JP2008289725A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内視鏡装置11は、挿入部13に設けられた光学系を介して得られた、被検体の画像の信号を処理する画像処理部18bと、携帯電話12からのアクセスを検出し、そのアクセスに応答して、画像処理部18bにおいて画像処理して得られた被検体の画像信号を、電話回線を介して携帯電話12へ送信する電話ユニット19を有する。
【選択図】図1
Description
工業分野の場合、内視鏡装置は、プラントの現場に持ち込まれ、検査すべき装置の近傍で使用される。検査者であるエンジニアは、内視鏡装置の、細長い挿入部を機器内に挿入し、検査対象部位の画像を観ながら検査をする。
現場において内視鏡装置のモニタを見ることが出来なければ、他者が内視鏡装置の撮像画像を見ることはできない。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる内視鏡画像送信システムの構成を示す模式的構成図である。
内視鏡画像送信システム1は、内視鏡装置11と、携帯電話12とから構成される。内視鏡装置11は、挿入部13と、装置本体14とからなる。挿入部13は、先端部に設けられた、CCD等の撮像素子を有する撮像部15と、被検体へ照明光を照射するためのライトガイド16を含む。装置本体14は、ライトガイド16へ照明光を供給するランプ17と、ランプ17への照明光の制御を行い、かつ被検体からの反射光を映像信号に変換する撮像部15からの映像信号を受信して被検体の画像を生成するために画像処理を行う制御部18と、アンテナ19aを有し、携帯電話12からのアクセス信号を受信しかつ携帯電話12へ、所定の通信により、ここでは電話回線を用いた通信により、画像信号を送信するための電話ユニット19を含む。よって、電話ユニット19は、内視鏡装置11内に設けられた携帯電話モジュールということができる。なお、被検体への照明は、挿入部13の先端部に設けたLED等によって行うようにしてもよい。
このように、エンジニアは、プラント等の現場において、内視鏡装置11を用いて被検体の検査等を行うことができる。
携帯電話12が内視鏡装置11にアクセス中のときに、携帯電話12は、操作部12bのボタン(以下、ボタンをキーという)毎に対応したキー対応信号であるトーン信号を、操作信号として、送信することができる。一方、電話ユニット19は、携帯電話12からトーン信号を受信し、各トーン信号に対応する所定のコマンド信号を制御部18へ供給する。具体的には、携帯電話12において、1〜9、0の数字キー、さらに*及び#の記号キーのいずれか1つが押されると、携帯電話12は、キー毎に対応したトーン信号を送信することができるので、電話ユニット19は、そのトーン信号に応じた予め決められたコマンド信号を制御部18へ送信する。
次に上記の構成に係る内視鏡画像送信システム1の動作について、図2を用いて説明する。図2は、内視鏡画像送信システム1の動作を説明するための図である。図2は、図面に向かって上から下へ時間が経過するように、信号の送受信を示している。
現場の内視鏡装置11を操作しているエンジニアは、内視鏡装置11に設けられたモニタすなわち表示装置(図示せず)に表示された検査部位の内視鏡画像を見ながら、検査部位を観察することができる。しかし、同じ表示装置を一緒に見ることができない他のエンジニアは、検査部位の画像を見ることはできない。
また、操作部12bの“*”と“#”のキーは、それぞれ、画像の輝度を下げ、及び上げる、コマンドに対応する。
そして、最初に画像信号が送信されてから操作信号を受信するまでの間(図2において期間T1)は、内視鏡装置11は、所定の時間間隔で、内視鏡画像を携帯電話12へ送信する。操作信号を受信すると、内視鏡装置11は、その操作信号に応じた操作を実行する。そして、その操作信号の受信後、次の操作信号を受信するまでの間(図2において期間T2)は、内視鏡装置11は、所定の時間間隔で、内視鏡画像を携帯電話12へ送信する。さらに、その操作信号の受信後、次の操作信号を受信するまでの間(図2において期間T3)は、内視鏡装置11は、所定の時間間隔で、内視鏡画像を携帯電話12へ送信する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図3は、第2の実施の形態に係る内視鏡画像送信システムの構成を示す模式的構成図である。図3において、第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。
本実施の形態に係る内視鏡画像送信システム1Aでは、内視鏡装置11Aが、通信制御部としてのネットワーク制御ユニット31を有し、ネットワーク制御ユニット31は通信ライン32aによりインターネット32等のネットワークに接続されている。なお、ネットワーク制御ユニット31は、インターネット32に直接的に接続可能となっているのではなく、セキュリティのためのいわゆるファイアウォール等を介して、インターネット32に接続可能となっている場合もある。インターネット32には、通信ライン32bにより内視鏡装置1Aのある現場の近く、あるいはその現場から遠くに設けられたパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)33も、接続されている。さらに、携帯電話12は、Iモード(登録商標)等により、TCP/IPプロトコルに従って、インターネット32に接続可能となっている。携帯電話12の基地局等の回線設備101は、通信ライン32cによりインターネット32に接続されている。なお、内視鏡装置11Aのネットワーク制御ユニット31と、インターネット32とは、全て有線で接続されていなくてもよく、途中、無線LAN等により接続されていてもよい。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図5は、第3の実施の形態に係る内視鏡画像送信システムの構成を示す模式的構成図である。図5において、第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略する。
本実施の形態に係る内視鏡画像送信システム1Bでは、内視鏡装置11Bが、通信制御部としてのUSBインターフェースユニット(以下、USBI/Fユニットという)41を有し、USBI/Fユニット41は、USBケーブル42により携帯電話12に接続されている。携帯電話12には、USBケーブル42を接続可能なコネクタ(図示せず)を有しているので、USBケーブル42によって、携帯電話12と内視鏡装置11Bを接続することができる。従って、内視鏡装置11Bは、所定の通信により、ここではUSBの高速シリアルバス通信により、画像信号を携帯電話12に送信することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
Claims (11)
- 挿入部に設けられた光学系を介して得られた、被検体の画像の信号を処理する画像処理部と、
携帯端末からのアクセスを検出し、該アクセスに応答して、前記画像処理部において画像処理して得られた前記被検体の画像信号を、所定の通信により前記携帯端末へ送信する通信制御部と、
を有することを特徴とする内視鏡装置。 - 前記挿入部の先端部の湾曲操作を行う制御部を有し、
前記通信制御部が前記画像信号を前記携帯端末へ送信しているときに、前記通信制御部が前記携帯端末から、前記先端部の湾曲操作あるいは前記画像処理部において生成される画像の変更操作のための操作信号を受信すると、該操作信号に基づいて、前記制御部による前記湾曲操作あるいは前記画像処理部による前記画像の変更操作が行われることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。 - 前記操作信号が前記湾曲操作のための操作信号である場合、前記通信制御部は、前記携帯端末から前記湾曲操作のための操作信号を受信すると、受信した前記湾曲操作のための操作信号に対応する、前記湾曲操作のための湾曲コマンドを生成して前記制御部へ出力し、前記制御部は、入力された前記湾曲コマンドに基づいて前記湾曲操作を行うことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
- 前記操作信号が前記画像の変更操作のための操作信号である場合、前記通信制御部は、前記携帯端末から前記画像の変更操作のための操作信号を受信すると、受信した前記画像の変更操作のための操作信号に対応する、前記画像の変更操作のための画像変更コマンドを生成して前記画像処理部へ出力し、前記画像処理部は、入力された前記画像変更コマンドに基づいて前記画像の変更操作を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の内視鏡装置。
- 前記画像処理部おいて処理された前記被検体の画像信号を記録するための記憶部を有し、
前記通信制御部が前記画像信号を前記携帯端末へ送信しているときに、前記通信制御部が前記携帯端末から前記記憶部への前記被検体の画像の記録操作のための操作信号を受信すると、該画像の記録操作のための操作信号に基づいて、前記制御部による前記記憶部への前記画像の記録操作が行われることを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の内視鏡装置。 - 前記操作信号が前記画像の記録操作のための操作信号である場合、前記通信制御部は、前記携帯端末から前記画像の記録操作のための操作信号を受信すると、受信した前記画像の記録操作のための操作信号に対応する、前記画像の記録操作のための画像記録コマンドを生成して前記制御部へ出力し、前記制御部は、入力された前記画像記録コマンドに基づいて前記画像の記録操作を行うことを特徴とする請求項5に記載の内視鏡装置。
- 前記携帯端末は、携帯電話であり、
前記通信制御部は、前記携帯電話からのアクセスを検出し、
前記操作信号は、前記携帯電話の操作部に設けられたキーに対応した所定のキー対応信号であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の内視鏡装置。 - 前記携帯端末は、携帯情報端末であり、
前記通信制御部は、前記携帯情報端末からのアクセスを検出し、
前記操作信号は、前記携帯情報端末の操作部に設けられたキーに対応した所定のキー対応信号であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の内視鏡装置。 - 前記アクセスは、電話回線を介するアクセスであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
- 前記アクセスは、インターネットを介するアクセスであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
- 前記アクセスは、シリアルバスを介するアクセスであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の内視鏡装置。
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