JP2008290412A - 樹脂シートの熱成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トグル機構により型締めを行う熱成形装置において、型締め力の検知を可能とし、金型等の破損を未然に防止する。
【解決手段】熱成形装置としての真空圧空成形装置10は、トグル機構22の揺動リンク26を固定位置で支持する固定支軸18を有する。固定支軸18には、これに隣接してセンサ40が設けられ、このセンサ40によって型締め時における固定支軸18のたわみ量が測定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂シートの熱成形装置に関する。
樹脂シートから、食品、電気部品、日用品、医薬品等を収容する容器や当該容器の蓋材等の成形品を成形するための製造ラインにおいては、加熱された樹脂シートを型締めすることで容器等を成形する熱成形装置が使用されている。この種の熱成形装置で採用される熱成形法としては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、プレス成形等が公知であり、容器の形状、厚み等に応じて適宜使い分けられている。
上記の熱成形法のうち、真空引きと圧空の供給を併用して、加熱された樹脂シートを型に沿わせて変形させ、容器を成形する真空圧空成形では、型締めに際して、型同士を衝合させた後、キャビティへの圧空供給で生じる型開きを防止するため、空気圧よりも大きな型締め力を加える必要がある。この大きな型締め力を機械的に得るため、金型の駆動機構としてトグル機構(倍力装置)を採用する場合がある。また、真空圧空成形のみならず、発泡PSP等の発泡材からなる樹脂シートに加圧力を付与し、その気孔を潰すことで容器を成形するプレス成形でも、金型の駆動機構としてトグル機構を採用する場合がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−172592号公報
上記のようなトグル機構を採用した熱成形装置において、金型を異なる厚みのものに交換した場合や温度変化に伴って金型厚みが変動した場合、0点調整する必要がある。0点調整は、例えば、トグル機構と分離独立して設けたジャッキ機構を用いて型を上下させ、型同士を衝合させることにより行われる。ジャッキ機構の操作中、トグル機構のリンクは動かない。
トグル機構は、リンクの姿勢によって、その出力が大きく変動する。従って、0点調整時には、リンクの姿勢を厳密に管理する必要がある。リンクの姿勢が狂った状態で0点調整を行うと、型締め時に過大な型締め力が作用し、金型の破損や熱成形装置の故障を招くおそれがあるからである。しかしながら、この種のトグル機構を採用した樹脂シートの熱成形装置では、型締め力を検知する手法が確立されていないのが現状である。
本発明の課題は、型締め力を検知可能とし、金型の破損や装置の故障を未然に防止し得る樹脂シートの熱成形装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明では、トグル機構により型締めを行う樹脂シートの熱成形装置であって、トグル機構のリンクを固定位置で支持する固定支軸を有し、固定支軸のたわみ量をセンサで測定することを特徴とする樹脂シートの熱成形装置を提供する。
トグル機構により型締めを行う熱成形装置では、型締めに伴って金型やトグル機構に型締め力と同等の反力が作用する。反力は何らかの部材にたわみとなって現れ、かつたわみ量は型締め力に比例して大きくなる。従って本発明のように、固定支軸のたわみ量をセンサで測定すれば、型締め力を間接的に測定することが可能となり、測定値に基づいて非常停止等の安全装置を構築することができる。これにより、金型の破損や装置の故障を未然に防止して投資の抑制を図ることが、また、破損に伴う金型交換の手間を省き生産性の向上を図ることができる。固定支軸はトグル機構のリンクのように姿勢や位置が変化することがないので、センサの設置が容易であり、かつたわみ量を精度良く測定できることが、すなわち微小な型締め力の変動を検知することができ、好適である。
トグル機構の駆動源としては、油圧シリンダやサーボモータを採用することが可能であるが、サーボモータは、移動・停止や移動速度などを高精度に制御することができ、望ましい。安全装置を構築した場合に、その効果を有効に享受することができるからである。
以上のように、本発明によれば、型締め力を検知することが可能となり、金型の破損や熱成形装置の故障を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る熱成形装置を組み込んだ容器成形装置の全体構造を概念的に示す側面図である。同図に示す容器成形装置1は、基台2と、基台2上に設置された加熱装置4と、樹脂シート3から容器(厳密には、複数の容器が連続した連続製品)を成形する熱成形装置としての真空圧空成形装置10と、搬送手段6と、操作パネル9とを主要な構成として備える。なお、容器成形装置1には、真空圧空成形装置10で型成形された連続製品を個々の容器に切断する切断装置(トリミング装置ともいう)や切断された容器を集積する集積装置等をさらに設けることも可能である。
この容器成形装置1で使用可能な樹脂シート3に特段の限定はなく、例えば、ポリスチレン(PS)、発泡ポリスチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポロプロピレン(PP)、メタクリル樹脂、生分解性樹脂等からなるシートを使用することができる。また、耐水性や耐熱性を考慮して複数の樹脂を積層したシートを使用することも可能である。
図2(A)は、図1に示す容器成形装置1の主要部の配置を概念的に示すものである。搬送手段6は、樹脂シート3を容器成形装置1の始端から終端に至るまで搬送するものであり、例えば、図2(B)(C)にも示すように、チェーン(ベルトでもよい)7と、チェーン7の下方に配置されて樹脂シート3の搬送をガイドする搬送ガイド8とを樹脂シート3の幅方向両端部に配して構成される。
加熱装置4は、樹脂シート3を成形適温に加熱軟化させるものであり、樹脂シート3の搬送路の上方および下方のうち少なくとも何れか一方(本実施形態では下方。図2(B)を参照。)に設置された一又は複数のヒーター5を主要部として構成される。
真空圧空成形装置10には、樹脂シート3を容器に成形する上型12および下型14からなる金型が設けられる。本実施形態では、上型12および下型14の双方が可動型である。下型14の上面には、容器形状に対応したキャビティ14aが複数設けられている。各キャビティ14aには、下型14の裏面に通じる吸気孔14bが一又は複数設けられ、この吸気孔14bには図示しない吸気装置が接続される。一方、上型12には、図示しないエアコンプレッサから送り込まれた圧縮空気をキャビティ14a(樹脂シート3)に供給するための供給口12aが一又は複数設けられる。図示は省略するが、下型14には、成形動作の繰り返しによる過昇温を防止するための冷却手段が設けられている。
操作パネル9は、例えば、容器成形装置1の運転・停止、自動運転および各装置の単独運転の切り替え、非常停止、サイクル数の設定、サイクルタイムの設定、加熱温度の設定、樹脂シート3の送りピッチの設定等を行うものである。容器成形装置1の運転中には各装置の動作状態が、この操作パネル9にモニタリング表示される。
以上の構成からなる容器成形装置1を用いた容器の成形手順を以下説明する。まず、図示しない原反ロールから繰り出された樹脂シート3の幅方向両端部を搬送手段6にセットする。次いで、搬送手段6を作動させて樹脂シート3を加熱装置4に送り込み、樹脂シート3を成形適温まで加熱軟化させた後、樹脂シート3を真空圧空成形装置10に送り込む。真空圧空成形装置10に所定量樹脂シート3が送り込まれると、上型12および下型14を相互に接近させて型締めを行う。型締め完了後、吸気孔14bに接続された図示しない吸気装置を作動させ、樹脂シート3をキャビティ14a側に引き込む(真空引き)。これと同時に供給口12aに接続されたエアコンプレッサから供給口12aを介して樹脂シート3(キャビティ14a)に圧縮空気を供給し(圧空供給)、樹脂シート3をキャビティ14aに沿わせて変形させる。真空引きと圧空供給とを停止した後、型開きを行って容器を取り出す。以後、以上の動作を並行して行い、容器を自動的に連続成形する。
次に、上記真空圧空成形装置10の全体構造を図面に基づいて説明する。
図3は、図1に示す真空圧空成形装置10の全体構造の一例を概念的に示す側面図である。同図に示す真空圧空成形装置10は、複数の支柱11aおよび梁11bからなるフレーム11と、支柱11aに沿って昇降可能に設けられた上型12を固定した上テーブル13および下型14を固定した下テーブル15と、上テーブル13を昇降させる第1の駆動機構20と、下テーブル15を昇降させる第2の駆動機構30とを主要な構成として備える。支柱11aにはそれぞれガイド11cが固定され、上テーブル13および下テーブル15は、その側面にそれぞれ固定されたスライド部材16をガイド11cに係合させることにより、水平状態を保持したまま支柱11aに沿って昇降可能とされている。なお、図3は、上テーブル13が下死点に位置すると共に下テーブル15が上死点に位置した状態、すなわち型締め状態を示すものである。
第1の駆動機構20は、駆動源としてのサーボモータ21の出力を、トグル機構22を介して上テーブル13の昇降運動に変換する。トグル機構22は、サーボモータ21の回転軸21aに連結されたクランク23と、固定支軸18により揺動自在に支持され、固定支軸18により支持された部分を境界として屈曲した形状を呈する揺動リンク26と、上テーブル13に固定され、上テーブル13と共に昇降する昇降リンク28と、クランク23および揺動リンク26の一端にそれぞれピン結合された第1の連結リンク24と、揺動リンク26の他端および昇降リンク28にそれぞれピン結合された第2の連結リンク27とを有するリンク機構である。本実施形態では、このトグル機構22が、樹脂シート3の幅方向に離隔して二つ設けられている。
本実施形態では、各トグル機構22において、揺動リンク26、第2の連結リンク27、および昇降リンク28がシート搬送方向に離隔して二つずつ配設され、両揺動リンク26の両端の結合ピン25a,25c間に配置された固定支軸18も、上下方向の位置を同じくして平行に配置されている。両揺動リンク26の一端は、両揺動リンク26の姿勢を同じにした状態で、二つの固定支軸18の中心を結ぶ線と平行に配置した第3の連結リンク29で連結される。これにより、第3の連結リンク29、梁11b、および両揺動リンク26で平行クランク機構が形成され、両揺動リンク26が同期して揺動可能となる。図3に示す型締め状態では、固定支軸18、揺動リンク26と第2の連結リンク27との結合ピン25a、および第2の連結リンク27と昇降リンク28との結合ピン25bが上下方向の一直線上にある。トグル機構の特性上、固定支軸18と結合ピン25a,25bが一直線となる直前に上テーブル13に強大な型締め力が作用することになる。
第2の駆動機構30は、基本的な構成は第1の駆動機構20と同一であり、駆動源としてのサーボモータ31の出力を、トグル機構32を介して下テーブル15の昇降運動に変換する。トグル機構32は、サーボモータ31の回転軸31aに連結されたクランク33と、固定支軸18により揺動自在に支持され、固定支軸18により支持された部分を境界として屈曲した形状を呈する揺動リンク36と、下テーブル15に固定され、下テーブル15と共に昇降する昇降リンク38と、クランク33および揺動リンク36の一端にそれぞれピン結合された第1の連結リンク34と、揺動リンク36の他端および昇降リンク38にそれぞれピン結合された第2の連結リンク37とを有するリンク機構である。このトグル機構32は、上記のトグル機構22と同様に、樹脂シート3の幅方向に離隔して二つ設けられている。
各トグル機構32において、揺動リンク36、第2の連結リンク37、および昇降リンク38がシート搬送方向に離隔して二つずつ配設され、両揺動リンク36の両端の結合ピン35a,35c間に配置された固定支軸18も、上下方向の位置を同じくして平行に配置されている。両揺動リンク36の一端は、両リンク36の姿勢を同じにした状態で、二つの固定支軸18の中心を結ぶ線と平行に配置した第3の連結リンク39で連結される。これにより、第3の連結リンク39、梁11b、および両揺動リンク36で平行クランク機構が形成され、両揺動リンク36が同期して揺動可能となる。図3に示す型締め状態では、固定支軸18、揺動リンク36と第2の連結リンク37との結合ピン35a、および第2の連結リンク37と昇降リンク38との結合ピン35bが上下方向の一直線上にある。トグル機構の特性上、固定支軸18と結合ピン35a,35bが一直線となる直前に下テーブル15に強大な型締め力が作用することになる。
なお、本実施形態における両揺動リンク26,36の形状の相違点を具体的に述べると、図中上側の揺動リンク26は、結合ピン25a、固定支軸18、および結合ピン25cで形成される三角形のうち、固定支軸18を頂点とする部分の内角が鈍角であるのに対し、図中下側の揺動リンク36は、結合ピン35a、固定支軸18、および結合ピン35cで形成される三角形のうち、固定支軸18を頂点とする部分の内角が鋭角とされている。
図4(A)〜(C)に示すように、第1の駆動機構20を構成するトグル機構22のうち、図中右側の揺動リンク26を支持する固定支軸18の上方には、ブラケット42を介して小梁41に固定されたセンサ40が設けられている。このセンサ40は、型締めに伴って上型12、上テーブル13、昇降リンク28、第2の連結リンク27、および揺動リンク26を介して固定支軸18に作用する型締め力の反力P(図4(C)を参照)により、両端部(軸受支持部)を支点として固定支軸18に生じるたわみの量を測定するものである。センサ40は、固定支軸18の軸方向中央部に配置されている。使用可能なセンサ40に特段の限定はなく、例えば、レーザ変位センサ、LED変位センサ、超音波変位センサ等の非接触型の変位センサ、あるいは接触型の変位センサやひずみゲージ(ロードセル)等が使用可能である。なお、図4(B)において、実線は型締め状態における揺動リンク26の姿勢を、二点鎖線は型開き状態における揺動リンク26の姿勢をそれぞれ示している。
センサ40には、図示しない制御装置が接続されており、制御装置はサーボモータ21に接続されている。制御装置には型締め力と固定支軸18のたわみ量の関係を示すデータが予め入力されており、サーボモータ21は、センサ40で測定された固定支軸18のたわみ量に基づいて、その回転量(型締め力)が制御される。
型締め力と固定支軸18のたわみ量との関係は、例えば以下示す手法で導き出すことができる。まず、図5に示すように、上テーブル13を上死点、下テーブル15を下死点に位置させた状態で、上テーブル13に上型の厚みに対応したダミー型43を、下テーブル15に内部に油圧室45を有する下型の厚みに対応したダミー型44をそれぞれ固定する。次いで、ダミー型43,44を相互に接近させて型締めを行い、型締め時における油圧室45の油圧をセンシングすることで型締め力を測定し、これと同時に固定支軸18のたわみ量を測定する。上記手順を厚みの異なる複数のダミー型43,44を用いて数回〜数十回繰り返すことにより、型締め力と固定支軸18のたわみ量との関係が導き出される。
以上の構成からなる真空圧空成形装置10の動作を以下説明する。なお、第1および第2の駆動機構20,30の動作は基本的に同一であるから、ここでは第1の駆動機構20の動作について説明を行い、第2の駆動機構30の動作についての説明は省略する。
まず、図3に示す上テーブル13が下死点に位置した状態からサーボモータ21の回転軸21aを時計回りに回転させてクランク23を時計回りに回転させると、第1の連結リンク24に連結された一方側(図中左側)の揺動リンク26が固定支軸18を支点として時計回りに回転(揺動)し、これと同時に一方側の第2の連結リンク27が反時計回りに回転する。このとき、第3の連結リンク29で一方側の揺動リンク26に連結された他方側(図中右側)の揺動リンク26および第2の連結リンク27も、同じ動作をする。このように揺動リンク26および第2の連結リンクが回転すると、上テーブル13が上方に移動する。そして、クランク23を180°回転させると、図6に示すように、上テーブル13が上死点に位置した状態、すなわち型開き状態となる。これら一連の動作を繰り返すことにより上型12の型締めおよび型開きが行われる。
上型12は、上テーブル13が下死点に達する直前に下型14と衝合する。両型12,14の衝合後、図示しない吸気装置による真空引きと図示しないエアコンプレッサによる圧空供給とがなされ、樹脂シート3から容器が成形される。このとき、固定支軸18と結合ピン25a,25bが一直線となるようにトグル機構22の各リンクが作動することにより空気圧よりも大きな型締め力が金型に作用する。これにより、容器成形時における型開き(エアー漏れ)が防止される。
そして、型締め時(圧空供給時)には、上型12、上テーブル13、昇降リンク28、第2の連結リンク27、および揺動リンク26を介して固定支軸18に型締め力の反力P(図4(C)を参照)が作用する。かかる反力Pによって固定支軸18にたわみ(図4(C)中、点線で示す)が生じると、たわみ量がセンサ40で測定され、測定されたたわみ量は制御装置に入力される。制御装置は、この測定されたたわみ量に応じてサーボモータ21の回転量を制御し、たわみ量が過大な場合、すなわち型締め力が過大な場合にはサーボモータ21の駆動を停止させる。このとき、操作パネル9には、予め制御装置に入力された型締め力とたわみ量の関係を示すデータに基づいて固定支軸18のたわみ量から換算された型締め力がモニタリング表示される。
以上に示すように、固定支軸18のたわみ量をセンサ40で測定すれば、型締め力を間接的に検知することが可能となり、安全装置を構築することができる。これにより、金型の破損や装置の故障を未然に防止して投資の抑制を図ることが、また、破損に伴う金型交換の手間を省き生産性の向上を図ることができる。なお、固定支軸18はトグル機構22の各リンクのように姿勢が変化することもないので、センサ40の設置が容易で、かつたわみ量を精度良く測定することが、すなわち微小な型締め力の変動を正確に検知することができ、望ましい。
なお、本実施形態では、図4(A)にも示すように、固定支軸18に対する反力Pの作用点となる揺動リンク26が固定支軸18の両端から等距離離隔した二箇所に設けられているため、固定支軸18のたわみ量はその軸方向中央部で最も大きくなる。従って、固定支軸18の軸方向中央部にセンサ40を配置した本実施形態においては、固定支軸18のたわみ量を精度良く測定することが、すなわち型締め力を高精度に検知することができ、金型の破損や装置の故障を一層効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、トグル機構22の駆動源としてサーボモータ21を使用している。サーボモータは、移動・停止や移動速度などを高精度かつ高速に制御することができる。従って、過大な型締め力が金型に負荷された場合には、トグル機構22の運転を即座に停止することができ、金型の破損等をより一層効果的に防止することができる。
なお、以上では、センサ40を上側の固定支軸18に隣接して設けた場合について説明を行ったが、センサ40は、下側の固定支軸18に隣接して設けることも、またあるいは上側および下側の双方の固定支軸18に隣接して設けることも可能である。
また、以上で説明したトグル機構22,32のリンク機構の構成および形状はあくまでも一例であり、これらは任意に変更することができる。リンク機構の構成を変更した場合、何れかのリンクの固定支軸(フレームの固定位置にある支軸をいう。但しサーボモータの回転軸は除く)に隣接してセンサ40を設ければ、上記同様の作用効果が得られる。
また、以上では、上型12および下型14の双方が可動するタイプの真空圧空成形装置10について説明を行ったが、上記本発明は、上型12又は下型14の何れか一方が可動するタイプの真空圧空成形装置にも好ましく適用することができる。
また、以上では、真空圧空成形装置に本発明を適用した場合について説明を行ったが、本発明は、例えば発泡材からなる樹脂シート3に加圧力を付与し、その気孔を潰すことで容器を成形するプレス成形装置にも好ましく適用することができる。
本発明に係る熱成形装置を組み込んだ容器成形装置の全体構造を概念的に示す側面図である。 (A)図は図1に示す容器成形装置の主要部の概念説明図、(B)図は加熱装置における各部材の相互関係を概念的に示す図、(C)図は熱成形装置における各部材の相互関係を概念的に示す図である。 本発明に係る熱成形装置の全体構造を概念的に示す図である。 (A)図は熱成形装置の一部上面図、(B)図は(A)図のA−A’断面図、(C)図は(A)図のB−B’断面図である。 型締め力とたわみ量の関係を求める手段の一例を示す図である。 熱成形装置の型開き状態を概念的に示す図である。
符号の説明
1 容器成形装置
3 樹脂シート
9 操作パネル
10 真空圧空成形装置(熱成形装置)
11 フレーム
11a 支柱
11b 梁
11c ガイド
12 上型
12a 供給口
13 上テーブル
14 下型
14a キャビティ
14b 吸気孔
15 下テーブル
18 固定支軸
20 第1の駆動機構
30 第2の駆動機構
24、34 第1の連結リンク
26、36 揺動リンク
27、37 第2の連結リンク
29、39 第3の連結リンク
40 センサ
P 反力

Claims (2)

  1. トグル機構により型締めを行う樹脂シートの熱成形装置であって、
    トグル機構のリンクを固定位置で支持する固定支軸を有し、固定支軸のたわみ量をセンサで測定することを特徴とする樹脂シートの熱成形装置。
  2. トグル機構が、サーボモータを駆動源とする請求項1記載の樹脂シートの熱成形装置。
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