JP2008290500A - 産業車輛用タイヤ - Google Patents

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Hiroshi Wakamatsu
浩史 若松
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Abstract

【課題】タイヤ生産工程において、大型タイヤの回転を簡便に、しかも確実に認識し、不慮の事故を防止させることが出来る産業車輛用タイヤを提供する。
【解決手段】1は大型タイヤ、2はタイヤサイドウォール部を示す、このサイドウォール部2の周方向には、タイヤの色と識別可能な色ゴム層3が非連続的に設けてある。この実施形態では120度間隔で3ヵ所に、所定幅の淡色ゴムのゴムシートを貼付けた識別ゴム層3が設けてあり、また前記タイヤ表面1aと識別ゴム層3との間には、タイヤゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層3に移行するのを防止させる移行防止ゴム層4が少なくとも一層以上設けてある。移行防止ゴム層4は、識別ゴム層3の幅を覆うように広幅に設け、また移行防止ゴム層4は、ブチルゴム(IIR:イソブテン−イソプレン共重合体)またはアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を含むゴム組成物であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

この発明は、産業車輛用タイヤに係わり、更に詳しくはタイヤ生産工程において、大型タイヤの回転を簡便に、しかも確実に認識し、不慮の事故を防止させることが出来る産業車輛用タイヤに関するものである。
一般の産業車輛用の大型タイヤは、直径が数mと大きい上にタイヤが黒色であるため、タイヤ生産工程において回転半径が大きいことによるタイヤが回転しているか否かを作業者が判断すること難しい。このため、回転するタイヤの周辺において作業をする場合に、タイヤが回転していることに気付かずにタイヤに接触して大事故につながると言う問題があった。
また、低速回転運動が主で、かつ作業場所が広範囲の場合には、車輛の運転状況管理に当たって目視による確認が難しいと言う状況があった。
そこで、このような危険を防止させるために、タイヤのサイド部等にペンキ等のぺイントにより目印(マーキング)を塗布したり印刷する方法や、また回転の目印となる淡色ゴムを貼付ける方法等が提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
然しながら、前者のペンキ等のぺイントにより目印(マーキング)を塗布したり印刷する方法は、タイヤサイド部の変形等により容易に剥がれてしまうと言う問題があり、また淡色ゴムを貼付ける方法は、ベースとなるサイドゴムに配合されている老化防止剤等の汚染物質が淡色ゴムの表面に移行して淡色ゴムを変色させてしまい、貼付けた淡色ゴムが目印とならなくなると言う問題があった。
特表2000−510191号公報 特開昭63−34207号公報
この発明はかかる従来の問題点に着目し、タイヤ生産工程において、大型タイヤの回転を簡便に、しかも確実に認識し、不慮の事故を防止させることが出来る産業車輛用タイヤを提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、大型タイヤのタイヤサイドウォール部の周方向に、タイヤの色と識別可能な着色された識別ゴム層を非連続的に一体的に設け、前記タイヤ表面と識別ゴム層との間に、タイヤゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層に移行すのを防止させる移行防止ゴム層を少なくとも一層以上設けたことを要旨とするものである。
ここで、前記移行防止ゴム層は、識別ゴム層を覆うように設け、また移行防止ゴム層が、ブチルゴムまたはアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含むゴム組成物である。更に移行防止ゴム層の厚さは、1mm以上で、かつ識別ゴム層と合わせた厚さが、3mm 以上、10mm以下であることが好ましい。
このように構成することで、大型タイヤの回転を簡便に、しかも確実に認識し、不慮の事故を防止させることが出来るものである。
この発明は、上記のように大型タイヤのタイヤサイドウォール部の周方向に、タイヤの色と識別可能な着色された識別ゴム層を非連続的に一体的に設け、前記タイヤ表面と識別ゴム層との間に、タイヤゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層に移行すのを防止させる移行防止ゴム層を少なくとも一層以上設けたので、以下のような優れた効果を奏するものである。
(a).タイヤ生産工程において、大型タイヤの回転を簡便に、しかも確実に認識し、不慮の事故を防止させることが出来る。
(b).大型タイヤの回転を遠方からでも確認出来るので、車輛の操業状況を簡便に確認することが出来る。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施した産業車輛用の大型タイヤの斜視図、図2は図1のA−A矢視拡大断面図を示し、1は大型タイヤ、2はタイヤサイドウォール部を示す。
このタイヤサイドウォール部2の周方向には、タイヤの色(一般には黒)と識別可能な着色(白色)された識別ゴム層3が非連続的(部分的)に一体的に設けてある。
具体的には、この実施形態では120度間隔で3ヵ所に、所定幅の淡色ゴム(白色)のゴムシートを貼付けた識別ゴム層3が設けてあり、また前記タイヤ表面1aと識別ゴム層3との間には、図2に示すようにタイヤゴムに混入する汚染物質(例えば、老化防止剤等)が識別ゴム層3に移行すのを防止させる移行防止ゴム層4が少なくとも一層以上設けてある。なお、移行防止ゴム層4を複数層に積層させて用いることも出来る。
前記移行防止ゴム層4は、識別ゴム層3の幅を覆うように広幅に設け、また移行防止ゴム層4は、ブチルゴム(IIR:イソブテン−イソプレン共重合体)またはアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を含むゴム組成物であることが好ましい。
更に移行防止ゴム層4の厚さtは、1mm以上で、かつ識別ゴム層と合わせた合計の厚さTが、3mm 以上、10mm以下であることが好ましい。
なお、3mm 未満の場合には、識別ゴム層表面までの移行防止効果が低減し、識別性が低下すると言う不具合があり、また10mmを超える場合には、タイヤサイドウォール部の要求特性が損なわれると言う不具合がある。
以上のように、タイヤサイドウォール部2の周方向には、タイヤの色(一般には黒)と識別可能な着色(白色)された識別ゴム層3が非連続的(部分的)に一体的に設けることで、大型タイヤ1の回転状況をタイヤの周囲、または離れた位置からも容易に確認でき、安全性の確保と運転管理の簡易化を容易に達成することが出来る。
また、その際に識別ゴム層3の下層ゴム層として、ブチルゴム(IIR:イソブテン−イソプレン共重合体)またはアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を含むゴム組成物から成る移行防止ゴム層4を設けることで、ベースゴムとしてのタイヤサイドウォール部2のゴムに混入する汚染物質(例えば、老化防止剤等)が識別ゴム層3に移行するのを防止することで、識別ゴム層3の変色を抑えることが出来るものである。
なお、タイヤサイドウォール部2のゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層3に移行するのを有効に防止し、上述したように識別ゴム層3及び移行防止ゴム層4の厚さを一定の厚さに確保する必要がある。
以下の表−1に、本発明の実施例と比較例とについて、識別ゴム層3及び移行防止ゴム層4の厚さに対する識別ゴム層3の外観評価の実験結果を示す。
Figure 2008290500
以上のように、移行防止ゴム層4の厚さtは1mm以上で、かつ識別ゴム層と合わせた厚さTが3mm 以上、10mm以下に設定することで、タイヤサイドウォール部2のゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層3に移行するのを有効に防止し、識別ゴム層3の変色を抑えることが出来る。
この発明を実施した産業車輛用の大型タイヤの斜視図である。 図1のA−A矢視拡大断面図である。
符号の説明
1 大型タイヤ
1a タイヤ表面
2 タイヤサイドウォール部
3 識別ゴム層
4 移行防止ゴム層
t 移行防止ゴム層の厚さ
T 移行防止ゴム層J識別ゴム層と合わせた厚さ

Claims (4)

  1. 大型タイヤのタイヤサイドウォール部の周方向に、タイヤの色と識別可能な着色された識別ゴム層を非連続的に一体的に設け、前記タイヤ表面と識別ゴム層との間に、タイヤゴムに混入する汚染物質が識別ゴム層に移行するのを防止させる移行防止ゴム層を少なくとも一層以上設けたことを特徴とする産業車輛用タイヤ。
  2. 前記移行防止ゴム層は、識別ゴム層を覆うように設けた請求項1に記載の産業車輛用タイヤ。
  3. 前記移行防止ゴム層が、ブチルゴムまたはアクリロニトリル−ブタジエンゴムを含むゴム組成物である請求項1または2に記載の産業車輛用タイヤ。
  4. 前記移行防止ゴム層の厚さは、1mm以上で、かつ識別ゴム層と合わせた厚さが、3mm 以上、10mm以下である請求項1,2または3に記載の産業車輛用タイヤ。
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