JP2008293412A - 紙幣識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子の組み付け及び配線に係る作業を簡単に行えると共に、各センサに対する点検や清掃等の作業を容易に行える紙幣識別装置を提供する。
【解決手段】挿入検知センサの発光素子54a及び受光素子55aと真偽検知センサの発光素子53a,53b及び受光素子54b,55bは紙幣搬送ユニット50の後側に位置する後側シュート50にまとめて配置されている。挿入検知センサの発光素子54aからの出射光は紙幣搬送ユニット50の前側に位置する前側シュート30の第1の光伝送素子34と紙幣搬送ユニット40の第2の光伝送素子44を通じて挿入検知センサの受光素子55aに入射され、真偽検知センサの発光素子53a,53bからの出射光は紙幣搬送ユニット40の第3の光伝送素子45を通じて真偽検知センサの受光素子54b,55bに入射される。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動販売機等に用いられる紙幣識別装置に関する。
自動販売機等に用いられる紙幣識別装置は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣通路に沿って搬送する紙幣搬送機構と、紙幣搬送機構に動力を付与する搬送駆動手段と、紙幣収納位置に搬送された紙幣を紙幣収納カセットに収納する紙幣収納機構と、紙幣収納機構に動力を付与する収納駆動手段と、紙幣挿入口への紙幣の挿入を検知するための挿入検知センサと、紙幣が紙幣通路に沿って搬送される途中で該紙幣の真偽を検知するための真偽検知センサとを具備している。
挿入検知センサと真偽検知センサには発光素子及び受光素子の組み合わせから成る光センサが一般に用いられており、挿入検知センサは紙幣通路の紙幣挿入口に近い位置に配置され、真偽検知センサは紙幣通路の挿入検知領域よりも後側位置に配置されている。挿入検知センサと真偽検知センサは何れも発光素子から出射された光が紙幣を介して受光素子に入射されたときの光の強度変化を検出するものであり、検出信号は挿入判定機能と真偽判定機能を有するコントローラに送出される。
特開2002−109613 特開平8−180237
挿入検知センサと真偽検知センサは各々の配置位置から異なり、しかも、発光素子と受光素子は原則的には紙幣通路を挟んで向き合うように配置されるため、各センサを構成する発光素子及び受光素子が紙幣通路の周囲に存する様々な部品に分散して配置されてしまう。このため、各センサを構成する発光素子及び受光素子の組み付けや配線等に係る作業が複雑になって製造コストが増加してしまうと共に、各センサに対する点検や清掃等の作業が困難となってメンテナンスコストも増加してしまう。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子の組み付け及び配線に係る作業を簡単に行えると共に、各センサに対する点検や清掃等の作業を容易に行える紙幣識別装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣通路に沿って搬送する紙幣搬送ユニットと、発光素子及び受光素子の組み合わせから成り紙幣挿入口への紙幣の挿入を検知するための挿入検知センサと、発光素子及び受光素子の組み合わせから成り紙幣が紙幣通路に沿って搬送される途中で該紙幣の真偽を検知するための真偽検知センサとを備えた紙幣識別装置であって、挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子は紙幣搬送ユニットの紙幣挿入口側に設けられた第1の部品及び紙幣搬送ユニットとは別の第2の部品にまとめて配置されており、挿入検知センサの発光素子から出射された光は挿入検知センサ用の光伝送手段を通じて挿入検知センサの受光素子に入射され、また、真偽検知センサの発光素子から出射された光は真偽検知センサ用の光伝送手段を通じて真偽検知センサの受光素子に入射される、ことをその特徴とする。
この紙幣識別装置によれば、挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子は紙幣搬送ユニットの紙幣挿入口側に設けられた第1の部品及び紙幣搬送ユニットとは別の第2の部品にまとめて配置されているので、各センサを構成する発光素子及び受光素子の組み付け及び配線に対する作業を極めて簡単に行え、これにより製造コストの低減を図れる。しかも、各センサを構成する発光素子及び受光素子が第2の部品にまとめて配置されていることから、各センサに対する点検や清掃等の作業を極めて容易に行え、これによりメンテナンスコストの低減を図れる。
本発明によれば、挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子の組み付け及び配線に係る作業を簡単に行えると共に、各センサ及び各素子に対する点検や清掃等の作業を容易に行える紙幣識別装置を提供できる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1〜図6は本発明(紙幣識別装置)の一実施形態を示す。図1は紙幣識別装置を前側から見た斜視図、図2は紙幣識別装置を後側から見た斜視図、図3は図1及び図2に示した紙幣識別装置の後面図、図4は図3のs1−s1線断面図、図5(A)は図4に示した挿入検知センサ,第1の光伝送素子及び第2の光伝送素子の配置形態を示す要部拡大横断面図、図5(B)は図4に示した真偽検知センサ及び第3の光伝送素子の配置形態を示す要部拡大横断面図、図6(A)は後側シュートを開放した図5(A)対応図、図6(B)は後側シュートを開放した図5(B)対応図である。
まず、図1〜図6に示した紙幣識別装置のメカニズムについて説明する。
図1〜図6に示した紙幣識別装置は、メインフレーム10と、ベースボックス20と、前側シュート30と、紙幣搬送ユニット40と、後側シュート50と、マスク60と、紙幣収納カセット70と、後側シュート用の係止解除レバー80と、紙幣収納カセット用の係止レバー90とを備えている。
ベースボックス20は上面及び後面を開口した箱形を成し、その前面をメインフレーム10の後面下部に固定されている。このベースボックス20は、紙幣PMを紙幣収納カセット70内に押し込んで収納するための縦長矩形状の紙幣収納プレート21と、該紙幣収納プレート21を前後に平行移動させるリンク機構22と、モータ,減速用歯車及び駆動レバーを有する収納駆動源(図示省略)と、上部後側の左右にその中心線が左右方向を向くように設けられた後側シュート用の軸支孔23と、下部後側の左右にその中心線が左右方向を向くように設けられた紙幣収納カセット用の軸支穴(符号無し)とを有している。
リンク機構22は、各々の上端を紙幣収納プレート21に回転自在に連結され、且つ、各々の下端をベースボックス20に回転自在に連結された左右一対の上側リンク22aと、各々の上端をベースボックス20に回転自在に連結され、且つ、各々の下端を紙幣収納プレート21に回転自在に連結された左右一対の下側リンク22bと、上側リンク22aと下側リンク22bで共通の操作軸22cとを有している。操作軸22cには収納駆動源の駆動レバーが係合しており、該駆動レバーの前後移動に伴ってリンク機構22はその形態を変化して紙幣収納プレート21を前後に平行移動させる。
前側シュート30は全体が略矩形状を成し、その前面をメインフレーム10の後面上部に固定されている。この前側シュート30は、後側に張り出した上部湾曲部31と、前側に張り出した下部湾曲部32と、上下左右に間隔をおいて回転自在に、且つ、その一部が後側に露出するように設けられた計4個のローラ33と、紙幣搬送ユニット取付部(図示省略)と、1つの第1の光伝送素子34と、上部両側に設けられ後方向に向けて突出する横長矩形状の係止片35を有している。
計4個のローラ33のうちの右側の2個のローラ33は紙幣搬送ユニット40の右側の無端ベルト43の前側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触し、左側の2個のローラ33は紙幣搬送ユニット40の左側の無端ベルト43の前側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触している。
第1の光伝送素子34は透明プラスチックや透明ガラス等の透明材料からU字形に形成されていて、両方のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の前面下部と向き合う位置で露出するように前側シュート30に配置されている。
各係止片35は弾性による左右方向の変形を可能としており、各々の後端内側には傾斜面35aが設けられ、略前後方向中間位置にはその中心線が左右方向を向く係止孔35bが設けられている。両係止片35の外面の左右間隔は後側シュート50の左右寸法とほぼ一致している。
紙幣搬送ユニット40は全体が略直方体形状を成し、前側シュート30の紙幣搬送ユニット取付部に着脱自在に取り付けられている。この紙幣搬送ユニット40は、ユニット本体41と、ユニット本体41の上部左右に回転自在に設けられたプーリ42と、ユニット本体41の下部左右に共通回転軸を通じて回転自在に設けられたプーリ42と、紙幣PMの幅方向両側部に向き合うように左側の2個のプーリ42と右側の2個のプーリ42にそれぞれ巻き付けられた2つの無端ベルト43と、左側の下側プーリ42に同軸上に連結された従動歯車(図示省略)と、2つの第2の光伝送素子44と、2つの第3の光伝送素子45とを有している。
各第2の光伝送素子44は透明プラスチックや透明ガラス等の透明材料からL字形に形成されていて、一方(図5(A)の下側)の第2の光伝送素子44は一方(図5(A)の下側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の一側面(図5(A)の下側側面)で露出して挿入検知センサの発光素子54aと向き合い、且つ、他方(図5(A)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の前面で露出して第1の光伝送素子34の一方(図5(A)の下側)のポートと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置されている。
他方(図5(A)の上側)の第2の光伝送素子44は一方(図5(A)の下側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の前面で露出して第1の光伝送素子34の他方(図5(A)の上側)のポートと向き合い、且つ、他方(図5(A)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の他側面(図5(A)の上側側面)で露出して挿入検知センサの受光素子55aと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置されている。
各第3の光伝送素子45は透明プラスチックや透明ガラス等の透明材料からL字形に形成されていて、一方(図5(B)の下側)の第3の光伝送素子45は一方(図5(B)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面で露出して一方の真偽検知センサの発光素子53aと向き合い、且つ、他方(図5(B)の下側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の一側面(図5(B)の下側側面)で露出して一方の真偽検知センサの受光素子54bと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置されている。
他方(図5(B)の上側)の第3の光伝送素子45は一方(図5(B)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面で露出して他方の真偽検知センサの発光素子53bと向き合い、且つ、他方(図5(B)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の他側面(図5(B)の上側側面)で露出して他方の真偽検知センサの受光素子55bと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置されている。
つまり、紙幣搬送ユニット40には2つの第2の光伝送素子44と2つの第3の光伝送素子45が配置されているだけで、挿入検知センサを構成する発光素子54a及び受光素子55aと一方の真偽検知センサを構成する発光素子53a及び受光素子54bと他方の真偽検知センサを構成する発光素子53b及び受光素子55bは該紙幣搬送ユニット40には配置されていない。
因みに、本実施形態にあっては、前記第1の光伝送素子34及び前記第2の光伝送素子44が請求範囲で言うところの「挿入検知センサ用の光伝送手段」に相当し、前記第3の光伝送素子45が請求範囲で言うところの「真偽検知センサ用の光伝送手段」に相当する。
後側シュート50は全体が略直方体形状を成す。この後側シュート50は、前側に張り出した湾曲部51と、上下左右に間隔をおいて回転自在に、且つ、その一部が前側に露出するように設けられた計4個のローラ52と、一方の真偽検知センサの発光素子53aと他方の真偽検知センサの発光素子53bがその左右位置に搭載された第1の基板53と、モータ,減速用歯車及び駆動歯車を有する搬送駆動源(図示省略)と、挿入検知センサの発光素子54aと一方の真偽検知センサの受光素子54bがその上下位置に搭載された第2の基板54と、挿入検知センサの受光素子55aと他方の真偽検知センサの受光素子55bがその上下位置に搭載された第3の基板55と、下面後側の左右に設けられた支持片56と、各支持片56にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部57と、下面に左右に間隔をおいて設けられ係止レバー90の左右の係合突起93の上方突出部分が挿入される凹部(図示省略)と、上部両側に設けられた凹部58と、各凹部58の内側側面に設けられた係合ピン59と、上面に設けられた係止解除レバー用の左右一対の支持壁59aを有している。この後側シュート50は左右の軸部57をベースボックス20の上部左右の軸支孔23に回転自在に挿入され、軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるようにベースボックス20に取り付けられている。
計4個のローラ52のうちの右側の2個のローラ52は紙幣搬送ユニット40の右側の無端ベルト43の後側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触し、左側の2個のローラ52は紙幣搬送ユニット40の左側の無端ベルト43の後側の上下位置に対応していてその露出部分を該無端ベルト43に接触している。
搬送駆動源の駆動歯車は後側シュート50を閉塞した状態で紙幣搬送ユニット40の従動歯車に噛合する。つまり、紙幣搬送ユニット40の各無端ベルト43は搬送駆動源の駆動歯車(図示省略)から従動歯車(図示省略)に伝達された回転力に基づいて所定方向に回転して紙幣搬送を行う。
第2の基板54に設けられた発光素子54aと第3の基板55に設けられた受光素子55aは挿入検知センサを構成しており、図5(A)に矢印で示すように発光素子54aから出射された光は下側の第2の光伝送素子44,第1の光伝送素子34及び上側の第2の光伝送素子44を通じて受光素子55aに入射される。第1の光伝送素子34と2つの第2の光伝送素子44との間を紙幣PMが通過するときに受光素子55aで検出される光の強度変化に係る信号は挿入判定機能を有するコントローラ(図示省略)に送出される。
第1の基板53に設けられた発光素子53aと第2の基板54に設けられた受光素子54bは一方の真偽検知センサを構成しており、図5(B)に矢印で示すように発光素子53aから出射された光は下側の第3の光伝送素子45を通じて受光素子54bに入射される。また、第1の基板53に設けられた発光素子53bと第3の基板55に設けられた受光素子55bは他方の真偽検知センサを構成しており、図5(B)に矢印で示すように発光素子53bから出射された光は上側の第3の光伝送素子45を通じて受光素子55bに入射される。発光素子53aと一方の第3の光伝送素子45との間と発光素子53bと他方の第3の光伝送素子45との間を紙幣PMが通過するときに受光素子54b,55bで検出される光の強度変化に係る信号はそれぞれ真偽判定機能を有するコントローラに送出される。
つまり、挿入検知センサを構成する発光素子54a及び受光素子55aと一方の真偽検知センサを構成する発光素子53a及び受光素子54bと他方の真偽検知センサを構成する発光素子53b及び受光素子55bは、紙幣搬送ユニット40の後側に位置する後側シュート50にまとめて配置されている。
各係合ピン59の中心線は左右方向を向いており、各々の径は係止片35の係止孔35bの径よりも僅かに小さく、各々の長さは好ましくは凹部58の左右間隔よりも短い。各支持壁59aにはその中心線が左右方向に向くように設けられた係止解除レバー用の軸支孔(符号無し)が形成されている。
マスク60は後面を開口した箱形を成し、その後面をメインフレーム10の前面に固定されている。このマスク60は、前面から後面に至る横長の紙幣挿入口61と、紙幣挿入口61の後端下部から後側に張り出した湾曲部62とを有している。
紙幣収納カセット70は上面及び前面を開口した箱形を成す。この紙幣収納カセット70は、前面開口の左右縁に沿って設けられた縦長のレール71と、両レール71の左右間隔よりも左右幅が僅かに大きく両レール71の後側に配置された縦長矩形状のカセットプレート72と、カセットプレート72を前方に付勢する円錐台状のコイルバネ73と、後面上部に設けられた略U字形の開口74と、左右面下部にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部75と、後面内側に設けられ係止レバー90の弾性リング94を支えるためのL字形の支持部76と、上面に左右方向に間隔をおいて設けられ係止レバー90の左右の係合突起93を上方に突出させるための挿入孔77とを有している。この紙幣収納カセット70は左右の軸部75をベースボックス20の下部左右の軸支穴に回転自在に挿入され、軸支箇所を支点とした回転によって開閉できるようにベースボックス20に取り付けられている。
カセットプレート72の上下寸法は紙幣PMの上下寸法よりも小さく、その上端が収納紙幣PMの上端よりも低くなるように配置されており、これにより収納紙幣PMの上部がカセットプレート72の上側で露出するようになっている。
係止解除レバー80は、矩形状の押圧部81と、押圧部81の後端から前方に伸びる縦断面L字形の姿勢制御部82と、姿勢制御部82の左右両側に設けられた弾性片83と、各弾性片83にその中心線が左右方向に向くように設けられた軸部84と、押圧部81の左右両側に設けられ左右方向に伸びる棒状部85と、各棒状部85の先端に設けられた操作部86とを有している。この係止解除レバー80は両弾性片83を内側に撓ませて各々の軸部84を後側シュート50の左右の支持壁59aの軸支孔に挿入することによって後側シュート50の上面に取り付けられており、軸支箇所を支点とした傾動動作ができるようになっている。また、この取付状態では姿勢制御部82がメインフレーム10の上側張出部11に近接するようになっていて、押圧部81が浮き上がるように傾動したときの角度制限を姿勢制御部82の上側張出部11への接触によって行えるようになっている。
各操作部86は縦断面略三角形を成していて、各々の外面は内側に向かって傾く傾斜面86aとなっている。両操作部86の下端の左右間隔は、前側シュート30の左右係止片35の内面の左右間隔よりも僅かに小さい。
係止レバー90は、全体が略U字形を成す本体91と、本体91のU字形上縁から後方向に突出するように設けられたU字形押圧部92と、本体91の左右上側に設けられた係合突起93と、本体91の下部に設けられた弾性リング94とを有している。この係止レバー90は弾性リング94の下部を紙幣収納カセット70の支持部76に差し込み、且つ、左右の係合突起93を紙幣収納カセット70の挿入孔77に挿入することによって紙幣収納カセット70の後面内側に上下移動可能に取り付けられている。
係止レバー90のU字形押圧部92は紙幣収納カセット70の開口74に位置するがそれ自体がU字形であることから後に説明する閉塞状態で開口74を塞ぐことはなく、該U字形押圧部92の上側に形成されるU字形隙間は紙幣PMの収納有無を直視(紙幣そのものを何も介さずに直接見ることを意味する)によって確認するときの覗き窓IWとしての役目を果たす。
前述の紙幣識別装置では、後側シュート50が閉塞状態にあるとき、該後側シュート50の左右の係合ピン59は前側シュート30の左右の係止片35の係止孔35bにそれぞれ挿入されている。閉塞状態にある後側シュート50を開放するときには、係止解除レバー80の押圧部81を指先で下方に押圧して左右の操作部86の傾斜面86aを前側シュート30の左右の係止片35の内側に押し込んで左右の係止片35を外側に押し広げて左右の係合ピン59の左右の係止孔35bへの挿入を解除すればよい。また、開放状態の後側シュート50を閉塞状態とするには、軸支箇所を支点とした回転によって後側シュート50を閉塞位置に戻し、左右の係合ピン59によって前側シュート30の左右の係止片35を押し広げながら該左右の係合ピン59を左右の係止片35の係止孔35bにそれぞれ挿入すればよい。
後側シュート50が閉塞状態にあるとき、紙幣搬送ユニット40はその前後を前側シュート30と後側シュート50に挟み込まれていて、上部湾曲部31と湾曲部51の存在もあって、紙幣搬送ユニット40の周囲には各無端ベルト43と各ローラ33,52との境界面を含む逆U字形の紙幣通路BPが形成される。この紙幣通路BPの前側下端はマスク60の湾曲部62を介して紙幣挿入口61の後端と連通している。
一方、紙幣収納カセット70が閉塞状態にあるとき、係止レバー90の弾性リング94の付勢力によって本体91の上辺が紙幣収納カセット70の上面内側に当接して左右の係合突起93は上方に突出し、両係合突起93の上方突出部分が後側シュート50の下面の左右凹部に挿入されている。閉塞状態にある紙幣収納カセット70を開放するときには、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押して左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部から抜き出せばよい。また、開放状態の紙幣収納カセット70を閉塞状態とするには、軸支箇所を支点とした回転によって紙幣収納カセット70を閉塞位置に戻し、係止レバー90のU字形押圧部92をその下端が開口74の下端に当接する位置まで指先で下方に押してから該押圧を解除して、弾性リング94の弾性復元力によって左右の係合突起93を後側シュート50の下面の左右凹部に挿入すればよい。
次に、図1〜図6に示した紙幣識別装置の動作について説明する。
紙幣識別装置が動作可能な状態にあるときは、挿入検知センサの発光素子54aから出射された光は下側の第2の光伝送素子44,第1の光伝送素子34及び上側の第2の光伝送素子44を通じて受光素子55aに入射している(図5(A)の矢印参照)。また、一方の真偽検知センサの発光素子53aから出射された光は下側の第3の光伝送素子45を通じて受光素子54bに入射しており、また、他方の真偽検知センサの発光素子53bから出射された光は上側の第3の光伝送素子45を通じて受光素子55bに入射している(図5(B)の矢印参照)。
マスク60の紙幣挿入口61に紙幣PM(1000円札,2000円札,5000円札,10000円札)が挿入され、該紙幣PMの先端部分が第1の光伝送素子34と2つの第2の光伝送素子44との間を通過すると、一方の第2の光伝送素子44から第1の光伝送素子34に入射される光の強度、並びに、第1の光伝送素子34から他方の第2の光伝送素子44に入射される光の強度が変化し、この光の強度変化が受光素子55aで検出され当該信号がコントローラに送出されて紙幣挿入が判別される。
この判別結果が紙幣挿入有りのときには、搬送駆動源のモータが回転を開始し、これにより紙幣搬送ユニット40の各無端ベルト43が回転を開始して、挿入された紙幣PMが紙幣通路BPに沿って搬送される。
搬送途中の紙幣PMの先端部分及びその後側部分が発光素子53aと一方の第3の光伝送素子45との間と発光素子53bと他方の第3の光伝送素子45との間を通過すると、発光素子53aから一方の第3の光伝送素子45に入射される光の強度が変化し、且つ、発光素子53bから他方の第3の光伝送素子45に入射される光の強度が変化し、各々の光の強度変化が受光素子54b,55bで検出され当該信号がコントローラに送出されて紙幣真偽が判別され、真正である場合にはその種類(1000円札,2000円札,5000円札,10000円札)も判別される。
この判別結果が真正のときには、紙幣搬送が継続されて紙幣PMが紙幣収納位置(紙幣PMが紙幣収納プレート21の前側にくる位置,図4の破線参照)まで送り込まれ、ここで紙幣搬送が停止される。つまり、紙幣挿入口61に挿入された紙幣PMが真正であるときには該紙幣PMは1回の連続搬送で紙幣収納位置に到達することになる。
紙幣搬送が停止されると、収納駆動源のモータが回転を開始し、これによりリンク機構22の形態が変化して紙幣収納プレート21が左方向に平行移動し、紙幣収納位置に位置する紙幣PMは該紙幣収納プレート21と一緒に左方向に移動し、カセットプレート72をコイルバネ73の付勢力に抗して押し退け、且つ、左右のレール71を乗り越えるようにして紙幣収納カセット70内に押し込まれる。押し込み後は収納駆動源のモータが更に回転してリンク機構22及び紙幣収納プレート21が元の位置に復帰し、紙幣PMはその幅方向両側部を左右のレール71とカセットプレート72との間に挟持された状態で収納される。
一方、真偽の判別結果が非真正(識別不可も含む)のときには、搬送駆動源のモータ105が逆方向に回転し、これにより紙幣搬送ユニット40の各無端ベルトが逆方向に回転して、搬送途中の紙幣PMが紙幣挿入口61に向かって搬送されて返却される。
以上の動作はマスク60の紙幣挿入口61に紙幣PMが挿入される度に繰り返され、真正な紙幣PMはカセットプレート72の後面に重ねて収納される。
各センサに対する点検や清掃等の作業を行う場合には、係止解除レバー80の操作によって図6(A)及び図6(B)に示すように後側シュート50を開放すればよい。各センサを構成する発光素子54a,53a,53b及び各受光素子55a,54b,55bは紙幣搬送ユニット40の後側に位置する後側シュート50にまとめて配置されているので、後側シュート50を開放することによって各センサに対する点検や清掃等の作業を極めて容易に行える。
また、各光伝送素子34,44,45に対して点検や清掃等の作業を行う場合には、後側シュート50を開放した後に紙幣搬送ユニット40を前側シュート30から取り外せばよい。紙幣搬送ユニット40には各センサを構成する発光素子54a,53a,53b及び各受光素子55a,54b,55bは配置されておらず配線も施されていないので、該紙幣搬送ユニット40の取り外しを極めて簡単に行えると共に、紙幣搬送ユニット40の取り外しによって各光伝送素子34,44,45に対する点検や清掃等の作業を極めて容易に行える。
このように、前述の紙幣識別装置によれば、挿入検知センサを構成する発光素子54a及び受光素子55aと一方の真偽検知センサを構成する発光素子53a及び受光素子54bと他方の真偽検知センサを構成する発光素子53b及び受光素子55bの全てが紙幣搬送ユニット40の後側に位置する後側シュート50にまとめて配置されているので、各センサを構成する発光素子54a,53a,53b及び受光素子55a,54b,55bの組み付け及び配線に対する作業を極めて簡単に行え、これにより製造コストの低減を図れる。しかも、各センサを構成する発光素子54a,53a,53b及び受光素子55a,54b,55bが後側シュート50にまとめて配置されていることから、該後側シュート50を開放することによって各センサに対する点検や清掃等の作業を極めて容易に行え、これによりメンテナンスコストの低減を図れる。
また、紙幣搬送ユニット40には各センサを構成する発光素子54a,53a,53b及び受光素子55a,54b,55bは何れも配置されておらず配線も施されていないので、該紙幣搬送ユニット40の取り外しを極めて簡単に行えると共に、紙幣搬送ユニット40の取り外しによって各光伝送素子34,44,45に対する点検や清掃等の作業を極めて容易に行える。
図7(A)は挿入検知に係るセンサ及び光伝送素子の変形例を示すもので、図5(A)に示した構造と異なるところは、(1)挿入検知センサを構成する発光素子54a及び受光素子55aを第1の基板53に搭載した点と、(2)第2の光伝送素子46として棒状のものを用い、一方(図7(A)の下側)の第2の光伝送素子46を一方(図7(A)の左側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面で露出して挿入検知センサの発光素子54aと向き合い、且つ、他方(図7(A)の右側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の前面で露出して第1の光伝送素子34の一方(図7(A)の下側)のポートと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置し、また、他方(図7(A)の上側)の第2の光伝送素子46を一方(図7(A)の右側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の前面で露出して第1の光伝送素子34の他方(図7(A)の上側)のポートと向き合い、且つ、他方(図7(A)の左側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面)で露出して挿入検知センサの受光素子55aと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置した点にある。このような構造を採用しても図5(A)に示した構造と同様の原理下で紙幣挿入の判別を行え、前記同様の作用効果が得られる。
因みに、本変形例にあっては、前記第1の光伝送素子34及び前記第2の光伝送素子46が請求範囲で言うところの「挿入検知センサ用の光伝送手段」に相当する。
図7(B)は真偽検知に係るセンサ及び光伝送素子の変形例を示すもので、図5(B)に示した構造と異なる点は、(1)一方の真偽検知センサの受光素子54bと他方の真偽検知センサの受光素子55bを第1の基板に搭載して第2の基板54と第3の基板55を排除した点と、(2)L字形を成す2つの第4の光伝送素子47を用い、一方(図7(B)の下側)の第4の光伝送素子47を一方(図7(B)の上側)のポート(端面)が一方(図7(B)の下側)の第3の光伝送素子45の他方(図7(B)の下側)のポートと向き合い、且つ、他方のポート(図7(B)の左側)が一方の真偽検知センサの受光素子54bと向き合うように後側シュート50に配置し、また、他方(図7(B)の上側)の第4の光伝送素子47を一方(図7(B)の下側)のポート(端面)が他方(図7(B)の上側)の第3の光伝送素子45の他方(図7(B)の上側)のポートと向き合い、且つ、他方のポート(図7(B)の左側)が他方の真偽検知センサの受光素子55bと向き合うように後側シュート50に配置した点にある。このような構造を採用しても図5(B)に示した構造と同様の原理下で紙幣真偽の判別を行え、前記同様の作用効果が得られる。
因みに、本変形例にあっては、前記第3の光伝送素子45及び前記第4の光伝送素子47が請求範囲で言うところの「真偽検知センサ用の光伝送手段」に相当する。
図8は真偽検知に係るセンサ及び光伝送素子の他の変形例を示すもので、図5(B)に示した構造とは、(1)一方の真偽検知センサの受光素子54bと他方の真偽検知センサの受光素子55bを第1の基板に搭載して第2の基板54と第3の基板55を排除した点と、(3)第3の光伝送素子としてU字形を成すもの(符号48)を用い、一方(図7(B)の下側)の第3の光伝送素子48を一方(図7(B)の上側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面で露出して一方の真偽検知センサの発光素子53aと向き合い、且つ、他方(図7(B)の下側)のポート(端面)が一方の真偽検知センサの受光素子54bと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置し、また、他方(図7(B)の上側)の第3の光伝送素子48を一方(図7(B)の下側)のポート(端面)が紙幣搬送ユニット40のユニット本体41の後面で露出して他方の真偽検知センサの発光素子53bと向き合い、且つ、他方(図7(B)の上側)のポート(端面)が他方の真偽検知センサの受光素子55bと向き合うように紙幣搬送ユニット40のユニット本体41に配置した点にある。このような構造を採用しても図5(B)に示した構造と同様の原理下で紙幣真偽の判別を行え、前記同様の作用効果が得られる。
因みに、本変形例にあっては、前記第3の光伝送素子48が請求範囲で言うところの「真偽検知センサ用の光伝送手段」に相当する。
尚、前記実施形態並びに前記変形例にあっては、挿入検知センサを構成する発光素子54aと受光素子55aの配置位置を置換して光の伝送向きを変えても、また、真偽検知センサを構成する発光素子53a,53bと受光素子54b,55bの配置位置を置換して光の伝送向きを変えても前記同様の作用効果が得られる。
また、前記実施形態並びに前記変形例にあっては、1つの挿入検知センサと2つの真偽検知センサを備えた装置を例示したが、真偽検知センサの数並びに第3,第4の光伝送素子45,48,47の数をそれぞれ1つとしても前記同様の作用効果が得られるし、勿論、第1〜第4の光伝送素子34,44,46,45,48,47をその高さ位置を変えて適宜増設して2以上の挿入検知センサまたは3以上の真偽検知センサを配置しても前記同様の作用効果が得られる
さらに、前記実施形態並びに前記変形例にあっては、第1〜第4の光伝送素子34,44,46,45,47,48として透明プラスチックや透明ガラス等の透明材料から所定形状に形成されたものを例示したが、各光伝送素子は必要に応じて光伝送用光ファイバに置換することもできる。
さらにまた、前記実施形態並びに前記変形例にあっては、紙幣搬送装置として逆U字形を成す紙幣通路BPを有するものを例示したが、紙幣の挿入を検知するための挿入検知センサと紙幣が紙幣通路に沿って搬送される途中で該紙幣の真偽を検知するための真偽検知センサとを備えた紙幣搬送装置であれば本発明を適用して前記同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
本発明の一実施形態を示す、紙幣識別装置を前側から見た斜視図である。 図1に示した紙幣識別装置を後側から見た斜視図である。 図1及び図2に示した紙幣識別装置の後面図である。 図3のs1−s1線断面図である。 図4に示した挿入検知センサ,第1の光伝送素子及び第2の光伝送素子の配置形態を示す要部拡大横断面図と、図4に示した真偽検知センサ及び第3の光伝送素子の配置形態を示す要部拡大横断面図である。 後側シュートを開放した図5(A)対応図と、後側シュートを開放した図5(B)対応図である。 挿入検知に係るセンサ及び光伝送素子の変形例と真偽検知に係るセンサ及び光伝送素子の変形例を示す図である。 真偽検知に係るセンサ及び光伝送素子の他の変形例を示す図である。
符号の説明
10…メインフレーム、20…ベースボックス、30…前側シュート、34…第1の光伝送素子、40…紙幣搬送ユニット、44,46…第2の光伝送素子、45,48…第3の光伝送素子、47…第4の光伝送素子、50…後側シュート、54a…挿入検知センサの発光素子、55a…挿入検知センサの受光素子、53a,53b…真偽検知センサの発光素子、54b,55b…真偽検知センサの受光素子、60…マスク、70…紙幣収納カセット、80…係止解除レバー、90…係止レバー。

Claims (8)

  1. 紙幣挿入口に挿入された紙幣を紙幣通路に沿って搬送する紙幣搬送ユニットと、発光素子及び受光素子の組み合わせから成り紙幣挿入口への紙幣の挿入を検知するための挿入検知センサと、発光素子及び受光素子の組み合わせから成り紙幣が紙幣通路に沿って搬送される途中で該紙幣の真偽を検知するための真偽検知センサとを備えた紙幣識別装置であって、
    挿入検知センサを構成する発光素子及び受光素子と真偽検知センサを構成する発光素子及び受光素子は紙幣搬送ユニットの紙幣挿入口側に設けられた第1の部品及び紙幣搬送ユニットとは別の第2の部品にまとめて配置されており、
    挿入検知センサの発光素子から出射された光は挿入検知センサ用の光伝送手段を通じて挿入検知センサの受光素子に入射され、また、真偽検知センサの発光素子から出射された光は真偽検知センサ用の光伝送手段を通じて真偽検知センサの受光素子に入射される、
    ことを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 挿入検知センサ用の光伝送手段は、第1の部品に設けられた第1の光伝送素子と紙幣搬送ユニットに設けられた第2の光伝送素子とから成る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙幣識別装置。
  3. 真偽検知センサ用の光伝送手段は、紙幣搬送ユニットに設けられた第3の光伝送素子から成る、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣識別装置。
  4. 真偽検知センサ用の光伝送手段は、紙幣搬送ユニットに設けられた第3の光伝送素子と第2の部品に設けられた第4の光伝送素子とから成る、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣識別装置。
  5. 紙幣通路は逆U字形を成し紙幣搬送ユニットの周囲に形成されていて、第1の部品は紙幣搬送ユニットの前側に配置され、第2の部品は紙幣搬送ユニットの後側に配置されており、
    第1の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ、該第1の光伝送素子は両方のポートが紙幣搬送ユニットの前面と向き合う位置で露出するように第1の部品に配置されており、
    第2の光伝送素子は少なくとも1対用いられ、一方の第2の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの一側面で露出して挿入検知センサの発光素子及び受光素子の一方と向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの前面で露出して第1の光伝送素子の一方のポートと向き合うように紙幣搬送ユニットに配置され、また、他方の第2の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの前面で露出して第1の光伝送素子の他方のポートと向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの他側面で露出して挿入検知センサの発光素子及び受光素子の他方と向き合うように紙幣搬送ユニットに配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の紙幣識別装置。
  6. 紙幣通路は逆U字形を成し紙幣搬送ユニットの周囲に形成されていて、第1の部品は紙幣搬送ユニットの前側に配置され、第2の部品は紙幣搬送ユニットの後側に配置されており、
    第1の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ第2の光伝送素子は少なくとも1対用いられていて、
    第1の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ、該第1の光伝送素子は両方のポートが紙幣搬送ユニットの前面と向き合う位置で露出するように第1の部品に配置されており、
    第2の光伝送素子は少なくとも1対用いられ、一方の第2の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの後面で露出して挿入検知センサの発光素子及び受光素子の一方と向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの前面で露出して第1の光伝送素子の一方のポートと向き合うように紙幣搬送ユニットに配置され、また、他方の第2の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの前面で露出して第1の光伝送素子の他方のポートと向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの後面で露出して挿入検知センサの発光素子及び受光素子の他方と向き合うように紙幣搬送ユニットに配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の紙幣識別装置。
  7. 紙幣通路は逆U字形を成し紙幣搬送ユニットの周囲に形成されていて、第1の部品は紙幣搬送ユニットの前側に配置され、第2の部品は紙幣搬送ユニットの後側に配置されており、
    第3の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ、該第3の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの後面で露出して真偽検知センサの発光素子及び受光素子の一方と向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの側面で露出して真偽検知センサの発光素子及び受光素子の他方と向き合うように紙幣搬送ユニットに配置されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の紙幣識別装置。
  8. 紙幣通路は逆U字形を成し紙幣搬送ユニットの周囲に形成されていて、第1の部品は紙幣搬送ユニットの前側に配置され、第2の部品は紙幣搬送ユニットの後側に配置されており、
    第3の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ、該第3の光伝送素子は一方のポートが紙幣搬送ユニットの後面で露出して真偽検知センサの発光素子及び受光素子の一方と向き合い、且つ、他方のポートが紙幣搬送ユニットの側面で露出するように紙幣搬送ユニットに配置されており、
    第4の光伝送素子は少なくとも1つ用いられ、該第4の光伝送素子は一方のポートが第3の光伝送素子の他方のポートと向き合い、且つ、他方のポートが真偽検知センサの発光素子及び受光素子の他方と向き合うように第2の部品に配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の紙幣識別装置。
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