JP2008292933A - 定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラを低コストで提供することを目的としている。
【解決手段】芯金101、及び、該芯金101の表面に形成された断熱層102からなる断熱ローラ11と、基材103、該基材103の表面に形成された発熱層104、該発熱層104の表面に形成された弾性層105、及び、該弾性層105の表面に形成された離型層106からなるスリーブ12と、を順次有する定着ローラ1において、前記断熱層102の両端部102aの硬度が、その中央部102bの硬度よりも、高くされているものとする。
【選択図】図1
【解決手段】芯金101、及び、該芯金101の表面に形成された断熱層102からなる断熱ローラ11と、基材103、該基材103の表面に形成された発熱層104、該発熱層104の表面に形成された弾性層105、及び、該弾性層105の表面に形成された離型層106からなるスリーブ12と、を順次有する定着ローラ1において、前記断熱層102の両端部102aの硬度が、その中央部102bの硬度よりも、高くされているものとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に用いられる定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置に関する。
従来の画像形成装置における定着装置、例えば、電磁誘導加熱方式による定着装置は、定着ローラと、定着ローラを加熱する誘導加熱部と、加圧ローラと、を少なくとも備えている(特許文献1を参照。)。この電磁誘導加熱方式による定着装置においては、現像工程を経た表面にトナー像が形成された転写紙等の記録媒体は、誘導加熱部によって加熱された定着ローラと加圧ローラとの間に通過し、そこで、加熱及び押圧されて、トナー像が定着される。
前記定着ローラは、例えば、円筒状又は円柱状の芯金と、該芯金の表面に形成された断熱層と、該断熱層の表面に形成された発熱層と、該発熱層の表面に形成された弾性層と、該弾性層の表面に形成された離型層と、を順次有している。そして、前記断熱層と前記発熱層とは、耐熱性を有する接着剤、例えば、シリコーン系の接着剤によって、対向面全体が接着されている。
このような定着ローラ及び加圧ローラには、未定着画像を定着するために熱と圧力とがかけられるが、その際に、定着ローラのスリーブが変形されて屈曲を受けるので、省エネルギー対応とするためにスリーブを更に薄くして熱容量低減させようとすると、スリーブに亀裂が入って、スリーブが壊れてしまうという問題があった。そして、この亀裂はスリーブの端部で発生して中央に広がっていることも判った。
図6に示すように、従来の定着ローラ200においては、芯金101、及び、該芯金101の表面に形成された断熱層102の中央部102bの硬度とその両端部102aの硬度とを一定にした断熱層102、からなる断熱ローラ110が、スリーブ120に挿入されている。このような従来の定着ローラ200においては、耐久性を上げるために断熱層102全体を硬度の高いものにし、スリーブ120の変形を押さえることも可能であるが、一般的に硬度の高いシリコーンスポンジは、熱伝導率が高いので、発熱層(図1における104を参照。)で発生した熱を逃がしてしまい、そのために、定着ローラ200の立上りが遅くなってしまう問題があった。
また、従来の定着ローラにおいては、低硬度の発砲体を断熱層として用いたものもあるが、このような定着ローラは、数千枚通紙した時点で亀裂が発生し、壊れてしまうという問題があった。
特開2001−5315号公報
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置を低コストで提供することを目的にとしている。
請求項1に記載された発明は、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラと、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブと、を順次有する定着ローラにおいて、
前記断熱層の両端部の硬度が、その中央部の硬度よりも、高くされていることを特徴とする定着ローラである。
前記断熱層の両端部の硬度が、その中央部の硬度よりも、高くされていることを特徴とする定着ローラである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記断熱層の中央部よりも硬度の高くされている該断熱層の両端部が、非通紙部とされていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、前記断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くした該断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入する
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、前記断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くした該断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入する
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
請求項4に記載された発明は、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、前記断熱層の硬度を一定にすると共に、該断熱層の両端部の外径をその中央部の外径よりも大きくした断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、前記断熱層の硬度を一定にすると共に、該断熱層の両端部の外径をその中央部の外径よりも大きくした断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
請求項5に記載された発明は、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、該スリーブの両端内面に可撓性のある円筒状の部材を形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、該スリーブの両端内面に可撓性のある円筒状の部材を形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
請求項6に記載された発明は、定着ローラと、該定着ローラを加熱する誘導加熱部と、加圧ローラと、を少なくとも備えている定着装置において、該定着ローラとして、請求項1又は2に記載の定着ローラを有していることを特徴とする定着装置である。
請求項1に記載された発明によれば、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラと、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブと、を順次有する定着ローラにおいて、前記断熱層の両端部の硬度が、その中央部の硬度よりも、高くされているので、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラを低コストで提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記断熱層の中央部よりも硬度の高くされている該断熱層の両端部が、非通紙部とされているので、この定着ローラを定着ユニットに搭載しても立上り時間を遅くすることがない。
請求項3に記載された発明によれば、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、前記断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くした該断熱ローラを形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入するので、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラを低コストで提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、前記断熱層の硬度を一定にすると共に、該断熱層の両端部の外径をその中央部の外径よりも大きくした断熱ローラを形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くするので、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラを低コストで提供することができる。
請求項5に記載された発明によれば、芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、該スリーブの両端内面に可撓性のある円筒状の部材を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くすることにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くするので、該断熱層の材料の種類及び外径を一定にしたままで、前記可撓性のある円筒状の部材の材料の種類及び肉厚を変えることができ、そのために、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラをいっそう低コストで提供することができる。
請求項6に記載された発明によれば、定着ローラと、該定着ローラを加熱する誘導加熱部と、加圧ローラと、を少なくとも備えている定着装置において、該定着ローラとして、請求項1又は2に記載の定着ローラを有しているので、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着装置を低コストで提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す定着ローラの断面図である。図2は、本発明の一実施の形態を示す定着ローラの製造方法を示す説明図であって、(a)は、断熱ローラをスリーブに挿入する前の状態を示し、そして、(b)は、断熱ローラをスリーブに挿入した後の状態を示す。図3は、本発明の他の一実施の形態を示す定着ローラの製造方法を示す説明図であって、(a)は、断熱ローラをスリーブに挿入する前の状態を示し、そして、(b)は、断熱ローラをスリーブに挿入した後の状態を示す。図4は、本発明の他の一実施の形態を示す定着ローラの製造方法を示す説明図であって、(a)は、断熱ローラをスリーブに挿入する前の状態を示し、そして、(b)は、断熱ローラをスリーブに挿入した後の状態を示す。図5は、本発明の他の一実施の形態を示す定着装置の断面図である。図6は、従来の定着ローラの製造方法を示す説明図であって、(a)は、断熱ローラをスリーブに挿入する前の状態を示し、そして、(b)は、断熱ローラをスリーブに挿入した後の状態を示す。
図1に示されているように、本発明の定着ローラ1は、芯金101、及び、該芯金101の表面に形成された断熱層102からなる断熱ローラ11と、基材103、該基材103の表面に形成された発熱層104、該発熱層104の表面に形成された弾性層105、及び、該弾性層105の表面に形成された離型層106からなるスリーブ12と、を順次有している。そして、前記断熱層102の両端部102aの硬度は、その中央部102bの硬度よりも、高くされている。このように、前記断熱層102の両端部102aの硬度が、その中央部102bの硬度よりも、高くされていると、立上り時間を短縮させると共に、亀裂の発生を防止して耐久性を向上させた定着ローラを低コストで提供することができる。
本発明においては、前記断熱層102と前記スリーブ12とは、接着剤により接着固定されている。前記芯金101は、アルミニウム合金等の剛性のある金属で構成されているが、その形状は、円筒状にされている。前記断熱層102は、耐熱性が必要であるので、好ましくは、シリコーンスポンジ等の弾性材料から構成されている。前記断熱層102の外径は、スリーブ12の内径より若干大きくなるように形成されている。
本発明の定着ローラにおいては、前記断熱ローラ11は、断熱層102を弾性変形させながらスリーブ12の内部に挿入されて、断熱層102の弾性復元力によってスリーブ12の内部に保持され、接着剤により接着固定される。前記スリーブ12は、円筒状に形成され、そして、その内部には、断熱ローラ11が収容される。
本発明の定着ローラにおいては、前記基材103は、好ましくは、強度と耐熱性を有する鉄−クロム系合金、鉄−ニッケル系合金等の金属、又は、ポリイミド、ポリアミドイミド等の樹脂で構成されている。前記基材103は、熱容量を小さくするために、薄いものがよい。前記発熱層104は、好ましくは、ニッケル、銅、もしくはそれらの合金から構成されている。前記弾性層105は、好ましくは、耐熱性を有するシリコーンゴムで構成され、その厚さは、数十〜数百μmである。前記離型層106は、好ましくは、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTEE)等のフッ素樹脂で構成され、その厚さは、数〜数十μmである。
本発明の定着ローラ1においては、前記断熱層102の中央部102bよりも硬度の高くされている該断熱層102の両端部102aは、非通紙部とされている。このように、前記断熱層102の中央部102bよりも硬度の高くされている該断熱層102の両端部102aが非通紙部とされていると、この定着ローラ1を定着ユニットに搭載しても立上り時間を遅くすることがない。
図1,2に示されているように、本発明の定着ローラ1は、芯金101、及び、該芯金101の表面に形成された断熱層102からなる断熱ローラ11を、基材103、該基材103の表面に形成された発熱層104、該発熱層104の表面に形成された弾性層105、及び、該弾性層105の表面に形成された離型層106からなるスリーブ12に、挿入することにより製造される。この定着ローラ1の製造方法においては、(イ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する前に、図2(a)に示すように、予め、前記断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くした該断熱ローラ11を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、図2(b)に示すように、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入する。このように、(イ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する前に、予め、前記断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くした該断熱ローラ11を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入すると、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラ1を低コストで提供することができる。
本発明の定着ローラ1の製造方法においては、(イ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する前に、図3(a)に示すように、前記断熱層102の硬度を一定にすると共に、該断熱層102の両端部102aの外径をその中央部102bの外径よりも大きくした断熱ローラ11を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、図3(b)に示すように、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入することにより、該断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くする。このように、(イ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する前に、前記断熱層102の硬度を一定にすると共に、該断熱層102の両端部102aの外径をその中央部102bの外径よりも大きくした断熱ローラ11を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入することにより、該断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くすると、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラ1を低コストで提供することができる。
また、本発明の定着ローラ1の製造方法においては、(イ)前記断熱ローラ11(図4(a)を参照。)を前記スリーブ12に挿入する前に、予め、図4(b)に示すように、該スリーブ12の両端内面に可撓性のある円筒状の部材107を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、図4(b)に示すように、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入することにより、該断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くする。このように、(イ)前記断熱ローラ11(図4(a)を参照。)を前記スリーブ12に挿入する前に、予め、図4(b)に示すように、該スリーブ12の両端内面に可撓性のある円筒状の部材107を形成しておき、そして、(ロ)前記断熱ローラ11を前記スリーブ12に挿入する際に、図4(b)に示すように、前記断熱層102の中央部102bとその両端部102aとを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラ11を該スリーブ12に挿入することにより、該断熱層102の両端部102aの硬度をその中央部102bの硬度よりも高くすると、該断熱層102の材料の種類及び外径を一定にしたままで、前記可撓性のある円筒状の部材107の材料の種類及び肉厚を変えることができ、そのために、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着ローラ1をいっそう低コストで提供することができる。
図5に示されているように、本発明の定着装置20は、定着ローラ1と、該定着ローラ1を加熱する誘導加熱部21と、加圧ローラ2と、を少なくとも備えている。そして、前記定着ローラ1として、請求項1又は2に記載の定着ローラ1を有している。このように、前記定着ローラ1として、請求項1又は2に記載の定着ローラ1を有していると、立上り時間を短縮させると共に、耐久性を向上させた定着装置を低コストで提供することができる。
本発明の定着装置20をさらに詳しく説明すると次のとおりとなる。即ち、図5に示されているように、本発明の定着装置20は、定着ローラ1と、定着ローラ1と対向するように配置され定着ローラ1との間に記録媒体(図示せず)を挟む加圧ローラ2と、定着ローラ1を加熱する誘導加熱部21と、を少なくとも備えている。前記誘導加熱部21は、幅方向(記録媒体の搬送方向に直交する方向)に延設された励磁コイル3と、該励磁コイル3と対向するように配置されたコア4と、を少なくとも備え、全体として半円筒状に形成されている。誘導加熱部21には、インバータ5から交流電力が供給される。前記誘導加熱部21は、定着ローラ1と対向するように配置されている。前記誘導加熱部21のコイル3にインバータ5より発生する高周波の交番電流が流されると、コイル3の周囲に磁界が形成されて発熱層104に渦電流が生じる。渦電流が生じると発熱層104の電気抵抗によってジュール熱が発生し、発熱層104が加熱されて定着ローラ1が加熱される。加熱された定着ローラ1は、加圧ローラ2との間に記録媒体を挟んで記録媒体上のトナー像を加熱及び押圧し定着させる。前記断熱層102は、耐熱と断熱が必要であるので、例えば、シリコーンスポンジが使用される。
(実施例1)
(a)アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱状の芯金の表面の中央部分にアスカー(Asker)−C硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層の中央部を形成し、次に、その円筒状の芯金の表面の両端部分にアスカーC硬度が50度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層の両端部を形成して、断熱ローラとする工程(図2を参照。)、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径50mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、スリーブとする工程、並びに、
(c)前記断熱層をその中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラとする工程、
を順次経て定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラを、その硬度の高い部分が通紙範囲の外側になるように、定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
(a)アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱状の芯金の表面の中央部分にアスカー(Asker)−C硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層の中央部を形成し、次に、その円筒状の芯金の表面の両端部分にアスカーC硬度が50度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層の両端部を形成して、断熱ローラとする工程(図2を参照。)、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径50mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、スリーブとする工程、並びに、
(c)前記断熱層をその中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラとする工程、
を順次経て定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラを、その硬度の高い部分が通紙範囲の外側になるように、定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
(実施例2)
前記(a)の工程において、アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱の芯金の表面の中央部分にアスカー−C硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層(外径40.4mmの断熱層)の中央部を形成し、次に、その円筒状の芯金の表面の両端部分にアスカーC硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.6mm厚の断熱層(外径41.2mmの断熱層)の両端部を形成して、断熱ローラを形成した(図3を参照。)以外は、実施例1と同様にして、定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラにおける断熱層の中央部分の硬度は、42度 であり、その両端部分の硬度は、52度 であった。そして、このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
前記(a)の工程において、アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱の芯金の表面の中央部分にアスカー−C硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層(外径40.4mmの断熱層)の中央部を形成し、次に、その円筒状の芯金の表面の両端部分にアスカーC硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.6mm厚の断熱層(外径41.2mmの断熱層)の両端部を形成して、断熱ローラを形成した(図3を参照。)以外は、実施例1と同様にして、定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラにおける断熱層の中央部分の硬度は、42度 であり、その両端部分の硬度は、52度 であった。そして、このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
(実施例3)
(a)アルミニウム合金で構成される外径40mmの円柱状の芯金の表面の中央部分及び両端部分にアスカーC硬度が40のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層を形成して断熱ローラとする工程、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径40mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、基材両端内面にアスカーC硬度が50度、0.4mm厚のシリコーンゴムから構成される可撓性のある円筒状の部材を接着剤で固定してスリーブとする工程、並びに、
(c)前記断熱層をその中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして、前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラとする工程(図4を参照。)、
を順次経て定着ローラを得た。そして、このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
(a)アルミニウム合金で構成される外径40mmの円柱状の芯金の表面の中央部分及び両端部分にアスカーC硬度が40のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層を形成して断熱ローラとする工程、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径40mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、基材両端内面にアスカーC硬度が50度、0.4mm厚のシリコーンゴムから構成される可撓性のある円筒状の部材を接着剤で固定してスリーブとする工程、並びに、
(c)前記断熱層をその中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして、前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラとする工程(図4を参照。)、
を順次経て定着ローラを得た。そして、このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、従来と同等の立ち上がり時間が得られ、また、30万枚の通紙試験を行ったが該定着ローラに亀裂が発生しなかった。
(比較例1)
(a)アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱状の芯金の表面の中央部分及び両端部分にアスカーC硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層を形成して断熱ローラとする工程、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径50mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、スリーブを形成する工程、並びに、
(c)前記断熱層を、その中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラを形成する工程、
を順次経て定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、30万枚の通紙試験で亀裂が発生した。
(a)アルミニウム合金で構成される外径30mmの円柱状の芯金の表面の中央部分及び両端部分にアスカーC硬度が40度のシリコーン発泡体で構成される5.2mm厚の断熱層を形成して断熱ローラとする工程、
(b)30μm厚の鉄−ニッケル系合金で構成される内径50mmの円筒状の基材の表面に、銅で構成される10μm厚の発熱層、シリコーンゴムで構成される150μm厚の弾性層、及び、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)で構成される30μm厚の離型層を順次形成して、スリーブを形成する工程、並びに、
(c)前記断熱層を、その中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮した状態にして前記断熱ローラを前記スリーブに挿入し、その断熱層の弾性復元力によって該スリーブの内部保持させつつ接着剤で固定して、定着ローラを形成する工程、
を順次経て定着ローラを得た。このようにして得た定着ローラを実施例1と同様に定着装置に搭載したところ、30万枚の通紙試験で亀裂が発生した。
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
11 断熱ローラ
12 スリーブ
20 定着装置
101 芯金
102 断熱層
103 基材
104 発熱層
105 弾性層
106 離型層
2 加圧ローラ
11 断熱ローラ
12 スリーブ
20 定着装置
101 芯金
102 断熱層
103 基材
104 発熱層
105 弾性層
106 離型層
Claims (6)
- 芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラと、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブと、を順次有する定着ローラにおいて、
前記断熱層の両端部の硬度が、その中央部の硬度よりも、高くされていることを特徴とする定着ローラ。 - 前記断熱層の中央部よりも硬度の高くされている該断熱層の両端部が、非通紙部とされていることを特徴とする請求項1に記載の定着ローラ。
- 芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、前記断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くした該断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入する
ことを特徴とする定着ローラの製造方法。 - 芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、前記断熱層の硬度を一定にすると共に、該断熱層の両端部の外径をその中央部の外径よりも大きくした断熱ローラを形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法。 - 芯金、及び、該芯金の表面に形成された断熱層からなる断熱ローラを、基材、該基材の表面に形成された発熱層、該発熱層の表面に形成された弾性層、及び、該弾性層の表面に形成された離型層からなるスリーブに、挿入する、定着ローラの製造方法において、
(イ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する前に、予め、該スリーブの両端内面に可撓性のある円筒状の部材を形成しておき、そして、
(ロ)前記断熱ローラを前記スリーブに挿入する際に、前記断熱層の中央部とその両端部とを同じ内径に圧縮して、該断熱ローラを該スリーブに挿入することにより、該断熱層の両端部の硬度をその中央部の硬度よりも高くする
ことを特徴とする定着ローラの製造方法。 - 定着ローラと、該定着ローラを加熱する誘導加熱部と、加圧ローラと、を少なくとも備えている定着装置において、該定着ローラとして、請求項1又は2に記載の定着ローラを有していることを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007140622A JP2008292933A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007140622A JP2008292933A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008292933A true JP2008292933A (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=40167675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007140622A Withdrawn JP2008292933A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 定着ローラ及びその製造方法並びにそれを有する定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008292933A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047990A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 発熱ローラ、定着装置および画像形成装置 |
JP2013200505A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着用加圧部材、定着装置、および画像形成装置 |
-
2007
- 2007-05-28 JP JP2007140622A patent/JP2008292933A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047990A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 発熱ローラ、定着装置および画像形成装置 |
JP2013200505A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着用加圧部材、定着装置、および画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100803 |