JP2008290644A - パイプの補強部材及びパイプの補強構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】パイプが配設されている周辺の部材に影響を与えることなく且つ、簡単な構成でパイプの強度を向上させる。
【解決手段】クーラパイプ4には、補強部材4が取り付けられている。補強部材4は、クーラパイプ32の2箇所に架け渡される本体部41と、本体部41に設けられ、該本体部41をクーラパイプ32に取り付けるための2つの取付部42,42とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】クーラパイプ4には、補強部材4が取り付けられている。補強部材4は、クーラパイプ32の2箇所に架け渡される本体部41と、本体部41に設けられ、該本体部41をクーラパイプ32に取り付けるための2つの取付部42,42とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、パイプの補強部材及びパイプの補強構造に関するものである。
一般的に、車両にはコンプレッサやコンデンサやHVACユニット等の構成部品を備えた空調装置が搭載されている(特許文献1参照)。これらの構成部品は、エンジンルーム内における配設スペースを有効に活用して配設されている。そして、これらの構成部品に冷媒を循環させるために、各構成部品はパイプで接続されている。このパイプは、エンジンルーム内のエンジンや配設部品との干渉を回避しつつ各構成部品間を接続するように配設されている。
このパイプは、その所々で車両側に支持されており、例えば、特許文献1においてはバッテリトレイに設けられた支持部に支持されている。
特開2000−43557号公報
ところで、このようなパイプには、外力が作用しても十分に耐え得るだけの強度が求められる。例えば、特許文献1に係るパイプのように車両に搭載された空調装置に用いられるパイプには、走行時の車両の振動が各構成部品を介して伝わる。その結果、パイプには局所的に応力が集中する場合もある。
そこで、このような振動にも耐えるべく、パイプの形状を変更したり(例えば、パイプの肉厚を厚くする)、パイプのレイアウトを変更したりする(屈曲部や湾曲部等の応力が集中し易い形状を避ける)ことが考えられる。また、パイプを車両側に固定することでその剛性を向上させることも考えられる。
しかしながら、パイプの形状を変更したり、レイアウトを変更する場合には、一旦決めていたパイプの形状やレイアウトを大幅に変更する必要があり、得策ではない。また、パイプを車両側に固定する場合には、限られた配設スペース内においてパイプを固定する場所を設けることは容易ではなく、また、仮にパイプを固定する場所を設けたとしても、該パイプを固定した場所へ該パイプを介して振動が伝達することになり、別の不具合を招く虞もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パイプが配設されている周辺の部材に影響を与えることなく且つ、簡単な構成でパイプの強度を向上させることにある。
第1の発明は、パイプを補強する補強部材が対象である。そして、パイプの少なくとも2箇所に架け渡される補強部材本体と、前記補強部材本体に設けられ、該補強部材本体をパイプに取り付けるための少なくとも2つの取付部とを有するものとする。
前記の構成の場合、前記2つの取付部を介して前記補強部材本体をパイプに取り付けることによって、パイプにおける該2つの取付部の間の部分の強度を該補強部材本体によって向上させることができる。その結果、パイプの形状やレイアウトを変更することなく、簡単な構成でパイプの強度を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記取付部は、各基端部が前記補強部材本体に結合される一方、両先端部が互いに離間するように設けられた一対の挟持部を有し、該挟持部によってパイプの外周囲を挟持することで前記補強部材本体をパイプに取り付けるものとする。
前記の構成の場合、前記取付部が前記挟持部を有するように構成することによって、挟持部の両先端部の間からパイプを嵌め込むようにして該取付部をパイプに取り付けることができ、前記補強部材本体をパイプに溶接や接着等で固定する場合と異なり、補強部材をパイプに容易に装着することができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記補強部材本体及び前記取付部は、樹脂製であるものとする。
前記の構成の場合、前記補強部材本体及び前記取付部を樹脂で構成することによって、補強部材をパイプの形状及びレイアウトに合わせて簡単に形成することができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記補強部材本体は、曲がった形状に形成されているものとする。
前記の構成の場合、前記補強部材本体を曲がった形状に形成することによって、該補強部材本体が変形し易くなるため、パイプに作用する外力を該補強部材本体の変形によって吸収することができる。
第5の発明は、パイプの補強構造を対象とする。そして、請求項1に記載の補強部材がパイプの少なくとも2箇所に架け渡された状態で該パイプに取り付けられたものとする。
前記の構成の場合、前記補強部材をパイプに取り付けることによって、該パイプにおける補強部材の2つの取付部の間の部分の剛性を、前記補強部材本体によって向上させることができる。その結果、パイプの形状やレイアウトを変更することなく、簡単な構成でパイプの強度を向上させることができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記パイプには、曲げ部が形成されており、前記補強部材は、前記パイプにおける前記曲げ部を挟んだ前後2箇所に架け渡されて取り付けられているものとする。
前記の構成の場合、パイプには曲げ部が形成されており、この曲げ部に応力が集中し易くなっている。そこで、前記補強部材を該曲げ部を挟んだ前後2箇所に架け渡された状態で取り付けることによって、該曲げ部の強度を向上させることができる。こうして、曲げ部の形状を変更することなく、パイプの強度を簡単な構成で向上させることができる。
第1の発明によれば、前記2つの取付部を介して前記補強部材本体をパイプに取り付けることによって、パイプの形状やレイアウトを変更することなく、パイプの強度を簡単な構成で向上させることができる。また、パイプの強度を向上させるべくパイプをその周辺の部材に固定する必要がないため、パイプの周辺の部材に外力が伝わることを防止することができ、該周辺の部材において不具合が発生することを防止することができる。
第2の発明によれば、前記取付部が前記挟持部を有するように構成することによって、補強部材をパイプに容易に装着することができ、より簡単な構成でパイプの強度を向上させることができる。
第3の発明によれば、前記補強部材本体及び取付部を樹脂で構成することによって、パイプの形状に対応した補強部材を簡単に形成することができる。
第4の発明によれば、前記補強部材本体を曲がった形状に形成することによって、パイプに作用する外力を補強部材本体の変形により吸収し易くすることができる。
第5の発明によれば、前記補強部材をパイプの2箇所に架け渡した状態で取り付けることによって、該パイプの強度を簡単な構成で向上させることができる。それに加えて、パイプの剛性を向上させるべくパイプをその周辺の部材に固定する必要がないため、パイプの周辺の部材に外力が伝わることを防止することができ、該周辺の部材において不具合が発生することを防止することができると共に、該パイプの周辺の部材にパイプに伝わった外力の影響を与えることを防止することができる。
第6の発明によれば、パイプの曲げ部を挟んでその前後に補強部材を架け渡すように取り付けることによって、応力が集中し易い曲げ部を簡単な構成で補強することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る補強部材4は、図2,3に示すように、エンジンルーム1内において、空調装置2の一部を構成するクーラパイプ32に取り付けられている。
前記エンジンルーム1の後端は、ダッシュパネル11によって区画されている。また、このエンジンルーム1内には、車幅方向に所定間隔を有して、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム12,12が配設されている。そして、この左右のフロントサイドフレーム12,12の外側には、それぞれ前輪用のホイールハウス13,13がエンジンルーム1内に膨出して設けられている。このように構成されたエンジンルーム1内において、エンジン10が左右のフロントサイドフレーム12,12の間に配設されている。
前記空調装置2は、コンプレッサ21と、コンデンサ22、HVAC(Heating Ventilation & Air Conditioning)ユニット23とを備えている。
前記コンプレッサ21は、冷媒を圧縮して、高圧、高温状態にして吐出する。このコンプレッサ21は、エンジン10に取り付けられていて、該エンジン10によってベルト駆動されている。
前記コンデンサ22は、コンデンサ22内を流通する冷媒を走行風等によって冷却して液化させる。このコンデンサ22は、全体としては概略平板状をしており、エンジンルーム1の前部に配置されている。また、コンデンサ22は、コンデンサ22内を流通する冷媒を一旦貯留するレシーバタンク22aを有している。
前記HVACユニット23は、図示省略の、エバポレータ、ヒータコア、ブロアを一体化したユニットであって、ブロアで発生させた気流の温度をエバポレータ及び/又はヒータコアで調整して、車室内に調和空気を送風する。このHVACユニット23は、ダッシュパネル11よりも車両後方の車室内側に配設されている。
これらコンプレッサ21、コンデンサ22、HVACユニット23は、それぞれを冷媒が循環するように接続配管3によって接続されている。接続配管3は、コンプレッサ21とコンデンサ22とを接続する高圧ホース31と、コンデンサ22とHVACユニット23とを接続するクーラパイプ32と、HVACユニット23とコンプレッサ21とを接続する低圧ホース33とを有している。この接続配管3は、エンジンルーム1内の配設部品との干渉を避けるべく、および、フロントサイドフレーム12等の車両側に支持されるべく、該配設部品間のスペースを縫うようにして延設されている。
前記クーラパイプ32は、アルミニウム合金製であって、フロントサイドフレーム12とホイールハウス13とにクランプ14a,14bを介して支持されている。
前記低圧ホース33は、HVACユニット23に接続されたアルミニウム合金製のパイプ33aと、コンプレッサ21に接続されたアルミニウム合金製のパイプ33bと、該パイプ33aとパイプ33bと接続するゴムホース33cとで構成されている。この低圧ホース33は、ホイールハウス13にクランプ14cを介して支持されている。
このように構成された空調装置2においては、コンプレッサ21によって高圧、高温にされた冷媒は、高圧ホース31を介してコンデンサ22へ送られ、コンデンサ22内を流通する。コンデンサ22内を流通する冷媒は、冷却されて液化する。このとき、冷媒は一時的にレシーバタンク22a内に貯留され、空調装置2内を流通する冷媒の量が該レシーバタンク22aによって調節される。コンデンサ22によって液化された冷媒は、クーラパイプ32を介してHVACユニット23へ送られ、HVACユニット23のエバポレータ内を流通する。ここで、HVACユニット23においては、ブロワの作動によってエバポレータ及びヒータコアの周囲を通過する気流を生じさせている。このとき、エバポレータ内では霧化させた冷媒を蒸発させることでエバポレータの周囲を流れる空気から熱を奪って該空気を冷却している。冷却された空気は、ヒータコアで暖められた空気と混合されて所望の温度に調整された後に、車室内へ流入する。エバポレータによって蒸発した冷媒は、コンプレッサ21の吸引によって、低圧ホース33を介して該コンプレッサ21まで戻る。こうして、空調装置2は、冷媒を循環させることによって、調和された空気を車室内に送風する。
前述の如く、接続配管3は、エンジン10及びその他の配設部品等との干渉を回避しつつ、所々で車両側に支持されるべく、蛇行しながら延設されている。その結果、接続配管3には、屈曲又は湾曲した曲げ部が形成されることになる。そして、本実施形態のように車両に搭載された空調装置2においては、走行時の車両の振動により、コンプレッサ21、コンデンサ22等の構成部品も振動する。そうすると、接続配管3にも振動が伝達する。その結果、接続配管3の曲げ部のうちのいくつかには、その位置、曲げ形状およびその前後の支持状態によって応力が集中し易くなる。
本実施形態の場合、クーラパイプ32の、コンデンサ22とフロントサイドフレーム12のクランプ14aとの間の部分において大きく屈曲した屈曲部32aに応力が集中し易くなっている。このクーラパイプ32が補強されるパイプに相当し、この屈曲部32aが曲げ部を構成する。
そこで、本実施形態においては、クーラパイプ32の屈曲部32aには、補強部材4が取り付けられている。
補強部材4は、図1に示すように、本体部41と、該本体部41に設けられた2つの取付部42,42とを有している。
前記本体部41は、クーラパイプ32の屈曲部32aを挟んだ前後2箇所に架け渡される程度の長さに形成された板状の部材である。この本体部41が補強部材本体を構成する。
また、本体部41は、その長手方向の途中に2箇所の屈曲部41a,41aが形成されている。詳しくは、本体部41は、図1(a)に示すように、その両端部41b,41bがクーラパイプ32に対して平面視で直交する方向に延びると共に、中間部41cが該両端部41b,41bを結ぶように直線状に延びている。そして、両端部41b,41bと中間部41cとの間に屈曲部41a,41aが形成されている。また、本体部41のうち、取付部42,42が設けられている面とは反対側の面には、複数(本実施形態では5つ)の凹部41d,41d,…が形成されている。この凹部41d,41d,…によって、本体部41の薄肉化を図ることができると共に、凹部41d,41d,…以外の部分がリブとして機能して本体部41の剛性を維持することができる。
前記取付部42,42は、本体部41の両端部それぞれにおいて、前記凹部41d,41d,…が形成されている面と反対側の面に設けられている。各取付部42は、図1(b)に示すように、クーラパイプ32の外径と略同じか又は若干小さな内径の円筒の一部をその長手方向に沿って切除した形状をしている。換言すれば、各取付部42は、クーラパイプ32の外径と略同じか又は若干小さな曲率で湾曲した一対の挟持部42a,42aを有している。この一対の挟持部42a,42aは、両先端部が互いに離間してその間に隙間を有する状態で、各基端部が本体部41に結合されている。このように構成された挟持部42a,42aでクーラパイプ32を挟持することで補強部材4がクーラパイプ32に取り付けられる。
補強部材4はクーラパイプ32の屈曲部32aを挟んだ前後に取り付けられるため、本体部41の一端部に設けられた取付部42の円筒の軸方向と、本体部41の他端部に設けられた取付部42の円筒の軸方向とは、一直線上には並ばず、互いに交差する方向に延びている。
また、挟持部42a,42aの両先端部の間の隙間は、クーラパイプ32の外径よりも小さくなっている。こうすることで、挟持部42a,42aでクーラパイプ32を挟持したときに、クーラパイプ32が挟持部42a,42aから外れ難く、該クーラパイプ32をしっかり保持することができる。
さらに、挟持部42a,42aの両先端部において、その先端は、互いに離間するように外方に拡がっている。こうすることで、取付部42をクーラパイプ32に取り付ける際に、挟持部42a,42aの先端をクーラパイプ32に押し付けると、挟持部42a,42aがその先端の形状に沿って互いに離間するように両者の間隔が拡がって、クーラパイプ32を挟持部42a,42aの内方に容易に嵌り込ませることができる。
また、各挟持部42aには、その幅方向(円筒の長手方向)中央部において該挟持部42aの長手方向(円筒の周方向)に沿って延びるリブ42bが設けられている。このリブ42bによって挟持部42aが補強されている。
このように構成された補強部材4は、図1(a),3に示すように、クーラパイプ32の屈曲部32aに取り付けられている。詳しくは、取付部42,42がクーラパイプ32の屈曲部32aを挟んだ前後の部分に取り付けられている。このとき、本体部41がクーラパイプ32の屈曲部32aを挟んだ前後の部分に架け渡された状態となっている。
こうすることで、クーラパイプ32に振動が伝わって該クーラパイプ32が屈曲部32aを中心に屈曲振動しようとしても、補強部材4の剛性によってクーラパイプ32の変形が抑制され、該屈曲部32aに応力が集中することが防止される。また、補強部材4の剛性の大きさによっては、クーラパイプ32が屈曲振動しようとしたときに、補強部材4自体が変形して、該屈曲振動を吸収することもできる。
したがって、本実施形態によれば、クーラパイプ32の屈曲部32aにおいて、該屈曲部32aを挟んだ前後の部分に補強部材4を架け渡すようにして取り付けることによって、該クーラパイプ32の屈曲部32a周辺部分の強度を補強部材4の本体部41の剛性で向上させることができる。
また、補強部材4の各取付部42を挟持部42a,42aで構成することによって補強部材4をクーラパイプ32に対して後付けすることができるため、該クーラパイプ32の形状やレイアウトを変更することなく、該クーラパイプ32を補強することができる。
さらに、クーラパイプ32の屈曲部32aの周辺をフロントサイドフレーム12やホイールハウス13等の車両側にしっかりと固定する等によってクーラパイプ32の強度を向上させるわけではなく、クーラパイプ32に補強部材4を取り付けるだけでクーラパイプ32の強度を向上させることができるため、クーラパイプ32の振動がさらに車両側に伝達する等してクーラパイプ32の周辺部材に別の不具合を誘発するということを防止することができる。
さらに、補強部材4を樹脂で構成することによって、補強部材4の形状をクーラパイプ32の形状に合わせて柔軟に形成することができる。
それに加えて、補強部材4を樹脂で構成することによって、クーラパイプ32の振動を本体部41及び取付部42の弾性で吸収し易くすることができる。さらにまた、本体部41に屈曲部41a,41aを形成することによって、本体部41を直線状に形成して取付部42,42同士を直線的に結ぶ形状と比較して、本体部41が変形し易くなり、本体部41における振動の吸収を促進することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、前記実施形態では、補強部材4をクーラパイプ32に取り付けているが、これに限られるものではない。例えば、ヒータコアにつながる冷却水パイプに取り付けてもよい。また、金属製のパイプに限られず、樹脂製パイプに取り付けてもよい。また、車両の空調装置に限られるものではなく、任意のパイプの補強のために採用することができる。
また、補強部材4は、クーラパイプ32の屈曲部32aの前後に取り付けられているが、これに限られるものではない。すなわち、パイプの屈曲した部分に限られず、湾曲した部分、あるいは直線状の部分等、強度を向上させる必要がある部分に取り付ければよい。
さらに、前記高圧ホース31,クーラパイプ32及び低圧ホース33の構成、即ち、形状や支持構造は、前記実施形態に限られるものではない。例えば、前記クランプ14a,14b,14cによる支持は、車体からの振動等に応じて変更すればよく、省略される構成であってもよい。
さらにまた、前記補強部材4の形状は、前記実施形態に限られるものではない。パイプの少なくとも2箇所に取り付けられて、その2箇所の間の部分を補強する構成であれば、任意の構成を採用することができる。例えば、実施形態に係る補強部材4は屈曲部41a,41aにおいて屈曲しているが、湾曲した形状でもよく、あるいは、屈曲も湾曲もしていない直線状の形状であってもよい。また、補強部材4の材質は樹脂に限られるものではなく、金属製であってもよい。さらには、補強部材4の取付部42は、前記実施形態の如く、一対の挟持部で構成されるものに限られず、接着や溶接やネジ締結等によってパイプに対して固着させて取り付ける構成であってもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、パイプを該パイプの周辺部材に影響を与えることなく補強する構成について有用である。
32 クーラパイプ(パイプ)
32a 屈曲部(曲げ部)
4 補強部材
41 本体部(補強部材本体)
42 取付部
42a 挟持部
32a 屈曲部(曲げ部)
4 補強部材
41 本体部(補強部材本体)
42 取付部
42a 挟持部
Claims (6)
- パイプを補強する補強部材であって、
パイプの少なくとも2箇所に架け渡される補強部材本体と、
前記補強部材本体に設けられ、該補強部材本体をパイプに取り付けるための少なくとも2つの取付部とを有する補強部材。 - 前記取付部は、各基端部が前記補強部材本体に結合される一方、両先端部が互いに離間するように設けられた一対の挟持部を有し、該挟持部によってパイプの外周囲を挟持することで前記補強部材本体をパイプに取り付ける請求項1に記載の補強部材。
- 前記補強部材本体及び前記取付部は、樹脂製である請求項1に記載の補強部材。
- 前記補強部材本体は、曲がった形状に形成されている請求項3に記載の補強部材。
- 請求項1に記載の補強部材がパイプの少なくとも2箇所に架け渡された状態で該パイプに取り付けられたパイプの補強構造。
- 請求項5に記載の補強構造において、
前記パイプには、曲げ部が形成されており、
前記補強部材は、前記パイプにおける前記曲げ部を挟んだ前後2箇所に架け渡されて取り付けられている補強構造。
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---|---|---|---|---|
KR20190041567A (ko) * | 2017-10-13 | 2019-04-23 | 엠에이치기술개발 주식회사 | 다이캐스팅 주조 공정에서 이용되는 파이프의 강도를 보강하기 위한 링형 구조물 |
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KR101984802B1 (ko) * | 2017-10-13 | 2019-06-03 | 엠에이치기술개발 주식회사 | 다이캐스팅 주조 공정에서 이용되는 파이프의 강도를 보강하기 위한 링형 구조물 |
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