JP2008289293A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシレスモータのセンサレス駆動を行いながら着磁誤差を補正し、低コストで高精度な駆動が可能となるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータを始動して所定回転数に到達すると、コントローラ2は定速度指令を速度制御部8へ発令し速度制御部8は定速度制御を行ったまま、コントローラ2からの測定指令をまって駆動部1の特定励磁相から始まる1電気角内のゼロクロス周期を測定した速度情報とコントローラ2からの定速度指令に応じた一定周期の速度基準信号から補正速度基準信号を生成して記憶し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部1に対して速度制御出力を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDCブラシレスモータをセンサレス駆動しながら着磁誤差を補正するモータ駆動装置に関する。
3相DCブラシレスモータの励磁切り替え方法について説明する。3相DCブラシレスモータを120°矩形波駆動する駆動回路を例に説明する。以下では、永久磁石ロータはサイン波着磁され着磁ピッチ誤差はないものとし、角度は電気角を指すものとする。まず一般的な励磁切り替え方法について説明する。任意の2相に一定電流を流した場合のトルク波形のうち+側の波形を図4に示す。コイルが3個ある場合は6種類の励磁パターンがあり得る。区間60°から120°ではU−V相励磁が最大トルクを発生しておりロータはCW(時計回り)方向へ回転する。区間120°から180°ではU−W相励磁が最大トルクを発生させる。区間180°から240°ではV−W相励磁が最大トルクを発生させる。区間240°から300°ではV−U相励磁が最大トルクを発生させる。区間300°から360°ではW−U相励磁が最大トルクを発生させる。区間0°から60°ではW−V相励磁が最大トルクを発生させる。ロータ位置に応じて60°ごとに適切な励磁相を選択し切り替えてやればロータは最大トルクでCW方向へ回転する。
次に、着磁ピッチ誤差がある場合について説明する。図5において、U−W相励磁及びW−U相励磁が20°ずれたトルク波形の+側の波形を例示する。この場合、励磁周期はU−V相からW−V相に向かって順に70°、60°、50°、70°、60°、50°となる。着磁ピッチ誤差があっても電気角周期での誤差は発生せずどこをとっても360°一定である。
DCブラシレスモータの永久磁石ロータの着磁ピッチは、モータごとに固有の誤差があり、誤差を反映した速度基準信号で速度制御しなければならない。しかし従来は一定周期の速度基準信号で比較していたため着磁誤差を速度誤差とする誤った速度制御をしている。その結果、高精度な速度制御をすると着磁誤差によりかえって速度誤差を増大させてしまうという問題がある。この速度誤差を補正するため、逆起電力で転流するブラシレスモータの回転速度の変動を補償する学習モードを設けて補償する方法が提案されている。
特開平9−168294号公報
ここで実際のロータの着磁寸法と着磁誤差に触れておく。小型モータではロータ直径10mm程度である。直径D=10mmとすると、円周L=約31.4mmである。12極のモータであるとすると、1回転中の励磁切り替えは(12極/2)×6=36である。従って励磁ピッチP=31.4mm/36=約0.87mmとなる。着磁誤差が0.1mmあったとすると、着磁ピッチ誤差は0.1/0.87=11%となる。実際には磁束密度・通磁率・機械的寸法・磁歪効果・偏芯などの総合されたものが誤差となって反映する。一般的に量産品においては着磁ピッチ誤差が10%〜20%に及ぶ。おおむね図5に示す状態と思えばよい。上記モータを仮に15000rpmで回転させるとすると、毎秒250回転となる。従って励磁周期=250×36=9KHz、区間時間=111μsとなる。また、時間軸に関しては、駆動回路でも誤差が発生する。例えばPWM駆動でクロック20KHzとすると50μsのスイッチング誤差が発生し、上記回転例では45%にも相当し高精度は望めない。サーボ系の遅れや出力段の遅れも数μsありそれだけで数%に相当する。
以上のように複数の誤差要因のある状況下で、高精度を目指してモータ駆動回路で速度制御しても振動が激しく使いものにならない場合が多い。またゲインを落とせば速度誤差が大きくなり精度が上がらない。また、センサをエンコーダなどの高精度なものにすることも考えられるが、誤差要因は着磁にあり上記速度誤差の改善はできない。従来は一定周期の速度基準信号と比較していたため着磁誤差を速度誤差として誤った速度制御をしていた。
現状の解決方法としては電気角周期の繰り返し精度の良さに着目して、センサレス駆動とし電気角単位での速度制御をすれば好結果が得られる。しかし1電気角単位とすると回転あたり4〜6パルスでパルス数が少なく、低速回転や低イナーシャ運転では速度誤差が増大する。また電気角以下の微小領域での速度誤差には対応できないので精度向上には限界がある。また、特許文献1では、センサを備え速度誤差を学習することでこの問題を解決しようとしているが、センサが必要であるためコストやスペースを要し、センサ誤差も発生するため高精度化するには限界がある。
ロータの着磁ピッチ誤差を補正するためには磁束を検出する必要があり、センサレス駆動が好適である。センサレス駆動において得られる速度情報は時系列のゼロクロス信号で、速度制御ループにはこれで十分である。しかし着磁誤差はロータ位置に依存するため、補正には別途にロータ位置情報が必要である。駆動回路はロータ位置に応じて励磁するように作られているのでロータ位置情報は励磁相に置き換え可能である。さらに着磁誤差は電気角周期で繰り返すことから、1電気角分の情報があれば、他の位置も同様としてよい。したがって、特定励磁相から1電気角分のゼロクロス周期を測定すれば、全周期の着磁誤差を測定したものとみなせる。また、着磁誤差を測定する際、速度制御を行なうと正しい着磁誤差を測定できない。そこで、本件出願人は、速度制御の無い状態でロータを安定回転させるかあるいは励磁をオフにして惰性回転させその瞬間に着磁ピッチ誤差を測定することに注目して本願発明を想起するに至った。
本発明は以下の構成を備えている。
即ち、ブラシレスモータの駆動制御を行うモータ駆動装置であって、コントローラからの出力指令に応じてモータコイルから検出される逆起電圧のゼロクロス信号に基づいて励磁信号を生成して出力段をスイッチング制御してモータコイルを励磁する駆動部と、駆動部の速度情報を監視してコントローラからの指令信号に応じて駆動部に対して速度制御出力を行なう速度制御部を備え、モータを始動して所定回転数に到達すると、コントローラは定速度指令を速度制御部へ発令し速度制御部は定速度制御を行ったままコントローラからの測定指令をまって駆動部の特定励磁相から始まる1電気角内のゼロクロス周期を測定した速度情報とコントローラからの速度指令により発生する一定周期の速度基準信号から補正速度基準信号を生成して記憶し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対して速度制御出力を行なうことを特徴とする。
具体的には、駆動部は目標速度付近でモータを一定電圧若しくは一定電流で駆動するか若しくは励磁をオフしてロータを惰性回転させて速度制御部へ速度情報及び位置情報を出力することを特徴とする。
また、速度制御部は、コントローラから一旦測定指令が発令された後は、それ以降にコントローラから補正指令が発令されると、前回記憶した補正速度基準信号と駆動部から取り込んだ速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対して速度制御出力を行なうことを特徴とする。
より具体的には、速度制御部は、位置情報に同期してゼロクロス信号周期を測定して記憶する励磁周期測定手段と、位置情報から1電気角内での各ゼロクロス周期の占める割合を演算し比率情報として記憶する励磁周期演算手段と、コントローラからの補正指令がなければ速度指令にしたがった速度基準信号を、補正指令があれば位置情報に同期した比率情報に基づいて速度基準信号を伸張した補正速度基準信号を速度情報と比較して速度誤差信号を生成する速度誤差演算手段と、速度誤差信号を受けて速度誤差出力を駆動部へ出力する電力増幅部を備えたことを特徴とする。
上述したモータ駆動装置を用いれば、モータを始動して所定回転数に到達すると、コントローラは定速度指令を速度制御部へ発令し速度制御部は定速度制御を行ったままコントローラからの測定指令をまって駆動部の特定励磁相から始まる1電気角内のゼロクロス周期を測定した速度情報とコントローラからの定速度指令に応じた一定周期の速度基準信号から補正速度基準信号を生成して記憶し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対して速度制御出力を行なう。
よって、駆動部から取り込んだ着磁ピッチ誤差が反映されたロータの速度情報に応じて速度制御部の速度基準信号の周期を補正して速度誤差信号を生成するため、着磁ピッチ誤差に起因する速度誤差の発生を低減できる。そのため、モータに無駄な制御電流が流れることなく低振動で高精度回転できる。さらに従来の電気角周期の制御に比べ回転検出信号(例えばFGパルス)を増やすことができるのでより高精度回転が可能で、低速回転域も延びる。
また、駆動部は目標速度付近でモータを一定電圧若しくは一定電流で駆動するか若しくは励磁をオフしてロータを惰性回転させて速度制御部へ速度情報及び位置情報を出力する。これにより、速度制御部は着磁ピッチ誤差を反映して速度基準信号の周期を補正して補正速度基準信号を生成し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対する速度制御出力を行なう。したがって、モータごとに異なる着磁ピッチ誤差を補正し、高精度な回転速度制御を行なうことができる。
また、速度制御部は、コントローラから一旦測定指令が発令された後は、それ以降にコントローラから補正指令が発令されると、前回記憶した補正速度基準信号と駆動部から取り込んだ速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対して速度制御出力を行なう。よって、コントローラからの速度指令が変更された場合、ゼロクロス周期は変わるが、1電気角に占めるゼロクロス周期の比率は変わらない。したがって、あらためて測定動作を行なうことなく前回の比率情報を用いて補正速度基準信号を演算して速度制御が行なえる。
以下、本発明に係るモータ駆動装置の最良の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。本願発明は永久磁石ロータと固定子を備えたブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置に広く適用することができる。
以下では、3相DCブラシレスモータを駆動するモータ駆動装置について説明する。
図1にモータ駆動装置のブロック構成図の一例を示す。駆動部1は上位コントローラ2からの出力指令によりモータ出力をオンオフする。駆動部1には、ゼロクロスコンパレータ3、励磁制御手段4、プリドライバ5及びスイッチング素子Q1〜Q6、位置情報発生手段7を含む。
ゼロクロスコンパレータ3はモータコイル6から検出される逆起電圧のゼロクロス点を検出し速度情報として出力する。本実施例では、三相全波駆動であるため1電気角にゼロクロス点が6個発生する。励磁制御手段4はゼロクロスコンパレータ3からゼロクロス信号をうけて6個のスイッチング素子Q1〜Q6へのゲート出力のいずれか2個をシーケンスに従いオンする。モータ出力段に設けられるプリドライバ5及びスイッチング素子(トランジスタ)Q1〜Q6はゲート信号を受け3相モータコイル6のいずれか2相へ通電励磁する。なお、図1では、スイッチング素子に並列に接続されるフライホイールダイオードや抵抗などは省略してある。
1電気角あたり1パルスで60°のパルス幅である位置情報発生手段7は、モータコイル6への特定励磁相間の励磁パターンを検出して位置情報として出力する。この例ではU−V相励磁のとき出力する。速度情報はゼロクロスコンパレータ3の出力で6パルス/電気角であり、着磁ピッチ誤差が反映されている。
速度制御部8は、駆動部1の速度情報を監視してコントローラ2からの指令信号に応じて駆動部1に対して速度制御出力を行なう。速度制御部8は、コントローラ2からの速度指令に応じた速度制御を行なう他に、定速度指令により速度制御を固定してモータを定速度運転させる。また、速度制御部8はモータが定速度運転している際にコントローラ2からの測定指令を受けると駆動部1から速度情報を取り込んで補正速度基準信号を生成し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部1に対して速度制御出力を行なう。速度制御部8は、補正部9、速度誤差演算手段10、電力増幅手段14を備えている。
補正部9は、励磁周期測定手段11、励磁周期演算手段12、速度指令演算手段13を備えている。励磁周期測定手段11は、上位コントローラ2から測定指令が発令されると、位置情報(例えばU−V相励磁期間)がH(ハイ)になると、速度情報(ゼロクロスパルス)の周期を1電気角分(6個)測定する(図2参照)。位置情報に速度情報を同期させることでゼロクロス周期の位置が特定される。励磁周期演算手段12は、ゼロクロス周期の測定が完了すると、1電気角(360°)のなかで各ゼロクロス周期の占める比率を演算し比率情報として記憶する。或いは不揮発性メモリに記憶してもよい。
速度指令演算手段13は、2種類の速度基準信号を生成する。第1の速度基準信号は、上位コントローラ2からの速度指令に基づく一定周期の基準信号Aを生成する。第2の速度基準信号として基準信号Aに各ゼロクロス周期の占める比率を乗算した6個で1組の補正速度基準信号Bを生成する。速度指令演算手段13は、補正指令が発令されていないとき基準信号Aを出力する。また、補正指令が発令されると、位置情報に同期させて6個で1組の補正速度基準信号Bを出力する。
速度誤差演算手段10は上位コントローラ2から定速度指令が発令されると直前の速度誤差信号に基づく速度制御出力を行なうか若しくは速度制御出力を停止する。また、定速度指令が発令されていないと、速度情報(ゼロクロス信号)と速度基準信号(基準信号AまたはB)とを比較演算し速度誤差信号を生成する。
電力増幅手段14は速度誤差信号をうけて電圧増幅或いは電流増幅を行い、駆動部1へ出力する。電力増幅手段14として、リニヤアンプを構成すると駆動部1へノイズの少ない直流電圧(電流)が出力される。この直流出力ならば、駆動部1の励磁スイッチング周期に影響を与えず、高精度回転が可能となる。尚、電力増幅手段14としてPWMアンプを構成した場合にも、出力平滑部(平滑コンデンサ)を設ければリニヤアンプと同様の直流出力となり、モータコイルをチョッパー制御するダイレクトPWMに比べて高精度回転が可能となる。
モータ駆動装置の動作について説明する。図2において、モータを始動すると速度制御部8は当初上位コントローラ2からの速度指令どおりの一定周期の速度基準信号(基準信号A)に基づいて駆動部1へ速度制御出力を行う。モータが設定回転数に到達すると上位コントローラ2は定速度指令を速度制御部8へ発令する。速度制御部8は定速度回転制御を行ったままコントローラ2からの測定指令をまってゼロクロス周期を測定する。コントローラ2から測定指令が発令されるためには、モータが速度指令近傍で安定回転していることが必要である(図2参照)。コントローラ2は駆動部1から入力される速度情報からモータ回転速度を監視している(図1参照)。
上位コントローラ2から定速度指令が発令されると速度誤差演算手段10は速度制御の演算を中止し、直前の速度誤差信号を保持したまま出力する。このとき速度制御出力は一定のままとなり、モータは一定電圧あるいは一定電流で駆動される。この速度制御されない回転状態でわずかな安定時間を設ける。励磁周期測定手段11は、位置情報に同期して1電気角分のゼロクロス周期を測定し、記憶する。励磁周期演算手段12は、ゼロクロス周期の電気角に対する比率を求め比率情報として記憶する。速度指令演算手段13は、基準信号Aに比率情報を乗算しあらたに6個の補正速度基準信号Bを生成して記憶する。速度指令演算手段13は、コントローラ2から一旦測定指令が発令された後は、それ以降コントローラ2から補正指令が発令されると、前回記憶した補正速度基準信号Bを位置情報に同期して速度誤差演算手段10へ出力し続ける。補正後の速度情報はそれぞれゼロクロス周期が異なるが、1電気角分の時間は変わらない。したがってモータの回転数は変わらない。
速度誤差演算手段10は補正速度基準信号Bの演算が終了したら、速度誤差の演算を再開し速度誤差信号を出力する。電力増幅手段14は速度誤差信号をうけて電圧増幅或いは電流増幅を行い、駆動部1へ速度制御出力を行う。
以上の補正動作は3〜4電気角で完了し、おおむね1回転以下であり、ショックも発生しない。これにより、モータごとに異なる固有の着磁ピッチ誤差を近似的に測定し、該着磁ピッチ誤差を速度基準信号に反映させることで、励磁開始時点でその周期を予測できる。即ち、固有誤差を測定し予測制御することで着磁ピッチ誤差を補正できる。
例えば、図3において、速度基準信号が周期測定によりU−V相励磁周期が130μs、U−W相励磁が111μs、…という測定結果が得られた場合、U−V相励磁が完了し次にU−W相励磁に切り替えたときその周期は111μsであろうと推定できる。速度制御時に、U−W相励磁がかりに111μs以下なら速度が速いと判断でき、111μs以上なら遅いと判断できる。従来は一定の基準周期たとえば111usで判断するため、U−V相励磁周期が130μsは誤差がないにもかかわらず、19μsだけ速度が遅いと誤った判断をする。そこで、次のU−V相励磁のとき速度制御出力は増加し、U−W相励磁区間は速度が速くなりすぎる。このように駆動回路が速度むらを発生させる。本実施例は、着磁ピッチ誤差を速度誤差として正しく判断するため、速度むらは発生しない。
モータ駆動装置のブロック構成図である。 コントローラからの指令信号に対する速度情報及び位置情報を取り込むタイミングを示すタイミングチャートである。 U−V−W相を各々励磁した場合の+側のトルクカーブを示すグラフ図及び速度基準信号のタイミングチャートである。 着磁ピッチ誤差がない場合のU−V−W相を各々励磁した場合の+側のトルクカーブを示すグラフ図である。 着磁ピッチ誤差がある場合のU−V−W相を各々励磁した場合の+側のトルクカーブを示すグラフ図である。
符号の説明
1 駆動部
2 上位コントローラ
3 ゼロクロスコンパレータ
4 励磁制御手段
5 プリドライバ
6 モータコイル
7 位置情報発生手段
8 速度制御部
9 補正部
10 速度誤差演算手段
11 励磁周期測定手段
12 励磁周期演算手段
13 速度指令演算手段
14 電力増幅手段

Claims (4)

  1. ブラシレスモータの駆動制御を行うモータ駆動装置であって、
    コントローラからの出力指令に応じてモータコイルから検出される逆起電圧のゼロクロス信号に基づいて励磁信号を生成して出力段をスイッチング制御してモータコイルを励磁する駆動部と、
    駆動部の速度情報を監視してコントローラからの指令信号に応じて駆動部に対して速度制御出力を行なう速度制御部を備え、
    モータを始動して所定回転数に到達すると、コントローラは定速度指令を速度制御部へ発令し速度制御部は定速度制御を行ったまま、コントローラからの測定指令をまって駆動部の特定励磁相から始まる1電気角内のゼロクロス周期を測定した速度情報とコントローラからの速度指令により発生する一定周期の基準信号から補正速度基準信号を生成して記憶し、当該補正速度基準信号と速度情報から速度誤差信号を生成して駆動部に対して速度制御出力を行なうモータ駆動装置。
  2. 駆動部は目標速度付近でモータを一定電圧若しくは一定電流で駆動するか若しくは励磁をオフしてロータを惰性回転させて速度制御部へ速度情報及び位置情報を出力する請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 速度制御部は、コントローラから一旦測定指令が発令された後は、それ以降にコントローラから補正指令が発令されると、前回記憶した補正速度基準信号と駆動部から取り込んだ速度情報から速度誤差信号を生成して速度制御部に対する速度制御出力を行なう請求項1記載のモータ駆動装置。
  4. 速度制御部は、
    位置情報に同期してゼロクロス信号周期を測定して記憶する励磁周期測定手段と、
    位置情報から1電気角内での各ゼロクロス周期の占める割合を演算し比率情報として記憶する励磁周期演算手段と、
    コントローラからの補正指令がなければ速度指令にしたがった速度基準信号を、補正指令があれば位置情報に同期して比率情報に基づいて速度基準信号を伸張した補正速度基準信号を速度情報と比較して速度誤差信号を生成する速度誤差演算手段と、
    速度誤差信号を受けて速度誤差出力を駆動部へ出力する電力増幅部を備えた請求項1記載のモータ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02246787A (ja) * 1989-03-17 1990-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 速度制御装置
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