわちメタノールの化学エネルギーの一部が電気エネルギーに変換されて電流として取り出され、外部回路3が駆動される。ここでは、管状構造40への液体燃料21の取入口41Bが管路41の先端のみに制限されているので、タンク本体30内の液体燃料21の流れには、この取入口41Bのみから管路41に入り、タンク本体30内の特定位置41Aまで輸送され、タンク本体30外に吸い出されるという一定の方向性が生じる。タンク本体30内の液体燃料21が減っても、タンク本体30の四本の短辺のいずれかに存在する液体燃料21が、その短辺に接する管路41の先端の取入口41Bから管路41に入る。よって、タンク本体30が如何なる角度に傾けられても液体燃料21が最後まで吸い出される。
更に、タンク本体30の底面には、空気の取込口51および逆流防止機構52が設けられているので、液体燃料21が最後まで吸い出されたのちに上蓋31の開口32からメタノールを再充填しようとしても、タンク本体30の内圧が上がるばかりで注入することはできない。タンク本体30の底面をメタノールに直接浸し、開口32から空気を吸引しても、底面の取込口51から注入されたメタノールは、直ちに管状構造40を通り、効率的に開口32へと運ばれてしまい、タンク本体30をメタノールで満たすことはできない。よって、この燃料タンク20は、管状構造40と逆流防止機構50とを備えたことにより、市場に出回った際にユーザーが燃料を再充填することが極めて困難となっており、不正な燃料が再充填されることによる安全上のトラブルを未然に防ぐことが可能となる。
また、図8および図9に示したように、管状構造40の内部に、多孔質体,海綿状材料,発泡体,繊維状材料および細管束のうち少なくとも一種よりなる内部構造体45が設けられているので、管路41の流路抵抗の増大が抑えられ、液体燃料21の吸出速度または吸出量が大きくなると共に、液体燃料21の吸引圧が小さくなる。
図10は、図8に示した管状構造40を備えた燃料タンク20における吸引圧の変化を説明するためのものである。この燃料タンク20の吸引圧の変化には、以下の四つの特徴がある。
(1)二重構造ではなくデッドスペースが少ないので、初期に充填される液体燃料21の量は多くなる。
(2)吸引の初期は、管状構造40の内部に溜まった液体燃料21が吸引されるので、吸引圧は低い。
(3)吸引の中期から後期にかけては、ほとんど吸引圧は変わらない。
(4)最後まで吸引できる。
なお、上述した製造方法により実際に管状構造40を有する燃料タンク20を作製し、注射器で液体燃料21を吸い出したところ、管路41のどれか一つでも液面に触れていれば、気泡を一切噛み込むことなく、液体燃料21のみを吸い上げることが可能であった。この現象は、組立前(上蓋31をタンク本体30に接着する前)の状態でも完成した状態でも確認された。また、最後の一滴を吸い上げるまで、吸引圧がほとんど変化しないことも確認された。
また、図10には、図12に示したような従来の二重構造の燃料タンク120について、吸引圧の変化を測定した結果を併せて示す。図10から分かるように、従来の二重構造の燃料タンク120では、液体燃料121の残量が少なくなるにつれて吸引圧は著しく上昇した。
なお、従来の二重構造の燃料タンク120における吸引圧の変化は、以下のようにして測定した。まず、注射器を用いて燃料タンク120に液体燃料121としてメタノールを注入した。注射器の針を抜いたところ、過充填された液体燃料121が噴出した。十分に噴出したのち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定し、これを初期充填量とした。
次いで、2kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引し、そののち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定した。次いで、4kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引し、そののち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定した。続いて、6kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引し、そののち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定した。そののち、8kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引し、そののち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定した。最後に、10kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引し、そののち、燃料タンク120内の液体燃料121の残量を測定し、これを最終充填量とした。
初期充填量は6.6cm3 であった。2kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引した後の燃料タンク120内の液体燃料121の残量は、2.6cm3 であった。4kPa,6kPa,8kPa,10kPaの吸引圧で液体燃料121を吸引した後の燃料タンク120内の液体燃料121の残量は、それぞれ、1.6cm3 、1.3cm3 、1.1cm3 、0.9cm3 であった。仮に、10kPaのポンプで吸引した場合、この燃料タンク120の充填容量(初期充填量から最終充填量を引いた値(初期充填量−最終充填量))は5.7cm3 であることが分かった。
このように本実施の形態では、管路41の先端に液体燃料21の取入口41Bを設けるようにしたので、液体燃料21の流れの方向が一定になり、液体燃料21が少量になっても確実に吸い上げることができる。よって、タンク本体30を如何なる角度に傾けてもタンク本体30内の液体燃料21を最後まで吸い出すことができる。特にポータブル用途の電子機器1に搭載される燃料電池2に好適であり、液体燃料21の利用効率を高め、機器の利便性を向上させることができる。
特に、管状構造40の内部に、多孔質体,海綿状材料,発泡体,繊維状材料および細管束のうち少なくとも一種よりなる内部構造体45を設けるようにしたので、流路抵抗の増大を抑え、液体燃料21の吸出速度または吸出量を大きくすると共に、液体燃料21の吸引圧を小さくすることができる。
(変形例)
図11は、上記実施の形態の変形例に係る液体タンク20の構成を表したものである。この液体タンク20は、管状構造40がタンク本体30に一体化されていることを除いては、上記実施の形態と同様の構成を有し、その作用および効果も上記実施の形態と同様である。よって、同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。
タンク本体30は、上側筐体33Aと下側筐体33Bとを有しており、下側筐体33Bには管路41の一部となる壁46が形成されている。上側筐体33Aと下側筐体33Bと壁46とによって囲まれる空間が、管路41となっている。なお、壁46は、上側筐体33Aに設けられていてもよい。
管状構造40の内部には、上記実施の形態で説明した内部構造体45が設けられている。
このような管状構造40を一体化したタンク本体30は、上記実施の形態で挙げたような金属材料により構成することも可能であるが、メタノール透過率が低く衝撃強度の高い合成樹脂、例えば環状オレフィンコポリマー(COC)により構成してもよい。特に、タンク本体30および管状構造40を合成樹脂により構成した場合には、管状構造40のX字の形状が筋交いとなり、強度に大きく寄与するという利点も得られる。
なお、このような管状構造40およびタンク本体30は、例えば、次のようにして製造することができる。まず、上述した合成樹脂のペレットを型押し成型してブロック状にし、これを切削加工することにより上側筐体33Aおよび下側筐体33Bを形成すると共に、いずれか一方には壁46を形成する。また、上記実施の形態と同様にして内側構造体45を形成する。次いで、内側構造体45を壁46の間の空間に配置し、上側筐体33Aと下側筐体33Bを組み立てる。これにより、図11に示した管状構造40が一体化されたタンク本体30が完成する。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、上記実施の形態では、管路41の出発点である特定位置41Aが、タンク本体30の中心位置である場合について説明したが、特定位置41Aはこれに限られず、タンク本体30を置く姿勢に応じて適切に選択することができる。例えば、タンク本体30が下向きに(上蓋31を下にして)配置されることが比較的多い場合には、中心位置よりも下方の位置を特定位置41Aとしてもよい。
また、例えば、上記実施の形態において説明した各構成要素の材料および厚み、または燃料電池の発電条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の発電条件としてもよい。例えば、液体燃料21は、メタノールのほか、エタノールやジメチルエーテルなどの他の液体燃料でもよい。
更に、本発明の液体タンクは、燃料電池に限らず、灯油,軽油あるいはガソリンなど燃焼用燃料を使用する機器(照明用トーチ,ヒータあるいはエンジンなど)の燃料タンク、インクジェットプリンタにおけるインクカートリッジ、スプレーガン、または香水瓶などにも適用可能である。
本発明の燃料電池は、例えば、携帯電話、電子写真機、電子手帳、ノートブック型パーソナルコンピュータ、カムコーダ、携帯型ゲーム機、携帯型ビデオプレーヤー、ヘッドフォンステレオまたはPDA(Personal Digital Assistants )等の携帯型の電子機器に好適に用いることが可能である。
本発明の一実施の形態に係る電子機器の構成を表す図である。 図1に示した燃料電池の構成を表す断面図である。 図2に示した燃料タンクの外観を表す斜視図である。 図3に示した燃料タンクの内部構造の一例を表す断面図である。 図4に示した管状構造の一例を表す斜視図である。 管状構造の他の例を表す斜視図である。 管状構造の更に他の例を表す斜視図である。 図3に示した燃料タンクの内部構造の他の例を表す断面図である。 図5に示した管状構造の一例を表す分解斜視図である。 図1に示した燃料タンクの吸引圧力の変化を、従来の燃料タンクと対比して説明するための図である。 本発明の変形例に係るタンク本体および管状構造の構成を表した分解斜視図である。 従来の燃料タンクの一例を表す断面図である。
符号の説明
1…電子機器、2…燃料電池、3…負荷、10A〜10C…単位セル、11…電解質膜、12…燃料電極、13…酸素電極、20…燃料タンク、21…液体燃料、30…タンク本体、31…上蓋、32…開口、33A,33B…端面、33C…側面、40…管状構造、41…管路、41A…特定位置、41B…取入口、42…接続孔、43A,43B…半割り部材、44A,44B…溝、45…内部構造体、46…壁、51…空気の取込口、52…逆流防止機構、60…針

Claims (13)

  1. 液体が封入されるタンク本体と、
    前記タンク本体内に設けられ、前記タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路を有し、前記管路の先端は前記タンク本体の頂点,辺または面に接すると共に前記液体の取入口を有する管状構造と
    を備えたことを特徴とする液体タンク。
  2. 前記管状構造の内部に、前記液体を通過させる空隙を有する内部構造体を備え、前記空隙は、毛細管力により前記液体を前記取入口から前記特定位置まで吸引可能な平均孔径を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の液体タンク。
  3. 前記内部構造体は、多孔質体,海綿状材料,発泡体,繊維状材料および細管束のうち少なくとも一種よりなる
    ことを特徴とする請求項2記載の液体タンク。
  4. 前記内部構造体は、前記液体の接触角θが90度未満の材料により構成されている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の液体タンク。
  5. 前記タンク本体は直方体であり、
    前記管路は、前記特定位置から前記タンク本体の八つの頂点の方向に伸び、前記管路の先端は前記タンク本体の八つの頂点に接する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体タンク。
  6. 前記タンク本体は、厚み方向の四辺が幅方向の四辺および高さ方向の四辺よりも短い直方体であり、
    前記管路は、前記特定位置から前記タンク本体の厚み方向の四辺の方向に伸び、前記管路の先端は前記タンク本体の厚み方向の四辺に接する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体タンク。
  7. 前記タンク本体は、二つの端面と、前記二つの端面の間の側面とを有する筒状であり、
    前記管路は、前記特定位置から前記タンク本体の二つの端面の方向に伸び、前記管路の先端は前記タンク本体の二つの端面に接する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の液体タンク。
  8. 前記タンク本体は、空気の取込口を有し、前記取込口には、空気および液体の流れをタンク本体内への一方向に制限する機構が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の燃料タンク。
  9. 前記特定位置は前記タンク本体の中心位置である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の液体タンク。
  10. 前記管路は、一本の管で構成されていると共に、毛細管力により前記液体を前記取入口から前記特定位置まで吸引可能な内径を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液体タンク。
  11. 液体が封入されるタンク本体内に設けられる液体タンク用管状構造であって、
    前記タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路を有し、前記管路の先端は前記タンク本体の頂点,辺または面に接すると共に前記液体の取入口を有する
    ことを特徴とする液体タンク用管状構造。
  12. 発電部と燃料タンクとを備えた燃料電池であって、
    前記燃料タンクは、
    液体燃料が封入されるタンク本体と、
    前記タンク本体内に設けられ、前記タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路を有し、前記管路の先端は前記タンク本体の頂点,辺または面に接すると共に前記液体燃料の取入口を有する管状構造と
    を備えたことを特徴とする燃料電池。
  13. 発電部と燃料タンクとを備えた燃料電池を内蔵する電子機器であって、
    前記燃料タンクは、
    液体燃料が封入されるタンク本体と、
    前記タンク本体内に設けられ、前記タンク本体内の特定位置から二つ以上の頂点,辺または面の方向に伸びる管路を有し、前記管路の先端は前記タンク本体の頂点,辺または面に接すると共に前記液体燃料の取入口を有する管状構造と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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