JP2008290212A - 局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置 - Google Patents

局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラストすべき面に対して垂直にブラスト材を吹き付けることができない場合であっても、簡易な方法で所定範囲のみをブラスト処理することができ、かつ、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制することができる局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置を提供する。
【解決手段】溶接連結された鋼構造体の溶接発錆部および熱影響部をブラスト処理する方法において、前記溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについてブラスト処理を可能とするように立体遮蔽体10を配設することにより、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるようにする。
【選択図】図9

Description

本発明は、局所ブラスト処理方法および該処理方法を実現する局所ブラスト処理装置に関し、詳しくは、ブラスト面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できる局所ブラスト処理方法および該処理方法を実現する局所ブラスト処理装置に関する。
鋼構造物の長寿命化のために塗装性能を向上させることが求められており、素地調整を現場で行う場合であっても、1種ケレンに相当する素地調整が求められるようになってきている。例えば、鋼橋塗装の規準書である鋼橋塗装・防食便覧(平成17年12月版)では、新設橋の現場施工の継ぎ手部のうち、ボルト継ぎ手では動力工具を用いる2種ケレンも許容されているが、溶接継ぎ手では1種ケレンまで求められており、ブラストを掛けることが必要とされている。また、既設橋の塗り替え塗装においても、耐久性が特に求められる場合には1種ケレンまで求められており、ブラスト処理を行うことが求められている。
具体例として、Uリブ鋼床版の塗装処理について説明する。
図1は、Uリブ鋼床版を斜め上方から見た斜視図であり、図2は、斜め下方から見た斜視図である。
Uリブ鋼床版100は、鋼板で形成された鋼床版(デッキプレート)102と、鋼床版(デッキプレート)102の下面に橋軸方向に配置された主桁(縦桁)104と、橋軸直角方向に配置された横桁106と、を主構造とし、さらに鋼床版(デッキプレート)102の下面にUリブ(縦リブ)108を橋軸方向に配置し、横リブ110を橋軸直角方向に配置して補強した構造である。Uリブ鋼床版100の大きさは橋軸方向に10m程度、橋軸直角方向に3m程度であり、複数のUリブ鋼床版100が現場で溶接接合やボルト接合等で連結されて道路橋の上部工を形成している。
図3は、連結されたUリブ鋼床版100を斜め上方から見た斜視図である。鋼床版(デッキプレート)102同士は現場溶接により連結されており、図3に示すように、橋軸方向および橋軸直角方向に、溶接金属及び熱影響部からなる現場溶接塗装部112が形成されている。溶接金属は溶接ビード120(図6参照)のことであり、熱影響部は溶接熱の影響を受けた部分のことである。現場溶接塗装部112の幅は200mm程度であり、隣り合う鋼床版(デッキプレート)102の端部100mm幅程度ずつが現場溶接塗装部112となっている。鋼床版(デッキプレート)102の上面には舗装が施されており、道路面が形成されている。
1つのUリブ鋼床版100を構成する各部材は全て工場で溶接されており、現場において他のUリブ鋼床版100と溶接やボルトで接合される部分を除き、内面仕様については工場で仕上げ塗装までされている(外面仕様は下塗りまでの場合もある)。ボルト接合部(例えば、図1、2の現場ボルト接合部114)については、工場出荷段階では無塗装仕様か無機ジンクリッチペイント塗装となっており、先に述べたように、ボルト接合後に動力工具を用いての2種ケレンを行った後に、下塗り塗装、中上塗り塗装を行う。
現場溶接を行う鋼床版(デッキプレート)102の開先部については、工場出荷段階では、図4に示すように、特殊な防錆材を片側30mm幅程度塗布し、その外側70mm幅程度については無機ジンクリッチペイントが塗装されている。この合計100mm幅程度の範囲が現場溶接塗装部112となり、溶接後に現場塗装が行われる。この合計100mm幅程度の範囲は、隣り合う鋼床版(デッキプレート)102のどちらの端部にも存在するので、現場溶接塗装部112の幅は200mm程度となり、この幅200mm程度の範囲に現場塗装が行われることになる。なお、鋼床版(デッキプレート)102の下面のうち、この幅200mm程度の現場溶接塗装部112以外の部分については工場で仕上げ塗装まで行われており、この工場塗装部分には現場作業で傷を付けないようにする必要がある。
Uリブ鋼床版100の現場溶接については、図5に示すように、鋼床版(デッキプレート)102下面に裏波の出る特殊な裏当て材116と裏当て材カバー118を設置した後に、図6に示すように、鋼床版(デッキプレート)102上面からサブマージアーク溶接を行うことが一般的であり、現場溶接を行う2つの鋼床版(デッキプレート)102の開先部の間には、サブマージアーク溶接による溶接金属によって溶接ビード120が形成されて、2つの鋼床版(デッキプレート)102は連結される。
現場溶接後、現場溶接塗装部112の鋼床版102下面の裏波溶接部は程なく発錆する(この発錆した裏波溶接部を溶接発錆部と称する)。開先防錆剤部や無機ジンクリッチペイントの一部は、溶接熱の影響で変状する。このため、鋼床版102下面の溶接発錆部および熱影響部、即ち鋼床版102下面の現場溶接塗装部112は、現場塗装を行う前に研掃する必要がある。先に述べたように、溶接継ぎ手であるため1種ケレンまで求められており、ブラストを掛けることが必要とされている。このブラスト処理に際しては、工場塗装部分に傷を付けないようにする必要がある。
鋼床版102下面においては、橋軸直角方向の現場溶接塗装部112が縦リブや主桁腹板を横断し、橋軸方向の現場溶接塗装部112は横桁や横リブを横断している。そのため、溶接の裏当て材を通すために設けられたスカーラップ部も研掃する必要があり、ブラスト処理による1種ケレンを行うことが必要である。
図7は、鋼床版102下面の現場溶接塗装部112に対してバキュームブラストを行っている状況を模式的に示す断面図であり、該断面は現場溶接塗装部112の中心線を含む面で鉛直方向に切断した断面である。バキュームブラストに用いるバキュームブラストノズル130は、図7に示すように、ブラスト材を圧縮空気で送り込むブラストホースが接続されたブラスト供給部132と、ブラスト材やブラスト材により削り落とされたものを吸引するバキュームホースが接続されたバキューム部134とを有し、先端部には、ブラスト面の凹凸に追従でき、ブラストする部位を囲む刷毛口136が設けられている。なお、図7において、バキュームブラストノズル130を2つ描いているが、図において右から左にバキュームブラストノズル130を移動させてブラスト処理を行っている状況を示すために2つ描いたものである。
バキュームブラストにおいてバキューム効果を十分に発揮させるためには、刷毛口136をブラストされる面に直角に当てる必要がある。しかし、図7に示すように、桁又はリブ138のスカーラップ部140において、桁又はリブ138の側面から25mm程度の範囲は、ブラスト供給部132を当てることができず、バキュームブラストをすることができない。ここで、桁又はリブ138には、主桁、横桁、縦リブ、横リブがあり、いずれにおいても現場溶接塗装部112と交差する地点にはスカーラップ部140が設けられている。
また、ブラスト処理においては、作業員および周辺住民の健康衛生問題が生じないように、ブラスト時の粉塵対策が厳しく制限されるようになってきており、例えば、ブラスト材(研削材)として従来多用されてきた珪砂は、もろくて粉塵となりやすいため、その使用は平成19年度から禁止されることとなっている。
健康衛生問題が生じないようするという観点から、オープンブラスト工法の場合、粉塵の外部への飛散を防ぐために、防護カバーを厳重に設置することが求められ、大がかりな仮構造を設けることが必要となっている。また、オープンブラスト工法の場合、研削材の回収にも労力を要する。バキュームブラスト工法の場合、特に、局部凹凸部、狭隘部、特殊形状部に対するブラスト処理を行う場合に、手間のかかる養生が必要となる。
したがって、ブラスト方法においては、簡易な方法で粉塵の外部への飛散を抑制することも求められる。
特許文献1では、管体の外面の溶接部分にカバーガイドを被覆して吸着保持し、管体の溶接部分をバキュームブラスト処理する方法が記載されている。
特許文献2では、ロンジを構成するフランジとウェブとの溶接部分をブラスト処理するに際し、ロンジのフランジ全体をブラストチャンバーで囲んでブラスト処理をする技術が記載されている。
特許文献3では、錆を落とす対象部材を柔軟なシートで覆って密封し、ブラスト処理を行う技術が記載されている。
特開平9−141555号公報 特開2000−135679号公報 特開2004−9215号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、Uリブ鋼床版100の縦リブや主桁腹板、横桁や横リブのスカーラップ部近傍の現場溶接塗装部112に対してカバーガイドを設置することはスカーラップ部の形状によっては困難な場合があると考えられる。また、研掃材と空気との混合物は、カバーガイド内を一方の吸い込み口から他方の吐出口に向かって、ブラスト処理すべき面とほぼ平行に進行するので、ブラスト処理の効果は劣ると考えられる。
特許文献2に記載の技術では、研掃の対象部分をブラストチャンバーで囲むことが必要であり、Uリブ鋼床版100の縦リブや主桁腹板、横桁や横リブのスカーラップ部近傍の現場溶接塗装部112に対してこの技術を適用することは大がかりにすぎ、コスト面及び作業性に問題がある。
特許文献3に記載の技術では、錆を落とす対象部材を柔軟なシートで覆って密封することが必要であり、Uリブ鋼床版100の縦リブや主桁腹板、横桁や横リブのスカーラップ部近傍の現場溶接塗装部112に対してこの技術を適用することは困難である。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、ブラストすべき面に対して垂直にブラスト材を吹き付けることができない場合であっても、簡易な方法で所定範囲のみをブラスト処理することができ、かつ、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制することができる局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究開発を行い、立体遮蔽体を配置して所定の養生を行うことで、ブラスト材をブラスト面に対して斜めに吹き付けても、所定範囲のみをブラスト処理することができ、かつ、粉塵の外部への飛散も抑制することができることを見出し、本発明をするに至った。
即ち、本発明に係る局所ブラスト処理方法は、溶接連結された鋼構造体の溶接発錆部および熱影響部をブラスト処理する方法において、前記溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについてブラスト処理を可能とするように立体遮蔽体を配設することにより、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるようにしたことを特徴とする。
前記立体遮蔽体は、ブラスト処理のための開き空間を有することが好ましい。
具体的には、前記鋼構造体は例えば鋼床版であり、前記ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域は、例えば該鋼床版を下方から支持する桁又はリブのスカーラップ部近傍の領域である。
前記局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置においては、例えばバキュームブラストノズルを用いることができる。
前記立体遮蔽体に例えば磁石を取り付けておき、該磁石で該立体遮蔽体を前記鋼構造体に固定して前記配設を行うことができる。また、前記立体遮蔽体に例えば両面糊付きテープを付着させておき、該両面糊付きテープで該立体遮蔽体を前記鋼構造体に固定して前記配設を行うことができる。
本発明に係る局所ブラスト処理装置は、溶接連結された鋼構造体の溶接発錆部および熱影響部をブラスト処理するブラスト装置において、前記溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについてブラスト処理を可能とするように立体遮蔽体を配設することにより、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるようにしたことを特徴とする。
前記立体遮蔽体は、ブラスト処理のための開き空間を有することが好ましい。
前記開き空間は、前記立体遮蔽体の上面から底面まで貫通していてもよいし、また、底部が閉じられていてもよい。前記開き空間の底部が閉じられている場合、該底部から前記立体遮蔽体の底面までを貫通する孔を設けることが好ましい。
前記立体遮蔽体は、例えばスポンジ体から構成することができる。
前記開き空間を形成する面のうち、ブラスト処理の際にブラスト材が当たる箇所を補強しておくことも好ましい。
本発明に係る局所ブラスト方法および局所ブラスト装置においては、溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについて、ブラスト処理を可能とする開き空間を有する立体遮蔽体を配設するので、工場塗装部等のブラスト処理が許容されない領域には傷を付けずにブラスト処理を行うことができ、かつ、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行ってもブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるので、近くに障害物がある領域についてもブラスト材や粉塵の飛散を抑制しつつ、ブラスト処理をすることができ、ブラスト時の粉塵対策を行いやすい。
例えば鋼床版に対して本発明に係る局所ブラスト方法および局所ブラスト装置を適用した場合には、鋼床版を下方から支持する桁又はリブのスカーラップ部近傍の溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるので、スカーラップ部近傍の溶接発錆部および熱影響部に対しても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制しつつ、ブラスト処理をすることができる。
開き空間が立体遮蔽体の上面から底面まで貫通している場合には、ブラスト材を吹き付けるための空気も開き空間から下方に抜けることができ、よりスムーズなブラスト処理が可能となる。
開き空間の底部が閉じられている場合には、開き空間3の下方にブラスト材等を受ける板やシート等を設ける必要がない。
開き空間の底部が閉じられている場合に、該底部から立体遮蔽体の底面までを貫通する孔を設けた場合、該貫通孔にバキューム装置を取り付けて吸引することでブラスト材等を回収することができる。また、該貫通孔から空気が抜けるので、ブラスト材を吹き付けるための空気もそこから抜けることができ、開き空間内に堆積したブラスト材等が舞い上がることも防止でき、よりスムーズなブラスト処理が可能となる。
また、本発明に係る局所ブラスト処理方法および局所ブラスト処理装置においては、バキュームブラストノズルを用いることもでき、この場合、ブラスト面に対して斜めにブラスト材を吹き付けなければならない箇所も、垂直にブラスト材を吹き付けることができる箇所も、ノズル交換をせずに、1つのバキュームブラストノズルでバキュームブラスト処理を行うことができる。
立体遮蔽体をスポンジ体から構成した場合、添接板、ボルト、すみ肉溶接に伴う溶接ビード等の凹凸があっても、その凹凸を吸収でき、立体遮蔽体を容易に配設することができる。また、スポンジ体は軽量であるので、立体遮蔽体を配設する際の作業性に優れる。
立体遮蔽体に磁石を取り付けておき、該磁石で鋼構造体に固定して該立体遮蔽体の配設を行ったり、また、立体遮蔽体に両面糊付きテープを付着させておき、該両面糊付きテープで鋼構造体に固定して該立体遮蔽体の配設を行った場合、作業性がより向上する。
開き空間を形成する面のうち、ブラスト処理の際にブラスト材が当たる箇所を補強しておいた場合、立体遮蔽体の使用可能回数を増加させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図8及び図9は、本発明に係る局所ブラスト処理方法を、鋼床版102下面に配置された桁又はリブ138のスカーラップ部140近傍の現場溶接塗装部112に対して適用している状況を模式的に示す断面図であり、該断面は現場溶接塗装部112の中心線を含む面で鉛直方向に切断した断面である。図8はバキュームなしのオープンブラストの場合であり、図9はバキュームブラストの場合であり、本発明に係る局所ブラスト処理方法は、オープンブラストにもバキュームブラストにも対応できる。
図8のオープンブラストの場合、中央部に開き空間10Aが設けられた立体遮蔽体10を、オープンブラストノズル142を配置する側と反対側のスカーラップ部140に配置して養生を行う。これにより、工場塗装部のようにブラスト処理によって傷を付けてはいけない箇所にはブラスト材が当たらないようになり、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについて、ブラスト処理が可能となる。立体遮蔽体10を配置して養生を行った後、オープンブラストノズル142を、図中の矢印に示すように、ブラスト面に対する角度を変えつつブラスト処理をする。
吹き付けられたブラスト材(研削材)は、立体遮蔽体10に受け止められ、図8において立体遮蔽体10の開き空間10Aよりも左には飛散せず、ブラスト材や剥がされた錆、変状した無機ジンクリッチペイント等は、開き空間10Aに堆積していくか、立体遮蔽体10に跳ね返されて図8においてオープンブラストノズル142側へ飛散するので、オープンブラストノズル142の後方を簡易にシート12等で覆うとともに、オープンブラストノズル142の下方に、ブラスト材等を受ける板やシート14を配置させておくことにより、ブラスト材等を周囲に飛散させずに回収することができ、粉塵の外部への飛散を抑制することができる。
図9のバキュームブラストの場合も、図8のオープンブラストの場合と同様に、バキュームブラストノズル130を配置する側と反対側のスカーラップ部140に立体遮蔽体10を配置して養生を行い、工場塗装部のようにブラスト処理によって傷を付けてはいけない箇所にはブラスト材が当たらないようにし、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについて、ブラスト処理が可能となるようにする。そして、バキュームブラストノズル130を、図中の矢印に示すように、ブラスト面に対する角度を変えつつブラスト処理をする。
バキュームブラストノズル130を鋼床版102の下面に対して斜めに当てているため、吹き付けられたブラスト材の全てがバキューム部134に吸引されて回収されるわけではないが、吹き付けられたブラスト材は、立体遮蔽体10に受け止められ、図9において立体遮蔽体10の開き空間10Aよりも左には飛散せず、ブラスト材や剥がされた錆、変状した無機ジンクリッチペイント等のうちの大部分は、開き空間10Aに堆積していくか、立体遮蔽体10に跳ね返された後にバキューム部134に吸引されて回収される。ただし、立体遮蔽体10に跳ね返されたブラスト材等のうちの一部はバキュームブラストノズル130に吸引されず、外部へ飛散するので、図8のオープンブラストの場合と同様に、バキュームブラストノズル130の後方を簡易にシート16等で覆うとともに、バキュームブラストノズル130の下方に、ブラスト材等を受ける板やシート18を配置させておくことにより、ブラスト材等を周囲に飛散させずに回収することができ、粉塵の外部への飛散を抑制することができる。
図9のバキュームブラストの場合は、負圧に吸引することにより、吹き付けられたブラスト材等のうちのある程度の部分を回収できるので、図8のオープンブラストの場合よりも粉塵の飛散を抑えることができ、粉塵の外部への飛散をより抑制することができる。また、図9の方法を採用することにより、他の部分をバキュームブラストする場合であっても、ノズル交換をせずに、研掃作業を行うことができる。
なお、図8、図9においては、立体遮蔽体10として、中央部に開き空間10Aが設けられた一体形状のものを描いているが、開き空間10Aを設けることができるのであれば、立体遮蔽体10は一体形状でなくてもよく、開き空間が設けられていない複数の立体遮蔽体を組み合わせて配置し、組み合わされた全体を立体遮蔽体10としてもよい。
また、図10は図8のA−A断面を模式的に示す断面図であり、図11は図9のB−B断面を模式的に示す断面図である。なお、図10、図11においては、図示の都合上、シート12、14は描いていない。図10、図11に示すように、桁又はリブ138に対して、オープンブラスト142、バキュームブラストノズル130と同じ側にあって、桁又はリブ138と直交する桁又はリブ139の表面に立体遮蔽体10を配置することにより、跳ね返ってきたブラスト材が、オープンブラスト142、バキュームブラストノズル130と同じ側にある桁又はリブ139の塗装を傷付けることを防止することができる。
図12は、立体遮蔽体10の形状の例(立体遮蔽体30、32、34、36)を示す斜視図である。図12(A)は、上下に貫通した半円筒の開き空間30Aを中央部に備えた立体遮蔽体30を示し、図12(B)は、上下に貫通した四角柱の開き空間32Aを中央部に備えた立体遮蔽体32を示し、図12(C)は、底面まで貫通していない半円筒の開き空間34Aを中央部に備えた立体遮蔽体34を示し、図12(D)は、底面まで貫通していない半円筒の開き空間36Aを中央部に備え、該開き空間36Aの下に底面まで貫通した孔36Bを設けた立体遮蔽体36を示す。
図12(A)の立体遮蔽体30は、上下に貫通した半円筒の開き空間30Aを中央部に備えている。図8、9の立体遮蔽体10に代えて立体遮蔽体30を用いて、ノズル142、130を配置する側と反対側のスカーラップ部に立体遮蔽体30を配置して養生を行った場合、立体遮蔽体30の上下に貫通した半円筒の開き空間30Aがブラスト空間を形成するので、吹き付けられたブラスト材等は、開き空間30Aの下部から下方に落ちる。そのため、立体遮蔽体30を用いて養生を行った場合、ブラストノズル側にシート12、16、板やシート14、18を設けるだけでなく、ブラスト空間(開き空間30A)の下方にも板やシート等を設けてブラスト材等を受けるようにする。
図12(B)の立体遮蔽体32は、上下に貫通した四角柱の開き空間32Aを中央部に備えている。図8、9の立体遮蔽体10に代えて立体遮蔽体32を用いて、ノズル142、130を配置する側と反対側のスカーラップ部に立体遮蔽体32を配置して養生を行った場合、立体遮蔽体32の上下に貫通した四角柱の開き空間32Aがブラスト空間を形成するので、吹き付けられたブラスト材等は、開き空間32Aの下部から下方に落ちる。そのため、立体遮蔽体32を用いて養生を行った場合、ブラストノズル側にシート12、16、板やシート14、18を設けるだけでなく、ブラスト空間(開き空間32A)の下方にも板やシート等を設けてブラスト材等を受けるようにする。
立体遮蔽体30、32のように、上下に貫通する開き空間30A、32Aを設けた場合には、開き空間30A、32Aからブラスト材等が下方に落ちるとともに空気が抜けるので、ブラスト材を吹き付けるための空気も開き空間30A、32Aから下方に抜けることができ、よりスムーズなブラスト処理が可能となる。
なお、ブラスト空間(開き空間)は、スカーラップを越えてブラスト処理する必要のある範囲の広さであって、その形状は、半円柱や四角柱などが好ましい。
図12(C)の立体遮蔽体34は、底面まで貫通していない半円筒の開き空間34Aを中央部に備えており、開き空間34Aの高さは立体遮蔽体34の高さの半分程度である。図8及び図9の立体遮蔽体10に代えて立体遮蔽体34を用いて、ノズル142、130を配置する側と反対側のスカーラップ部に立体遮蔽体34を配置して養生を行った場合、ブラスト空間(開き空間34A)の高さが立体遮蔽体34の高さの半分程度となり、ブラスト空間(開き空間34A)は立体遮蔽体10の上下に貫通しておらず、ブラスト材等がブラスト空間(開き空間34A)内に堆積していく。ブラスト空間(開き空間34A)内に堆積したブラスト材等は、立体遮蔽体34の取り外し時に回収する。このように、立体遮蔽体34の開き空間34Aは上下に貫通していないので、開き空間34Aの下方にブラスト材等を受ける板やシート等を設ける必要はない。
図12(D)の立体遮蔽体36は、立体遮蔽体34と同様の非貫通の半円筒の開き空間36Aを中央部に備え、開き空間36Aの下には底面まで貫通した孔36Bを備える。図8及び図9の立体遮蔽体10に代えて立体遮蔽体36を用いて、ノズル142、130を配置する側と反対側のスカーラップ部に立体遮蔽体36を配置して養生を行った場合、ブラスト空間(開き空間36A)の高さが立体遮蔽体36の高さの半分程度となり、ブラスト空間(開き空間36A)は立体遮蔽体36の上下に貫通しておらず、ブラスト材等がブラスト空間(開き空間36A)内に堆積していく。ただし、開き空間36Aの下に底面まで貫通した孔36Bが設けられているので、貫通孔36Bにバキューム装置を取り付けて吸引し、貫通孔36Bからブラスト材等を回収することもできる。また、貫通孔36Bから空気が抜けるので、ブラスト材を吹き付けるための空気もそこから抜けることができ、開き空間36A内に堆積したブラスト材等が舞い上がることも防止でき、よりスムーズなブラスト処理が可能となる。
立体遮蔽体10の材質としては、鋼床版102や桁、リブ138の表面の凹凸になじむ材質のものであればよく、特に限定されないが、例えば、凹凸になじむ軽いスポンジ体(海綿体)が適する。立体遮蔽体10を設置する部位には、図13(A)に示すように添接板150、ボルト152等の凹凸があったり、図13(C)に示すように鋼床版102と桁又はリブ138とのすみ肉溶接に伴う溶接ビード154等の凹凸があったりするからである。また、立体遮蔽体10を設置する際の作業性の点で、軽い素材からなることが好ましい。
図14は、立体遮蔽体10によって養生を行う箇所(ノズルを配置する側と反対側のスカーラップ部140)を示す斜視図である。図14(A)は立体遮蔽体10を取り付ける前の状況を示す斜視図であり、図14(B)は立体遮蔽体10をガムテープ48で取り付けた後の状況を示す斜視図である。図14(B)に示すように立体遮蔽体10は簡易な方法で取り付けることができる。
立体遮蔽体10の取り付け方法は、特に限定されないが、例えば図15(A)に示すように、立体遮蔽体10(30)の上面部にマグネットテープ50を取り付けておき、磁力で鋼床版下面に取り付けられるようにしておくことが作業性の点で好ましい。また、例えば図15(B)に示すように、立体遮蔽体10(30)の上面部に両面糊付きテープ52を取り付けておき、両面糊付きテープ52による接着力で鋼床版下面に取り付けられるようにしておくことも作業性の点で好ましい。
また、立体遮蔽体10を図8及び図9に示すように配置して養生を行い、ブラスト処理を行うと、鋼床版102近傍の開き空間10A上部の内面には多くのブラスト材が衝突する。そこで、図16に示すように、立体遮蔽体10(30)の中央部に設けられた開き空間10A(30A)を形成する面の上部に養生テープやガムテープ54を貼って補強しておくことも好ましい。
なお、図15(A)、(B)及び図16においては、立体遮蔽体10の例として立体遮蔽体30を描いているが、立体遮蔽体10の形状は立体遮蔽体30に限定されない。
また、本発明に係る局所ブラスト方法および局所ブラスト装置に用いるブラスト材は特に限定されず、アルミナやガーネット等を用いることができる。また、用いるブラストノズルは、オープンブラストの場合であっても、バキュームブラストの場合であっても、一般的に用いられている周知のものを用いることができる。ブラスト材を加速し対象物に吹き付けるための圧縮空気を供給する機構も特に限定されず、圧縮機(コンプレッサー)を用いた機構でも、送風機(ブロワー)を用いた機構でもよい。
以上説明したように、本発明に係る局所ブラスト方法を用いることにより、桁又はリブ138のスカーラップ部140近傍においても、工場塗装部に傷を付けずに、鋼床版102下面の現場溶接塗装部112をブラスト処理することができる。
また、本発明にかかる局所ブラスト処理方法においては、吹き付けられたブラスト材は立体遮蔽体10が配置された側には立体遮蔽体10を越えて飛散しないため、ノズル側を簡易に養生するのみで、ブラスト材や剥がされた錆、変状した無機ジンクリッチペイント等は外部に飛散せず、粉塵の外部への飛散を抑制することができる。
Uリブ鋼床版を斜め上方から見た斜視図 Uリブ鋼床版を斜め下方から見た斜視図 連結されたUリブ鋼床版を斜め上方から見た斜視図 現場溶接を行う鋼床版(デッキプレート)の開先部を示す斜視図 鋼床版(デッキプレート)下面に設置された裏当て材と裏当て材カバーを示す斜視図 鋼床版(デッキプレート)上面からサブマージアーク溶接を行っている状況を示す斜視図 鋼床版下面の現場溶接塗装部に対してバキュームブラストを行っている状況を模式的に示す断面図(現場溶接塗装部の中心線を含む面で鉛直方向に切断した断面) 本発明に係る局所ブラスト処理方法を、鋼床版下面に配置された桁又はリブのスカーラップ部近傍の現場溶接塗装部に対して適用している状況を模式的に示す断面図(現場溶接塗装部の中心線を含む面で鉛直方向に切断した断面)(オープンブラストの場合) 本発明に係る局所ブラスト処理方法を、鋼床版下面に配置された桁又はリブのスカーラップ部近傍の現場溶接塗装部に対して適用している状況を模式的に示す断面図(現場溶接塗装部の中心線を含む面で鉛直方向に切断した断面)(バキュームブラストの場合) 図8のA−A断面を模式的に示す断面図 図9のB−B断面を模式的に示す断面図 (A)、(B)、(C)、(D)立体遮蔽体の形状の例を示す斜視図 鋼床版や桁、リブの表面の凹凸を示す図で、(A)添接板、ボルトを示す図、(B)立体遮蔽体をスカーラップ部に取り付けた状況を示す斜視図、(C)すみ肉溶接に伴う溶接ビードを示す図で(B)のC−C断面図 立体遮蔽体によって養生を行う箇所(ノズルを配置する側と反対側のスカーラップ部)を示す斜視図で、(A)立体遮蔽体を取り付ける前の状況を示す斜視図、(B)立体遮蔽体をガムテープで取り付けた後の状況を示す斜視図 立体遮蔽体の取り付け方法を示す斜視図で、(A)マグネットテープで取り付ける場合(B)両面糊付きテープで取り付ける場合 立体遮蔽体の中央部に設けられた開き空間を形成する面の上部を補強した状況を示す斜視図
符号の説明
10、30、32、34、36…立体遮蔽体
10A、30A、32A、34A、36A…開き空間
12、16…シート
14、18…板やシート
36B…孔
48…ガムテープ
50…マグネットテープ
52…両面糊付きテープ
54…養生テープやガムテープ
100…Uリブ鋼床版
102…鋼床版(デッキプレート)
104…主桁(縦桁)
106…横桁
108…Uリブ
108A…ハンドホール
110…横リブ
112…現場溶接塗装部
114…現場ボルト接合部
116…裏当て材
118…裏当て材カバー
120…溶接ビード
130…バキュームブラスト
132…ブラスト供給部
134…バキューム部
136…刷毛口
138、139…桁又はリブ
140…スカーラップ部
142…オープンブラストノズル
150…添接板
152…ボルト
154…溶接ビード

Claims (13)

  1. 溶接連結された鋼構造体の溶接発錆部および熱影響部をブラスト処理する方法において、
    前記溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについてブラスト処理を可能とするように立体遮蔽体を配設することにより、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるようにしたことを特徴とする局所ブラスト処理方法。
  2. 前記立体遮蔽体が、ブラスト処理のための開き空間を有することを特徴とする請求項1に記載の局所ブラスト処理方法。
  3. 前記鋼構造体が鋼床版であって、前記ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域が、該鋼床版を下方から支持する桁又はリブのスカーラップ部近傍の領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の局所ブラスト処理方法。
  4. バキュームブラストノズルを用いてブラスト処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の局所ブラスト処理方法。
  5. 前記立体遮蔽体には磁石が取り付けられており、該磁石で該立体遮蔽体を前記鋼構造体に固定して前記配設を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の局所ブラスト処理方法。
  6. 前記立体遮蔽体には両面糊付きテープが付着させられており、該両面糊付きテープで該立体遮蔽体を前記鋼構造体に固定して前記配設を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の局所ブラスト処理方法。
  7. 溶接連結された鋼構造体の溶接発錆部および熱影響部をブラスト処理するブラスト装置において、
    前記溶接発錆部および熱影響部を含む、ブラスト処理をする必要があるかブラスト処理が許容される領域のみについてブラスト処理を可能とするように立体遮蔽体を配設することにより、該領域内の前記溶接発錆部および熱影響部を含む面に対して斜めにブラスト材を吹き付けてブラスト処理を行っても、ブラスト材や粉塵の飛散を抑制できるようにしたことを特徴とする局所ブラスト処理装置。
  8. 前記立体遮蔽体が、ブラスト処理のための開き空間を有することを特徴とする請求項7に記載の局所ブラスト処理装置。
  9. 前記開き空間が、前記立体遮蔽体の上面から底面まで貫通していることを特徴とする請求項7又は8に記載の局所ブラスト処理装置。
  10. 前記開き空間の底部が閉じられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の局所ブラスト処理装置。
  11. 前記立体遮蔽体が、前記開き空間の底部から前記立体遮蔽体の底面までを貫通する孔を有することを特徴とする請求項10に記載の局所ブラスト処理装置。
  12. 前記立体遮蔽体が、スポンジ体からなることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の局所ブラスト処理装置。
  13. 前記開き空間を形成する面のうち、ブラスト処理の際にブラスト材の当たる箇所が補強されていることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の局所ブラスト処理装置。
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