JP2008291621A - 棟木受け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製の棟木受け具において、棟木を確実に仮固定することによって、棟木を支持部へねじ釘等を用いて固定する際、作業者の負担を大幅に軽減することができる棟木受け具を提供する。
【解決手段】棟木を載置する支持部1を上方にやや湾曲させることによって、載置される棟木の角部と支持部1を点接触、若しくは線接触させ、接触点に掛かる単位面積あたりの圧力を大幅に増大させる。結果、容易に樹脂で出来た棟受け具に対して、棟木を僅かに食い込ませることができ、食い込まされた支持部1によって棟木を確実に仮固定し、作業者が棟木をねじ釘等を用いて支持部1へ固定する際にかかる負担を大幅に軽減させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅建築における棟部の施工において、特に棟木の保持を目的とした部材に関する。
従来の住宅の屋根における頂部となる棟部の構造は、幅の狭い板材が軒先から連続して打ち付けられて形成された下地と瓦から成る屋根の頂部に土、漆喰等を介して瓦が積み上げられ盛り上げられて構成された棟が一般的であったが、施工性の向上や強度の向上の為、頂部に、所定の高さを有し、上部に棟木を載置する支持部を有し、下部に左右に分かれる屋根の流れ方向に円接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部を有する金属製の棟受け具を用いて盛り上げられた棟を構成する方法があった(例えば、特許文献1参照。)。
又、棟受け具の素材を金属ではなく、発泡樹脂を用いて形成する方法も考案されている(例えば、特許文献2参照)
特開平9−324499 実用新案登録第3123763号
発明の解決しようとする課題
しかしながら、上記特許文献1に記載の金属製の棟受け具は、腐蝕の問題を考慮した結果、その素材をオーステナイト系ステンレス鋼板、若しくはメッキ鋼板を用いて作成する必要があった。
ところが、棟受け具の固定に用いられるねじの素材は、素材の捻じ切れ強度及び腐蝕の問題を考慮した結果、マルテンサイト系ステンレスを用いることが一般的である。
さらに、棟受け金具の固定に用いられる釘の素材は、ねじと違い捻じ切れ強度を考慮する必要がない為、オーステナイト系ステンレスを用いることが一般的である。
その結果、これら棟受け具に用いられる素材と、棟受け具を留め付けることを目的としたねじ釘が、異なる金属によって形成されることから、両者間に異種金属接触腐食が発生してしまうという問題があった。
上記問題を鑑み、上記特許文献2に記載のように、棟木受け具を発泡樹脂を用いて形成した場合、発泡樹脂は硬く、摩擦係数が小さい為、棟木を棟木受け部に対して正確に留め付けることは困難である為、上記特許文献2に記載の構成では、棟木を棟木受け具と一体に形成する構成となっている。
しかしながら、棟木と棟木受け具を一体に形成する場合、棟木受け具を建物の棟部全長と同寸法にて形成する必要があり、非常に棟受け具が大型化してしまい、結果的にコストの大幅な増大、及び運送時における部材の破損率増加を促してしまうという問題があった。
そこで本発明は上記問題を鑑み、留め付けるねじ釘等を異種金属接触腐食によって腐食させることないように樹脂によって形成するも、棟木の棟木受け部に対する正確な留め付けを可能とする形状の実現を目的とする。
課題を解決するための手段
本発明は、上記課題を達成する為に、一端に棟木を載置する前記支持部と、前記支持部の下面の略中央より屋根方向へ鉛直に伸びる胴部と、前記支持部と反対側の胴部の端部から、左右に分かれる屋根の流れ方向に沿接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部を有する樹脂により形成された屋根用の棟木受け具において、棟木を支える支持部を僅かに上方に湾曲させることによって、棟木を手で前記支持部に対して押し付けた際、棟木は前記支持部に線接触、若しくは点接触することになり、棟木の前記支持部に対する各接触点には非常に大きな圧力が発生する。そして、棟木の前記支持部に対する各接触点は、前記支持部に対して僅かに食い込み、棟木をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて仮固定することができ、正確に棟木を施工することができる。
さらに、より棟木を確実に固定する為に、前記支持部の上面に、棟木の長手方向と並行な凹凸部を設けた構成を採用することによって、棟木の前記支持部に対する各接触点に発生する圧力を更に増大させることになり、より小さな力で棟木をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて仮固定することができ、正確に棟木を施工することができる。
発明の効果
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1においては、1は棟木を載置する支持部1であり、2は胴部2である。3は前記胴部2の端部から、左右に分かれる屋根の流れ方向に沿接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部3であり、4は棟木の長手方向と並行するような凹凸部4である。
本発明は、一端に棟木を載置する前記支持部1と、前記支持部1の下面の略中央より屋根方向へ鉛直に伸びる胴部2と、前記支持部1と反対側の胴部2の端部から、左右に分かれる屋根の流れ方向に沿接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部3を有する樹脂により形成された屋根用の棟木受け具であって、棟木5を支える支持部1を僅かに上方に湾曲させることによって、棟木5を手で前記支持部1に対して押し付けた際、棟木5は前記支持部1に線接触、若しくは点接触することになり、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6には非常に大きな圧力が発生する。そして、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6は、前記支持部1に対して僅かに食い込み、棟木5をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて棟木5を樹脂が包み込むように仮固定することができ、正確に棟木5を施工することができる。
さらに、より棟木5を確実に固定する為に、前記支持部1の上面に、棟木5の長手方向と並行するような凹凸部4を設けた構成を採用することによって、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6に発生する圧力を更に増大させることになり、より小さな力で棟木5をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて仮固定することができ、正確に棟木5を施工することができる。
本発明は、一端に棟木を載置する前記支持部1と、前記支持部1の下面の略中央より屋根方向へ鉛直に伸びる胴部2と、前記支持部1と反対側の胴部2の端部から、左右に分かれる屋根の流れ方向に沿接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部3を有する樹脂により形成された屋根用の棟木受け具において、棟木5を支える支持部1を僅かに上方に湾曲させることによって、棟木5を手で前記支持部1に対して押し付けた際、棟木5は前記支持部1に線接触、若しくは点接触することになり、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6には非常に大きな圧力が発生する。そして、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6は、前記支持部1に対して僅かに食い込み、棟木5をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて棟木を樹脂が包み込むように仮固定することができ、正確に棟木5を施工することができる。
さらに、屋根の上等不安定な足場上で作業をするにあたり、効率良く前記支持部1へ棟木5を載せる作業をこなす為に、上記上方に僅かに湾曲する支持部1の、棟木5の長手方向両端部7と中央部8の高低差は0.1mm〜5mmの間に設定することが好ましい。なぜなら、この数値以下であればその効果を十分に発揮できず、この数値以上であれば、棟木5を必要以上に大きな力で押さえつけた場合、支持部1を破断させてしまう可能性があるためである。
さらに、図5に示すように、上記支持部1を均一な肉厚をもって湾曲させると、支持部上面10と支持部下面11の剛性力が均一となるため、より柔軟に弾性力を発揮することができ、より小さな力で棟木5を仮固定できるだけでなく、棟木5を必要以上に大きな力で押さえつけた場合、支持部1を破断させてしまう可能性を極力軽減させることが可能となる。
また、上記支持部1における棟木5の長手方向両端部7間の距離は、用いられる棟木5の幅と同等若しくは大となっていることが好ましい。これは、支持部1における棟木5の長手方向両端部7間の距離が、棟木5の幅より小とした場合、棟木5を支持部1に置いた場合に安定性を欠く可能性を有するためである。
またさらに、前記支持部1の上面に、棟木5の長手方向と並行するような凹凸部4を設けた構成を採用することによって、棟木5の前記支持部1に対する各接触点6に発生する圧力を更に増大させることになり、より小さな力で棟木5をねじ釘等で固定するまでの間、施工位置にて仮固定することができ、正確に棟木5を施工することができる。
また、上記凹凸部4の深さは、その効果を十分に発揮でき、且つ無駄な材料コストを発生させない為に、0.1mm〜1.0mmの間に設定することが好ましい。
さらに、本発明における棟木受け具は、コストと樹脂の抗劣化性を考慮した結果、ポリスチレン樹脂を用いることが最も好適である。
そして、ポリスチレン樹脂を用いることで、現場において、胴部が長すぎた場合でも、その場で不要な長さの胴部を切断、排除し、ネジ釘等で分離された支持部1とねじ釘等によって屋根に締結される取付け部3をつなぐことによって対応することが可能となる。
本発明の実施形態を示す斜視図 本発明の実施形態を示す正面図 本発明の実施形態を示す側面図 本発明の棟木取付け状態を示す断面図 本発明のより好適な支持部の形状を示す拡大図 本発明の使用状態を示す斜視図
符号の説明
1 支持部
2 胴部
3 ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部
4 凹凸部
5 棟木
6 接触点
7 支持部1における棟木5の長手方向両端部
8 中央部
9 棟木固定ねじ
10 支持部上面
11 支持部下面

Claims (2)

  1. 一端に棟木を載置する支持部と、前記支持部の下面の略中央より屋根方向へ鉛直に伸びる胴部と、前記支持部と反対側の胴部の端部から、左右に分かれる屋根の流れ方向に沿接し、ねじ釘等によって屋根に締結される取付け部を有する樹脂により形成された屋根用の棟木受け具において、棟木を支える支持部が僅かに上方に湾曲していることを特徴とする棟木受け具。
  2. 前記支持部の上面に、棟木の長手方向と並行な凹凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の棟受け具。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136417U (ja) * 1976-04-13 1977-10-17

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